説明

コレステロール降下剤およびH3受容体アンタゴニスト/逆アゴニストを使用する非アルコール性脂肪性肝疾患の処置

本発明は、少なくとも1つのコレステロール降下剤、例えばステロール吸収阻害剤、5−α−スタノール吸収阻害剤もしくはHMG−CoA還元酵素阻害剤および/または少なくとも1つのHアンタゴニスト/逆アゴニストを含む有効量の組成物を投与することによる、それを必要とする哺乳動物において、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の症状を治療、予防または改善するための方法を提供する。本発明の代替的な実施形態は、少なくとも1つのコレステロール降下剤、例えばステロール吸収阻害剤、5−α−スタノール吸収阻害剤もしくはHMG−CoA還元酵素阻害剤および/または少なくとも1つのH受容体アンタゴニスト/逆アゴニストを投与することによる、それを必要とする哺乳動物における、肝臓脂肪症の症状または発生の予防または改善を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の症状の治療、予防または改善を必要とする哺乳動物における非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の症状を治療、予防または改善するための方法であって、少なくとも1つのコレステロール降下剤および少なくとも1つのHアンタゴニスト/逆アゴニストの治療的組み合わせを含む有効量の組成物を投与する工程を含む、方法。
【請求項2】
前記コレステロール降下剤がステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(I):
【化1】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩または溶媒和物であり、
式(I)中:
ArおよびArは、独立して、アリールおよびR−置換アリールからなる群より選択され;
ArはアリールまたはR−置換アリールであり;
X、YおよびZは、独立して、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(第二低級アルキル)−からなる群より選択され;
RおよびRは、独立して、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORおよび−O(CO)NRからなる群より選択され;
およびRは、独立して、水素、低級アルキルおよびアリールからなる群より選択され;
qは0または1であり;rは0または1であり;m、nおよびpは、独立して、0、1、2、3または4から選択され;ただし、qおよびrの少なくとも一方が1であり、m、n、p、qおよびrの合計は1、2、3、4、5または6であり;pは0であり、rは1である場合、m、qおよびnの合計は1、2、3、4または5であり;
は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1−5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0−2、−O(CH1−10−COOR、−O(CH1−10CONR、−(低級アルキレン)COOR、−CH=CH−COOR、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1−5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0−2、−O(CH1−10−COOR、−O(CH1−10CONR、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基であり;
、RおよびRは、独立して、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール−置換低級アルキルからなる群より選択され;
は低級アルキル、アリールまたはアリール−置換低級アルキルである;
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(II):
【化2】

の化合物、または薬学的に許容され得るその化合物の塩もしくは溶媒和物である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(III):
【化3】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
上記式(III)中:
ArはR−置換アリールであり;
ArはR−置換アリールであり;
ArはR−置換アリールであり;
YおよびZは、独立して、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(第二低級アルキル)−からなる群より選択され;
Aは−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−から選択され;
は−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORおよび−O(CO)NRからなる群より選択され;Rは水素、低級アルキルおよびアリールからなる群より選択されるか、またはRおよびRはともに=Oであり;
qが1、2または3であり;
pは0、1、2、3または4であり;
は−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1−5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO−低級アルキル、−NRSO−アリール、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0−2アルキル、S(O)0−2−アリール、−O(CH1−10−COOR、−O(CH1−10CONR、o−ハロゲノ、m−ハロゲノ、o−低級アルキル、m−低級アルキル、−(低級アルキレン)−COOR、および−CH=CH−COORからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
およびRは、独立して、R、水素、p−低級アルキル、アリール、−NO、−CFおよびp−ハロゲノからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
、RおよびRは、独立して、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール−置換低級アルキルからなる群より選択され;Rは低級アルキル、アリールまたはアリール−置換低級アルキルである;
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(IV):
【化4】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(IV)中:
AはR−置換ヘテロシクロアルキル、R−置換ヘテロアリール、R−置換ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル、およびR−置換ベンゾ縮合ヘテロアリールからなる群より選択され;
ArはアリールまたはR−置換アリールであり;
ArはアリールまたはR−置換アリールであり;
Qは結合であるか、またはアゼチジノンの3位の環炭素とともにスピロ基
【化5】

を形成し;

−(CH−、式中、qは2〜6である、ただし、Qがスピロ環を形成する場合、qは0または1でもあってもよい;
−(CH−G−(CH−、式中、Gは−O−、−C(O)−、フェニレン、−NR−または−S(O)0−2−であり、eは0〜5であり、rは0〜5である、ただし、eとrの合計が1〜6である;
−(C−Cアルケニレン)−;および
−(CH−V−(CH−、式中、VはC−Cシクロアルキレンであり、fは1〜5であり、qは0〜5である、ただし、fおよびgの合計が1〜6である;
からなる群より選択され;

【化6】

から選択され;
およびRは、独立して、−CH−、−CH(C−Cアルキル)−、−C(ジ−(C−C)アルキル)、−CH=CH−および−C(C−Cアルキル)=CH−からなる群より選択されるか;またはRは隣接するRとともに、もしくはRは隣接するRとともに、−CH=CH−もしくは−CH=C(C−Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、独立して、0、1、2または3であり、ただし、ともに0でなく;Rが−CH=CH−または−C(C−Cアルキル)=CH−である場合、aは1であり;Rが−CH=CH−または−C(C−Cアルキル)=CH−である場合、bは1であり;aが2または3である場合、Rは同じでも異なってもよく;bが2または3である場合、Rは同じでも異なってもよく;
Qが結合である場合、Rはまた、
【化7】

から選択されてもよく、式中Mは−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり;
X、YおよびZは、独立して、−CH−、−CH(C−Cアルキル)−および−C(ジ−(C−C)アルキル)からなる群より選択され;
10およびR12は、独立して、−OR14、−O(CO)R14、−O(CO)OR16および−O(CO)NR1415からなる群より選択され;
11およびR13は、独立して、水素、(C−C)アルキルおよびアリールからなる群より選択されるか;またはR10およびR11がともに=Oであるか、もしくはR12およびR13がともに=Oであり;
dは1、2または3であり;
hは0、1、2、3または4であり;
sは0または1であり;tは0または1であり;m、nおよびpは、独立して、0〜4であり;ただし、sおよびtの少なくとも一方が1である場合、m、n、p、sおよびtの合計は1〜6であり;pが0であり、tが1である場合、m、sおよびnの合計は1〜5であり;pが0でありsが1である場合、m、tおよびnの合計は1〜5であり;
vは0または1であり;
jおよびkは、独立して、1〜5であり、ただし、j、kおよびvの合計が1〜5であり;
は、水素、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)アルキニル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルケニル、R17−置換アリール、R17−置換ベンジル、R17−置換ベンジルオキシ、R17−置換アリールオキシ、ハロゲノ、−NR1415、NR1415(C−Cアルキレン)−、NR1415C(O)(C−Cアルキレン)−、−NHC(O)R16、OH、C−Cアルコキシ、−OC(O)R16、−COR14、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ(C−C)アルキル、NO、−S(O)0−216、−SONR1415および−(C−Cアルキレン)COOR14からなる群より選択される、環炭素原子上の1〜3個の置換基であり;Rがヘテロシクロアルキル環上の置換基である場合、Rは定義されるとおりであるか、または=Oもしくは
【化8】

であり;Rが置換可能な環窒素上の置換基である場合、これは水素、(C−C)アルキル、アリール、(C−C)アルコキシ、アリールオキシ、(C−C)アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヒドロキシ、−(CH1−6CONR1818
【化9】

であり;式中Jは−O−、−NH−、−NR18−または−CH−であり;
およびRは、独立して、(C−C)アルキル、−OR14、−O(CO)R14、−O(CO)OR16、−O(CH1−5OR14、−O(CO)NR1415、−NR1415、−NR14(CO)R15、−NR14(CO)OR16、−NR14(CO)NR1519、−NR14SO16、−COOR14、−CONR1415、−COR14、−SONR1415、S(O)0−216、−O(CH1−10−COOR14、−O(CH1−10CONR1415、−(C−Cアルキレン)−COOR14、−CH=CH−COOR14、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基からなる群より選択され;
は水素、(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル、−C(O)R14または−COOR14であり;
およびR17は、独立して、水素、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1415、OHおよびハロゲノからなる群より独立して選択される1〜3個の基であり;
14およびR15は、独立して、水素、(C−C)アルキル、アリールおよびアリール−置換(C−C)アルキルからなる群より選択され;
16は(C−C)アルキル、アリールまたはR17−置換アリールであり;
18は水素または(C−C)アルキルであり;
19は水素、ヒドロキシまたは(C−C)アルコキシである;
請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(V):
【化10】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(V)中:
Arはアリール、R10−置換アリール、ヘテロアリールまたはR10−置換ヘテロアリールであり;
ArはアリールまたはR−置換アリールであり;
ArはアリールまたはR−置換アリールであり;
XおよびYは、独立して、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(第二低級アルキル)−からなる群より選択され;
Rは−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORもしくは−O(CO)NRであり;Rは水素、低級アルキルもしくはアリールであるか;またはRおよびRは、ともに=Oであり;
qは0または1であり;
rは0、1または2であり;
mおよびnは、独立して、0、1、2、3、4または5であり;
ただし、m、nおよびqの合計が1、2、3、4または5であり;
は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1−5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0−2、−O(CH1−10−COOR、−O(CH1−10CONR、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1−5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0−2、−O(CH1−10−COOR、−O(CH1−10CONR、−CF、−CN、−NO、ハロゲン、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基であり;
、RおよびRは、独立して、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール−置換低級アルキルからなる群より選択され;
は、低級アルキル、アリールまたはアリール−置換低級アルキルであり;
10は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1−5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0−2、−O(CH1−10−COOR、−O(CH1−10CONR、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基である;
請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式:
【化11】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(VI)中:

