依存性イオンチャネルを調節するための組成物および方法
依存性イオンチャネルの活性を調節するキノリンおよびキナゾリン化合物を開示する。これらの依存性イオンチャネルを調節する化合物は、疼痛、炎症、神経系、胃腸系、および泌尿生殖系に関連する疾患または障害の治療に有用である。好ましい化合物には、4位でN(H)、C(O)、またはO部分を介して置換されるキノリンまたはキナゾリン誘導体が含まれる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
依存性イオンチャネル(a gated ion channel)を発現する細胞を、有効量の式1に示される化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物に接触させる段階を含む、依存性イオンチャネルの活性を調節する方法:
式中、
点線は、単結合または二重結合を示し、前記点線が単結合を示す場合、環の窒素はHまたはR1へ結合してもよく、
R1、R3およびR4はそれぞれ、独立して水素、置換または非置換のアミン、シアノ、ニトロ、COOH、アミド、ハロゲン、ハロ−C1−5−アルキル、置換または非置換のアリール、置換または非置換のシクロアルキル、置換または非置換の複素環、ヒドロキシル、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基はO、SまたはN(H)、ヒドロキシ−C1−5−アルキル、C1−5−アルケニル、C1−5−アルキニル、スルホニル、スルホンアミド、スルホン酸、(CH2)0−5OX6、(CH2)0−5CO2X6N(H)(CH2)0−5OX6、および(CH2)0−5C(O)N(X6)2によって分断されてもよく、X6は独立して水素、C1−5−アルキル、アミン、および-CO2X1から成る群から選択され、X1は水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、
R2は水素、置換または非置換のアミン、アミド、ハロゲン、ニトロ、置換または非置換のアリール、置換または非置換のシクロアルキル、置換または非置換の複素環、ヒドロキシル、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基はO、SまたはN(H)、ヒドロキシ−C1−5−アルキル、C1−5−アルケニル、C1−5−アルキニル、スルホニル、スルホンアミド、スルホン酸および-CO2X1によって分断されてもよく、X1は水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、またはR2は式I、II、IIIおよびIVから成る群から選択され:
式中、
R8はO、SおよびCH2から成る群から選択され、
R6、R7、R9およびR10はそれぞれ独立して、水素、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基は、O、SまたはN(H)、アミン、置換または非置換アリール、および置換または非置換シクロアルキルによって分断されてもよく、
nは0または1であり、
mは0または1であり、
X2はCH2、O、N(C1−5−アルキル)またはN(H)であり、
X3およびX4はそれぞれ、独立して、N、CまたはC(H)であり、
式IIIの点線は、単結合または二重結合を示し、
X5は水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換ピリジル、C(O)Ph、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基は、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、CH2基はC1−5−アルキル、ハロゲンまたはCF3基で置換されてもよく、
a、bおよびcはそれぞれ独立して、0または1であり、
X7はC(H)、NまたはOであり、
X8はH、C1−5−アルキル、アリール、OH、O−C1−5−アルキルまたはO−アリールであり、
R5はN、CまたはC(H)であり、
R3およびR4、R2およびR3、R1およびR4、またはR2およびR4はまた、縮合4、5、もしくは6員の置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のシクロアルキル、または置換もしくは非置換の複素環を形成することができる。
【請求項2】
式IIIの点線が、単結合を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R2が式IIIであり、m=0であり、X3およびX4がNであり、かつ前記点線が単結合を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
式1が式2で示され:
式中、R1、R2、R3、R4およびR5が請求項1に記載される意味を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
式2が式3で示され:
式中、R1、R2、R3、R4およびR5が請求項1に記載される意味を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
R1、R3およびR4がそれぞれ、独立して、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、ハロ−C1−5−アルキル、置換または非置換のアリール、置換または非置換の複素環から成る群から選択され、
R2が、水素、置換または非置換のアミン、アミド、ハロゲン、ニトロ、置換または非置換のアリール、置換または非置換のシクロアルキル、置換または非置換の複素環、ヒドロキシル、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、ヒドロキシ−C1−5−アルキル、C1−5−アルケニル、C1−5−アルキニル、スルホニル、スルホンアミド、スルホン酸および−CO2X1によって分断されてもよく、X1が、水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、または
R2が、式I、II、およびIIIから成る群から選択され:
式中、
R8が、O、SおよびCH2から成る群から選択され、
R6、R7、R9およびR10が、それぞれ独立して、水素、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、アミン、置換または非置換アリール、および置換または非置換シクロアルキルによって分断されてもよく、
nが0または1であり、
mが0または1であり、
X2が、CH2、O、N(C1−5−アルキル)またはN(H)であり、
X3およびX4がそれぞれ、独立して、N、CまたはC(H)であり、
前記点線が、単結合または二重結合を示し、
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、かつ
R5が、NまたはC(H)である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
式IIIの点線が、単結合を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
R3およびR4が、H、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−5−アルキルおよびC1−5−アルコキシから成る群から、それぞれ独立して選択され、
R2が、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、CO2H、およびへテロ環から成る群から選択され、
R1が、複素環、C1−5−アルキルで置換された複素環、およびヒドロキシル、C1−5−アルキル、またはC1−5−アルコキシで1回または複数回置換されたフェニルから成る群から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
R3およびR4が、H、Cl、Br、OH、およびOCH3から成る群から、それぞれ独立して選択され、
R2が、CH3、CO2H、およびピペリジンから成る群から選択され、かつ
R1が、ピペラジン、CH3で置換されたピペラジン、およびOH、OCH3またはCH3で1回または複数回置換されたフェニルから成る群から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
式3が、化合物F、化合物31、化合物36、化合物37、化合物38、化合物39、化合物40、化合物50、化合物51、化合物52、化合物53または化合物54で示される、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
式3が式4で示され:
式中、R1、R2、R4およびR5が請求項4に記載される意味を有する、請求項4に記載の方法。
【請求項12】
R1が、水素、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のピリジン、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R4が、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、
R2が、水素、置換または非置換のアミン、アミド、ハロゲン、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、および−CO2X1によって分断されてもよく、X1が、水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、またはR2が、式I、II、およびIIIから成る群から選択され:
式中、
R8が、O、SおよびCH2から成る群から選択され、
