説明

中継装置および待機系の正常性確認方法

【課題】待機系の疎通テストでスイッチデバイスの転送性能の疎通テストを実施できる機能を提供する。
【解決手段】中継装置内にパケット生成部を持ち、待機系に定期的に、もしくは切替時にパケット生成部で中継装置内のスイッチデバイスの転送性能の限界帯域となるパケットを生成し、疎通テストを実施し、整合性の確認を行なう。整合性が取れなかった場合には、待機系は障害状態と判断され、装置の再立ち上げや管理者への通知を、ネットワークを止めることなく実施できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パケットおよびにフレームを中継する中継装置および待機系の正常性確認方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通信の中継を行なう中継装置では、通信断を回避するために装置内の通信を行なう機構を2重化する等の方法で、冗長化されている。そのような場合、通常運用している側(運用系と呼ぶ)と、運用系に故障がおきた際に新運用系となるべく待機している側(待機系と呼ぶ)が存在している。運用系と待機系の切替には故障発生時の他にも、ユーザによる手動切替、ユーザが設定したスケジュールに従った自動切替、待機系ソフトアップデートによる切替等が考えられる。待機系ソフトアップデートは、中継装置の動作を止めずにソフトウェアをアップデートするものである。待機系ソフトアップデートは、まず待機系のソフトをアップデートし、運用系と待機系を入れ替え、待機系となった系のソフトをアップデートする。
【0003】
故障発生時以外の切替の際には、待機系の通信機構に搭載されているメモリが正常に動作するか等のテストを行なった後に、切替の動作を行なっているものが多い。しかし、実際にパケットを流して疎通が正常に行なえるかの確認には、装置内に搭載されている制御装置から数パケットを流して疎通確認を実施しているだけである。つまり、限界となる帯域までの通信が本当に行なえるかという観点のテストは行なわずに切替を実施していた。
【0004】
特許文献1では、中継装置内にパケットの生成部を持ち、経路の疎通確認を行なえる。しかし、特許文献1の技術は、経路の疎通確認は運用系にのみ適応できる。また、特許文献1の技術では、運用系で経路の確認を行なう際にはネットワーク全体に負荷をかけないために、転送の限界性能の試験は実施することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−184510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した装置内の通信機構の切替時に限界帯域までの疎通テストを実施可能にしたものである。また、本発明によれば、待機系のテストのみに関わらず、運用系・待機系で帯域を増幅させる負荷試験を自在に実施できる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題は、パケットを中継する中継装置において、受信したパケットをコピーし帯域を増幅する受信パケット増幅部と、パケットを新たに生成するパケット生成部と、増幅または生成されたパケットを送信するか否かを決定するパケット選択部と、送信された増幅または生成されたパケットを削除するパケット削除部とを備え、パケットのスイッチングまたはルーティングを実施するデバイスに対する疎通テストを実施する中継装置により、達成できる。
【0008】
また、パケットを中継する中継装置における待機系の正常性確認方法であって、受信したパケットをコピーし帯域を増幅するステップと、パケットを新たに生成するパケットステップと、増幅または生成されたパケットを送信するか否かを決定するステップと、送信された増幅または生成されたパケットを削除するステップとからなる待機系の正常性確認方法により、達成できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、中継装置は、運用系・待機系で帯域を増幅させる負荷試験を自在に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】中継装置のブロック図である。
【図2】パケット転送部のブロック図である。
【図3】受信パケット増幅部のブロック図である。
【図4】待機系の疎通確認処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
【0012】