【化12】

であり;
およびRは、独立して、−CH−、−CH(低級アルキル)−、−C(第二低級アルキル)−、−CH=CH−および−C(低級アルキル)=CH−からなる群より選択されるか;またはRは隣接するRとともに、もしくはRは隣接するRとともに、−CH=CH−もしくは−CH=C(低級アルキル)−基を形成し;
uおよびvは、独立して、0、1、2または3であり、ただし、ともに0でなく;Rが−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−である場合、vは1であり;Rが−CH=CH−または−C(低級アルキル)=CH−である場合、uが1であり;vは2または3である場合、Rは同じでも異なってもよく;uが2または3である場合、Rは同じでも異なってもよく;
はB−(CHC(O)−、式中mは0、1、2、3、4または5である;B−(CH−、式中qは0、1、2、3、4、5または6である;B−(CH−Z−(CH−、式中、Zは−O−、−C(O)−、フェニレン、−N(R)−または−S(O)0−2−であり、eは0、1、2、3、4または5であり、rは0、1、2、3、4または5である、ただし、eとrの合計が0、1、2、3、4、5または6である;B−(C−Cアルケニレン)−;B−(C−Cアルカジエニレン)−;B−(CH−Z−(C−Cアルケニレン)−、式中Zは上記で定義されるとおりであり、式中、tは0、1、2または3である、ただし、tおよびアルケニレン鎖中の炭素原子の数の合計が2、3、4、5または6である;B−(CH−V−(CH−、式中、VはC−Cシクロアルキレンであり、fは1、2、3、4または5であり、gは0、1、2、3、4または5である、ただし、fおよびgの合計が1、2、3、4、5または6である;B−(CH−V−(C−Cアルケニレン)−またはB−(C−Cアルケニレン)−V−(CH−、式中、Vおよびtは上記で定義されるとおりである、ただし、tおよびアルケニレン鎖中の炭素原子の数の合計が2、3、4、5または6である;B−(CH)a−Z−(CH)b−(CH)d−、式中ZおよびVは上記で定義されるとおりであり、a、bおよびdは、独立して、0、1、2、3、4、5または6である、ただし、a、bおよびdの合計が0、1、2、3、4、5または6である;もしくはT−(CH)s−、式中Tは3〜6個の炭素原子のシクロアルキルであり、sは0、1、2、3、4、5または6である;から選択されるか、または
およびRは、ともに
【化13】

基を形成し;
Bはインダニル、インデニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、ヘテロアリールまたはW−置換ヘテロアリールから選択され、ヘテロアリールはピロリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、チエニル、オキサゾリルおよびフラニル;ならびに、窒素含有ヘテロアリールについては、そのN−オキシド、または
【化14】

からなる群より選択され;
Wは、環炭素原子上の置換について、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルコキシカルボニルアルコキシ、(低級アルコキシイミノ)−低級アルキル、低級アルカンジオイル、低級アルキル低級アルカンジオイル、アリルオキシ、−CF、−OCF、ベンジル、R−ベンジル、ベンジルオキシ、R−ベンジルオキシ、フェノキシ、R−フェノキシ、ジオキソラニル、NO、−N(R)(R)、N(R)(R)−低級アルキレン−、N(R)(R)−低級アルキレニルオキシ、OH、ハロゲノ、−CN、−N、−NHC(O)OR10、−NHC(O)R10、R11SNH−、(R11S)N−、−S(O)NH、−S(O)0−2、tert−ブチルジメチル−シリルオキシメチル、−C(O)R12、−COOR19、−CON(R)(R)、−CH=CHC(O)R12、−低級アルキレン−C(O)R12、R10C(O)(低級アルキレニルオキシ)−、N(R)(R)C(O)(低級アルキレニルオキシ)−および
【化15】

からなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
置換ヘテロアリール環窒素原子上の置換基は、存在する場合、低級アルキル、低級アルコキシ、−C(O)OR10、−C(O)R10、OH、N(R)(R)−低級アルキレン−、N(R)(R)−低級アルキレニルオキシ−、−S(O)NHおよび2−(トリメチルシリル)−エトキシメチルからなる群より選択され;
は、低級アルキル、低級アルコキシ、−COOH、NO、−N(R)(R)、OH、およびハロゲノからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
およびRは、独立して、Hまたは低級アルキルから選択され;
10は、低級アルキル、フェニル、R−フェニル、ベンジルまたはR−ベンジルから選択され;
11は、OH、低級アルキル、フェニル、ベンジル、R−フェニルまたはR−ベンジルから選択され;
12は、H、OH、アルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、
【化16】

−N(R)(R)、低級アルキル、フェニルまたはR−フェニルから選択され;
13は、−O−、−CH−、−NH−、−N(低級アルキル)−または−NC(O)R19から選択され;
15、R16およびR17は、独立して、H、およびWについて定義された群からなる群より選択されるか;またはR15は水素であり、R16およびR17は、それらが結合している隣接する炭素原子とともにジオキソラニル環を形成し;
19は、H、低級アルキル、フェニルまたはフェニル低級アルキルであり;
20およびR21は、独立して、フェニル、W−置換フェニル、ナフチル、W−置換ナフチル、インダニル、インデニル、テトラヒドロナフチル、ベンゾジオキソリル、ヘテロアリール、W−置換ヘテロアリール、ベンゾ縮合ヘテロアリール、W−置換ベンゾ縮合ヘテロアリールおよびシクロプロピルからなる群より選択され、ヘテロアリールは上記で定義されるとおりである;
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(VIIA)および(VIIB):
【化17】

および
【化18】

による式の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(VIIA)または(VIIB)中:
Aは−CH=CH−、−C≡C−または−(CH−であり、式中pは0、1または2であり;
Bは
【化19】

であり、
B’は
【化20】

であり、
Dは−(CHC(O)−または−(CH−であり、式中mは1、2、3または4であり、qは2、3または4であり;
EはC10−C20アルキルまたは−C(O)−(C−C19)−アルキルであり、式中アルキルは直鎖でも分枝でもよく、飽和されていても、1つ以上の二重結合を含んでもよく;
Rは水素、C−C15アルキル、直鎖もしくは分枝、飽和もしくは、1つ以上の二重結合を含んでもよいか、またはB−(CH−であって、式中rは0、1、2、または3であり;
、R、R、R1’、R2’、およびR3’は、独立して、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、NO、NH、OH、ハロゲノ、低級アルキルアミノ、第二低級アルキルアミノ、−NHC(O)OR、RSNH−および−S(O)NHからなる群より選択され;

【化21】

であり、式中nは0、1、2または3であり;
は低級アルキルであり;
はOH、低級アルキル、フェニル、ベンジルまたは置換フェニルであり、置換基は、低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、NO、NH、OH、ハロゲノ、低級アルキルアミノおよび第二低級アルキルアミノからなる群より選択される独立して選択される1〜3個の基である;
請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(VIII):
【化22】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
上記式(VIII)中、
26はHまたはOGであり;
GおよびGは、独立して、H、
【化23】

