説明

仕分装置

【課題】効率良く仕分作業ができる仕分装置を提供する。
【解決手段】仕分装置1は、収納容器A内から物品Wを取り出す取出手段11と、この取出手段11で取り出した物品Wを搬送する第1物品搬送手段12とを備える。仕分装置1は、物品Wを搬送する第2物品搬送手段41と、オーダ情報に基づく数の物品Wを第1物品搬送手段12上から第2物品搬送手段41上に押し出して載せ換える押出手段46とを備える。第2物品搬送手段41上の物品Wを保持手段51のロボットハンド部で保持して出荷容器B内に投入する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、効率良く仕分作業ができる仕分装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記の特許文献1に記載された仕分装置が知られている。
【0003】
この仕分装置は、物品が収納された収納容器を保管する保管棚と、オーダ情報に基づいて作業者の手作業によって収納容器内から1個ずつ取り出された物品を一時的に待機させて後に投入する投入手段と、この投入手段からの物品を受け入れて搬送する物品搬送手段とを備えている。また、この仕分装置は、物品搬送手段から搬出された物品が袋に入れられた状態で収容される容器を搬送する容器搬送手段と、この容器搬送手段上の容器内から取り出された物品入り袋が収容される出荷容器を搬送する出荷容器搬送手段とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−184314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来の仕分装置では、例えば仕分ける物品の種類等によっては適さない場合あり、効率良く作業ができないおそれがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効率良く仕分作業ができる仕分装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の仕分装置は、物品が収納された収納容器内から物品を取り出す取出手段と、この取出手段にて取り出された物品を搬送する第1物品搬送手段と、物品を搬送する第2物品搬送手段と、オーダ情報に基づく数の物品を前記第1物品搬送手段上から前記第2物品搬送手段上に載せ換える載換手段と、前記第2物品搬送手段上の物品を保持し、この保持した物品を容器内に投入する保持手段とを備えるものである。
【0008】
請求項2記載の仕分装置は、一の種類の物品が収納された収納容器内から一の種類の物品を取り出す一の取出手段と、この一の取出手段にて取り出された一の種類の物品を搬送する一の第1物品搬送手段と、他の種類の物品が収納された収納容器内から他の種類の物品を取り出す他の取出手段と、この他の取出手段にて取り出された他の種類の物品を搬送する他の第1物品搬送手段と、物品を搬送する第2物品搬送手段と、オーダ情報に基づく数の一の種類の物品を前記一の第1物品搬送手段上から前記第2物品搬送手段上に載せ換える一の載換手段と、オーダ情報に基づく数の他の種類の物品を前記他の第1物品搬送手段上から前記第2物品搬送手段上に載せ換える他の載換手段と、前記第2物品搬送手段上の物品を保持し、この保持した物品を容器内に投入する保持手段とを備えるものである。
【0009】
請求項3記載の仕分装置は、請求項2記載の仕分装置において、保持手段が一の種類の物品と他の種類の物品とを同時に保持して容器内に投入する場合には、一の載換手段にて載せ換えられた一の種類の物品と他の載換手段にて載せ換えられた他の種類の物品とが、第2物品搬送手段上で互いに近接して搬送方向に並んだ状態になるものである。
【0010】
請求項4記載の仕分装置は、請求項2または3記載の仕分装置において、一の載換手段は、オーダ情報に基づく数の一の種類の物品を一の第1物品搬送手段上から第2物品搬送手段上に一側方に向けて押し出して載せ換える一の押出手段であり、他の載換手段は、オーダ情報に基づく数の他の種類の物品を他の第1物品搬送手段上から前記第2物品搬送手段上に他側方に向けて押し出して載せ換える他の押出手段であるものである。
【0011】
請求項5記載の仕分装置は、請求項1ないし4のいずれか一記載の仕分装置において、保持手段は、第2物品搬送手段上の立ち姿勢の物品を保持し、この保持した物品を立ち姿勢から横倒れ姿勢にしてから容器内に投入するものである。
【0012】
請求項6記載の仕分装置は、請求項1ないし5のいずれか一記載の仕分装置において、容器にセットされた袋内に対して進退可能で、進出時に袋の内面を覆う袋破損防止手段を備え、前記袋破損防止手段の進出時に、保持手段が容器内に移動するものである。
