説明

入退出管理システム及び入退出管理方法

【課題】入室条件の異なる部屋へ出入りする人物が入室条件の変化を認識することを可能とする。
【解決手段】入退出管理システム1は、互いに入室条件の異なる部屋の出入り口を出入りする人物を検出する検出手段110と、検出された人物が出入りする出入方向を識別する識別手段111と、出入り口を出入りする人物に報知する報知手段112とを備える。報知手段112は、識別された出入方向に応じて報知する内容を変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入退出管理システム及び入退出管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、滅菌や機密保持などの観点から、部屋ごとにセキュリティのレベルなどの入室条件(以下、入室条件)を設定し、入室条件の異なる部屋への人物の入退出を管理する場合がある。人物の入退出を管理するシステムとして、部屋の出入り口に設置したタグ読取装置により、タグ装置が取り付けられた人物の出入りを監視するシステムがある。特許文献1には、患者の物に識別情報が送信可能なタグ装置を取り付け、院内の患者が移動する可能性のある部屋の出入り口に取り付けたタグ読取装置から識別情報を受信するごとに、その識別情報に特定される患者の部屋への出入りを管理するサーバを備えた看護支援情報システムが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献1では、システムを監視している人間が入室条件の異なる部屋への人物の出入りを管理することは可能であるが、実際に出入りする人間が入室条件の変化を認識することはできなかった。
【0004】
例えば、実際に出入りする人間の移動パターンは、入室条件が低い部屋から入室条件が高い特定の部屋へ移動するパターンと、その逆に移動するパターンとがある。上記特許文献1では、実際に出入りする人間がいずれの移動パターンをとった場合であっても、その人間に対して入室条件が変わったことの意識付けを行うことができなかった。このため、入室条件が高い部屋へ移動する場合には滅菌して手袋を装着する、逆に移動する場合には手袋を外すなどの作業を喚起することができなかった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入室条件の異なる部屋へ出入りする人物が入室条件の変化を認識することを可能とする入退出管理システム及び入退出管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の入退出管理システムは、互いに入室条件の異なる部屋の出入り口を出入りする人物を検出する検出手段と、前記検出された人物が出入りする出入方向を識別する識別手段と、前記出入り口を出入りする人物に報知する報知手段と、を備え、前記報知手段は、前記識別された出入方向に応じて報知する内容を変更すること、を特徴とする。
【0007】
また、本発明は、互いに入室条件の異なる部屋の入退出を管理する入退出管理システムの入退出管理方法であって、検出手段が、前記出入り口を出入りする人物を検出する検出工程と、識別手段が、前記検出された人物が出入りする出入方向を識別する識別工程と、報知手段が、前記出入り口を出入りする人物に報知する報知工程と、を含み、前記報知工程は、前記識別された出入方向に応じて報知する内容を変更すること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、入室条件の異なる部屋へ出入りする人物が入室条件の変化を認識することを可能とする、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本実施形態にかかる入退出管理システムの装置構成を示すシステム構成図である。
【図2】図2は、本実施形態にかかる入退出管理システムの機能構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本実施形態にかかる入退出管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる入退出管理システム及び入退出管理方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。本実施形態にかかる入退出管理システム及び入退出管理方法は、滅菌を施す部屋とそうでない部屋等、セキュリティレベルなどの入室条件の異なる部屋へ入退出を管理するシステムに用いられる。例えば、医師や看護師等の医療従事者、患者などの人物の部屋への入退出について、院内で使用する上履きに設けたRFID(Radio Frequency IDentification)タグを部屋の出入り口に敷かれたマットに設けられたタグ読取装置で検出して管理する病院のシステムに用いられる。以下、本実施形態では、人物の部屋への入退出を管理する病院の入退出管理システムを例に説明する。
【0011】
図1は、本実施形態にかかる入退出管理システム1の装置構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、入退出管理システム1は、サーバ装置400と、複数の端末装置100とを備える構成である。サーバ装置400と、複数の端末装置100とは、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークNWを介して互いに通信可能に接続している。
【0012】