からなる群より選択され、ただし、R26がHまたはOHである場合、GはHではなく;
R、RおよびRは、独立して、H、−OH、ハロゲノ、−NH、アジド、(C−C)アルコキシ(C−C)−アルコキシまたは−W−R30からなる群より選択され;
Wは、独立して、−NH−C(O)−、−O−C(O)−、−O−C(O)−N(R31)−、−NH−C(O)−N(R31)−および−O−C(S)−N(R31)−からなる群より選択され;
およびRは、独立して、H、(C−C)アルキル、アリールおよびアリール(C−C)アルキルからなる群より選択され;
、R、R、R、R3aおよびR4aは、独立して、H、(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル、−C(O)(C−C)アルキルおよび−C(O)アリールからなる群より選択され;
30は、R32−置換T、R32−置換−T−(C−C)アルキル、R32−置換−(C−C)アルケニル、R32−置換−(C−C)アルキル、R32−置換−(C−C)シクロアルキルおよびR32−置換−(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキルからなる群より選択され;
31は、Hおよび(C−C)アルキルからなる群より選択され;
Tは、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群より選択され;
32は、独立して、ハロゲノ、(C−C)アルキル、−OH、フェノキシ、−CF、−NO、(C−C)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−N(CH、−C(O)−NH(C−C)アルキル、−C(O)−N((C−C)アルキル)、−C(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−(C−C)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基から選択されるか;またはR32は共有結合であり、それが結合している窒素であるR31およびR32が、ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチル−ピペラジニル、インドリルもしくはモルホリニル基、もしくは(C−C)アルコキシカルボニル−置換ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチルピペラジニル、インドリニルもしくはモルホリニル基を形成し;
ArはアリールまたはR10−置換アリールであり;
ArはアリールまたはR11−置換アリールであり;
Qは結合であるか、またはアゼチジノンの3位の環炭素とともに、スピロ基
【化24】

を形成し;
は、
−(CH−、式中、qは2〜6であり、ただし、Qがスピロ環を形成する場合、qは0または1でもある場合がある;
−(CH−E−(CH−、式中、EはO、−C(O)−、フェニレン、−NR22−または−S(O)0−2−であり、eは0〜5であり、rは0〜5である、ただし、eとrの合計が1〜6である;
−(C−C)アルケニレン−;および
−(CH−V−(CH−、式中、VはC−Cシクロアルキレンであり、fは1〜5であり、gは0〜5である、ただし、fおよびgの合計が1〜6である;
からなる群より選択され;
12は、
【化25】

であり;
13およびR14は、独立して、−CH−、−CH(C−Cアルキル)−、−C(ジ−(C−C)アルキル)、−CH=CH−および−C(C−Cアルキル)=CH−からなる群より選択されるか;またはR12は隣接するR13とともに、もしくはR12は隣接するR14とともに、−CH=CH−もしくは−CH=C(C−Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、独立して、0、1、2または3であり、ただし、ともに0でなく;
13が−CH=CH−または−C(C−Cアルキル)=CH−である場合、aは1であり;
14が−CH=CH−または−C(C−Cアルキル)=CH−である場合、bは1であり;
aが2または3である場合、R13’は同じでも異なってもよく;
bが2または3である場合、R14’は同じでも異なってもよいく;
Qが結合である場合、Rはまた、
【化26】

であってもよく;
Mは−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−であり;
X、YおよびZは、独立して、−CH−、−CH(C−C)アルキル−および−C(ジ−(C−C)アルキル)−からなる群より選択され;
10およびR11は、独立して、(C−C)アルキル、−OR19、−O(CO)R19、−O(CO)OR21、−O(CH1−5OR19、−O(CO)NR1920、−NR1920、−NR19(CO)R20、−NR19(CO)OR21、−NR19(CO)NR2025、−NR19SO21、−COOR19、−CONR1920、−COR19、−SONR1920、S(O)0−221、−O(CH1−10−COOR19、−O(CH1−10CONR1920、−(C−Cアルキレン)−COOR19、−CH=CH−COOR19、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基からなる群より選択され;
15およびR17は、独立して、−OR19、−C(O)R19、−C(CO)OR21および−O(CO)NR1920からなる群より選択され;
16およびR18は、独立して、H、(C−C)アルキルおよびアリールからなる群より選択されるか;またはR15およびR16はともに=Oであるか、もしくはR17およびR18はともに=Oであり;
dは1、2または3であり;
hは0、1、2、3または4であり;
sは0または1であり;tは0または1であり;m、nおよびpは、独立して、0〜4であり;
ただし、sおよびtの少なくとも一方が1であり、m、n、p、sおよびtの合計が1〜6であり;
ただし、pが0であり、tが1である場合、m、sおよびnの合計は1〜5であり;ただし、pが0であり、sが1である場合、m、tおよびnの合計は1〜5であり;
vは0または1であり;
jおよびkは、独立して、1〜5であり、ただし、j、kおよびvの合計が1〜5であり;
Qが結合であり、R
【化27】

である場合、Arはまた、ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルであってもよく;
19およびR20は、独立して、H、(C−C)アルキル、アリールおよびアリール−置換(C−C)アルキルからなる群より選択され;
21は、(C−C)アルキル、アリールまたはR24−置換アリールであり;
22は、H、(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル、−C(O)R19または−COOR19であり;
23およびR24は、独立して、H、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1920、−OHおよびハロゲノからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
25は、H、−OHまたは(C−C)アルコキシである;
請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(IX):
【化28】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(IX)中:
はH、G、G、G、−SOHおよび−POHからなる群より選択され;
Gは、H、
【化29】

からなる群より選択され、
式中、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、−OH、ハロ、−NH、アジド、(C−C)アルコキシ(C−C)アルコキシまたは−W−R30からなる群より選択され;
Wは、独立して、−NH−C(O)−、−O−C(O)−、−O−C(O)−N(R31)−、−NH−C(O)−N(R31)−および−O−C(S)−N(R31)−からなる群より選択され;
およびRは、それぞれ独立して、H、(C−C)アルキル、アセチル、アリールおよびアリール(C−C)アルキルからなる群より選択され;
、R、R、R、R3aおよびR4aは、それぞれ独立して、H、(C−C)アルキル、アセチル、アリール(C−C)アルキル、−C(O)(C−C)アルキルおよび−C(O)アリールからなる群より選択され;
30は、独立して、R32−置換T、R32−置換−T−(C−C)アルキル、R32−置換−(C−C)アルケニル、R32−置換−(C−C)アルキル、R32−置換−(C−C)シクロアルキルおよびR32−置換−(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキルからなる群より選択され;
31は、独立して、Hおよび(C−C)アルキルからなる群より選択され;
Tは、独立して、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ベンゾチアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびピリジルからなる群より選択され;
32は、独立して、H、ハロ、(C−C)アルキル、−OH、フェノキシ、−CF、−NO、(C−C)アルコキシ、メチレンジオキシ、オキソ、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−N(CH、−C(O)−NH(C−C)アルキル、−C(O)−N((C−C)アルキル)、−C(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−(C−C)アルコキシおよびピロリジニルカルボニルからなる群よりそれぞれ独立して選択される1〜3個の置換基から選択されるか;またはR32は共有結合であり、それが結合している窒素であるR31およびR32が、ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチル−ピペラジニル、インドリニルもしくはモルホリニル基、または(C−C)アルコキシカルボニル−置換ピロリジニル、ピペリジニル、N−メチルピペラジニル、インドリニルもしくはモルホリニル基を形成し;
は、構造:
【化30】

によって表され;式中R33は、独立して、非置換アルキル、R34−置換アルキル、(R35)(R36)アルキル−、
【化31】

からなる群より選択され;
34は1〜3個の置換基であり、各R34はHOOC−、HO−、HS−、(CH)S−、HN−、(NH)(NH)C(NH)−、(NH)C(O)−およびHOOCCH(NH)CHSS−からなる群より独立して選択され;
35は、独立して、HおよびNH−からなる群より選択され;
36は、独立して、H、非置換アルキル、R34−置換アルキル、非置換シクロアルキルおよびR34−置換シクロアルキルからなる群より選択され;
は、構造:
【化32】

によって表され、式中R37およびR38は、それぞれ独立して、(C−C)アルキルおよびアリールからなる群より選択され;
26は1〜5個の置換基であり、各R26は、独立して、
a)H;
b)−OH;
c)−OCH
d)フッ素;
e)塩素;
f)−O−G;
g)−O−G
h)−O−G
i)−SOH;および
j)−POH;
からなる群より選択され、ただし、RがHである場合、R26はHでも、−OHでも、−OCHでも、または−O−Gでもなく;
Arは、アリール、R10−置換アリール、ヘテロアリールまたはR10−置換ヘテロアリールであり;
Arは、アリール、R11−置換アリール、ヘテロアリールまたはR11−置換ヘテロアリールであり;
Lは、
f)共有結合;
g)−(CH−、式中qは1〜6である;
h)−(CH−E−(CH−、式中、Eは−O−、−C(O)−、フェニレン、−NR22−または−S(O)0−2−であり、eは0〜5であり、rは0〜5である、ただし、eとrの合計が1〜6である;
i)−(C−C)アルキレン−;
j)−(CH−V−(CH−、式中、VはC−Cシクロアルキレンであり、fは1〜5であり、gは0〜5である、ただし、fおよびgの合計が1〜6である;ならびに
f)
【化33】

