スライドキーパッドを備えたタッチディスプレイPDA
多数の構成で操作できるタッチセンサ式スクリーンを有する電子デバイス用ユーザインタフェースが構築される。入力およびカーソル移動といった操作を提供するための一般のファンクションキーおよびボタンそして選択されたアプリケーションに対しプログラミングされたソフトキーを伴って、デバイス上にシャトルキーパッドがスライド可能な形で取付けられている。タッチセンサ式スクリーンの構成は、シャトルキーパッドのスライド位置に応じて変更される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
1. 発明の分野
本発明の主題は、携帯情報端末(PDA)、電話およびその他のデバイスの機能を組み合わせるデバイスに関する。より特定的には、本発明は、スライド可能なキーパッドと組み合わせたタッチスクリーンの独特の構成について記述する。
【背景技術】
【0002】
2. 関連する開発についての簡単な説明
多機能電子デバイスの導入に伴い、小型の携帯式デバイスにおいて利用可能な多数のタイプの機能およびアプリケーションにユーザがアクセスすることを可能にするようなユーザインタフェースを設計することが益々難しくなってきている。幅広くずらりと並んだ選択肢の中で閲覧、選択しおよび操作するためにユーザがデバイスと通信できるようにする単純かつ効率の良い手段を提供することは、特別な課題である。ユーザインタフェースは一般に、データおよび指令を入力するためのキーパッドと、選択された機能の操作に関する情報を提示するためのディスプレイスクリーンからなる。
【0003】
タッチセンサ式スクリーンは、多機能デバイスにおいてディスプレイとキーパッドの両方の機能を組み合わせる上で非常に有用なものとなっている。利用可能な異なる機能の範囲内でデバイスをより便利に利用できるようにしながら、表示スクリーンを最大限に使用すべく移動可能なキーパッドとタッチセンサ式スクリーンとを組み合わせることが本発明の目的である。欧州特許出願第0,804009A2号(EP0804009A2)では、携帯式デバイス用のタッチスクリーンディスプレイが、情報を表示し交代的なスクリーン構成を提供するために他のタイプのスクリーンと併用されている。移動可能なカバーが、スクリーン上のディスプレイ構成を変更するのに役立つが、それでもなお、デバイスのそうでなければ使用可能な表面積を覆ってしまう。
【特許文献1】欧州特許出願番号第0,804,009号(EP0804009A2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスプレイ構成を変更し、該ディスプレイのスクリーンを異なる機能に区分しながら、多機能タッチセンサ式スクリーンとして利用可能な、表面積を最大限にするように操作可能である電子デバイス上に取付けられたスライド可能要素を提供することが、本発明の目的である。また、多機能電子デバイスとしての基本操作機能を提供するように接続されたキー及び/又はボタンを有するキーパッドでもあるスライド可能要素を提供することも本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
PDA/セル方式携帯電話の組合せは、多種多様な機能およびアプリケーションを提供すべく既知の構成でデバイスのコンポーネントを収容するハウジングを伴って構築される。これらのコンポーネントとしては、例えば、マイクロプロセッサ、携帯電話、PDA、ディスプレイドライバファームウェア、メモリおよびユーザに提供される機能に応じたその他のプロセッサコンポーネントが含まれる。タッチセンサ式ディスプレイスクリーンはハウジングの前面上に設けられるかまたは内蔵され、ユーザの操作ニーズに応じて、例えば通信キーパッド、PDAキーボード、メモパッドおよびデータディスプレイといった要素機能を実行するように適合したユーザインタフェースを提供するように構築される。
【0006】
フレーム、ウィンドウまたはビューディバイダとして作用すべくタッチセンサ式ディスプレイスクリーン全体にわたりハウジング上で前後にスライド移動を行うように、シャトルキーパッドが取付けられる。該シャトルキーパッドは、マイクロプロセッサ制御ユニットそして特にディスプレイドライバに対して作用するようになっている。該ディスプレイドライバは、シャトルキーパッドの移動および位置に応じてディスプレイスクリーン上のディスプレイを改変させるように設計されている。シャトルキーパッドの移動は、タッチセンサ式ディスプレイを、例えばPDAフォーマットから通信フォーマットへと変化させる。ディスプレイの方向および位置もまた、選択された機能と一貫性ある最も便利なやり方でユーザに対処するよう変更可能である。好ましい実施形態においては、シャトルキーパッドは、例えば、メモパッドが利用可能な状態での呼出し操作モード位置、全ディスプレイが利用可能なPDAまたは電話操作モード、および最大のディスプレイが利用可能なPDAまたは電話操作モード、といった3つの操作モードと関連をもつ少なくとも3つの位置まで移動され得る。
【0007】
操作可能位置は、交代的または付加的な操作モードに適合するように、拡張または改変が可能である。さらに、デバイスの操作可能な方向は、ディスプレイが垂直すなわちポートレート型の方向とは対照的に水平すなわちランドスケープ型の方向にあるように、変更可能である。左ききまたは右ききのユーザがランドスケープ方向でより容易にサポートされ得る。
【0008】
1つの変形実施形態においては、シャトルキーパッドは、交代的なディスプレイ構成、すなわちセル方式電話およびメモパッドをシャトルキーパッドのいずれかの側に提供すべく、スクリーンディバイダとしてのみ動作する。後者の実施形態の最も単純な形態では、キーパッドは不使用キーとなり、キーパッドの位置またはその他の手段により別の形でスクリーン構成が選択されることになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明のデバイスについて、以下で添付図面を参照してより詳しく説明する。
【0010】
多機能デバイス10、例えば、本発明の特徴を取込んだ組合せ型PDAセル方式携帯電話が図中で例示される。本発明は図面中に示された実施形態を参照して記載されているが、本発明には、多数の代替的形態が考えられるということも理解すべきである。さらに、任意の適切なサイズ、形状またはタイプの要素または材料を使用することも可能である。
【0011】
図6に示すように、本発明の特徴を例示すべく選択された多機能デバイス10は、選択された例示的なアプリケーションを有するPDAおよび携帯電話の組合せ機能を提供するように動作可能に相互接続されているコンポーネントのシステムを含んでいる。主制御プロセッサ1は、メモリ2により支援されており、携帯電話モジュール3とPDAモジュール4からのデータおよび指令を処理する。このデバイスのユーザインターフェースは、タッチセンサ式ディスプレイ5とシャトルキーパッド6を含む。ディスプレイ5は、付随するドライバ7を有する。キーパッド位置モニタ8により監視される複数の位置内へスライド動作するため、シャトルキーパッド6がデバイス上に取り付けられる。図1Aに示されるように、スライド用キーパッドは、デバイスを操作する上で役立つ多数のキーおよびボタンを支持する。
【0012】
PDA/電話10は、多種多様な機能およびアプリケーションを提供すべく、図6に例示する一般的構成でデバイス10のコンポーネントを収容するハウジング11を伴って構築される。
【0013】
タッチセンサ式ディスプレイスクリーン5の形態をしたユーザインタフェースがハウジング11の前面13上に取付けられ、さまざまなキーまたはスポットセンサ式の構成を提供するように構築される。一例として、図1Aに、多機能デバイス10の中にPDAまたは電話と結びつけられ得る番号、テキストおよび記号またはその他の指令を入力できるようにする英数字キーボードが、ディスプレイスクリーン5の区域14の中に示されている。また、タッチセンサ式ディスプレイ5のもう1つの区域15には、ユーザの操作ニーズに応じて、メモ用の書込み感応部分およびデータディスプレイが含まれ得る。ディスプレイスクリーン5は、ディスプレイドライバ7と主制御プロセッサ1により制御され、ユーザにより選択されるとおり、以下で記述されるようなディスプレイの多数の組合せを提供する。
【0014】
数多くのアプリケーションにおいて、ユーザに対しメニュー、状態およびその他の操作情報を提供するように、テキストの表示のためにディスプレイ5の少なくとも一部分を適合させることが有利であろう。いかなる操作モードであってもその選択のためにテキストディスプレイが使用され得る。
【0015】
図1A中の区域14にあるキーボードの配置は単なる一例にすぎず、ボタンおよびキーのタイプを含め、任意の適切なキーおよび機能の配置が本発明の範囲内に入る。
