説明

二次元コード利用者認証方法、および二次元コード配信サーバ

【課題】クーポンや会員証やチケットのサービス情報と、本人確認情報とを合わせて二次元コードに埋め込ませることにより、利用者が、サービス利用時に、本人の確認および権利者の確認を店舗端末装置で行うことで、サービスの提供を可能とする。
【解決手段】二次元コード認証システムにおいて、二次元コード配信サーバでは、利用者の端末装置から受信した本人確認情報とサービス内容を表すサービス情報から、二次元コード生成手段で、二次元コードを生成して、利用者の端末装置に返信して、利用者の端末装置では、二次元コード表示手段で、二次元コードを表示して、店舗端末装置では、二次元コード解読手段で、二次元コードを読取り、二次元コードから、本人認証情報と、サービス情報を取り出して、照合・判別手段で、別途、本人確認情報入力手段から入力された本人確認情報と二次元コードの本人認証情報を照合・判別する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者の端末装置に表示されたコード(バー・コード、二次元コードなど)を提示した利用者が、会員証や社員証の本人であることを確認したり、チケットやクーポンを利用する権利者であることを確認する認証技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話の普及により携帯電話に二次元コードを表示し、クーポンやチケットとして利用する仕組みは多くある。たとえば、サービス・サーバで二次元コードを生成し、携帯電話に配信し、それを利用する店舗に設置してあるリーダで読み取る。読み取られたデータは、ネットワークを介し、サービス・サーバに送られ、この二次元コードを照合して、サービスを提供するものである。
【0003】
たとえば、特許文献1には、バーコードを保有する送受信端末が、バーコード・データベースを記憶する認証装置に、バーコードを送信して、照合を行うバーコード認証方法を提供する技術が開示されている。認証装置は、バーコードを生成して、送受信端末に送信すると同時に、このバーコードをバーコード・データベース記憶しておき、通信回線接続された送受信端末から、認証の要求があった場合に、本人の認証をオンラインで回答するという提案がなされている。(従来技術1)
【特許文献1】特開平6−259272号公報(4〜8頁、図1〜5)従来技術1では、二次元コードを携帯電話に表示し、チケットやクーポンや会員証として利用する事例では、携帯電話に表示された二次元コードは、他の利用者に転送できたり、二次元コードそのものをカメラで撮影することで、コピーできるので、簡単に不正利用されてしまので、携帯電話に表示された二次元コードを、店舗に設置してある二次元コードリーダで読み取りを行った後、その読み取った二次元コード情報をサービス・サーバに送信し、サービス・サーバ側に保存された二次元コード情報とマッチングすることにより、既に利用された二次元コードであるかどうかの確認を取り、チェックを行う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この方法では、サービス・サーバで二次元コードの利用確認を行うためには、店舗などに設置している二次元コードリーダに接続されている店舗端末装置が、サービス・サーバと常時ネットワークを介して接続されている必要があるが、店舗端末装置の置かれる場所には、必ずしもネットワークを敷設できるとはかぎらないため、店舗端末装置の設置場所が、制限されるという問題点がある。一方、不正利用者が先に二次元コードを利用した場合、不正利用されてしまい、後から正しい利用者がその二次元コードを利用しようとしても、利用できないことになってしまう。そこで、携帯電話の機器を特定する電話番号や機器番号などを利用して、利用できる携帯電話を特定する方法もあるが、携帯電話を落としたり、他の利用者に貸してしまった場合、本人以外の利用者が、勝手に利用できるという問題点がある。また、機種変更を行った場合には、利用できないという問題点がある。
【0005】
本発明は、このような観点から、従来技術を考慮してなされたものであって、本発明の課題は、クーポンや会員証やチケットのサービス情報と本人認証情報を、二次元コードに埋め込ませることにより、サービス利用者が、サービスの利用時に、本人の確認および権利者の確認を、オフライン・店舗端末装置で可能とする利用者認証システムである。
【0006】
ここで、サービス情報とは、サービスを提供するために必要な情報のことで、例えば、クーポンとして使う場合、店舗名・有効期限・利用回数制限・利用人数制限・割引率や対象品目などのサービス内容のことである。このサービス情報は、二次元コードに記録し、二次元コードを読み込んだ店舗端末装置の表示画面に、サービス内容を表示することで、店舗の担当者が、容易に、確認することが出来る。同時に、サービス利用履歴を用いることで、利用制限を超えたサービス利用には、サービス不可のメッセージ処理を行うことができる。
【0007】
本人認証情報には、二次元コードを利用すべき利用者を、一意に特定できる顔写真・指紋情報・網膜情報など改ざんが難しい情報や、暗証番号、暗証文字列がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。すなわち、請求項1に
記載の発明は、二次元コード配信サーバが、利用者の本人認証情報(たとえば、利用者証
明情報、パスワード、顔写真、指紋)を利用者の端末装置(たとえば、携帯電話、電子手
帳、PC)から受け付ける認証情報取得ステップと、二次元コード配信サーバが、受け付
けた本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報(たとえば、キャンペーン期間、割
引率、キャンペーン対象商品)とを合わせて、1つの二次元コードを生成する二次元コー
ド生成ステップと、二次元コード配信サーバが、生成した二次元コードを利用者の端末装
置に返送する二次元コード返送ステップと、利用者の端末装置に表示された前記二次元コ
ードを、店舗端末装置に読み取らせる二次元コード読み取りステップと、店舗端末装置が
二次元コードを解読して、前記本人認証情報と、前記サービス情報を取り出す二次元コー
ド解読ステップと、利用者が、照合のために、店舗端末装置に、本人確認情報を入力する
確認情報入力ステップと、店舗端末装置が、この本人確認情報と、二次元コードから取り
出した前記本人認証情報を照合して、判別結果(たとえば、承認画面、若しくは、お断り
画面)を表示する判別結果表示ステップと、を含だ手順でなされることを特徴とする二次
元コード利用者認証方法である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、二次元コード配信サーバが、利用者の本人認証情報を第一の利用者の端末装置から受け付ける認証情報取得ステップと、二次元コード配信サーバが、受け付けた本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報とを合わせて、1つの二次元コードを生成する二次元コード生成ステップと、二次元コード配信サーバが、生成した二次元コードを第一の利用者の端末装置に返送する、若しくは、第二の利用者の端末装置に送信する二次元コード送信ステップと、第一の、若しくは、第二の利用者の端末装置に表示された前記二次元コードを、店舗端末装置に読み取らせる二次元コード読み取りステップと、店舗端末装置が二次元コードを解読して、前記本人認証情報と、前記サービス情報を取り出す二次元コード解読ステップと、利用者が、照合のために、店舗端末装置に、本人確認情報を入力する確認情報入力ステップと、店舗端末装置が、この本人確認情報と、二次元コードから取り出した前記本人認証情報を照合して、判別結果を表示する判別結果表示ステップと、を含んだ手順でなされることを特徴とする二次元コード利用者認証方法である。
【0010】
請求項3に記載の発明は、本人認証情報が、パスワードであって、前記確認情報入力ステ
ップが、利用者にパスワードを入力させる手順を含むものであることを特徴とする請求項
1、または、請求項2に記載の二次元コード利用者認証方法である。
【0011】
請求項4に記載の発明は、本人認証情報が、生体認証情報(たとえば、指紋、声紋、網膜
パターン)であって、前記確認情報入力ステップが、利用者に生体認証情報を入力させる
手順を含むものであることを特徴とする請求項1、または、請求項2に記載の二次元コー
ド利用者認証方法である。
【0012】
請求項5に記載の発明は、二次元コード配信サーバが、利用者の本人認証情報を利用者の
端末装置から受け付ける認証情報取得ステップと、二次元コード配信サーバが、受け付け
た本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報とを合わせて、1つの二次元コードを
生成する二次元コード生成ステップと、二次元コード配信サーバが、生成した二次元コー
ドを利用者の端末装置に返送する二次元コード返送ステップと、利用者の端末装置に表示
