説明

ガスタービンエンジンを組み立てるための方法及び装置

【課題】複数の段(170、172、174)及び各それぞれの段に結合された複数のブレード(58、64)を有するガスタービンエンジン(12)圧縮機(50)を組み立てる方法を提供する。
【解決手段】本方法は、圧縮機ブレードの少なくとも一部分上にシリコーンオキシム密封材(150)を被着させる段階と、シリコーンオキシム密封材が圧縮機ブレードと圧縮機ディスクとの間に位置するように圧縮機ブレードを圧縮機ディスク(56)に結合する段階とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、総括的にはガスタービンエンジンに関し、より具体的には、ガスタービンエンジン構成部品を組み立てるための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
構成部品を精度良く製造することは、構成部品の組立時間を決定する上での重要な要因であると言える。特に、構成部品がガスタービンエンジンブレードである場合には、ブレードを精度良く製造することは、ガスタービンエンジンの全製造コスト並びにその後のブレードの改良、補修及び検査に影響を及ぼす最も重要な要因の1つとなる可能性がある。例えば、少なくとも一部の公知のガスタービンエンジンは、空気を加圧するための圧縮機を含み、加圧空気は、燃料と混合されかつ燃焼器に導かれ、燃焼器において、混合気は燃焼室内で点火されて高温の燃焼ガスを発生するようになる。少なくとも一部の公知の圧縮機は、円周方向に間隔を置いて配置された少なくとも1つの列のロータブレードを備えたロータ組立体を含む。各ロータブレードは、前縁及び後縁において互いに結合された正圧側面及び負圧側面を備えた翼形部を含む。各翼形部は、ロータブレードプラットフォームから半径方向外向きに延びる。また各ロータブレードは、プラットフォームに結合されたシャンクから半径方向内向きに延びるダブテールを含む。ダブテールは、ロータ組立体内でロータブレードをロータディスク又はスプールに取り付けるために使用される。
【0003】
運転中、圧縮機ブレード正圧側面と圧縮機ブレード負圧側面との間には圧力差が発生し、この圧力差により、ロータの上流及び下流部分間に望ましくない漏洩流が生じることになる。1つのそのような可能性のある漏洩通路は、各ロータブレードとロータディスクとの間の相互結合部に形成される可能性があり、そこでは、ブレード根元部材すなわち通常はダブテール設計部分とその中にロータブレードが支持されるロータディスク溝との間にギャップが形成されることになる。
【0004】
従って、少なくとも公知のガスタービンエンジンは、ブレード根元とロータディスクとの間をシールするのを可能にするシリコーンアセトキシ密封材を含む。しかしながら、エンジン性能要件が増大し、その結果運転温度が高くなるにつれて、公知の密封材は、長期間にわたってその高い運転温度に耐えることができない。その結果、密封材が劣化してブレードとディスクとの間で漏洩が生じることになる。
【特許文献1】米国特許第4,580,946号公報
【特許文献2】米国特許第5,464,326号公報
【特許文献3】米国特許第5,599,170号公報
【特許文献4】米国特許第6,514,045B1号公報
【非特許文献1】ERIC BOUCHARD et al.; Methods and Apparatus for Machining Components; Serial No. 10/740,070; AT Dkt. No. 131823; Filed Dec. 18, 2003;20 pgs.
