説明

シールのような物品を得るための装置および方法、並びに容器のシール

合成樹脂から物品(11;111;211;311)を成形するための装置は、前記物品(11;111;211;311)の縁部領域(14)を成形するための、その内側領域(19)の周りに延びる凹所(22)を有した成形手段(16)と、ピストン装置(35;135)と協働して前記凹所(22)に前記合成樹脂を供給する、前記凹所(22)に連続する位置で前記内側領域(19)につながっている管路(34)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中央空間の周りに延びる縁部領域が設けられた物品、特に容器、例えば瓶あるいは広口瓶を密閉するためのキャップに関連付けられるシールのような環状の物品を得るための装置および方法に関する。さらに、本発明は容器のキャップに関連付けられるシールに関する。
【背景技術】
【0002】
平面図形が円形な端部壁と、容器、例えば瓶の首に着脱自在に固定できるようにする固定手段が設けられた側壁とを備えるキャップは公知である。端部壁上に設けられているシールは、通常、相対的に薄い完全な中央円板と、使用中に瓶の首の端部と接触するように配置されたより厚みのある環状領域とを備え、瓶に収納されている物質が外部環境に流出することを防止し、かつ環境内に存在している物質が瓶の内容物を汚染することを防止している。このシールは、例えば圧縮成形によって成形することができ、液状あるいは半流動状態にある合成樹脂の所定用量をキャップの内側に配置し、かつキャップの内側でこの所定用量をパンチで直接的に成形する。
【0003】
上述したタイプのシールの1つの弱点は、特に、密封作用が環状領域によってもっぱら発揮されることによって使用の間の効用がない完全な中央円板を成形するために必要とする合成樹脂の消費量が大きい点にある。
【0004】
シールを製造するために必要な合成樹脂の量を減少させるために、PCT/IB2005/003054が開示するシールは、瓶の首の端部と係合するのに適した環状領域と、この環状領域の内側に配置されるとともに複数の橋かけ要素によって環状領域に接続された内側領域とを備えている。2つの隣接する橋かけ要素の間には貫通穴が設けられ、消費される合成樹脂の量を減少させることができるようにしている。
【0005】
PCT/IB2005/003054が開示する解決策は、完全な中央円板を有したシールを改善するものではあるが、密封作用を発揮しない領域に僅かとは言えない量の合成樹脂を用いる。実際、内側領域および橋かけ要素の両方が、シールを成形するために必要とされる合成樹脂の量を減少させようとする試みに限界をもたらしている。
【0006】
また、PCT/IB2005/003054によるシールは、比較的多い量の合成樹脂を必要とし、高いコストおよび環境への重大な影響を必然的に伴っている。
【0007】
液体からシールを得る装置もまた公知である。タンクから来る液状の合成樹脂はピストルによってキャップの内側表面に付加されて環状要素を成形する。後者は、ことによると遠心分離された後に乾燥されるとともに加熱されて硬化し、シールを成形する。
【0008】
液体からシールを得るための装置の弱点は、キャップの内側表面に合成樹脂を付加した後にシールの形状を制御できないことにある。従って、これらの装置はかなり不ぞろいな形状を有するシールを生じさせる。
【0009】
さらに、公知に装置においては、液体の量を正確に分配することができない。
【0010】
最後に、液体の状態でキャップの内側に付加することには、限られた範囲の合成樹脂だけが適している。さらに、食品分野における現行の法律は、シールを製造するために用いることができる合成樹脂のタイプについてかなり制約的である。このことは、非常に小さい数の種類の合成樹脂の液体からシールを成形せざるを得ないようにし、システムを柔軟性のないものする。
【0011】
イタリア特許出願BO96A000538が開示するシールを成形するための装置は円形コンベアを備えており、押出機からの合成樹脂の所定用量を分離するための複数の分離要素がその上に取り付けられている。この分離要素が加熱された導管の内部に所定用量を落下させると、これらの所定用量は圧縮されて合成樹脂の連続的な円柱を成形する。この合成樹脂は、加熱された導管からキャップ上に合成樹脂を分配する複数の半径方向導管へと通過して環状要素を成形する。
【0012】
このBO96A000538に開示されている装置は、分離要素、被加熱導管および半径方向導管を支持する円形コンベアの存在により、きわめて複雑な構造となっている。さらに、被加熱導管の内部の合成樹脂を加熱するために大きなエネルギー消費が必要である。
【0013】
米国特許第5,686,040号が開示している容器キャップのためのシールを製造するプロセスにおいては、圧力下において溶解した状態の熱可塑性エラストマーの材料がキャップの内側表面の周辺部の上に配置され、次いでパンチによってキャップ上に直接的に圧縮成形される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明の目的は、中央空間の周りに延びる縁部領域が設けられている、例えば容器のためのシールのような環状の物品を成形するための装置および方法を改良することにある。
【0015】
他の目的は、容器、例えば瓶あるいは広口瓶の縁部と関連付けられるのに適したシールを改良することにある。
【0016】
他の目的は、中央空間の周りに延びる縁部領域が設けられている物品を成形するために必要な材料の量を減少させて、そのコストを減少させ、かつその環境への影響を減少させることにある。
【0017】
他の目的は、制御された形状のシールを入手できる装置および方法を提供することにある。
【0018】
他の目的は、シールを成形するために用いる合成樹脂の量を正確に分配できる、合成樹脂からシールを成形するための装置および方法を提供することにある。
【0019】
他の目的は、広い範囲の合成樹脂を供給できる装置および方法を提供することにある。
【0020】
さらなる目的は、シールを成形するために用いる装置および方法を簡単にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明の第1の態様においては、合成樹脂から物品を成形するための装置が提供され、この装置は、
− 前記物品の縁部領域を成形するための凹所であって、その内側領域の周りに延びる前記凹所を有した成形手段と;
− 前記凹所に前記合成樹脂を供給するピストン装置と協働する管路と;を備え、
前記管路は、前記内側領域のうち前記凹所に連続する位置につながっていることを特徴とする。
【0022】
本発明の第2の態様においては、合成樹脂から物品を成形するための方法が提供される。この方法は、前記物品の縁部領域を得るために内側領域の周りに延びる凹所の内部で前記合成樹脂を成形する段階を備え、前記合成樹脂は、前記内側領域のうち前記凹所に連続する位置へと供給され、前記内側領域から流れて前記凹所に到達することを特徴とする。
【0023】
本発明の第1および第2の態様により、縁部領域を有する物品を得るのに必要な合成樹脂の量を減少させることが可能となる。実際、合成樹脂は、縁部領域が成形される凹所に連続した位置へと供給され、PCT/IB2005/003054においてはその内部で物品の縁部領域に合成樹脂が供給される領域に接続されている、長い接続経路の回避が可能となる。
【0024】
本発明の第3の態様においては、容器のキャップと関連付けられるシールが提供され、このシールは、空間の周りに延びる前記容器の端部との係合に適した縁部領域を備え、前記縁部領域に連続しつつ前記空間の内部に突出する付加部分を備えることを特徴とする。
【0025】
本発明の第3の態様により、公知のシールより少ない量の材料で成形できる、容器のキャップと関連付けられるシールを得ることができる。実際、使用の間にシール作用を発揮する縁部領域とは異なるシール部分を成形するために必要な材料の量が最小化される。このシールが容器の端部と係合するときに機能しない材料は前記付加部分を成形する材料だけであり、従来技術の完全な中央円板あるいは橋かけ要素よりはるかに少ない量の合成樹脂で製造することができる。
【0026】
本発明の第4の態様においては、合成樹脂を押し出すための押出装置と、前記合成樹脂の所定用量(dose,ドーズ)を前記押出装置から分離するための分離手段と、前記分離手段から成形チャンバへと前記所定用量を運ぶための管路を有した、前記成形チャンバ内において前記所定用量からシールを成形するためのシール成形手段と、を備え、前記分離手段が前記シール成形手段によって支持されていることを特徴とする、装置が提供される。
【0027】
本発明のこの態様により、特に簡単な構造を有するシール成形装置を得ることができる。シール成形手段によって支持された分離手段を用いることにより、従来技術において分離手段を支持して移動させる専用の円形コンベヤを回避することが実際に可能となる。
【0028】
さらに、分離手段は、成形するために必要な、シールの質量に対応した質量の合成樹脂の所定用量(ドーズ)を分離する。この所定用量は、分離手段から分離されると直ちに、比較的短い経路に沿った管路を通って成形チャンバに運ばれる。このことは、所定用量を成形チャンバへと運ぶとともに連続した円柱を成形するべく圧縮される間に、この所定用量を加熱するための加熱装置の回避を可能にする。
【0029】
最後に、本発明の第4の態様の装置は、減少させた消費量の合成樹脂を必要とする環状形状のシールの獲得を可能にする。
【0030】
本発明の第5の態様においては、合成樹脂を支持表面上に分配するための分配手段と、前記分配手段によって分配された合成樹脂が前記支持表面上に環状物品の前駆物質を成形するように、前記分配手段および前記支持表面を相互に移動させるための移動手段と、を備えた装置において、前記環状物品を得るべく前記支持表面上に前記前駆物質を成形する成形手段を更に備えることを特徴とする装置が提供される。
【0031】
本発明の第6の態様においては、
− 分配手段によって合成樹脂を支持表面上に分配する段階と;
− 前記分配手段によって分配された合成樹脂が前記支持表面上に環状物品の前駆物質を成形するように、前記分配手段および前記支持表面を互いに移動させる段階と;を備える方法において、
前記支持表面上で前記前駆物質を成形して前記環状物品を得る段階をさらに備えることを特徴とする方法が提供される。
【0032】
本発明の第5および第6の態様により、非常に正確な形状の環状物品、例えばシールを得ることが可能である。実際に、成形手段は、環状物品の前駆物質を所望の形状に成形することを可能にする。
【0033】
分配手段は、正確な量の合成樹脂の供給および互いに異なる多くの合成樹脂の処理を可能にする。
【0034】
本発明の第7の態様においては、請求項1に記載の方法が提供される。
【0035】
本発明の第8の態様においては、請求項14に記載の装置が提供される。
【0036】
本発明の第9の態様においては、請求項25に記載の装置が提供される。
【0037】
本発明は、非限定的な実例としてのいくつかの実施形態を図示する添付の図面を参照することにより、より良く理解されかつ実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】合成樹脂から物品、特に容器のシールを成形するための装置の模式的な平面図。
【図2】図1の装置によって成形されたシールを有するキャップの模式的な斜視図。
【図3】図1の装置に含まれる成形手段の第1の作動位置における断面図。
【図4】第2の作動位置にある成形手段を示す図3と同様の断面図。
【図5】第3の作動位置にある成形手段を示す、図と同様の断面図。
【図6】図3において第1の作動位置にある成形手段の詳細を示す拡大断面図。
【図7】図4において第2の作動位置にある成形手段の詳細を示す拡大断面図。
【図8】図5において第3の作動位置にある成形手段の詳細を示す図7と同様の図。
【図9】他の実施形態において最初の作動位置にある成形手段を示す断面図。
【図10】最終的な作動位置にある成形手段を示す図9と同様の図。
【図11】他の実施形態において最初の作動位置にある成形手段を示す断面図。
【図12】最終的な作動位置にある成形手段を示す図11と同様の図。
【図13】図11および図12の実施形態の押出ノズルを示す拡大図。
【図14】図14は、図13の押出ノズルの平面図。
【図15】本発明によって得られたシールを有するねじ込みキャップを示す模式的な断面図。
【図16】本発明によって得られたシールを有する、捻って外す蓋を示す模式的な断面図。
【図17】本発明によって得られたシールを有する、他の実施形態の蓋を示す模式的な断面図。
【図18】環状物品の前駆物質を分配する装置の模式図。
【図19】図18の前駆物質を成形する手段を示す模式図。
【図20】複数の押出口が設けられている合成樹脂を押出す手段の上面図。