R6、R7、R9およびR10がそれぞれ独立して、水素、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、アミン、置換または非置換アリールおよび置換または非置換シクロアルキルによって分断されてもよく、
nが0または1であり、
mが0または1であり、
X2が、CH2、OまたはN(H)であり、
X3およびX4がそれぞれ、独立して、N、CまたはC(H)であり、
前記点線が、単結合または二重結合を示し、
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、かつ
R5が、NまたはC(H)である、請求11に記載の方法。
【請求項13】
R1がピリジンであり、OCH3、Cl、CH3、またはNO2で任意に1回または複数回置換されてもよく、
R5がC(H)であり、
R2が式IまたはIIであり、
R4がハロゲン、(CH2)0−3OH、またはCO2Hである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
R2が式IIIであり、
式中、
nが0であり、X2がN(H)またはN(C1−5−アルキル)であり、
X3がC(H)であり、
X4がNであり、かつ
X5が(CH2)0−4−置換または非置換フェニルであり、
R4がHであり、かつ
R1がC1−5−アルキルである、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
R1が、水素、メチル、エチル、メトキシ、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、メチル−置換ピペリジン、メチル−置換ジアゼパン、ピリジン、フェニル、メチル−置換フェニルおよび独立して1回または複数回、メトキシ、フッ素または臭素によって置換されるフェニルから選択され、
R4が、H、Cl、BrおよびFから成る群から選択され、
R2が、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、および−CO2X1によって分断されてもよく、X1が、水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、またはR2が、式IIIから選択され:
式中、
nが0または1であり、
mが0または1であり、
X2がCH2、OまたはN(H)であり、
X3およびX4がそれぞれ、独立して、N、CまたはC(H)であり、
前記点線が、単結合または二重結合を示し、
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、かつ
R5がNまたはC(H)である、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
式4が、化合物35または化合物110で示される、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
式3が式5aで示され:
式中、
R5がNまたはC(H)あり、
R1が水素、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R4が水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、
wが0または1であり、
R11およびR12がそれぞれ独立して、水素、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基は、O、SまたはN(H)、および置換または非置換フェニルによって分断されてもよく、またはR11およびR12が以下の6員環を形成することができ:
式中、
X5が水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよい、
請求項5に記載の方法。
【請求項18】
wが0であり、
R11がHまたはCH3であり、
R12が、(CH2)1−4CO2H、(CH2)1−4CH3、ベンジルで置換されたピペリジンまたはCO2Hで置換されたフェニルであり、
R1が、水素、CH3、CH2CH3、またはクロロもしくはCH3で1回または複数回置換されたフェニルであり、かつ
R4が水素、クロロ、またはNO2である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
式5aが、化合物K、化合物T、化合物32、化合物33、化合物101、化合物102、化合物103、化合物104、化合物105、化合物106、化合物107、化合物108、または化合物111で示される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
式5が式6aで示され:
式中、
R4が、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、
R1が、水素、C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R5がNまたはC(H)あり、
wが0または1であり、かつ
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは-C(O)O−基で分断されてもよい、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
wが1であり、
X5が、(CH2)0−4−置換または非置換のフェニル、(CH2)0−4−C(O)−置換または非置換のフェニル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソール、CH3、またはアミドであり、
R1が、ピリジル、独立してOCH3、Cl、またはOHで1回または複数回置換されたフェニルであり、かつ
R4が、水素、ハロゲン、またはOHである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
式6aが、化合物C、化合物G、化合物34、化合物41、化合物42、化合物43、化合物44、化合物45、化合物46、化合物47、化合物48または化合物49で示される、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
式6aが式7で示され:
式中、
R4が、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、
R1が、水素、C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R5がNまたはC(H)あり、かつ
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよい、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
X5が、H、C(O)O−t−ブチル、またはCNもしくはNO2で置換されるフェニルであり、R4がハロゲンであり、かつR1がC1−5−アルキルである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
式7が、化合物A、化合物D、化合物H、化合物L、化合物M、化合物N、化合物O、化合物P、化合物Q、化合物59、化合物60、化合物61、または化合物116で示される、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
式3が式8で示され:
式中、
R5がNまたはC(H)あり、
R1が、水素、C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R4が、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、かつ
R11およびR12がそれぞれ独立して、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルキル−アミノから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基は、O、SまたはN(H)、および置換または非置換フェニルによって分断されてもよく、またはR11およびR12が以下の6員環を形成することができ:
式中、
xおよびyがそれぞれ独立して、0または1であり、
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換アリール、(CH2)0−4−置換または非置換シクロアルキル、(CH2)0−4−置換または非置換複素環、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、
R11およびR12によって形成された環はさらにC1−5−アルキル、ハロゲン、またはCO2Hによって置換されてもよい、請求項5に記載の方法。
【請求項27】
R1が、H、F、CH3、CF3、CN、およびCH3で置換されるフェニルから成る群から選択され、
R4が、水素、F、OH、CH3、Br、Cl、OCH3、NO2およびCF3から成る群から選択され、かつ
R11およびR12がそれぞれ独立して、水素、(CH2)1−4−ハロゲン、および(CH2)1−4N(CH3)CH2Phから成る群から選択され、
またはR11およびR12が以下の環を形成することができ:
式中、
xおよびyがそれぞれ独立して、0または1であり、
X5が、H、CH3、イソプロピル、t−ブチル、シクロプロピル、CH2−イソプロピル、CH2−t−ブチル、CH2−シクロプロピル、CH2−シクロへキシル、CH2−CO2H、C(O)O−C1−5−アルキル、C(O)Ph、(CH2)1−4−ピリジニル、CH(CH3)Ph、CH(CF3)Ph、CH(F)Ph、および(CH2)1−4Phから成る群から選択され、前記フェニル基が独立して、クロロ、CN、CO2H、NO2、ClまたはOCH3で1回または複数回置換されてもよく、
