説明

包装材洗浄処理装置

【課題】 樹脂や紙により袋状に成形された包装材であっても内部に付着した食品等を有効に洗浄することができる新規な包装材洗浄処理装置を提供する。
【解決手段】 複数の回転羽根81・・・84の少なくとも何れか一つの回転羽根と上記処理槽31の内側には、複数の凹部91b・・・94bが並列してなる串状体91・・・94と、この串状体91・・・94に形成された凹部91b・・・94bに対応して形成された切断刃113a・・・119a,113b・・・119bとが相対的に配置されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、袋状に成形された包装材を洗浄処理するために使用される包装材洗浄処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、包装材によって包装された食品等(以下、包装食品という。)を、内部において包装材と食品等とに分離し、これらを別個に排出する処理装置が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献に開示された処理装置は、包装食品が投入されるホッパーと、このホッパーに連通してなるドラムと、このドラム内に配置されてなるとともに該ドラム内で回転駆動する破砕羽根とを備えてなるものであり、上記ホッパーからドラム内に移動した包装食品は、回転する上記破砕羽根の回転駆動により破砕され、この結果、包装材と食品とが分離され、包装材と粉々となった食品とは、別個の排出口から排出される。
【特許文献1】特開2000−167426号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献1に開示された装置では、食品によって汚損された包装材がビニールやポリエチレン等のような比較的軟質樹脂からなる場合には、破砕刃の回転により破砕されることがないとともに、洗浄することもできない。例えば、ビニールやポリエチレンからなり内部にソースや味噌等の調味料が封入されていたフィルム状の包装袋を、上記従来の装置に投入しても、上記破砕羽根により破砕されないばかりか、内部に付着した調味料等の食品を洗浄することもできない。また、例えば、牛乳パックやジュースのパックのように、外側が紙を素材とし内側は樹脂フィルムを素材とする包装袋を投入した場合でも、素材全体の強度が高く、やはり上記破砕羽根により破砕されないばかりではなく、これらの包装袋の内部に付着した牛乳やジュース等を効果的に洗浄することができない。したがって、従来の装置では、上記樹脂や紙等の素材を新たな製品の原料として用いるなど、資源を再利用することができない。因みに、上述した包装材を洗浄する方法として、洗浄水が充填された浴槽内に上記包装材を投入するとともに攪拌することによって、上記内部に付着した調味料や牛乳或いはジュースなどの洗浄する方法乃至は装置が存在するが、極めて多量の洗浄水を使用しなければならないばかりか、長時間使用しても効果的に内部の調味料等を洗浄することができない。
【0004】
そこで、本発明は、上述した従来の装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、樹脂や紙により袋状に成形された包装材であっても内部に付着した食品等を有効且つ短時間に洗浄することができ、ひいては樹脂等の素材の再利用(リサイクル)に十分貢献することができる新規な包装材洗浄処理装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、樹脂フィルム,紙,アルミ箔等から選ばれた単一素材により袋状に成形され又はこれらの素材から選ばれた複数の素材が積層されてなる複合素材により袋状に成形された包装材が投入される投入口と、水平方向に長さを有するように配設され、一端側には上記投入口と連通した開口が形成されてなるとともに、内部において上記包装材が収容されるとともに複数の貫通穴が形成された円筒状の処理槽と、上記処理槽内に配設され、駆動装置により回転動作する回転軸と、基端が上記回転軸に固定され、先端が上記処理槽の内周面側に位置するとともに、該処理槽の長さ方向と同じ方向に長さを有する複数の回転羽根と、上記処理槽内に洗浄水を噴射する噴射ノズルと上記処理槽の他端側に形成され、包装材が排出される排出路と、を備え、上記複数の回転羽根の少なくとも何れか一つの回転羽根と上記処理槽の内側には、複数の凹部が並列してなる串状体と、この串状体に形成された凹部に対応して形成された切断刃とが相対的に配置されてなることを特徴とするものである。
【0006】
