説明

ピロール及びピラゾールDAAO阻害剤

D−セリンの濃度を増加する及びD−セリン酸化毒性生成物の濃度を低下する方法、学習、記憶及び/又は認知を増強する方法、又は統合失調症、アルツハイマー病、運動失調若しくは神経因性疼痛を治療する方法、又は神経変性疾患に特徴的なニューロン機能喪失を予防する方法であって、一般式(I):


(式中、R及びRは、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アシル基、アルキルアリール基、及びXYRから独立に選択され;又はR及びRは一緒になって、5、6、7若しくは8−員の、置換した若しくは置換しない、炭素環基若しくは複素環基を形成し;X及びYは、O、S、NH、及び(CRから独立に選択され;Rは水素原子、アルキル基又はMであり;Mは、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛イオン又はそれらの混合物であり;Zは、N又はCRであり;Rは、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アルキルアリール基、及びXYRから選択され;Rは、アリール基、置換したアリール基、ヘテロアリール基及び置換したヘテロアリール基から選択され;R及びRは、水素原子及びアルキル基から独立に選択され;nは、1から6までの整数であり;R、R及びRのうち少なくとも1個は、水素原子以外の基であり;並びに、X及びYのうち少なくとも1個は(CRである)で表される化合物、又は薬学的に許容可能なその塩若しくはその溶媒和物の治療的有効量を、治療の必要な対象に投与することを含む前記方法。D−セリン又はシクロセリンを一般式(I)で表される化合物とともに併用投与してもよい。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式IA:
【化1】

(式中、
1a及びR2aは、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、及びXYRから独立に選択され;
X及びYは、O、S、NH、及び(CRから独立に選択され;
は水素原子、アルキル基又はMであり;
Mは、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛又はそれらの混合物であり;
Zは、N又はCRであり;
は、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、及びXYRから選択され;
は、アリール基、置換したアリール基、ヘテロアリール基及び置換したヘテロアリール基から選択され;
及びRは、水素原子及びアルキル基から独立に選択され;
nは、1から6までの整数であり;
1a及びR2aのうち少なくとも1個は、XYRであり;並びに、
X及びYのうち少なくとも1個は、(CRである;
但し、一般式1Aは、5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸を含まない)
で表される化合物、又は薬学的に許容可能なその塩若しくはその溶媒和物。
【請求項2】
が水素原子である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
ZがNである請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
ZがCRである請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
1aが水素原子であり、及びR2aがXYRである請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
X及びYがCRである請求項4又は5に記載の化合物。
【請求項7】
が置換したアリール基である請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
及びRが水素原子である請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
化合物が、
【化2】

【化3】

から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
化合物が、
【化4】


である請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
化合物が、
【化5】

である請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
哺乳動物において、D−セリンの濃度を増加する及び/又はDAAOによるD−セリン酸化の有毒生成物の濃度を低下する方法であって、前記方法が、一般式I:
【化6】

(式中、
及びRは、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アシル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、及びXYRから独立に選択され;又はR及びRは一緒になって、5、6、7若しくは8−員の、置換した若しくは置換しない、炭素環基若しくは複素環基を形成し;
X及びYは、O、S、NH、及び(CRから独立に選択され;
は水素原子、アルキル基又はMであり;
Mは、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛又はそれらの混合物であり;
ZはN又はCRであり;
は、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基及びXYRから選択され;
は、アリール基、置換したアリール基、ヘテロアリール基及び置換したヘテロアリール基から選択され;
及びRは、水素原子及びアルキル基から独立に選択され;
nは、1から6までの整数であり;
、R及びRのうち少なくとも1個は、水素原子以外の基であり;並びに、
X及びYのうち少なくとも1個は(CRである)
で表される化合物、又は薬学的に許容可能なその塩若しくはその溶媒和物の治療的有効量を、対象に投与することを含む方法。
【請求項13】
統合失調症を治療する、アルツハイマー病に関連する記憶及び/又は認知の喪失を治療若しくは予防する、運動失調を治療する、又は神経変性疾患に特徴的なニューロン機能の喪失を予防する方法であって、前記方法が、一般式I:
【化7】

(式中、
及びRは、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アシル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、及びXYRから独立に選択され;又はR及びRは一緒になって、5、6、7若しくは8−員の、置換した若しくは置換しない、炭素環基若しくは複素環基を形成し;
X及びYは、O、S、NH、及び(CRから独立に選択され;
は水素原子、アルキル基又はMであり;
Mは、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛又はそれらの混合物であり;
ZはN又はCRであり;
は、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基及びXYRから選択され;
は、アリール基、置換したアリール基、ヘテロアリール基及び置換したヘテロアリール基から選択され;
及びRは、水素原子及びアルキル基から独立に選択され;
nは、1から6までの整数であり;
、R及びRのうち少なくとも1個は、水素原子以外の基であり;並びに、
X及びYのうち少なくとも1個は(CRである)
で表される化合物、又は薬学的に許容可能なその塩若しくはその溶媒和物の治療的有効量を、それを必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項14】
学習、記憶及び/又は認知を増強する方法であって、前記方法が、一般式I:
【化8】