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題を解決することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様では、複数の段及び各それぞれの段に結合された複数のブレードを有するガスタービンエンジン圧縮機を組み立てる方法を提供する。本方法は、圧縮機ブレードの少なくとも一部分上にシリコーンオキシム密封材を被着させる段階と、シリコーンオキシム密封材が圧縮機ブレードと圧縮機ディスクとの間に位置するように圧縮機ブレードを圧縮機ディスクに結合する段階とを含む。
【0007】
別の態様では、ガスタービンエンジンロータ組立体を提供する。本ガスタービンエンジンロータ組立体は、ロータディスクと、ロータディスクに結合された複数の円周方向に間隔を置いて配置されたロータブレードと、それがロータブレードとディスクとの間に位置するように該ロータブレードの少なくとも一部分上に被着されたシリコーンオキシム密封材とを含む。
【0008】
さらに別の態様では、ガスタービンエンジンを提供する。本ガスタービンエンジンは、ロータディスクと、ロータディスクに結合された複数の円周方向に間隔を置いて配置されたロータブレードと、それがロータブレードとディスクとの間に位置するように該ロータブレードの少なくとも一部分上に被着されたシリコーンオキシム密封材とを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本明細書で使用する場合、「製造」及び「製造すること」という用語は、あらゆる製造プロセスを含むことができる。例えば、製造プロセスは、研削、仕上げ、研磨、切断、機械加工、検査及び/又は鋳造を含むことができる。上記の実施例は、単に例示を意図するものであり、従って決して「製造」及び「製造すること」という用語の定義及び/又は意味を限定することを意図するものではない。また、本明細書で使用する場合、「構成部品」という用語は、製造プロセスを適用するあらゆる対象物を含むことができる。さらに、本明細書では本発明をガスタービンエンジン、より具体的にはガスタービンエンジン用の圧縮機ブレードでの使用に関連して説明するが、本発明はあらゆる構成部品及び/又はあらゆる製造プロセスに適用可能とすることができることを理解されたい。従って、本発明の実施は、ガスタービンエンジンの圧縮機ブレード又は他の構成部品の製造に限定されるものではない。
【0010】
図1は、長手方向軸線11を有するガスタービンエンジン10の概略図であり、ガスタービンエンジン10は、コアガスタービンエンジン12と該コアエンジン12の上流側に配置されたファンセクション14とを含む。コアエンジン12は、環状のコアエンジン入口18を形成したほぼ管状の外側ケーシング16を含む。ケーシング16は、流入空気の圧力を第1の圧力レベルまで高める低圧ブースタ20を囲む。1つの実施形態では、エンジン10は、オハイオ州シンシナティ所在のゼネラル・エレクトリック・エアクラフトエンジンから入手可能なCFM56型である。
【0011】
高圧多段式軸流圧縮機22は、ブースタ20から加圧空気を受け、空気の圧力を第2のより高い圧力レベルまで高める。高圧空気は、燃焼器24に流れて、燃料と混合される。燃料・空気混合気は、点火されてその加圧空気の温度及びエネルギーレベルが上昇する。高エネルギー燃焼生成物は、第1のタービン26に流れて第1の駆動シャフト28を介して圧縮機22を駆動し、次に第2のタービン30に流れて第1の駆動シャフト28と同軸の第2の駆動シャフト32を介してブースタ20を駆動する。タービン26及び30の各々を駆動した後に、燃焼生成物は、排気ノズル34を通してコアエンジン12を出て推進ジェット推力をもたらす。
【0012】
ファンセクション14は、第2のタービン30によって駆動される回転可能な軸流ファンロータ36を含む。環状ファンケーシング38は、ファンロータ36を囲み、複数のほぼ半径方向に延びかつ円周方向に間隔を置いて配置された支持ストラット44によりコアエンジン12によって支持される。ファンロータ36は、複数の半径方向に延びかつ円周方向に間隔を置いて配置されたファンブレード42を支持する。ファンケーシング38は、コアエンジン12の外側部分を覆ってファンロータ36から後向きに延びて第2のすなわちバイパス空気流管路を形成する。ファンケーシング38の下流側に位置しかつ該ファンケーシング38に結合されたケーシング要素39は、複数のファンストリーム出口ガイドベーン40を支持する。ファンセクション14を通過した空気は、ファンブレード42によって下流方向に推進されて、コアエンジンによって得られた推力を補足する付加的推進推力をもたらす。