この第1の発明では、複数の回転羽根の少なくとも何れか一つの回転羽根と上記処理槽の内側には、複数の凹部が並列してなる串状体と、この串状体に形成された凹部に対応して形成された切断刃とが相対的に配置されてなるものであり、以下の二つのパターンに分類することができるものである。第1のパターンは、串状体が回転羽根に配置される一方、上記切断刃は、処理槽の内側に配置されるものであり、第2のパターンは、串状体が処理槽の内側に配置される一方、上記切断刃は、回転羽根に配置されるものであり、本発明は、これら二つのパターンを含むものである。また、上記串状体又は切断刃が回転羽根に配置される場合において、これらは必ずしも複数の回転羽根の全てに配置される必要は無く、少なくとも何れか一つに配置されていれば良い。また、上記串状体には、複数の凹部が形成されている必要があり、各凹部の深さも特に限定されるものではない。また、これらの凹部と切断刃との関係においても、必ずしも凹部内に切断刃の先端が挿通される必要は無く、例えば、切断刃を処理槽の内側に配置し串状体を回転羽根に配置した場合を例に挙げて説明すると、回転する串状体に形成された凹部内を上記切断刃が通過する必要性はなく、該凹部の近傍を切断刃が通過する位置関係であっても良い。
【0007】
そして、上記第1の発明においては、上記投入口から袋状に成形された包装材が投入されると、該包装材は、上記処理槽内に収容され、この処理槽内において回転駆動する回転羽根に当接し処理槽内を回転するとともに遠心力によって処理槽の内側方向へ移動する。このとき、上記串状体と切断刃とにより、上記包装材は強制的に複数箇所において切断され、これら切断された包装材は、上記噴射ノズルから噴射された洗浄水により洗浄される。すなわち、袋状に成形された包装材は上記切断刃により切断された状態で回転羽根の回転により処理槽内を移動する際に洗浄水により内側も洗浄される。
【0008】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記串状体は、前記回転羽根に着脱可能に固定され、前記切断刃は前記処理槽の内側に配置されてなるとともに、前記複数の凹部は、上記串状体の両側に形成されてなることを特徴とするものである。
【0009】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の何れかの発明において、前記切断刃は、板状に成形されたベース板部上から起立した状態で配置された切断刃ユニットの構成要素とされてなることを特徴とするものである。
【0010】
なお、この第3の発明では、請求項1又は2記載の発明に切断刃ユニットが構成要素とされたものであり、この切断刃ユニットは、ベース板部と、このベース板部上から起立してなる複数の切断刃とを備えてなるものであって、請求項1記載の発明との関係においては、串状体が回転羽根(の少なくとも何れか一つ)に配置され、上記切断刃ユニットが処理槽の内側に配置されているパターンと、逆に上記串状体が処理槽の内側に配置され、切断刃ユニットが回転羽根(の少なくとも何れか一つ)に配置されているパターンとに分けることができる。
【0011】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、上記第1,2又は第3の発明の何れかにおいて、前記切断刃は、前記回転羽根の回転により前記串状体に最も早く接近する第1の切断刃と、この第1の切断刃に並んで配置されてなるとともに該第1の切断刃に遅れて串状体に接近する第2の切断刃とからなることを特徴とするものである。
【0012】
なお、この第4の発明においては、切断刃は、第1の切断刃と第2の切断刃とからなり、上記第1の切断刃は、前記回転羽根の回転により前記串状体に最も早く接近するものである一方、上記第2の切断刃は、第1の切断刃に遅れて串状体に接近するものである。例えば、先に説明した第1のパターンのように、串状体が回転羽根(の少なくとも何れか一つ)に配置され、上記切断刃(又は切断刃ユニット)が処理槽の内側に配置されているパターンである場合には、固定された切断刃は、時計回り方向又は反時計回り方向に回転してくる串状体に最も早く接近する第1の切断刃と、この第1の切断刃に接近した後に串状体が接近する第2の切断刃とを備えてなるものである。また、第2のパターンのように、串状体が処理槽の内側に配置されており、切断刃(又は切断刃ユニット)が回転羽根(の少なくとも何れか一つ)に配置されている場合には、回転する切断刃は、固定された串状体に最も早く接近する第1の切断刃と、この第1の切断刃に接近した後に串状体が接近する第2の切断刃とを備えてなるものである。
【発明の効果】
【0013】
第1の発明(請求項1記載の発明)では、複数の回転羽根の少なくとも何れか一つの回転羽根と上記処理槽の内側には、複数の凹部が並列してなる串状体と、この串状体に形成された凹部に対応して形成された切断刃とが相対的に配置されてなることから、袋状に成形された包装材は、上記串状体と切断刃とにより、上記包装材は強制的に複数箇所において切断され、これら切断された包装材は、上記噴射ノズルから噴射された洗浄水により洗浄される。したがって、この第1の発明に係る包装材洗浄処理装置によれば、樹脂や紙により袋状に成形された包装材であっても内部に付着した調味料や牛乳、ジュース等の食品等を有効且つ短時間に洗浄することができ、ひいては、これらの資源を有効に再利用(リサイクル)することができる。