【0013】
請求項7記載の仕分装置は、請求項6記載の仕分装置において、袋破損防止手段は、容器に対して昇降可能な昇降体と、この昇降体に回動可能に設けられ、前記昇降体の下降により袋内に進出し、この進出時に前記昇降体に対する回動により袋を容器の側板部との間で挟持して袋の内面を覆う回動体とを有するものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明によれば、収納容器内から物品を取り出す取出手段と、取出手段にて取り出された物品を搬送する第1物品搬送手段と、オーダ情報に基づく数の物品を第1物品搬送手段上から第2物品搬送手段上に載せ換える載換手段と、第2物品搬送手段上の物品を保持しこの保持した物品を容器内に投入する保持手段とを備えるため、効率良く仕分作業ができる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、収納容器内から一の種類の物品を取り出す一の取出手段と、一の取出手段にて取り出された一の種類の物品を搬送する一の第1物品搬送手段と、収納容器内から他の種類の物品を取り出す他の取出手段と、他の取出手段にて取り出された他の種類の物品を搬送する他の第1物品搬送手段と、オーダ情報に基づく数の一の種類の物品を一の第1物品搬送手段上から第2物品搬送手段上に載せ換える一の載換手段と、オーダ情報に基づく数の他の種類の物品を他の第1物品搬送手段上から第2物品搬送手段上に載せ換える他の載換手段と、第2物品搬送手段上の物品を保持しこの保持した物品を容器内に投入する保持手段とを備えるため、効率良く仕分作業ができる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、保持手段が一の種類の物品と他の種類の物品とを同時に保持して容器内に投入する場合には、一の載換手段にて載せ換えられた一の種類の物品と他の載換手段にて載せ換えられた他の種類の物品とが第2物品搬送手段上で互いに近接して搬送方向に並んだ状態になるため、保持手段によって一の種類の物品と他の種類の物品とを同時に適切に保持できる。
【0017】
請求項4に係る発明によれば、一の押出手段にてオーダ情報に基づく数の一の種類の物品を一の第1物品搬送手段上から第2物品搬送手段上に一側方に向けて押し出して適切に載せ換えることができ、他の押出手段にてオーダ情報に基づく数の他一の種類の物品を他の第1物品搬送手段上から第2物品搬送手段上に他側方に向けて押し出して適切に載せ換えることができる。
【0018】
請求項5に係る発明によれば、保持手段は第2物品搬送手段上の立ち姿勢の物品を保持しこの保持した物品を立ち姿勢から横倒れ姿勢にしてから容器内に投入するため、容器内での物品の安定化を図ることができる。
【0019】
請求項6に係る発明によれば、袋破損防止手段の進出時に保持手段が容器内に移動するため、保持手段が袋に引っ掛かることがなく、袋の破損を防止できる。
【0020】
請求項7に係る発明によれば、袋破損防止手段の回動体にて袋を容器の側板部との間で挟持して袋の内面を適切に覆うことができ、袋の破損を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施の形態に係る仕分装置の斜視図である。
【図2】同上仕分装置の平面図である。
【図3】同上仕分装置の載置テーブルに載置された物品を示す図である。
【図4】同上仕分装置の搬送コンベヤ上の物品の動きの一例を示す図である。
【図5】図4に続く物品の動きの一例を示す図である。
【図6】図5に続く物品の動きの一例を示す図である。
【図7】図6に続く物品の動きの一例を示す図である。
【図8】図7に続く物品の動きの一例を示す図である。
【図9】同上仕分装置の保持手段(ロボット)を示す側面図である。
【図10】同上仕分装置の保持手段のロボットハンド部の側面図である。
【図11】同上保持手段のロボットハンド部の側面図である。
【図12】同上保持手段のロボットハンド部の底面図である。
【図13】同上仕分装置の容器搬送手段および袋破損防止手段の正面図である。
【図14】同上容器搬送手段および袋破損防止手段の側面図である。
【図15】同上袋破損防止手段の回動板の退避時の斜視図である。
【図16】同上袋破損防止手段の回動板の進出時の斜視図である。
【図17】同上保持手段および袋破損防止手段の動作説明図である。
【図18】図17に続く動作説明図である。
【図19】図18に続く動作説明図である。
【図20】図19に続く動作説明図である。
【図21】図20に続く動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の仕分装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
