【課題】個々のケースユニットを効率的に保管して取り出すための保管及び取り出しシステムを提供する
【解決手段】取り出し通路１３０Ａ、取り出し通路内に配されている保管場所、及び少なくとも１つの搬送デッキ１３０Ｂを有する保管レベルの垂直アレイと、非収容ケースユニットを受け取る保管レベルの垂直アレイへかつそこから非収容ケースユニットを搬送するマルチレベル垂直コンベヤシステム１５０Ａ、１５０Ｂと、保管レベルの各々に配置されて、保管場所の各々とマルチレベル垂直コンベヤシステム１５０Ａ、１５０Ｂとの間で非収容ケースユニットを搬送する少なくとも１つの自立搬送装置１１０と、搬送デッキ１３０Ｂ及び取り出し通路１３０Ａを通って保管場所のうちの所定の１つに達する主アクセス経路を生成し、かつ主経路が通過不可能な場合に保管場所のうちの当該所定の１つに達する副経路を生成するコントローラ１２０とを含む。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
保管設備へのまたはそこからの配送のためにパレット化されるケースユニットを取り扱う自動化ケースユニット保管システムであって、前記自動化ケースユニット保管システムが、
所定の保管エリアを有するマルチレベル保管ラックのアレイと、
前記所定の保管エリアへまたはそこから前記ケースユニットを搬送する自立搬送ビークルと、を含み、
前記自立搬送ビークルが、
フレームと、
少なくとも１つのケースユニットを保持する支持シェルフであって、伸展位置と格納位置との間で移動自在なように前記フレームと移動自在に接続されている支持シェルフと、
前記フレームに設けられている駆動システムと、
前記フレームに設けられている案内システムと、を含み、
前記自立搬送ビークルが、動的に割り当てられた保管エリア内に、異なったサイズのケースユニットを動的に割り当てることを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項２】
請求項１に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記ケースユニットの動的割り当ては、前記自立搬送ビークルが前記マルチレベル保管ラックのアレイの取り出し通路に沿った動的に判定された位置に停止して、前記支持シェルフの少なくとも一部を、前記マルチレベル保管ラックのアレイ内に配されているケースユニットまたは空スペースとアラインメントし、前記支持シェルフと前記ケースユニットまたは前記空スペースに対応する保管エリアとの間で少なくとも１つのケースユニットを搬送することを含むことを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項３】
請求項１に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記マルチレベル保管ラックのアレイは、トラック化された搬送エリア及びトラック化されていない搬送エリアを通して前記自立搬送ビークルを案内するために、トラック化された搬送エリアを有するフロアを含み、前記自立搬送ビークルは、前記トラック化された搬送エリア及び前記トラック化されていない搬送エリアとの間で遷移し、前記案内デバイスは、前記トラック化されていない搬送エリア内で前記自立搬送ビークルを非接触態様にて案内するために前記トラック化されていない搬送エリアの少なくとも１つの特徴を検出する少なくとも１つのセンサを含むことを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項４】
請求項１に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記所定の保管エリアが、開口チャンネルによって分離された持ち上がった支持面を有する薄板保管シェルフを含み、前記案内デバイスが前記マルチレベル保管ラック内で前記自立搬送ビークルを配置して前記所定の保管エリアにおける前記ケースユニットの動的割り当てを行うために前記持ち上がった支持面を検出するセンサを含むことを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項５】
請求項４に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記支持シェルフは、前記開口チャンネル内に進入して前記薄板保管シェルフ上からケースユニットを取り出しかつ前記薄板保管シェルフ上にケースユニットを配置する伸展可能フィンガを含むことを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項６】
請求項５に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記支持シェルフは移動自在なプッシャーバーを含み、前記伸展可能フィンガの各々が、前記プッシャーバーまたは前記フレームに選択的にラッチングされ、前記プッシャーバーにラッチングされた場合に、前記フィンガの各々が前記プッシャーバーによって伸展させられかつ格納させられることを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項７】
請求項６に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記支持シェルフが、前記支持シェルフ上でケースユニットを固定するために前記プッシャーバーと協働する移動自在フェンスをさらに含むことを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項８】
請求項４に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記自立搬送ビークルは、前記支持シェルフを上昇及び下降させて前記薄板保管シェルフへまたはそこからケースユニットを搬送するリフトデバイスを含むことを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項９】
請求項１に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記フレームは、第１の端部及び第２の端部を有し、前記自立搬送ビークルは、前記第１の端部に配されて前記駆動システムによって駆動される別個に動作可能な駆動ホイールのペア及び前記第２の端部に配されている遊動ホイールのペアをさらに含むことを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項１０】
請求項９に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記自立搬送ビークルは、前記第２の端部に配されている少なくとも１つのキャスタをさらに含み、前記少なくとも１つのキャスタは伸展されかつ格納され、前記キャスタの伸展が、前記遊動ホイールをフロア表面から持ち上げて前記自立搬送ビークルが前記少なくとも１つのキャスタによって前記駆動ホール周りにピボットすることを可能にすることを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項１１】
請求項１に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、ケースユニットを前記マルチレベル保管ラックのアレイの所定のレベルまで搬送する実質的に連続的なリフトをさらに含み、前記実質的に連続的なリフトが、その上でケースユニットを取り扱うのに適した薄板搬送シェルフを含み、前記自立搬送ビークルが、直接または間接的に、ケースユニットを前記実質的に連続的なリフトの前記搬送シェルフに配置するかまたは前記搬送シェルフから取り去ることを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項１２】
請求項１に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、フレーム及び前記フレームに移動自在に結合されている支持シェルフを有する垂直コンベヤをさらに含み、支持シェルフの各々は、前記支持シェルフの所定のエリア内で１または複数の非収容ケースユニットを保持し、前記自立搬送ビークルが、搬送ビークルの実質的に１つの取り上げ動作において、支持シェルフの各々と前記保管エリアとの間で、前記ケースユニットを実質的に直接搬送することを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項１３】
請求項１２に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記支持シェルフは、第１の細長いフィンガを含み、前記自立搬送ビークルは、第２の細長いフィンガを含み、支持シェルフの各々と前記自立搬送ビークルとの間で非収容ケースユニットを移動するために、前記第１及び第２の細長いフィンガが互いの間を通過することを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項１４】
請求項１に記載の自動化ケースユニット保管システムであって、前記支持シェルフは、前記フレームと一体化されておりかつ前記フレームに従属しており、前記支持シェルフは、前記支持シェルフによって保持される前記少なくとも１つのケースユニットに接触するケースユニット座面を形成し、前記支持シェルフは、前記自立搬送ビークルと保管エリアの各々との間、及び前記自立搬送ビークルと少なくとも１つのマルチレベル垂直コンベヤとの間で前記少なくとも１つのケースユニットを搬送することを特徴とする自動化ケースユニット保管システム。
【請求項１５】
保管設備へのまたはそこからの配送のためにパレット化されるケースユニットを取り扱う方法であって、
所定の保管エリアを有するマルチレベル保管ラックのアレイを設けるステップと、
前記マルチレベル保管ラックのアレイ内で自立搬送ビークルを位置決めして、異なるサイズのケースユニットを、動的に割り当てられた保管エリア内に動的に割り当てるステップと、を含むことを特徴とする方法。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６Ａ】