【0014】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、串状体は、前記回転羽根に着脱可能に固定され、前記切断刃は前記処理槽の内側に配置されてなり、切断刃が回転駆動する回転羽根に配置されてなるものではないことから、メンテナンス作業中に、誤って作業者が手指を切断する危険性を緩和することができる。また、この第2の発明では、上記串状体は、回転羽根に着脱可能に固定されてなるとともに、複数の凹部は、該串状体の両側に形成されてなることから、一側が磨耗した場合には、該串状体を反転させて固定すれば良く、新たな串状体を用意する必要がない。
【0015】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)では、切断刃は、板状に成形されたベース板部上から起立した状態で配置された切断刃ユニットの構成要素とされてなることから、切断刃が、回転羽根に配置される場合であっても、処理槽に配置される場合であっても、極めて簡単に固定することができる。
【0016】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)では、切断刃は、前記回転羽根の回転により前記串状体に最も早く接近する第1の切断刃と、この第1の切断刃に並んで配置されてなるとともに該第1の切断刃に遅れて串状体に接近する第2の切断刃とからなることから、より一層包装材を確実に切断することができ、該包装材の内側に付着した調味料や飲料或いは食品その他を確実に洗浄することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の一実施の形態に係る包装材洗浄処理装置(以下、処理装置という。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
この実施の形態に係る装置1は、図1に示すように、下部には、4つのキャスター2を備え、略直方体状に成形された筐体3を外側に備えてなるものであり、この筐体3の正面の中央よりもやや左側には、正面カバー4が着脱可能に配設され、この正面カバー4の右側には、図示しない蝶番を介して開閉可能な正面側開閉扉5が設けられている。そして、この正面側開閉扉5の左端側には、開閉操作する際に使用者により把持される把手6が固定され、正面右側には、排出管部7が形成されている。なお、この排出管部7は、上記筐体3内に配設された後述する処理槽31の排出路69に連通してなるのであり、図2に示すように、上面には、上記処理槽31内部で切断され洗浄された包装材の排出状況をこの排出管部7の上方から確認することができるように透明樹脂からなる透明板8が配設され、先端側下面には、下方に向いた排出口7aが形成されている。また、図1に示すように、この正面側開閉扉5の下方には、長方形状の切欠き5aが形成されている。この切欠き5aは、後述する処理槽31の下方に配設されたトレー54が出し入れされる部位である。なお、上記正面側開閉扉5の反対側には、この正面側開閉扉5と同じ大きさとなされた図示しない背面側開閉扉が配設されている。この背面側開閉扉は、把手が固定され、この把手を把持しながら蝶番を介して開閉可能とされ、また、この背面側開閉扉の側方には、図3に示すように、上記正面カバー4に対向してなる背面カバー9が着脱可能に配設されている。
【0019】
また、図5に示すように、この処理装置1の左側上部には、洗浄処理される図示しない袋状に成形された包装材(例えば、牛乳パック)が投入される投入口11が形成されている。この投入口11は、図4に示すように、下方に向けて開放され、上記筐体3の上面よりもやや高い位置に設置される蓋部材13の上面に形成されてなるものである。また、上記筐体3の左側板3aであって、上記投入口11のやや下方には、図5に示すように、左開閉扉14が形成され、この左開閉扉14に閉塞された部位には、制御盤15やスイッチ類16が配設されている。また、上記左開閉扉14の近傍には、上記制御盤15等に電気的に接続され、この処理装置1の駆動を開始する始動スイッチ17及び停止スイッチ18が設けられている。
【0020】
また、上記正面カバー4と背面カバー9との間には、図4に示すように、駆動モータ21が載置台22上に固定されている。この駆動モータ21は、上記制御盤15に電気的に接続されている。また、この駆動モータ21の上方には、上記投入口11に連通してなるホッパー23が形成されている。このホッパー23は、上記正面カバー4と対向する図示しない正面側板部と、上記背面カバー9と対向する図示しない背面側板部と、底板部23aと、上記左側板3aに対向してなる仕切り板24とから構成されている。そして、上記底板部23aは、前方にかけて徐々に低くなるように傾斜してなる第1の傾斜底板部23bと、この第1の傾斜底板部23bの前方から垂下してなる垂下板部23cと、この垂下板部23cの下端から前方側にかけて徐々に低くなるように傾斜してなる第2の傾斜底板部23dとから構成されている。そして、この第2の傾斜底板部23dの下端(後述する処理槽31側端部)は、垂直板部27が連続しており、この垂直板部27の下端側中途部には、後述する回転軸72が挿通された開口(符号は省略する。)が形成されている。
