説明

ラックサーバシステム

【課題】少なくとも1つのサーバと、バッテリバックアップユニット(BBU)を有するラックサーバシステムを提供する。
【解決手段】電源装置がサーバに結合され、入力電圧が正常であるときに、該入力電圧を第1の出力電圧に変換し、該第1の出力電圧を前記サーバに供給する。BBUはサーバ及び電源装置に結合され、電源装置から出力される第1の出力電圧を検出し、入力電圧及び/又は第1の出力電圧が異常であるときに、サーバに第2の出力電圧を供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は概してラックサーバシステムに関し、特にバッテリバックアップユニット(BBU)を備えるラックサーバシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
種々の用途においてブレードサーバが広く使用されている。動作の便宜上、ラックサーバシステムは、1つのラックシステム内に複数のブレードサーバを含む。
【0003】
ラックサーバシステムのブレードサーバは、完全な機能を有する1つのコンピュータとしての役割を果たす。言い換えると、ブレードサーバは、そのコアコンポーネント(CPU、マザーボード、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びハードディスク等)に加えて、電源装置及び放熱デバイスのような周辺デバイスを有する。
【0004】
ACグリッド電力が不安定である場合には、サーバの動作が不安定になり(シャットダウン等)、サーバ内に格納したデータが破損する可能性さえもある。電力供給に異常がある場合にデータ損失及び電子装置の損傷を回避するために、無停電電力系統(UPS)が使用され、サーバの内部構成要素が効率的に保護され、サーバの耐用年数及び精度が保証される。しかしながら、既存のUPSの信頼性は依然として十分なものではない。
【0005】
そこで、コストを下げ、効率を高め、かつ安定性を高めるために、バッテリバックアップユニット(BBU)が、UPSに代えて/支援するためにラックサーバシステムに設けられる。しかしながら、ラックサーバシステムに適時に電力を供給するために、ACグリッド電力が遮断状態/不安定状態になったことを、BBUがいつ、いかにして特定するかが重要である。
【0006】
ACグリッド電力が正常に供給されるとき、BBUを充電するために、AC/DC電源装置がラックサーバシステムに電力を供給する。ACグリッド電力が遮断状態/不安定状態になったとき、AC/DC電源装置は電力の供給を停止して、BBUに通知し、それにより、BBUがラックサーバシステムの正常な動作を維持のために電力を供給する。それゆえ、ACグリッド電力が不安定であること/遮断されることによってラックサーバシステムが影響を受けるのを避けるために、(AC/DC電源装置からBBUに対する)電源の充電は決して遮断されてはならない。
【0007】
しかしながら、現在のBBU技術は依然として、以下の技術的に不都合な点を有する。
【0008】
第一に、AC/DC電源装置は、ACグリッド電力が遮断状態/不安定状態であるか否かを検出するが、BBUはACグリッド電力検出回路を有さない。ACグリッド電力が遮断状態/不安定状態になったとき、AC/DC電源装置がBBUに正しく通知できない場合には、ラックサーバシステムは機能しなくなる。
【0009】
第二に、BBU内にACグリッド電力検出回路を含む場合であっても、ACグリッド電源は通常、余弦波であり、検出回路は容易に誤検出してしまう可能性があるので、ACグリッド電力の検出は容易ではない。
【0010】
第三に、ACグリッド電力がBBUによって検出されず、BBU及びラックサーバシステムが並列に直接接続される場合であっても、BBUによって供給される電力は通常、非効率的であり、したがって、ラックサーバシステムを非効率的にする。さらに、BBU内の電力貯蔵が不十分である場合には、ACグリッド電力が遮断状態/不安定状態になったときに、ラックサーバシステムは機能しなくなるであろう。
【0011】