図1および図2において、1は仕分装置で、この仕分装置1は、オーダ情報に基づいて複数種類、例えば2種類の物品Wをアソートして箱詰めする箱詰め装置である。つまり、この仕分装置1は、収納箱等の収納容器A内から複数種類の物品Wを取り出した後、オーダ情報に基づいて並べ替え、オーダ情報に対応するオーダ数の物品Wを出荷箱等の容器である出荷容器B内に仕分けるものである。
【0024】
物品Wは、例えば角筒状の紙製容器内に飲料(例えば牛乳、コーヒー、フルーツジュース等)が封入された飲料パックである。物品Wは、上下方向やや長手状で外形略直方体状のもので、上端部に水平方向長手状で鉛直面に略沿った略板状の開封口部W1を有している。
【0025】
収納容器Aは、例えば略矩形状の上面開口部A1を有する外形略直方体状のトレイである。収納容器A内には、複数列状の立ち姿勢の物品W、例えば同一種類の4本×3列で計12本の物品Wが収納されている。
【0026】
出荷容器Bは、例えば略矩形状の上面開口部B1を有する外形略直方体状のケースである。出荷容器B内には、オーダ情報に対応するオーダ数の横倒れ姿勢の物品Wがビニール袋等の袋Cを介して収納される。例えば出荷容器B内には、最大で8本(4本×2段)の物品Wが入れられる。1つのオーダ情報に対応するオーダ数が9本以上の場合には、オーダ情報が分割して処理される。
【0027】
仕分装置1は、一の種類の物品W、例えば牛乳が封入された飲料パックが立ち姿勢で複数列状に収納された収納容器Aを搬送する一の収納容器搬送手段2と、この一の収納容器搬送手段2の側方位置に配設され空の収納容器Aを搬送する一の空収納容器搬送手段3とを備えている。
【0028】
また、仕分装置1は、一の種類の物品Wとは種類が異なる他の種類の物品W、例えばコーヒーが封入された飲料パックが立ち姿勢で複数列状に収納された収納容器Aを搬送する他の収納容器搬送手段4と、この他の収納容器搬送手段4の側方位置に配設され空の収納容器Aを搬送する他の空収納容器搬送手段5とを備えている。
【0029】
各搬送手段2,3,4,5は、例えばローラコンベヤにて構成されたもので、互いに離間対向するコンベヤフレーム6を有し、これら両コンベヤフレーム6間には収納容器Aを搬送する複数の搬送ローラ7が回転可能に設けられている。
【0030】
仕分装置1は、一の収納容器搬送手段2上の収納容器A内から一の種類の複数の物品W、例えば複数列状の立ち姿勢の物品Wを同時に取り出す一の取出手段11と、この一の取出手段11にて取り出された一の種類の物品Wを立ち姿勢のまま搬送する一の第1物品搬送手段12とを備えている。
【0031】
また、仕分装置1は、他の収納容器搬送手段4上の収納容器A内から他の種類の複数の物品W、例えば複数列状の立ち姿勢の物品Wを同時に取り出す他の取出手段13と、この他の取出手段13にて取り出された他の種類の物品Wを立ち姿勢のまま搬送する他の第1物品搬送手段14とを備えている。
【0032】
各取出手段11,13は、図1に示されるように、囲い枠体16の長手状の案内部17にて案内されながら水平移動する移動体18を有し、この移動体18には昇降体19が昇降可能に設けられている。昇降体19には、物品Wの開封口部W1を挟持して物品Wを保持する複数、例えば12個の保持体であるエアーチャック(図示せず)が設けられている。そして、エアーチャックで保持された物品Wは、立ち姿勢のまま収納容器A内から取り出されて所定位置まで移送される。
【0033】
各第1物品搬送手段12,14は、取出手段11,13にて取り出された複数列状の立ち姿勢の物品Wが載置される載置部である載置テーブル21と、この載置テーブル21上から押し出された1列状の立ち姿勢の物品Wを搬送するベルトコンベヤ等の搬送部である搬送コンベヤ22とを有している。
【0034】
載置テーブル21は、図3に示されるように、水平状の第1載置面23と、この第1載置面23の端部に下り傾斜状の傾斜面24を介して連設され第1載置面23よりやや低い位置に位置する水平状の第2載置面25とを有している。
【0035】
そして、取出手段11,13のエアーチャックによる保持が解除された物品Wは、第1載置面23上に載置された後、第1押出体26にて第2載置面25上に1列ずつ、すなわち例えば4本ずつ、押し出される。第2載置面25上に押し出された1列状の立ち姿勢の物品Wは、第2押出体27にて立ち姿勢のまま搬送コンベヤ22の搬送始端部上に押し出され、この搬送コンベヤ22にて搬送される。
【0036】