【0021】
また、図4及び図6に示すように、上記筐体3内であって、上記正面側開閉扉5と図示しない背面側開閉扉との間には、本発明を構成する処理槽31が配設されている。この処理槽31は、上方が開放されてなる処理槽本体32と、この処理槽本体32に図3に示す蝶番41を介して開閉自在に連結されてなるとともに該処理槽本体32の上方を閉塞する蓋体33とを備えてなるものであり、処理槽本体32と蓋体33とを合わせた全体形状は、水平方向に長さを有する円筒状とされている。上記処理槽本体32は、半円筒状に成形された底板部32a(図7及び図8参照)と、左側(投入口11側)に形成され半円状に成形された左側半円板部32b(図6,図10及び図11参照)と、この左側半円板部32bに対向してなる第1の右側半円板部32c(図10及び図11参照)と、から構成されている。また、上記蓋体33は、半円筒状に成形された天板部33a(図7及び図8参照)と、閉塞されることにより上記処理槽本体32を構成する第1の右側半円板部32cと同一平面上に位置する第2の右側半円板部33b(それぞれ図10又は図11参照)と、この右側半円板部33bより左側にこの蓋体33の左右長さの約五分の一の幅に渡って形成された排出路69と、後述する本体側洗浄液ダクト34と対応し、この排出路69の左端より左側にこの蓋体33の左右長さの約五分の一程度の幅に渡って形成された蓋側洗浄液ダクト35と、から構成されている。なお、図6に示すように、上記仕切り板24の下方には、上記蓋体33の曲率に対応した曲率を有する半円状の開口部25が形成され、この開口部25の周囲には、上記蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において処理槽31内に僅かに突出した円弧状の突出片25aが形成されている。したがって、上記投入口11から投入された包装材は、自重により上記ホッパー23内を通過し、上記仕切り板24に形成された開口部25を通って上記処理槽31内に充填される。
【0022】
なお、上記処理槽本体32は、正面側においては、図8に示すように、正面側水平板部36aが上端に折曲形成された正面側垂直固定板36により支持固定され、背面側においては、背面側水平板部37aが上端に折曲形成された背面側垂直固定板37により支持固定されている。なお、この正面側垂直固定板36の正面側には、上記蓋側洗浄液ダクト35と対応する角管状の本体側洗浄液ダクト34が形成されており、また、正面側水平板部36aには、図6に示すように、本体側洗浄液ダクト34と連通する開口36bが形成されている。一方、上記蓋体33の正面には、図6に示すように、上記正面側水平板部36aと同じ長さ幅に成形され該正面側水平板部36a上に載置される蓋側水平板部38aと、この蓋側水平板部38aの基端から略直角に折曲され上記蓋体33の正面に固定されてなる固定板部38bと、上記蓋側水平板部38aの先端から下方に折曲されてなりこの蓋体33を開閉操作する際の把手39が溶接されてなる垂下板部38cとから構成され、側面形状がクランク状に成形された把手固定部材38が溶接されている。そして、この把手固定部材38を構成する蓋側水平板部38aには、図6に示すように、蓋側洗浄液ダクト35と連通する開口38dが形成されており、上記蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において、この開口38dは上記の開口36bと連通している。なお、正面側水平板部36aの上面及び蓋側水平板部38aそれぞれの下面には、蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において処理槽31内及び開口36b,38d内の洗浄液及び洗浄液が外部に漏れることを防ぐパッキンとして図示しない不織布が貼付されている。また、この把手固定部材38を構成する垂下板部38cの左右には、係止部(符号は省略する。)が固定され、上記正面側垂直固定板36には、この係止部に係止される係止片を有して上記蓋体33と処理槽本体32とをロックするロック用金具40が左右それぞれ配設されている。また、図3に示すように、上記背面側垂直固定板29の上端に形成された背面側水平板部37aの左右両側には、処理槽本体32と蓋体33とを回動可能に連結する蝶番41が固定されている。したがって、ロック用金具40によるロック状態を解除し、図4に示す状態から、作業者が上記把手39を把持しながら蓋体33を上方に持ち上げることにより、該蓋体33は、上記左右の蝶番41を介して回動し、こうした操作により処理槽本体32は、図6に示すように、開放される。また、上記ロック用金具40の左側近傍には、リミットスイッチ40aが固定されている。このリミットスイッチ40aは、蓋体33が閉塞しているか否かを判別する検知手段であって、上記制御板15と電気的に接続されており、危険防止の為に上記蓋体33の開放時に駆動モータ21が作動することを防ぎ、或いは、該駆動モータ21が作動中に上記蓋体33を開放した場合に該駆動モータ21を緊急停止するためのものである。