された前記二次元コードを、店舗端末装置に読み取らせる二次元コード読み取りステップ
と、店舗端末装置が二次元コードを解読して、前記本人認証情報と、前記サービス情報を
取り出す二次元コード解読ステップと、店舗端末装置に解読された本人認証情報を店員だ
けに分かるように表示する認証情報表示ステップと、店員が本人から得られる認証情報と
店舗端末装置に表示された本人認証情報を照合する照合ステップと、を含んだ手順でなさ
れることを特徴とする二次元コード利用者認証方法である。
【0013】
請求項6に記載の発明は、二次元コード配信サーバが、利用者の本人認証情報を第一の利
用者の端末装置から受け付ける認証情報取得ステップと、二次元コード配信サーバが、受
け付けた本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報とを合わせて、1つの二次元コ
ードを生成する二次元コード生成ステップと、二次元コード配信サーバが、生成した二次
元コードを第一の利用者の端末装置に返送する、若しくは、第二の利用者の端末装置に送
信する二次元コード送信ステップと、第一の、若しくは、第二の利用者の端末装置に表示
された前記二次元コードを、店舗端末装置に読み取らせる二次元コード読み取りステップ
と、店舗端末装置が二次元コードを解読して、前記本人認証情報と、前記サービス情報を
取り出す二次元コード解読ステップと、店舗端末装置に解読された本人認証情報を店員だ
けに分かるように表示する認証情報表示ステップと、店員が本人から得られる認証情報と
店舗端末装置に表示された本人認証情報を照合する照合ステップと、を含んだ手順でなさ
れることを特徴とする二次元コード利用者認証方法である。
【0014】
請求項7に記載の発明は、本人認証情報が、顔画像であって、前記照合ステップが、利用
者に顔と表示される顔画像を比較する手順を含むものであることを特徴とする請求項5、
または、請求項6に記載の二次元コード利用者認証方法である。
【0015】
請求項8に記載の発明は、本人認証情報が、合言葉(たとえば、単語、氏名、生年月日)
であって、前記照合ステップが、利用者に合言葉の発声を促して店員が表示される合言葉
と比較する手順を含むものであることを特徴とする請求項5、または、請求項6に記載の
二次元コード利用者認証方法である。
【0016】
請求項9に記載の発明は、二次元コード配信サーバにおいて、本人認証情報登録呼出ステ
ップが、取得した本人認証情報を本人認証情報ファイルに登録して、登録した本人認証情
報を呼び出すことを特徴とする請求項1、または、請求項2、または、請求項5、または
、請求項6に記載の二重利用をチェック可能な二次元コード認証方法である。
【0017】
請求項10に記載の発明は、店舗端末装置にて、利用した二次元コード情報を利用履歴フ
ァイルに登録する利用履歴登録ステップと、二次元コード情報を利用履歴ファイルと照合
して、二重利用の有無を判別して、判別結果を作成する二重利用防止ステップと、を含ん
だ手順でなされることを特徴とする請求項1、または、請求項2、または、請求項5、ま
たは、請求項6に記載の二重利用をチェック可能な二次元コード認証方法である。
【0018】
請求項11に記載の発明は、本人認証情報が、利用者証明情報であって、認証情報取得ス
テップで受信する代わりに、二次元コード配信サーバにて、利用者証明情報を生成して、
前記二次元コード生成ステップは、この生成した利用者証明情報とサービス情報とを合わ
せて1つの二次元コードを生成させるステップで、利用者の端末装置に送信する利用者証
明情報送信ステップと、利用者の端末装置が利用者証明情報を受信する利用者証明情報受
信ステップとを含んだ手順でなされることを特徴とする請求項1、または、請求項2、ま
たは、請求項5、または、請求項6に記載の購買者の他に利用者がいる場合の二次元コー
ド利用者認証方法である。
【0019】
請求項12に記載の発明は、利用者証明情報が、購買証明文字列であって、前記確認情報
入力ステップが、利用者に購買証明文字列を入力させる手順を含むものであることを特徴
とする請求項1、または、請求項2、または、請求項5、または、請求項6に記載の購買
者の他に利用者がいる場合の二次元コード利用者認証方法である。
【0020】
請求項13に記載の発明は、利用者の端末装置と二次元コード配信サーバと店舗端末装置
で構成される、二次元コード認証システムにおいて、利用者の端末装置は、二次元コード
配信サーバから受信した本人認証情報登録画面に、本人認証情報を入力して、二次元コー
ド配信サーバに返信する本人認証情報送信手段と、二次元コード配信サーバから二次元コ
ードを受信する二次元コード受信手段と、受信した二次元コードを記憶する記憶手段と、
記憶手段から呼び出した二次元コードを表示する二次元コード表示手段と、を備えた利用
者の端末装置であって、二次元コード配信サーバは、本人認証の情報を入力するための本
人認証情報登録画面を、利用者の端末装置に、送信して、入力された本人認証情報を受信
する本人認証情報取得手段と、前記本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報とを
用いて、埋込み情報を作成して、二次元コードを生成して、利用者の端末装置に送信する
二次元コード生成手段と、を備えた二次元コード配信サーバであって、店舗端末装置は、
二次元コードを、リーダで読み取り、解読して、本人認証情報と、サービス情報を取り出
す二次元コード解読手段と、本人確認情報を入力する本人確認情報入力手段と、入力され
た本人確認情報と、二次元コードの本人認証情報を照合して、判別結果を作成する照合・
判別手段と、判別結果を表示する判別結果表示手段と、を備えた店舗端末装置であって、
二次元コード配信サーバでは、利用者の端末装置から受信した本人認証情報とサービス情
報から、二次元コード生成手段で、二次元コードを生成して、利用者の端末装置に返信し
て、利用者の端末装置では、二次元コード表示手段で、二次元コードを表示して、店舗端
末装置に、読み取らせて、店舗端末装置では、二次元コード読取手段で二次元コードを読
取り、二次元コード解読手段で、二次元コードから、本人認証情報と、サービス情報を取
り出して、照合・判別手段で、別途、本人確認情報入力手段から入力された本人確認情報
と二次元コードの本人認証情報を照合・判別して、判別結果を表示する二次元コード利用
者認証システムである。
【0021】
請求項14に記載の発明は、二次元コード配信サーバと複数台の利用者の端末装置と店舗
端末装置で構成さる、二次元コード認証システムにおいて、第一の利用者の端末装置は、
二次元コード配信サーバから受信した本人認証情報登録画面に、本人認証情報を入力して
、二次元コード配信サーバに返信する本人認証情報送信手段と、二次元コード配信サーバ
から二次元コードを受信する二次元コード受信手段と、受信した二次元コードを表示する
二次元コード表示手段と、を備えた利用者の端末装置であって、第二の利用者の端末装置
は、二次元コード配信サーバから二次元コードを受信する二次元コード受信手段と、受信
した二次元コードを表示する二次元コード表示手段と、を備えた利用者の端末装置であっ
て、二次元コード配信サーバは、本人認証の情報を入力するための本人認証情報登録画面
を、利用者の端末装置に、送信して、入力された本人認証情報を受信する本人認証情報取
得手段と、前記本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報とを用いて、埋込み情報
を作成して、二次元コードを生成して、利用者の端末装置に送信する二次元コード生成手
段と、を備えた二次元コード配信サーバであって、店舗端末装置は、二次元コードを、リ
ーダで読み取り、解読して、本人認証情報と、サービス情報を取り出す二次元コード解読
手段と、本人確認情報を入力する本人確認情報入力手段と、入力された本人確認情報と、
二次元コードの本人認証情報を照合して、判別結果を作成する照合・判別手段と、判別結
果を表示する判別結果表示手段と、を備えた店舗端末装置であって、二次元コード配信サ
ーバでは、第一の利用者の端末装置から受信した本人認証情報とサービス情報から、二次
元コード生成手段で、二次元コードを生成して、第一の利用者の端末装置に返信して、若
しくは、第二の利用者の端末装置に送信して、第一の、若しくは、第二の利用者の端末装
置では、二次元コード表示手段で、二次元コードを表示して、店舗端末装置に、読み取ら
せて、店舗端末装置では、二次元コード読取手段で二次元コードを読取り、二次元コード
解読手段で、二次元コードから、本人認証情報と、サービス情報を取り出して、照合・判
別手段で、別途、本人確認情報入力手段から入力された本人確認情報と二次元コードの本
人認証情報を照合・判別して、判別結果を表示する二次元コード利用者認証システムであ
る。
【0022】
請求項15に記載の発明は、店舗端末装置において、表示可能な本人認証情報を画面に表
示する本人認証情報表示手段を備えた請求項13、または、請求項14に記載の二次元コ
ード利用者認証システムである。