【0016】
本発明のシステムのユーザインタフェースの第2のコンポーネントが、矢印12によって示されているように、ハウジング11上で前後に、デバイス10の長手方向軸X−Xに対して一般に平行にスライド運動するように取付けられているシャトルキーパッド6である。シャトルキーパッド6はハウジング11を取り囲み、前面13およびディスプレイスクリーン5を覆う。
【0017】
図7A、7B、および7Cに示すように、シャトルキーパッド6は、ハウジング11を取り囲むように一体化して形成された前面壁6a、側壁6bおよび6dおよび背面壁6c有する成形プラスチックで構成されてる。図7Cに示さすように、ハウジング1内に構築された噛み合いガイドスロット17と係合するべく、図7Bに示されているように、側壁6bおよび6dの内部表面から内向きにレール16が伸びている。デバイス10の前面全体にわたりシャトルキーパッド6を移動させ、シャトルキーパッド6がハウジング11の前面上で位置づけし直されるかまたは移動させられるにつれてPDA/電話10にモードを変更させることができる、というのが本発明の特徴である。
【0018】
ハウジング11の前面13上でスペースを占有し過ぎることがないように、幅が制限された狭いベルトの形でシャトルキーパッド6を構築することもまた、本発明の特徴である。シャトルキーパッドまたは要素6の幅を2インチ(5.08cm)未満に制限することにより、タッチセンサ式スクリーン5のサイズに不必要に干渉することなく該要素6が提供する全ての機能を達成することができる。狭い幅はまた、図3Aに示すように、タッチセンサ式スクリーン5のサイズを最大限にできるシャトルキーパッド6の位置づけをも可能にする。シャトルキーパッド6の側壁6bおよび6dは、ハウジング11の側面部分11aおよび11b内のスロット17と係合する。
【0019】
1つの実施形態においては、シャトルキーパッド6は、図5に例示するように、ハウジング11の背面のまわりに伸びる1つの完全なユニットとして、ハウジングを取り囲むかまたは覆い得る。異なる位置間でのシャトルキーパッド6の比較的障害のない運動を可能にするために、シャトルキーパッド6とハウジング11との間に適切な間隔が維持される。シャトルキーパッド6の運動は、スロット17の端部によって、またはその中に構築された適切に位置づけされたストッパによって制限される。
【0020】
図1A、2および3Aの中で示すように、好ましい実施形態においては、3つの操作モードを提供するために、シャトルキーパッド6を移動させることのできる3つの位置が存在する。3つの位置は、ハウジング11の側面上のマーカーによって視覚的に標示してもよいしあるいはまた、スロット17内の適切に位置づけされた戻り止めを通した感触により示してもよい。シャトルキーパッドの運動は、スロット17の端部により制限されるかまたは、その中に構築された適切に位置づけされたストッパにより制限される。これらの位置は図1B中で102a、102bおよび102cとして破線で示され、図1A、2および3Aに示されているように特定の操作モードに関連づけられる。しかしながらキーパッド6の運動の範囲は、ハウジング11そのものの限界によってのみ制限され、上縁部104から下縁部103まで拡がることができる。操作モードは例えば、メモパッドが利用可能である呼出し操作モード位置(モードA)、全ディスプレイが利用可能であるPDAまたは電話操作モード(モードB)、そして最大のディスプレイが利用可能であるPDAまたは電話操作モード(モードC)から成り得る。
【0021】
本明細書では3つの位置およびモードについて記述しているが、変形実施形態では、任意の適切な数の位置およびモードを実現することができる。シャトルキーパッド6の運動は、その運動と共にモード変更という結果も同じくもたらし得る、位置の係合についてユーザに知らせる触感を与えることができるであろう。
【0022】
キーパッド6の位置はまた、キーパッド6のそれぞれの位置およびデバイス10のモードについてユーザに知らせる視覚的表示の形で、ユーザインターフェース5のディスプレイ部分上か、シャトルキーパッド6上のいずれかに、デバイス10により指示できる。ユーザインタフェース5上の視覚的表示は、任意の適切な色の英数字標示、記号または光を含み得る。キーパッド6はまた、類似のタイプの表示を含み得る。1つの実施形態においては、デバイス10は、キーパッド6の運動およびモードの係合の音声表示を与えるように適合することもできる。
【0023】
好ましい実施形態においては、キーパッド6は、タッチセンサ式スクリーン5を2つの区域14および15に区分するように位置づけされる。この位置では、補足的機能を区域内に提供することができ、例えば、図1Aに示すように、通信キーパッドであり得る英数字キーパッドをタッチセンサ式ディスプレイスクリーン5の区域14内に備えることができ、また特定の電話の会話に関するメモを手早く書留めるための書込み可能スクリーンを区域15内に備えることができるだろう。タッチスクリーン5を区分するためにシャトルキーパッド6を使用する場合には、図1Aに示されているように中線102にそれを位置づけすることができ、そうでなければ例えば1/3−2/3または1/4−3/4といったその他のディスプレイ割合を提供することもできる。
【0024】
デバイス10の方向性は、その長手方向軸X−Xが垂直(ポートレート)であるものとして図1〜3に示されているが、デバイス10を図8に示されるように水平(ランドスケープ)方向で使用するように適合することもできる。後者のケースでは、ディスプレイは、ユーザによりランドスケープ方向に選択されることになり、右手または左手での使用に対応するように機能が提供されることになる。
【0025】
キーパッド6の位置を監視し、キーおよびボタン9の操作を伝達するため、キーパッド6は、適切なバスを通してシャトルモニタ8および主制御プロセッサ1に接続される。この接続は、レール16とスロット17との間に設けられた接点または可撓性プリント配線板、リボンケーブルによって達成可能である。
【0026】
図1Aに示される通り、デバイス10の通常のまたは特定の操作において有用な一連のキーまたはボタン9を、キーパッド6上に支持することができる。キーパッド6は、入力キー18、カーソルキー19、およびソフトキー20といったような多数のキーを有し得る。提供されるアプリケーションに応じて、ソフトキー20をタッチセンサ式ディスプレイ5と併せて、さまざまな交代機能のためにプログラミングすることができる。制御プロセッサ1が、シャトルキーパッドの位置に従ってキー、特にソフトキー20の機能を調整することができる。
【0027】
変形実施形態においては、シャトルキーパッド6上に任意の適切な数およびタイプのキーまたはボタンを具備することができる。一実施形態においては、異なるキーの機能は、送信キー、エンドキー、矢印キー(これはジョイスティックまたはトラックボールを含むこともできる)およびメニューキーを含み得る。選択やキー機能性は一般に、携帯電話、PDA、ゲームプレーヤー(図9参照)およびその他の形態に関連した機能を含み得る。要素6のキーパッドはまた、主タッチスクリーン上で動作可能なグラフィックキーパッドまたは副タッチスクリーンを含む。
【0028】
動作中、ディスプレイドライバ7は、シャトルキーパッド6の移動に応答して、ディスプレイ5上に表示される情報の構成を改変するように設計される。キーパッド6の位置を表わす信号が、モニタ8により生成されマイクロプロセッサ1に送信される。そしてユーザは、位置に従って変化するディスプレイ構成の特定のグループの中から選択することができ、そうでなければ、例えば、モードAの状態の通信キーパッドおよびメモパッドといった予め定められたディスプレイ構成を提示し得る。
【0029】
図1A、2および3Aに示されるとおり、好ましい実施形態においては、3つの操作モードが提供される。モードAでは、シャトルキーパッド6は中央の位置102aに配置され、ディスプレイスクリーン5はキーパッド6により、下部区域内でスクリーン区域14内の通信型キーボードと、上部スクリーン区域内のメモパッドに区分される。これによりデバイスが、比較的標準的な型式のセル方式携帯電話として動作する基本通信操作モードとなる。
【0030】
モードBは、図2に示されており、ここで、シャトルキーパッド6はタッチスクリーン5の底面近くのライン102bに位置づけられる。モードBでは、デバイスは、タッチセンサ式ディスプレイ5の大部分が使用できる状態で、PDAまたは携帯電話のいずれかとして動作するようにプログラミングできる。
【0031】