【0023】
また、図4及び図6に示すように、上記把手固定部材38を構成する垂下板部38cの略中央には、パイプ支持金具42が固定され、このパイプ支持金具42上には、洗浄液が流通するパイプ43が配管されている。そして、このパイプ43は4つの端部に分岐しており、それぞれの端部は、蓋体33に形成された図示しない挿通孔に挿通されているとともに、図7又は図8に示すように、蓋体33の内側に臨む第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47が固定されている。これら第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47は、それぞれ処理槽31の左側(投入口11側)から右側に順に固定されている。そして、上記パイプ43の中途部であって上記第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47それぞれの近傍には、該第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47から噴霧される洗浄液の噴霧量を調節する調節用摘み48・・・51が形成されている。また、上記パイプ43には、該パイプ43に洗浄液を供給する給液ホース52の一端が固定され、この給液ホース52の他端側は、図6に示すように、上記仕切り板24に形成された図示しない貫通孔に挿通されるとともに、図5に示すように、左側板3aに固定された給液金具53に接続されている。なお、この給液金具53は、図示しないホースを介して上水道や洗浄液のタンクと接続されるものであり、水量調節用のコック53aが形成されている。したがって、このコック53aを回動操作することにより、洗浄液は、図示しないホース及び図4に示す給液ホース52を介してパイプ43内に供給され、図7又は図8に示す第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47の何れか又は全てから処理槽31内に噴霧される。
【0024】
また、上記処理槽本体32を構成する半円筒状に成形された底板部32aには、図9に示すように、多数の円形状の排出口32dが穿設されている。これらの排出口32dは、後述する第1乃至第4の回転羽根57・・・60の回転により包装材に付着した異物や、上記第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47から噴霧された洗浄液が調味料や飲料とともに排出される部位である。なお、上記処理槽本体32の下側には、図1に示すように、上記排出口32d及び本体側洗浄液ダクト34から排出された食品及び洗浄液が収容されるトレー54が配設されている。また、上記蓋体33の内周には、図6及び図11に示すように、第1乃至第6のガイドリブ61・・・66が取り付けられている。これら第1乃至第6のガイドリブ61・・・66は、後述する第1乃至第4の回転羽根57・・・60及び第1乃至第4の送風羽根86・・・89の回転によって投入口11より吸入される上記処理槽31内の空気が左側から右側にガイドされるように、図10に示すように、それぞれの背面側端部よりも正面側端部が右側に位置してやや傾斜されている。なお、これら第1乃至第6のガイドリブ61・・・66の内、第1乃至第4のガイドリブ61・・・64は、蓋体33にそれぞれ4箇所でボルト61a・・・64aにより着脱可能に固定されており、第5及び第6のガイドリブ65,66は、蓋体33の後述する排出孔35aが形成された箇所に対して溶接により固定されている。そして、第1の噴霧ノズル44と第2の噴霧ノズル45の間に第1のガイドリブ61が位置しており、第2の噴霧ノズル45と第3の噴霧ノズル46の間に第2のガイドリブ62が位置しており、第3の噴霧ノズル46と第4の噴霧ノズル47の間に第3のガイドリブ63が位置しており、また、第4の噴霧ノズル47の右側に第4のガイドリブ64が位置している。また、第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の蓋体33の内周面と対向する上端部には、図7に示すように、それぞれ小径の切欠き部61b・・・64bが形成されている。これは、第1乃至第4の回転羽根57・・・60の回転動作により蓋体33の内周面であって各第1乃至第4のガイドリブ61・・・64間に滞留した洗浄液を、上記処理槽31内の空気の流れによって図10中右側に流通させ、後述する排出孔35a内に流入させるものである。また、これら第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の上記回転軸72と対向する内周端は、図7に示すように、鋸歯状に凹凸が交互に連続する切断刃61c・・・64cが形成されている。これらの切断刃61c・・・64cは、処理槽31内の包装食品をより効果的により小さく切断するものであり、これによって上記回転軸72に包装材が絡まる危険性をより効果的に防ぐことができる。