式中Mは−O−、−S−、−S(O)−または−S(O)−である;
からなる群より選択され;
X、YおよびZは、それぞれ独立して、−CH−、−CH(C−C)アルキル−および−C(ジ−(C−C)アルキル)−からなる群より選択され;
は、Hおよびアルキルからなる群より選択され;
10およびR11は、それぞれ独立して、(C−C)アルキル、−OR19、−O(CO)R19、−O(CO)OR21、−O(CH1−5OR19、−O(CO)NR1920、−NR1920、−NR19(CO)R20、−NR19(CO)OR21、−NR19(CO)NR2025、−NR19SO21、−COOR19、−CONR1920、−COR19、−SONR1920、S(O)0−221、−O(CH1−10−COOR19、−O(CH1−10CONR1920、−(C−Cアルキレン)−COOR19、−CH=CH−COOR19、−CF、−CN、−NOおよびハロからなる群よりそれぞれ独立して選択される1〜3個の置換基からなる群より選択され;
15およびR17は、それぞれ独立して、−OR19、−OC(O)R19、−OC(O)OR21、−OC(O)NR1920からなる群より選択され;
16およびR18は、それぞれ独立して、H、(C−C)アルキルおよびアリールからなる群より選択されるか;または
15およびR16はともに=Oであるか、もしくはR17およびR18はともに=Oであり;
dは1、2または3であり;
hは0、1、2、3または4であり;
sは0または1であり;
tは0または1であり;
m、nおよびpは、それぞれ独立して、0〜4から選択され;
ただし、sおよびtの少なくとも一方が1であり、m、n、p、sおよびtの合計が1〜6であり;ただし、pが0または1であり、tが1である場合、m、nおよびpの合計が1〜5であり;ただし、pが0であり、sが1である場合、m、tおよびnの合計が1〜5であり;
vは0または1であり;
jおよびkは、それぞれ独立して、1〜5であり、ただし、j、kおよびvの合計が1〜5であり;
Qは結合、−(CH−であり、式中qは1〜6であるか、またはアゼチジノンの3位の環炭素とともに、スピロ基
【化34】

を形成し、
式中R12
【化35】

であり、
13およびR14は、それぞれ独立して、−CH−、−CH(C−Cアルキル)−、−C(ジ−(C−C)アルキル)−、−CH=CH−および−C(C−Cアルキル)=CH−からなる群より選択されるか;またはR12は隣接するR13とともに、もしくはR12は隣接するR14とともに、−CH=CH−もしくは−CH=C(C−Cアルキル)−基を形成し;
aおよびbは、それぞれ独立して、0、1、2または3であり、ただし、ともに0ではなく;R13が−CH=CH−または−C(C−Cアルキル)=CH−である場合、aは1であり;R14が−CH=CH−または−C(C−Cアルキル)=CH−である場合、bは1であり;aが2または3である場合、R13’は同じでも異なってもよく;bが2または3である場合、R14’は同じでも異なってもよく;
Qが結合である場合、Lは
【化36】

であり、このときArはまた、ピリジル、イソキサゾリル、フラニル、ピロリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、ピラジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルであってもよく;
19およびR20は、それぞれ独立して、H、(C−C)アルキル、アリールおよびアリール−置換(C−C)アルキルからなる群より選択され;
21は、(C−C)アルキル、アリールまたはR24−置換アリールであり;
22は、H、(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル、−C(O)R19または−COOR19であり;
23およびR24は、それぞれ独立して、H、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、−COOH、NO、−NR1920、−OHおよびハロからなる群よりそれぞれ独立して選択される1〜3個の置換基からなる群より選択され;
25は、H、−OHまたは(C−C)アルコキシである;
請求項2に記載の方法。
【請求項12】
前記H受容体アンタゴニスト/逆アゴニストがイミダゾール型のものである、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
前記H受容体アンタゴニスト/アゴニストが、式(XIII)
【化37】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(XIII)中:
(1)R
(a)アリール;
(b)ヘテロアリール;
(c)ヘテロシクロアルキル;
(d)アルキル;
(e)シクロアルキル;または
(f)アルキルアリール;
から選択され、式中前記R基は、場合により、
(1)ハロゲン;
(2)ヒドロキシル;
(3)低級アルコキシ;
(4)−CF
(5)CFO−:
(6)−NR
(7)フェニル;
(8)−NO
(9)−CO
(10)−CON(R、式中各Rは同じでも異なってもよい;
(11)−S(O)m’N(R20、式中各R20は同じでも異なってもよいHまたはアルキル基である;
(12)−CN;もしくは
(13)アルキル;
から独立して選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよく、または、
(2)RおよびX’は、一緒になって、
【化38】

から選択される基を形成し;
(3)X’は、=C(O)、=C(NOR)、=C(NNR)、
【化39】

から選択され;
(4)Mは炭素であり;
(5)MはCまたはNから選択され;
(6)MおよびMは、独立して、CまたはNから選択され;
(7)Y’は、−CH−、=C(O)、=(NOR20)(式中R20は上記で定義されるとおり)、または=C(S)から選択され;
(8)Z’はC−Cアルキル基であり;
(9)Rは5員または6員ヘテロアリール環であり、前記6員ヘテロアリール環は1または2個の窒素原子を含み、残りの環原子は炭素であり、前記5員ヘテロアリール環は窒素、酸素、または硫黄から選択される1または2個のヘテロ原子を含み、残りの環原子は炭素であり;前記5員または6員ヘテロアリール環は、場合により、ハロゲン、ヒドロキシル、低級アルキル、低級アルコキシ、−CF、CFO−、−NR、フェニル、−NO、−CO、−CON(R(式中各Rは同じでも異なってもよい)、−CHNR、−(N)C(NR、または−CNから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(10)R
(a)水素;
(b)C−Cアルキル;
(c)アリール;
(d)ヘテロアリール;
(e)ヘテロシクロアルキル:
(f)アリールアルキル;
(g)−(CHe’−C(O)N(R、式中各Rは同じでも異なってもよい;
(h)−(CHe’−C(O)OR
(i)−(CHe’−C(O)R30、式中R30は、ヘテロシクロアルキル基である;
(j)−CF;または
(k)−CHCF
から選択され、前記アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、および前記アリールアルキルのアリール部分は、場合により、ハロゲン、−OH、−OCF、−CF、−CN、−N(R45、−CO45、または−C(O)N(R45から選択される1〜3個の置換基で置換されており、式中R45は、独立して、H、アルキル、アルキルアリール、またはアリール部分が−CF、−OH、ハロゲン、アルキル、−NO、または−CNから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されているアルキルアリールから選択され;
(11)Rは、水素、C−Cアルキル、アリール、アルキルアリールから選択され、前記アリールおよびアルキルアリール基は、場合により、ハロゲン、−CF、−COF、−OH、−N(R45、−CO45、−C(O)N(R45または−CNから選択される1〜3個の置換基で置換されており;式中R45は上記で定義されるとおりであり;
(12)Rは、水素、C−Cアルキル、−C(O)R、−C(O)、または−C(O)N(Rから選択され、式中各Rは、独立して選択され、Rは上記で定義されるとおりであるか;
(13)またはRはおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員または6員ヘテロシクロアルキル環を形成し;
(14)Rは、アルキル、アリール、アルキルアリール、ハロゲン、ヒドロキシル、低級アルコキシ、−CF、CFO−、−NR、フェニル、−NO、−CO、−CON(R(式中Rは同じでも異なってもよい)、または−CNから選択され;
(15)R12は、アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、またはフルオロから選択され;
(16)R13は、アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、またはフルオロから選択され;
(17)a’(R12の添字)は0〜2であり;
(18)b’(R12の添字)は0〜2であり;
(19)c’(Rの添字)は0〜2であり;
(20)e’は0〜5であり;
(21)m’は1または2であり;
(22)n’は1、2または3であり;
(23)p’は1、2または3であり、ただし、MおよびMがともに窒素である場合、p’は2または3である(すなわち、MおよびMがともに窒素である場合、p’は1ではない)、;
請求項2に記載の方法。
【請求項14】
前記H受容体アンタゴニスト/アゴニストが:
【化40】