図3AのモードCでは、シャトルキーパッド6は、図3B中に破線で示されているハウジング11の下縁部103で102cに位置づけされ、PDAおよび携帯電話の両方の利用を可能にしながら、ディスプレイのサイズを最大限にすべくディスプレイスクリーン5から離れるように伸びる。その時のデバイス10上のシャトルキーパッド6の位置により左右される可能性のあるPDA/電話10の異なるモードおよび機能を有効化および無効化すべく、ユーザがデバイス10に沿ってシャトルキーパッド6を移動させるかまたは位置づけし直すことができるようにすることが、本発明の特徴である。
【0032】
変形実施形態においては、多機能デバイス10は、携帯電話およびPDAと共に使用するのに適したその他のデバイスおよびコンポーネントを含み得る。例えば、図3Bを参照すると、本図に示されるようにハウジング11の裏面21からレンズ23が延びている状態でデバイスの一部をなすようにカメラ22を組込むことができる。キーパッド6は、モードAに位置づけられている場合、カメラ22のカバーのための役目を果たすことになる。カメラ22を使用するには、102bおよび102cの位置へと、レンズ23を露出させるようにデバイスを位置づけし直すことが必要となる。これらの位置では、キーパッド6のキー18〜20は、カメラ22の機能を制御するようにプログラミングされ得る。ディスプレイスクリーン5の一部分は、レンズ23の視野内にあるものを表示するように適合されることになる。
【0033】
図8に示されるもう1つの変形実施形態においては、シャトルキーパッド6は、そのいずれかの側に交代的ディスプレイ構成、すなわち、セル方式携帯電話およびメモパッドを提供するため、単にスクリーンディバイダとしてのみ動作することができる。この実施形態の最も単純な形態においては、キーパッドは不使用キーとなり、その代わりスクリーン構成はキーパッドの位置によってまたはその他の手段によって選択されることになる。この実施形態は、例えば画像ディスプレイおよびタッチセンサ式キーボードディスプレイを区分するような、ゲーム型のアプリケーションにおいて特に有用である。図8で示すように、ランドスケープ方向を用いることにより、デバイス10を右手または左手での操作のいずれかに適合させることができ、図9に示されるようなゲーム用アプリケーションでの使用をさらに容易にする。
【0034】
このようにして、多機能携帯式電子デバイスを介して、現在利用可能な多数のアプリケーションに対応するように、機能的構成において極めて融通性のある組合せができるユーザインタフェースを提供することができる。かかる構成には、例えば、例示されているような組合せ型PDA/電話が含まれる。使用中、ユーザはどのアプリケーション、ディスプレイ、機能が同時に使用されることになるかを選択できる。可能な構成は多数あり、例えば、電話呼出しの間に、カレンダ、アドレスブックまたはメモパッドを使用することができるであろう。ゲームのプレイ中には、スコア、ゲーム参加者およびその他のリストを表示することができるであろう。
【0035】
本発明について特定の実施形態を参照して記載してきたが、特定の実施形態の記述は単なる例示にすぎず、本発明の範囲を制限するものとみなされるべきものではない。特許請求の範囲により定義されているような本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者であればさまざまなその他の修正および変更を思いつく可能性があり、本発明は、かかる修正および変更を全て特許請求のの範囲内に包含するように意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1A】本発明の特徴を取込んだPDA/電話デバイスの一実施形態の正面図である。
【図1B】図1Aに示すPDA/電話の側面図である。
【図1C】図1Aに示すPDA/電話の上面図である。
【図2】1つの操作モードでのシャトルキーパッドを例示する、本発明の特徴を取込んだPDA/電話デバイスの一実施形態の正面図である。
【図3A】別の操作モードでのシャトルキーパッドを例示する、本発明の特徴を取込んだPDA/電話デバイスの一実施形態の正面図である。
【図3B】図3AのPDA/電話の側面図である。
【図4】本発明の特徴を内蔵するPDA/電話デバイスの一実施形態の正面斜視図である。
【図5】図4に示すPDA/電話の背面斜視図である。
【図6】本発明の特徴を取込んだシステムの一実施形態のブロック図である。
【図7A】本発明の特徴を取込んだシャトルキーパッドデバイスの一実施形態の正面図である。
【図7B】図7Aに示すシャトルキーパッドの側面図である。
【図7C】PDA/電話の側面図である。
【図8】ランドスケープ方向性を有する本発明の特徴を取込んだ変形実施形態の正面図である。
【図9】ゲームアプリケーションに関係する特徴を取込んだ本発明の変形実施形態の正面図である。
【技術分野】
【0001】
1. 発明の分野
本発明の主題は、携帯情報端末(PDA)、電話およびその他のデバイスの機能を組み合わせるデバイスに関する。より特定的には、本発明は、スライド可能なキーパッドと組み合わせたタッチスクリーンの独特の構成について記述する。
【背景技術】
【0002】
2. 関連する開発についての簡単な説明
多機能電子デバイスの導入に伴い、小型の携帯式デバイスにおいて利用可能な多数のタイプの機能およびアプリケーションにユーザがアクセスすることを可能にするようなユーザインタフェースを設計することが益々難しくなってきている。幅広くずらりと並んだ選択肢の中で閲覧、選択しおよび操作するためにユーザがデバイスと通信できるようにする単純かつ効率の良い手段を提供することは、特別な課題である。ユーザインタフェースは一般に、データおよび指令を入力するためのキーパッドと、選択された機能の操作に関する情報を提示するためのディスプレイスクリーンからなる。
【0003】
タッチセンサ式スクリーンは、多機能デバイスにおいてディスプレイとキーパッドの両方の機能を組み合わせる上で非常に有用なものとなっている。利用可能な異なる機能の範囲内でデバイスをより便利に利用できるようにしながら、表示スクリーンを最大限に使用すべく移動可能なキーパッドとタッチセンサ式スクリーンとを組み合わせることが本発明の目的である。欧州特許出願第0,804009A2号(EP0804009A2)では、携帯式デバイス用のタッチスクリーンディスプレイが、情報を表示し交代的なスクリーン構成を提供するために他のタイプのスクリーンと併用されている。移動可能なカバーが、スクリーン上のディスプレイ構成を変更するのに役立つが、それでもなお、デバイスのそうでなければ使用可能な表面積を覆ってしまう。
【特許文献1】欧州特許出願番号第0,804,009号(EP0804009A2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスプレイ構成を変更し、該ディスプレイのスクリーンを異なる機能に区分しながら、多機能タッチセンサ式スクリーンとして利用可能な、表面積を最大限にするように操作可能である電子デバイス上に取付けられたスライド可能要素を提供することが、本発明の目的である。また、多機能電子デバイスとしての基本操作機能を提供するように接続されたキー及び/又はボタンを有するキーパッドでもあるスライド可能要素を提供することも本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
PDA/セル方式携帯電話の組合せは、多種多様な機能およびアプリケーションを提供すべく既知の構成でデバイスのコンポーネントを収容するハウジングを伴って構築される。これらのコンポーネントとしては、例えば、マイクロプロセッサ、携帯電話、PDA、ディスプレイドライバファームウェア、メモリおよびユーザに提供される機能に応じたその他のプロセッサコンポーネントが含まれる。タッチセンサ式ディスプレイスクリーンはハウジングの前面上に設けられるかまたは内蔵され、ユーザの操作ニーズに応じて、例えば通信キーパッド、PDAキーボード、メモパッドおよびデータディスプレイといった要素機能を実行するように適合したユーザインタフェースを提供するように構築される。
【0006】
フレーム、ウィンドウまたはビューディバイダとして作用すべくタッチセンサ式ディスプレイスクリーン全体にわたりハウジング上で前後にスライド移動を行うように、シャトルキーパッドが取付けられる。該シャトルキーパッドは、マイクロプロセッサ制御ユニットそして特にディスプレイドライバに対して作用するようになっている。該ディスプレイドライバは、シャトルキーパッドの移動および位置に応じてディスプレイスクリーン上のディスプレイを改変させるように設計されている。シャトルキーパッドの移動は、タッチセンサ式ディスプレイを、例えばPDAフォーマットから通信フォーマットへと変化させる。ディスプレイの方向および位置もまた、選択された機能と一貫性ある最も便利なやり方でユーザに対処するよう変更可能である。好ましい実施形態においては、シャトルキーパッドは、例えば、メモパッドが利用可能な状態での呼出し操作モード位置、全ディスプレイが利用可能なPDAまたは電話操作モード、および最大のディスプレイが利用可能なPDAまたは電話操作モード、といった3つの操作モードと関連をもつ少なくとも3つの位置まで移動され得る。