端末装置100は、互いに入室条件の異なる部屋の出入り口ごとに設置される。具体的には、端末装置100は、出入り口の壁などに設置され、出入り口を出入りする人物に表示を行う表示部と、その人物に音声を出力する音声出力部とを備えている(詳細は後述する)。
【0013】
また、各端末装置100には、USB(Universal Serial Bus)などの通信ケーブルを介してタグ読取装置200が接続されている。タグ読取装置200は、互いに入室条件の異なる部屋の出入り口に敷くマットなどに設けられており、近接無線通信によりRFIDタグの読み取りを行う。具体的には、病院で医療従事者や患者などの人物Hの履き物である上履き300に設けられたRFIDタグを読み取り、そのRFIDタグのメモリに記憶された情報を取得する。端末装置100では、タグ読取装置200によるRFIDの読み取りに応じて人物Hの検出を行う。このように、入退出管理システム1では、人物Hが院内で使用する上履き300にRFIDタグを設け、出入り口に敷くマットに設けられたタグ読取装置200によるRFIDタグの読み取りに応じて人物Hの検出を行っているため、人物Hがタグの読み取り動作などを意識することがない。
【0014】
サーバ装置400は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置(図示しない)を備えた一般的なパーソナルコンピュータであってよい。サーバ装置400は、入退出管理システム1において、人物Hの部屋への入退出を管理するデータサーバとして機能する。
【0015】
次に、入退出管理システム1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態にかかる入退出管理システム1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置100は、制御部101、通信I/F102、操作部103、表示部104、音声出力部105を備える構成である。
【0016】
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、RTC(Real Time Clock)等から構成される。制御部101は、CPUが各種プログラムを実行することで、端末装置100の動作を中央制御する。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に、一時的にデータやプログラムを記憶するための作業領域を提供する。RTCは現在時刻を計時する。
【0017】
通信I/F102は、通信ネットワークNWを介したサーバ装置400とのデータ通信や、USBなどの通信ケーブルを介して接続するタグ読取装置200とのデータ通信を行うためのインタフェースである。操作部103は、ユーザからの操作を受け付け、操作に応じた信号出力を制御部101へ行う操作キーなどである。表示部104は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイであり、制御部101の制御に応じた画面を、出入り口を出入りする人物Hに表示する。音声出力部105は、アンプやスピーカなどであり、制御部101の制御に応じた音声を、出入り口を出入りする人物Hに出力する。
【0018】
タグ読取装置200は、上履き300に設けられたRFIDタグ301より、RFIDタグ301ごとにユニークに割り当てられた識別情報を読み取る。RFIDタグ301は、識別情報を記憶するメモリ302を備える。
【0019】
サーバ装置400は、上述した識別情報ごとに、タグを保有する人物Hが現在存在する位置(部屋)を示すエリア情報(位置情報)を記憶するデータベース401を記憶装置に実装する。サーバ装置400は、端末装置100から通知された識別情報に対応するエリア情報を、データベース401から読み出して端末装置100へ返信する。
【0020】
また、各端末装置100には通信ネットワークNW上において互いに異なるネットワークアドレスが予め設定されており、サーバ装置400は、端末装置100のネットワークアドレスごとに、端末装置100が設置されている入室条件の異なる部屋同士の位置をメモリなどに記憶している。そして、サーバ装置400は、人物Hの出入方向を識別した端末装置100からの識別情報の通知に応じて、その識別情報に関連するエリア情報を、端末装置100に対応したものに更新する。具体的には、識別情報の通知のあった端末装置100が部屋(A)と部屋(B)との出入り口における人物Hの出入りを検出し、その識別情報に関連するエリア情報が部屋(B)側である場合は、人物Hの出入方向を識別した際の通知に応じて、そのエリア情報を部屋(A)側に更新する。次いで人物Hの出入方向を識別した際の通知があった場合、今度はエリア情報を部屋(B)側に更新する。このように、サーバ装置400は、データベース401のエリア情報の更新を行うことで、タグを保有する人物Hの位置に関する最新情報を管理している。
【0021】
制御部101は、前述した各種プログラムの実行により実現される機能構成として、検出手段110、識別手段111、報知手段112を備える。検出手段110は、タグ読取装置200によるRFIDタグ301の読み取りに応じて、互いに入室条件の異なる部屋の出入り口を出入りする人物Hを検出する。
【0022】