【0023】
請求項16に記載の発明は、二次元コード配信サーバは、利用者証明情報を送信する利用
者証明情報送信手段を備えて、利用者の端末装置は、利用者証明情報を受信して表示する
利用者証明情報受信手段を備えた請求項13、または、請求項14に記載の二次元コード
利用者認証システムである。
【0024】
請求項17に記載の発明は、二次元コード配信サーバにおいて、本人認証情報登録呼出手
段が、受信した本人認証情報を本人認証情報ファイルに登録して、登録した本人認証情報
を呼び出すことを特徴とする請求項13、または、請求項14に記載の二重利用をチェッ
ク可能な二次元コード認証システムである。
【0025】
請求項18に記載の発明は、店舗端末装置において、利用履歴ファイルを記憶する記憶手
段と、利用した二次元コード情報を利用履歴ファイルに登録する利用履歴登録手段と、二
次元コードの利用要求があった時に、利用履歴ファイルと照合して、二重利用の有無を判
別して、判別結果を作成する二重利用防止手段を備えた、請求項13、または、請求項1
4に記載の二次元コード利用者認証システムである。
【0026】
請求項19に記載の発明は、第一の利用者の端末装置において、受信した二次元コードを
記憶する記憶手段と、二次元コード表示手段が、この記憶手段から呼び出した二次元コー
ドを表示することを特徴とする請求項13、または、請求項14に記載の二次元コード利
用者認証システムである。
【0027】
請求項20に記載の発明は、第二の利用者の端末装置において、受信した二次元コードを
記憶する記憶手段と、二次元コード表示手段が、この記憶手段から呼び出した二次元コー
ドを表示することを特徴とする請求項13、または、請求項14に記載の二次元コード利
用者認証システムである。
【発明の効果】
【0028】
本願発明によれば、二次元コード認証システムは、クーポンや会員証やチケットのサー
ビス情報と、本人確認情報とを追加した情報を二次元コードに埋め込ませることにより、
利用者が、サービス利用時に、本人の確認および権利者の確認を、オフライン・店舗端末
装置で行うことが可能となり、店舗端末装置の設置場所の制限がなくなるので、サービス
提供の場が拡大でき、サービス利用者の利便性が向上した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、図面等を参照しながら、実施の形態について、更に詳しく説明する。図1は、本
発明の二次元コード利用者認証システムの基本構成を説明する図である。利用者の端末装
置10(たとえば、携帯電話、電子手帳、PC)と二次元コード配信サーバ11は、ネッ
トワークで接続されている。利用者の端末装置10と店舗端末装置12は、利用者の端末
装置10の二次元コード表示手段103を店舗端末装置12の二次元コード解読手段12
1が読み取ることで、二次元コードを受け渡す。二次元コード配信サーバ11と店舗端末
装置12は、直接に、データのやり取りをすることはない。
【0030】
利用者の端末装置10は、本人認証情報送信手段101と、二次元コード受信手段102
と、二次元コード表示手段103と、記憶手段105と、利用者証明情報受信手段104
と、記憶手段105を備える。記憶手段105は、二次元コード105aを記憶する。
【0031】
二次元コード配信サーバ11は、本人認証情報取得手段111と、二次元コード生成手段
112と、利用者証明情報送信手段113と、記憶手段114と、本人認証情報登録呼出
手段115を備える。記憶手段114は、サービス情報114aと利用者証明情報114
bと本人認証情報ファイル114cを記憶する。
【0032】
店舗端末装置12は、二次元コード解読手段121と、本人情報表示手段122と、照合
・判別手段123と、本人確認情報入力手段124と、判別結果表示手段125と、二重
利用防止手段126と、照合記憶手段128とを備える。記憶手段128は、利用履歴フ
ァイル128aを記憶する。
【0033】
図2は、本発明による暗証情報を用いた、二次元コード配信サーバ11と利用者の端末
装置10との通信手順の説明図である。二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得
手段111は、登録画面を、利用者の端末装置10の本人認証情報送信手段101に送信
する(図2(イ))。利用者の端末装置10の本人認証情報送信手段101は、登録画面
を受信して、本人認証情報(たとえば、暗証情報、パスワード、暗証番号、利用者証明情
報、購買証明番号、生体認証情報、指紋、顔写真、合言葉)を入力したら(同(ロ))、
二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111に、この本人認証情報を返信
する(同(ハ)。本人認証情報取得手段111は、この本人認証情報を受信する(同(ニ
))。二次元コード生成手段112は、この本人認証情報とサービス情報(たとえば、キ
ャンペーン期間、割引率、キャンペーン対象商品)114aを埋め込み情報に加工して(
同(ト))、埋め込み情報を暗号化して、利用者の端末装置10で表示可能な形式の二次
元コードを生成して、利用者の端末装置10の二次元コード受信手段102に送信する(
同(チ))。二次元コード受信手段102は、二次元コード配信サーバ11から、二次元
コードを受信する(同(リ))。
【0034】
なお、二次元コード受信手段102が、二次元コードを受信するタイミングは、店舗端末
装置に読み取らせる時に、利用者が二次元コード配信サーバにアクセスし二次元コードを
受信しても良いし、予め、二次元コード配信サーバにアクセスして、たとえば、ブラウザ
に表示させて、画面メモを記憶手段105に記憶させておき、店舗に行ったときに画面メ
モを記憶手段105から、呼び出して二次元コードを表示して読み取らせてもよい。
【0035】
また、サービス情報114aは、サービス提供者(たとえば、店舗、チケット販売業者な
ど)により、事前に登録され、管理されている。
【0036】
図3は、本発明による暗証情報を用いた、二次元配信サーバ11と利用者の端末装置10
のフローチャートである。
サービス利用者が、二次元コード配信サーバ11に、本人認証情報(暗証情報)を送信し
て、二次元コード配信サーバ11から、二次元コードを受信する処理の流れを説明する。
(1)利用者の端末装置10から、二次元コード配信サーバ11に、本人認証情報入力画
面を要求する。(ステップS30)
(2) 二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111は、本人認証情報入
力画面を利用者の端末装置10に、送信する。 (ステップS31)
(3)利用者の端末装置10の本人認証情報送信手段101は、本人認証情報入力画面を
受信して表示して、サービス利用者により入力された、本人認証情報を送信する。(
ステップS32)
(4)二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111は、本人認証情報を受
信する。(ステップS33)
(5)二次元コード生成手段112は、本人認証情報とサービス情報から、埋込み情報を
作成する。(ステップS54)
(6)埋込み情報から、二次元コード生成手段112は、二次元コードを生成して、利用
者の端末装置10に、送信する。(ステップS35)
(7)利用者の端末装置10の二次元コード受信手段102は、二次元コードを受信する
。(ステップS36)
【0037】
図4は、本発明による暗証情報を用いた、店舗端末装置12と利用者の端末装置11との
通信手順の説明図である。利用者の端末装置10の画面に表示した二次元コードは、店舗
端末装置12のリーダで読取らせて、別途、サービス利用者が入力した本人認証情報と照
合して、承認結果をサービス情報表示の画面に表示する。利用者の端末装置10の二次元
コード表示手段103は、二次元コード105aを、画面に表示する(図4(イ))。店
舗端末装置12の二次元コード解読手段121は、リーダで、この二次元コード105a
を読取る(同(ロ))。読取った二次元コード105aを、二次元コード解読手段121
は、解読して、本人認証情報とサービス情報を取り出す(同(ハ))。本人確認情報入力
手段124は、本人確認情報入力画面を表示して、暗証番号などの暗証情報を入力させる
(同(ト))。照合・判別手段123は、本人確認情報入力手段124で入力された暗証
情報と、この二次元コードの暗証情報とを照合して(同(チ))、判定結果(本人判定が
出来れば、サービス提供承認画面であり、本人判定が出来なければ、お断り画面)を作成
する(同(リ))。判別結果表示手段125は、照合・判別手段123の判定結果を表示
して(同(ヲ))、同時に、前記二次元コードから取り出したサービス情報を、表示する
(同(カ))。
【0038】
図5は、本発明による暗証情報を用いた、店舗端末装置12と利用者の端末装置10のフ
ローチャートである。サービス利用者が、利用者の端末装置10の画面に、二次元コード
を表示して、別途、店舗端末装置12の画面から、暗証情報を入力して、サービス提供の