【0013】
図2は、コアガスタービン12(図1に示す)で使用することができる圧縮機50の一部分の断面図である。この例示的な実施形態では、圧縮機50は、9つの段45を含み、各段46は、半径方向に延びかつ円周方向に間隔を置いて配置されたステータベーン47の列と複数の周縁に沿って支持されかつ半径方向に延びかつ円周方向に間隔を置いて配置されたロータブレード48とを含む。圧縮機50の第1段から第3段の入口ガイドベーン51及びステータベーン52は、それらが圧縮機の回転軸線に対して半径方向に延びる軸線の周りでピボット動可能であるという点で可変式である。第4段から第8段のステータベーン54及び出口ガイドベーン55は、所定の位置において固定式である。加えて、第1段から第3段では、それぞれのロータディスク56は、一連の周縁に沿って間隔を置いて配置されかつ軸方向に延びるダブテールスロット49を含み、このダブテールスロット49内にロータブレード58が挿入されまたこのダブテールスロット49からロータブレード58が軸方向に取り外される。これに対して、第4段から第9段のロータディスク60は各々、その中にロータブレード64がロータディスク60に対してほぼ接線方向に挿入される単一の円周方向に延びるダブテールスロット62を有する。
【0014】
圧縮機50は、比較的大きい流路面積を有する流路67を形成した入口66と、加圧空気が通過する比較的より小さい面積の流路69を形成した出口68とを含む。流路の外側境界は、外側環状ケーシング70によって形成され、また流路の内側境界は、ロータ56、60により支持されたそれぞれのブレード58、64のブレードプラットフォームによって形成されると共にそれぞれのステータセクション52、54の各々の内周縁部に支持された固定環状シールリング72によっても形成される。図示するように、それぞれのロータディスク56、60は、好適なディスク間継手装置(図示せず)によって互いにグループにまとめられ、また第3段ディスクは、タービンロータ(図示せず)に作動結合された駆動シャフト74と結合される。
【0015】
各ステータセクション52、54は、それぞれの環状シールリング72によって支持され、かつディスク56、60によって支持されたそれぞれのラビリンスシールと係合するようになった環状のアブレイダブルシールを含み、それぞれのステータ52、54の周りでの空気漏洩を最少にする。シールリング72はまた、外側ケーシング70及びそれぞれのステータベーン47の半径方向最内表面によって形成された流路に空気の流れを閉じ込める働きもする。
【0016】
図3は、ロータディスク56に結合された複数のロータブレード58の端面図である。ロータディスク56は、拡大外側リムで終るプレート状ディスク本体76を含む。外側リム78は、この例示的な実施形態ではほぼU字状であるロータブレード受け入れ用円周方向スロット84を含む。スロット84は、ダブテールの断面形状を有し、スロット底面86を含む。スロット84は、互いに軸方向に間隔を置いて配置されかつほぼ半径方向に延びる前方側壁88及び後方側壁90によって形成される。前方及び後方側壁88、90の各々は、スロット84のほぼダブテール型形状を形成するそれぞれの内向き凸面形突出部92、94を有する。
【0017】
ロータブレード64は、円周方向スロット84の形状にほぼ対応した形状を有する根元部材100を含む。図示した根元部材100は、ダブテールの形態であり、ロータスロット84内に形成した横方向陥凹部112、114内に受けられる拡大根元部分110を含む。根元部材100はまた、ロータスロット84の内向きに延びる凸面形突出部92、94を受ける各側面上の凹部116、118を含む。ブレードプラットフォーム120は、根元部材100上に支持され、根元部材100の長手方向軸線に対してほぼ交差方向に延びる。翼形部分122は、ブレードプラットフォーム120の上面119から長手方向にかつ根元部材100の上面と反対の方向に延びており、翼形部分122は、エンジン10を通って流れる燃焼ガスと接触するようになっている。
【0018】