R11およびR12によって形成された環はさらに、C1−5−アルキル、ハロゲン、またはCO2Hによって置換されてもよい、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
式8が、化合物B、化合物R、化合物S、化合物1、化合物2、化合物3、化合物4、化合物5、化合物6、化合物7、化合物8、化合物9、化合物10、化合物11、化合物12、化合物13、化合物14、化合物15、化合物16、化合物17、化合物18、化合物19、化合物20、化合物21、化合物22、化合物23、化合物24、化合物25、化合物26、化合物27、化合物28、化合物29、化合物30、化合物55、化合物56、化合物57、化合物58、化合物62、化合物63、化合物64、化合物65、化合物66、化合物67、化合物68、化合物69、化合物70、化合物71、化合物72、化合物73、化合物74、化合物75、化合物76、化合物77、化合物78、化合物79、化合物80、化合物81、化合物82、化合物83、化合物84、化合物85、化合物86、化合物87、化合物88、化合物89、化合物90、化合物91、化合物92、化合物93、化合物94、化合物95、化合物96、化合物97、化合物98、化合物99、化合物100、化合物109、化合物112、化合物113、化合物114、化合物115、化合物117、化合物118、化合物119、化合物120、化合物121または化合物122で示される、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記細胞を前記化合物の有効量に接触させることによって、前記依存性イオンチャネルの活性を抑制する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記依存性イオンチャネルが、DEG/ENaC、P2XおよびTRPV遺伝子スーパーファミリーのメンバーから成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを有する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記依存性イオンチャネルが、αENaC、βENaC、γENaC、δENaC、ASIC1a、ASIC1b、ASIC2a、ASIC2b、ASIC3、ASIC4、BLINaC、hINaC、P2X1、P2X2、P2X3、P2X4、P2X5、P2X6、P2X7、TRPV1、TRPV2、TRPV3、TRPV4、TRPV5、およびTRPV6から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを有する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記依存性イオンチャネルがホモ多量体である、請求項30または31に記載の方法。
【請求項33】
前記依存性イオンチャネルがヘテロ多量体である、請求項30または31に記載の方法。
【請求項34】
前記DEG/ENaC依存性イオンチャネルが、αENaC、βENaC、γENaC、δENaC、BLINaC、hINaC、ASIC1a、ASIC1b、ASIC2a、ASIC2b、ASIC3、およびASIC4から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを有する、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記DEG/ENaC依存性イオンチャネルが、ASIC1a、ASIC1b、ASIC2a、ASIC2b、ASIC3、およびASIC4から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを有する、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記依存性イオンチャネルがASIC1aおよび/またはASIC3を含む、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記P2X依存性イオンチャネルが、P2X1、P2X2、P2X3、P2X4、P2X5、P2X6およびP2X7から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを含む、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
前記TRPV依存性イオンチャネルが、TRPV1、TRPV2、TRPV3、TRPV4、TRPV5およびTRPV6から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを含む、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
前記ヘテロ多量体依存性イオンチャネルが、αENaC、βENaCおよびγENaCと、αENaC、βENaCおよびδENaCと、ASIC1aおよびASIC3と、ASIC1bおよびASIC3と、ASIC2aおよびASIC3と、ASIC2bおよびASIC3と、ASIC1a、ASIC2aおよびASIC3と、P2X1およびP2X2と、P2X1およびP2X5と、P2X2およびP2X3と、P2X2およびP2X6と、P2X4およびP2X6と、TRPV1およびTRPV2と、TRPV5およびTRPV6と、TRPV1およびTRPV4の依存性イオンチャネルの組み合わせを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項40】
前記ヘテロ多量体依存性イオンチャネルが、ASIC1aおよびASIC2aと、ASIC2aおよびASIC2bと、ASIC1bおよびASIC3と、ASIC3およびASIC2bの依存性イオンチャネルの組み合わせを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項41】
前記依存性イオンチャネルの活性が疼痛に関連する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記依存性イオンチャネルの活性が炎症性疾患に関連する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
前記依存性イオンチャネルの活性が神経障害に関連する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
前記疼痛が、皮膚痛覚、体性痛、内臓痛、および神経因性疼痛から成る群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記疼痛が、急性疼痛または慢性疼痛である、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記皮膚痛覚が、損傷、外傷、傷口、裂傷、刺し傷、火傷、外科的切開、感染または急性炎症に関連する、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記体性痛が、筋骨格および結合系の損傷、疾患または障害に関連する、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
前記損傷、疾患または障害が、ねんざ、骨折、関節炎、乾癬、湿疹および虚血性心疾患から成る群から選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記内臓痛が、循環系、呼吸器系、胃腸系、または泌尿生殖系の損傷、疾患または障害に関連する、請求項44に記載の方法。
【請求項50】
前記循環系の疾患または障害が、虚血性心疾患、狭心症、急性心筋梗塞、心不整脈、静脈炎、間欠性跛行、静脈瘤および痔核から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記呼吸器系の疾患または障害が、喘息、呼吸器感染、慢性気管支炎および肺気腫から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記胃腸系の疾患または障害が、胃炎、十二指腸炎、過敏性腸症候群、大腸炎、クローン病、胃腸の逆流性疾患、潰瘍および憩室炎から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
前記泌尿生殖系の疾患および障害が、膀胱炎、尿路感染、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、腎結石および泌尿生殖系の癌から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項54】
前記体性痛が、関節痛、筋肉痛、慢性腰痛、幻肢痛、癌関連の疼痛、歯痛、線維筋痛、特発性疼痛障害、慢性非特異性疼痛、慢性骨盤痛、術後疼痛、および関連痛から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項55】
前記神経因性疼痛が、神経系の損傷、疾患または障害に関連する、請求項49に記載の方法。
【請求項56】
前記神経系の損傷、疾患または障害が、神経痛、ニューロパチー、頭痛、片頭痛、心因性疼痛、慢性の頭部痛および脊髄損傷から成る群から選択される、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記依存性イオンチャネルの活性が、筋骨格および結合組織系、呼吸器系、循環系、泌尿生殖系、胃腸系または神経系の炎症性疾患から選択される、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
