説明

データ記録装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体

【課題】取り外し可能な記録媒体を持つデータ記録装置が、他のデータ記録装置の記録媒体にデータコピーを行うに際し、ユーザーの利便性を向上すると同時に不正コピーを防止することができるデータ記録装置を提供する。
【解決手段】認証コードを生成する生成手段と、生成した認証コードをデータ記録媒体103に保存する保存手段と、データ記録媒体103に保存された認証コードを読み出す読み出し手段と、読み出した認証コードを送信する送信手段とを備える。また、他のデータ記録装置から認証コードを受信する受信手段と、受信した認証コードと生成した認証コードを比較する比較手段と、比較結果によって相互認証を確立し、データの通信を開始する通信開始手段とを備える。各手段は制御ユニット102によって構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデータ記録装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体に関し、特に、データ記録装置間で、簡便かつ安全に相互認証状態を確立してデータ通信を行う技術に特徴のあるデータ記録装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
取り外し可能な記録媒体を持つデータ記録装置が、他のデータ記録装置の記録媒体(記憶媒体)にデータコピーを行うシステムでは、無線通信手段など通信開始前に事前認証が必要な通信手段が用いられている。
【0003】
事前認証としては、
・別の通信手段で認証する。例えば無線通信の認証のために有線通信を用いる。
・ 互いに特定の認証コードを入力する。
【0004】
などという方式がある。しかし、使用者には煩雑な手続きである上、後者の方式は認証コード偽造などの不正コピー問題があった。
【0005】
このような背景から、クレジットカード状の記録媒体を用いて相互認証を行う手段を備えるデータ記録装置が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−189722号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、認証コードを含んだ媒体を渡すことで、通信のための相互認証を行う場合、一度相互認証が行われるとそのまま相互認証状態が継続されてしまい、不正な通信使用を招く可能性が大きい。
【0007】
本発明の目的は、取り外し可能な記録媒体を持つデータ記録装置が、他のデータ記録装置の記録媒体にデータコピーを行うに際し、ユーザーの利便性を向上すると同時に不正コピーを防止することができるデータ記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1記載のデータ記録装置は、取り外し可能な記録媒体に認証コード以外のデータを記録する記録手段と、通信開始前に前記認証コードによる相互認証が必要な通信手段を備えるデータ記録装置において、前記認証コードを生成する生成手段と、生成した前記認証コードを前記記録媒体に保存する保存手段と、前記記録媒体に保存された前記認証コードを読み出す読み出し手段と、読み出した前記認証コードを送信する送信手段と、他のデータ記録装置から前記認証コードを受信する受信手段と、受信した前記認証コードと生成した前記認証コードを比較する比較手段と、比較結果によって相互認証を確立し、データの通信を開始する通信開始手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項11記載のデータ記録装置の制御方法は、取り外し可能な記録媒体に認証コード以外のデータを記録する記録手段と、通信開始前に前記認証コードによる相互認証が必要な通信手段を備えるデータ記録装置の制御方法において、前記認証コードを生成する生成ステップと、生成した前記認証コードを前記記録媒体に保存する保存ステップと、前記記録媒体に保存された前記認証コードを読み出す読み出しステップと、読み出した前記認証コードを送信する送信ステップと、他のデータ記録装置から前記認証コードを受信する受信ステップと、受信した前記認証コードと生成した前記認証コードを比較する比較ステップと、比較結果によって相互認証を確立し、データの通信を開始する通信開始ステップと、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項12記載のプログラムは、取り外し可能な記録媒体に認証コード以外のデータを記録する記録手段と、通信開始前に前記認証コードによる相互認証が必要な通信手段を備えるデータ記録装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記制御方法は、前記認証コードを生成する生成ステップと、生成した前記認証コードを前記記録媒体に保存する保存ステップと、前記記録媒体に保存された前記認証コードを読み出す読み出しステップと、読み出した前記認証コードを送信する送信ステップと、他のデータ記録装置から前記認証コードを受信する受信ステップと、受信した前記認証コードと生成した前記認証コードを比較する比較ステップと、比較結果によって相互認証を確立し、データの通信を開始する通信開始ステップとを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項13記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、請求項12記載のプログラムを格納する。
【発明の効果】
【0012】
本発明のデータ記録装置によれば、取り外し可能な記録媒体を持つデータ記録装置が、他のデータ記録装置の記録媒体にデータコピーを行うに際し、ユーザーの利便性を向上すると同時に不正コピーを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係るデータ記録装置としてのカメラのブロック構成図である。