【図21】押出口から分配された合成樹脂の流れから複数の所定用量(ドーズ)を分離するための装置をさらに示す、図20の押出し手段の模式的な垂直断面図。
【図22】図21の所定用量(ドーズ)を分離する装置の拡大図。
【図23】図20の押出機からの合成樹脂を所定用量に分離するようにそれぞれ作動する、図22と同様な複数の分離装置が設けられた回転円形コンベヤの上面図。
【図24】各押出口からの合成樹脂をそれぞれ所定用量に分離する分離装置の分離要素がたどる軌道を示す、図23の拡大詳細図。
【図25】合成樹脂のための複数の押出口を有した押出機に作動的に関連付けられた、回転円形コンベヤの異なる実施形態の上面図。
【図26】図20の実施例とは異なる数の押出口を有した、複数の押出口を有する押出手段の2つの異なる実施形態の上面図。
【図27】図20の実施例とは異なる数の押出口を有した、複数の押出口を有する押出手段の2つの異なる実施形態の上面図。
【図28】シールが成形されるキャップの平面図。
【図29】シールが成形されるキャップの側面図。
【図30】その上でシールの成形が生じる図28および図29のキャップのための支持手段の側面図。
【図31】図30の支持手段によって運ばれる図28および図29のキャップの内部に図22の分離装置が複数の所定用量をすでに配置してあり、かつキャップ内に挿入されるパンチがシールを成形するべく所定用量を圧縮成形する準備ができている状態で示す成形装置の側面図。
【図32】図31の拡大詳細図。
【図33】図31とは異なる作動構造のパンチを示す図。
【図34】図33の拡大詳細図。
【図35】図35は、シールを成形するべく合成樹脂の所定用量がその内側にすでに配置されている図28のキャップを示す図。
【図36】あらかじめ成形されたシールを有する図29のキャップを示す図。
【図37】図20、図26および図27の実施例とは押出口の形が異なる押出し手段の更なる実施形態の上面図。
【発明を実施するための形態】
【0039】
図1は、合成樹脂から製造される物品を成形する装置1を示している。特にこの装置1は、容器、例えば瓶あるいは広口瓶のためのキャップの内部におけるシールの成形を可能とする。
【0040】
図1の装置によって加工されるキャップは、例えば圧縮成形あるいは射出成形によって合成樹脂から製造することができる。あるいはこの装置1は、金属製のキャップ、例えば王冠あるいは広口瓶の閉鎖を意図した、捻って外す蓋を加工することができる。
【0041】
装置1によって製造される物品、特にシールは、以下を含むグループより選択された合成樹脂から製造することができる。ポリエチレン・コポリマー(LLDPE、LDPE、Metocene)、特に2ブロック構造、3ブロック構造あるいは分枝型構造(例えばSBS、SIS、SEBS)のスチレンブロックコポリマー、ポリプロピレンおよびEPDM混合物、ポリプロピレンおよびEPR混合物、動的に加硫されたポリプロピレンおよびEPDM製品、動的に加硫されたポリプロピレンおよびブチルゴム製品、動的に加硫されたポリプロピレンおよび天然ゴム製品、動的に加硫されたポリプロピレンおよびニトリルゴム製品。
【0042】
この装置1は、その周辺領域が複数の成形ユニットを支持する成形用の円形コンベヤ2を備えているが、その詳細は以下に開示する。各成形ユニットは、対応するキャップの内部でのシールの成形を可能にする。成形用の円形コンベヤ2は、例えば鉛直な軸線の回りで回転方向Rに回転自在である。
【0043】
供給および配向装置3は、その内側にシールを成形しなければならない複数のキャップを成形用の円形コンベヤ(カルーセル、carousel)2へと順番に供給することができる。供給および配向装置3から出たキャップは、同様に配向されている(同様の向きを向いている)。供給および配向装置3は、成形用円形コンベヤ2の対応する成形ユニットへと各キャップを順番に移送するように構成された供給ホイール5に、入口コンベヤ4によって接続されている。供給ホイール5は、星型タイプとすることができる。供給ホイール5は、対応する成形ユニットのうち、成形ユニットの円形経路に沿って配置された供給位置Aへと各キャップを供給する。
【0044】
装置1は、その内側にシールが成形されたキャップを各成形ユニットから取り除くための、星型タイプとすることができる抜取ホイール6を備えている。シールを有するキャップは、その後、出口コンベヤ7によって抜取ホイール6から取り除かれる。抜取ホイール6は、成形ユニットの経路に沿って配置された荷降ろし位置Bにおいて、シールを有したキャップを抜き取る。荷降ろし位置Bは、回転方向Rにおいて供給位置Aの下流に配置されている。
【0045】
装置1は、シールの成形を意図したペースト状の合成樹脂を分配(ディスペンス)するための押出しノズル9を有する押出機8をさらに備えている。押出しノズル9は、供給位置Aのすぐに下流の押出位置Cに配置されている。
【0046】
図2は、この装置1によって成形されたシール11を有するキャップ10を示している。このキャップ10は、実質的に平坦で、かつ平面図形が円形な端部壁12を有している。端部壁12から突出する側壁13は、その形状が円筒状である。側壁13の内側表面には、容器の首にキャップ10を着脱自在に固定できるようにする図示されない固定手段が設けられている。この固定手段は、ねじあるいは1つ若しくは複数の隆起を有することができる。
【0047】
シール11は、端部壁12に固定されるとともに、実質的に密封する方法で容器を閉鎖するべく容器の首の端部と係合するのに適した縁部領域14を有している。縁部領域14は、環状な形状を有しており、特に円環のように形作られている。シール11においては、縁部領域14が空間15を取り囲んでいる。言い換えると、シール11の材料は縁部領域14にはない。
【0048】
シール11は、縁部領域14から空間15の内部へと突出する付加部分45を有している。言い換えると、 付加部分45は縁部領域14の内側に突出している。この付加部分45は、平面図で見た場合に円の一部の形状を有することができる。それにもかかわらず、この付加部分45については、円形の一部とは異なる形状を採用することもできる。
【0049】
付加部分45が存在する理由を、図3〜図8を参照しつつ以下に説明する。
【0050】
図3〜図5は、キャップ10の内側にシール11を成形するための成形手段16を示している。図3〜図5に示されるタイプの成形手段16は、装置1の成形用円形コンベヤ2上に取り付けられた各成形ユニットに含めることができる。
【0051】
成形手段16は、シール11のような合成樹脂を形作るべくキャップ10の内部に侵入するのに適したパンチ部材17を有している。図6に示したように、このパンチ部材17は、キャップ10の端部壁12に接触し得る前側表面19を具備した中央要素18を有している。スリーブ20が中央要素18を取り囲んでいる。
【0052】
図示の実施形態では、スリーブ20および中央要素18は互いに固定されている。それにもかかわらず、スリーブ20は、中央要素18に対して移動自在とすることもできる。この場合、スリーブ20上に作用すねばねを設けることができる。
【0053】
スリーブ20は、キャップ10の端部壁12への当接に適した環状の端部21を有している。
【0054】
パンチ部材17には、スリーブ20の中央要素18と環状端部21との間に画成された凹所22が設けられている。この凹所22は、シール11の縁部領域14の形状に対応する環状の、例えば円形溝の形状とすることができる。凹所22が取り囲んでいる前側表面19は、したがって成形手段16の内側領域であるとみなすことができる。
【0055】
中央要素18およびスリーブ20は支持手段23に固定されている。支持手段23は、図示されないパイプからの冷却液がそこを通過する冷却回路25が設けられた支持要素24を備えている。チャンバ26は、中央要素18に設けられて冷却回路25の液体を受け入れて、中央要素18の領域の温度を保ち、かつシール11を成形するスリーブ20の温度を低く保っている。
【0056】
支持要素24には、例えばネジ27によって分離手段が取り付けられている。この分離手段は、押出ノズル9からの合成樹脂を所定用量(ドーズ)に分離するための分離部材28を備えている。この分離部材28が有する座29は、押出ノズル9の端部を受け入れるような高さとなっている。
【0057】
押出ノズル9内に押出管路が設けられており、この押出管路は軸線Dに沿って延びる第1の部分30を有している。図示した実施形態では、軸線Dは実質的に水平である。押出管路の第2の部分31は、第1の部分30の下流に配置され、第1の部分30に対して例えば垂直に横断している。図示の実施形態において、第2の部分31は実質的に鉛直である。第2の部分31は、出口表面32上へと至り、図示の実例形態においては実質的に水平である。
【0058】
座29の下部領域は、合成樹脂の所定用量をそこから取り除くために、出口表面32との相互作用に適した分離表面33によって囲まれている。図示した実施形態においては、分離表面33は実質的に平坦でかつ水平に配置されている。
【0059】
パンチ部材17内に設けられている管路34は、支持要素24および中央要素18を通過する貫通穴によって画成されている。この管路34の断面は円形とすることができる。管路34は、前側表面19、すなわち成形手段16の中央領域上に至る端部を有している。この端部は凹所22と連通する位置につながっている。管路34のもっと先の端部には溝40が有り、分離部材28の下部領域に開口している。この溝40は、分離表面33につながっている。図示した実施形態においては、管路34は直線的でありかつ実質的に上下方向に延びている。
【0060】
成形手段16は、それに沿ってパンチ部材17が延びている長手方向の軸線に平行な方向Eに沿って移動自在なピストン35を備えている。このピストン35は、図3に示されている後退位置と図5に示されている伸長したあるいは成形位置との間で移動することができる。後退位置においては、ピストン35は、管路34あるいは座29の内側に存在していない。伸長位置においては、ピストン35は、前側表面19の近傍に到達するまで管路34を通過する。ピストン35は、ピストン35に関連付けられたホイール47に係合するカム部材46を備える駆動手段によって方向Eに沿って移動させられる。
【0061】
パンチ部材17は、成形円形コンベヤ2の支持本体48に固定されている。
【0062】
各成形ユニットは抜出要素49をさらに備えており、この抜出要素49は、シール11が成形された後にパンチ部材17からキャップ10を分離するためにキャップ10の側壁13の縁部との係合に適した、実質的に平坦な側方突出部50を有している。
【0063】
抜出装置49は、ロッド37の第1の端部に固定されている。ロッド37の第1の端部とは反対側にある第2端部には、図示されないカムと係合するローラ36が取り付けられている。このカムは、抜出装置49を方向Eと平行に移動させて、パンチ部材17からキャップ10を取り除くようにしている。
【0064】
他の実施形態において、抜出装置49は、カムおよびローラ36とは異なる、例えばばねのような弾性的な手段を備える移動装置によって移動させることができる。
【0065】
また、その上にキャップ10が当接する支持要素39を支持する上端部を有したステム38が設けられている。支持要素39は、シール11がキャップ10の内部で成形される間に、キャップ10を支持するとともにパンチ部材17に向けてキャップ10を力で押す。
【0066】
ステム38は、方向Eと平行に支持要素39を移動させるために配置された例えば油圧タイプのアクチュエータに含まれており、キャップ10をパンチ部材17に向けて移動させ、あるいはキャップ10がパンチ部材17から離れるように移動させる。
【0067】
作動の間、支持要素39は最初はパンチ部材17から距離を開けている。供給位置Aにおいて、供給ホイール5は、キャップ10を対応する成形ユニットへと運び、かつ成形ユニットの支持要素39の上にキャップ10を置く。
【0068】
ステム38は、方向Eすなわち上下方向に平行に移動して上昇し、パンチ部材17に向けてキャップ10を移動させる。このようにして、パンチ部材17は、端部壁12が前側表面19に当接するまでキャップ10の内部に貫通する。
【0069】
この位置では、図6に示したように、パンチ部材17とキャップ10の端部壁12との間に、シール11の縁部領域14がその内部に成形される環状の成形チャンバ42が画成されている。特に、この環状の成形チャンバ42は凹所22の内部に画成されて端部壁12によって閉鎖されている。この環状の成形チャンバ42は、凹所22に隣接した位置に至る管路34と連通している。言い換えると、 管路34は、管路34と凹所22との間に介在されねばならない接続部分なしに、直接的に凹所22と連通している。
【0070】