前記筋骨格および結合組織系の炎症性疾患が、関節痛、乾癬、筋炎、皮膚炎、および湿疹から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記呼吸器系の炎症性疾患が、喘息、気管支炎、静脈洞炎、咽頭炎、喉頭炎、気管炎、鼻炎、嚢胞性繊維症、呼吸器感染、および急性呼吸窮迫症候群から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記循環系の炎症性疾患が、血管炎、血尿症候群、アテローム性動脈硬化、動脈炎、静脈炎、心臓炎、および冠状動脈性心臓病から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
前記胃腸系の炎症性疾患が、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、憩室炎、ウイルス感染、細菌感染、消化性潰瘍、慢性肝炎、歯肉炎、歯周炎、口内炎、胃炎および胃腸の逆流性疾患から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項62】
前記泌尿生殖系の炎症性疾患が、膀胱炎、多発性嚢胞腎、腎炎症候群、尿路感染、シスチン症、前立腺炎、卵管炎、子宮内膜症、および泌尿生殖器癌から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項63】
前記神経障害が、統合失調症、双極性障害、鬱病、アルツハイマー病、てんかん、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、脳卒中、依存症、脳虚血、ニューロパチー、網膜色素変性、緑内障、心不整脈、帯状疱疹、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、不安障害、パニック障害、恐怖症、不安性ヒステリー、全般性不安障害、および神経症から成る群から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項64】
式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8の化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、必要とする対象の疼痛を治療する方法。
【請求項65】
前記化合物が、表A、表B、表C、表D、表Eおよび表Fに記載される化合物から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項66】
前記対象が哺乳類である、請求項64または65に記載の方法。
【請求項67】
前記哺乳類がヒトである、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記疼痛が、皮膚痛覚、体性痛、内臓痛、および神経因性疼痛から成る群から選択される、請求項64または65に記載の方法。
【請求項69】
前記疼痛が、急性疼痛または慢性疼痛である、請求項57〜59のいずれか一項に記載の方法。
【請求項70】
式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8の化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、必要とする対象の炎症性疾患を治療する方法。
【請求項71】
前記化合物が、表A、表B、表C、表D、表E、および表Fに記載される化合物から成る群から選択される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記対象が哺乳類である、請求項70または71に記載の方法。
【請求項73】
前記哺乳類がヒトである、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記炎症性疾患が、筋骨格および結合組織系、呼吸器系、循環系、泌尿生殖系、胃腸系または神経系の炎症性疾患である、請求項70または71に記載の方法。
【請求項75】
式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8の化合物の有効量を投与する段階を含む、必要とする対象の神経障害を治療する方法。
【請求項76】
前記化合物が、表A、表B、表C、表D、表E、および表Fに記載される化合物から成る群から選択される、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記対象が哺乳類である、請求項75または76に記載の方法。
【請求項78】
前記哺乳類がヒトである、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記神経障害が、統合失調症、双極性障害、鬱病、アルツハイマー病、てんかん、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、脳卒中、依存症、脳虚血、ニューロパチー、網膜色素変性、緑内障、心不整脈、帯状疱疹、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、不安障害、パニック障害、恐怖症、不安性ヒステリー、全般性不安障害、および神経症から成る群から選択される、請求項75または76に記載の方法。
【請求項80】
式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8の化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、必要とする対象の泌尿生殖系および/または胃腸系に関連する疾患および障害を治療する方法。
【請求項81】
前記化合物が、表A、表B、表C、表D、表Eおよび表Fに記載される化合物から成る群から選択される、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記対象が哺乳類である、請求項80または81に記載の方法。
【請求項83】
前記哺乳類がヒトである、請求項79に記載の方法。
【請求項84】
前記胃腸系の疾患または障害が、胃炎、十二指腸炎、過敏性腸症候群、大腸炎、クローン病、潰瘍および憩室炎から成る群から選択される、請求項80または81に記載の方法。
【請求項85】
前記泌尿生殖系の疾患および障害が、膀胱炎、尿路感染、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、腎結石、および泌尿生殖系の癌から成る群から選択される、請求項80または81に記載の方法。
【請求項86】
アジュバント組成物を投与する段階をさらに含む、請求項1、64、70、75または80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項87】
前記アジュバント組成物が、オピロイド鎮痛薬、非オピロイド鎮痛薬、局部麻酔薬、コルチコステロイド、非ステロイド性抗炎症薬、非選択的COX抑制剤、非選択的COX2抑制剤、選択的COX2抑制剤、抗てんかん薬、バルビツール酸系睡眠薬、抗うつ剤、マリファナ、および外用鎮痛薬から成る群から選択される、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8で示される化合物。
【請求項89】
化合物F、化合物31、化合物36、化合物37、化合物38、化合物39、化合物40、化合物50、化合物51、化合物52、化合物53、および化合物54から成る群から選択される化合物。
【請求項90】
化合物35および化合物110から成る群から選択される化合物。
【請求項91】
化合物K、化合物T、化合物32、化合物33、化合物101、化合物102、化合物103、化合物104、化合物105、化合物106、化合物107、化合物108、および化合物111から成る群から選択される化合物。
【請求項92】
化合物C、化合物G、化合物34、化合物41、化合物42、化合物43、化合物44、化合物45、化合物46、化合物47、化合物48、および化合物49から成る群から選択される化合物。
【請求項93】
化合物A、化合物D、化合物H、化合物L、化合物M、化合物N、化合物O、化合物P、化合物Q、化合物59、化合物60、化合物61、または化合物116から成る群から選択される、化合物。
【請求項94】
化合物B、化合物R、化合物S、化合物1、化合物2、化合物3、化合物4、化合物5、化合物6、化合物7、化合物8、化合物9、化合物10、化合物11、化合物12、化合物13、化合物14、化合物15、化合物16、化合物17、化合物18、化合物19、化合物20、化合物21、化合物22、化合物23、化合物24、化合物25、化合物26、化合物27、化合物28、化合物29、化合物30、化合物55、化合物56、化合物57、化合物58、化合物62、化合物63、化合物64、化合物65、化合物66、化合物67、化合物68、化合物69、化合物70、化合物71、化合物72、化合物73、化合物74、化合物75、化合物76、化合物77、化合物78、化合物79、化合物80、化合物81、化合物82、化合物83、化合物84、化合物85、化合物86、化合物87、化合物88、化合物89、化合物90、化合物91、化合物92、化合物93、化合物94、化合物95、化合物96、化合物97、化合物98、化合物99、化合物100、化合物109、化合物112、化合物113、化合物114、化合物115、化合物117、化合物118、化合物119、化合物120、化合物121、および化合物122から成る群から選択される、化合物。
【請求項1】
依存性イオンチャネル(a gated ion channel)を発現する細胞を、有効量の式1に示される化合物、およびその薬学的に許容される塩、光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ジアステレオマー、またはラセミ化合物に接触させる段階を含む、依存性イオンチャネルの活性を調節する方法:
式中、
点線は、単結合または二重結合を示し、前記点線が単結合を示す場合、環の窒素はHまたはR1へ結合してもよく、