図1を参照して、中継装置の構成を説明する。図1において、中継装置100は、ポート群110と、パケット転送部120と、クロスバスイッチ部130と、装置管理部140と、内部バス150とから構成されている。
【0013】
内部バス150−0は、装置管理部140−0と、パケット転送部120−0と、パケット転送部120−1と、パケット転送部120−2と、パケット転送部120−3とを接続する。内部バス150−1は、装置管理部140−1と、パケット転送部120−0と、パケット転送部120−1と、パケット転送部120−2と、パケット転送部120−3とを接続する。
【0014】
クロスバスイッチ130−0は、パケット転送部120−0と、パケット転送部120−1と、パケット転送部120−2と、パケット転送部120−3とに接続されている。クロスバスイッチ130−1は、パケット転送部120−0と、パケット転送部120−1と、パケット転送部120−2と、パケット転送部120−3とに接続されている。パケット転送部120−i(i=0〜3)には、ポート群100−iが接続されている。
【0015】
ポート群110は、装置外からのパケットの受信および装置100内から装置外へパケットを送信する。パケット転送部120は、ポート群110のいずれかのポートから受信したパケットを受信したポートまたは他のポートへ転送する。クロスバスイッチ130は、パケット転送部120間のパケット転送を実施する。装置管理部140は、装置100内のコンフィグレーション等を管理する。
【0016】
装置管理部140は、装置外とのインタフェースを持ち、装置外からユーザが任意にコンフィグレーションを設定可能である。さらに、装置管理部140は、パケット転送部120と装置内のバス150で接続されており、バス150を介してコンフィグレーションを伝えることができる。
【0017】
このような構成において、クロスバスイッチ130および装置管理部140は、2重化されているため、そのどちらか一方が運用系で、もう片方は待機系である。パケット転送部120は、おのおのがクロスバスイッチ130−0およびクロスバスイッチ130−1と相互に接続している。パケット転送部120は、通常、運用系となっているクロスバスイッチ130に装置100外から受信したパケットを転送する。また、ポート群110およびパケット転送部120においても、ポート群110−0およびパケット転送部120−0、ポート群110−2およびパケット転送部120−2が運用系であり、ポート群110−1およびパケット転送部120−1、ポート群110−3およびパケット転送部120−3が待機系である等の運用をする。
【0018】
そのように2重化が可能な中継装置100では、運用系に故障がおきた際に待機系が新運用系となる切り替えが起きることがある。運用系と待機系の切替には故障発生時の他にも、ユーザによる手動切替、ユーザが設定したスケジュールに従った自動切替、装置内の待機系ソフトアップデートによる切替等が考えられる。
【0019】
装置の限界となる帯域は、クロスバスイッチ130の転送性能およびパケット転送部120内に存在するパケットの送信先を決定するデバイスに依存する。パケット中継装置100は、待機系のパケット疎通確認テストを実施する際に、待機しているパケット転送部120またはクロスバスイッチ130に対し、転送性能の限界となる帯域での疎通テストを可能にする。また、図1ではクロスバスイッチは2つ、ポート群およびにパケット転送部は4つという構成になっている。しかし、この構成に限らず、おのおののデバイスは、任意の数で実施可能である。
【0020】
図2を参照して、パケット転送部の構成を説明する。図2において、パケット転送部120は、受信部200と、送信部210と、パス選択部220と、制御装置230とから構成される。受信部200は、パケット受信部(I)201と、受信パケット増幅部202と、パケット生成部203と、パケット選択部204と、パケット転送先決定部(I)205と、パケット送信部(I)206とから構成される。送信部210は、パケット受信部(E)211と、増幅/生成パケット削除部212と、パケット転送先決定部(E)213と、パケット送信部(E)214とから構成される。
【0021】
受信部200は、ポート群のいずれかのポートからパケットを受信して、クロスバスイッチ130または送信部210へとパケットを転送する。送信部210は、クロスバスイッチ130または受信部200からパケットを受信してポート群のいずれかのポートへと送信する。バス選択部220は、装置管理部140の運用・待機の状態に応じて装置管理部140からのコンフィグレーション情報を受け取るバスを選択する。制御装置230は、装置管理部140からのコンフィグレーションに従い各種設定を行なう。