【0007】
操作可能位置は、交代的または付加的な操作モードに適合するように、拡張または改変が可能である。さらに、デバイスの操作可能な方向は、ディスプレイが垂直すなわちポートレート型の方向とは対照的に水平すなわちランドスケープ型の方向にあるように、変更可能である。左ききまたは右ききのユーザがランドスケープ方向でより容易にサポートされ得る。
【0008】
1つの変形実施形態においては、シャトルキーパッドは、交代的なディスプレイ構成、すなわちセル方式電話およびメモパッドをシャトルキーパッドのいずれかの側に提供すべく、スクリーンディバイダとしてのみ動作する。後者の実施形態の最も単純な形態では、キーパッドは不使用キーとなり、キーパッドの位置またはその他の手段により別の形でスクリーン構成が選択されることになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明のデバイスについて、以下で添付図面を参照してより詳しく説明する。
【0010】
多機能デバイス10、例えば、本発明の特徴を取込んだ組合せ型PDAセル方式携帯電話が図中で例示される。本発明は図面中に示された実施形態を参照して記載されているが、本発明には、多数の代替的形態が考えられるということも理解すべきである。さらに、任意の適切なサイズ、形状またはタイプの要素または材料を使用することも可能である。
【0011】
図6に示すように、本発明の特徴を例示すべく選択された多機能デバイス10は、選択された例示的なアプリケーションを有するPDAおよび携帯電話の組合せ機能を提供するように動作可能に相互接続されているコンポーネントのシステムを含んでいる。主制御プロセッサ1は、メモリ2により支援されており、携帯電話モジュール3とPDAモジュール4からのデータおよび指令を処理する。このデバイスのユーザインターフェースは、タッチセンサ式ディスプレイ5とシャトルキーパッド6を含む。ディスプレイ5は、付随するドライバ7を有する。キーパッド位置モニタ8により監視される複数の位置内へスライド動作するため、シャトルキーパッド6がデバイス上に取り付けられる。図1Aに示されるように、スライド用キーパッドは、デバイスを操作する上で役立つ多数のキーおよびボタンを支持する。
【0012】
PDA/電話10は、多種多様な機能およびアプリケーションを提供すべく、図6に例示する一般的構成でデバイス10のコンポーネントを収容するハウジング11を伴って構築される。
【0013】
タッチセンサ式ディスプレイスクリーン5の形態をしたユーザインタフェースがハウジング11の前面13上に取付けられ、さまざまなキーまたはスポットセンサ式の構成を提供するように構築される。一例として、図1Aに、多機能デバイス10の中にPDAまたは電話と結びつけられ得る番号、テキストおよび記号またはその他の指令を入力できるようにする英数字キーボードが、ディスプレイスクリーン5の区域14の中に示されている。また、タッチセンサ式ディスプレイ5のもう1つの区域15には、ユーザの操作ニーズに応じて、メモ用の書込み感応部分およびデータディスプレイが含まれ得る。ディスプレイスクリーン5は、ディスプレイドライバ7と主制御プロセッサ1により制御され、ユーザにより選択されるとおり、以下で記述されるようなディスプレイの多数の組合せを提供する。
【0014】
数多くのアプリケーションにおいて、ユーザに対しメニュー、状態およびその他の操作情報を提供するように、テキストの表示のためにディスプレイ5の少なくとも一部分を適合させることが有利であろう。いかなる操作モードであってもその選択のためにテキストディスプレイが使用され得る。
【0015】
図1A中の区域14にあるキーボードの配置は単なる一例にすぎず、ボタンおよびキーのタイプを含め、任意の適切なキーおよび機能の配置が本発明の範囲内に入る。
【0016】
本発明のシステムのユーザインタフェースの第2のコンポーネントが、矢印12によって示されているように、ハウジング11上で前後に、デバイス10の長手方向軸X−Xに対して一般に平行にスライド運動するように取付けられているシャトルキーパッド6である。シャトルキーパッド6はハウジング11を取り囲み、前面13およびディスプレイスクリーン5を覆う。
【0017】
図7A、7B、および7Cに示すように、シャトルキーパッド6は、ハウジング11を取り囲むように一体化して形成された前面壁6a、側壁6bおよび6dおよび背面壁6c有する成形プラスチックで構成されてる。図7Cに示さすように、ハウジング1内に構築された噛み合いガイドスロット17と係合するべく、図7Bに示されているように、側壁6bおよび6dの内部表面から内向きにレール16が伸びている。デバイス10の前面全体にわたりシャトルキーパッド6を移動させ、シャトルキーパッド6がハウジング11の前面上で位置づけし直されるかまたは移動させられるにつれてPDA/電話10にモードを変更させることができる、というのが本発明の特徴である。
【0018】
ハウジング11の前面13上でスペースを占有し過ぎることがないように、幅が制限された狭いベルトの形でシャトルキーパッド6を構築することもまた、本発明の特徴である。シャトルキーパッドまたは要素6の幅を2インチ(5.08cm)未満に制限することにより、タッチセンサ式スクリーン5のサイズに不必要に干渉することなく該要素6が提供する全ての機能を達成することができる。狭い幅はまた、図3Aに示すように、タッチセンサ式スクリーン5のサイズを最大限にできるシャトルキーパッド6の位置づけをも可能にする。シャトルキーパッド6の側壁6bおよび6dは、ハウジング11の側面部分11aおよび11b内のスロット17と係合する。
【0019】
1つの実施形態においては、シャトルキーパッド6は、図5に例示するように、ハウジング11の背面のまわりに伸びる1つの完全なユニットとして、ハウジングを取り囲むかまたは覆い得る。異なる位置間でのシャトルキーパッド6の比較的障害のない運動を可能にするために、シャトルキーパッド6とハウジング11との間に適切な間隔が維持される。シャトルキーパッド6の運動は、スロット17の端部によって、またはその中に構築された適切に位置づけされたストッパによって制限される。
【0020】
図1A、2および3Aの中で示すように、好ましい実施形態においては、3つの操作モードを提供するために、シャトルキーパッド6を移動させることのできる3つの位置が存在する。3つの位置は、ハウジング11の側面上のマーカーによって視覚的に標示してもよいしあるいはまた、スロット17内の適切に位置づけされた戻り止めを通した感触により示してもよい。シャトルキーパッドの運動は、スロット17の端部により制限されるかまたは、その中に構築された適切に位置づけされたストッパにより制限される。これらの位置は図1B中で102a、102bおよび102cとして破線で示され、図1A、2および3Aに示されているように特定の操作モードに関連づけられる。しかしながらキーパッド6の運動の範囲は、ハウジング11そのものの限界によってのみ制限され、上縁部104から下縁部103まで拡がることができる。操作モードは例えば、メモパッドが利用可能である呼出し操作モード位置(モードA)、全ディスプレイが利用可能であるPDAまたは電話操作モード(モードB)、そして最大のディスプレイが利用可能であるPDAまたは電話操作モード(モードC)から成り得る。
【0021】
本明細書では3つの位置およびモードについて記述しているが、変形実施形態では、任意の適切な数の位置およびモードを実現することができる。シャトルキーパッド6の運動は、その運動と共にモード変更という結果も同じくもたらし得る、位置の係合についてユーザに知らせる触感を与えることができるであろう。
【0022】
キーパッド6の位置はまた、キーパッド6のそれぞれの位置およびデバイス10のモードについてユーザに知らせる視覚的表示の形で、ユーザインターフェース5のディスプレイ部分上か、シャトルキーパッド6上のいずれかに、デバイス10により指示できる。ユーザインタフェース5上の視覚的表示は、任意の適切な色の英数字標示、記号または光を含み得る。キーパッド6はまた、類似のタイプの表示を含み得る。1つの実施形態においては、デバイス10は、キーパッド6の運動およびモードの係合の音声表示を与えるように適合することもできる。
【0023】
好ましい実施形態においては、キーパッド6は、タッチセンサ式スクリーン5を2つの区域14および15に区分するように位置づけされる。この位置では、補足的機能を区域内に提供することができ、例えば、図1Aに示すように、通信キーパッドであり得る英数字キーパッドをタッチセンサ式ディスプレイスクリーン5の区域14内に備えることができ、また特定の電話の会話に関するメモを手早く書留めるための書込み可能スクリーンを区域15内に備えることができるだろう。タッチスクリーン5を区分するためにシャトルキーパッド6を使用する場合には、図1Aに示されているように中線102にそれを位置づけすることができ、そうでなければ例えば1/3−2/3または1/4−3/4といったその他のディスプレイ割合を提供することもできる。
