説明

ワーク移送装置

【課題】 従来のワーク移送装置は、ワークを把持するためのチャック爪をワークの寸法に応じて用意する必要があり、そのための段取り替え時間も掛かる。
【解決手段】 本発明によるワーク移送装置は、第1の方向に沿って往復動自在に下板11に取り付けられた昇降テーブル14と、この昇降テーブル14を下板11に対し第1の方向に沿って駆動するテーブル駆動手段と、第1の方向と交差する第2の方向に沿って往復動自在に昇降テーブル14に取り付けられたヘッドプレート28と、このヘッドプレート28を昇降テーブル14に対し第2の方向に沿って駆動する旋回駆動モータ21と、ワークを挟持し得るようにそれぞれ往復動自在にヘッドプレート28に取り付けられ、ワークの寸法に応じて対向間隔がそれぞれ異なる複数組の把持面33aを有する一対のチャック爪33と、この一対のチャック爪33をこれらの対向方向に開閉駆動する把持部材駆動手段とを具える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを把持して移送するためのワーク移送装置に関し、特に型開きされた金型から射出成形品を取り出して金型外に搬出する製品排出装置に用いて好適である。
【背景技術】
【0002】
射出成形機によって成形された製品を金型から取り出して金型外に搬出する場合、特許文献1に記載されたような製品排出装置が用いられる。この製品排出装置においては、予め成形品の寸法形状に合致するようなチャック爪を用意しておき、これを製品排出装置に組み付けて射出成形機の金型から成形品を取り出すようにしている。また、特許文献2にはこのようなチャック爪も開示されている。このチャック爪は、1つの支点を中心に回転運動を行ってワークを把持するものであり、モータやエアシリンダなどによって開閉駆動される。
【0003】
【特許文献1】特開平07-164503
【特許文献2】特開平08-244075
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された従来の製品排出装置においては、成形品の寸法形状が変わる度に対応したチャック爪を交換する必要があり、そのための段取り替え時間が嵩んで射出成形機の稼働率低下を招来する。また、特許文献2に開示されたチャック爪も同様に、ワークの寸法形状の変更に伴って一対のチャック爪に関してそれぞれ3方向の位置調整が必要であり、そのための手間が嵩んでしまう欠点があった。
【0005】
ところで、成形品の寸法形状が小さくなると、これに伴って金型や射出成形機自体の寸法形状も小さくなるため、チャック爪の開閉機構としてモータやエアシリンダなどを用いた製品排出装置では、これが金型と干渉してしまい、成形品の取り出しが著しく困難となる場合もあった。
【0006】
本発明の目的は、寸法の異なるワークに対してチャック爪を交換するための段取り替えを不要とするワーク移送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるワーク移送装置は、第1の方向に沿って往復動自在にベースに取り付けられたテーブルと、このテーブルを前記ベースに対して前記第1の方向に沿って駆動するテーブル駆動手段と、前記テーブルに対して前記第1の方向と交差する第2の方向に直線運動または旋回運動により往復動自在に前記テーブルに取り付けられたヘッドと、このヘッドを前記テーブルに対して前記第2の方向に直線駆動または旋回駆動するヘッド駆動手段と、ワークを挟んでこれを把持し得るようにそれぞれ往復動自在に前記ヘッドに取り付けられ、ワークの寸法に応じて対向間隔がそれぞれ異なる複数組の把持面を有する一対の把持部材と、この一対の把持部材をこれらの対向方向に開閉駆動する把持部材駆動手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明においては、テーブル駆動手段によってテーブルをベースに対し第1の方向に沿って駆動し、ヘッド駆動手段によってヘッドをテーブルに対し第2の方向に沿って駆動し、ヘッドに取り付けられた一対の把持部材をワークが置かれた第1の位置と、このワークを移送すべき第2の位置との間を移動させる。そして、第1の位置にてワークを間にして開いた状態にある一対の把持部材を把持部材駆動手段により閉じ、これによってワークの寸法に応じた所定の組の把持面がワークを把持する。一方、第2の位置にてワークを掴んで閉じた状態にある一対の把持部材を把持部材駆動手段により開き、これによって一対の把持部材によるワークの把持を解除する。
【0009】
本発明によるワーク移送装置において、第2の方向に沿ったヘッドの往復動は、第1の方向と略平行な軸線回りの旋回運動であってよい。また、一対の把持部材の動作は第1および第2の方向に対してそれぞれ交差する第3の方向に沿って開閉動作するものであってよい。また、一対の把持部材の開閉動作は第1の方向と略平行な軸線回りの旋回運動であってもよい。
【0010】