また、各第1物品搬送手段12,14は、図4等に示すように、1列状の立ち姿勢の物品Wの移動を規制して搬送コンベヤ22上に複数の物品Wを貯留するストッパ体31を有している。ストッパ体31は搬送コンベヤ22の途中に上下方向の軸32を中心として水平方向に回動可能に設けられ、このストッパ体31は、一方向への回動により搬送コンベヤ22上に進出して先頭の物品Wの搬送方向前面との当接により物品Wの移動を規制する規制状態となり、他方向への回動により搬送コンベヤ22上から退避して物品Wの搬送方向への移動を許容する許容状態となる。
【0037】
さらに、各第1物品搬送手段12,14は、図4等に示すように、ストッパ体31の許容状態時にオーダ情報に基づく数、例えば1本〜4本の物品Wを切り離すための切り離し用の物品挟持体33を有している。物品挟持体33は、搬送コンベヤ22の所定位置の側縁部に立設された鉛直面状の受部である受板部材34と、この受板部材34に対して物品Wを押し付けてこの受板部材34との間で1本の立ち姿勢の物品Wを挟持する押付部材35とを有している。
【0038】
押付部材35は、立ち姿勢の物品Wに対して進退可能で、かつ長手状の案内部材36にて案内されながら搬送コンベヤ22の搬送方向に沿って水平移動可能となっている。そして、押付部材35は、オーダ情報に基づいて、規制状態のストッパ体31に当接した1番目の物品Wから数えて2番目〜5番目のいずれか1つの物品Wの側面に向って進出してその物品Wを受板部材34との間で挟持する。この物品挟持体33による挟持時に、ストッパ体31が回動して規制状態から許容状態になると、オーダ情報に基づく数の物品Wが、物品挟持体33にて挟持された物品Wより搬送方向上流に位置する1列状の物品群から切り離される。
【0039】
なお、一の第1物品搬送手段12の搬送コンベヤ22と他の第1物品搬送手段14の搬送コンベヤ22とは、同一高さ位置に互いに離間対向して配設されている。
【0040】
仕分装置1は、互いに離間対向する両搬送コンベヤ22間に搬送始端部側が挿入されこれら両搬送コンベヤ22と同一高さ位置に配設され両搬送コンベヤ22から押し出された物品Wを立ち姿勢のまま搬送する第2物品搬送手段41を備えている。
【0041】
第2物品搬送手段41は、複数ラインを構成する互いに近接して平行な2本の搬送コンベヤ、すなわち例えば一方側搬送コンベヤ42および他方側搬送コンベヤ43を有している。一方側搬送コンベヤ42の搬送方向長さ寸法が、他方側搬送コンベヤ43の搬送方向長さ寸法より長くなっている。
【0042】
各搬送コンベヤ42,43の途中には、一方向への回動により搬送コンベヤ42,43上に進出して物品Wの移動を規制する規制状態となり他方向への回動により搬送コンベヤ42,43上から退避して物品Wの搬送方向への移動を許容する許容状態となるストッパ体44が上下方向の軸45を中心として水平方向に回動可能に設けられている。
【0043】
また、仕分装置1は、貯留された物品群から切り離されたオーダ情報に基づく数の一の種類の物品Wを一の第1物品搬送手段12の搬送コンベヤ22上から第2物品搬送手段41の搬送コンベヤ42,43上に一側方(図4に示すa方向)に向けて押し出して載せ換える一の載換手段である押出手段46と、貯留された物品群から切り離されたオーダ情報に基づく数の他の種類の物品Wを他の第1物品搬送手段14の搬送コンベヤ22上から第2物品搬送手段41の搬送コンベヤ42,43上に一方向とは反対の他側方(図4に示すb方向)に向けて押し出して載せ換える他の載換手段である押出手段47とを備えている。
【0044】
各押出手段46,47は、図4に示されるように、搬送コンベヤ22,42,43の搬送方向に対して直交する方向に水平移動可能な板状の押出体48を有している。押出体48は、例えば最大で4本の物品Wを押出可能な大きさに形成されている。
【0045】
そして、押出体48は、水平移動により搬送コンベヤ22,42,43上から退避した退避状態と物品Wを一方側搬送コンベヤ42上に立ち姿勢のまま押し出す第1押出状態と物品Wを他方側搬送コンベヤ43上に立ち姿勢のまま押し出す第2押出状態とに選択的に切り換えられる。なお、オーダ情報によって押し出す物品Wの数が異なるため、この押出手段46,47でアソート数の管理も行う。
【0046】
また、仕分装置1は、図1および図2等に示されるように、第2物品搬送手段41の側方位置に配設され出荷容器Bを搬送する容器搬送手段50と、第2物品搬送手段41上の立ち姿勢の物品Wを保持しこの保持した物品Wを立ち姿勢から横倒れ姿勢にしてから所定位置まで移送して容器搬送手段50上の出荷容器B内に投入する複数、例えば2つの保持手段51を備えている。一方の保持手段51は一方側搬送コンベヤ42上の物品Wを保持して出荷容器B内に投入し、他方の保持手段51は他方側搬送コンベヤ43上の物品Wを保持して出荷容器B内に投入する。
【0047】