【0024】
デバイス10の方向性は、その長手方向軸X−Xが垂直(ポートレート)であるものとして図1〜3に示されているが、デバイス10を図8に示されるように水平(ランドスケープ)方向で使用するように適合することもできる。後者のケースでは、ディスプレイは、ユーザによりランドスケープ方向に選択されることになり、右手または左手での使用に対応するように機能が提供されることになる。
【0025】
キーパッド6の位置を監視し、キーおよびボタン9の操作を伝達するため、キーパッド6は、適切なバスを通してシャトルモニタ8および主制御プロセッサ1に接続される。この接続は、レール16とスロット17との間に設けられた接点または可撓性プリント配線板、リボンケーブルによって達成可能である。
【0026】
図1Aに示される通り、デバイス10の通常のまたは特定の操作において有用な一連のキーまたはボタン9を、キーパッド6上に支持することができる。キーパッド6は、入力キー18、カーソルキー19、およびソフトキー20といったような多数のキーを有し得る。提供されるアプリケーションに応じて、ソフトキー20をタッチセンサ式ディスプレイ5と併せて、さまざまな交代機能のためにプログラミングすることができる。制御プロセッサ1が、シャトルキーパッドの位置に従ってキー、特にソフトキー20の機能を調整することができる。
【0027】
変形実施形態においては、シャトルキーパッド6上に任意の適切な数およびタイプのキーまたはボタンを具備することができる。一実施形態においては、異なるキーの機能は、送信キー、エンドキー、矢印キー(これはジョイスティックまたはトラックボールを含むこともできる)およびメニューキーを含み得る。選択やキー機能性は一般に、携帯電話、PDA、ゲームプレーヤー(図9参照)およびその他の形態に関連した機能を含み得る。要素6のキーパッドはまた、主タッチスクリーン上で動作可能なグラフィックキーパッドまたは副タッチスクリーンを含む。
【0028】
動作中、ディスプレイドライバ7は、シャトルキーパッド6の移動に応答して、ディスプレイ5上に表示される情報の構成を改変するように設計される。キーパッド6の位置を表わす信号が、モニタ8により生成されマイクロプロセッサ1に送信される。そしてユーザは、位置に従って変化するディスプレイ構成の特定のグループの中から選択することができ、そうでなければ、例えば、モードAの状態の通信キーパッドおよびメモパッドといった予め定められたディスプレイ構成を提示し得る。
【0029】
図1A、2および3Aに示されるとおり、好ましい実施形態においては、3つの操作モードが提供される。モードAでは、シャトルキーパッド6は中央の位置102aに配置され、ディスプレイスクリーン5はキーパッド6により、下部区域内でスクリーン区域14内の通信型キーボードと、上部スクリーン区域内のメモパッドに区分される。これによりデバイスが、比較的標準的な型式のセル方式携帯電話として動作する基本通信操作モードとなる。
【0030】
モードBは、図2に示されており、ここで、シャトルキーパッド6はタッチスクリーン5の底面近くのライン102bに位置づけられる。モードBでは、デバイスは、タッチセンサ式ディスプレイ5の大部分が使用できる状態で、PDAまたは携帯電話のいずれかとして動作するようにプログラミングできる。
【0031】
図3AのモードCでは、シャトルキーパッド6は、図3B中に破線で示されているハウジング11の下縁部103で102cに位置づけされ、PDAおよび携帯電話の両方の利用を可能にしながら、ディスプレイのサイズを最大限にすべくディスプレイスクリーン5から離れるように伸びる。その時のデバイス10上のシャトルキーパッド6の位置により左右される可能性のあるPDA/電話10の異なるモードおよび機能を有効化および無効化すべく、ユーザがデバイス10に沿ってシャトルキーパッド6を移動させるかまたは位置づけし直すことができるようにすることが、本発明の特徴である。
【0032】
変形実施形態においては、多機能デバイス10は、携帯電話およびPDAと共に使用するのに適したその他のデバイスおよびコンポーネントを含み得る。例えば、図3Bを参照すると、本図に示されるようにハウジング11の裏面21からレンズ23が延びている状態でデバイスの一部をなすようにカメラ22を組込むことができる。キーパッド6は、モードAに位置づけられている場合、カメラ22のカバーのための役目を果たすことになる。カメラ22を使用するには、102bおよび102cの位置へと、レンズ23を露出させるようにデバイスを位置づけし直すことが必要となる。これらの位置では、キーパッド6のキー18〜20は、カメラ22の機能を制御するようにプログラミングされ得る。ディスプレイスクリーン5の一部分は、レンズ23の視野内にあるものを表示するように適合されることになる。
【0033】
図8に示されるもう1つの変形実施形態においては、シャトルキーパッド6は、そのいずれかの側に交代的ディスプレイ構成、すなわち、セル方式携帯電話およびメモパッドを提供するため、単にスクリーンディバイダとしてのみ動作することができる。この実施形態の最も単純な形態においては、キーパッドは不使用キーとなり、その代わりスクリーン構成はキーパッドの位置によってまたはその他の手段によって選択されることになる。この実施形態は、例えば画像ディスプレイおよびタッチセンサ式キーボードディスプレイを区分するような、ゲーム型のアプリケーションにおいて特に有用である。図8で示すように、ランドスケープ方向を用いることにより、デバイス10を右手または左手での操作のいずれかに適合させることができ、図9に示されるようなゲーム用アプリケーションでの使用をさらに容易にする。
【0034】
このようにして、多機能携帯式電子デバイスを介して、現在利用可能な多数のアプリケーションに対応するように、機能的構成において極めて融通性のある組合せができるユーザインタフェースを提供することができる。かかる構成には、例えば、例示されているような組合せ型PDA/電話が含まれる。使用中、ユーザはどのアプリケーション、ディスプレイ、機能が同時に使用されることになるかを選択できる。可能な構成は多数あり、例えば、電話呼出しの間に、カレンダ、アドレスブックまたはメモパッドを使用することができるであろう。ゲームのプレイ中には、スコア、ゲーム参加者およびその他のリストを表示することができるであろう。
【0035】
本発明について特定の実施形態を参照して記載してきたが、特定の実施形態の記述は単なる例示にすぎず、本発明の範囲を制限するものとみなされるべきものではない。特許請求の範囲により定義されているような本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者であればさまざまなその他の修正および変更を思いつく可能性があり、本発明は、かかる修正および変更を全て特許請求のの範囲内に包含するように意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1A】本発明の特徴を取込んだPDA/電話デバイスの一実施形態の正面図である。
【図1B】図1Aに示すPDA/電話の側面図である。
【図1C】図1Aに示すPDA/電話の上面図である。
【図2】1つの操作モードでのシャトルキーパッドを例示する、本発明の特徴を取込んだPDA/電話デバイスの一実施形態の正面図である。
【図3A】別の操作モードでのシャトルキーパッドを例示する、本発明の特徴を取込んだPDA/電話デバイスの一実施形態の正面図である。
【図3B】図3AのPDA/電話の側面図である。
【図4】本発明の特徴を内蔵するPDA/電話デバイスの一実施形態の正面斜視図である。
【図5】図4に示すPDA/電話の背面斜視図である。
【図6】本発明の特徴を取込んだシステムの一実施形態のブロック図である。
【図7A】本発明の特徴を取込んだシャトルキーパッドデバイスの一実施形態の正面図である。
【図7B】図7Aに示すシャトルキーパッドの側面図である。
【図7C】PDA/電話の側面図である。
【図8】ランドスケープ方向性を有する本発明の特徴を取込んだ変形実施形態の正面図である。
【図9】ゲームアプリケーションに関係する特徴を取込んだ本発明の変形実施形態の正面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の構成に適合可能なタッチセンサ式ディスプレイと、
前記多数の構成のうちの少なくとも2つに対応すべく、前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな部分が露呈される多数の位置の間でスライド移動するために電子デバイス上に取付けられたシャトルキーパッドと、