さらに、特許文献1は、電力消費を管理するための電力管理サーバを開示している。電力管理サーバデータ処理システムは、電力管理サーバデータ処理システムを電力管理されるサーバデータ処理システムに通信可能に結合するための電力管理通信ポートと、電力管理通信ポートに結合されるシステム管理プロセッサとを備える。記述された実施形態では、システム管理プロセッサは、電力管理されるサーバデータ処理システムから電力管理データを受信し、該電力管理データを利用して電力管理コマンドを生成し、電力管理通信ポートを利用して該電力管理コマンドを電力管理されるサーバデータ処理システムに送信するように構成される電力管理ロジックを備える。さらに、記述された実施形態の電力管理データは、電力管理能力データを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】米国特許第8,108,703号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
それゆえ、本開示は、現在の技術の短所を改善するためのラックサーバシステム及びそのBBUを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本開示は、ラックサーバシステム、及びサーバに電力を供給する、ラックサーバシステムのバッテリバックアップユニット(BBU)を対象とし、BBUは、ACグリッド電力が正常であるか否かを検出しない。
【0015】
本開示の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのサーバと、バッテリバックアップユニット(BBU)を有するラックサーバシステムが提供される。電源装置が前記サーバに結合され、入力電圧が正常であるときに、該入力電圧を第1の出力電圧に変換し、該第1の出力電圧を前記サーバに供給する。前記BBUは前記サーバ及び前記電源装置に結合され、前記電源装置から出力される前記第1の出力電圧を検出し、前記入力電圧及び/又は前記第1の出力電圧が異常であるときに、前記サーバに第2の出力電圧を供給する。
【0016】
上述した概略的な説明及び以下の詳細な説明はともに例示的かつ説明的なものに過ぎず、請求項に記載されているように、開示する実施の形態に限定するものではないことが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本開示の一実施形態によるラックサーバシステムの機能図である。
【図2】本開示の一実施形態によるBBUのブロック図である。
【図3A】AC/DC電源装置及びBBUからの出力DC電圧を示す図である。
【図3B】AC/DC電源装置及びBBUからの出力DC電圧を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本開示の一実施形態によるラックサーバシステムの機能図を示す。図1に示されるように、ラックサーバシステム100は、変圧器110、ジェネレータ120、配電ユニット(PDU)130、交流(AC)/直流(DC)電源装置160、少なくとも1つのサーバ140及びバッテリバックアップユニット(BBU)150を含む。ここでは、サーバ140及びBBU150の数は限定されない。本開示のこの実施形態では、変圧器110、ジェネレータ120、配電ユニット130及びAC/DC電源装置160の数、機能及び動作は限定されない。
【0019】
本開示のこの実施形態において、ACグリッド電源が遮断状態/不安定状態になった場合には、BBU150がサーバ140に電力を供給する。その後、AC電力の生成及びAC/DC電源装置160への供給のためにジェネレータ120が起動され、AC/DC電源装置160がAC電力をDC電力に変換し、さらに、そのDC電力をサーバ140に供給する。すなわち、本開示のこの実施形態では、BBU150が電力を供給する期間は基本的に、ACグリッド電源が不安定であることを検出した時点から、ジェネレータ120が正常に起動された時点までをカバーする。
【0020】
図2を参照すると、本開示の一実施形態によるBBU150のブロック図が示される。図2に示されるように、BBU150は、マイクロコントローラ210、電圧検出器220、バッテリモジュール230、DC/DCコンバータ240、およびブロッキング回路250を含む。
【0021】
ACグリッド電力AC_INが正常であるとき、サーバ140の電力は、ラックサーバシステム100内のAC/DC電源装置160によって供給される。本開示の例示として、AC/DC電源装置160は12.3VのDC電圧PSU_OUTを出力するが、本開示はそれには限定されない。
【0022】