【0022】
パケット受信部(I)201は、ポート群のいずれかのポートからパケットを受信する。受信パケット増幅部202は、受信したパケットをコピーする。パケット生成部203は、パケットを生成する。パケット選択部204は、パケット増幅部202からのパケットとパケット生成部203からのパケットの一方を選択し、後段へと送信する。パケット送信先決定部205は、パケット選択部204からのパケットを受信してパケットの送信先を決定する。パケット送信部(I)は、パケット送信先決定部205によって決定された送信先へとパケットを送信する。
【0023】
パケット受信部201は、ポート群110のいずれかのポートから受信したパケットを中継装置内で通信を行なうためのフォーマットへ変換する。受信パケット増幅部202は、制御装置230からパケット増幅の有無および倍率を設定され、倍率に従って受信パケットに対するコピー回数を決定する。パケット生成部203は、図示しないユーザインタフェースからパケット生成の有無および生成回数等を設定され、生成回数に応じてパケットの生成を行なう。パケット生成部203は、通信プロトコル上で動作する範囲で任意のデータを生成し、生成回数も任意に設定できる。
【0024】
パケット選択部204は、パケット増幅部202とパケット生成部203から送信されてくるパケットに関して、そのどちらを選択するかを決定する。選択方法について、パケット選択部204は、ユーザからの指示や、ラウンドロビン方式による選択等に、対応する。具体的には、中継装置100がネットワーク内で運用中であれば、パケット選択部204は、装置外から送信されてくるオリジナルのパケットについて、常に選択し、送信される。一方、装置外からのパケット転送に帯域の余裕があるとき、パケット選択部204は、パケット生成部203からのパケットを選択する。
【0025】
パケット送信先決定部205は、一般的な中継装置内に存在しているスイッチングやルーティングといった動作を行なう。受信パケット増幅部202およびパケット生成部203は、パケット送信先決定部205での転送限界のテストを実施することを目的の一つとしている。増幅/生成されたパケットに関しても、パケット送信先決定部205は、そのパケットのヘッダ部分に付加されている送信先情報に従い、パケットを宛先へと送信する。
【0026】
パケット送信部(I)206は、パケット送信先決定部205で決定された送信先へとパケットを送信することができる。一般的に、クロスバスイッチ130のいずれかが運用系、もう片方が待機系の場合、パケット送信部(I)206は、待機系のほうにはパケット転送は行なわない。しかし、本実施例において、パケット送信部(I)206は、待機系にもパケットの転送を行なう。その場合、パケット送信部(I)206は、装置外から受信したオリジナルのパケットではなく、パケット増幅部202およびパケット生成部203において増幅/生成されたパケットを送信し、待機系への負荷テストを実施する。
【0027】
パケット受信部(E)211は、クロスバスイッチ130−0、130−1もしくはパケット送信部(I)206から送信されてくるパケットを受信する。増幅/生成パケット削除部212は、受信パケット増幅部202によってコピーされたパケットおよび、パケット生成部203によって生成された生成パケットを削除し、パケット受信部(I)201から入力されてきたオリジナルのパケットのみを転送する。パケット送信先決定部(E)213は、ポート群のどのポートにパケットを送信するかを決定する。パケット送信部(E)214は、パケット送信先決定部(E)で送信先を決定されたパケットを送信する。
【0028】
パケット受信部(E)211は、パケット送信部(I)206およびクロスバスイッチ130からパケットを受信する。増幅/生成パケット削除部212は、中継装置100がネットワーク上で運用中である際に、増幅したパケットや生成したパケットを装置外に送信しないためにフィルタリングを行なう。フィルタリングを行なわない設定もすることができるため、特許文献1で実施していたようなネットワークとしての疎通確認も行なうことができる。また、増幅/生成パケット削除部212は、生成したパケットが正常に送信されているかの整合性確認も実施する。
【0029】
パケット転送先決定部(E)213は、受信したパケットをどのポートから装置外へと転送するかを決定する。パケット送信部(E)214は、パケット転送先決定部(E)213によって決定した転送先へとパケットを転送する。