【0015】
図1において、カメラは、無線通信I/F100、撮像ユニット101、制御ユニット102、記録媒体スロット104に装填されるデータ記録媒体103、LEDボタン105、操作部材106、表示装置107を備える。
【0016】
ここで、制御ユニット102は、取り外し可能なデータ記録媒体103に認証コード以外のデータを記録する記録手段として機能する。また、無線通信I/F100は、通信開始前に認証コードによる相互認証が必要な通信手段として機能する。
【0017】
また、表示装置107は、データ記録媒体103に保存されているデータファイルのリストを表示する表示手段と及び通信に必要な相互認証の確立状態を表示する表示手段として機能する。また、操作部材106は、ユーザー操作により前記データファイルから1つ以上の特定データファイルを選択する選択手段として機能する。
【0018】
次に、カメラの動作の概略を説明する。
【0019】
本実施の形態のカメラは、制御ユニット102によって動作制御される。ユーザーが操作部材106によって撮影指令を伝達すると、制御ユニット102の指示により撮像ユニット101で画像データが生成され、生成された画像データはデータ記録媒体103に記録される。
【0020】
データ記録媒体103は、再書き込み可能な不揮発性メモリで、カード形状をしており、記録媒体スロット104に装着され、交換可能である。記録媒体スロット104は、開閉蓋がついており、制御ユニット102は蓋の開閉状態を検知することができる。
【0021】
データ記録媒体103に記録された画像データは、ユーザーによる操作部材106の操作により表示装置107に表示することができ、これにより、ユーザーは撮影した画像データを確認することができる。
【0022】
ユーザーが撮影したデータを他のカメラに転送したい場合、無線通信I/F100を通じて画像データの転送を行うことができる。無線通信を行う前には事前にカメラの相互認証が必要である。
【0023】
制御ユニット102は、LEDボタン105の点滅や発光色によって相互認証の結果や無線通信の状態を転送先に通知する。LEDボタン105は、押下可能なボタンに発光LEDを組み込んだもので、ユーザーは本ボタンを使用して通信に関する指令を制御ユニット102に通知する。
【0024】
図2は、図1の構成の2台のカメラ間で画像データ交換(通信)を行う様子を示す概念図である。
【0025】
図2において、ユーザーAがカメラAの所有者で、ユーザーBがカメラBの所有者であるとする。カメラAに装着された取り外し可能なデータ記録媒体103をカードA、カメラBに装着されたデータ記録媒体103をカードBとする。
【0026】
以下、(1)乃至(6)に基づいて、画像データ交換の概略を説明する。
(1)ユーザーAとBは共に自分のカメラにあるLEDボタン105を押す。
(2)互いのデータ記録媒体103を交換し、互いのカメラに装着する。ユーザーA所有のカメラAにはカードBが、ユーザーB所有のカメラBにはカードAが装着される。
(3)交換したカードに記録されている認証コードを無線通信によって確認し、合致すれば相互認証を確立する。
(4)互いに過去撮影した画像を鑑賞し、自分がコピーを欲しい画像を選択する。
(5)選択された画像が無線通信によりコピーされる。コピー中はLEDボタン105が点滅する。
(6)所望の画像データの交換が終わったらカードを取り外し返還する。どちらかがカードを抜き出した時点で無線通信が切断され、再度認証を行わないと通信が開始されない状態になる。
【0027】
図3は、図1の構成の2台のカメラ間で行われる画像データ交換処理の手順を示すフローチャートである。
【0028】
ステップS301の処理
ステップS301は、認証コードを生成する生成手段と、生成した認証コードをデータ記録媒体103に保存する保存手段として機能する。
【0029】
ユーザーはLEDボタン105を押す。このLEDボタン105の押下により、ユーザーは制御ユニット102にデータ通信の開始を通知する。制御ユニット102は、データ記録媒体103に記録するための認証コードID1を生成する。
【0030】
認証コードID1は、データ記録媒体103に記録されている画像データの順に加算し、加算結果(演算結果)の下位32ビットを用いる。加算結果に時間がかかる場合には、画像の一部を用いるか、あるいは最近記録された画像数枚より算出して加算時間を短縮しても良い。
【0031】
算出方法に拘わらず、次回撮影が行われたときには自動的に認証コードID1が変わるので堅固なデータ防護となる。カードに全く画像が含まれていない場合、ランダムに認証コードID1を生成し、データ記録媒体103に保存(記録)する。
【0032】
制御ユニット102は、撮像ユニット101が撮影(撮像)動作を行い、画像データがデータ記録媒体103に保存された時に認証コードID1を生成しても良い。
【0033】
ステップS302の処理
ステップS302は、データ記録媒体103の交換、取り外しを検知する検知手段として機能する。
【0034】
ユーザーは互いのカメラのデータ記録媒体(カード)103を交換し、交換したデータ記録媒体103をそれぞれのカメラに装着する。制御ユニット102は、記録媒体スロット104の蓋の開閉によって得られるカードの交換作業を検知し、交換検知後にステップS303の処理に進む。
【0035】
ステップS303の処理
ステップS303は、データ記録媒体103に保存された認証コードを読み出す読み出し手段として機能する。
【0036】
制御ユニット102はデータ記録媒体103から認証コードを読み出す。これを以下ID2(認証コードID2)とする。
【0037】
ステップS304の処理