容器搬送手段50は、例えばローラコンベヤにて構成されたもので、互いに離間対向するコンベヤフレーム52を有し、これら両コンベヤフレーム52間には、袋Cがセットされこの袋Cで内面全体が覆われた出荷容器Bを搬送する複数の搬送ローラ53が回転可能に設けられている。容器搬送手段50は、第2物品搬送手段41と保持手段51との間に配設され、第2物品搬送手段41より低い位置に配設されている。
【0048】
また、各保持手段51は、図1および図9等に示すように、例えば荷役用ロボットにて構成されたもので、支持台55上に設置された装置本体56を有している。
【0049】
装置本体56は、支持台55に固設されたベース体57と、このベース体57に水平方向の軸58aを中心として上下方向に最大で270度回動可能に設けられた第1アーム体58と、この第1アーム体58の先端部に水平方向の軸59aを中心として上下方向に最大で270度回動可能に設けられた第2アーム体59と、この第2アーム体59の先端部に水平方向の軸60aを中心として回動可能に設けられた第3アーム体60とを有している。また、装置本体56は、第1アーム体58をベース体57に対して回動させる駆動モータ等の駆動手段61と、第2アーム体59を第1アーム体58に対して回動させる駆動モータ等の駆動手段62とを有している。なお、これら3本のアーム体58,59,60にてロボットアーム部54が構成されている。
【0050】
また、第3アーム体60の先端部である下端部には、回動フレーム等の回動体65が水平方向の軸66を中心として上下方向に90度回動可能に設けられ、この回動体65は駆動モータ等の駆動手段67からの動力で第3アーム体60に対して回動する。
【0051】
さらに、回動体65には、立ち姿勢の物品Wの開封口部W1を両側から挟持する複数対、例えば4対の挟持体70と、立ち姿勢の物品Wの4つの側面のうち横倒れ姿勢になった場合に上を向く1つの側面を複数箇所で吸引保持する吸引保持手段71が設けられている。
【0052】
挟持体70は、図10ないし図12に示されるように、回動体65の支持板部68にエアーシリンダ等の駆動手段72を介して水平方向に並んだ状態に設けられている。各挟持体70は細長棒状のもので、対をなす挟持体70は、互いに接近する方向に移動して物品Wの開封口部W1を挟持する挟持状態と、互いに離れる方向に移動してその開封口部W1の挟持を解除する解除状態とになる。
【0053】
また、吸引保持手段71は、立ち姿勢の物品Wの側面上部を吸引保持する複数、例えば水平方向に並んだ4つの上側吸引保持体76と、立ち姿勢の物品Wの側面下部を吸引保持する複数、例えば水平方向に並んだ4つの下側吸引保持体77とを有している。
【0054】
各吸引保持体76,77は、略円形板状のもので、回動体65の支持板部68から突出する支持部69の先端に設けられている。支持部69には配管接続部73が設けられ、この配管接続部73には一端部が負圧発生手段(図示せず)に接続されたホース等の配管の他端部が接続されている。
【0055】
そして、各吸引保持体76,77は、負圧発生手段の作動時に物品Wの側面に吸着してこの物品Wの側面を吸引保持し、負圧発生手段の作動停止でその側面の吸引保持を解除する。また、各吸引保持体76,77は、立ち姿勢の物品Wを横倒れ姿勢にするために回動体65が装置本体56に対して下方に90度回動した際には、横倒れ姿勢の物品Wの上を向いた側面を吸引保持する。なお、回動体65、挟持体70、吸引保持手段71および駆動手段72にて、物品保持部であるロボットハンド部78が構成されている。
【0056】
また、仕分装置1は、図13ないし図16に示すように、出荷容器Bにセットされた袋C内に対して進退可能で、この進出時に袋Cの内面の一部を覆う袋破損防止手段81を備えている。袋破損防止手段81は、保持手段51のロボットハンド部78およびこのロボットハンド部78にて保持された物品Wが出荷容器B内に移動する際に、ロボットハンド部78および物品Wが袋Cに引っ掛かるのを回避して袋Cの破損を防止するもので、各保持手段51に対応して設けられている。
【0057】
各袋破損防止手段81は、支持フレーム82に昇降可能に設けられ容器搬送手段50上の出荷容器Bに対して昇降する昇降体83を有している。この昇降体83は、駆動手段であるエアーシリンダ等のシリンダ体84の伸縮によって出荷容器Bに対して昇降する。シリンダ体84は、シリンダ本体部85とこのシリンダ本体部85内に対して出入りするロッド部86とにて構成され、シリンダ本体部85が支持フレーム82に取り付けられ、ロッド部86の先端部が昇降体83に取り付けられている。
【0058】
昇降体83は、略矩形状の開口部80が形成された略矩形環状の環状板部87を有し、この環状板部87の4つの角部から棒状部88が下方に向って突出し、各棒状部88が支持フレーム82のリング部89内に摺動可能に挿通されている。