【図６Ｂ】

【図７Ａ】

【図７Ｂ】

【図７Ｃ】

【図７Ｄ】

【図８Ａ】

【図８Ｂ】

【図９】

【図１０】

【図１１Ａ】

【図１１Ｂ】

【図１１Ｃ】

【図１１Ｄ】

【図１２】

【図１３Ａ】

【図１３Ｂ】

【図１３Ｃ】

【図１４Ａ】

【図１４Ｂ】

【図１４Ｃ】

【図１５Ａ】

【図１５Ｂ】

【図１５Ｃ】

【図１６Ａ】

【図１６Ｂ】

【図１６Ｃ】

【図１６Ｄ】

【図１７】

【図１８】

【図１９Ａ】

【図１９Ｂ】

【図２０】

【図２１Ａ】

【図２１Ｂ】

【図２１Ｃ】

【図２１Ｄ】

【図２１Ｅ】

【図２２Ａ】

【図２２Ｂ】

【図２３Ａ】

【図２３Ｂ】

【図２４Ａ】

【図２４Ｂ】

【図２４Ｃ】

【図２５】

【図２６】

【図２７】

【図２７Ａ】

【図２７Ｂ】

【図２８】

【図２９】

【図３０】

【図３１】

【図３２】

【図３３Ａ】

【図３３Ｂ】

【図３４】

【図３５】

【図３６】

【図３７】

【図３８】

【図３９】

【図４０】

【図４１】

【公開番号】特開２０１２−２１１０１９（Ｐ２０１２−２１１０１９Ａ）
【公開日】平成２４年１１月１日（２０１２．１１．１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−１４９８１９（Ｐ２０１２−１４９８１９）
【出願日】平成２４年７月３日（２０１２．７．３）
【分割の表示】特願２０１２−５０４９１３（Ｐ２０１２−５０４９１３）の分割
【原出願日】平成２２年４月１２日（２０１０．４．１２）
【出願人】（５１１２４５３８５）ケースピック　システムズ　リミテッドライアビリティカンパニー (3)
【Ｆターム（参考）】