からなる群より選択される化合物である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(I):
【化41】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩または溶媒和物であり、
式(I)中:
ArおよびArは、独立して、アリールおよびR−置換アリールからなる群より選択され;
ArはアリールまたはR−置換アリールであり;
X、YおよびZは、独立して、−CH−、−CH(低級アルキル)−および−C(第二低級アルキル)−からなる群より選択され;
RおよびRは、独立して、−OR、−O(CO)R、−O(CO)ORおよび−O(CO)NRからなる群より選択され;
およびRは、独立して、水素、低級アルキルおよびアリールからなる群より選択され;
qは0または1であり;rは0または1であり;m、nおよびpは、独立して、0、1、2、3または4から選択され、ただし、qおよびrの少なくとも一方が1であり、m、n、p、qおよびrの合計は1、2、3、4、5または6であり;pが0であり、rが1である場合、m、qおよびnの合計は1、2、3、4または5であり;
は、低級アルキル、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1−5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0−2、−O(CH1−10−COOR、−O(CH1−10CONR、−(低級アルキレン)COOR、−CH=CH−COOR、−CF、−CN、−NOおよびハロゲンからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基であり;
は、−OR、−O(CO)R、−O(CO)OR、−O(CH1−5OR、−O(CO)NR、−NR、−NR(CO)R、−NR(CO)OR、−NR(CO)NR、−NRSO、−COOR、−CONR、−COR、−SONR、S(O)0−2、−O(CH1−10−COOR、−O(CH1−10CONR、−(低級アルキレン)COORおよび−CH=CH−COORからなる群より独立して選択される1〜5個の置換基であり;
、RおよびRは、独立して、水素、低級アルキル、アリールおよびアリール−置換低級アルキルからなる群より選択され;
は低級アルキル、アリールまたはアリール−置換低級アルキルである;
請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(VIA)
【化42】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記ステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤が、式(II):
【化43】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物である、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
有効量のHMG−CoA還元酵素阻害剤をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記HMG−CoA還元酵素阻害剤が、ロバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、ピタバスタチン、およびロスバスタチンからなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
有効量のHMG−CoA還元酵素阻害剤をさらに含み、前記阻害剤がシンバスタチンである、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
第3の活性成分として、PPAR活性化因子、ニコチン酸および/またはニコチン酸受容体アゴニストまたは胆汁酸捕捉剤をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
前記第3の活性成分が、コレスチラミン、コレスチポール、クロフィブラート、ゲムフィブロジル、フェノフィブラート、またはナイアシンである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記H受容体アンタゴニスト/アゴニストが、式(XIV)
【化44】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(XIV)中:
点線は任意の二重結合を表し;
a’は0〜2であり;
b’は0〜2であり;
n’は1、2または3であり;
p’は1、2または3であり;
r’は0、1、2、または3であり;
ただし、MがNである場合p’は1ではなく;r’が0である場合MがC(R)であり;p’とr’の合計が1〜4であり;
はC(R)またはNであり;
はC(R)またはNであり;
X’は結合またはC−Cアルキレンであり;
Y’は−C(O)−、−C(S)−、−(CHq’−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−C(O)CH−、−SO−、−N(R)−、−NH−C(=N−CN)−または−C(=N−CN)−NH−であり、ただし、MがNである場合Y’は−NRC(O)−または−NH−C(=N−CN)−ではなく;MがNである場合Y’は−C(O)NR−または−C(=N−CN)−NH−ではなく;Y’が−N(R)−である場合MはCHであり、MはC(R)であり;
q’は1〜5であり、ただし、MおよびMの両方がNである場合q’は2〜5であり;
Z’は結合、C−Cアルキレン、C−Cアルケニレン、−C(O)−、−CH(CN)−、−SO−または−CHC(O)NR−であり;

【化45】

であり;
Q’は−N(R)−、−S−または−O−であり;
k’は0、1、2、3または4であり;
k1は0、1、2または3であり;
k2は0、1または2であり;
Rは、H、C−Cアルキル、ハロ(C−C)アルキル−、C−Cアルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−、(C−C)−アルコキシ−(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−SO0−2、R32−アリール(C−C)アルコキシ−、R32−アリール(C−C)アルキル−、R32−アリール、R32−アリールオキシ、R32−ヘテロアリール、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル−(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル−(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルキル−オキシ−、R37−ヘテロシクロアルキル、R37−ヘテロシクロアルキル−オキシ−、R37−ヘテロシクロアルキル−(C−C)アルコキシ、N(R30)(R31)−(C−C)アルキル−、−N(R30)(R31)、−NH−(C−C)アルキル−O−(C−C)アルキル、−NHC(O)NH(R29);R29−S(O)0−2−、ハロ(C−C)アルキル−S(O)0−2−、N(R30)(R31)−(C−C)アルキル−S(O)0−2−またはベンゾイルであり;
はH、C−Cアルキル、ハロ(C−C)アルキル−、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−、R32−アリール(C−C)アルキル−、R32−アリール、R32−ヘテロアリール、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル−(C−C)アルキル、R37−ヘテロシクロアルキル、N(R30)(R31)−(C−C)アルキル−、R29−S(O)−、ハロ(C−C)アルキル−S(O)、R29−S(O)0−1−(C−C)アルキル−、ハロ(C−C)アルキル−S(O)0−1−(C−C)アルキル−であり;
はNまたはN−Oから独立して選択される1または2個のヘテロ原子を有し、残りの環原子は炭素である6員ヘテロアリール環;N、OまたはSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を有し、残りの環原子が炭素である5員ヘテロアリール環;R32−キノリル;R32−アリール;ヘテロシクロアルキル;(C−C)シクロアルキル;C−Cアルキル;水素;チアナフテニル;
【化46】

であり、式中前記6員ヘテロアリール環または前記5員ヘテロアリール環は、場合によりRで置換されており;
は、H、ハロゲン、C−Cアルキル、−OH、(C−C)アルコキシまたは−NHSO−(C−C)アルキルであり;
は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、R33−アリール、R33−アリール(C−C)アルキル、およびR32−ヘテロアリールからなる群より独立して選択され;
は水素、C−Cアルキル、−C(O)R20、−C(O)20、−C(O)N(R20、(C−C)アルキル−SO−、もしくは(C−C)アルキル−SO−NH−であるか;
またはRおよびRは、それらが結合している窒素とともに、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルもしくはモルホリニル環を形成し;
は、−OH、ハロゲン、C−Cアルキル−、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、−CF、−NR、−CH−NR−、−NHSO22、−N(SO22、フェニル、R33−フェニル、NO、−CO、−CON(R
【化47】

からなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
は−N(R29)−、−O−または−S(O)0−2−であり;
12は、独立して、C−Cアルキル、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ、またはフルオロからなる群より選択されるか(ただし、R12がヒドロキシまたはフルオロである場合、R12は窒素に隣接する炭素に結合していない);または、2つのR12置換基は1つの環炭素から別の隣接していない環炭素にC−Cアルキル架橋を形成するか;またはR12は=Oであり;
13は、独立して、C−Cアルキル、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ、またはフルオロからなる群より選択されるか(ただし、R13がヒドロキシまたはフルオロである場合、R13’は窒素に隣接する炭素に結合していない);または2つのR13置換基は1つの環炭素から別の隣接していない環炭素にC−Cアルキル架橋を形成するか;またはR13は=Oであり;
は、独立して、水素、C−Cアルキル、またはアリールからなる群より選択され、前記アリール基は、場合により、ハロゲン、−CF、−OCF、ヒドロキシル、またはメトキシからなる群より独立して選択される1〜3個の基で置換されているか;または2つのR20基が存在する場合、前記2つのR20基は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員または6員複素環を形成することができ;
22はC−Cアルキル、R34−アリールまたはヘテロシクロアルキルであり;
24はH、C−Cアルキル、−SOまたはR34−アリールであり;
25は、独立して、C−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、−CF、−OH、C−Cアルコキシ、(C−C)アルキル−C(O)−、アリール−C(O)−、−C(O)OR29、−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)−、N(R)(R)−S(O)1−2−、R22−S(O)0−2−、ハロ−(C−C)アルキル−またはハロ−(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−からなる群より選択され;
29はH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、R35−アリールまたはR35−アリール(C−C)アルキル−であり;
30はH、C−Cアルキル、R35−アリールもしくはR35−アリール(C−C)アルキル−であり;
31はH、C−Cアルキル−、R35−アリール、R35−アリール(C−C)アルキル−、R35−ヘテロアリール、(C−C)アルキル−C(O)−、R35−アリール−C(O)−、N(R)(R)−C(O)−、(C−C)アルキル−S(O)−もしくはR35−アリール−S(O)−であるか;
またはR30およびR31は、ともに−(CH4−5−、−(CH−O−(CH−もしくは−(CH−N(R38)−(CH−であり、それらが結合している窒素とともに環を形成し;
32は、H、−OH、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、R35−アリール−O−、−SR22、−CF、−OCF、−OCHF、−NR3940、フェニル、R33−フェニル、NO、−CO39、−CON(R39、−S(O)22、−S(O)N(R20、−N(R24)S(O)22、−CN、ヒドロキシ−(C−C)アルキル−、−OCHCHOR22、およびR35−アリール(C−C)アルキル−O−からなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であるか;または、隣接する炭素原子上の2つのR32基が、ともに−OCHO−もしくは−O(CHO−基を形成し;
33は、C−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、−CF、−OCF、−OCHFおよび−O−(C−C)アルキルからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
34は、H、ハロゲン、−CF、−OCF、−OHおよび−OCHからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
35は、水素、ハロ、C−Cアルキル、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、フェノキシ、−CF、−N(R36、−COOR20および−NOから独立して選択される1〜3個の置換基であり;
36は、独立して、HおよびC−Cアルキルからなる群より選択され;
37は、水素、ハロ、C−Cアルキル、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、フェノキシ、−CF、−N(R36、−COOR20、−C(O)N(R29および−NOから独立して選択される1〜3個の置換基であるか、またはR37は1もしくは2個の=O基であり;
38はH、C−Cアルキル、R35−アリール、R35−アリール(C−C)アルキル−、(C−C)アルキル−SOまたはハロ(C−C)アルキル−SO−であり;
39は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、R33−アリール、R33−アリール(C−C)アルキル、およびR32−ヘテロアリールからなる群より選択され;
40は、水素、C−Cアルキル、−C(O)R20、−C(O)20、−C(O)N(R20、(C−C)アルキル−SO−、もしくは(C−C)アルキル−SO−NH−であるか;
またはR39およびR40は、それらが結合している窒素とともに、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルもしくはモルホリニル環を形成する;
請求項2に記載の方法。
【請求項24】
前記H受容体アンタゴニスト/アゴニストが、式(XV)
【化48】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(XV)中:
a’は0〜3であり;
b’は0〜3であり;
n’は1、2または3であり;
p’は1、2または3であり;
r’は0、1、2または3であり;
X’は結合またはC−Cアルキレンであり;
はCHまたはNであり;
はC(R)またはNであり;
ただし、MがNである場合p’は1ではなく、r’が0である場合MはC(R)であり、p’とr’の合計が1〜4であり;
Y’は−C(=O)−、−C(=S)−、−(CHq’−、−NRC(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)CH−、−SO1−2−、−C(=N−CN)−NH−または−NH−C(=N−CN)−であり、ただし、MがNである場合、Y’は−NRC(=O)−または−NH−(C(=N−CN)−ではなく;MがNである場合、Y’は−C(=O)NR−または−C(=N−CN)−NH−ではなく;
q’は1〜5であり、ただし、MおよびMがともにNである場合、q’は1ではなく;
Z’は結合、C−Cアルキレン、C−Cアルケニレン、−C(=O)−、−CH(CN)−または−CHC(=O)NR−であり;