承認を得るまでの処理の流れを説明する。
(1)サービス利用者は、利用者の端末装置10の二次元コード表示手段103に、二次
元コードを表示させて、店舗端末装置12の二次元コード解読手段121のリーダに
読み取らせる。(ステップS60)
(2)店舗端末装置12の二次元コード解読手段121は、二次元コードを解読する。(
ステップS61)
(3)二次元コード解読手段121は、解読した二次元コードの情報が、サービス情報か
判定する。(ステップS62)サービス情報であれば、店舗端末装置12の画面に、
サービスの内容を表示する。(ステップS164)サービス情報でなければ、次のス
テップに進む。
(4)二次元コード解読手段121は、解読した二次元コードの本人認証情報が、暗証情
報であるか判定する。(ステップS64)暗証情報でなければ、処理を終了する。暗
証情報であれば、次のステップに進む。
(5)店舗端末装置12の本人情報表示手段122は、本人確認情報入力画面を表示する
。(ステップS65)
(6)サービス利用者は、本人確認情報入力画面に、暗証情報を入力する。(ステップS
66)
(7)照合・判別手段123は、暗証情報で、本人であるか判定する。(ステップS67

(8)照合・判別手段123は、本人確認ができなかったら、店員用の画面にお断りメッ
セージを作成して、判別結果表示手段125が、店員用の画面にお断り画面を表示し
て、次のステップに進む。(ステップS163)本人確認ができたら、サービス提供
承認画面を作成して、判別結果表示手段125は、店員用の画面に、サービス提供承
認画面を表示する。(ステップS162)
(9)店員が画面を確認して、指示通りに行動する。(ステップS69)
【0039】
図6は、本発明による暗証情報を用いた、二次元コード生成の情報処理の説明図である。
二次元コード埋め込み情報作成において、利用者ごとに、サービス内容30と本人認証情報31から、二次元コードの埋め込み情報33,34を作成する。その際、少なくとも暗証番号のような本人認証情報については、暗号化を行うが、全体を暗号化してもよい。図にしたがって、説明する。最初に、サービス情報30、および、本人認証情報31を用意する。 このサービス情報30の内容は、“焼肉タロウ,10%割引,20040525-200406,1,4”であり、この本人認証情報31の内容は、暗証番号“1234”である。次に、このサービス情報30と本人認証情報31から、埋め込み情報32を生成する。このバーコード埋め込み情報32の内容は、“焼肉タロウ,10%割引,20040525-200406,1,4,1234”である。次いで、埋め込み情報32を暗号化する。 ここで、全情報を暗号化した場合には、情報の内容33は、“xfFlfjeFLjl3456l543ds2fg6LLfd10939283s0wwlv”となる。一方、暗証番号のみ暗号化した場合には、情報の内容34は、“焼肉タロウ,10%割引,20040525-200406,1,4,k23fxl”となる。ちなみに、暗号化された暗証番号は、“k23fxl”34aである。最
後に、埋め込み情報33、または、34から、二次元コード35を生成する。
【0040】
図7は、本発明による暗証情報を用いた、二次元コード配信サーバ11と第一の端末装置10a、または、第二の利用者の端末装置10bとの通信手順の説明図である。二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111は、登録画面を、第一の利用者の端末装置10の本人認証情報送信手段101に送信する(図7(イ))。第一の利用者の端末装置10の本人認証情報送信手段101は、登録画面を受信して、本人認証情報(たとえば、暗証番号、パスワード、指紋、顔写真、合言葉)を入力して(同(ロ))、二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111に、この入力した本人認証情報を送信する(同(ハ)。二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111は、本人認証情報を受信する(同(ニ))。二次元コード生成手段112は、この本人認証情報とサービス情報(たとえば、キャンペーン期間、割引率、キャンペーン対象商品)114aを埋め込み情報に加工する(同(ト))。更に、二次元コード生成手段112は、埋め込み情報を暗号化して、利用者の端末装置10で表示可能な形式の二次元コードを生成して、次に、事前に、第一の利用者の端末装置10から受信して登録してある、購入者以外の利用者の端末装置10のメールアドレスを用いて、第一の利用者の端末装置10a、若しくは、第二の利用者の端末装置10bの二次元コード受信手段102に送信する(同(チ))。第一の利用者の端末装置10a、若しくは、第二の利用者の端末装置10bの二次元コード受信手段102は、二次元コード配信サーバ11から、二次元コードを受信する(同(リ))。
【0041】
なお、第一の利用者の端末装置10a、または、第二の利用者の端末装置10bを用いるケースには、以下の2つの場合がある。(1)上記で説明した、本人認証情報を送信する利用者の端末装置10aと、二次元コードを受信する利用者の端末装置10bが異なる場合。(2)図16で後述する、購入者以外に利用者がいる場合(購入申し込みをする利用者の端末装置10aと、二次元コードを受信して使用する利用者の端末装置10cが異なる場合)。
【0042】
図8は、本発明による本人認証情報ファイル114cを備えた、二次元コード配信サーバ11と利用者の端末装置10との通信手順の説明図である。二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111は、登録画面を、第一の利用者の端末装置10の本人認証情報送信手段101に送信する(図8(イ))。利用者の端末装置10の本人認証情報送信手段101は、登録画面を受信して、本人認証情報を新規登録する場合は、本人認証情報(たとえば、暗証番号、パスワード、指紋、顔写真、合言葉)を入力する。または、本人認証情報が登録されている場合は、登録コードを入力する(同(ロ))。次に、二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111に、この入力した本人認証情報、または、登録コードを送信する(同(ハ)。二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111は、本人認証情報、または、登録コードを受信する(同(ニ)。本人認証情報登録呼出手段115は、登録コードを受信した場合は、この登録コードで、本人認証情報ファイル114cから本人認証情報を呼び出す(同(ホ))。また、本人認証情報登録呼出手段115が、本人認証情報を受信した場合は、この本人認証情報を、本人認証情報ファイル114cに登録する(同(ヘ))。(ト)以降の手順は、図2と同じである。
【0043】
図9は、本発明による本人認証情報ファイルを114c備えた、二次元コード配信サーバ11と利用者の端末装置10のフローチャートである。サービス利用者が、二次元コード配信サーバ11に登録してある本人認証情報ファイル114cを使って、二次元コード配信サーバ11から、二次元コードを受信する処理の流れを説明する。
(1)利用者の端末装置10から、二次元コード配信サーバ11に、本人認証情報入力画
面を要求する。(ステップS50)
(2) 二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111は、本人認証情報入
力画面を利用者の端末装置10に、送信する。 (ステップS51)
(3)利用者の端末装置10の本人認証情報送信手段101は、本人認証情報入力画面を
受信して表示する。(ステップS52)
(4)本人認証情報送信手段101は、本人認証情報が登録済みの場合には、サービス利
用者により、本人認証情報入力画面に登録コードが入力されるので、送信する。(ス
テップS54)本人認証情報が未登録の場合には、サービス利用者により、本人認証
情報入力画面に、本人認証情報が入力されるので、送信する。(ステップS55)
(5)二次元コード配信サーバ11の本人認証情報取得手段111は、本人認証情報を受
信した場合は、本人認証情報登録呼出手段115は、本人認証情報を本人認証情報フ
ァイル114cに登録して、次のステップに進む。(ステップS57)登録コードを
受信した場合は、本人認証情報登録呼出手段115は、この登録コードを基にして、
本人認証情報ファイル114cから、登録済みの本人認証情報を呼び出す。(ステッ
プS56)
(6)二次元コード生成手段112は、本人認証情報とサービス情報から、埋込み情報を
作成する。(ステップS58)
(7)埋込み情報から、二次元コード生成手段112は、二次元コードを生成して、利用
者の端末装置10に、送信する。(ステップS59)
(8)利用者の端末装置10は、二次元コードを受信する。(ステップS510)
【0044】
図10は、本発明による購入者以外に利用者がいる場合に使用する、利用者証明情報の例