成形用の円形コンベヤ2が対応する成形ユニットを押出位置Cに配置すると、押出ノズル9の端部は座29の内側に収容される。分離表面33は、押出ノズル9の出口表面32と接触する。分離表面33は、押出位置Cにおいて2つの連続する成形ユニットの分離部材28が通過する間に経過する期間内に、押出ノズル9から出る合成樹脂の量に対応する合成樹脂の所定用量41を出口表面32からこすり落す。所定用量41は、すでに開示したように一方の側に開口する溝40の内側に受け入れられる。この状態は図3および図6に示されている。
【0071】
その後、成形円形コンベヤ2の回転により、成形手段16は押出機8から離れるように移動する。分離部材28の座29は、押出ノズル9から解放される。
【0072】
カム部材46は、ピストン35が伸長位置に移動するよう駆動する。したがって、ピストン35は座29を貫通し、その後溝40、次いで管路34を貫通する。このようにして、ピストン35は溝40に収納されている所定用量41を、キャップ10の端部壁12に向けて移動するように管路34の内部に押動する。図4および図7に示されている位置において、所定用量41は端部壁12に接触している。
【0073】
この時点から、ピストン35が管路34内にさらに貫通してゆくに連れ、所定用量41は圧縮されて、管路34から隣接する環状の成形チャンバ42へと通過する。したがって、環状の成形チャンバ42は、ピストン35により押動された合成樹脂によって徐々に充填される。このようにして、シール11の縁部領域14が成形される。
【0074】
図5および図8に示したように、ピストン35は、伸長位置において、方向Eに対して横断方向にピストン35を境界付けるその押動表面43が、方向Eに対して横断方向に凹所22を境界付ける横断方向の表面51の近傍にきたときに、管路34の内部で停止する。
【0075】
特に、伸長位置においては、ピストン35の押動表面43を凹所22の横断方向の表面51と面一とすることができるが、以下により良く開示するように、このことは必要な条件ではない。
【0076】
伸長位置においては、ピストン35と側壁12との間に、平面図で見た場合に環状の成形チャンバ42の内側に配置された内側成形チャンバ44が画成される。内側成形チャンバ44は、環状の成形チャンバ42と連通している。ピストン35が伸長位置で停止すると、内側成形チャンバ44の内側には、シール11の付加部分45を成形する合成樹脂の一定量が残存する。
【0077】
結論として、合成樹脂は、中心から円周へ特に遠心方向へと移動し、内側成形チャンバ44から環状の成形チャンバ42へと流れる。
【0078】
内側成形チャンバ44と、この内側成形チャンバ44を境界付けるピストン35は、所定用量41のあり得る重量の変動を補償するための補償手段として作用する。実際、所定用量41の質量が理論値より僅かに大きい場合、ピストン35は、より大きい厚み、例えば縁部領域14より大きい厚みの付加部分45を成形するように伸長位置で停止する。他方、所定用量41の質量が理論値より小さい場合は、ピストン35は、減少した厚み、例えば縁部領域14より小さい厚みの付加部分45を成形する。言い換えると、 投与量41の質量のあり得る変動は、付加部分45の厚みの変動に変換される。付加部分45は使用の間に縁部領域14が発揮する密封作用に預からないので、付加部分45の厚みのあり得る変動はシール11の適切な作動には影響しない。
【0079】
パンチ部材17およびキャップ10は、シール11を構成する合成樹脂が安定するために充分な時間の間、図5および図8に示した位置に残る。その後、ステム38が支持要素39を下方に移動させると、抜出要素49の側方突出部50がキャップ10の上縁に作用して、キャップ10をパンチ部材17から取り除く。その後、キャップ10は、抜取ホイール6によって成形円形コンベヤ2から離れるように移動する。
【0080】
このとき支持要素39は、新しい成形サイクルを開始することができるように、新しいキャップを受け入れる準備ができている。
【0081】
成形手段16は、減少した消費量の合成樹脂でシールを得ることができるようにする。実際、付加部分45は、限られた量の合成樹脂で製造される。これにより、シールを使用する間に容器の首と係合せず、したがって実用性を有しない合成樹脂の量は最小化される。
【0082】
図9および図10に示した他の実施形態においては、前の実施形態と共通する部分には図3〜図8に用いたものと同じ参照符号で示され、かつ再び詳細には開示されない。図9および図10の実施形態においては、各成形ユニットが、支持要素39を支持するステム38によって駆動されるパンチ部材117を備えている。この目的のために、パンチ部材117は、ハウジング要素53の内部で可動なカップ体52に固定された支持要素124を備えている。
【0083】
ハウジング要素53は、翻って、成形円形コンベヤ2上の固定位置に配置された板54に固定されている。
【0084】
カップ体52の内部には、ばね55、例えばコイルばねから構成できる弾性手段が配置されている。ばね55は、板54に接触する第1の端部と、カップ体52の当接表面56に接触する第2の端部とを有している。ばね55は、パンチ部材117をステム38に押動するように取り付けられている。
【0085】
図10に示したように、板54上にさらに固定されている棒57の下端にはピストン135が設けられていて、図3〜図8を参照して開示したピストン35と同様に機能する。棒57は、ピストン135と一体となっている。したがって、ピストン135は成形円形コンベヤ2に固定されている。
【0086】
他方、すでに図3〜図8を参照して開示したように、ステム38は、その縦軸Fに沿ってステム38を移動させるアクチュエータに含まれている。
【0087】
作動の間、ステム38およびそれに固定された支持要素39は、最初は図9に示したように降下位置にあり、 そこにおいて供給ホイール5がキャップ10を支持要素39から取る。
【0088】
カップ体52は、ばね55によってパンチ部材117に向けて押動され、かつその前進位置においてはカップ体52のフランジ縁部58が、ハウジング要素53の内部に設けられた段差59に当接する。
【0089】
成形円形コンベヤ2の回転により、分離部材28が押出ノズル9に到達して所定用量41を分離すると、それは分離部材28に設けられた溝の内部に受け入れられる。
【0090】
次いで、ステム38は、対応するアクチュエータによって徐々に持ち上げられて、キャップ10の端部壁13を中央要素18およびスリーブ20に接触させる。
【0091】
ステム38が縦軸Fに沿って上方に移動し続けてキャップ10を上昇させると、パンチ部材117がキャップ10に係合する。ステム38が発揮する押動力がばね55の力に打ち勝ち、カップ体52はハウジング要素53の内部で移動して、フランジ状の縁部58が板54に接近する。したがって、パンチ部材117は、図10に示した後退位置に到達する。
【0092】
パンチ部材117が上昇して後退位置に到達する間に、円形コンベヤ2に固定されているピストン135は、分離部材28に設けられている開放溝に最初に貫通し、次いで管路34の内部に貫通する。したがって所定用量41は、キャップ10に対して押動される。合成樹脂は、キャップ10の端部壁12に接触した後、中心から円周へと移動し、管路34から凹所22へと通過する。合成樹脂は、図6〜図8を参照して前に説明したように、環状の成形チャンバ42の全体を徐々に充填してシール11を生じさせる。
【0093】
図9および図10に示した実施形態は、単一の作動装置、すなわちピストン135を固定位置に保持しつつ、支持要素39およびパンチ部材117の両方を移動させるための、ステム38が含まれているアクチュエータの使用を可能にする。このようにして、支持要素39を移動させる作動装置に加えて、ピストン135を移動させるためのさらなる作動装置の使用を回避することができる。このことは、各成形ユニットの構造を簡単なものとする。
【0094】
図11および図12に示した他の実施形態は、図9および図10に示した実施形態と押出ノズルの構造が異なっている。図11および図12の実施形態では、実際に押出ノズル109が設けられ、図示の実例形態では実質的に縦方向に延びる吐出表面132上に至る押出管路がその内部にある。
【0095】
支持要素124が支持している分離部材128は、図13および図14にその詳細を示したように、上側部分60および下側部分61を有し、かつそれらの間に座129が画成されている。上側部分60には、ピストン135を受け入れる貫通穴62が設けられている。
【0096】
下側部分61からは突出要素63が突出している。この突出要素63は、支持要素124の内部への受け入れに適した例えば中空の円柱の形状である。下側部分61および突出要素63は穿孔されて、ピストン135の通過を可能としている。
【0097】
座129は、下側部分61を上側部分60に接続する側壁64によってさらに境界付けられている。側壁64内に設けられている開放した溝140は、図示の実施形態では実質的に縦方向であり、所定用量41を受け入れるように配置されている。
【0098】
側壁64は、分離表面133によって境界付けられており、そこから所定用量41を取り除くために押出ノズル109の吐出表面132との相互作用に適している。図示の実施形態では、分離表面133が実質的に上下方向に延びている。
【0099】
作動の間、ステム38は最初に下降位置内にあり、 図11に示したように、供給ホイール5がキャップ10を支持要素39に運ぶ。
【0100】
パンチ部材117は、ばね55によって前進位置に押動される。
【0101】
成形円形コンベヤ2の回転の間に、分離部材128が押出ノズル109に到着すると、分離表面133は吐出表面132から合成樹脂の所定用量41をこすり落す。図11に示したように、所定用量41は溝140の内部に収容されるとともに、成形円形コンベヤ2の次の回転により、押出ノズル109から離れるように移動する。
【0102】
その後、アクチュエータが作動し、それによって支持されているキャップ10と共に支持要素39を上方へ移動させる。これにより、キャップ10の端部壁12は中央要素18およびスリーブ20に接触し、その後パンチ部材117はステム38によって上方に移動し、ばね55の力に打ち勝つ。他方、ピストン135は、成形円形コンベヤ2に対して固定された位置に残る。
【0103】
パンチ部材117が上方へ移動すると、ピストン135は最初に穴62、その後溝140、最後に管路34を貫通し、図12に示したようにかつ図6〜図8を参照して前に開示したように、所定用量41を凹所22内に押動してシール11の縁部領域14を成形する。
【0104】
図15〜図17は、装置1を用いて異なるタイプのシールを成形することができる、異なるタイプのキャップを示している。特に、図15が示しているねじ込みキャップ110は、合成樹脂を射出成形しあるいは圧縮成形することによって得ることができる。ねじ込みキャップ110は、端部壁112と、ねじ込みキャップ110を容器の首に着脱自在に固定できるようにする1つ若しくは複数のねじ65が設けられた側壁113とを備えている。端部壁112上に設けられているシール111は、図2に示されている付加部分と同様の、図示されない付加部分を有することができる。シール111は、容器の首と係合するように配置されて密封作用を発揮するリップ66を有している。
【0105】
図示されない実施形態では、シール111に2つのリップを設けることができる。
【0106】
図16は、広口瓶のような大きく開いた口を有する容器を閉鎖するために使用可能な、いわゆる捻って外すタイプの蓋210を示している。この蓋210は、金属材料から製造できるとともに、側壁213が隣接する端部壁212を有している。側壁213の縁部は蓋210の内側に折り曲げられている。蓋210に設けられているシール211は、付加部分45に類似した、図示されない付加部分を有することができる。図示の実施形態では、シール211には一つのリップ266が設けられているが、2つのリップが存在することもできる。シール211は、端部壁212に含まれる喉部67の内側に収容されている。
【0107】
図17に示すキャップ310はいわゆる捻って外すタイプであり、図16のキャップとは異なり、キャップ310の内側に折り曲げられることなく実質的に真っ直ぐな縁部を具備した側壁313を有している。キャップ310の端部壁312に設けられた喉部367収容されているシール311は、周辺の環状隆起によって囲まれている実質的に平坦な中央領域を有し、ことによると付加部分45と類似の付加部分を有する。
【0108】
図3〜図12においては、その内側にピストンが配置されているパンチ部材が常にキャップ10の上方に配置されているが、その内側にシールを成形しなければならないキャップの下方にパンチ部材を配置することもできる。
【0109】
さらに、キャップ10の内部で直接的にシール11を成形することに代えて、装置1の当接表面上にシール11を成形した後、例えば接着によって各シールを対応するキャップに関連付けることもできる。
【0110】
また、凹所22および内側成形チャンバ44は、パンチ部材上に設けるのではなく、キャップ10の端部壁12の内側に作ることもできる。この場合、パンチ部材は、実質的に平坦な成形表面を有する。