【0059】
また、昇降体83の環状板部87には、4方ガイドを構成する4枚の回動体である回動板91が水平方向の軸92を中心として上下方向に回動可能に設けられている。このガイド板である回動板91は、環状板部87の開口部80に臨んだ4つの縁部に沿って配設され、この回動板91のうち環状板部87より上方に位置する部分に連結板93が連結され、回動板91が連結板93を介して軸92に取り付けられている。そして、各回動板91は駆動モータ等の駆動手段(図示せず)からの動力で回動する。つまり、各回動板91は、駆動手段からの動力で一斉に上方に回動して傾斜状態となり、駆動手段からの動力で一斉に下方に回動して鉛直面に略沿った鉛直状態となる。
【0060】
そして、各回動板91は、昇降体83の下降により傾斜状態で袋C内に進出し、この進出時に、軸92を中心に回動して傾斜状態から鉛直状態になると、出荷容器Bの側板部B2との間で袋Cを挟持し、袋Cの内面のうち出荷容器Bの4つの側板部B2と対向した部分を覆う。
【0061】
各回動板91は、例えばステンレス薄板にて構成されている。出荷容器Bの搬送方向左右の側板部B2と対向する2つの回動板91は、側板部B2と略同じ略矩形板状に形成されている。出荷容器Bの搬送方向前後の側板部B2と対向する2つの回動板91は、下方に向って幅が狭くなる略板状に形成されている。
【0062】
なお、保持手段51および袋破損防止手段81等にて、物品Wを保持して所定位置まで移送した後に、その保持を解除することで物品Wを出荷容器B内に投入する投入装置である物品保持装置99が構成されている。
【0063】
次に、上記仕分装置1の作用等を説明する。
【0064】
収納容器Aに収納された一の種類の物品Wは、一の取出手段11にて収納容器A内から取り出され、一の第1物品搬送手段12の載置テーブル21の第1載置面23上に載置され、第1押出体26および第2押出体27にて押し出されて搬送コンベヤ22上にこの搬送コンベヤ22の搬送方向に沿って互いに近接して1列状の立ち姿勢で貯留される。
【0065】
同様に、収納容器Aに収納された他の種類の物品Wは、他の取出手段13にて収納容器A内から取り出され、他の第1物品搬送手段14の載置テーブル21の第1載置面23上に載置され、第1押出体26および第2押出体27にて押し出されて搬送コンベヤ22上にこの搬送コンベヤ22の搬送方向に沿って互いに近接して1列状の立ち姿勢で貯留される。
【0066】
ここで、1つのオーダ情報が「一の種類の物品(例えば牛乳)Wが3本、他の種類の物品(例えばコーヒー)Wが1本」である場合を例に挙げて図面を参照して説明する。
【0067】
図4の2点鎖線で示すように、一の第1物品搬送手段12の押付部材35は、4番目の物品Wに向って進出してこの物品Wを受板部材34との間で挟持する。他の第1物品搬送手段14の押付部材35は、2番目の物品Wに向って進出してこの物品Wを受板部材34との間で挟持する。
【0068】
次いで、図5に示すように、一の第1物品搬送手段12のストッパ体31が規制状態から許容状態になると、3本の一の種類の物品Wは、搬送コンベヤ22にて切り出されて一の押出手段46との対向位置まで搬送される。他の第1物品搬送手段14のストッパ体31が規制状態から許容状態になると、1本の他の種類の物品Wは、搬送コンベヤ22にて切り出されて他の押出手段47との対向位置まで搬送される。
【0069】
続いて、図6に示すように、3本の一の種類の物品Wは、一の押出手段46の押出体48にて搬送コンベヤ22上から第2物品搬送手段41の他方側搬送コンベヤ43上に押し出される。1本の他の種類の物品Wは、他の押出手段47の押出体48にて搬送コンベヤ22上から第2物品搬送手段41の他方側搬送コンベヤ43上に押し出される。
【0070】
次いで、図7に示すように、3本の一の種類の物品Wおよび1本の他の種類の物品Wは、第2物品搬送手段41の他方側搬送コンベヤ43にて搬送されるが、規制状態のストッパ体44との当接により移動が規制されて停止する。
【0071】
その結果、図8に示すように、3本の一の種類の物品Wおよび1本の他の種類の物品Wは、第2物品搬送手段41の他方側搬送コンベヤ43上で互いに近接してこの他方側搬送コンベヤ43の搬送方向に並んだ状態になる。つまり、オーダ情報に対応する2種類で4本の物品Wが、1つの塊にまとまった状態となる。
【0072】
なお、このようにオーダ情報が2種類である場合は、ストッパ体44による移動規制で1つの塊にまとめられるが、オーダ情報が1種類であれば、ストッパ体44による移動規制は不要である。
【0073】