制御ユニット102は、ステップS301で記録したID1(認証コードID1)とステップS303で読み出したID2が同一か確認する。同一であれば、同一のデータ記録媒体103を抜き差ししただけなのでステップS302に戻る。異なれば違うデータ記録媒体103に交換されたのでステップS305の処理に進む。
【0038】
ステップS305の処理
ステップS305は、読み出した認証コードを送信する送信手段として機能する。
【0039】
データ通信に先立って相互認証を行うため、制御ユニット102は、読み出したID2を無線通信I/F100を通じて相手のカメラに送信する。この送信は、互いに相互認証が行われていなくても、特定の受信相手を想定せず誰でも受信できる形で送信する。
【0040】
ステップS306の処理
ステップS306は、他のデータ記録装置から認証コードを受信する受信手段として機能する。
【0041】
制御ユニット102は、他のカメラが送信した相互認証のための認証コードを受信する。以下、この受信した認証コードをID3とする。
【0042】
ステップS307の処理
ステップS307は、受信した認証コードと生成した認証コードを比較する比較手段として機能する。
【0043】
制御ユニット102は、ステップS306の処理で受信したID3とID1を比較する。一致しない場合にはステップS308の処理に進む。一致した場合はステップS309の処理に進む。
【0044】
ステップS308の処理
認証コードの受信動作を継続する。ここで、画像交換を意図する2人のユーザーの周りに、同時刻に交換を意図するユーザーが居る場合、複数の異なった認証コードを受信することになる。しかし、この場合、データ記録媒体103を交換したユーザーとしか認証コードが合致しないため、相互認証には至らない。
【0045】
制御ユニット102は、相互認証が確立されない状態が10秒以上継続すると、タイムアウトと判断し、ステップS312の処理に進む。
【0046】
ステップS309の処理
ステップS309は、認証コードの比較結果によって相互認証を確立し、データの通信を開始する通信開始手段として機能する。
【0047】
通信相互認証が確立された状態である。制御ユニット102は、LEDボタン105を点灯させる。ユーザーはこの点灯により、通信相互認証が完了し、データ通信が行える状態になったことを認識する。
【0048】
ステップS310の処理
ユーザーは、操作部材106で制御ユニット102に指令を出し、データ記録媒体103に記録された画像データを表示装置107に表示する。記録媒体スロット104には、ステップS302の処理で交換されたデータ記録媒体(カード)103が挿入されているので、カード交換相手の撮影した画像を閲覧することができる。
【0049】
ここで、ユーザーは操作部材106で制御ユニット102に指令を出し、表示された画像から1つ以上の特定画像を選択する。特定画像の選択後、LEDボタン105を押すと、選択された1つ以上の特定画像は無線通信I/F100を通じて相手方に送信される。
【0050】
データの送信を行うとき、制御ユニット102はLEDボタン105を点滅させる。ここで、相互認証が行われた2つのカメラは、認証相手から画像データが送られてきた時には、その画像データを自身の記録媒体スロット104に装着されたデータ記録媒体103に記録する。
【0051】
ステップS311の処理
ユーザーは所望の画像データを全て送り終わったら、交換相手のユーザーへその旨を口頭で伝える。2台のカメラの間でデータ交換が終わったら、どちらかが所有するカメラの記録媒体スロット104の蓋を開けることにより通信が終了する。
【0052】
あるいはユーザーの指令、あるいは通信相手のデータ記録装置からの要求信号、あるいは予め決められた一定時間の経過によってデータの通信が終了する。
【0053】
制御ユニット102は、記録媒体スロット104の蓋が開放されたことを検知し、通信相手のカメラに通信終了コードCOMENDを通知すると共に、相互認証状態の確立を解除し、再び相互認証を行うまでは画像データの送受信を行わない(停止する)。
【0054】
制御ユニット102は、相互認証が確立している相手よりCOMENDを受信すると無条件に通信を終了する。この後、ステップS312の処理に進む。
【0055】
ステップS312の処理
制御ユニット102は、LEDボタン105を消灯する。これにより、ユーザーは通信の相互認証状態が解除されたことを認識する。ユーザーは自分のカメラに装着された交換相手のデータ記録媒体(カード)103を元の持ち主に返却する。返却されたカードを自分自身のカメラに装着することにより、ステップS301の処理が行える状態になる。
【0056】
本発明では、認証コード以外のデータ記録に使用している取り外し可能なデータ記録媒体103を交換することで認証を行う。また、データ記録媒体103の取り外しにより通信を終了し、再び通信を開始するには再度認証を要求する。
【0057】
データ記録媒体103の交換は、データ記録装置(本実施の形態ではカメラ)のユーザーが手渡しで行う。そして、再びデータ記録媒体103を交換しない限り通信を再開できないため、不正コピーが困難である。
【0058】
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
【0059】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0060】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0061】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0062】
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ記録装置としてのカメラのブロック構成図である。
【図2】図1の構成の2台のカメラ間で画像データ交換(通信)を行う様子を示す概念図である。