図4は、図3に示すロータディスク56に結合された複数のロータブレード58の端面図である。この例示的な実施形態では、ガスタービンエンジン10はまた、少なくとも1つのロータブレード58とロータディスク56との間に形成された密封材150を含む。より具体的には、密封材150は、ロータブレード58の下面160上に被着されてブレードの下面160とダブテールスロット84との間に形成されたギャップ162をシールするのを可能にする。幾つかだけのロータブレード58を示しているが、この例示的な実施形態では、密封材150を利用して、それぞれのロータブレード58とディスク60との間の少なくとも1つのギャップ162をシールすることができることを理解されたい。これに代えて、密封材150を利用して、複数のロータブレード58とディスク60との間に形成された複数のギャップ162をシールすることができる。具体的には、密封材150を利用して、単一のディスク60上の単一のブレード58を或いは単一のディスク60上の複数のブレード58をシールすることができる。さらに、密封材150を利用して、複数のディスク60に結合された複数のブレード58をシールすることができる。この例示的な実施形態では、最初の3つの高圧圧縮機段170、172及び174(図2に示す)に対して密封材150を利用して、各ロータブレード58とロータディスク60との間に形成されたギャップ162をシールするのを可能にする。
【0019】
この例示的な実施形態では、密封材150は、ブレードの下面160上に被着される。密封材150を硬化させるのに十分な所定量の時間が経過した後に、ブレード58はディスク60に結合される。従って、密封材150は、空気流がギャップ162を通って流れることができないように該ギャップ162を実質的にシールする。
【0020】
この例示的な実施形態では、密封材150は、圧縮機ブレード58の少なくとも一部分上に被着された常温加硫シリコーンオキシム密封材である。本明細書で使用する場合のオキシムは、一般化学式R1R2CNOH(ここで、R1は有機側鎖であり、R2はアルドキシムを形成する水素か又はケトキシムを形成する他の有機基かの何れかである)を有する化合物群における1つと定義され、ヒドロキシルアミンをアルデヒド類又はケトン類に作用させることによって形成することができる。
【0021】
さらに、使用時には、密封材150は、チキソトロピックペーストとしてブレード58の少なくとも一部分上に被着される。本明細書で使用する場合のチキソトロピックは、攪拌又は振とうの何れかを受けた時に流体になり、次ぎにそのままにして置いた時に半固体状態に戻るゲル状物質と定義される。従って、密封材150は、半流体状態でブレード58の少なくとも一部分に施工される。密封材150は次に、ブレード58上で硬化又は固化させることができる。密封材150が実質的に硬化した後に、ブレード58はディスク60に結合される。この例示的な実施形態では、密封材150は、例えばLoctite(商標)5920のような常温オキシム硬化シリコン密封材である。従って、密封材150は、ギャップ162をシールしかつ少なくとも315.6℃(600°F)の温度までその弾性特性を維持することができる。
【0022】
本明細書で説明したのは、高圧圧縮機ロータディスクと圧縮機ロータブレードとの間の空気流を低減及び/又は排除するのを可能にする例示的な密封材である。より具体的には、密封材は、ガスタービンエンジン圧縮機組立体の最初の3つの段に結合された複数の圧縮機ブレードに施工される。本明細書で説明した密封材は、少なくとも315.6℃(600°F)までの温度に耐えるように構成された常温加硫シリコーンオキシム密封材である。
【0023】
より具体的には、本明細書で説明した密封材は、圧縮機ブレードと圧縮機ロータディスクとの間の空気流漏洩を防止することによってガスタービンエンジン性能を向上させるのを可能にする。例えば、そのような用途に使用する公知の材料は、およそ315.6℃(600°F)よりも高い運転温度に長期間にわたって耐えることができない。その結果、公知の密封材材料は時間及び温度と共に劣化しまた事実上消失し、従って構成部品の周りでの空気流シールが消滅した時に、漏洩が発生する。それに対して、本明細書で説明した密封材は、315.6℃(600°F)よりも高い温度に耐えるように構成されており、従って長期間にわたってエンジン性能を増大させる。
【0024】
本発明を様々な特定の実施形態に関して説明してきたが、本発明は、特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変更で実施することができることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】ガスタービンエンジンの概略図。
【図2】図1に示す圧縮機の断面図。
【図3】例示的なディスクに結合された例示的なガスタービンエンジンブレードの端面図。
【図4】例示的な密封材を含む、図3に示す例示的なディスクに結合された例示的なガスタービンエンジンブレードの端面図。
【符号の説明】
【0026】
10 ガスタービンエンジン
11 長手方向軸線
12 コアガスタービンエンジン