を含んでなる電子デバイス用のユーザインタフェース。
【請求項2】
前記キーパッドがさらに、前記電子デバイスの機能を操作するために少なくとも1つのボタンをその上に有している請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項3】
シャトルキーパッドの位置と関連する形でタッチセンサ式ディスプレイの構成を適合させるためのマイクロプロセッサコントローラをさらに含んでなる請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項4】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトルキーパッドがタッチセンサ式ディスプレイを第1および第2の部分に区分する請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項5】
前記第1の部分が通信キーパッドを含み、前記第2の部分がメモパッドを含む請求項4に記載のユーザインタフェース。
【請求項6】
前記第1の部分がゲーム用アプリケーションを含み、前記第2の部分が参加者リストを含む請求項4に記載のユーザインタフェース。
【請求項7】
通常動作において、前記電子デバイスがポートレートタイプの方向に向いている請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項8】
通常動作において、前記電子デバイスがランドスケープタイプの方向に向いている請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項9】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトルキーパッドが、全ディスプレイ部分を露呈するように配置されており、前記位置で前記シャトルキーパッドはデバイスの境界内にある請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項10】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトルキーパッドが最大限のディスプレイ部分を露呈するように配置されており、前記位置において前記シャトルキーパッドがデバイスの境界をはみ出している請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項11】
前記全ディスプレイ部分が、組合せ型携帯情報端末および通信ディスプレイを含む請求項9に記載のユーザインタフェース。
【請求項12】
前記シャトルキーパッドが多数のキーまたはボタンを含み、前記キーまたはボタンのうちの少なくとも1つに異なる機能をプログラミング可能である請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項13】
前記マイクロプロセッサコントローラはまた、前記シャトルキーパッドの位置と関連させて前記プログラミング可能キーの機能を適合させる請求項12に記載のユーザインタフェース。
【請求項14】
ハウジングと、
多数の関連する機能を提供するため、前記ハウジング内に設けられた携帯情報端末モジュールと、
通信機能を提供するため、前記ハウジング内に設けられた携帯電話モジュールと、
多数の構成に適合可能なタッチセンサ式ディスプレイと、
前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな部分が露呈される多数の位置間で、その上をスライド移動するために電子デバイス上に取付けられたシャトルキーパッドと、
を含んでなる電子デバイス。
【請求項15】
前記携帯情報端末モジュールと該携帯電話モジュールの機能を制御するためおよびシャトルキーパッドの位置と関連してタッチセンサ式ディスプレイの構成を適合させるためのマイクロプロセッサコントローラをさらに含んでなる請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項16】
前記多数の位置のうちの第1の位置が前記携帯電話モジュールに関連し、該第1の位置で前記シャトルキーパッドがタッチセンサ式ディスプレイを第1および第2の部分に区分し、該第1の部分が通信キーパッドを含み該第2の部分がメモパッドを含む請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項17】
前記多数の位置のうち第2の位置が前記携帯情報端末と前記携帯電話モジュールの組合せに関連し、該第2の位置で、前記シャトルキーパッドは全ディスプレイ部分を露呈するように配置され、前記位置で前記シャトルキーパッドは該デバイスの境界内にある請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項18】
前記全ディスプレイ部分が、組合せ型携帯情報端末および通信ディスプレイを含んでなる請求項17に記載の電子デバイス。
【請求項19】
前記多数の位置のうちの第3の位置において、前記シャトルキーパッドが最大限のディスプレイ部分を露呈するように配置され、前記第3の位置において前記シャトルキーパッドがデバイスの境界をはみ出している請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項20】
前記ハウジングの裏側に取付けられたデジタルカメラをさらに含み、前記第1の位置において前記シャトルキーパッドが前記デジタルカメラ用のカバーとして作用する請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項21】
タッチセンサ式ディスプレイを有する電子デバイスの操作方法において、
前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな区分が露呈される多数の位置の間でタッチセンサ式ディスプレイ全体にわたり電子デバイス上をスライド移動するようにシャトル要素を取付ける段階であって、前記多数の位置のうちの少なくとも1つの位置で、前記ディスプレイスクリーンが第1および第2の部分に区分される段階と、
多数の構成を有するように前記タッチセンサ式ディスプレイスクリーンを適合させる段階と、
シャトル要素の位置に応答して、前記タッチセンサ式ディスプレイの構成を調整する段階と、
を有する方法。
【請求項22】
前記第1の部分が通信キーパッドを含み、前記第2の部分がメモパッドを含む請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記多数の位置のうち1つの位置で、前記シャトル要素が全ディスプレイ部分を露呈するように配置され、前記位置で前記シャトル要素は該デバイスの境界内にある請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記全スクリーン部分が、組合せ型携帯情報端末および通信ディスプレイを含んでなる請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記多数の位置のうちの1つの位置において、前記シャトル要素が最大限のディスプレイ部分を露呈するように配置され、前記位置において前記シャトルキーパッドがデバイスの境界をはみ出している請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記シャトル要素が、前記電子デバイスの機能を操作するための少なくとも1つのボタンをその上に有するように構築される請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記シャトル要素が、前記多数の構成のうちの少なくとも2つに対応すべく、前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな部分が露呈される多数の位置間のスライド移動するために、電子デバイス上に取付けられている、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
前記シャトルキーパッドが多数のキーまたはボタンを含み、該キーまたはボタンのうちの少なくとも1つに異なる機能をプログラミング可能である請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記マイクロプロセッサコントローラもまた、前記シャトルキーパッドの位置と関連させて前記プログラミング可能キーの機能を適合させる請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第1の部分がゲーム用アプリケーションを含み、前記第2の部分が参加者リストを含む請求項21に記載の方法。