である。利用者証明情報60は、購買証明番号61が記載されている。利用者証明情報6
0の使用方法について説明する。たとえば、チケット購入者と、チケット利用者が異なる
ことは、よくある。そこで、チケット購入者は、チケットを、チケット利用者に配布する
時に、二次元コードと、一緒に、利用者証明情報60を配布する。チケット利用者は、チ
ケット使用時に、二次元コードを表示すると同時に、チケット利用者しか知らない購買証
明番号61を、店舗端末に入力することで、チケット利用権を持っていることが証明でき
る。当然のことながら、利用者証明情報60の内容は、第三者に漏らしてはならない。な
お、利用者証明情報60は、この例では、数字列であるが、文字列でもよい。
【0045】
図11は、本発明による購入者以外に利用者がいる場合の、二次元コード配信サーバ11
と利用者の端末装置10の通信手順の説明図である。図11の(ト)→(チ)→(リ)ま
での通信手順は、図2で説明した手順と同じである。この後、二次元コード配信サーバ1
1の利用者証明情報送信手段113は、利用者証明情報を、購入者である利用者の端末装
置10に送信する(図11(ヌ))。利用者の端末装置10の利用者証明情報受信手段1
05bは、利用者証明情報を、受信する(同(ル))。
【0046】
なお、購入者以外の利用者は、二次元コードと利用者証明情報を、購入者の利用者の端末
装置10から、転送してもらっても良いし、図16で説明するように、購入者が購入する
ときに、二次元コード配信サーバ11に、購入者以外の利用者の端末装置10のメールア
ドレスを登録して、二次元コード配信サーバ11から直接に、購入者以外の利用者の端末
装置10に、二次元コードと利用者証明情報を送ってもらっても良い。
【0047】
図12は、本発明による購入者以外に利用者がいる場合の、二次元コード配信サーバ11
と利用者の端末装置10のフローチャートである。
(1)二次元コード生成手段112は、利用者証明情報とサービス情報から、埋込み情報
を作成する。(ステップS34)
(2)埋込み情報から、二次元コード生成手段112は、二次元コードを生成して、利用
者の端末装置10に、送信する。(ステップS35)
(3)利用者の端末装置10の二次元コード受信手段102は、二次元コードを受信する
。(ステップS36)
(4)二次元コード配信サーバ11の利用者証明情報送信手段113は、利用者の端末装
置10の利用者証明情報受信手段104に、利用者証明情報を送信する。(ステップ
S37)
(5)利用者の端末装置10の利用者証明情報受信手段104は、利用者証明情報を受信
して、表示する。(ステップS38)
また、(9)では、利用者証明情報受信手段104は、必要に応じて、利用者証明情報を
保存してもよい。
【0048】
図13は、本発明による購入者以外に利用者がいる場合の、店舗端末装置12と利用者の
端末装置10との通信手順の説明図である。図13の(イ)→(ロ)→(ハ)までの通信
手順は、図4と同じである。この後に、本人確認情報入力手段124は、本人確認情報入
力画面を表示して、利用者証明情報を入力させる(図13(ト))。次に、図13の(チ
)→(リ)→(ヲ)→(カ)の通信手順も、図4と同じである。
【0049】
図14は、本発明による利用履歴を用いて二重利用を防止する場合の、店舗端末装置12
と利用者の端末装置10との通信手順の説明図である。図14の(イ)→(ロ)→(ハ)
→(ト)→(チ)→(リ)までの通信手順は、図4と同じである。次に、この二次元コー
ドは、二重利用防止手段126で、利用履歴フィルと照合して(図14(ヌ))、判定結
果(二重利用の判定になれば、お断り画面であり、二重利用の判定でなければ、サービス
提供承認画面)を作成して(同(ル))、判別結果表示手段125に渡す。判別結果表示
手段125は、両方の判定結果が、サービス提供承認画面であれば、それを表示して(同
(ヲ))、一方でもお断り画面であれば、これを表示して(同(ワ))、同時に、前記二
次元コードから取り出したサービス情報を、表示する(同(カ))。利用履歴登録手段1
27は、利用された二次元コードの情報を、利用履歴フィルに登録する。(ヨ)
【0050】
図15は、本発明による利用履歴を用いて二重利用を防止する場合の、店舗端末装置12
と利用者の端末装置10とのフローチャートである。(1)から(7)までのフローチャ
ートは、図5で説明した手順と同じである。この後に、
(8)二重利用防止手段126は、二次元コードを利用履歴ファイルで参照して、過去に
既に利用されていないかの二重利用チェックを行う。(ステップS68)
(9)二重利用防止手段126は、二次元コードが、以前に使用されていれば、店員用の
画面にお断り画面を作成して、判別結果表示手段125が、これを表示して、次のス
テップに進む。(ステップS163)二次元コードが、以前に使用されてなければ、
サービス提供承認画面を作成して、判別結果表示手段125は、サービス提供承認画
面を表示する。(ステップS162)
(10)店員が画面を確認して、指示通りに行動する。(ステップS69)
(11)利用履歴登録手段127は、利用した二次元コードを利用履歴ファイルに登録す
る。(ステップS610)
【0051】
図16は、本発明による購入者以外に利用者がいる場合の、二次元コード配信サーバ11と第一の利用者の端末装置10a、または、第二の利用者の端末装置10cとの通信手順の説明図である。図16の(ト)までの通信手順は、図11で説明した手順と同じである。この後、二次元コード配信サーバ11の二次元コード生成手段112は、事前に、第一の利用者の端末装置10から受信して登録してある、購入者以外の利用者の端末装置10のメールアドレスを用いて、生成した二次元コードを、第一の、若しくは、第2の利用者の端末装置の二次元コード受信手段102に送信する(図16(チ))。第一の、若しくは、第2の利用者の端末装置の二次元コード受信手段102は、送信された二次元コードを受信する(同(リ))。次に、二次元コード配信サーバ11の利用者証明情報送信手段113は、利用者証明情報114bを、第一の利用者の端末装置10a、若しくは、第2の利用者の端末装置10cの利用者証明情報受信手段104に送信する(同(ヌ))。第
一の利用者の端末装置10a、若しくは、第2の利用者の端末装置10cの利用者証明情報受信手段105bは、利用者証明情報114bを、受信する(同(ル))。
【0052】
図17は、本発明による本人認証情報が顔写真や合言葉の場合の、店舗端末装置12と利用者の端末装置10との通信手順の説明図である。図17の(イ)→(ロ)→(ハ)までの通信手順は、図4と同じである。次に、この本人認証情報の顔写真や合言葉(たとえば、単語、氏名、青年月日)を、本人情報表示手段122に渡す(図17(ニ))。本人認
証情報の顔写真や合言葉を、画面に表示する(同(ホ))。同時に、前記二次元コードか
ら取り出したサービス情報を、表示する(同(カ))。
【0053】
図18は、本発明による本人認証情報が顔写真や合言葉の場合の、店舗端末装置12と利
用者の端末装置10とのフローチャートである。(1)から(3)までのフローチャート
は、図5と同じである。この後に、
(4)二次元コード解読手段121は、解読した二次元コードの本人認証情報が、顔写真
や合言葉であるか判定する。(ステップS63)顔写真や合言葉でなければ、処理を終
了する。顔写真や合言葉であれば、次のステップに進む。
(5)本人情報表示手段122は、店舗端末装置の店員用の画面に、顔写真や合言葉を表
示する。(ステップS161)
(6)店員が画面を確認して、指示通りに行動する。(ステップS69)ここで、店員用
の画面に表示されたものが、顔写真であれば、店員が、本人の顔と照合して、本人と確
認する。一方、店員用の画面に表示されたものが、合言葉であれば、お客に合言葉を言
ってもらい、店員が、画面の合言葉と照合して、本人と確認する。
【0054】
図19は、本発明による購入者以外に利用者がいる場合で、本人認証情報が顔写真や合言葉を併用した、利用履歴を用いて二重利用を防止する場合の店舗端末装置12と利用者の端末装置10との通信手順の説明図である。利用者の端末装置10の画面に表示した二次元コード105aは、店舗端末装置12のリーダで読取らせて、別途、サービス利用者が入力した本人認証情報と照合して、承認結果をサービス情報表示の画面に表示する。利用者の端末装置10の二次元コード表示手段103は、二次元コード105aを、画面に表示する(図19(イ))。店舗端末装置12の二次元コード解読手段121は、リーダで、この二次元コード105aを読取る(同(ロ))。読取った二次元コード105aを、二次元コード解読手段121は、解読して、本人認証情報とサービス情報を取り出す(同