【0025】
また、こうした第1乃至第6のガイドリブ61・・・66が取り付けられた上記蓋体33の右側には、処理槽31内において切断され洗浄された図示しない包装材が排出される排出路69の基端が固定されている。この排出路69の基端は、図8に示すように、上記処理槽31と連通してなるものであり、先端は、正面側に突出しており、前記正面側開閉扉5が閉塞されることにより、図2に示すように、該正面側開閉扉5に形成された排出管部7の基端側に挿入されて連通されるように構成されている。なお、この排出路69の後方及び上方には、図11に示すように多数の円形状の排出孔69aが穿設されている。このため、この処理槽31内より排出される包装材が空気の流れによって排出路69内を通る際に、この包装材に付着した洗浄液がこれらの排出孔69aより筐体3内に効果的に分離(乾燥)され、排出される包装材をよりリサイクルに適した状態に脱水をすることができる。同様に、蓋体33の内周面上であって、この蓋体33の外周に形成される蓋側洗浄液ダクト35に対応する箇所にも、多数の排出孔35aが形成されており、上記排出孔69aと同様に包装材に付着した洗浄液を効果的に分離(乾燥)することができ、排出される包装材をよりリサイクルに適した状態に脱水することができる。なお、この排出孔69aから飛散した洗浄液は、上記蓋側洗浄液ダクト35内を通り、把手固定部材38の開口38d及び正面側垂直固定板36の開口36bを介して本体側洗浄液ダクト34を通り、トレー54内に収容される。
【0026】
そして、上述のように構成された処理槽31内には、図4に示すように、前記駆動モータ21の出力軸21aに連結部材71を介して連結された回転軸72が水平方向に配設されている。この回転軸72は、左側中途部が前記垂直板部27の左側面に固定された一方の軸受73に回転自在に支持され、右側は、前記第1の右側半円板部32cに固定された他方の軸受74に回転自在に支持されてなるとともに、左側中途部は、上記垂直板部27に形成された図示しない開口に挿通されている。なお、この処理装置1では、上記垂直板部27の上端(第2の傾斜底板部23dの下端)から上記回転軸72までの長さはやや離間しており、後述する第1乃至第4の回転羽根81・・・84が水平とされた状態において、上記第2の傾斜底板部23dの下端から該第1乃至第4の回転羽根81・・・84までの落差が大きくなるように構成されている。そして、この回転軸72には、上記処理槽31内において、図4及び図7に示すように、回転駆動する第1乃至第4の回転羽根81・・・84の基端が固定されてなるとともに、図8に示すように、第1乃至第4の送風羽根86・・・89の基端が固定されている。
【0027】
そして、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84は、図7に示すように、上記回転軸72の回転方向に90度ずつ等間隔にそれぞれボルト(符号は省略する。)により固定されてなるものであり、本実施の形態においては、それぞれ回転軸72から先端までの長さ(幅)は同一とされている。また、これら第1乃至第4の回転羽根81・・・84の先端(処理槽31の内周面側)には、図7に示すように、該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の長さと略同じ長さに成形された細長い長方形状の串状体91・・・94がそれぞれ押え板96・・・99を介して着脱可能に固定されている。この串状体91・・・94は、一側が上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84の先端よりも処理槽31の内周側に突出してなるものであり、先端側固定板96・・・99と第1乃至第4の回転羽根81・・・84とに挟まれた状態でボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。これらの串状体91・・・94は、合成樹脂により成形されたものであり、串状体91を示す図12のように、上記ボルトが挿入される円形状の貫通孔91aがそれぞれ一端側から他端側に亘って6つ並んで形成されている。また、こ(れら)の串状体91(・・・94)の一側には、(全部で14個の)凹部91bが形成され、他側には、(全部で14個の)凹部91cが形成されている。すなわち、上記串状体91・・・94の両側には、それぞれ複数の凹部91b,91cが形成され、長さ方向の中心線を想定した場合、該中心線を間に左右対称形状に成形されている。また、上記第1乃至第4の送風羽根86・・・89は、図8に示すように、それぞれ同一形状に成形されてなるものであり、上記回転軸72の他端側(排出路69側)にてボルト(符号は省略する。)により固定されている。