【0111】
図示されない実施形態では、管路34を前側表面19上へと導く代わりに、凹所22に直接的に導くことにより、 付加部分45を欠いたシールを得ることもできる。
【0112】
成形手段16は、円形コンベヤ上に取り付けるのではなく、異なる方法で、例えば閉じた環状のコンベヤベルトの経路に沿って配置することができる。
【0113】
成形手段16は、シール以外の成形品、例えば環状形状の物品、あるいは中央に孔を有した若しくはより一般的には完全に中空な物品を成形するために用いることができる。
【0114】
図18および図19は、他の実施形態の環状物品を成形するための装置を示している。図18および図19の装置によって成形される環状の物品は、金属あるいは合成樹脂から製造されたキャップ、例えば図15〜図17に示したタイプのキャップの内側に配置された、例えば図15〜図17に示したタイプの断面を有するシールとすることができる。図18および図19の装置でシールを成形するために用いる材料は、装置1を参照してリストアップしたものと同じ材料とすることができる。
【0115】
図18に示したように、この装置は、図示の実施形態では実質的に水平な押出方向に合成樹脂を押出すためのネジ69が設けられた押出装置68を有する分配ユニット93を備えている。押し出される合成樹脂は、ペースト状である。
【0116】
さらにこの装置は、押出装置68から来る合成樹脂を受け入れるとともにキャップ410、図示の実施形態では捻って外す蓋の内部に合成樹脂を分配(ディスペンス)するように構成された、分配ノズル(ディスペンスノズル)70を含む分配手段(ディスペンス手段)を備えている。
【0117】
分配ノズル70は、上下方向に対して傾けられた吐出方向に合成樹脂を分配するように傾けることができる。
【0118】
分配ノズル70は、その内側に合成樹脂のための通路72が設けられているブロック71によって押出装置68に接続されている。通路72は、第1の実質的に水平な部分と、それに続く第2の傾いた部分とから構成されて、押出方向から分配ノズル70の出口方向へと合成樹脂を偏向させることができる。
【0119】
分配ノズル70は、分配ノズルを選択的に開閉して合成樹脂の分配を許容あるいは遮断するために、分配ノズル70の内部でスライド可能な、例えばステムの形状を有したプラグ73を備えている。このプラグ73は、例えばフランジ75によって押出装置68に固定されたモータ74によって移動させることができる。モータ74に代えて、プラグ73を駆動するために他の移動システム、例えばピストン、ソレノイドバルブあるいは回転モータを用いることができる。
【0120】
分配ノズル70は、キャップ410を一時的に支持するために適した支持要素139の上方に配置されている。この支持要素139は、カラム76の上側に固定された円板の形状とすることができる。支持要素139には、合成樹脂をキャップ410の内側に配置する間に、キャップ410を支持要素139に接触させた状態に保持するための保持手段が関連付けられている。この保持手段は、カラム76の内部に設けられた吸引管路77を介して支持要素139の複数の吸引孔78に接続された、例えば図示されない吸引供給源を含む吸引手段を有することができる。
【0121】
それに代えて、保持手段は、把持装置、磁石、ソレノイドバルブあるいはその他を有することができる。
【0122】
さらにこの装置は、キャップ410の内部に合成樹脂が分配されている間に分配ノズル70に対して支持要素139を移動させるための移動手段をさらに備えている。このようにして、その内部に合成樹脂が分配されるキャップ410の領域は、分配ノズル70が開いている間に連続的に変化する。このことは、押し出された物が予め設定された任意の形状を有するように成形するために、合成樹脂を所望の経路に基づいてキャップ410の内部に分配できるようにする。
【0123】
特に、移動手段は、例えば上下方向に延びるカラム76の軸線のような回転軸線Zの回りで支持要素139を回転させるための回転手段を備える。このように、分配の間に分配ノズル70は固定された位置に配置されているので、合成樹脂は環状の幾何学的形状、特に外周形状にしたがってキャップ410上に配置される。
【0124】
回転手段は、装置のベース部分80に固定された、駆動軸81を有するモータ装置79を備えることができる。駆動軸81上にスプラインで接続された駆動プーリ82は、カラム76に堅固に接続された被駆動プーリ84を駆動ベルト83で駆動する。カラム76は、ベース部分80に固定されたスリーブ85の内部に取り付けられている。スリーブ85とカラム76との間に挿入された軸受86は、カラム76がスリーブ85に対して回転できるようにしている。
【0125】
作動の間、キャップ410は、図示されない供給装置によって支持要素139上に配置される。吸引手段が作動すると、キャップ410は支持要素139に接触しつつ堅固に保持される。
【0126】
モータ74は、プラグ73を駆動して、キャップ410の内側に配置された分配ノズル70を開放する。通路72を通って押出装置68を出た合成樹脂は、その上にシールが成形されなければならないキャップ410の内側表面である支持表面87上に合成樹脂を配置する分配ノズル70に到達する。同時に、移動手段は、回転軸線Zの回りでカラム76を支持要素139と共に回転させる。吸引手段によって支持要素139に密着した状態に保持されているキャップ410はまた、分配ノズル70が合成樹脂を分配している間に、回転軸線Zの回りに支持要素139と共に回転する。このようにして、合成樹脂が支持表面87上に配置されて、環状、特に円形の構造であるシールの前駆物質を成形する。シールの前駆物質は概ね円形の断面を有することができるが、この条件は不可欠なものではない。
【0127】
シールの前駆物質が完成すると、プラグ73は分配ノズル70を閉鎖し、キャップ410は分配ノズル70から離れるように移動してシールの成形が完了する。
【0128】
図示されない実施形態では、キャップ410を動かしつつ分配ノズル70を静止状態に維持する代わりに、分配ノズル70を動かしつつキャップ410を静止状態に維持することができる。分配ノズル70は、回転軸線、例えば上下方向に延びる回転軸線の回りで分配ノズル70を回転させる回転手段を有した、適切な移動手段によって移動させることができる。
【0129】
図示されない他の実施形態では、移動手段を分配ノズル70およびキャップ410に関連付けて、分配ノズル70およびキャップ410を適切に動かし、合成樹脂が前駆物質を支持表面87上に所望通りに成形できるようにする。
【0130】
開示した最後の2つの場合においては 分配ノズル70を移動させるが、この分配ノズル70は、柔軟な管路によってあるいは回転継手によって押出装置68に接続することができる。
【0131】
この移動手段は、分配ノズル70およびキャップ410が、必ずしも回転移動ではない動きで相互に移動できるようにする。このことは、必ずしも円形ではない、例えば楕円形、正方形、多角形あるいはその他の形状の環状のシールの獲得を可能にする。
【0132】
他の実施形態においては、支持表面87は、キャップ410の内側表面ではなく、その後で支持表面87から取り除かれて対応するキャップに付加される、シールが成形される装置に含まれる機械的な部品の表面とすることができる。
【0133】
この装置は、所望の環状物品、例えばシールを得るために、前駆物質を成形するための成形手段をさらに備える。この成形手段は、シールを得るために前駆物質を圧縮成形する圧縮成形手段を備えることができる。
【0134】
この成形手段は、図19に示されるとともに、その一つだけが示されている複数の成形ユニット89を有した成形円形コンベヤ88を備えることができる。
【0135】
各成形ユニット89は、その内側に合成樹脂が配置されてシールの前駆物質が成形されるキャップ410を支持するための支持部材90を有している。支持部材90は、キャップ410の外壁と形状付けのために連結する方法で係合するように形作られた、支持表面87とは反対側にある上側表面を有することができる。支持部材90は、図示されないアクチュエータによって、図示の実施形態においては実質的に上下方向の成形方向Mに移動するステム138に固定される。
【0136】
各成形ユニット89は、シールを成形するべく前駆物質をキャップ410の内側で成形するためのパンチ部材217をさらに有している。このパンチ部材217は、キャップ410の支持表面87上への当接に適した前方表面219を具備する中央要素218を有している。
【0137】
この中央要素218の外側には、パンチ部材217に含まれている、所望するシールの形状に対応する形状を有した成形表面92によって境界付けられた中間スリーブ91が配置されている。図示の実施形態では、成形表面92は、中間スリーブ91の下側表面に一致している。
【0138】
パンチ部材217は、中間スリーブ91の外側に配置された、キャップ410の支持表面87上への当接に適した環状の端部221を有する、外側スリーブ220をさらに備えている。このようにして、外側スリーブは、その内側にシールを成形することができる成形チャンバの周辺を境界付ける。
【0139】
ばね要素94は、外側スリーブ220を支持部材90に向けて押動するために、外部スリーブ220上に作用することができる。
【0140】
作動の間、図示されない移送装置は、押出ユニット93から成形ユニットへとキャップ410を運ぶ。キャップ410は、パンチ部材217から間隔を開けて離れた位置へと対応するアクチュエータが配置した支持部材90に供給される。
【0141】
次いで、このアクチュエータはキャップ410をパンチ部材217に向けて、キャップ410の支持表面87が外側スリーブ220上に当接する位置へと移動させる。中間スリーブ91は、外側スリーブ220および中央要素218に対して後退した位置にあり、外側スリーブ220と中央要素218との間にシールの前駆物質をその内部に受け入れることができる環状の凹所が画成される。ばね94は、中央要素218がキャップ218の上に当接し、対応する前駆物質からシールを成形できるようにするために、外側スリーブ220をわずかに後退できるようにしている。
【0142】
シールが成形されてその形状が安定すると、アクチュエータは支持部材90がパンチ部材217から間隔をおいて配置されるように移動させ、かつ抜出装置95はパンチ部材217からキャップ410を分離させる。キャップ410は、加工される新しいキャップを受け入れる準備ができている支持部材90から離れるように移動させることができる。
【0143】
すでに前述したように、この装置は、シールの前駆物質を内側に有しているキャップ410を分配ユニット93から成形ユニット89へと移送するための移送装置を備えている。この移送装置は、シールの前駆物質が冷却されて過剰に堅くなることを防止するべく短い移送時間を保証するために、短い経路に沿ってキャップ410を運ぶことができる。
【0144】
それに代えて、移送装置の経路に沿って加熱手段を配置し、シールおよび/またはキャップ410の前駆体を構成している合成樹脂が過度に冷却されることを防止することができる。この加熱手段は、例えば、熱気が循環するトンネル、あるいはキャップ410が金属材料から製造されている場合には高周波ヒータから構成することができる。
【0145】
装置の配置については別の代替案も可能である。
【0146】
第1の実施形態においは、吐出ユニット93は、その上に1つ若しくは複数の成形ユニット89が取り付けられるさらなる独立した機械に、移送装置によって接続された、独立した機械として構成することができる。
【0147】
第2の実施形態においては、吐出ユニット93、コンベヤ搬送装置および成形ユニット89(あるいは複数のまたは成形ユニット位89)は、単一の機械として一体化することができる。この機械は、キャップ410を分配ノズル70と相互作用させる第1の円形コンベアと、第2の移送用円形コンベアと、複数の成形ユニット89を支持する成形用円形コンベア88とを備えることができる。
【0148】
第3の実施形態では、前駆体を成形するための合成樹脂を分配すること、および前駆体によるシールの成形を、単一の装置に一体化することができる。例えば、それぞれが支持部材90およびパンチ部材217を有した複数の成形ユニット89を備えるメインの円形コンベアを設けることができる。対応する支持部材90上にキャップ410を配置した後、対応するパンチ部材217から間隔を開けて配置されているこの支持部材90は、シールの前駆体を成形するための合成樹脂をキャップ410の内側に配置する分配ノズル70と相互に作用することができる。支持部材90は、合成樹脂が環状の前駆体を成形できるようにするために、自身の軸線の回りに回転することができる。
【0149】
その後、メインの円形コンベアが回転している間に、成形ユニット89が分配ノズル70から離れ、シールを生じさせるべく前駆体を成形するために対応するアクチュエータが支持部材90をパンチ部材217へと移動させる。