(ハ))。この本人認証情報が顔写真や合言葉であれば、本人情報表示手段122に渡して、表示する(同(ニ))(同(ホ))。一方、この本人認証情報が、暗証情報や購買証明情報であれば、照合・判別手段123に渡す(同(ヘ))。照合・判別手段123は、本人確認情報入力手段124で入力された暗証情報と(同(ト))、この二次元コードの暗証情報とを照合して(同(チ))、判定結果(本人判定が出来れば、サービス提供承認画面であり、本人判定が出来なければ、お断り画面)を作成して(同(リ))、判別結果表示手段125に渡す。また、この二次元コードは、二重利用防止手段126で、利用履歴フィルと照合して(同(ヌ))、判定結果(二重利用の判定が出来れば、お断り画面であり、二重利用の判定がなければ、サービス提供承認画面)を作成して(同(ル))、判別結果表示手段125に渡す。判別結果表示手段125は、両方の判定結果が、サービス提供承認画面であれば、それを表示して(同(ヲ))、一方でもお断り画面であれば、これを表示して(同(ワ))、同時に、前記二次元コードから取り出したサービス情報を、表示する(同(カ))。利用された二次元コードの情報は、利用履歴登録手段127で、利用履歴ファイルに登録する(同(ヨ))。
【0055】
図20は、本発明による購入者以外に利用者がいる場合で、本人認証情報が顔写真や合言葉を併用した、利用履歴を用いて二重利用を防止する場合の店舗端末装置12と利用者の端末装置10とのフローチャートである。
(1)サービス利用者は、利用者の端末装置10の二次元コード表示手段103に、2次
元コードを表示させて、店舗端末装置12の二次元コード解読手段121のリーダに
読み取らせる。(ステップS60)
(2)店舗端末装置12の二次元コード解読手段121は、2次元コードを解読する。(
ステップS61)
(3)二次元コード解読手段121は、解読した2次元コードの情報が、サービス情報か
判定する。(ステップS62)サービス情報であれば、店舗端末装置12の画面に、
サービスの内容を表示して、次のステップに進む。(ステップS164)サービス情
報でなければ、次のステップに進む。
(4)二次元コード解読手段121は、解読した2次元コードの本人認証情報が、顔写真
や合言葉であるか判定する。(ステップS63)顔写真や合言葉であれば、店舗端末
装置12の本人確認情報入力手段124の画面に、顔写真や合言葉を表示して、次の
ステップに進む。(ステップS161)そうでなければ、次のステップに進む。
(5)二次元コード解読手段121は、解読した2次元コードの本人認証情報が、利用者
証明情報であるか判定する。(ステップS64)
(6)で利用者証明情報あれば、本人確認情報入力手段124は、店舗端末装置12の画
面に、本人確認情報入力画面を表示して、次のステップに進む。(ステップS65)
そうでなければ、処理を終了する。
(7)サービス利用者は、本人確認情報入力画面に、利用者証明情報を入力する。(ステ
ップS66)
(8)照合・判別手段123は、サービス利用者が入力した利用者証明情報と二次元コー
ドの利用者証明情報を照合して、本人であるか判定する。(ステップS67)照合・
判別手段123は、本人確認がでなかったら、お断り画面を作成して、判別結果表示
手段125が、店員用の画面にお断り画面を表示して、(11)に、進む。(ステッ
プS163)本人確認ができたら、次のステップに進む。。
(9)二重利用防止手段126は、この二次元コードを基にして、利用履歴ファイル12
8aを参照して、二重利用されていないか判定する。(ステップS68)
(10)この二次元コードが以前に使用されていれば、二重利用防止手段126は、お断
り画面を作成して、判別結果表示手段125が、店員用の画面にお断り画面を表示し
て、次のステップに進む。(ステップS163)以前に使用されてなければ、サービ
ス提供承認画面を作成して、判別結果表示手段125が、サービス提供承認画面を表
示する。(ステップS162)
(11)店員が画面を確認して、指示通りに行動する。(ステップS69)
【0056】
なお、利用者証明情報と顔写真や合言葉の組合わせで認証する例を説明したが、利用者証
明情報と暗証番号(または暗証文字列)の組合わせや、顔写真や合言葉と暗証番号(また
は暗証文字列)の組合わせでをもちいてもよい。
【0057】
(実施例1)
図21は、本発明による利用者暗証情報を入力によるクーポン利用事例の説明図である。
店舗端末装置70には、イメージリーダ72と、店員用画面71と、会員用画面73が、
接続されている。サービス利用者50が、店舗などに設置されているイメージリーダ72
に、携帯電話10に表示した二次元コードを読み取らせると、イメージリーダ72に接続
されている店舗端末装置70の会員用画面73にパスワード入力画面が表示される。サー
ビス利用者50は、その画面に、パスワード73aを入力する。店舗端末装置70は、読
み込んだ二次元コードに含まれるパスワードと、サービス利用者50から入力されたパス
ワード73aを照合し、適合すれば二次元コードを本人のものとみなし、店員用画面71
に、サービス内容71aと、本人確認が取れたメッセージ71bを表示する。店員60は
、本人確認メッセージ71bと、提供するサービス内容71aを確認して、サービスを提
供できる。以上説明したとおり、読み込まれた二次元コードがサービス利用者50のもの
であるかどうかを店舗端末装置70のみで確認が可能であり、店舗端末装置70は、ネッ
トワークに接続されている必要はない。
【0058】
(実施例2)
図22は、本発明による購買証明番号によるチケット利用事例の説明図である。チケット
の場合は、購入証明として暗証番号をチケットごとに生成し二次元コードに埋め込むこと
により、チケットの権利者であることを確認することが出来る。これは、チケットの購入
者と、チケットの利用者が、異なる場合があり、たとえば、グループの代表者が、チケッ
トを一括して購入して、メンバーに分ける場合に必要な情報となる。この購買証明番号は
、チケット利用者のみがを知る情報で、二次元コードとは別のデータとして、チケット利
用者が保有する。この利用者が、携帯電話に表示された二次元コードをイメージリーダ7
2にかざすと、店舗端末装置70の会員用画面73に、購買証明番号73bを入力する画
面が表示されるので、暗証番号を入力することでサービスを受けることが可能となる。な
お、実施例では、購入証明として暗証番号の説明をしたが、暗証文字列でもよい。
【0059】
(実施例3)
図23は、本発明による顔写真データによる会員証やポイントカードの利用事例の説明図
である。会員証やポイントカードとして利用する場合に、配信する二次元コードに利用者
50の顔写真データを埋め込む。利用者50が二次元コードをかざすことで、顔写真デー
タを店舗端末装置70に読み込んで、その顔写真画像71cを、店舗端末装置70の店員
用画面91に、表示する。店員60は、画面71の顔写真71cと人物を、見比べて同一
人物と判断した場合のみサービス内容71aを確認して、サービスの提供を行ことができ
る。
【0060】
(実施例4)
図24は、本発明による指紋認証による会員管理事例の説明図である。店舗端末装置70
には、イメージリーダ72と、店員用画面71と、指紋読取装置74が、接続されている
。利用者50は、携帯電話11の画面に二次元コードを表示し、イメージリーダ72にか
ざすと、表示画面に指紋の入力を促すメッセージ71dが表示されるので、利用者50は
、その指示に従い、指紋読取装置74で、指紋を入力する。次に、イメージリーダ72で
読取られた二次元コードから取り出した指紋情報と、指紋読取装置74で入力した指紋か
ら生成した指紋情報とを、照合して、本人確認が行われて、所定のサービスが提供される
のは、他の事例と同様である。なお、指紋認証の例を説明したが、声紋や網膜パターンで
もよい。
【0061】
以上の例示に共通して言えることは、読み込まれた二次元コードがサービス利用者50の
ものであるかどうかを店舗端末装置70のみで確認が可能であり、店舗端末装置70は、
ネットワークに接続されている必要がないので、サービス利用者数の増減に応じて、店舗
端末装置を、臨時に、増設したり、店舗端末装置の設置場所を移動したりすることが容易
に、柔軟に対応できる。
【0062】
なお、以上の例示では、携帯電話10の画面に表示した二次元コードは、イメージリーダ
72で読み取る方法で説明したが、二次元コード復号機能を備えたカメラを利用してもよ
い。
【0063】
以上詳しく説明したように、本願発明によれば、二次元コード利用者認証システムは、
クーポンや会員証やチケットのサービス情報と、本人確認情報とを追加した情報を二次元
コードに埋め込ませることにより、利用者が、サービス利用時に、本人の確認および権利
者の確認を、オフラインの店舗端末装置で行うことが可能となり、店舗端末装置の設置場
所に制限がなくなるので、サービス提供の機会が拡大して、サービス利用者の利便性が向
上した。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明による二次元コード利用者認証システムの構成図。
【図2】本発明による暗証情報を用いた、二次元コード配信サーバと利用者の端末装置との通信手順の説明図。
【図3】本発明による暗証情報を用いた、二次元配信サーバと利用者の端末装置のフローチャート。
【図4】本発明による暗証情報を用いた、店舗端末装置と利用者の端末装置との通信手順の説明図。