なお、これら第1乃至第4の送風羽根86・・・89は、図10に示すように、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84に同一平面状に並んでそれぞれ固定されている。また、上記第1乃至第4の送風羽根86・・・89の先端には、先端が上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84の先端に固定された串状体91・・・94先端よりも処理槽31の内周面に近接して固定された送風板101・・・104がボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。そして、これらの送風板101・・・104には、上記ボルトが挿通される長孔101a・・・104aが2つ並んで形成され、それぞれ上記回転軸72方向から処理槽31の内周面側に突出する長さが調節可能とされている。
【0028】
一方、上記処理槽31を構成する処理槽本体32には、図7に示すように、切断刃ユニット111が固定されている。この切断刃ユニット111は、図13に示すように、長方形状に成形されたベース板112と、このベース板112の正面に溶接された(7つの)切断刃部材113・・・119と、上記ベース板112の裏面に基端が溶接された(4つの)ボルト120・・・123とから構成されている。そして、上記各切断刃部材113・・・119は、それぞれ上記ベース部材112の幅と同じ長さとされ該ベース部材112から起立してなる第1の切断刃113a・・・119aと、該ベース部材112の幅よりもやや短い長さを有し、高さは上記第1の切断刃113a・・・119aと同じものとされた第2の切断刃113b・・・119bと、上記第1の切断刃113a・・・119aと第2の切断刃113b・・・119bとを接続してなる接続部113c・・・119cとから構成されている。すなわち、上記各切断刃部材113・・・119は、断面コ字状に成形された部材であり、上記接続部113c・・・119cが(スポット)溶接されることにより、上記ベース板112に固定されている。また、この切断刃ユニット111は、上記第1の切断刃113a・・・119aと第2の切断刃113b・・・119bが、上記串状体91・・・94のそれぞれに形成された凹部91b,91cの形成位置に対応した位置となるように処理槽本体32に固定されてなるものであり、また、該第1の切断刃113a・・・119aと第2の切断刃113b・・・119bの先端はそれぞれ先鋭状とされている。
【0029】
また、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84は、図10に示すように、該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の一端(仕切板24側)にボルト(符号は省略する。)を介して着脱可能に固定されてなるとともに該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の幅と略同じ長さに成形された細長い長方形状の引裂部材121を備えている。これらの引裂部材121は、鉄又はステンレススチールのような金属により成形されてなるものである。
【0030】
したがって、上述した実施の形態に係る処理装置1では、図5に示す始動スイッチ17をオン操作すると、図4に示す駆動モータ21の駆動が開始され、これに伴い上記処理槽31内に設けられた第1乃至第4の回転羽根81・・・84及び第1乃至第4の送風羽根86・・・89が回転駆動する。また、給液金具53に図示しないホースを介して上水道や洗浄液のタンクと接続し上記コック53aを開き、更に第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47を回動操作すると、処理槽31内に洗浄液が噴霧される。この状態において、この処理装置1の投入口11から、袋状に成形された牛乳パックやポリエチレン樹脂により袋状に成形された図示しない包装材を投入すると、この包装材は、上記第1の傾斜底板部23b上及び第2の傾斜底板部23d上を滑って、上記仕切り板24の下方に形成された開口部25から処理槽31内に移動する。このとき、上記包装材は、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84を構成する引裂部材121により、一部の包装材は引き裂かれて処理槽31側に送られる。また、このように処理槽31内に移動した包装材は、第1乃至第4の回転羽根81・・・84の回転により遠心力によって、上記処理槽31の内周側に移動させられるとともに、処理槽本体32に固定された切断刃ユニット111を構成する第1及び第2の切断刃113a・・・119a,113b・・・119bと、移動する上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84に配置された串状体91・・・94とにより切断され、また、切断された包装材は、第1乃至第4の回転羽根81・・・84により処理槽31内を移動するとともに上記第1乃至第4の噴霧ノズル44・・・47から噴霧される洗浄液によって洗浄される。