R1、R3およびR4はそれぞれ、独立して水素、置換または非置換のアミン、シアノ、ニトロ、COOH、アミド、ハロゲン、ハロ−C1−5−アルキル、置換または非置換のアリール、置換または非置換のシクロアルキル、置換または非置換の複素環、ヒドロキシル、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基はO、SまたはN(H)、ヒドロキシ−C1−5−アルキル、C1−5−アルケニル、C1−5−アルキニル、スルホニル、スルホンアミド、スルホン酸、(CH2)0−5OX6、(CH2)0−5CO2X6N(H)(CH2)0−5OX6、および(CH2)0−5C(O)N(X6)2によって分断されてもよく、X6は独立して水素、C1−5−アルキル、アミン、および-CO2X1から成る群から選択され、X1は水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、
R2は水素、置換または非置換のアミン、アミド、ハロゲン、ニトロ、置換または非置換のアリール、置換または非置換のシクロアルキル、置換または非置換の複素環、ヒドロキシル、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基はO、SまたはN(H)、ヒドロキシ−C1−5−アルキル、C1−5−アルケニル、C1−5−アルキニル、スルホニル、スルホンアミド、スルホン酸および-CO2X1によって分断されてもよく、X1は水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、またはR2は式I、II、IIIおよびIVから成る群から選択され:
式中、
R8はO、SおよびCH2から成る群から選択され、
R6、R7、R9およびR10はそれぞれ独立して、水素、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基は、O、SまたはN(H)、アミン、置換または非置換アリール、および置換または非置換シクロアルキルによって分断されてもよく、
nは0または1であり、
mは0または1であり、
X2はCH2、O、N(C1−5−アルキル)またはN(H)であり、
X3およびX4はそれぞれ、独立して、N、CまたはC(H)であり、
式IIIの点線は、単結合または二重結合を示し、
X5は水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換ピリジル、C(O)Ph、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基は、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、CH2基はC1−5−アルキル、ハロゲンまたはCF3基で置換されてもよく、
a、bおよびcはそれぞれ独立して、0または1であり、
X7はC(H)、NまたはOであり、
X8はH、C1−5−アルキル、アリール、OH、O−C1−5−アルキルまたはO−アリールであり、
R5はN、CまたはC(H)であり、
R3およびR4、R2およびR3、R1およびR4、またはR2およびR4はまた、縮合4、5、もしくは6員の置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のシクロアルキル、または置換もしくは非置換の複素環を形成することができる。
【請求項2】
式IIIの点線が、単結合を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R2が式IIIであり、m=0であり、X3およびX4がNであり、かつ前記点線が単結合を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
式1が式2で示され:
式中、R1、R2、R3、R4およびR5が請求項1に記載される意味を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
式2が式3で示され:
式中、R1、R2、R3、R4およびR5が請求項1に記載される意味を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
R1、R3およびR4がそれぞれ、独立して、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、ハロ−C1−5−アルキル、置換または非置換のアリール、置換または非置換の複素環から成る群から選択され、
R2が、水素、置換または非置換のアミン、アミド、ハロゲン、ニトロ、置換または非置換のアリール、置換または非置換のシクロアルキル、置換または非置換の複素環、ヒドロキシル、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、ヒドロキシ−C1−5−アルキル、C1−5−アルケニル、C1−5−アルキニル、スルホニル、スルホンアミド、スルホン酸および−CO2X1によって分断されてもよく、X1が、水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、または
R2が、式I、II、およびIIIから成る群から選択され:
式中、
R8が、O、SおよびCH2から成る群から選択され、
R6、R7、R9およびR10が、それぞれ独立して、水素、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、アミン、置換または非置換アリール、および置換または非置換シクロアルキルによって分断されてもよく、
nが0または1であり、
mが0または1であり、
X2が、CH2、O、N(C1−5−アルキル)またはN(H)であり、
X3およびX4がそれぞれ、独立して、N、CまたはC(H)であり、
前記点線が、単結合または二重結合を示し、
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、かつ
R5が、NまたはC(H)である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
式IIIの点線が、単結合を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
R3およびR4が、H、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−5−アルキルおよびC1−5−アルコキシから成る群から、それぞれ独立して選択され、
R2が、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、CO2H、およびへテロ環から成る群から選択され、
R1が、複素環、C1−5−アルキルで置換された複素環、およびヒドロキシル、C1−5−アルキル、またはC1−5−アルコキシで1回または複数回置換されたフェニルから成る群から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
R3およびR4が、H、Cl、Br、OH、およびOCH3から成る群から、それぞれ独立して選択され、
R2が、CH3、CO2H、およびピペリジンから成る群から選択され、かつ
R1が、ピペラジン、CH3で置換されたピペラジン、およびOH、OCH3またはCH3で1回または複数回置換されたフェニルから成る群から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
式3が、化合物F、化合物31、化合物36、化合物37、化合物38、化合物39、化合物40、化合物50、化合物51、化合物52、化合物53または化合物54で示される、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
式3が式4で示され:
式中、R1、R2、R4およびR5が請求項4に記載される意味を有する、請求項4に記載の方法。
【請求項12】
R1が、水素、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のピリジン、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R4が、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、
R2が、水素、置換または非置換のアミン、アミド、ハロゲン、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、および−CO2X1によって分断されてもよく、X1が、水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、またはR2が、式I、II、およびIIIから成る群から選択され:
式中、
R8が、O、SおよびCH2から成る群から選択され、
R6、R7、R9およびR10がそれぞれ独立して、水素、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、アミン、置換または非置換アリールおよび置換または非置換シクロアルキルによって分断されてもよく、
nが0または1であり、
mが0または1であり、
X2が、CH2、OまたはN(H)であり、
X3およびX4がそれぞれ、独立して、N、CまたはC(H)であり、
前記点線が、単結合または二重結合を示し、
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、かつ
R5が、NまたはC(H)である、請求11に記載の方法。
【請求項13】
R1がピリジンであり、OCH3、Cl、CH3、またはNO2で任意に1回または複数回置換されてもよく、
R5がC(H)であり、
R2が式IまたはIIであり、
R4がハロゲン、(CH2)0−3OH、またはCO2Hである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
R2が式IIIであり、
式中、
nが0であり、X2がN(H)またはN(C1−5−アルキル)であり、
X3がC(H)であり、
X4がNであり、かつ