【図5】本発明による暗証情報を用いた、店舗端末装置と利用者の端末装置のフローチャート。
【図6】本発明による暗証情報を用いた、二次元コード生成の情報処理の説明図。
【図7】本発明による暗証情報を用いた、二次元コード配信サーバと第一の利用者の端末装置、または、第二の利用者の端末装置との通信手順の説明図。
【図8】本発明による本人認証情報ファイルを備えた、二次元コード配信サーバと利用者の端末装置との通信手順の説明図。
【図9】本発明による本人認証情報ファイルを備えた、二次元コード配信サーバと利用者の端末装置のフローチャート。
【図10】本発明による購入者以外に利用者がいる場合に使用する、利用者証明情報の例。
【図11】本発明による購入者以外に利用者がいる場合の、二次元コード配信サーバと、利用者の端末装置の通信手順の説明図。
【図12】本発明による購入者以外に利用者がいる場合の、二次元配信サーバと利用者の端末装置のフローチャート。
【図13】本発明による購入者以外に利用者がいる場合の、利用者の端末装置と店舗端末 装置との通信手順の説明図。
【図14】本発明による利用履歴を用いて二重利用を防止する場合の、店舗端末装置と利 用者の端末装置の通信手順の説明図。
【図15】本発明による利用履歴を用いて二重利用を防止する場合の、店舗端末装置と利 用者の端末装置のフローチャート。
【図16】本発明による購入者以外に利用者がいる場合の、二次元コード配信サーバと、第一の利用者の端末装置、または、第二の利用者の端末装置との通信手順の説明図。
【図17】本発明による本人認証情報が顔写真や合言葉の場合の、店舗端末装置と利用者 の端末装置との手順の説明図。
【図18】本発明による本人認証情報が顔写真や合言葉の場合の、店舗端末装置と利用者 の端末装置のフローチャート。
【図19】本発明による購入者以外に利用者がいる場合で、本人認証情報が顔写真や合言 葉を併用した、利用履歴を用いて二重利用を防止する場合の、店舗端末装置と利用者 の端末装置との通信手順の説明図。
【図20】本発明による購入者以外に利用者がいる場合で、本人認証情報が顔写真や合言 葉を併用した、利用履歴を用いて二重利用を防止する場合の、店舗端末装置と利用者 の端末装置とのフローチャート。
【図21】本発明による利用者暗証情報を入力によるクーポン利用事例。
【図22】本発明による購買証明番号によるチケット利用事例。
【図23】本発明による顔写真データによる会員証、ポイントカードの利用事例。
【図24】本発明による指紋認証による会員管理事例。
【符号の説明】
【0065】
10 利用者の端末装置
101 本人認証情報送信手段
102 二次元コード受信手段
103 二次元コード表示手段
104 利用者証明情報受信手段
105a 二次元コード
11 二次元コード配信サーバ
111 本人認証情報取得手段
112 二次元コード生成手段
113 利用者証明情報送信手段
114a 本人認証情報とサービス情報
114b 利用者証明情報
114c 本人認証情報ファイル
115 本人認証情報登録呼出手段
12 店舗端末装置
121 二次元コード解読手段
122 本人情報表示手段
123 照合・判別手段
124 本人確認情報入力手段
125 判別結果表示手段
126 二重利用防止手段
127 利用履歴登録手段
128a 利用履歴ファイル
50 サービス利用者
60 店員
70 店舗端末装置
71 店員用画面
72 イメージリーダ
73 会員用画面
73a パスワード
73b 購買証明番号
74 指紋読取装置
91b 本人の顔写真


【特許請求の範囲】
【請求項1】
二次元コード配信サーバが、利用者の本人認証情報を利用者の端末装置から受け付ける認
証情報取得ステップと、
二次元コード配信サーバが、受け付けた本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報
とを合わせて、1つの二次元コードを生成する二次元コード生成ステップと、
二次元コード配信サーバが、生成した二次元コードを利用者の端末装置に返送する二次元
コード返送ステップと、
利用者の端末装置に表示された前記二次元コードを、店舗端末装置に読み取らせる二次元
コード読み取りステップと、
店舗端末装置が二次元コードを解読して、前記本人認証情報と、前記サービス情報を取り
出す二次元コード解読ステップと、
利用者が、照合のために、店舗端末装置に、本人確認情報を入力する確認情報入力ステッ
プと、
店舗端末装置が、この本人確認情報と、二次元コードから取り出した前記本人認証情報を
照合して、判別結果を表示する判別結果表示ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする二次元コード利用者認証方法。
【請求項2】
二次元コード配信サーバが、利用者の本人認証情報を第一の利用者の端末装置から受け付
ける認証情報取得ステップと、
二次元コード配信サーバが、受け付けた本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報
とを合わせて、1つの二次元コードを生成する二次元コード生成ステップと、
二次元コード配信サーバが、生成した二次元コードを第一の利用者の端末装置に返送する
、若しくは、第二の利用者の端末装置に送信する二次元コード送信ステップと、
第一の、若しくは、第二の利用者の端末装置に表示された前記二次元コードを、店舗端末
装置に読み取らせる二次元コード読み取りステップと、
店舗端末装置が二次元コードを解読して、前記本人認証情報と、前記サービス情報を取り
出す二次元コード解読ステップと、
利用者が、照合のために、店舗端末装置に、本人確認情報を入力する確認情報入力ステッ
プと、
店舗端末装置が、この本人確認情報と、二次元コードから取り出した前記本人認証情報を
照合して、判別結果を表示する判別結果表示ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする二次元コード利用者認証方法。
【請求項3】
本人認証情報が、パスワードであって、前記確認情報入力ステップが、利用者にパスワー
ドを入力させる手順を含むものであることを特徴とする請求項1、または、請求項2に記
載の二次元コード利用者認証方法。
【請求項4】
本人認証情報が、生体認証情報であって、前記確認情報入力ステップが、利用者に生体認
証情報を入力させる手順を含むものであることを特徴とする請求項1、または、請求項2
に記載の二次元コード利用者認証方法。
【請求項5】
二次元コード配信サーバが、利用者の本人認証情報を利用者の端末装置から受け付ける認
証情報取得ステップと、
二次元コード配信サーバが、受け付けた本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報
とを合わせて、1つの二次元コードを生成する二次元コード生成ステップと、
二次元コード配信サーバが、生成した二次元コードを利用者の端末装置に返送する二次元
コード返送ステップと、
利用者の端末装置に表示された前記二次元コードを、店舗端末装置に読み取らせる二次元
コード読み取りステップと、
店舗端末装置が二次元コードを解読して、前記本人認証情報と、前記サービス情報を取り
出す二次元コード解読ステップと、
店舗端末装置に解読された本人認証情報を店員だけに分かるように表示する認証情報表示
ステップと、
店員が本人から得られる認証情報と店舗端末装置に表示された本人認証情報を照合する照
合ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする二次元コード利用者認証方法。
【請求項6】
二次元コード配信サーバが、利用者の本人認証情報を第一の利用者の端末装置から受け付
ける認証情報取得ステップと、
二次元コード配信サーバが、受け付けた本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報
とを合わせて、1つの二次元コードを生成する二次元コード生成ステップと、
二次元コード配信サーバが、生成した二次元コードを第一の利用者の端末装置に返送する
、若しくは、第二の利用者の端末装置に送信する二次元コード送信ステップと、
第一の、若しくは、第二の利用者の端末装置に表示された前記二次元コードを、店舗端末
装置に読み取らせる二次元コード読み取りステップと、
店舗端末装置が二次元コードを解読して、前記本人認証情報と、前記サービス情報を取り
出す二次元コード解読ステップと、
店舗端末装置に解読された本人認証情報を店員だけに分かるように表示する認証情報表示
ステップと、
店員が本人から得られる認証情報と店舗端末装置に表示された本人認証情報を照合する照
合ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする二次元コード利用者認証方法。
【請求項7】
本人認証情報が、顔画像であって、前記照合ステップが、利用者に顔と表示される顔画像
を比較する手順を含むものであることを特徴とする請求項5、または、請求項6に記載の
二次元コード利用者認証方法。
【請求項8】