【化49】

であり;
Q’は−N(R)−、−S−または−O−であり;
k’は0、1、2、3または4であり;
k1は0、1、2または3であり;
k2は0、1または2であり;
点線は任意の二重結合を表し;
RおよびRは、独立して、H、C−Cアルキル、ハロ(C−C)アルキル−、C−Cアルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−、(C−C)−アルコキシ−(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−SO0−2、R32−アリール(C−C)アルコキシ−、R32−アリール−(C−C)アルキル−、R32−アリール、R32−アリールオキシ、R32−ヘテロアリール、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル−(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル−(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルキル−オキシ−、R37−ヘテロシクロ−アルキル、N(R30)(R31)−(C−C)アルキル−、−N(R30)(R31)、−NH−(C−C)アルキル−O−(C−C)アルキル、−NHC(O)NH(R29);R29−S(O)0−2−、ハロ(C−C)アルキル−S(O)0−2−、N(R30)(R31)(C−C)アルキル−S(O)0−2−、ベンゾイル、(C−C)アルコキシ−カルボニル、R37−ヘテロシクロアルキル−N(R29)−C(O)−、(C−C)アルキル−N(R29)−C(O)−、(C−C)アルキル−N(C−Cアルコキシ)−C(O)−および−C(=NOR36)R36からなる群より選択され;任意の二重結合が存在しない場合、RはOHであってもよく;
はH、C−Cアルキル、ハロ(C−C)アルキル−、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−、R32−アリール(C−C)アルキル−、R32−アリール、R32−ヘテロアリール、R32−ヘテロアリール(C−C)アルキル−、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル−(C−C)アルキル、R37−ヘテロシクロアルキル、R37−ヘテロシクロアルキル(C−C)アルキル、N(R30)(R31)−(C−C)アルキル−、R29−S(O)−、ハロ(C−C)アルキル−S(O)−、R29−S(O)0−1−(C−C)アルキル−、ハロ(C−C)アルキル−S(O)0−1−(C−C)アルキル−、(C−C)アルキル−N(R29)−SO−、またはR32−ヘテロアリール−SOであり;
は、NまたはN−Oから独立して選択される1または2個のヘテロ原子を有し、残りの環原子が炭素である6員ヘテロアリール環;N、OまたはSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を有し、残りの環原子は炭素である5員ヘテロアリール環;R32−キノリル;R32−アリール;
【化50】

またはヘテロシクロアルキルであり;前記6員ヘテロアリール環または前記5員ヘテロアリール環は、場合によりRで置換されており;
はH、ハロゲン、C−Cアルキル、−OHまたは(C−C)アルコキシであり;
は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、R33−アリール、R33−アリール(C−C)アルキル、およびR33−ヘテロアリールからなる群より選択され;
は水素、C−Cアルキル、−C(O)R20、−C(O)20、−C(O)N(R20、R33−アリール(C−C)アルキルまたは(C−C)アルキル−SO−であり;
は、−OH、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、−CF、−NR、−(C−C)アルキル−NR、フェニル、R33−フェニル、NO、−CO、−CON(R、−NHC(O)N(R、R32−ヘテロアリール−SO−NH−、R32−アリール−(C−C)アルキル−NH−、R32−ヘテロアリール−(C−C)アルキル−NH−、R32−ヘテロアリール−NH−C(O)−NH−およびR37−ヘテロシクロ−アルキル−N(R29)−C(O)−からなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
12は、独立して、C−Cアルキル、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ、またはフルオロからなる群より選択されるか(ただし、R12がヒドロキシまたはフルオロである場合、R12は窒素に隣接する炭素に結合していない);または、R12は、1つの環炭素から別の環炭素へのC−Cアルキル架橋を形成し;
13は、独立して、C−Cアルキル、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ、またはフルオロからなる群より選択されるか(ただし、R13がヒドロキシまたはフルオロである場合、R13は窒素原子に隣接する炭素に結合していない);または、1つの環炭素から別の環炭素へのC−Cアルキル架橋を形成するか;またはR13は=Oであり;
20は、独立して、水素、C−Cアルキル、またはアリールからなる群より選択され、前記アリール基は、場合により、ハロゲン、−CF、−OCF、ヒドロキシル、またはメトキシからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基で置換されているか;または2つのR20基が存在する場合、前記2つのR20基は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員もしくは6員複素環を形成することができ;
22は、C−Cアルキル、R34−アリールまたはヘテロシクロアルキルであり;
24は、H、C−Cアルキル、−SO22またはR34−アリールであり;
25は、独立して、C−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−OH、C−Cアルコキシ、(C−C)アルキル−C(O)−、アリール−C(O)−、N(R)(R)−C(O)−、N(R)(R)−S(O)1−2−、ハロ−(C−C)アルキル−またはハロ−(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−からなる群より選択され;
29は、H、C−Cアルキル、R35−アリールまたはR35−アリール(C−C)アルキルであり;
30は、H、C−Cアルキル−、R35−アリールまたはR35−アリール(C−C)アルキル−であり;
31は、H、C−Cアルキル−、R35−アリール、R35−アリール(C−C)アルキル−、(C−C)アルキル−C(O)−、R35−アリール−C(O)−、N(R)(R)−C(O)−、(C−C)アルキル−S(O)−もしくはR35−アリール−S(O)−であるか;
またはR30およびR31は、ともに−(CH4−5−、−(CH−O−(CH−もしくは−(CH−N(R29)−(CH−であって、それらが結合している窒素とともに環を形成し;
32は、H、−OH、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、R35−アリール−O−、−SR22、−CF、−OCF、−OCHF、−NR、フェニル、R33−フェニル、NO、−CO、−CON(R、−S(O)22、−S(O)N(R20、−N(R24)S(O)22、−CN、ヒドロキシ−(C−C)アルキル−、−OCHCHOR22、およびR35−アリール(C−C)アルキル−O−からなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり、前記アリール基は、場合により、1〜3個の、独立して選択されるハロゲンで置換されており;
33は、C−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、−OCHFおよび−O−(C−C)アルキルからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
34は、H、ハロゲン、−CF、−OCF、−OHおよび−OCHからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
35は、水素、ハロ、C−Cアルキル、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、フェノキシ、−CF、−N(R36、−COOR20および−NOからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
36は、独立して、HおよびC−Cアルキルからなる群より選択され;
37は、独立して、H、C−Cアルキルおよび(C−C)アルコキシカルボニルからなる群より選択される;
請求項2に記載の方法。
【請求項25】
前記H受容体アンタゴニスト/アゴニストが、式(XVI)
【化51】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式(XVI)中:
(A)Rは、
(1)アリール;
(2)ヘテロアリール;
(3)ヘテロシクロアルキル;
(4)アルキル;
(5)−C(O)N(R4B
(6)シクロアルキル;
(7)アリールアルキル;
(8)ヘテロアリールヘテロアリール;または
(9)
【化52】