【0030】
制御装置230は、装置管理部140からのコンフィグレーション情報を元に、パケット増幅/生成の有無やパケット選択部204がどちらのパケットを転送するか・増幅/生成パケット削除部212に増幅/生成パケットを削除させるか否かを自由に設定できる。図2は簡略化するため記載していないが、制御装置230は、受信部200および送信部210の各ユニットと接続されている。
【0031】
以上のような構成をもつパケット転送部を持つ中継装置100によれば、回線側から受信したパケットを受信パケット増幅部202にてコピーしたり、パケット生成部203でパケットを送信したりすることができる。この帯域増幅機能を利用して、運用系および待機系について帯域の限界での疎通テストが実施できる。
【0032】
クロスバスイッチ130−0が運用系であり、クロスバスイッチ130−1が待機系で、パケット転送部120−0および120−1が運用系であり、パケット転送部120−2および120−3が待機系であるような場合、通常の通信は、クロスバスイッチ130−0およびパケット転送部120−0、120−1で行なう。一方、待機系となっているクロスバスイッチ130−1とパケット転送部120−2、120−3で、パケット転送部120−2、120−3内のパケット生成部203でパケットを生成し、疎通のテストを任意のタイミングで、パケット送信先決定部(I)の限界となる帯域で実施することができる。生成したパケットは、パケット送信部(I)からパケット受信部(E)へとループバックさせることもできる。また、クロスバスイッチ130−1を通過させることもできる。このため、パケット転送部120−2、120−3単体でのテストも、クロスバスイッチ130−1を含めた通信テストも実施できる。
【0033】
また、クロスバスイッチ130−0が運用系であり、クロスバスイッチ130−1が待機系であり、パケット転送部120の全てが運用系であるような場合、パケット転送部120−0、120−1、120−2、120−3がポート群110−0、110−1、110−2、110−3から受信したパケットをパケット増幅部202で増幅し、増幅したパケットのみを待機系であるクロスバスイッチ130−1に転送し、疎通のテストを実施できる。
【0034】
また、クロスバスイッチ130−1、132の両方が運用系であり、パケット転送部120−0および120−1が運用系であり、パケット転送部120−2および120−3が待機系であるような場合、待機系であるパケット転送部120−2および120−3内のパケット生成部203でパケットを生成し、ループバックを利用した方式で疎通のテストを実施できる。
【0035】
以上までは待機系に関するテストについて記載したが、運用系においても受信パケット増幅部202とパケット生成部203を利用すればいつでも性能の限界の帯域で通信のテストを実施することができる。
また、運用系・待機系については、上述した組み合わせのほかにも、あらゆる組み合わせで疎通のテストが実施可能である。
【0036】
図3を参照して、受信パケット増幅部の構成を詳細に説明する。図3において、受信パケット増幅部202は、パケットバッファ301と、コピー回数設定レジスタ302と、送信パケット調停部303とから構成されている。
【0037】
(N+1)台のパケットバッファ301は、受信部201から送信されてくるパケットをポート別にバッファリングする。(N+1)台のコピー回数設定レジスタ302は、受信したパケットを何回コピーするかを保持する。送信パケット調停部303は、(N+1)台のパケットバッファ303のうちのどのバッファからパケットを送信するかを決定する。受信パケット増幅部302は、パケットバッファ301に格納されたパケットをコピー回数設定レジスタ302の値の分だけ、コピーして読み出し、帯域の増幅を行なう。
【0038】
図4を参照して、待機系での疎通テストを説明する。図4では、装置管理部140は、ユーザが設定を行なった時間間隔が経過したら、疎通確認処理を開始する。疎通確認処理が実行されると、パケット生成部203は、生成したパケットを設定した帯域で送信する(S101)。パケット転送先決定部(I)205は、受信したパケットの送信先を決定し、パケット送信部(I)206は、送信を行なう(S102)。増幅/生成パケット削除部212は、送信されてきたパケットをフィルタリングすると共に、生成し送信したパケットとの整合性確認を実施する(S103)。制御装置203は、ステップ103での整合性確認の結果を判定する(S104)。
【0039】