【図3】図1の構成の2台のカメラ間で行われる画像データ交換処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0064】
100 無線通信I/F
101 撮像ユニット
102 制御ユニット
103 データ記録媒体
104 記録媒体スロット
105 LEDボタン
106 操作部材
107 表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り外し可能な記録媒体に認証コード以外のデータを記録する記録手段と、通信開始前に前記認証コードによる相互認証が必要な通信手段を備えるデータ記録装置において、
前記認証コードを生成する生成手段と、
生成した前記認証コードを前記記録媒体に保存する保存手段と、
前記記録媒体に保存された前記認証コードを読み出す読み出し手段と、
読み出した前記認証コードを送信する送信手段と、
他のデータ記録装置から前記認証コードを受信する受信手段と、
受信した前記認証コードと生成した前記認証コードを比較する比較手段と、
比較結果によって相互認証を確立し、データの通信を開始する通信開始手段と、
を備えることを特徴とするデータ記録装置。
【請求項2】
前記通信手段は、データの通信を終了した後、再度認証をやり直すまでデータの通信を停止することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項3】
前記記録媒体の取り外しを検知する検知手段を備え、
前記通信手段は、前記記録媒体の取り外しの検知、あるいはユーザーの指令、あるいは通信相手のデータ記録装置からの要求信号、あるいは予め決められた一定時間の経過によってデータの通信を終了することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項4】
前記記録媒体の交換を検知する検知手段を備え、
前記比較手段は、前記記録媒体の交換検知後に前記認証コードの比較を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項5】
ユーザーが操作する操作部材の指令により、前記生成手段は前記認証コードを生成し、前記保存手段は、前記記録媒体に前記認証コードを保存することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項6】
前記記録媒体に記録されたデータを用いた演算結果により、前記生成手段は、前記認証コードを生成することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項7】
前記生成手段は、前記記録媒体にデータが記録されるたびに前記認証コードを生成し、前記保存手段は、前記認証コードを前記記録媒体に保存することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項8】
前記記録媒体に記録されたデータの中から、ユーザーが操作する操作部材の指令により1つ以上のデータを選択し、前記通信手段は選択されたデータを転送することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項9】
前記記録媒体に保存されているデータファイルのリストを表示する表示手段と、
ユーザー操作により前記データファイルから1つ以上の特定データファイルを選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項10】
通信に必要な相互認証の確立状態を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
【請求項11】
取り外し可能な記録媒体に認証コード以外のデータを記録する記録手段と、通信開始前に前記認証コードによる相互認証が必要な通信手段を備えるデータ記録装置の制御方法において、
前記認証コードを生成する生成ステップと、
生成した前記認証コードを前記記録媒体に保存する保存ステップと、
前記記録媒体に保存された前記認証コードを読み出す読み出しステップと、
読み出した前記認証コードを送信する送信ステップと、
他のデータ記録装置から前記認証コードを受信する受信ステップと、
受信した前記認証コードと生成した前記認証コードを比較する比較ステップと、
比較結果によって相互認証を確立し、データの通信を開始する通信開始ステップと、
を備えることを特徴とするデータ記録装置の制御方法。
【請求項12】
取り外し可能な記録媒体に認証コード以外のデータを記録する記録手段と、通信開始前に前記認証コードによる相互認証が必要な通信手段を備えるデータ記録装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記制御方法は、
前記認証コードを生成する生成ステップと、
生成した前記認証コードを前記記録媒体に保存する保存ステップと、
前記記録媒体に保存された前記認証コードを読み出す読み出しステップと、
読み出した前記認証コードを送信する送信ステップと、
他のデータ記録装置から前記認証コードを受信する受信ステップと、
受信した前記認証コードと生成した前記認証コードを比較する比較ステップと、
比較結果によって相互認証を確立し、データの通信を開始する通信開始ステップと、
を備えることを特徴とするプログラム。
【請求項13】
請求項12記載のプログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−69868(P2009−69868A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−234175(P2007−234175)
【出願日】平成19年9月10日(2007.9.10)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】