【0150】
ここで留意されるべきことは、成形ユニット89を必ずしも円形コンベア上に取り付ける必要はなく、例えばベルト装置によって非円形の経路に沿って移動させ得ることである。
【0151】
さらに、全ての実施形態において、成形ユニット89の下流に、付属の装置、例えばキャップおよび/またはシールの品質を制御するための視覚システムを設けることができる。
【0152】
図18および図19に示した装置は、合成樹脂の消費量を減少させたシールの成形を可能にする。パンチ部材217はシールが正確な形状を有することを保証し、かつ分配ノズル70は、各シールを成形する合成樹脂の量が良好に分配されることを保証する。最後に、図18および図19に示した装置は、ユーザが必要に応じて自由に選択することができる多くの種類の異なる合成樹脂を用いたシールの成形を可能にする。
【0153】
合成樹脂から製造された(特にその形状が環状の)物品の成形について、ここで(図20〜図37を詳細に参照しつつ)開示すると、この物品は、特殊なケースにおいては、公知のタイプの容器のための閉鎖体のシール(カプセル、キャップ、蓋等)を含む。この閉鎖体は、合成樹脂および/または金属および/または他の公知の材料から製造することができる。公知のように、シールは、容器の口の上縁部上にシールを作ることを目的としている。
【0154】
物品(シール)は、合成樹脂の圧縮成形によって作られる。この物品は、環状で、開放しあるいは閉じた形状を有することができる。特殊なケースでは、物品(シール)は閉じた円形の形状を有する。物品は、任意の合成樹脂、例えば熱可塑性樹脂および/またはエラストマー材料、例えば容器の閉鎖体のシールを成形するために用いるタイプから製造することができる。
【0155】
この物品は、特に、静止表面上に合成樹脂の2つあるいはより多くの(図示のケースでは5、6または7つ)の所定用量を配置する段階と、その内部で様々な所定用量(ドーズ)の材料が結合して(環状形状の)物品を成形する(環状形状の)成形チャンバの内部で上述した所定用量を圧縮成形する段階と、を備える成形プロセスによって成形される。
【0156】
圧縮成形は、選択的に、少なくとも部分的に環状の(開放したあるいは閉じた)形状の圧縮パンチによって達成される。その内部で所定用量(ドーズ)が圧縮成形されるチャンバは、選択的に、少なくとも部分的に(開放したあるいは閉じた)環状である。所定用量は、成形段階において(開放したあるいは閉じた形状の)圧縮成形チャンバの少なくとも一部分を境界付ける静止表面上に、その全体あるいは部分が配置される。所定用量は、選択的に、圧縮成形の間に合成樹脂の流れを妨げるパンチの一部分によって占めれられる静止表面の中央領域を囲む、静止表面の周辺領域上に配置される。所定用量は、選択的に、静止表面の中央領域の周りに、周方向に間隔を開けて配置される。
【0157】
所定用量(ドーズ)は、図示の実施形態では実質的に円形形状の部分を有しているが、他の形状(例えば長方形、円の扇形、あるいは湾曲した形状)を有することができる。互いに形状が異なる所定用量を(その後の圧縮成形のために)配置することも可能である。
【0158】
配置され(次いで圧縮成形チャンバ内で成形される)n個(「n」は1より大きい整数)の合成樹脂から製造された所定用量(ドーズ)は、それぞれが(連続させて)押し出された合成樹脂を分配するように構成されているn個の押出口から押し出された場合と実質的に同様に分離することができる。これらの所定用量は、n個の分離要素が設けられた移動自在な分離装置を用いて分離させることができるが、それらは各押出口からの単一の所定用量を(切断あるいは剪断によって)分離させる。分離装置は、選択的に、様々な押出口が配置されている所定用量の分離領域(切断または剪断)と、 それから合成樹脂の圧縮成形によって物品が成形される表面である静止表面上に所定用量を配置するための所定用量配置領域との間で、移動自在である。
【0159】
分離装置は、(それぞれが単一の所定用量(ドーズ)を分離する)様々な分離要素が、(開いた環状あるいは閉じた形状の)成形チャンバ内に所定用量を配置するのと同様に互いに配置されるように構成することができる。実質上、分離装置は「n」個の分離要素が中央領域の周りに分布して配置されるように構成することができる。そのような周辺的な分布は、円周方向分布とすることができる。
【0160】
分離要素は、合成樹脂の所定用量(ドーズ)を切断しあるいは剪断し、かつ配置する場所まで合成樹脂の所定用量を保持するために、対応する押出口の前を通過するように作動することができる。静止表面上に所定用量を配置する場所には、以前に(切断または剪断手段を介して)所定用量を分離した分離要素によって保持されている所定用量を分離するための手段を設けることは可能である。そのような分離手段は、例えば所定用量を(概ね下向きに)押動するピストンおよび/または圧縮空気タイプの、例えば少なくとも一つの押動要素を備えることが可能である。
【0161】
ここで図20〜図24を参照すると、合成樹脂から製造されて多数の押出口を有している押出機が全体的に501で示され、(この特殊なケースでは5つの)押出口が502で示され、かつ分配流量調節装置(各押出口毎に1つの、例えばニードル弁)が503で示され、押出口に合成樹脂を供給するための供給コレクタが504で示されている。この特殊なケースでは、各押出口502は、上方に導かれる連続した押出流れを分配するようにそれぞれ構成されている。
【0162】
押出口から分配された流れから合成樹脂の所定用量(ドーズ)を分離するための装置の全体が505で示され、各押出口の前を通過する所定用量を切断しあるいは剪断する単一の分離要素あるいはツールが506で示され、507は各分離ツールから所定用量を分離する単一の(ピストンタイプの)押動要素を示しており、508はその周囲に分配された複数の分離装置505を回転させる、回転円形コンベアを示しており、509は円形コンベアによって回転する分離要素またはツール506の円形の軌道を示している。
【0163】
各分離ツール506は、選択的に、ツールの前進方向に対して前方に向いた凹部を具備した凹面を有しているが、この特殊なケースでの前進方向は、ツールを運ぶ回転円形コンベアの動きによって画成される円形軌道である。
【0164】
図25を参照すると、他の実施形態が示されているが(単純さを維持するために、前に開示したものと同様の要素には同じ番号が付されている)、 円形コンベア508の回転運動に加えて、円形コンベア508に対する各分離装置505のさらなる動きがもたらされている。この動きは、図示されている特殊なケースでは、選択的に、分離要素506がその上に配置されている外周部分の中心を通過するとともにそのような外周部分に対して垂直な回転軸の回りの回転運動とすることができる。分離要素の円形コンベアに対するそのような更なる相対運動は、多数の所定用量(ドーズ)の切断または剪断を促進する目的で実行することができる。押出機501の一部、特に押出口502を有した部分を、それ自身の上で(例えば分離装置505の回転方向とは反対側に)回転させることも可能である。そのような回転部分は、押出口502に終端する合成樹脂の分配ノズルを画成するブロックから構成することができる。回転軸は、その上に押出口502が配置されている外周の中心を貫通する。この回転ブロックは、このケースでは、一方の側が溶融合成樹脂の供給源に接続され、他方の側が様々な押出口502に接続された中央通路を有する。押出口を移動させることの可能性は、多数の所定用量の分離(剪断)を促進するために用いることができる。
【0165】
図26および図27を参照すると、それぞれ6つあるいは7つの押出口502を有した押出機の2つの実施形態が(同様の要素には同じ番号を付けて)示されている。分離装置は、このケースでは、対応する数および同様の分布の分離ツールを有している。
【0166】
図37を参照すると、異なる形状の押出口502を有した押出機の実施例が(同様の要素には同じ番号を付けて)示されている。この特殊なケースでは、いくつかの押出口502が長方形の形状を有し、その他の押出口502が円形の形状を有している。分離装置は、この特殊なケースでは、対応する形状および分布の分離ツールを有している。
【0167】
分離装置505によって分離された所定用量(ドーズ)は、図28および図29に示されているカプセルの内側に、このカプセルの内側にシールを作るために、押動要素507によって配置される。
【0168】
このカプセルは、この特殊なケースでは、容器の上部の口の閉鎖を意図した閉鎖壁510と、管状に形付けられた側壁511とを有している。シールは、閉鎖壁510の内側表面の周辺領域上に成形されなければならず、かつこの周辺領域は側壁511に隣接して配置された領域である。
【0169】
ここで図30〜図36を参照すると、カプセルの閉鎖壁510の内側表面上に分離装置によって配置された合成樹脂の所定用量(ドーズ)は512で示され、513はカプセルを載せる支持部材であり、514は圧縮成形装置の全体であり、キャップ上の所定用量512を圧縮することによってシールを成形する515は圧縮パンチである。
【0170】
それぞれが支持部材513およびパンチ515を有した複数個の成形装置514がその周囲に設けられている、回転円形コンベアタイプの成形装置を用いることが可能である。多数の所定用量512は、例えば、分離装置505を支持する円形コンベア508と圧縮成形装置を支持する成形用の円形コンベアとの間の出会い領域に一致する、解放領域内に配置することができる。
【0171】
成形用円形コンベアの様々な成形装置にカプセルを供給する公知ではあるが図示されないタイプの装置と、成形されたシールを具備したカプセルを円形コンベアから取り除くための公知の装置とを設けることが可能である。
【0172】
圧縮パンチ515は、内側部材516と、環状の形状の外側部材517と、外側部材517と内側部材516の間に配置されて外側部材517と同軸な環状の形状である中間部材518とを有している。圧縮パンチ515の3つの部材516、517、518および閉鎖壁510は、その内部で所定用量(ドーズ)512が圧縮成形される(環状形状の)成形チャンバ519をそれらが画成する作動構造を取るように構成されている。(成形チャンバ519の上方にある)中間部材518は、圧縮作用を発揮するために他の2つの部材516、517に対して移動自在である。
【0173】
圧縮パンチの熱的な状態を調節する(特に冷却する)ために、(図示されない)手段を設けることが可能である。より詳しくは、(ここに示されている特殊なケースでは中間部材518である)圧縮のための部材は、熱を調節する流体を供給するシステムに接続された熱調節回路(冷却回路)の少なくとも一部をその内側に有することができる。
【0174】
図34に示した成形構造では、中間部材518が合成樹脂を圧縮されるために降下して(閉じた環状形状の)シール520を成形する。内側部材516は、圧縮される溶融材料の内側への流れを妨げ、外側部材517は外側への流れを妨げる。図36には、この特殊なケースでは閉じた環状形状であるシール520を具備したカプセルが示されている。
【0175】
すでに前述したように、例えば、用いる合成樹脂の体積および/または成形する物品の形状に応じて、異なる数の所定用量(ドーズ)を用いることが可能である。使用の際には、この物品(シール)を成形するプロセスは選択的に、成形し、移送し、配置し、成形する段階を備え、それらはここに図示したケースでは連続して生じる。制御装置は、公知でありかつ図示されないが、プロセスの様々な段階を制御するように構成される。所定用量は、選択的に、n個の押出口からのn個の所定用量を(実質的に同時に)分離することによって成形される。所定用量は、選択的に、n個の押出口の前方を通過するn個の要素あるいはツールによる切断または剪断によって分離される。n個の押出口は、選択的に、所定用量を圧縮する前に(物品を成形するためにその内部で所定用量が結合されあるいはひとまとめにされる)成形チャンバ内に置くのと同じ分布で配置される。
【0176】
所定用量(ドーズ)は、対応する所定用量を(公知のように、溶融した状態の合成樹脂の粘着性を利用して)保持している分離ツールを移動することによって、選択的に移動させられる。所定用量は、n個の所定用量512を押動する分離手段を作動させることにより、n個の所定用量の全てが同時に、静止表面(カプセルの壁510)上に配置される。所定用量は、静止表面の支持部材513の動きと同期して配置される。この特殊なケースでは、所定用量を支持する分離装置と、この離装置から所定用量を受け入れる支持表面との両方が、互いに同期する2つの移送円形コンベアによって回転させられる。
【0177】