整合性がとれたとき(YES)、制御装置203は、待機系の再立ち上げを実施したか判定する(S106)。YESのとき、制御装置203は、装置再立ち上げ後復旧を管理者へ通知する(S107)。制御装置203は、疎通確認テストの時間間隔をリセットして(S108)、終了する。ステップ106でNOのとき、制御装置203は、ステップ107をジャンプして、ステップ108に遷移する。
【0040】
ステップ104で整合性が取れなかった場合(NO)、制御装置203は、待機系が障害状態にあると判断し、障害が1度目か判定する(S109)。YESのとき、制御装置203は、待機系の再立ち上げを実施する(S111)。制御装置203は、障害発生を管理者に通知して(S112)、ステップ101に遷移する。
【0041】
ステップ109でNOのとき、制御装置203は、待機系切替不可を管理者に通知し(S113)、終了する。
【0042】
本実施例によれば、待機系の疎通テストを定期的に実施することにより、待機系が正常に運用できない状態である場合には再立ち上げを実施したり、管理者に通知したりするため、待機系の状態を管理者が常に把握することができる。そのことにより、待機系が正常に運用できない状態である可能性が限りなく小さなものになる。このため、運用系に障害が発生した際の自動切替の場合に、新運用系となる装置が正常に運用できない状態である可能性が限りなく小さなものにできる。さらに、ユーザによる手動切替、ユーザが設定したスケジュールに従った自動切替、装置内の待機系ソフトアップデートによる切替の場合には、待機系と運用系を入れ替える直前に転送性能の限界のテストを行なうことができる。このため、従来に比べ、より安全な運用系と待機系の切替が行なえることになる。
また、運用系においても同様の構造をもっているため装置内での負荷テストはいつでも実施可能である。
【符号の説明】
【0043】
100…パケット中継装置、110…ポート群、120…パケット転送部、130…クロスバスイッチ、140…装置管理部、150…内部バス、200…受信部、201…パケット受信部(I)、202…受信パケット増幅部、203…パケット生成部、204…パケット選択部、205…パケット送信先決定部(I)、206…パケット送信部(I)、210…送信部、211…パケット受信部(E)、212…増幅/生成パケット削除部、213…パケット送信先決定部(E)、213…パケット送信部(E)、220…バス選択部、230…制御装置、301…パケットバッファ、302…コピー回数設定レジスタ、303…送信パケット調停部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パケットを中継する中継装置において、
受信したパケットをコピーし帯域を増幅する受信パケット増幅部と、パケットを新たに生成するパケット生成部と、増幅または生成されたパケットを送信するか否かを決定するパケット選択部と、送信された増幅または生成されたパケットを削除するパケット削除部とを備え、
パケットのスイッチングまたはルーティングを実施するデバイスに対する疎通テストを実施することを特徴とする中継装置。
【請求項2】
請求項1に記載の中継装置であって、
前記デバイスは冗長に構成され、待機系の前記デバイスに対して疎通テストを実施することを特徴とする中継装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の中継装置であって、
パケットを増幅させるか否か、パケットを生成するか否か、増幅または生成されたパケットと通常運用時のパケットのどちらの送信を実施するか、また待機系の疎通テストを定期的に実施するための時間間隔、帯域の設定に基づいて、疎通テストを実施することを特徴とする中継装置。
【請求項4】
パケットを中継する中継装置における待機系の正常性確認方法であって、
受信したパケットをコピーし帯域を増幅するステップと、パケットを新たに生成するパケットステップと、増幅または生成されたパケットを送信するか否かを決定するステップと、送信された増幅または生成されたパケットを削除するステップとからなる待機系の正常性確認方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−257165(P2012−257165A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−130237(P2011−130237)
【出願日】平成23年6月10日(2011.6.10)
【出願人】(504411166)アラクサラネットワークス株式会社 (315)
【Fターム(参考)】