ACグリッド電力AC_INが異常/不安定/遮断状態であるとき、AC/DC電源装置160から出力されたDC電圧PSU_OUTが、そのデフォルト値未満に降下する。DC電圧PSU_OUTがしきい値(例えば12Vであるがこれに限定されず、調整可能)未満であることを電圧検出器220が検出したとき、電圧検出器220は、マイクロコントローラ210に通知する。
【0023】
本開示のこの実施形態では、ACグリッド電力AC_INが正常であるか否かにかかわらず、バッテリモジュール230及びDC/DCコンバータ240は基本的に正常な動作状態にある。さらに、ACグリッド電力AC_INが正常であるとき、AC/DC電源装置160から出力されたDC電圧PSU_OUTによって、バッテリモジュール230は更に充電されてもよい。
【0024】
ブロッキング回路250は、BBU150の出力DC電圧のサーバへの導通/サーバからのブロックのためのスイッチとして用いられる。例示として、ブロッキング回路250は冗長ダイオード回路を含むが、本開示はそれには限定されない。例えば、ブロッキング回路250は、論理回路、電気的若しくは機械的スイッチ若しくはリレー、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができ、それは本開示の趣旨の範囲内にある。図2に示される例示として、ブロッキング回路250は、並列に接続される冗長ダイオード251及びNMOSトランジスタ252を含む。ダイオード251は、DC/DCコンバータ240とAC/DC電源装置160との間に結合される。NMOSトランジスタ252は、電圧検出器220に結合されたゲート、DC/DCコンバータ240に結合されたドレイン、及びAC/DC電源装置160に結合されたソースを有する。
【0025】
ACグリッド電力が正常であるとき、DC電圧PSU_OUTは、DC/DCコンバータ240から出力されるDC電圧よりも高い正常値を有する。したがって、ブロッキング回路250のダイオード251はターンオンされない。電圧検出器220は、NMOSトランジスタ252がオフになるように制御する。すなわち、ACグリッド電力が正常であるとき、ブロッキング回路250は導通しない。
【0026】
一方、ACグリッド電力AC_INが異常/不安定/遮断状態であるとき、AC/DC電源装置160から出力されるDC電圧PSU_OUTは降下するか、又はゼロになる。DC/DCコンバータ240から出力されたDC電圧とAC/DC電源装置160から出力されたDC電圧PSU_OUTとの間の電圧差がしきい値(0.3V等)よりも大きいとき、ダイオード251がターンオンされ、DC/DCコンバータ240から出力されたDC電圧が、ダイオード251を通してDC電圧BBU_OUTとして出力され、サーバ140に供給される。ダイオード251はDC電圧BBU_OUTを降下させる場合があるが、それでもなおDC電圧BBU_OUTはサーバ140のための所望の電圧レベルに達する。
【0027】
電圧検出器220が、DC電圧PSU_OUTが降下したことを検出したとき、電圧検出器220は、NMOSトランジスタ252がターンオンされるように制御する。NMOSトランジスタ252の電圧降下は、ダイオード251の電圧降下よりも小さく、したがって、DC/DCコンバータ240から出力されるDC電圧は、NMOSトランジスタ252を通してDC電圧BBU_OUTとして出力され、サーバ140まで流れる。
【0028】
ACグリッド電力AC_INが正常に戻ると、DC電圧PSU_OUTも正常に戻る。DC電圧PSU_OUTが正常に戻ったことを電圧検出器220が検出すると、電圧検出器220は、NMOSトランジスタ252をターンオフして、電流がBBU150に戻るのを防ぐ。
【0029】
BBU150の1以上の内部構成要素(DC/DCコンバータ240等)が機能しなくなったとき、サーバはブロッキング回路250により保護されているため、サーバ140は影響を受けない。さらに、AC/DC電源装置160から出力されるDC電圧PSU_OUTにおいて突然サージが発生するときであっても、サージDC電圧はブロッキング回路250によってブロックされ、BBU150に影響を及ぼさない。
【0030】