前述したように、所定用量(ドーズ)512は、静止表面(壁510)上に、中央領域の周りの周縁部に分布して配置される。この中央領域は、その後、圧縮パンチの内側部材516によって占められ、圧縮パンチはこの中央領域に材料が入り込むことを防止するべく合成樹脂の流れを妨げる。(環状形状の)中間部材518は、所定用量を配置した位置、すなわち中央領域の周りの周辺領域にある所定用量512を圧縮するべく移動する。この周辺領域は、その内部でシールが成形される(環状の)成形チャンバ519が画成される領域である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂から物品(520)を成形する方法であって、
少なくとも環状形状のチャンバ部分を有している成形チャンバ(519)の内部で合成樹脂を圧縮成形する段階を備える方法において、
前記環状のチャンバ部分の内部に前記合成樹脂の少なくとも2つの所定用量(512)配置する段階を備え、
前記少なくとも2つの所定用量(512)は、前記圧縮成形の前には互いに分離しており、かつ前記圧縮成形によって互いに結合することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記物品(520)は、容器の閉鎖要素(510、511)のための環状シールを構成し、
前記少なくとも2つの所定用量(512)は、前記閉鎖要素の壁(510)の上に配置され、かつ前記壁(510)の上で圧縮成形されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記閉鎖要素(510、511)は、前記壁(510)の周縁から延びる環状部分(511)を有しており、
前記少なくとも2つの所定用量(512)は、前記環状部分(511)に隣接する前記壁(510)の周辺領域上に配置されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記配置する段階は、前記合成樹脂の互いに整列配置されない少なくとも3つの所定用量(512)を配置することを含み、
前記少なくとも3つの所定用量(512)は、前記圧縮成形の前には互いに分離しており、かつ前記圧縮成形によって互いに結合されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記配置する段階は、前記少なくとも2つの所定用量(512)を静止表面(510)上に配置する段階と、成形ツール(515)を前記静止表面(510)に移動させる段階とを含み、
前記成形ツール(515)および前記静止表面(510)は、互いに協働して前記成形チャンバ(519)を画成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記配置する段階の前に、少なくとも2つの押出口(502)を介して前記合成樹脂を押し出す段階と、
前記少なくとも2つの押出口(502)からそれぞれ出た合成樹脂から前記少なくとも2つの所定用量(512)をそれぞれ分離する段階と、
前記所定用量(512)を前記押出口(502)から所定用量解放領域へと移送する段階とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記分離する段階は、前記少なくとも2つの押出口(502)の前方を通過して、前記少なくとも2つの所定用量(512)を分離して保持する少なくとも2つの移動自在な分離ツール(506)によって実行されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記解放領域においては、前記少なくとも2つの投与量(512)が、前記2つの投与量(512)を保持している前記少なくとも2つの分離ツール(506)から取り外され、協動して前記成形チャンバ(519)を画成する静止表面(510)上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記圧縮成形する段階は、前記圧縮成形の間に前記環状チャンバ部分を内側から境界付けるとともに前記合成樹脂を妨げる範囲を画成する内側部材(516)を少なくとも有した圧縮パンチ(515)を用いることを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記合成樹脂の4つあるいはそれより多い所定用量(512)を前記環状チャンバ部分の内側に配置し、
前記4つあるいはそれより多い所定用量(512)は、前記圧縮成形の前には互いに分離しているが、前記圧縮成形によって互いに結合されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記チャンバ部分は、閉じた環状の形状を有していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記チャンバ部分は、円形の形状を有していることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
合成樹脂の前記少なくとも2つの所定用量(512)は、2つの異なる合成樹脂から製造され、および/または互いに異なる形状を有していることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
合成樹脂から物品を成形する装置であって、
少なくとも環状形状のチャンバ部分を有した成形チャンバ(519)と、
前記成形チャンバ(519)の内部で合成樹脂を圧縮成形するための手段(515)と、を備える装置において、
前記合成樹脂の少なくとも2つの所定用量が互いに分離するように前記少なくとも2つの所定用量(512)を前記環状チャンバ部分の内側に配置する手段(505)を備え、
前記圧縮成形手段(515)は、前記2つの所定用量(512)が互いに結合するように、前記少なくとも2つの所定用量(512)を圧縮成形するべく構成されていることを特徴とする装置。
【請求項15】
前記圧縮成形手段は、前記成形チャンバ(519)を境界付ける環状形状で移動自在な成形手段(518)を少なくとも有していることを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記圧縮成形手段(515)は、容器の閉鎖要素(510、511)を支持するように構成された支持部材(513)を少なくとも有しており、
前記配置手段(505)は、前記支持部材(513)によって支持されている前記閉鎖要素の壁(510)の上に前記少なくとも2つの所定用量(512)を配置するように構成され、
前記圧縮成形手段は、前記少なくとも2つの所定用量を前記壁上で圧縮成形するように構成されていることを特徴とする請求項14または15に記載の装置。
【請求項17】
前記配置するための手段(505)は、前記合成樹脂の互いに整列配置されない少なくとも3つの所定用量(512)を同時に配置するように構成されていることを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記配置手段(505)は、前記少なくとも2つの所定用量(512)を静止表面(510)上に配置する少なくとも2つの押動要素(507)を有するように構成されており、
前記圧縮成形手段は、前記静止表面(510)に対して移動自在な成形ツール(515)を有しており、
前記成形ツール(515)および前記静止表面(510)は、互いに協働して前記成形チャンバ(519)を画成する作動状態を取ることができることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記成形ツール(515)は、前記合成樹脂を圧縮できるようにするために移動自在であり、かつ少なくとも部分的に環状な、少なくとも1つの成形部材(518)を有していることを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
少なくとも2つの押出口(502)を介して前記合成樹脂を押出成形するための手段(501)を備え、
前記配置手段は、前記少なくとも2つの押出口(502)からそれぞれ出た前記合成樹脂から前記少なくとも2つの所定用量(512)をそれぞれ分離するように構成された少なくとも2つの分離ツール(506)を有しており、
前記少なくとも2つの分離ツール(506)は、前記押出口から前記所定用量を解放する領域へと保持し移送するように構成されていることを特徴とする請求項14乃至19のいずれか一項に記載の装置。
【請求項21】
前記少なくとも2つの分離ツール(506)は、前記少なくとも2つの所定用量(512)を分離して保持するために、前記少なくとも2つの押出口(502)の前方を同時に通過する可能性を有して移動自在であることを特徴とする請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも2つの分離ツール(506)はそれぞれ、前記少なくとも2つの分離ツール(506)が前進する方向で前方を向いた凹面を有していることを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記少なくとも2つの分離ツールは、前記少なくとも2つの所定用量を保持している前記少なくとも2つの分離ツール(506)から前記少なくとも2つの所定用量(512)を引き離すための手段(507)を有していることを特徴とする請求項21または22に記載の装置。
【請求項24】
前記圧縮成形手段は、前記環状チャンバ部分の内側を境界付けるとともに前記圧縮成形の間に前記合成樹脂の環状に妨げる範囲を画成する少なくとも1つの内側部材(516)を具備した少なくとも1つの圧縮パンチを有していることを特徴とする請求項14乃至23のいずれか一項に記載の装置。
【請求項25】
合成樹脂を供給する装置であって、
前記装置は、
押し出す合成樹脂を分配するようにそれぞれが構成された、少なくとも3つの押出口(502)を画成する少なくとも3つのノズルと、
それぞれが他の2つのツールと実質的に同時に前記少なくとも3つの押出口(502)のそれぞれの出口の前方を通過するように構成されて、前記押出口(502)のそれぞれから分配された前記合成樹脂の所定用量(512)を分離して保持する少なくとも3つの分離ツール(506)と、を備えることを特徴とする装置。
【請求項26】
前記少なくとも3の分離ツール(506)は、少なくとも各押出口(502)と所定用量を解放する領域との間で移動自在であることを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記少なくとも3つの分離ツール(506)のそれぞれに、前記所定用量を保持している前記分離ツール(506)のそれぞれから前記所定用量(512)を引き離すように構成された解放装置(507)が設けられていることを特徴とする請求項25または26に記載の装置。
【請求項28】
前記少なくとも3つの解放装置(507)のそれぞれは、前記分離ツール(506)から前記少なくとも3つの所定用量(512)をそれぞれ実質的に同時に解放するように構成されていることを特徴とする請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記少なくとも3つの解放装置(507)のそれぞれは、前記分離ツールのそれぞれから前記所定用量(512)を取り除くように構成された少なくとも1つの押動要素を有していることを特徴とする請求項27または28に記載の装置。
【請求項30】
前記押動要素は、ピストンおよび/または圧縮空気タイプであることを特徴とする請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記押動要素は、前記所定用量を下向きに押動するように構成されていることを特徴とする請求項29または30に記載の装置。
【請求項32】
前記少なくとも3つの分離ツール(506)は、単一の支持要素(505)によって支持される一群のツールを成形していることを特徴とする請求項25乃至31のいずれか一項に記載の装置。
【請求項33】
前記支持要素(505)を支持する回転円形コンベア(508)を備えることを特徴とする請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記回転円形コンベア(508)は、前記一群のツールと同様な更なる一群のツールを支持する、更なる移動自在な支持要素をさらに支持することを特徴とする請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記少なくとも3つの押出口(502)は、互いに整列配置されていないことを特徴とする請求項25乃至34のいずれか一項に記載の装置。
【請求項36】
前記少なくとも3つの押出口(502)は、押出機(501)の合成樹脂の収集装置(504)に接続されていることを特徴とする請求項25乃至35のいずれか一項に記載の装置。
【請求項37】
中央領域の周りに互いに角度的に間隔を開けて配置された4つあるいはそれより多い前記押出口(502)を備えることを特徴とする請求項25乃至36のいずれか一項に記載の装置。
【請求項38】
前記4つ以上の押出口が外周にしたがって配置されていることを特徴とする請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記少なくとも3つの押出口は、実質的に互いに平行であることを特徴とする請求項25乃至38のいずれか一項に記載の装置。