そして、まとまった状態の2種類の4本の物品Wは、保持手段51のロボットハンド部78との対向位置まで搬送されてから、ロボットハンド部78にて同時に保持され、その後、立ち姿勢から横倒れ姿勢に姿勢変更されて容器搬送手段50上の出荷容器B内に投入される。
【0074】
そこで、この保持手段51のロボットハンド部78による投入動作を図面を参照して説明する。
【0075】
図17に示すように、ロボットハンド部78が待機位置に位置した状態時に、袋破損防止手段81の昇降体83が下降し、4枚の傾斜状態の回動板91が出荷容器B内、つまり出荷容器Bに被せられた袋C内に入り込む。
【0076】
その後、図18に示すように、4枚の回動板91は、回動して傾斜状態から鉛直状態となり、出荷容器Bの4つの側板部B2との間で袋Cを挟持し、袋Cの内面のうち出荷容器Bの4つの側板部B2と対向した部分を覆う。
【0077】
なお、図17の2点鎖線で示すように、容器搬送手段50上の出荷容器Bが基準位置から側方へずれていた場合には、出荷容器Bが回動板91にて押されて基準位置まで移動し、出荷容器Bの位置ずれが修正される。
【0078】
また、ロボットハンド部78は、第2物品搬送手段41の他方側搬送コンベヤ43上の立ち姿勢の物品Wに向って移動し、その立ち姿勢の4本の物品Wを挟持体70および吸引保持体76,77にて同時に保持する。
【0079】
その後、図19に示すように、ロボットハンド部78は装置本体56に対して軸66を中心として90度回動し、その結果、4本の物品Wが立ち姿勢から横倒れ姿勢となる。
【0080】
続いて、図20に示すように、ロボットハンド部78は、挟持体70および吸引保持体76,77にて4本の物品Wを横倒れ姿勢で保持したまま、下降して出荷容器B内、つまり4枚の鉛直状態の回動板91にて囲まれた空間内に入り込み、横倒れ姿勢の物品Wの下を向いた側面が出荷容器Bの底板部の近接位置に位置させる。
【0081】
そして、この状態で、ロボットハンド部78の挟持体70が開封口部W1の挟持を解除し、かつロボットハンド部78の吸引保持体76,77が上を向いた側面の吸引保持を解除すると、横倒れ姿勢の4本の物品Wが出荷容器B内の下部に投入されて収納される。
【0082】
その後、図21に示すように、ロボットハンド部78は上昇して待機位置に戻り、その一方、袋破損防止手段81の昇降体83が上昇し、4枚の鉛直状態の回動板91が出荷容器B内の位置から容器搬送手段50による出荷容器Bの移動を許容する位置まで退避する。この退避後、4枚の回動板91は回動して傾斜状態に戻る。
【0083】
こうして1つのオーダ情報に対応するオーダ数の物品Wが投入された出荷容器Bは、容器搬送手段50にて次工程に搬送され、例えば次工程において食材等の商品が出荷容器B内に投入されて物品W上に載置される。
【0084】
そして、仕分装置1によれば、作業者が手作業で物品Wを収納容器Aから取り出す必要がなく、顧客の発注内容に応じたオーダ情報に基づいて少なくと2種類の物品Wを適切に自動仕分けでき、従来の構成に比べて効率良く仕分作業ができる。
【0085】
また、物品保持装置99の保持手段51のロボットハンド部78は、第2物品搬送手段41上の立ち姿勢の物品Wを保持しこの保持した物品Wを立ち姿勢から横倒れ姿勢にしてから出荷容器B内に投入するため、出荷容器B内での物品Wの安定化を図ることができる。
【0086】
さらに、出荷容器Bにセットされた袋C内に対する袋破損防止手段81の回動板91の進出時に、保持手段51のロボットハンド部78が出荷容器B内に移動するため、ロボットハンド部78およびこのロボットハンド部78にて保持された横倒れ姿勢の物品Wが袋Cに接触して引っ掛かることがなく、袋Cの破損を防止できる。
【0087】
また、物品保持装置99の袋破損防止手段81の回動板91の回動によって出荷容器Bの位置ずれを修正でき、出荷容器Bと物品Wやロボットハンド部78との衝突を防止できる。
【0088】
なお、上記一実施の形態では、2種類の物品Wを仕分ける場合について説明したが、例えば1種類の物品Wのみを仕分ける場合や、3種類の物品Wを仕分ける場合等にも適用可能である。
【0089】
また、物品Wは、飲料パックには限定されず、任意であり、飲料が封入されたペットボトルや、飲料以外の食品等でもよい。
【0090】
さらに、物品挟持体33を用いてオーダ情報に基づく数の物品Wを切り離す構成には限定されず、押出手段46,47で切り離して押し出す構成等でもよい。
【0091】
また、1つのオーダ情報に基づく数の物品Wを押出手段46,47で押し出す構成には限定されず、作業性向上のために、2つ以上のオーダ情報(例えば牛乳3本のオーダ情報と牛乳1本のオーダ情報)に基づく数の物品Wを押出手段46,47で押し出す構成等でもよく、この場合には、第2物品搬送手段41は、押し出されたまとまった状態の物品Wを各オーダ情報に対応するオーダ数ごとに切り離す手段、すなわち例えば3本と1本とに分ける手段を有する必要がある。