【請求項31】
通常動作において、前記電子デバイスがポートレートタイプの方向に向いている請求項21に記載の方法。
【請求項32】
通常動作において、前記電子デバイスがランドスケープタイプの方向に向いている請求項21に記載の方法。
【請求項33】
多数のディスプレイ構成に適合可能なタッチセンサ式ディスプレイと
前記タッチセンサ式ディスプレイ部分のさまざまな区分が露呈される多数の位置の間でその上をスライド移動するための、電子デバイス上に取付けられたシャトル要素であって、前記多数の位置のうちの少なくとも1つにおいて、前記ディスプレイスクリーンが第1および第2の部分に区分割される要素と、
を含んでなる電子デバイス用のユーザインタフェース。
【請求項34】
前記第1の部分が通信キーパッドを含み、前記第2の部分がメモパッドを含む請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項35】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトル要素が、全ディスプレイ部分を露呈するように配置されており、前記位置で前記シャトル要素はデバイスの境界内にある請求項33記載のユーザインタフェース。
【請求項36】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトル要素が最大限のディスプレイ部分を露呈するように配置されており、前記位置において前記シャトル要素がデバイスの境界をはみ出している請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項37】
前記全ディスプレイ部分が、組合せ型携帯情報端末および通信ディスプレイを含む請求項35に記載のユーザインタフェース。
【請求項38】
前記シャトル要素が、前記電子デバイスの機能を操作するための少なくとも1つのボタンをその上に有するように構築される請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項39】
前記シャトル要素は、前記多数の構成のうちの少なくとも2つに対応すべく前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな部分が露呈される多数の位置の間でスライド移動するために、電子デバイス上に取付けられている請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項40】
前記シャトルキーパッドが多数のキーまたはボタンを含み、該キーまたはボタンのうちの少なくとも1つに異なる機能をプログラミング可能である請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項41】
シャトルキーパッドの位置と関連するように前記ディスプレイの構成を適合させるためのマイクロプロセッサコントローラをさらに含んでなる請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項42】
前記マイクロプロセッサコントローラもまた、前記シャトルキーパッドの位置と関連させて前記プログラミング可能キーの機能を適合させる請求項41に記載のユーザインタフェース。
【請求項43】
前記第1の部分がゲーム用アプリケーションを含み、前記第2の部分が参加者リストを含む請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項44】
通常動作において、前記電子デバイスがポートレートタイプの方向に向いている請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項45】
通常動作において、前記電子デバイスがランドスケープタイプの方向に向いている請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項1】
多数の構成に適合可能なタッチセンサ式ディスプレイと、
前記多数の構成のうちの少なくとも2つに対応すべく、前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな部分が露呈される多数の位置の間でスライド移動するために電子デバイス上に取付けられたシャトルキーパッドと、
を含んでなる電子デバイス用のユーザインタフェース。
【請求項2】
前記キーパッドがさらに、前記電子デバイスの機能を操作するために少なくとも1つのボタンをその上に有している請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項3】
シャトルキーパッドの位置と関連する形でタッチセンサ式ディスプレイの構成を適合させるためのマイクロプロセッサコントローラをさらに含んでなる請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項4】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトルキーパッドがタッチセンサ式ディスプレイを第1および第2の部分に区分する請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項5】
前記第1の部分が通信キーパッドを含み、前記第2の部分がメモパッドを含む請求項4に記載のユーザインタフェース。
【請求項6】
前記第1の部分がゲーム用アプリケーションを含み、前記第2の部分が参加者リストを含む請求項4に記載のユーザインタフェース。
【請求項7】
通常動作において、前記電子デバイスがポートレートタイプの方向に向いている請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項8】
通常動作において、前記電子デバイスがランドスケープタイプの方向に向いている請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項9】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトルキーパッドが、全ディスプレイ部分を露呈するように配置されており、前記位置で前記シャトルキーパッドはデバイスの境界内にある請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項10】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトルキーパッドが最大限のディスプレイ部分を露呈するように配置されており、前記位置において前記シャトルキーパッドがデバイスの境界をはみ出している請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項11】
前記全ディスプレイ部分が、組合せ型携帯情報端末および通信ディスプレイを含む請求項9に記載のユーザインタフェース。
【請求項12】
前記シャトルキーパッドが多数のキーまたはボタンを含み、前記キーまたはボタンのうちの少なくとも1つに異なる機能をプログラミング可能である請求項1に記載のユーザインタフェース。
【請求項13】
前記マイクロプロセッサコントローラはまた、前記シャトルキーパッドの位置と関連させて前記プログラミング可能キーの機能を適合させる請求項12に記載のユーザインタフェース。
【請求項14】
ハウジングと、
多数の関連する機能を提供するため、前記ハウジング内に設けられた携帯情報端末モジュールと、
通信機能を提供するため、前記ハウジング内に設けられた携帯電話モジュールと、
多数の構成に適合可能なタッチセンサ式ディスプレイと、
前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな部分が露呈される多数の位置間で、その上をスライド移動するために電子デバイス上に取付けられたシャトルキーパッドと、
を含んでなる電子デバイス。
【請求項15】
前記携帯情報端末モジュールと該携帯電話モジュールの機能を制御するためおよびシャトルキーパッドの位置と関連してタッチセンサ式ディスプレイの構成を適合させるためのマイクロプロセッサコントローラをさらに含んでなる請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項16】
前記多数の位置のうちの第1の位置が前記携帯電話モジュールに関連し、該第1の位置で前記シャトルキーパッドがタッチセンサ式ディスプレイを第1および第2の部分に区分し、該第1の部分が通信キーパッドを含み該第2の部分がメモパッドを含む請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項17】