【化53】

から選択される基;
から選択され;
前記アリール(上記の(A)(1)参照)、ヘテロアリール(上記の(A)(2)参照)、アリールアルキルのアリール部分(上記の(A)(7)参照)、式IIのフェニル環(上記の(A)(9)参照)、式IIIのフェニル環(上記の(A)(9)参照)、式IVBのフェニル環(上記の(A)(9)参照)、または式IVDのフェニル環(上記の(A)(9)参照)は、場合により、
(1)ハロゲン;
(2)ヒドロキシル;
(3)低級アルコキシ;
(4)−Oアリール;
(5)−SR22
(6)−CF
(7)−OCF
(8)−OCHF
(9)−NR
(10)フェニル;
(11)NO
(12)−CO
(13)−CON(R、式中各Rは同じでも異なってもよい;
(14)−S(O)22
(15)−S(O)(R22、式中各R20は、同じでも異なってもよい;
(16)−N(R24)S(O)22
(17)−CN;
(18)−CHOH;
(19)−OCHCHOR22
(20)アルキル;
(21)置換フェニル、前記フェニルは、アルキル、ハロゲン、−CN、−NO、−OCHF、−Oアルキルから独立して選択される1〜3個の置換基を有する;
(22)−Oアルキルアリール(好ましくは−Oアルキルフェニルまたは−Oアルキル−置換フェニル、例えば、−OCH−2,6−ジクロロフェニルまたは−OCH−2−クロロ−6−フルオロフェニル等の−OCHジクロロフェニル)、前記アリール基は、場合により、ハロゲンから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されている;または
(23)フェニル;
から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(B)X’は、アルキル(例えば、−(CHq’−または分枝アルキル)または−S(O)−から選択され;
(C)Y’は
(1)単結合(すなわち、Y’はMからMへの直接の結合を表す)を表すか;または
(2)Y’は、
(a)MがNである場合、Y’は−NRC(O)−ではなく;
(b)Y’が結合である場合、MおよびMはともに炭素である
という条件で、−C(O)−、−C(S)−、−(CHq’−、または−NRC(O)−から選択され;
(D)MおよびMは、独立して、CまたはNから選択され;
(E)Z’は、C−Cアルキル、−SO−、−C(O)−、または−C(O)NR−から選択され;
(F)Rは、
(1)NまたはN−O(すなわち、N−オキシド)から独立して選択される1または2個のヘテロ原子を有し、残りの環原子が炭素である、6員ヘテロアリール環;
(2)窒素、酸素、または硫黄から選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、残りの環原子が炭素である、5員ヘテロアリール環;または
(3)アルキル基;
(4)アリール基、もしくは、ハロゲン、−Oアルキル−、−OCF、−CF、−CN、−NO、−NHC(O)CH、または−O(CHq’N(R10Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されているアリール基;
(5)−N(R11A、式中各R11Aは、独立して、H、アルキルまたはアリールから選択される;
(6)式:
【化54】

の基;または
(7)ヘテロアリールヘテロアリール基、
から選択され;前記5員ヘテロアリール環(上記の(F)(2))または6員ヘテロアリール環(上記の(F)(1))は、場合により、
(a)ハロゲン;
(b)ヒドロキシル;
(c)低級アルキル;
(d)低級アルコキシ;
(e)−CF
(f)−NR
(g)フェニル;
(h)−NO
(i)−C(O)N(R(式中各Rは同じでも異なってもよい);
(j)−C(O);または
(k)ハロゲン、−Oアルキル、−OCF、−CF、−CN、−NOまたは−O(CHN(R10Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されたフェニル;
から選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(G)Rは、
(1)アリール;
(2)ヘテロアリール;
(3)ヘテロシクロアルキル;
(4)アルキル;または
(5)シクロアルキル;
から選択され、前記アリールまたはヘテロアリールR基は、場合により、
(a)ハロゲン;
(b)ヒドロキシル;
(c)低級アルコキシ;
(d)−Oアリール;
(e)−SR22
(f)−CF
(g)−OCF
(h)−OCHF
(i)−NR
(j)フェニル;
(k)−NO
(l)−CO
(m)−CON(R、式中各Rは同じでも異なってもよい;
(n)−S(O)22
(o)−S(O)N(R20、式中R20は同じでも異なってもよい;
(p)−N(R24)S(O)22
(q)−CN;
(r)−CHOH;
(s)−OCHCHOR22;または
(t)アルキル;
から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(H)Rは、
(1)水素;
(2)C−Cアルキル;
(3)シクロアルキル;
(4)シクロアルキルアルキル;
(5)ヘテロシクロアルキルアルキル;
(6)架橋二環式シクロアルキル環;
(7)前記アリール環に結合した縮合ヘテロシクロアルキル環を有するアリール;
(8)アリール;
(9)アリールアルキル;
(10)アルキルアリール;
(11)−(CHd’CH(R12A、式中dは1〜3であり、各R12Aは、独立して、フェニルまたは置換フェニルから選択され、前記置換フェニルは、ハロゲン、−Oアルキル、−OCF、−CF、−CN、または−NOから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(12)ヘテロシクロアルキルヘテロアリール;または
(13)−(C−C)アルキレン−O−R22
から選択され;式中、アリールR基、アリールアルキルR基のアリール部分、またはアルキルアリールR基のアリール部分は、場合により、
(a)ハロゲン;
(b)ヒドロキシル;
(c)低級アルキル;
(d)低級アルコキシ;
(e)−CF
(f)−N(R20)(R24)、
(g)フェニル;
(h)−NO
(i)−C(O)N(R20(式中各R20は同じでも異なってもよい);
(j)−C(O)R22
(i)−(CHk’−シクロアルキル;
(j)−(CHq’−アリール;または
(k)−(CHm’−OR22
から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(I)各R4Bは、独立して、H、ヘテロアリール、アルキル、アルケニル、式
【化55】

の基、アリールアルキル、またはアリールアルキルから選択され、前記アリール部分は、ハロゲンから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(J)Rは、水素、C−Cアルキル、−C(O)20、−C(O)20、−C(O)N(R20(式中各R20は同じでも異なってもよい)から選択され;
(K)各R10Aは、独立して、HもしくはC−Cアルキルから選択されるか、または各R10Aは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクロアルキル環を形成し;
(L)R12は、
(1)アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、またはフルオロから選択されるか(ただし、R12がヒドロキシまたはフルオロである場合、R12は窒素に隣接する炭素に結合していない);または
(2)R12は、1つの環炭素から別の環炭素へのアルキル架橋を形成し;
(M)R13は、
(1)アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、またはフルオロから選択されるか(ただし、R13がヒドロキシまたはフルオロである場合、R13は窒素に隣接する炭素に結合していない);または
(2)R13は、1つの環炭素から別の環炭素へのアルキル架橋を形成し;
(N)R20は、水素、アルキル、またはアリールから選択され、前記アリール基は、場合により、ハロゲン、−CF、−OCF、ヒドロキシル、またはメトキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されているか;または、2つのR20基が存在する場合、前記2つのR20基は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員または6員複素環を形成し;
(O)R22は、ヘテロシクロアルキル、アルキルまたはアリールから選択され、前記アリール基は、場合により、ハロゲン、−CF、−OCF、ヒドロキシル、またはメトキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(P)R24は、水素、アルキル、−SO22、またはアリールから選択され、前記アリール基は、場合により、ハロゲン、−CF、−OCF、ヒドロキシル、またはメトキシから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されており;
(Q)a’は0〜2であり;
(R)b’は0〜2であり;
(S)k’は1〜5であり;
(T)m’は2〜5であり;
(U)n’は1、2または3であり、ただし、MがNである場合n’は1ではなく;
(V)p’は1、2または3であり、ただし、MがNである場合p’は1ではなく;
(W)q’は1〜5であり;
(X)r’は1、2または3であり、ただし、r’が2または3である場合MはCであり、p’は1である;
請求項2に記載の方法。
【請求項26】
前記H受容体アンタゴニスト/アゴニストが、式(XVII):
【化56】

の化合物、または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物であり、
式XVII中:
点線は任意の二重結合を表し;
a’は0〜3であり;
b’は0〜3であり;
n’は1、2または3であり;
p’は1、2または3であり;
r’は0、1、2、または3であり;
ただし、MがNである場合p’は1ではなく;r’が0である場合MはCであり;p’とr’の合計が1〜4であり;
A’は結合またはC−Cアルキレンであり;
はCHまたはNであり;
はC(R)またはNであり;
Y’は−C(=O)−、−C(=S)−、(CHq’−、−NRC(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)CH−、−SO1−2−、−NH−C(=N−CN)−または−C(=N−CN)−NH−であり(ただし、MがNである場合Y’は−NRC(=O)−または−NH−C(=N−CN)−ではなく;MがNである場合Y’は−C(=O)NR−または−C(=N−CN)−NH−ではない);
q’は1〜5であり(ただし、MおよびMがともにNである場合q’は1ではない);
Z’は結合、C−Cアルキレン、C−Cアルケニレン、−C(=O)−、−CH(CN)−、または−CHC(=O)NR−であり;