複数組の把持面が相互に略平行であって、これらの対向間隔の長さの順に例えば第1の方向に沿って配列させることができる。また、一対の把持部材の開閉動作が第1の方向と略平行な軸線回りの旋回運動である場合、閉じた状態において複数組の把持面が相互に略平行であるようにすればよい。把持面には把持性能を向上させる凹凸形状などの加工や弾性材などを付加することができる。
【0011】
把持部材駆動手段は、ばねと、このばねの付勢力に抗して電磁力を発生するソレノイドとを有することができ、例えばばねの付勢力によって一対の把持部材の間隔を開き、ソレノイドに対する通電によってばねの付勢力に抗して一対の把持部材の間隔を狭めることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のワーク移送装置によると、第1の方向に沿って往復動自在にベースに取り付けられたテーブルと、このテーブルをベースに対して第1の方向に沿って駆動するテーブル駆動手段と、第1の方向と交差する第2の方向に沿って往復動自在にテーブルに取り付けられたヘッドと、このヘッドをテーブルに対して第2の方向に沿って駆動するヘッド駆動手段と、ワークを挟んでこれを把持し得るようにそれぞれ往復動自在にヘッドに取り付けられ、ワークの寸法に応じて対向間隔がそれぞれ異なる複数組の把持面を有する一対の把持部材と、この一対の把持部材をこれらの対向方向に開閉駆動する把持部材駆動手段とを具えているので、寸法が異なるワークを取り扱う場合であっても一対の把持部材を交換せずにそのまま使用することができ、従来必要であった段取り替えのための時間を無くすことができる。
【0013】
複数組の把持面がこれらの対向間隔の長さの順に配列している場合、この配列方向に沿ってヘッドの位置を変更するだけで、寸法が異なるワークに対し適切な把持面の組を使ってこれを確実に把持することができる。
【0014】
把持部材駆動手段がばねとこのばねの付勢力に抗して電磁力を発生するソレノイドとを有する場合、把持部材駆動手段をコンパクトに設計することができ、寸法的な制約のある狭隘な箇所でもワークを確実に取り扱うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明によるワーク移送装置を射出成形機の製品排出装置に応用した一実施形態について、図1〜図7を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施形態のみに限らず、特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であり、従って本発明の精神に帰属する他の技術にも当然応用することができる。
【0016】
本実施形態における製品排出装置は、射出成形機を型開きして金型から成形品を取り出し、金型外の所定の移載箇所に成形品を搬出する際、この製品排出装置におけるテーブルの昇降運動と、ヘッドの旋回運動と、把持装置の作動とを組み合わせることにより、射出成形機の成形動作と連動させて成形品を所定の移載箇所に自動的に移送するようになっている。このような本実施形態における製品排出装置の正面形状を図1に示し、その右側面図形状を図2に示し、そのテーブル駆動手段の部分を図3に抽出拡大して示す。すなわち、製品排出装置10のベース、つまり本実施形態における図示しない射出成形機の下板11には、一対の昇降案内棒12が鉛直上方に立設され、これら一対の昇降案内棒12には旋回駆動モータ21を中央部に搭載した昇降テーブル14がそれぞれブシュ15を介して昇降自在に連結されている。この昇降テーブル14の下側には、カムローラ16を中央部に回転自在に嵌合した水平なローラ軸17の両端部が連結され、このローラ軸17の両端部に装着されたスナップリング18によってローラ軸17が昇降テーブル14から抜け外れないように配慮されている。低摩擦係数の樹脂にて形成されたカムローラ16が転接するカム面19aを外周に形成した円板カム19は、ブラケット20を介して下板11に取り付けられた昇降駆動モータ13のスピンドル13aに基端部が連結されるカム軸22に対し、一体的に嵌着されている。カムローラ16は、ローラ軸17に固定される一対のスナップリング23により、そのスラスト方向(図3中、左右方向)の変位が拘束されている。このカムローラ16および昇降駆動モータ13などと共に本発明におけるテーブル駆動手段として機能する円板カム19は、スピンドル13aの回転中心からの距離が連続的に変化するようなカムプロフィルをそのカム面19aが有する。カム軸22の先端部の外周は、下板11に立設されたスピンドル受け24の上端面に対して摺動可能に支持されており、本実施形態では摩擦を低減するためにカム軸22の外周面が摺接するスピンドル受け24の少なくとも上端部を低摩擦係数の樹脂にて形成している。
【0017】