【0092】
さらに、押出手段46,47の押出体48で同時に押出可能な物品Wの数は、保持手段51のロボットハンド部78で同時に保持可能な物品Wの数と一致し、例えば4本である場合について説明したが、4本には限定されず、3本や、5本以上でもよい。
【0093】
また、第2物品搬送手段41は、それぞれ別体の2本の搬送コンベヤ42,43にて構成されたものには限定されず、例えば複数ラインを構成する1つの幅広の搬送コンベヤにて構成されたもの等でもよい。
【符号の説明】
【0094】
W 物品
A 収納容器
B 容器である出荷容器
B2 側板部
C 袋
1 仕分装置
11 一の取出手段
12 一の第1物品搬送手段
13 他の取出手段
14 他の第1物品搬送手段
41 第2物品搬送手段
46 一の載換手段である押出手段
47 他の載換手段である押出手段
51 保持手段
81 袋破損防止手段
83 昇降体
91 回動体である回動板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品が収納された収納容器内から物品を取り出す取出手段と、
この取出手段にて取り出された物品を搬送する第1物品搬送手段と、
物品を搬送する第2物品搬送手段と、
オーダ情報に基づく数の物品を前記第1物品搬送手段上から前記第2物品搬送手段上に載せ換える載換手段と、
前記第2物品搬送手段上の物品を保持し、この保持した物品を容器内に投入する保持手段と
を備えることを特徴とする仕分装置。
【請求項2】
一の種類の物品が収納された収納容器内から一の種類の物品を取り出す一の取出手段と、
この一の取出手段にて取り出された一の種類の物品を搬送する一の第1物品搬送手段と、
他の種類の物品が収納された収納容器内から他の種類の物品を取り出す他の取出手段と、
この他の取出手段にて取り出された他の種類の物品を搬送する他の第1物品搬送手段と、
物品を搬送する第2物品搬送手段と、
オーダ情報に基づく数の一の種類の物品を前記一の第1物品搬送手段上から前記第2物品搬送手段上に載せ換える一の載換手段と、
オーダ情報に基づく数の他の種類の物品を前記他の第1物品搬送手段上から前記第2物品搬送手段上に載せ換える他の載換手段と、
前記第2物品搬送手段上の物品を保持し、この保持した物品を容器内に投入する保持手段と
を備えることを特徴とする仕分装置。
【請求項3】
保持手段が一の種類の物品と他の種類の物品とを同時に保持して容器内に投入する場合には、一の載換手段にて載せ換えられた一の種類の物品と他の載換手段にて載せ換えられた他の種類の物品とが、第2物品搬送手段上で互いに近接して搬送方向に並んだ状態になる
ことを特徴とする請求項2記載の仕分装置。
【請求項4】
一の載換手段は、オーダ情報に基づく数の一の種類の物品を一の第1物品搬送手段上から第2物品搬送手段上に一側方に向けて押し出して載せ換える一の押出手段であり、
他の載換手段は、オーダ情報に基づく数の他の種類の物品を他の第1物品搬送手段上から前記第2物品搬送手段上に他側方に向けて押し出して載せ換える他の押出手段である
ことを特徴とする請求項2または3記載の仕分装置。
【請求項5】
保持手段は、第2物品搬送手段上の立ち姿勢の物品を保持し、この保持した物品を立ち姿勢から横倒れ姿勢にしてから容器内に投入する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の仕分装置。
【請求項6】
容器にセットされた袋内に対して進退可能で、進出時に袋の内面を覆う袋破損防止手段を備え、
前記袋破損防止手段の進出時に、保持手段が容器内に移動する
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の仕分装置。
【請求項7】
袋破損防止手段は、
容器に対して昇降可能な昇降体と、
この昇降体に回動可能に設けられ、前記昇降体の下降により袋内に進出し、この進出時に前記昇降体に対する回動により袋を容器の側板部との間で挟持して袋の内面を覆う回動体とを有する
ことを特徴とする請求項6記載の仕分装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2010−202342(P2010−202342A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−49753(P2009−49753)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【出願人】(000103426)オークラ輸送機株式会社 (84)
【Fターム(参考)】