【化57】

であり;
k’は0、1、2、3または4であり;
k1は0、1、2または3であり;
k2は0、1または2であり;
RはH、C−Cアルキル、ヒドロキシ−(C−C)アルキル−、ハロ−(C−C)アルキル−、ハロ−(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−、R29−O−C(O)−(C−C)アルキル−、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−、N(R30)(R31)−(C−C)アルキル−、(C−C)アルコキシ−(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−、R32−アリール、R32−アリール(C−C)アルキル−、R32−アリールオキシ(C−C)アルキル−、R32−ヘテロアリール、R32−ヘテロアリール(C−C)アルキル−、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル−、N(R30)(R31)−C(O)−(C−C)アルキル−、またはヘテロシクロアルキル(C−C)アルキル−であり;
は、NまたはN−Oから独立して選択される1または2個のヘテロ原子を有し、残りの環原子が炭素である6員ヘテロアリール環;N、OまたはSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を有し、残りの環原子が炭素である5員ヘテロアリール環;R32−キノリル;R32−アリール;ヘテロシクロアルキル;
【化58】

であり、前記6員ヘテロアリール環または前記5員ヘテロアリール環は、場合によりRで置換されており;
X’はCまたはNであり;
Q’は結合またはC−Cアルキレンであり;
’は結合、C−Cアルキレンまたは−N(R)−であり;
は、H、ハロゲン、C−Cアルキル、−OHまたは(C−C)アルコキシであり;
は、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、R33−アリール、R33−アリール(C−C)アルキル、およびR32−ヘテロアリールからなる群より選択され;
は、水素、C−Cアルキル、−C(O)R20、−C(O)20、−C(O)N(R20または(C−C)アルキル−SO−であり;
は、−OH、ハロゲン、C−Cアルキル−、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、−CF、−NR4R、フェニル、R33−フェニル、NO、−CO、−CON(R
【化59】

からなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
12は、独立して、C−Cアルキル、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ、またはフルオロからなる群より選択されるか(ただし、R12がヒドロキシまたはフルオロである場合、R12は窒素に隣接する炭素に結合していない);または、R12は、1つの環炭素から別の環炭素へのC−Cアルキル架橋を形成し;
13は、独立して、C−Cアルキル、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ、またはフルオロからなる群より選択されるか(ただし、R13がヒドロキシまたはフルオロである場合、R13は窒素に隣接する炭素に結合していない);または1つの環炭素から別の環炭素へのC−Cアルキル架橋を形成するか;またはR13は=Oであり;
20は、独立して、水素、C−Cアルキル、またはアリールからなる群より選択され、前記アリール基は、場合により、ハロゲン、−CF、−OCF、ヒドロキシル、またはメトキシから独立して選択される1〜3個の基で置換されているか;または、2つのR20基が存在する場合、前記2つのR20基は、それらが結合している窒素と一緒になって、5員または6員複素環式環を形成し;
22は、C−Cアルキル、R34−アリールまたはヘテロシクロアルキルであり;
24は、H、C−Cアルキル、−SO22またはR34−アリールであり;
25は、独立して、C−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−OH、C−Cアルコキシ、(C−C)アルキル−C(O)−、アリール−C(O)−、N(R)(R)−C(O)−、N(R)(R)−S(O)1−2−、ハロ−(C−C)アルキル−またはハロ−(C−C)アルコキシ−(C−C)アルキル−からなる群より選択され;
29は、H、C−Cアルキル、R35−アリールまたはR35−アリール(C−C)アルキル−であり;
30は、H、C−Cアルキル−、R35−アリールまたはR35−アリール(C−C)アルキル−であり;
31は、H、C−Cアルキル−、R35−アリール、R35−アリール(C−C)アルキル−、(C−C)アルキル−C(O)−、R35−アリール−C(O)−、N(R)(R)−C(O)−、(C−C)アルキル−S(O)−もしくはR35−アリール−S(O)−であるか;
またはR30およびR31は、ともに−(CH4−5−、−(CH−O−(CH−または−(CH−N(R29)−(CH−であって、それらが結合している窒素とともに環を形成し;
32は、H、−OH、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、R35−アリール−O−、−SR22、−CF、−OCF、−OCHF、−NR、フェニル、R33−フェニル、NO、−CO、−CON(R、−S(O)22、−S(O)N(R20、−N(R24)S(O)22、−CN、ヒドロキシ−(C−C)アルキル−、−OCHCHOR22、およびR35−アリール(C−C)アルキル−O−からなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり、前記アリール基は、場合により1〜3個の、独立して選択されるハロゲンで置換されており;
33は、C−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−NO、−OCHFおよび−O−(C−C)アルキルからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり;
34は、H、ハロゲン、−CF、−OCF、−OHおよび−OCHからなる群より独立して選択される1〜3個の置換基であり、
35は、水素、ハロ、C−Cアルキル、ヒドロキシル、C−Cアルコキシ、フェノキシ、−CF、−N(R36、−COOR20および−NOから独立して選択される1〜3個の置換基であり;
36は、独立して、HおよびC−Cアルキルからなる群より選択される;
請求項2に記載の方法。
【請求項27】
前記コレステロール降下剤阻害剤が胆汁酸捕捉剤である、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記胆汁酸捕捉剤がコレスチラミンである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記コレステロール降下剤がHMG−CoA還元酵素阻害剤である、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記HMG−CoA還元酵素阻害剤が、ロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、セリバスタチン、CI−981、リバスタチン、ロスバスタチンおよびピタバスタチンからなる群より選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記コレステロール降下剤がニコチン酸(ナイアシン)および/またはニコチン酸アゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記コレステロール降下剤がペルオキシソーム増殖因子活性化受容体の活性化因子である、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記活性化因子がフィブラートである、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記フィブラートがクロフィブラート、ゲムフィブロジル、シプロフィブラート、ベザフィブラート、クリノフィブラート、ビニフィブラート、リフィブロール、またはフェノフィブラートである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
有効量のHMG−CoA還元酵素阻害剤をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項36】
前記HMG−CoA還元酵素阻害剤が、ロバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、ピタバスタチン、およびロスバスタチンからなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項37】
第3の活性成分として、PPAR活性化因子、ニコチン酸および/またはニコチン酸受容体アゴニストまたは胆汁酸捕捉剤をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項38】
肥満抑制物質をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
肥満抑制物質をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項40】
前記肥満抑制物質が、ジエチルプロピン、マジンドール、フェニルプロパノールアミン、フェンテルミン、フェンジメトラジン、フェンダミン酒石酸塩、メタンフェタミン、フェンンジメトラジン酒石酸塩、シブトラミン、フェンフルラミン、デクスフェンフルラミン、フルオキセチン、フルボキサミンパロキセチンベフロキサトン、モクロベミド、ブロファロミン、フェノキサンチン、エスプロン、ベフォール、トロキサトン、ピルリンドール、アミフラミン、セクロレミン、バジナプリン、ラザベミド、ミラセミド、カロキサゾン、およびオーリスタットからなる群より選択される、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
HMG−CoA還元酵素阻害剤をさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の症状の治療、予防または改善を必要とする哺乳動物において非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の症状を治療、予防または改善するための方法であって、有効量の、少なくとも1つのステロールまたは5−α−スタノール吸収阻害剤または薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、方法。
【請求項43】
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の症状の治療、予防または改善を必要とする哺乳動物において非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の症状を治療、予防または改善するための方法であって、有効量の、少なくとも1つのH受容体アンタゴニスト/逆アゴニストまたは薬学的に許容され得るその塩もしくは溶媒和物を投与する工程を含む、方法。
【請求項44】
肝臓脂肪症の症状または発生の予防または改善を必要とする哺乳動物において肝臓脂肪症の症状または発生を予防または改善するための方法であって、少なくとも1つのコレステロール降下剤および/または少なくとも1つのH受容体アンタゴニスト/逆アゴニストを含む有効量の治療用組成物を哺乳動物に投与する工程を含む、方法。
【請求項45】
HMG−CoA還元酵素阻害剤をさらに含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の発生の予防または改善を必要とする哺乳動物における非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の発生の予防または改善のための方法であって、少なくとも1つのH受容体アンタゴニスト/逆アゴニストおよび、場合により少なくとも1つのコレステロール降下剤を含む有効量の治療用組成物を哺乳動物に投与する工程を含む、方法。
【請求項47】
HMG−CoA還元酵素阻害剤をさらに含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
肝硬変または肝細胞癌の発生の予防または改善を必要とする哺乳動物における肝硬変または肝細胞癌の発生の予防または改善のための方法であって、少なくとも1つのコレステロール降下剤および/または少なくとも1つのH受容体アンタゴニスト/逆アゴニストを含む有効量の治療用組成物を哺乳動物に投与する工程を含む、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2009−521452(P2009−521452A)
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547446(P2008−547446)
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2006/048455
【国際公開番号】WO2007/075702
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】