図3A及び図3Bは、AC/DC電源装置の出力DC電圧及びBBUの出力DC電圧を示す。「AC_FAIL」は、ACグリッド電力が遮断されたことを表す。ACグリッド電力の遮断AC_FAILが発生する前に、サーバ140によって必要とされる電圧(SYS_V)は、AC/DC電源装置160から出力されるDC電圧PSU_OUTによって供給される。DC/DCコンバータ240がDC出力電圧DC_OUTの供給を続けるにもかかわらず、DC出力電圧DC_OUTは、ブロッキング回路250によってブロックされ、サーバには出力されない。ACグリッド電力の遮断AC_FAILが発生したとき、AC/DC電源装置160から出力されたDC電流/電圧が徐々に0まで降下し、サーバ140の動作が影響を受けることのないように、BBUから出力されたDC電圧BBU_OUTがサーバ140に電流/電圧を供給し、ここでBBUから出力されるDC電圧BBU_OUTはDC/DCコンバータ240によって供給され、ブロッキング回路250によって降下する。
【0031】
例示的なものであって限定的ではないが、本開示のこの実施形態では、BBUを小型化するために、バッテリモジュール230のエネルギー貯蔵デバイスとして、小型のリチウムバッテリが用いられる。さらに、エネルギーの伝送における損失を小さくするために、BBUは、ラックサーバシステム内に配置される。さらに、BBUは、ラックサーバシステムのラック及びバス信号線を使用し、自身専用のラックを必要とせず、したがって、BBUのコストが削減される。また、BBUはサーバの電圧変化を検出し、サーバに電圧を出力する(すなわち、電力を供給する)か否かを自動的に判断する。
【0032】
上記に開示されたように、BBUは電圧検出器及びマイクロコントローラを含み、それにより、サーバに電圧を出力するか否かを自動的に判断する。
【0033】
本開示のこの実施形態では、AC/DC電源装置から出力される電圧が12.3Vであり、BBUから出力されるDC電圧が12Vであると仮定すると、電圧差は0.3Vであり、ブロッキング回路250が誤動作する可能性を更に小さくできるようになる。
【0034】
本開示の他の可能な実施形態では、BBUが、AC/DC電源装置によって供給される電力異常指示信号も受信し、システム安定性を高める構成としてもよい。ACグリッド電力が遮断されたとき、AC/DC電源装置はBBUに電力異常指示信号を出力する。さらに、BBUは通信インターフェースを通じて自らの状態をラックサーバシステムに送ってもよい。
【0035】
本開示のこの実施形態では、BBUはDC電圧を検出し、すなわち、BBUはAC電圧を検出せず、したがって、BBUの構成が単純になり、誤動作する可能性は小さくなる。上記に開示されたように、AC/DC電源装置から出力される正常なDC電圧は、BBUから出力される正常なDC電圧よりも高い。ACグリッド電力が正常であるとき、BBUは電圧を出力しない。AC/DC電源装置から出力されたDC電圧が正常であることをBBUが検出するとき、BBUは、AC/DC電源装置によって充電される(すなわち、BBUは充電待機モードにある)。AC/DC電源装置から出力されたDC電圧がBBUから出力されたDC電圧よりも低くなる(すなわち、ACグリッド電力が遮断される)と、BBUがラックサーバシステムに電流を出力し、ラックサーバシステムの効率及び安定性を維持する。
【0036】
その上、BBUがサーバに電圧を出力するか否かは、BBUのブロッキング回路によって判断される。AC/DC電源装置から出力されたDC電圧が低くなると、BBUはサーバに電流を出力する。本開示のこの実施形態のBBUは、異なるタイプのラックサーバシステムと並列に接続することができる。
【0037】
本開示のこの実施形態は、以下の特徴を有する。BBUは、サーバに適時に電力を供給し、BBUは、ACグリッド電力が正常であるか否かを検出しない。BBUが検出するのはDC電圧であるので、関連する電圧検出技術で容易に実装できる。AC/DC電源装置において、ACグリッド電力が遮断されたか否かを検出する必要がないので、本出願の実施形態では、通常のバックアップAC/DC電源装置を適用できるであろう。BBUの内部制御ループは高い安定性を有する。
【0038】
当業者により、上述の開示した実施形態に対し、その広い発明の概念から逸脱することなく変更を行うことができることが理解されよう。したがって、開示した実施形態は、開示した特定の例には限定されず、以下の特許請求の範囲によって規定される開示した実施形態の趣旨及び範囲内の変形を包含するように意図されていることが理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのサーバと、