【請求項40】
物品(11;111;211;311)を合成樹脂から成形する装置であって、
前記物品(11;111;211;311)の縁部領域(14)を成形するための凹所(22)を有し、前記凹所(22)がその内側領域(19)の周りに延びている成形手段(16)と、
前記凹所(22)に前記合成樹脂を供給するためにピストン装置(35;135)と協働する管路(34)と、を備え
前記管路(34)は、前記凹所(22)に連続する位置へと前記内側領域(19)につながっていることを特徴とする装置。
【請求項41】
前記凹所(22)は環状であって、その内側が中空の物品(11;111;211;311)を成形するようになっていることを特徴とする請求項40に記載の装置。
【請求項42】
前記凹所(22)が円形であることを特徴とする請求項40または41に記載の装置。
【請求項43】
前記物品(11;111;211;311)を成形する位置において、
前記ピストン装置(35;135)は前記管路(34)の内部に内側成形チャンバ(42)を画成し、
前記内側成形チャンバ(42)が前記凹所(22)と直接的に連通していることを特徴とする請求項40乃至42のいずれか一項に記載の装置。
【請求項44】
前記内側成形チャンバ(42)は、前記物品(11;111;211;311)に付加部分(45)を成形するように構成されており、
前記付加部分(45)は、前記縁部領域(14)から前記縁部領域(14)によって囲まれる空間(15)内に突出していることを特徴とする請求項43に記載の装置。
【請求項45】
前記内側領域は、実質的に平坦な前側表面(19)によって境界付けられていることを特徴とする請求項40乃至44のいずれか一項に記載の装置。
【請求項46】
前記管路(34)は、前記成形手段(16)の内側に設けられていることを特徴とする請求項40乃至45のいずれか一項に記載の装置。
【請求項47】
前記物品(11;111;211;311)の成形が意図されている合成樹脂の所定用量(41)を 押出ノズル(9;109)から分離して 、前記所定用量(41)を前記管路(34)に供給するための分離手段(28;128)を更に備えることを特徴とする請求項40乃至46のいずれか一項に記載の装置。
【請求項48】
前記分離手段(28;128)が前記成形手段(16)によって支持されていることを特徴とする請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記分離手段(28;128)は 分離表面(33;133)を有し、
前記分離表面(33;133)は、前記押出ノズル(9;109)の出口表面(32;132)と周期的に対向してそこから前記所定用量(41)を取り除くことを特徴とする請求項47または48に記載の装置。
【請求項50】
前記分離表面(33;133)は、前記分離手段(28;128)の開放した溝(40;140)の近傍に配置され、
前記開放した溝(40;140)は、前記押出ノズル(9;109)から出た前記所定用量(41)を受け入れるように構成されていることを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項51】
前記開放した溝(40;140)が前記管路(34)と連通していることを特徴とする請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記分離表面(33)は、それに沿って前記ピストン装置(35;135)および前記管路(34)が互いに移動自在な方向(E)に対して垂直に配置されていることを特徴とする請求項49乃至51のいずれか一項に記載の装置。
【請求項53】
前記分離表面(33)は、前記方向(E)に対して実質的に垂直であることを特徴とする請求項52に記載の装置。
【請求項54】
前記分離表面(133)は、前記ピストン装置(35;135)および前記管路(34)が互いに移動自在な方向(E)に沿って配置されていることを特徴とする請求項49乃至51のいずれか一項に記載の装置。
【請求項55】
前記分離手段(28;128)は、前記押出ノズル(9;109)の端部を一時的に収容することが意図された座(29;129)を有していることを特徴とする請求項47乃至54のいずれか一項に記載の装置。
【請求項56】
前記成形手段(16)は、パンチ部材(17;117)内に含まれていることを特徴とする請求項40乃至55のいずれか一項に記載の装置。
【請求項57】
前記管路(34)は、前記パンチ部材(17;117)の内側に設けられていることを特徴とする請求項56に記載の装置。
【請求項58】
前記パンチ部材(17)に対して前記ピストン装置(35)を移動させるための駆動手段(46、47)をさらに備え、
前記ピストン装置(35)が前記管路(34)に出入りできるようになっていることを特徴とする請求項56または57に記載の装置。
【請求項59】
前記パンチ部材(117)は前記ピストン装置(135)に対して移動自在であり、
前記管路(34)は前記ピストン装置(135)との係合を解除しあるいはその内部に受け入れることを特徴とする請求項56または57に記載の装置。
【請求項60】
前記物品がシール(11;111、211;311)であることを特徴とする請求項40乃至59のいずれか一項に記載の装置。
【請求項61】
前記成形手段(16)が前記キャップ(10;110;210;310)の内側で前記シール(11;111、211;311)を直接的に成形する間に、前記キャップ(10;110;210;310)を支持するための支持要素(39)をさらに備えることを特徴とする請求項60に記載の装置。
【請求項62】
請求項60が請求項56乃至59のいずれかに従属するときの請求項61に記載の装置であって、
前記支持要素(39)を前記パンチ部材(17;117)に移動させ、かつ前記支持要素(39)を前記パンチ部材(17;117)から移動させる作動手段をさらに備えることを特徴とする装置。
【請求項63】
前記パンチ部材(117)は、前記支持要素(39)が、前記ピストン装置(135)に対し前記パンチ部材(117)を移動させるように弾性要素(55)上に取り付けられていることを特徴とする請求項62に記載の装置。
【請求項64】
各キャップ(10;110;210;310)の内側に対応するシール(11;111、211;311)を成形するべく、前記成形手段(16)に複数のキャップ(10;110;210;310)を供給するための供給装置(3、4、5)をさらに備えることを特徴とする請求項61乃至63のいずれか一項に記載の装置。
【請求項65】
前記物品(11;111、211;311)が前記凹所(22)内で成形される間に前記凹所(22)を閉じるべく前記成形手段(16)に接触するのに適した当接面をさらに備えることを特徴とする請求項47乃至54のいずれか一項に記載の装置。
【請求項66】
前記成形手段(16)は成形ユニットに含まれており、
前記装置は円形コンベア上に取り付けられた複数の成形ユニットを備えていることを特徴とする請求項40乃至65のいずれか一項に記載の装置。
【請求項67】
物品(11;111、211;311)を合成樹脂から成形する方法であって、
前記物品(11;111、211;311)の縁部領域(14)を得るために内側領域(19)の周りに延びている凹所(22)内で前記合成樹脂を成形する段階を備える方法において、
前記合成樹脂は、前記凹所(22)に連続する位置で前記内側領域(19)に供給され、 前記内側領域(19)からの流れによって前記凹所(22)に到達することを特徴とする方法。
【請求項68】
内部が中空の物品(11;111,211;311)を成形するために前記凹所(22)が環状であることを特徴とする請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記凹所(22)が円形であることを特徴とする請求項67または68に記載の方法。
【請求項70】
前記内側領域(19)に供給された合成樹脂が前記物品(11;111、211;311)の付加部分(45)を成形し、
前記付加部分(45)は、前記縁部領域(14)から前記縁部領域(14)によって囲まれた空間(15)に突出していることを特徴とする請求項67乃至69のいずれか一項に記載の方法。
【請求項71】
前記合成樹脂は管路(34)を介して前記内側領域(19)に供給され、
前記管路(34)は前記凹所(22)に連通した位置につながっていることを特徴とする請求項67乃至70のいずれか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記物品(11;111、211;311)の成形を意図した合成樹脂の所定用量(41)を押出ノズル(9;109)から分離する段階をさらに備えることを特徴とする請求項34乃至41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項73】
請求項71に従属する請求項72に記載の方法であって、
前記所定用量(41)は、前記押出ノズル(9;109)から分離された後に前記管路(34)内に受け入れられることを特徴とする方法。
【請求項74】
前記管路(34)内の前記所定用量(41)を前記内側領域(19)に押動する段階をさらに備えることを特徴とする請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記物品がシール(11;111、211;311)であることを特徴とする請求項67乃至74のいずれか一項に記載の方法。
【請求項76】
前記シール(11;111、211;311)が、キャップ(10;110;210;310)の内部で直接的に成形されることを特徴とする請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記凹所(22)が前記キャップ(10;110;210;310)の壁(12)に設けられていることを特徴とする請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記シール(11;111、211;311)は単体で成形され、次いで前記キャップ(10;110;210;310)の内側に接着されることを特徴とする請求項75に記載の方法。
【請求項79】
前記凹所(22)が成形手段(16)のパンチ部材(17;117)に設けられている請求項67乃至76のいずれか一項あるいは請求項78に記載の方法。
【請求項80】
容器のキャップ(10;110;210;310)に関連付けられたシールであって、
前記容器の縁部との係合に適した、空間(15)の周りに延びる縁部領域(14)を備えるシールにおいて、
前記縁部領域(14)に連続するとともに前記前記空間(15)の内側に突出する付加部分(45)を備えることを特徴とするシール。
【請求項81】
前記縁部領域(14)は環状の形状を有していることを特徴とする請求項80に記載のシール。
【請求項82】
前記縁部領域(14)は円形の形状を持つことを特徴とする請求項80または81に記載のシール。
【請求項83】
前記付加部分(45)が円形の形状を有していることを特徴とする請求項80乃至82のいずれか一項に記載のシール。
【請求項84】
請求項80乃至83のいずれか一項に記載のシール(11;111;211;311)を備えることを特徴とする容器用のキャップ。
【請求項85】
合成樹脂を押し出すための押出装置(9;109)と、
前記合成樹脂の所定用量(41)を前記押出装置(9;109)から分離するための分離手段(28;128)と、
成形チャンバ(42、44)内の前記所定用量(41)からシール(11;111;211;311)を成形するシール成形手段(16)と、を備え、
前記シール成形手段(16)が、前記分離手段(28;128)から前記成形チャンバ(42、44)へと前記所定用量(41)を運ぶための管路(34)を有している装置において、
前記分離手段(28;128)が前記シール成形手段(16)によって支持されていることを特徴とする装置。
【請求項86】
前記分離手段(28;128)は分離表面(33;133)を有しており、
前記分離表面(33;133)は、前記押出装置の押出ノズル(9;109)の出口表面(32;132)と周期的に対向してそこから前記所定用量(41)を取り除くことを特徴とする請求項85に記載の装置。
【請求項87】
前記分離表面(33;133)は、前記分離手段(28;128)の開放した溝(40;140)の近傍に配置され、
前記開放した溝(40;140)は、前記押出ノズル(9;109)から出た前記所定用量(41)を受け入れるように構成されていることを特徴とする請求項86に記載の装置。
【請求項88】
前記開放した溝(40;140)が前記管路(34)と連続していることを特徴とする請求項87に記載の装置。
【請求項89】
前記管路(34)の内部の前記所定用量(41)を移動させるピストン装置(35;135)をさらに備え、