識別手段111は、検出手段110により検出された人物Hが出入りする出入方向を識別する。具体的には、識別手段111は、RFIDタグ301の読み取りで取得した識別情報をサーバ装置400に通知して、識別情報のタグについての現在位置を示すエリア情報を取得し、その取得したエリア情報から出入方向を識別する。例えば、部屋(A)と部屋(B)との出入り口における端末装置100において、サーバ装置400から取得したエリア情報が部屋(B)側である場合は、タグ読取装置200によるRFIDタグ301の読み取りから、出入方向が部屋(A)側へ移動する方向であることが識別できる。逆に、サーバ装置400から取得したエリア情報が部屋(A)側である場合は、タグ読取装置200によるRFIDタグ301の読み取りから、出入方向が部屋(B)側へ移動する方向であることが識別できる。
【0023】
報知手段112は、表示部104による表示や音声出力部105による音声出力による報知を制御する。報知手段112は、識別手段111により識別された出入方向に応じて報知する内容(表示内容、音声内容)を変更する。このように、入室条件の異なる部屋へ出入りする人物Hに対して報知する内容が人物Hの出入方向に応じて異なることから、入退出管理システム1を利用する人物Hは、出入りによって入室条件が変化したことを、容易に知ることが可能となる。
【0024】
例えば、入室条件が低い部屋(A)と入室条件が高い部屋(B)との出入り口における端末装置100において、識別手段111は、入室条件が低い部屋(A)から入室条件が高い部屋(B)へ人物Hが移動する第1の移動パターンと、入室条件が高い部屋(B)から入室条件が低い部屋(A)へ人物Hが移動する第2の移動パターンとを識別している。ここで、入室条件が低い/高いとは、設定されているセキュリティのレベルが低い/高いということである。例えば、入室条件が低い部屋は、滅菌などが行われておらず、手袋などの装着を必要としない。逆に、入室条件が高い部屋は、滅菌などが行われているため、薬品による滅菌や手袋の装着などを必要とする。報知手段112は、第1の移動パターンが識別された場合には第1の移動パターンに対応した内容の第1の報知を行う。また、報知手段112は、第2の移動パターンが識別された場合には第2の移動パターンに対応した内容の第2の報知を行う。このように、移動パターンに対応した内容の報知を行うことで、入室条件が高い部屋へ移動する場合には滅菌して手袋を装着する、逆に移動する場合には手袋を外すなどの作業を喚起することができる。
【0025】
次に、入退出管理システム1の動作の一例を説明する。図3は、本実施形態にかかる入退出管理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下のフローチャートにおいて、端末装置100は、常にタグ読取装置200からの読み取りを受け付けているものとする。
【0026】
まず、タグ読取装置200によるRFIDタグ301の読み取りによって、互いに入室条件の異なる部屋の出入り口での上履き300の通過が検出され、検出手段110による人物Hの検出が行われる(S1)。次いで、タグ読取装置200は、RFIDタグ301から識別情報などのデータ取得を行って(S2)、取得したデータを端末装置100へ出力する。
【0027】
次いで、端末装置100において、識別手段111は、タグ読取装置200から取得した識別情報をサーバ装置400へ通知し、識別情報のタグについての現在位置を示すエリア情報を取得し、その取得したエリア情報から出入方向を識別する。すなわち、互いに入室条件の異なる部屋(セキュリティエリア)の出入り口における人物Hの入退出方向(出入方向)を識別する(S3)。
【0028】
次いで、報知手段112は、識別した出入方向が、入室条件が高い部屋から低い部屋へ移動(第2の移動パターン)する方向であるか否かを判定する(S4)。入室条件が高い部屋から低い部屋へ移動する場合(S4:YES)、報知手段112は、低いセキュリティエリアへ移る際の警告メッセージ(例えば「手袋を外して下さい」など)の報知を表示部104、音声出力部105より行う(S5)。
【0029】
入室条件が高い部屋から低い部屋へ移動しない場合(S4:NO)、報知手段112は、識別した出入方向が、入室条件が低い部屋から高い部屋へ移動(第1の移動パターン)する方向であるか否かを判定する(S6)。入室条件が低い部屋から高い部屋へ移動する場合(S6:YES)、報知手段112は、高いセキュリティエリアへ移る際の警告メッセージ(例えば「滅菌して、手袋を装着して下さい」など)の報知を表示部104、音声出力部105より行う(S7)。
【0030】
入室条件が低い部屋から高い部屋へ移動しない場合(S6:NO)、制御部101は、入室条件が同一であるか否かを判定する(S8)。同一である場合(S8:YES)は処理を正常に終了し、同一でない場合(S8:NO)はエラーを表示部104、音声出力部105より報知して(S9)、処理を終了する。
【0031】
なお、端末装置100は、出入り口の両方にタグ読取装置200を備える場合は、両方のタグ読取装置200からRFIDタグの読み出しを検出することで、サーバ装置400を用いることなく、出入りする人物Hの出入方向を識別することができる。
【0032】
具体的には、互いに入室条件の異なる部屋の出入り口において、入室条件の低い部屋側を入り口、入室条件の高い部屋側を出口とした場合、入り口側のタグ読取装置200によるRFIDタグの読み出しに次いで、出口側のタグ読取装置200によるRFIDタグ301の読み出しが行われた場合は、出入方向が入り口→出口であり、入室条件が低い部屋から入室条件が高い部屋へ人物Hが移動する移動パターンを識別できる。
【0033】