(式中、
及びRは、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アシル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、及びXYRから独立に選択され;又はR及びRは一緒になって、5、6、7若しくは8−員の、置換した若しくは置換しない、炭素環基若しくは複素環基を形成し;
X及びYは、O、S、NH、及び(CRから独立に選択され;
は水素原子、アルキル基又はMであり;
Mは、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛又はそれらの混合物であり;
ZはN又はCRであり;
は、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基及びXYRから選択され;
は、アリール基、置換したアリール基、ヘテロアリール基及び置換したヘテロアリール基から選択され;
及びRは、水素原子及びアルキル基から独立に選択され;
nは、1から6までの整数であり;
、R及びRのうち少なくとも1個は、水素原子以外の基であり;並びに、
X及びYのうち少なくとも1個は(CRである)
で表される化合物、又は薬学的に許容可能なその塩若しくはその溶媒和物の治療的有効量を、それを必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項15】
一般式I:
【化9】

(式中、
及びRは、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アシル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、及びXYRから独立に選択され;又はR及びRは一緒になって、5、6、7若しくは8−員の、置換した若しくは置換しない、炭素環基若しくは複素環基を形成し;
X及びYは、O、S、NH、及び(CRから独立に選択され;
は水素原子、アルキル基又はMであり;
Mは、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛又はそれらの混合物であり;
ZはN又はCRであり;
は、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基及びXYRから選択され;
は、アリール基、置換したアリール基、ヘテロアリール基及び置換したヘテロアリール基から選択され;
及びRは、水素原子及びアルキル基から独立に選択され;
nは、1から6までの整数であり;
、R及びRのうち少なくとも1個は、水素原子以外の基であり;並びに、
X及びYのうち少なくとも1個は(CRである)
で表される化合物、又は薬学的に許容可能なその塩若しくはその溶媒和物の治療的有効量を、それを必要とする対象に投与することを含む神経因性疼痛を治療する方法。
【請求項16】
及びRが、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、及びXYRから独立に選択され;R及びRのうち少なくとも1個がXYRであり;並びに、X及びYのうち少なくとも1個が(CRである請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
が水素原子である請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
ZがNである請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
ZがCRである請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
nが1又は2である請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
X及びYが(CRであり、及びnが1である請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
及びRが水素原子である請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
が水素原子であり、及びRがXYRである請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
が置換したアリール基である請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
一般式Iで表される化合物が、
【化10】


【化11】

から選択される請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
一般式Iで表される化合物が、
【化12】


である請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
一般式Iで表される化合物が、
【化13】

である請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
更にD−セリン又はシクロセリンを併用投与することを含む請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
一般式I:
【化14】

(式中、
及びRは、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アシル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、及びXYRから独立に選択され;又はR及びRは一緒になって、5、6、7若しくは8−員の、置換した若しくは置換しない、炭素環基若しくは複素環基を形成し;
X及びYは、O、S、NH、及び(CRから独立に選択され;
は水素原子、アルキル基又はMであり;
Mは、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛イオン又はそれらの混合物であり;
ZはN又はCRであり;
は、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキル基及びXYRから選択され;
は、アリール基、置換したアリール基、ヘテロアリール基及び置換したヘテロアリール基から選択され;
及びRは、水素原子及びアルキル基から独立に選択され;
nは、1から6までの整数であり;
、R及びRのうち少なくとも1個は、水素原子以外の基であり;並びに、
X及びYのうち少なくとも1個は(CRである)
で表される化合物及び薬学的に許容可能な担体を含む医薬組成物。
【請求項30】
更にD−セリン又はシクロセリンを含む請求項29に記載の医薬組成物。
【請求項31】
及びRが、水素原子、ハロ基、ニトロ基、アルキル基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、及びXYRから独立に選択され;R及びRのうち少なくとも1個がXYRであり;並びに、X及びYのうち少なくとも1個が(CRである請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
が水素原子である請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項33】
ZがNである請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項34】
ZがCRである請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項35】
nが1又は2である請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項36】
X及びYが(CRであり、及びnが1である請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項37】
及びRが水素原子である請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項38】
が水素原子である請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項39】
が置換したアリール基である請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項40】
一般式Iで表される化合物が、
【化15】

【化16】

から選択される請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項41】
一般式Iで表される化合物が、
【化17】

である請求項29又は30に記載の医薬組成物。
【請求項42】
一般式Iで表される化合物が、
【化18】

である請求項29又は30に記載の医薬組成物。

【公表番号】特表2007−517056(P2007−517056A)
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−547524(P2006−547524)
【出願日】平成16年12月28日(2004.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/043791
【国際公開番号】WO2005/066135
【国際公開日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【出願人】(502337516)セプラコア インコーポレーテッド (14)
【Fターム(参考)】