X5が(CH2)0−4−置換または非置換フェニルであり、
R4がHであり、かつ
R1がC1−5−アルキルである、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
R1が、水素、メチル、エチル、メトキシ、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、メチル−置換ピペリジン、メチル−置換ジアゼパン、ピリジン、フェニル、メチル−置換フェニルおよび独立して1回または複数回、メトキシ、フッ素または臭素によって置換されるフェニルから選択され、
R4が、H、Cl、BrおよびFから成る群から選択され、
R2が、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基が、O、SまたはN(H)、および−CO2X1によって分断されてもよく、X1が、水素、C1−5−アルキル、アミノ、および置換または非置換のアリールから成る群から選択され、またはR2が、式IIIから選択され:
式中、
nが0または1であり、
mが0または1であり、
X2がCH2、OまたはN(H)であり、
X3およびX4がそれぞれ、独立して、N、CまたはC(H)であり、
前記点線が、単結合または二重結合を示し、
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、かつ
R5がNまたはC(H)である、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
式4が、化合物35または化合物110で示される、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
式3が式5aで示され:
式中、
R5がNまたはC(H)あり、
R1が水素、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R4が水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、
wが0または1であり、
R11およびR12がそれぞれ独立して、水素、C1−5−アルキルから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基は、O、SまたはN(H)、および置換または非置換フェニルによって分断されてもよく、またはR11およびR12が以下の6員環を形成することができ:
式中、
X5が水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよい、
請求項5に記載の方法。
【請求項18】
wが0であり、
R11がHまたはCH3であり、
R12が、(CH2)1−4CO2H、(CH2)1−4CH3、ベンジルで置換されたピペリジンまたはCO2Hで置換されたフェニルであり、
R1が、水素、CH3、CH2CH3、またはクロロもしくはCH3で1回または複数回置換されたフェニルであり、かつ
R4が水素、クロロ、またはNO2である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
式5aが、化合物K、化合物T、化合物32、化合物33、化合物101、化合物102、化合物103、化合物104、化合物105、化合物106、化合物107、化合物108、または化合物111で示される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
式5が式6aで示され:
式中、
R4が、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、
R1が、水素、C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R5がNまたはC(H)あり、
wが0または1であり、かつ
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは-C(O)O−基で分断されてもよい、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
wが1であり、
X5が、(CH2)0−4−置換または非置換のフェニル、(CH2)0−4−C(O)−置換または非置換のフェニル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソール、CH3、またはアミドであり、
R1が、ピリジル、独立してOCH3、Cl、またはOHで1回または複数回置換されたフェニルであり、かつ
R4が、水素、ハロゲン、またはOHである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
式6aが、化合物C、化合物G、化合物34、化合物41、化合物42、化合物43、化合物44、化合物45、化合物46、化合物47、化合物48または化合物49で示される、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
式6aが式7で示され:
式中、
R4が、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、O−C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、
R1が、水素、C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R5がNまたはC(H)あり、かつ
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換フェニル、(CH2)0−4−置換または非置換シクロへキシル、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよい、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
X5が、H、C(O)O−t−ブチル、またはCNもしくはNO2で置換されるフェニルであり、R4がハロゲンであり、かつR1がC1−5−アルキルである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
式7が、化合物A、化合物D、化合物H、化合物L、化合物M、化合物N、化合物O、化合物P、化合物Q、化合物59、化合物60、化合物61、または化合物116で示される、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
式3が式8で示され:
式中、
R5がNまたはC(H)あり、
R1が、水素、C1−5−アルキル、フッ素、臭素、トリフルオロメチル、置換または非置換のピペリジン(piperidine)、置換または非置換のピペリジン(piperizine)、置換または非置換のモルホリン、置換または非置換のイミダゾール、置換または非置換のピラゾール、置換または非置換のジアゼパン、および置換または非置換のフェニルから成る群から選択され、
R4が、水素、ハロゲン、C1−5−アルキル、CO2Hおよび(CH2)0−3OHから成る群から選択され、かつ
R11およびR12がそれぞれ独立して、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルキル−アミノから成る群から選択され、前記C1−5−アルキル基は、O、SまたはN(H)、および置換または非置換フェニルによって分断されてもよく、またはR11およびR12が以下の6員環を形成することができ:
式中、
xおよびyがそれぞれ独立して、0または1であり、
X5が、水素、C1−5−アルキル、C1−5−アルコキシ、(CH2)0−4−置換または非置換アリール、(CH2)0−4−置換または非置換シクロアルキル、(CH2)0−4−置換または非置換複素環、(CH2)0−4−ベンゾ[1,3]ジオキソールから成る群から選択され、前記C1−5−アルキルまたはCH2基が、カルボニルまたは−C(O)O−基で分断されてもよく、
R11およびR12によって形成された環はさらにC1−5−アルキル、ハロゲン、またはCO2Hによって置換されてもよい、請求項5に記載の方法。
【請求項27】
R1が、H、F、CH3、CF3、CN、およびCH3で置換されるフェニルから成る群から選択され、
R4が、水素、F、OH、CH3、Br、Cl、OCH3、NO2およびCF3から成る群から選択され、かつ
R11およびR12がそれぞれ独立して、水素、(CH2)1−4−ハロゲン、および(CH2)1−4N(CH3)CH2Phから成る群から選択され、
またはR11およびR12が以下の環を形成することができ:
式中、
xおよびyがそれぞれ独立して、0または1であり、
X5が、H、CH3、イソプロピル、t−ブチル、シクロプロピル、CH2−イソプロピル、CH2−t−ブチル、CH2−シクロプロピル、CH2−シクロへキシル、CH2−CO2H、C(O)O−C1−5−アルキル、C(O)Ph、(CH2)1−4−ピリジニル、CH(CH3)Ph、CH(CF3)Ph、CH(F)Ph、および(CH2)1−4Phから成る群から選択され、前記フェニル基が独立して、クロロ、CN、CO2H、NO2、ClまたはOCH3で1回または複数回置換されてもよく、
R11およびR12によって形成された環はさらに、C1−5−アルキル、ハロゲン、またはCO2Hによって置換されてもよい、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