これにより、昇降駆動モータ13の作動に伴って円板カム19が回転すると、この円板カム19のカム面19aの上端に乗った状態にあるカムローラ16が昇降テーブル14と共に昇降案内棒12に沿って昇降し、昇降テーブル14を図1および図2に示す上昇端位置と、より下板11側に近接する図示しない下降端位置との間で移動させることが可能である。上昇端位置は成形品を成形機内から運び出す際に、後述する把持装置29が障害物に接触しない高さに設定する。この昇降テーブル14の上昇端位置を設定するため、本実施形態ではブラケット20に取り付けられたテーブル上昇端検出センサ25により検出されるドッグ26を昇降テーブル14に突設し、テーブル上昇端検出センサ25が上昇して来るドッグ26を検出した時点で昇降駆動モータ13の回転が停止するようになっている。テーブル上昇端検出センサ25は、ブラケット20に対して上下方向の取り付け位置を変更可能であり、これによって昇降テーブル14の上昇端位置を任意の位置に初期設定することができる。また昇降テーブルを下降させる動作は不図示の突き出しピンによって型から突き出され、突き出しピンの先に載った状態にある成形品の所定の位置に、把持装置29を移動させるために必要となる。下降端をどの位置に設定するかについては、後述するように成形品の大きさにより変更する。
【0018】
昇降テーブル14上に上向きに搭載された旋回駆動モータ21のスピンドル21aには、鉛直上方に延びる旋回軸27の基端部が一体的に連結されている。旋回駆動モータ21などと共に本発明における旋回駆動手段として機能する旋回軸27の上端には、ほぼ半円弧状の鎌形をなすヘッドプレート28の基端部が固定されるフランジ部27aが形成されている。後述する把持装置29が取り付けられたヘッドプレート28の先端部を第1旋回端位置と第2旋回端位置とに位置決めするため、旋回軸27の基端部に扇形のドッグ30を取り付け、さらにこのドッグ30の旋回位置を検出するためのヘッド旋回位置検出センサ31がセンサブラケット32を介して昇降テーブル14に固定されている。つまり、ヘッド旋回位置検出センサ31からの検出信号に基づき、旋回駆動モータ21のスピンドル21aの第1旋回端位置が設定されるようになっている。また第2旋回端位置は、この第1旋回端位置を初期位置として旋回駆動モータ21を駆動する角度を指定することで設定する。成形品の真上に把持装置29が位置するように設定された第2旋回端位置までヘッドプレートが移動した状態で、次に昇降テーブル14を下降させ、把持装置29で後述するように成形品を把持し、昇降テーブル14を上昇させ、ヘッドプレートを第1旋回端位置に戻し、把持装置29の把持した成形品を開放することで成形品の取り出しが完了する。
【0019】
本実施形態におけるヘッドプレート28の平面形状を図4に示し、このヘッドプレート28の先端部に取り付けられる把持装置29の平面形状を図5,図6に示し、その一対のチャック爪33の正面形状を図7に示す。すなわち、本実施形態における把持装置29は射出成形機によって成形された成形品Wを把持するためのものであり、相互に水平に平行移動する一対のチャック爪33を本発明の把持部材として有する。ヘッドプレート28の先端部に形成された左右一対の側板部28aには、前後一対の相互に平行な支持案内棒34の両端部が水平に支持されており、側板部28aから支持案内棒34が抜け外れないように、スナップリング35がこれら支持案内棒34の両端部にそれぞれ装着されている。前端部にチャック爪33がそれぞれ一体的に連結された左右一対のスライダ36には、支持案内棒34が貫通し、これによってスライダ36は支持案内棒34に対して摺動自在に支持された状態となっている。基端側の支持案内棒34には、左右一対のスライダ36の間に介在するように圧縮コイルばね37が装着され、これによって左右一対のスライダ36はチャック爪33と共にこれらの対向間隔が拡がるように付勢される。ヘッドプレート28には、左右一対のスライダ36の摺動方向に対して直交する水平方向に往復動するプランジャ38を持ったソレノイド39が固定されている。このプランジャ38の先端部には、連結部材40の基端部がスプリングピン41を介して連結されており、この連結部材40の先端部には上下2組のリンクアーム42の基端部が旋回軸27と平行なピン43を介して連結されている。各組のリンクアーム42はそれぞれ左右一対のリンクアーム42からなり、これらの先端部はそれぞれ左右に分かれて旋回軸27と平行なピン44を介しスライダ36に連結されている。これら各ピン43,44には図示しないスナップリングが装着され、ピン43,44からリンクアーム42が抜け外れないように配慮している。
【0020】
ソレノイド39は、非励磁状態においてプランジャ38が前方に突出し、圧縮コイルばね37のばね力と相俟ってチャック爪33の間隔を最大限に開いた図5に示す状態となる。これに対し、ソレノイド39が励磁状態になると、圧縮コイルばね37のばね力に抗してプランジャ38がソレノイド39内に引き込まれる結果、チャック爪33の間隔が狭まって図6に示す状態となる。つまり、ソレノイド39を非励磁状態のまま一対のチャック爪33の間に成形品Wが位置するようにヘッドプレート28の先端部を動かし、この状態にてソレノイド39を励磁することにより、一対のチャック爪33の間隔が狭まるようにこれらが平行移動して成形品Wがチャック爪33に把持された状態となる。本実施形態では、スライダ36およびチャック爪33が3mmずつこれらの対向方向にそれぞれ摺動可能であり、図5に示す全開状態からチャック爪33がそれぞれ2mmずつ内側に近づいた位置で成形品Wを把持するようになっており、この時の把持力が140×9.8mNとなるように設定されている。従って、成形品Wの質量が4g以下の場合、充分な把持力を有することが理解されよう。