前記多数の位置のうち第2の位置が前記携帯情報端末と前記携帯電話モジュールの組合せに関連し、該第2の位置で、前記シャトルキーパッドは全ディスプレイ部分を露呈するように配置され、前記位置で前記シャトルキーパッドは該デバイスの境界内にある請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項18】
前記全ディスプレイ部分が、組合せ型携帯情報端末および通信ディスプレイを含んでなる請求項17に記載の電子デバイス。
【請求項19】
前記多数の位置のうちの第3の位置において、前記シャトルキーパッドが最大限のディスプレイ部分を露呈するように配置され、前記第3の位置において前記シャトルキーパッドがデバイスの境界をはみ出している請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項20】
前記ハウジングの裏側に取付けられたデジタルカメラをさらに含み、前記第1の位置において前記シャトルキーパッドが前記デジタルカメラ用のカバーとして作用する請求項14に記載の電子デバイス。
【請求項21】
タッチセンサ式ディスプレイを有する電子デバイスの操作方法において、
前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな区分が露呈される多数の位置の間でタッチセンサ式ディスプレイ全体にわたり電子デバイス上をスライド移動するようにシャトル要素を取付ける段階であって、前記多数の位置のうちの少なくとも1つの位置で、前記ディスプレイスクリーンが第1および第2の部分に区分される段階と、
多数の構成を有するように前記タッチセンサ式ディスプレイスクリーンを適合させる段階と、
シャトル要素の位置に応答して、前記タッチセンサ式ディスプレイの構成を調整する段階と、
を有する方法。
【請求項22】
前記第1の部分が通信キーパッドを含み、前記第2の部分がメモパッドを含む請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記多数の位置のうち1つの位置で、前記シャトル要素が全ディスプレイ部分を露呈するように配置され、前記位置で前記シャトル要素は該デバイスの境界内にある請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記全スクリーン部分が、組合せ型携帯情報端末および通信ディスプレイを含んでなる請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記多数の位置のうちの1つの位置において、前記シャトル要素が最大限のディスプレイ部分を露呈するように配置され、前記位置において前記シャトルキーパッドがデバイスの境界をはみ出している請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記シャトル要素が、前記電子デバイスの機能を操作するための少なくとも1つのボタンをその上に有するように構築される請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記シャトル要素が、前記多数の構成のうちの少なくとも2つに対応すべく、前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな部分が露呈される多数の位置間のスライド移動するために、電子デバイス上に取付けられている、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
前記シャトルキーパッドが多数のキーまたはボタンを含み、該キーまたはボタンのうちの少なくとも1つに異なる機能をプログラミング可能である請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記マイクロプロセッサコントローラもまた、前記シャトルキーパッドの位置と関連させて前記プログラミング可能キーの機能を適合させる請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第1の部分がゲーム用アプリケーションを含み、前記第2の部分が参加者リストを含む請求項21に記載の方法。
【請求項31】
通常動作において、前記電子デバイスがポートレートタイプの方向に向いている請求項21に記載の方法。
【請求項32】
通常動作において、前記電子デバイスがランドスケープタイプの方向に向いている請求項21に記載の方法。
【請求項33】
多数のディスプレイ構成に適合可能なタッチセンサ式ディスプレイと
前記タッチセンサ式ディスプレイ部分のさまざまな区分が露呈される多数の位置の間でその上をスライド移動するための、電子デバイス上に取付けられたシャトル要素であって、前記多数の位置のうちの少なくとも1つにおいて、前記ディスプレイスクリーンが第1および第2の部分に区分割される要素と、
を含んでなる電子デバイス用のユーザインタフェース。
【請求項34】
前記第1の部分が通信キーパッドを含み、前記第2の部分がメモパッドを含む請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項35】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトル要素が、全ディスプレイ部分を露呈するように配置されており、前記位置で前記シャトル要素はデバイスの境界内にある請求項33記載のユーザインタフェース。
【請求項36】
前記多数の位置のうちの1つにおいて、前記シャトル要素が最大限のディスプレイ部分を露呈するように配置されており、前記位置において前記シャトル要素がデバイスの境界をはみ出している請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項37】
前記全ディスプレイ部分が、組合せ型携帯情報端末および通信ディスプレイを含む請求項35に記載のユーザインタフェース。
【請求項38】
前記シャトル要素が、前記電子デバイスの機能を操作するための少なくとも1つのボタンをその上に有するように構築される請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項39】
前記シャトル要素は、前記多数の構成のうちの少なくとも2つに対応すべく前記タッチセンサ式ディスプレイのさまざまな部分が露呈される多数の位置の間でスライド移動するために、電子デバイス上に取付けられている請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項40】
前記シャトルキーパッドが多数のキーまたはボタンを含み、該キーまたはボタンのうちの少なくとも1つに異なる機能をプログラミング可能である請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項41】
シャトルキーパッドの位置と関連するように前記ディスプレイの構成を適合させるためのマイクロプロセッサコントローラをさらに含んでなる請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項42】
前記マイクロプロセッサコントローラもまた、前記シャトルキーパッドの位置と関連させて前記プログラミング可能キーの機能を適合させる請求項41に記載のユーザインタフェース。
【請求項43】
前記第1の部分がゲーム用アプリケーションを含み、前記第2の部分が参加者リストを含む請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項44】
通常動作において、前記電子デバイスがポートレートタイプの方向に向いている請求項33に記載のユーザインタフェース。
【請求項45】
通常動作において、前記電子デバイスがランドスケープタイプの方向に向いている請求項33に記載のユーザインタフェース。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【公表番号】特表2008−507011(P2008−507011A)
【公表日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−518718(P2007−518718)
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【国際出願番号】PCT/IB2005/001627
【国際公開番号】WO2006/005993
【国際公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【国際出願番号】PCT/IB2005/001627
【国際公開番号】WO2006/005993
【国際公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】
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