逆に、出口側のタグ読取装置200によるRFIDタグ301の読み出しに次いで、入り口側のタグ読取装置200によるRFIDタグの読み出しが行われた場合は、出入方向が出口→入り口であり、入室条件が高い部屋から入室条件が低い部屋へ人物Hが移動する移動パターンを識別できる。また、出入り口における人物Hの検出は、タグ読取装置200によるRFIDタグ301の読み取り以外に、出入り口に設けられた赤外線センサや超音波センサによるものであってもよいことは言うまでもない。
【0034】
また、本実施形態の端末装置100で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。本実施形態の端末装置100で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0035】
さらに、本実施形態の端末装置100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の端末装置100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0036】
本実施の形態の端末装置100で実行されるプログラムは、上述した各部(検出手段110、識別手段111、報知手段112)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【符号の説明】
【0037】
1 入退出管理システム
100 端末装置
101 制御部
102 通信I/F
103 操作部
104 表示部
105 音声出力部
110 検出手段
111 識別手段
112 報知手段
200 タグ読取装置
300 上履き
301 RFIDタグ
302 メモリ
400 サーバ装置
401 データベース
H 人物
NW 通信ネットワーク
【先行技術文献】
【特許文献】
【0038】
【特許文献1】特開2005−149085公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに入室条件の異なる部屋の出入り口を出入りする人物を検出する検出手段と、
前記検出された人物が出入りする出入方向を識別する識別手段と、
前記出入り口を出入りする人物に報知する報知手段と、
を備え、
前記報知手段は、前記識別された出入方向に応じて報知する内容を変更すること、
を特徴とする入退出管理システム。
【請求項2】
前記識別手段は、入室条件が低い部屋から入室条件が高い部屋へ前記検出された人物が移動する第1の移動パターンと、入室条件が高い部屋から入室条件が低い部屋へ前記検出された人物が移動する第2の移動パターンとを識別し、
前記報知手段は、前記第1の移動パターンが識別された場合に当該第1の移動パターンに対応した内容の第1の報知を行い、前記第2の移動パターンが識別された場合に当該第2の移動パターンに対応した内容の第2の報知を行うこと、
を特徴とする請求項1に記載の入退出管理システム。
【請求項3】
前記出入り口の出口側及び入り口側の両方に、人物が保有するタグを読み取るタグ読取装置を有し、
前記検出手段は、前記タグの読み取りに応じて出入りする人物を検出し、
前記識別手段は、出口側又は入り口側での前記タグの読み取りに応じて前記出入方向を識別すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の入退出管理システム。
【請求項4】
人物が保有するタグから、当該タグに固有の識別情報を読み取るタグ読取装置と、
前記識別情報に前記タグを保有する人物の現在位置を示す位置情報を対応付けて管理するサーバ装置と、
を有し、
前記検出手段は、前記タグから読み取られた識別情報をもとに出入りする人物を検出し、
前記識別手段は、前記タグから読み取られた識別情報に対応付けられた位置情報をもとに、当該タグの読み取りに応じた前記出入方向を識別し、
前記サーバ装置は、前記識別された出入方向をもとに前記位置情報を更新すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の入退出管理システム。
【請求項5】
前記タグは人物の履き物に設けられたRFIDタグであり、
前記タグ読取装置は、前記出入り口に敷くマットに設けられていること、
を特徴とする請求項3又は4に記載の入退出管理システム。
【請求項6】
前記出入り口を出入りする人物に表示を行う表示部と、前記出入り口を出入りする人物に音声を出力する音声出力部と、を備える端末装置を有し、
前記報知手段は、前記表示部による表示又は音声出力部による音声出力で前記報知を行うこと、
を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の入退出管理システム。
【請求項7】
互いに入室条件の異なる部屋の入退出を管理する入退出管理システムの入退出管理方法であって、
検出手段が、前記出入り口を出入りする人物を検出する検出工程と、
識別手段が、前記検出された人物が出入りする出入方向を識別する識別工程と、
報知手段が、前記出入り口を出入りする人物に報知する報知工程と、
を含み、
前記報知工程は、前記識別された出入方向に応じて報知する内容を変更すること、
を特徴とする入退出管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−186661(P2011−186661A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−49737(P2010−49737)
【出願日】平成22年3月5日(2010.3.5)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】