【0021】
相互に対向するチャック爪33には複数対(図7の例では3対)の把持面33aが形成されており、より下側の対の把持面33aほど対向間隔がより広くなるように、これら複数対の把持面33aが階段状に形成されている。従って、チャック爪33によって把持される成形品Wの幅寸法(図7中、左右方向に沿った寸法)に応じて昇降テーブル14の下降位置を変更することで成形品Wに対するチャック爪33の上下方向の位置を変更し、最適な対向間隔を有する把持面33aを成形品に対向させ、常に最適な把持力にて成形品Wを把持することができ、射出成形機の稼働率の低下を招来するような不具合を最小限に抑えることができる。しかも、従来のように幅寸法が異なる成形品Wに応じてチャック爪33を交換する必要がなくなり、射出成形機の稼働率を更に上げることができる。またより下側の対の把持面33aほど対向間隔がより広くなるように、これら複数対の把持面33aが階段状に形成されていれば、型から成形品を突き出している不図示の突き出しピンと把持面33aが接触する不具合も発生しない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明によるワーク移送装置を射出成形機の製品排出装置に応用した一実施形態の外観を表す正面図である。
【図2】図1に示した製品排出装置の右側面図である。
【図3】図1に示した製品排出装置におけるテーブルおよびその駆動機構の部分の抽出拡大図である。
【図4】図1に示した製品排出装置におけるヘッドの部分の平面図である。
【図5】図1に示した製品排出装置における把持装置の部分の抽出拡大図であり、一対の把持部材が開いた状態を示している。
【図6】図1に示した製品排出装置における把持装置の部分の抽出拡大図であり、一対の把持部材が閉じた状態を示している。
【図7】図1に示した製品排出装置におけるチャック爪の部分の抽出拡大正面図である。
【符号の説明】
【0023】
10 製品排出装置
11 下板
12 昇降案内棒
13 昇降駆動モータ
13a スピンドル
14 昇降テーブル
15 ブシュ
16 カムローラ
17 ローラ軸
18 スナップリング
19 円板カム
19a カム面
20 ブラケット
21 旋回駆動モータ
21a スピンドル
22 カム軸
23 スナップリング
24 スピンドル受け
25 テーブル上昇端検出センサ
26 ドッグ
27 旋回軸
27a フランジ部
28 ヘッドプレート
28a 側板部
29 把持装置
30 ドッグ
31 ヘッド旋回位置検出センサ
32 センサブラケット
33 チャック爪
33a 把持面
34 支持案内棒
35 スナップリング
36 スライダ
37 圧縮コイルばね
38 プランジャ
39 ソレノイド
40 連結部材
41 スプリングピン
42 リンクアーム
43,44 ピン
W 成形品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の方向に沿って往復動自在にベースに取り付けられたテーブルと、
このテーブルを前記ベースに対して前記第1の方向に沿って駆動するテーブル駆動手段と、
前記テーブルに対して前記第1の方向と交差する第2の方向に直線運動または旋回運動により往復動自在に前記テーブルに取り付けられたヘッドと、
このヘッドを前記テーブルに対して前記第2の方向に直線駆動または旋回駆動するヘッド駆動手段と、
ワークを挟んでこれを把持し得るようにそれぞれ直線運動または旋回運動により往復動自在に前記ヘッドに取り付けられ、対向間隔がそれぞれ異なる複数組の把持面を有する一対の把持部材と、
この一対の把持部材をこれらの対向方向に開閉駆動する把持部材駆動手段と
を具えたことを特徴とするワーク移送装置。
【請求項2】
前記複数組の把持面は、これらの対向間隔の長さの順に配列していることを特徴とする請求項1に記載のワーク移送装置。
【請求項3】
前記把持部材駆動手段は、ばねとこのばねの付勢力に抗して電磁力を発生するソレノイドとを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワーク移送装置。
【請求項4】
前記テーブルの前記第1の方向の停止位置を変えることにより、前記把持部材の複数組の把持面の中からワークの把持に使用する一組の把持面を選択することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のワーク移送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−7812(P2007−7812A)
【公開日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−193756(P2005−193756)
【出願日】平成17年7月1日(2005.7.1)
【出願人】(000104652)キヤノン電子株式会社 (876)
【Fターム(参考)】