式8が、化合物B、化合物R、化合物S、化合物1、化合物2、化合物3、化合物4、化合物5、化合物6、化合物7、化合物8、化合物9、化合物10、化合物11、化合物12、化合物13、化合物14、化合物15、化合物16、化合物17、化合物18、化合物19、化合物20、化合物21、化合物22、化合物23、化合物24、化合物25、化合物26、化合物27、化合物28、化合物29、化合物30、化合物55、化合物56、化合物57、化合物58、化合物62、化合物63、化合物64、化合物65、化合物66、化合物67、化合物68、化合物69、化合物70、化合物71、化合物72、化合物73、化合物74、化合物75、化合物76、化合物77、化合物78、化合物79、化合物80、化合物81、化合物82、化合物83、化合物84、化合物85、化合物86、化合物87、化合物88、化合物89、化合物90、化合物91、化合物92、化合物93、化合物94、化合物95、化合物96、化合物97、化合物98、化合物99、化合物100、化合物109、化合物112、化合物113、化合物114、化合物115、化合物117、化合物118、化合物119、化合物120、化合物121または化合物122で示される、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記細胞を前記化合物の有効量に接触させることによって、前記依存性イオンチャネルの活性を抑制する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記依存性イオンチャネルが、DEG/ENaC、P2XおよびTRPV遺伝子スーパーファミリーのメンバーから成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを有する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記依存性イオンチャネルが、αENaC、βENaC、γENaC、δENaC、ASIC1a、ASIC1b、ASIC2a、ASIC2b、ASIC3、ASIC4、BLINaC、hINaC、P2X1、P2X2、P2X3、P2X4、P2X5、P2X6、P2X7、TRPV1、TRPV2、TRPV3、TRPV4、TRPV5、およびTRPV6から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを有する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記依存性イオンチャネルがホモ多量体である、請求項30または31に記載の方法。
【請求項33】
前記依存性イオンチャネルがヘテロ多量体である、請求項30または31に記載の方法。
【請求項34】
前記DEG/ENaC依存性イオンチャネルが、αENaC、βENaC、γENaC、δENaC、BLINaC、hINaC、ASIC1a、ASIC1b、ASIC2a、ASIC2b、ASIC3、およびASIC4から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを有する、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記DEG/ENaC依存性イオンチャネルが、ASIC1a、ASIC1b、ASIC2a、ASIC2b、ASIC3、およびASIC4から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを有する、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記依存性イオンチャネルがASIC1aおよび/またはASIC3を含む、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記P2X依存性イオンチャネルが、P2X1、P2X2、P2X3、P2X4、P2X5、P2X6およびP2X7から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを含む、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
前記TRPV依存性イオンチャネルが、TRPV1、TRPV2、TRPV3、TRPV4、TRPV5およびTRPV6から成る群から選択される、少なくとも1つのサブユニットを含む、請求項30〜33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
前記ヘテロ多量体依存性イオンチャネルが、αENaC、βENaCおよびγENaCと、αENaC、βENaCおよびδENaCと、ASIC1aおよびASIC3と、ASIC1bおよびASIC3と、ASIC2aおよびASIC3と、ASIC2bおよびASIC3と、ASIC1a、ASIC2aおよびASIC3と、P2X1およびP2X2と、P2X1およびP2X5と、P2X2およびP2X3と、P2X2およびP2X6と、P2X4およびP2X6と、TRPV1およびTRPV2と、TRPV5およびTRPV6と、TRPV1およびTRPV4の依存性イオンチャネルの組み合わせを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項40】
前記ヘテロ多量体依存性イオンチャネルが、ASIC1aおよびASIC2aと、ASIC2aおよびASIC2bと、ASIC1bおよびASIC3と、ASIC3およびASIC2bの依存性イオンチャネルの組み合わせを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項41】
前記依存性イオンチャネルの活性が疼痛に関連する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記依存性イオンチャネルの活性が炎症性疾患に関連する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
前記依存性イオンチャネルの活性が神経障害に関連する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
前記疼痛が、皮膚痛覚、体性痛、内臓痛、および神経因性疼痛から成る群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記疼痛が、急性疼痛または慢性疼痛である、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記皮膚痛覚が、損傷、外傷、傷口、裂傷、刺し傷、火傷、外科的切開、感染または急性炎症に関連する、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記体性痛が、筋骨格および結合系の損傷、疾患または障害に関連する、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
前記損傷、疾患または障害が、ねんざ、骨折、関節炎、乾癬、湿疹および虚血性心疾患から成る群から選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記内臓痛が、循環系、呼吸器系、胃腸系、または泌尿生殖系の損傷、疾患または障害に関連する、請求項44に記載の方法。
【請求項50】
前記循環系の疾患または障害が、虚血性心疾患、狭心症、急性心筋梗塞、心不整脈、静脈炎、間欠性跛行、静脈瘤および痔核から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記呼吸器系の疾患または障害が、喘息、呼吸器感染、慢性気管支炎および肺気腫から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記胃腸系の疾患または障害が、胃炎、十二指腸炎、過敏性腸症候群、大腸炎、クローン病、胃腸の逆流性疾患、潰瘍および憩室炎から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
前記泌尿生殖系の疾患および障害が、膀胱炎、尿路感染、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、腎結石および泌尿生殖系の癌から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項54】
前記体性痛が、関節痛、筋肉痛、慢性腰痛、幻肢痛、癌関連の疼痛、歯痛、線維筋痛、特発性疼痛障害、慢性非特異性疼痛、慢性骨盤痛、術後疼痛、および関連痛から成る群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項55】
前記神経因性疼痛が、神経系の損傷、疾患または障害に関連する、請求項49に記載の方法。
【請求項56】
前記神経系の損傷、疾患または障害が、神経痛、ニューロパチー、頭痛、片頭痛、心因性疼痛、慢性の頭部痛および脊髄損傷から成る群から選択される、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記依存性イオンチャネルの活性が、筋骨格および結合組織系、呼吸器系、循環系、泌尿生殖系、胃腸系または神経系の炎症性疾患から選択される、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
前記筋骨格および結合組織系の炎症性疾患が、関節痛、乾癬、筋炎、皮膚炎、および湿疹から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記呼吸器系の炎症性疾患が、喘息、気管支炎、静脈洞炎、咽頭炎、喉頭炎、気管炎、鼻炎、嚢胞性繊維症、呼吸器感染、および急性呼吸窮迫症候群から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記循環系の炎症性疾患が、血管炎、血尿症候群、アテローム性動脈硬化、動脈炎、静脈炎、心臓炎、および冠状動脈性心臓病から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
前記胃腸系の炎症性疾患が、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、憩室炎、ウイルス感染、細菌感染、消化性潰瘍、慢性肝炎、歯肉炎、歯周炎、口内炎、胃炎および胃腸の逆流性疾患から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項62】