14 ファンセクション
16 管状外側ケーシング
18 コアエンジン入口
20 低圧ブースタ
22 圧縮機
24 燃焼器
26 第1のタービン
28 第1の駆動シャフト
30 第2のタービン
32 第2の駆動シャフト
34 排気ノズル
36 ファンロータ
38 ファンケーシング
39 ケーシング要素
40 ガイドベーン
42 ファンブレード
44 支持ストラット
45 9つの段
46 段
47 ステータベーン
48 ロータブレード
49 ダブテールスロット
50 圧縮機
51 ガイドベーン
52 ステータベーン
54 ステータベーン
55 出口ガイドベーン
56 ロータディスク
58 ロータブレード
60 ディスク
62 ダブテールスロット
64 ロータブレード
66 入口
67 流路
68 出口
69 流路
70 外側ケーシング
72 シールリング
74 駆動シャフト
76 ディスク本体
78 外側リム
84 ロータスロット
86 スロット底面
88 前方側壁
90 後方側壁
92 内向き凸面形突出部
94 凸面形突出部
100 根元部材
110 根元部分
112 横方向陥凹部
114 横方向陥凹部
116 凹部
118 凹部
119 上面
120 ブレードプラットフォーム
122 翼形部分
150 密封材
160 下面
162 シールギャップ
170 圧縮機段
172 圧縮機段
174 圧縮機段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータディスク(56)と、
前記ロータディスクに結合された円周方向に間隔を置いて配置された複数のロータブレード(58)と、
シリコーンオキシム密封材(150)が前記ロータブレードとディスクとの間に位置するように該ロータブレード又はロータディスクの少なくとも一部分上に被着されたシリコーンオキシム密封材(150)と、
を含むガスタービンエンジンロータ組立体(10)。
【請求項2】
前記ロータディスク(56)が圧縮機ロータディスクを含み、前記ロータブレード(58、64)が圧縮機ロータブレードを含む、請求項1記載のガスタービンエンジンロータ組立体(10)。
【請求項3】
前記シリコーンオキシム密封材(150)が常温加硫シリコーンオキシム密封材を含む、請求項1記載のガスタービンエンジンロータ組立体(10)。
【請求項4】
前記ロータディスク(56)が、第1段(170)圧縮機ロータディスク、第2段(172)圧縮機ロータディスク及び第3段(174)圧縮機ロータディスクの少なくとも1つを含む、請求項1記載のガスタービンエンジンロータ組立体(10)
【請求項5】
前記シリコーンオキシム密封材(150)が、315.6℃よりも高い温度で使用可能である、請求項1記載のガスタービンエンジンロータ組立体(10)。
【請求項6】
前記ロータブレード(58)がダブテールを含み、前記タービンロータディスク(60)がダブテールスロット(62)を含み、前記シリコーンオキシム密封材(150)が、前記ダブテールとダブテールスロットとの間に被着される、請求項1記載のガスタービンエンジンロータ組立体(10)。
【請求項7】
ロータディスク(56)と、
前記ロータディスクに結合された複数のロータブレード(58)と、
シリコーンオキシム密封材(150)が前記ロータブレードとディスクとの間に位置するように該ロータブレード又はロータディスクの少なくとも1つの、少なくとも一部分上に被着されたシリコーンオキシム密封材(150)と、
を含むガスタービンエンジン(12)。
【請求項8】
前記ロータディスク(56)が圧縮機ロータディスク(58)を含み、前記ロータブレードが圧縮機ロータブレードを含む、請求項7記載のガスタービンエンジン(12)。
【請求項9】
前記シリコーンオキシム密封材(150)が常温加硫シリコーンオキシム密封材を含む、請求項7記載のガスタービンエンジン(12)。
【請求項10】
前記ロータディスク(56)が、第1段(170)圧縮機ロータディスク、第2段(172)圧縮機ロータディスク及び第3段(174)圧縮機ロータディスクの少なくとも1つを含む、請求項7記載のガスタービンエンジン(12)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−56874(P2007−56874A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−225954(P2006−225954)
【出願日】平成18年8月23日(2006.8.23)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY
【Fターム(参考)】