前記サーバに結合され、入力電圧が正常であるときに、前記入力電圧を第1の出力電圧に変換し、前記第1の出力電圧を前記サーバに供給するための電源装置と、
前記サーバ及び前記電源装置に結合され、前記電源装置から出力される前記第1の出力電圧を検出し、前記入力電圧及び/又は前記第1の出力電圧が異常であるときに、前記サーバに第2の出力電圧を供給するためのバッテリバックアップユニット(BBU)と、
を有することを特徴とするラックサーバシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のラックサーバシステムであって、
前記BBUは、
前記電源装置から出力される前記第1の出力電圧を検出するための電圧検出器と、
前記電圧検出器に結合されるマイクロコントローラと、
前記電源装置に結合されるバッテリモジュールと、
前記バッテリモジュールに結合されるコンバータと、
前記コンバータ及び前記電圧検出器に結合されるブロッキング回路と、
を有し、
前記入力電圧が異常/不安定/遮断状態であるときに、前記ブロッキング回路はターンオンされ、前記入力電圧が正常であるときに、前記ブロッキング回路はターンオフされることを特徴とするラックサーバシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のラックサーバシステムであって、
前記入力電圧が異常/不安定/遮断状態であるときに、前記電源装置から出力される前記第1の出力電圧がデフォルト値未満に降下し、
前記電圧検出器は、前記第1の出力電圧が第1のしきい値未満に降下したことを前記電圧検出器が検出したとき、前記マイクロコントローラに通知する、
ことを特徴とするラックサーバシステム。
【請求項4】
請求項3に記載のラックサーバシステムであって、
前記ブロッキング回路は、並列に接続される冗長ダイオード及びNMOSトランジスタを備え、前記冗長ダイオードは前記電源装置と前記コンバータとの間に結合され、前記NMOSトランジスタは前記電圧検出器によって制御され、
前記入力電圧が正常であるとき、前記第1の出力電圧は前記コンバータの出力電圧よりも高く、前記冗長ダイオードがターンオンされず、かつ前記電圧検出器の制御下で、前記NMOSトランジスタがターンオンされない、
ことを特徴とするラックサーバシステム。
【請求項5】
請求項4に記載のラックサーバシステムであって、
前記入力電圧が異常/不安定/遮断状態であるときに、前記第1の出力電圧が降下し、前記冗長ダイオードがターンオンされ、前記コンバータの前記出力電圧が前記ダイオードを通して前記第2の出力電圧として出力され、前記サーバに流れ、
前記第1の出力電圧が前記第1のしきい値以下に降下することを前記電圧検出器が検出したときに、前記電圧検出器は、前記NMOSトランジスタがターンオンされるように制御し、前記コンバータの前記出力電圧が前記NMOSトランジスタを通して前記第2の出力電圧として出力され、前記サーバに流れる、
ことを特徴とするラックサーバシステム。
【請求項6】
請求項2に記載のラックサーバシステムであって、
前記バッテリモジュールはリチウムバッテリを含む、
ことを特徴とするラックサーバシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のラックサーバシステムであって、
前記BBUは、前記電源装置によって供給される電力異常指示信号を受信し、前記入力電圧が異常/不安定/遮断状態であるときに、前記電源装置は前記BBUに前記電力異常検出信号を出力し、
前記BBUはその状態を通信インターフェースを通じて前記サーバに送信する、
ことを特徴とするラックサーバシステム。
【請求項8】
請求項2に記載のラックサーバシステムであって、
前記電源装置は、前記入力電圧が正常であるときに、前記バッテリモジュールを充電する、
ことを特徴とするラックサーバシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【公開番号】特開2013−30154(P2013−30154A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−103394(P2012−103394)
【出願日】平成24年4月27日(2012.4.27)
【出願人】(502257269)クアンタ コンピュータ インコーポレーテッド (11)
【Fターム(参考)】