本人認証情報が、合言葉であって、前記照合ステップが、利用者に合言葉の発声を促して
店員が表示される合言葉と比較する手順を含むものであることを特徴とする請求項5、ま
たは、請求項6に記載の二次元コード利用者認証方法。
【請求項9】
二次元コード配信サーバにおいて、本人認証情報登録呼出ステップが、取得した本人認証
情報を本人認証情報ファイルに登録して、登録した本人認証情報を呼び出すことを特徴と
する請求項1、または、請求項2、または、請求項5、または、請求項6に記載の二重利
用をチェック可能な二次元コード認証方法。
【請求項10】
店舗端末装置にて、利用した二次元コード情報を利用履歴ファイルに登録する利用履歴登
録ステップと、
二次元コード情報を利用履歴ファイルと照合して、二重利用の有無を判別して、判別結果
を作成する二重利用防止ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする請求項1、または、請求項2、または、請求項
5、または、請求項6に記載の二重利用をチェック可能な二次元コード認証方法。
【請求項11】
本人認証情報が、利用者証明情報であって、認証情報取得ステップで受信する代わりに、
二次元コード配信サーバにて、利用者証明情報を生成して、前記二次元コード生成ステッ
プは、この生成した利用者証明情報とサービス情報とを合わせて1つの二次元コードを生
成させるステップで、利用者の端末装置に送信する利用者証明情報送信ステップと、
利用者の端末装置が利用者証明情報を受信する利用者証明情報受信ステップとを含んだ手
順でなされることを特徴とする請求項1、または、請求項2、または、請求項5、または
、請求項6に記載の購買者の他に利用者がいる場合の二次元コード利用者認証方法。
【請求項12】
利用者証明情報が、購買証明文字列であって、前記確認情報入力ステップが、利用者に購
買証明文字列を入力させる手順を含むものであることを特徴とする請求項1、または、請
求項2、または、請求項5、または、請求項6に記載の購買者の他に利用者がいる場合の
二次元コード利用者認証方法。
【請求項13】
利用者の端末装置と二次元コード配信サーバと店舗端末装置で構成される、二次元コード
認証システムにおいて、
利用者の端末装置は、
二次元コード配信サーバから受信した本人認証情報登録画面に、本人認証情報を入力して
、二次元コード配信サーバに返信する本人認証情報送信手段と、
二次元コード配信サーバから二次元コードを受信する二次元コード受信手段と、
受信した二次元コードを記憶する記憶手段と、
記憶手段から呼び出した二次元コードを表示する二次元コード表示手段と、
を備えた利用者の端末装置であって、
二次元コード配信サーバは、
本人認証の情報を入力するための本人認証情報登録画面を、利用者の端末装置に、送信し
て、入力された本人認証情報を受信する本人認証情報取得手段と、
前記本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報とを用いて、埋込み情報を作成して
、二次元コードを生成して、利用者の端末装置に送信する二次元コード生成手段と、
を備えた二次元コード配信サーバであって、
店舗端末装置は、
二次元コードを、リーダで読み取り、解読して、本人認証情報と、サービス情報を取り出
す二次元コード解読手段と、
本人確認情報を入力する本人確認情報入力手段と、
入力された本人確認情報と、二次元コードの本人認証情報を照合して、判別結果を作成す
る照合・判別手段と、
判別結果を表示する判別結果表示手段と、
を備えた店舗端末装置であって、
二次元コード配信サーバでは、利用者の端末装置から受信した本人認証情報とサービス情
報から、二次元コード生成手段で、二次元コードを生成して、利用者の端末装置に返信し
て、利用者の端末装置では、二次元コード表示手段で、二次元コードを表示して、店舗端
末装置に、読み取らせて、店舗端末装置では、二次元コード読取手段で二次元コードを読
取り、二次元コード解読手段で、二次元コードから、本人認証情報と、サービス情報を取
り出して、照合・判別手段で、別途、本人確認情報入力手段から入力された本人確認情報
と二次元コードの本人認証情報を照合・判別して、判別結果を表示する
二次元コード利用者認証システム。
【請求項14】
二次元コード配信サーバと複数台の利用者の端末装置と店舗端末装置で構成さる、二次元
コード認証システムにおいて、
第一の利用者の端末装置は、
二次元コード配信サーバから受信した本人認証情報登録画面に、本人認証情報を入力して
、二次元コード配信サーバに返信する本人認証情報送信手段と、
二次元コード配信サーバから二次元コードを受信する二次元コード受信手段と、
受信した二次元コードを表示する二次元コード表示手段と、
を備えた利用者の端末装置であって、
第二の利用者の端末装置は、
二次元コード配信サーバから二次元コードを受信する二次元コード受信手段と、
受信した二次元コードを表示する二次元コード表示手段と、
を備えた利用者の端末装置であって、
二次元コード配信サーバは、
本人認証の情報を入力するための本人認証情報登録画面を、利用者の端末装置に、送信し
て、入力された本人認証情報を受信する本人認証情報取得手段と、
前記本人認証情報とサービス内容を表すサービス情報とを用いて、埋込み情報を作成して
、二次元コードを生成して、利用者の端末装置に送信する二次元コード生成手段と、
を備えた二次元コード配信サーバであって、
店舗端末装置は、
二次元コードを、リーダで読み取り、解読して、本人認証情報と、サービス情報を取り出
す二次元コード解読手段と、
本人確認情報を入力する本人確認情報入力手段と、
入力された本人確認情報と、二次元コードの本人認証情報を照合して、判別結果を作成す
る照合・判別手段と、
判別結果を表示する判別結果表示手段と、
を備えた店舗端末装置であって、
二次元コード配信サーバでは、第一の利用者の端末装置から受信した本人認証情報とサー
ビス情報から、二次元コード生成手段で、二次元コードを生成して、第一の利用者の端末
装置に返信して、若しくは、第二の利用者の端末装置に送信して、第一の、若しくは、第
二の利用者の端末装置では、二次元コード表示手段で、二次元コードを表示して、店舗端
末装置に、読み取らせて、店舗端末装置では、二次元コード読取手段で二次元コードを読
取り、二次元コード解読手段で、二次元コードから、本人認証情報と、サービス情報を取
り出して、照合・判別手段で、別途、本人確認情報入力手段から入力された本人確認情報
と二次元コードの本人認証情報を照合・判別して、判別結果を表示する
二次元コード利用者認証システム。
【請求項15】
店舗端末装置において、表示可能な本人認証情報を画面に表示する本人認証情報表示手段
を備えた請求項13、または、請求項14に記載の二次元コード利用者認証システム。
【請求項16】
二次元コード配信サーバは、
利用者証明情報を送信する利用者証明情報送信手段を備えて、
利用者の端末装置は、
利用者証明情報を受信して表示する利用者証明情報受信手段を備えた請求項13、または
、請求項14に記載の二次元コード利用者認証システム。
【請求項17】
二次元コード配信サーバにおいて、本人認証情報登録呼出手段が、受信した本人認証情報
を本人認証情報ファイルに登録して、登録した本人認証情報を呼び出すことを特徴とする
請求項13、または、請求項14に記載の二重利用をチェック可能な二次元コード認証シ
ステム。
【請求項18】
店舗端末装置において、利用履歴ファイルを記憶する記憶手段と、利用した二次元コード
情報を利用履歴ファイルに登録する利用履歴登録手段と、二次元コードの利用要求があっ
た時に、利用履歴ファイルと照合して、二重利用の有無を判別して、判別結果を作成する
二重利用防止手段を備えた、請求項13、または、請求項14に記載の二次元コード利用
者認証システム。
【請求項19】
第一の利用者の端末装置において、
受信した二次元コードを記憶する記憶手段と、
二次元コード表示手段が、この記憶手段から呼び出した二次元コードを表示することを特
徴とする請求項13、または、請求項14に記載の二次元コード利用者認証システム。
【請求項20】
第二の利用者の端末装置において、
受信した二次元コードを記憶する記憶手段と、
二次元コード表示手段が、この記憶手段から呼び出した二次元コードを表示することを特
徴とする請求項13、または、請求項14に記載の二次元コード利用者認証システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2010−102726(P2010−102726A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−283438(P2009−283438)
【出願日】平成21年12月14日(2009.12.14)
【分割の表示】特願2004−228832(P2004−228832)の分割
【原出願日】平成16年8月5日(2004.8.5)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】