前記泌尿生殖系の炎症性疾患が、膀胱炎、多発性嚢胞腎、腎炎症候群、尿路感染、シスチン症、前立腺炎、卵管炎、子宮内膜症、および泌尿生殖器癌から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項63】
前記神経障害が、統合失調症、双極性障害、鬱病、アルツハイマー病、てんかん、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、脳卒中、依存症、脳虚血、ニューロパチー、網膜色素変性、緑内障、心不整脈、帯状疱疹、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、不安障害、パニック障害、恐怖症、不安性ヒステリー、全般性不安障害、および神経症から成る群から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項64】
式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8の化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、必要とする対象の疼痛を治療する方法。
【請求項65】
前記化合物が、表A、表B、表C、表D、表Eおよび表Fに記載される化合物から成る群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項66】
前記対象が哺乳類である、請求項64または65に記載の方法。
【請求項67】
前記哺乳類がヒトである、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記疼痛が、皮膚痛覚、体性痛、内臓痛、および神経因性疼痛から成る群から選択される、請求項64または65に記載の方法。
【請求項69】
前記疼痛が、急性疼痛または慢性疼痛である、請求項57〜59のいずれか一項に記載の方法。
【請求項70】
式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8の化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、必要とする対象の炎症性疾患を治療する方法。
【請求項71】
前記化合物が、表A、表B、表C、表D、表E、および表Fに記載される化合物から成る群から選択される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記対象が哺乳類である、請求項70または71に記載の方法。
【請求項73】
前記哺乳類がヒトである、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記炎症性疾患が、筋骨格および結合組織系、呼吸器系、循環系、泌尿生殖系、胃腸系または神経系の炎症性疾患である、請求項70または71に記載の方法。
【請求項75】
式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8の化合物の有効量を投与する段階を含む、必要とする対象の神経障害を治療する方法。
【請求項76】
前記化合物が、表A、表B、表C、表D、表E、および表Fに記載される化合物から成る群から選択される、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記対象が哺乳類である、請求項75または76に記載の方法。
【請求項78】
前記哺乳類がヒトである、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記神経障害が、統合失調症、双極性障害、鬱病、アルツハイマー病、てんかん、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、脳卒中、依存症、脳虚血、ニューロパチー、網膜色素変性、緑内障、心不整脈、帯状疱疹、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、不安障害、パニック障害、恐怖症、不安性ヒステリー、全般性不安障害、および神経症から成る群から選択される、請求項75または76に記載の方法。
【請求項80】
式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8の化合物の有効量を前記対象に投与する段階を含む、必要とする対象の泌尿生殖系および/または胃腸系に関連する疾患および障害を治療する方法。
【請求項81】
前記化合物が、表A、表B、表C、表D、表Eおよび表Fに記載される化合物から成る群から選択される、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記対象が哺乳類である、請求項80または81に記載の方法。
【請求項83】
前記哺乳類がヒトである、請求項79に記載の方法。
【請求項84】
前記胃腸系の疾患または障害が、胃炎、十二指腸炎、過敏性腸症候群、大腸炎、クローン病、潰瘍および憩室炎から成る群から選択される、請求項80または81に記載の方法。
【請求項85】
前記泌尿生殖系の疾患および障害が、膀胱炎、尿路感染、糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、腎結石、および泌尿生殖系の癌から成る群から選択される、請求項80または81に記載の方法。
【請求項86】
アジュバント組成物を投与する段階をさらに含む、請求項1、64、70、75または80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項87】
前記アジュバント組成物が、オピロイド鎮痛薬、非オピロイド鎮痛薬、局部麻酔薬、コルチコステロイド、非ステロイド性抗炎症薬、非選択的COX抑制剤、非選択的COX2抑制剤、選択的COX2抑制剤、抗てんかん薬、バルビツール酸系睡眠薬、抗うつ剤、マリファナ、および外用鎮痛薬から成る群から選択される、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記式1、式2、式3、式4、式5、式5a、式6、式6a、式7、または式8で示される化合物。
【請求項89】
化合物F、化合物31、化合物36、化合物37、化合物38、化合物39、化合物40、化合物50、化合物51、化合物52、化合物53、および化合物54から成る群から選択される化合物。
【請求項90】
化合物35および化合物110から成る群から選択される化合物。
【請求項91】
化合物K、化合物T、化合物32、化合物33、化合物101、化合物102、化合物103、化合物104、化合物105、化合物106、化合物107、化合物108、および化合物111から成る群から選択される化合物。
【請求項92】
化合物C、化合物G、化合物34、化合物41、化合物42、化合物43、化合物44、化合物45、化合物46、化合物47、化合物48、および化合物49から成る群から選択される化合物。
【請求項93】
化合物A、化合物D、化合物H、化合物L、化合物M、化合物N、化合物O、化合物P、化合物Q、化合物59、化合物60、化合物61、または化合物116から成る群から選択される、化合物。
【請求項94】
化合物B、化合物R、化合物S、化合物1、化合物2、化合物3、化合物4、化合物5、化合物6、化合物7、化合物8、化合物9、化合物10、化合物11、化合物12、化合物13、化合物14、化合物15、化合物16、化合物17、化合物18、化合物19、化合物20、化合物21、化合物22、化合物23、化合物24、化合物25、化合物26、化合物27、化合物28、化合物29、化合物30、化合物55、化合物56、化合物57、化合物58、化合物62、化合物63、化合物64、化合物65、化合物66、化合物67、化合物68、化合物69、化合物70、化合物71、化合物72、化合物73、化合物74、化合物75、化合物76、化合物77、化合物78、化合物79、化合物80、化合物81、化合物82、化合物83、化合物84、化合物85、化合物86、化合物87、化合物88、化合物89、化合物90、化合物91、化合物92、化合物93、化合物94、化合物95、化合物96、化合物97、化合物98、化合物99、化合物100、化合物109、化合物112、化合物113、化合物114、化合物115、化合物117、化合物118、化合物119、化合物120、化合物121、および化合物122から成る群から選択される、化合物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公表番号】特表2009−520700(P2009−520700A)
【公表日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546060(P2008−546060)
【出願日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際出願番号】PCT/CA2006/002105
【国際公開番号】WO2007/071055
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(308037823)ペインセプター ファーマ コーポレーション (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際出願番号】PCT/CA2006/002105
【国際公開番号】WO2007/071055
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(308037823)ペインセプター ファーマ コーポレーション (1)
【Fターム(参考)】
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