前記ピストン装置(35;135)および前記管路(34)は方向(E)に沿って互いに移動自在であることを特徴とする請求項85乃至88のいずれか一項に記載の装置。
【請求項90】
請求項86乃至88のいずれかに従属する請求項89に記載の装置であって、
前記分離表面(33)は、前記方向(E)に対して横断方向に配置されていることを特徴とする装置。
【請求項91】
前記分離表面(33)は、前記方向(E)に対して実質的に垂直であることを特徴とする請求項90に記載の装置。
【請求項92】
請求項86乃至88のいずれかに従属する請求項89に記載の装置であって、
前記分離表面(133)が前記方向(E)に沿って配置されていることを特徴とする装置。
【請求項93】
前記シール成形手段(16)がパンチ部材(17;117)に含まれていることを特徴とする請求項85乃至92のいずれか一項に記載の装置。
【請求項94】
前記管路(34)が前記パンチ部材(17;117)の内側に設けられていることを特徴とする請求項93に記載の装置。
【請求項95】
前記分離手段(28;128)が前記パンチ部材(17;117)に固定されていることを特徴とする請求項93または94に記載の装置。
【請求項96】
請求項93が請求項89乃至92のいずれかに従属するときの請求項93乃至95のいずれか一項に記載の装置であって、
前記ピストン装置(35)を前記パンチ部材(17)に対して移動させる駆動手段(46、47)をさらに備え、
前記ピストン装置(35)が前記管路(34)に出入りできるようになっていることを特徴とする装置。
【請求項97】
請求項93が請求項89乃至92のいずれかに従属するときの請求項93乃至95のいずれか一項に記載の装置であって、
前記パンチ部材(117)は前記ピストン装置(135)に対して移動自在であり、
前記管路(34)は、前記ピストン装置(135)との係合が解除され、あるいは前記ピストン装置(135)を内部に受け入れることを特徴とする装置。
【請求項98】
前記分離手段(28;128)は、前記押出装置(9;109)の端部を収納することが意図された座(29;129)を有していることを特徴とする請求項85乃至97のいずれか一項に記載の装置。
【請求項99】
前記シール成形手段(16)は、前記シール(11;111;211;311)の縁部領域(14)を成形するための凹所(22)を有しており、
前記凹所(22)は、前記シール成形手段(16)の内側領域(19)の周りに延びていることを特徴とする請求項85乃至98のいずれか一項に記載の装置。
【請求項100】
前記管路(34)は、前記凹所(22)と連続する位置で前記内側領域(19)につながっていることを特徴とする請求項99に記載の装置。
【請求項101】
前記管路(34)が前記凹所(22)につながっていることを特徴とする請求項99に記載の装置。
【請求項102】
内部が中空のシール(11;111;211;311)を成形するために前記凹所(22)が環状であることを特徴とする請求項99乃至101のいずれか一項に記載の装置。
【請求項103】
前記凹所(22)が円形であることを特徴とする請求項99乃至102のいすれか一項に記載の装置。
【請求項104】
前記内側領域は、実質的に平坦な前側表面(19)で境界付けられていることを特徴とする請求項99乃至103のいずれか一項に記載の装置。
【請求項105】
キャップ(10;110;210;310)を支持する支持要素(39)をさらに備え、
前記シール成形手段(16)は、前記シール(11;111、211;311)を前記キャップ(10;110;210;310)の内側に直接的に成形することを特徴とする請求項85乃至104のいずれか一項に記載の装置。
【請求項106】
各キャップ(10;110;210;310)の内側で対応するシール(11;111、211;311)を成形するために、前記シール成形手段(16)に複数のキャップ(10;110;210;310)を供給する供給装置(3、4、5)をさらに備えることを特徴とする請求項85乃至105のいずれか一項に記載の装置。
【請求項107】
前記成形チャンバ(42、44)を画成するために前記シール成形手段(16)との接触に適した当接表面をさらに備えることを特徴とする請求項85乃至106のいずれか一項に記載の装置。
【請求項108】
前記シール成形手段(16)は成形ユニットに含まれており、
前記装置は、円形コンベア上に取り付けられた複数の成形ユニットを備えていることを特徴とする請求項85乃至107のいずれか一項に記載の装置。
【請求項109】
支持表面(78)上に合成樹脂を分配するための分配手段(70)と、
前記分配手段(70)および前記支持表面(78)を互いに移動させる移動手段(79)と、を備え、
前記分配手段(70)によって分配された合成樹脂が前記支持表面(87)上に環状物品(11;111;211;311)の前駆体を成形するようになっている装置において、
前記環状物品(11;111;211;311)を得るべく前記支持面(87)上に前記前駆体を成形するための成形手段(217)を更に備えることを特徴とする装置。
【請求項110】
前記移動手段が前記支持表面(87)を移動させるための手段(79)を備えることを特徴とする請求項109に記載の装置。
【請求項111】
前記支持表面(87)を移動させるための前記手段は、軸線(Z)の回りで前記支持表面(87)を回転させるための回転手段(79)を有することを特徴とする請求項110に記載の装置。
【請求項112】
前記移動手段は、前記分配手段(70)を移動させるための手段を備えることを特徴とする請求項109乃至111のいずれか一項に記載の装置。
【請求項113】
前記分配手段(70)を移動するための前記手段は、軸線の回りで前記分配手段(70)を回転させるための手段を有することを特徴とする請求項112に記載の装置。
【請求項114】
前記分配手段(70)に前記合成樹脂を供給するべく前記分配手段(70)に接続された押出装置(68)をさらに備えることを特徴とする請求項109乃至113のいずれか一項に記載の装置。
【請求項115】
前記分配手段が分配ノズル(70)を有することを特徴とする請求項109乃至114のいずれか一項に記載の装置。
【請求項116】
前記分配手段(70)を選択的に開閉するためのプラグ手段(73)をさらに備えることを特徴とする請求項109乃至115のいずれか一項に記載の装置。
【請求項117】
前記分配手段(70)が前記支持表面(87)に対して傾斜していることを特徴とする請求項109乃至116のいずれか一項に記載の装置。
【請求項118】
前記成形手段は、前記環状物品(11;111;211;311)を得るために前記前駆体を圧縮成形する圧縮成形手段(217)を有することを特徴とする請求項109乃至117のいずれか一項に記載の装置。
【請求項119】
前記成形手段がパンチ部材(217)を有することを特徴とする請求項109乃至118のいずれか一項に記載の装置。
【請求項120】
前記成形手段(217)は、その内部で前記前駆体が成形される成形チャンバを境界付けるために前記支持表面(87)上への当接に適した端部(221)を具備した外側スリーブ(220)を有していることを特徴とする請求項109乃至119のいずれか一項に記載の装置。
【請求項121】
前記成形手段(217)は、前記支持表面(87)上への当接に適した中央要素(218)を有し、前記成形チャンバが環状の形状を有するようになっていることを特徴とする請求項120に記載の装置。
【請求項122】
前記成形手段(217)は、前記中央要素(218)に対して後退した位置において前記外側スリーブ(221)と前記中央要素(218)との間に介装された中間スリーブ(91)を有することを特徴とする請求項121に記載の装置。
【請求項123】
前記分配手段(70)は吐出ユニット(93)に含まれており、かつ前記成形手段(217)は成形ユニット(89)に含まれていることを特徴とする請求項109乃至122のいずれか一項に記載の装置。
【請求項124】
前記分配ユニット(93)によってその内部に前記前駆体が配置されたキャップ(410)を前記成形ユニット(89)に移送するための移送装置をさらに備えることを特徴とする請求項123に記載の装置。
【請求項125】
前記移送装置に関連付けられた加熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項124に記載の装置。
【請求項126】
前記分配ユニット(93)および前記成形ユニット(89)が2つの異なる機械に含まれていることを特徴とする請求項123乃至125のいずれか一項に記載の装置。
【請求項127】
前記分配ユニット(93)および前記成形ユニット(89)が単一の機械に一体化されていることを特徴とする請求項123乃至125のいずれか一項に記載の装置。
【請求項128】
前記分配ユニット(93)および前記成形ユニット(89)が円形コンベアに関連付けられていることを特徴とする請求項123乃至125のいずれかあるいは請求項127に記載の装置。
【請求項129】
前記円形コンベアが複数の成形ユニット(89)を有しており、
前記分配手段(70)は、前記環状物品(11;111;211;311)の前駆体を内側の各々成形ユニット(89)の内側に順番に配置するために、前記成形ユニット(89)の経路に沿って配置されていることを特徴とする請求項128に記載の装置。
【請求項130】
分配手段(70)を介して支持表面(87)に合成樹脂を分配する段階と、
前記分配手段(70)によって分配された合成樹脂が前記支持表面(87)上に環状物品(11;111;211;311)の前駆体を成形するように前記分配手段(70)および前記支持表面(87)を互いに移動させる段階と、を備え、
前記環状物品(11;111;211;311)を得るために前記支持表面(87)上の前記前駆体を成形する段階を更に備えることを特徴とする方法。
【請求項131】
前記支持表面(87)が前記分配手段(70)に対して移動することを特徴とする請求項130に記載の方法。
【請求項132】
前記支持表面(87)が前記分配手段(70)に対して回転することを特徴とする請求項131に記載の方法。
【請求項133】
前記分配手段(70)が前記支持表面(87)に対して移動することを特徴とする請求項130乃至132のいずれか一項に記載の方法。
【請求項134】
前記分配手段(70)が、前記支持表面(87)に対して回転することを特徴とする請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記互いに移動させる段階は、前記支持表面(87)および前記分配手段(70)の両方を移動させることを含むことを特徴とする請求項130に記載の方法。
【請求項136】
前記合成樹脂を押し出す段階をさらに備えることを特徴とする請求項130乃至135のいずれか一項に記載の方法。
【請求項137】
前記前駆体を成形する段階が、前記前駆体の圧縮成形することを含むことを特徴とする請求項130乃至136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項138】
前記支持表面(87)上に配置された前記前駆体を分配ユニット(93)から移送する段階を更に備え、
前記分配手段(70)が成形ユニット(89)に対して配置され、
そこにおいて前記前駆体を成形する段階が生じることを特徴とする請求項130乃至137のいずれか一項に記載の方法。
【請求項139】
前記移送の間に、前記前駆体および/または前記支持面(87)の加熱が行われることを特徴とする請求項138に記載の方法。
【請求項140】
前記支持表面(87)がキャップ(410)の内側表面であることを特徴とする請求項130乃至139のいずれか一項に記載の方法。
【請求項141】
前記環状の物品がシール(11;111;211;311)であることを特徴とする請求項130乃至140のいずれか一項に記載の方法。
【請求項142】
前記前駆物質が環状の形状を有していることを特徴とする請求項130乃至141のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate


【公表番号】特表2011−528288(P2011−528288A)
【公表日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−505609(P2011−505609)
【出願日】平成21年4月21日(2009.4.21)
【国際出願番号】PCT/IB2009/005315
【国際公開番号】WO2009/130567
【国際公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(509238432)サチミ、コオペラティバ、メッカニーチ、イモラ、ソチエタ、コオペラティバ (14)
【氏名又は名称原語表記】SACMI COOPERATIVA MECCANICI IMOLA SOCIETA’ COOPERATIVA
【Fターム(参考)】