すなわち、図14に示すように、串状体91(92,93,94)の回転により、図示しない包装材が上記切断刃ユニット111方向に移動させられ、該切断刃ユニット111を構成する第1及び第2の切断刃113a,113b(114a,114b・・・119a,119b)により切断される。これによって、上記切断された包装材の内側に付着した調味料や飲料等は、上記洗浄水により洗浄されるとともに、上記処理槽本体32に形成された排出孔26bから排出され、上記トレー54内に収容される。また、切断され洗浄され洗浄水が付着した上記包装材は、上記第1乃至第4の送風羽根86・・・89の回転駆動により、該洗浄水が飛散するとともに風圧により乾燥させられた状態で前記正面側開閉扉5に形成された排出管部7内を通過して外部に排出される。
【0031】
このように、上記実施の形態に係る処理装置1では、袋状に成形された包装材は、上記串状体91・・・94と第1及び第2の切断刃113a・・・119a,113b・・・119bとにより、強制的に複数箇所において切断され、これら切断された包装材は、上記噴射ノズル44・・・47から噴射された洗浄するにより洗浄されることから、実施の形態に係る処理装置1によれば、樹脂や紙により袋状に成形された包装材であっても内部に付着した食品等を有効に洗浄することができ、これらの資源を有効に再利用することができる。特に、この実施の形態に係る処理装置1では、本発明を構成する串状体が上記第11乃至第4の送風羽根86・・・89の全てに配置されていることから、袋状に成形された包装材が牛乳パック等のように比較的硬い素材で成形されている場合であっても、確実に切断することができ、且つ、内部に付着した牛乳を確実に洗浄することができる。さらに、上記各串状体91・・・94には、左右両側に凹部91b・・・94b,91c・・・94cが形成されていることから、長期間の使用により一側が磨耗した場合であっても、新たなものと取り替えることなく反転させて再度固定して使用することができる。また、上記第1及び第2の切断刃113a・・・119a,113b・・・119bは、切断刃ユニット111を構成することから、この切断刃ユニット111により容易に処理槽本体32に固定することができる。
【0032】
なお、上記実施の形態においては、本発明を構成する串状体(串状体91・・・94)を回転羽根(第1乃至第4の回転羽根81・・・84)に配置する一方、切断刃(第1及び第2の切断刃113a・・・119a,113b・・・119b)を処理槽31に配置したものであるが、本発明は、上記串状体を処理槽31に配置し、切断刃を上記回転羽根に配置したのもであっても良く、また、上記串状体を回転羽根に配置する場合においても、全ての回転羽根に配置する必要は無く、一部の回転羽根に配置したものであっても良い。さらにまた、上記実施の形態では、切断刃を、処理槽31を構成する処理槽本体32に固定したが、蓋体33の内側に固定したものであっても良いばかりではなく、処理槽本体32に固定する場合であっても、上記回転羽根の回転方向に上記切断刃ユニット111を並列させても良い。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施の形態に係る包装食品の処理装置の正面図である。
【図2】図1に示す包装食品の処理装置を構成する排出管部を一部破断して示す右側面図である。
【図3】背面側開閉扉を取り外した状態における包装食品の処理装置の背面図である。
【図4】正面側開閉扉及び正面カバーを取り外した状態における包装食品の処理装置の正面図である。
【図5】包装食品の処理装置を左側面から示す斜視図である。
【図6】蓋体を開放した状態を示す包装食品の処理装置の斜視図である。
【図7】処理槽の内部構造の左側の要部を示す右側断面図である。
【図8】処理槽の内部構造の右側の要部を示す右側断面図である。
【図9】処理槽を構成する処理槽本体の構成を示す正面図である。
【図10】処理槽内部の構成を示す正面図である。
【図11】処理槽の蓋部の内周面を示す正面図である。
【図12】串状体を示す斜視図である。
【図13】切断刃ユニットを示す斜視図である。
【図14】切断刃と串状体とが接近した状態を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
【0034】
1 処理装置
11 投入口
21 モータ
31 処理槽
44・・・47 第1乃至第4の噴霧ノズル
69 排出路
72 回転軸
81・・・84 第1乃至第4の回転羽根
91・・・94 串状体
91b・・・94b 凹部
91c・・・94c 凹部
111 切断刃ユニット
112 ベース板
113a・・・119a 第1の切断刃
113b・・・119b 第2の切断刃

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂フィルム,紙,アルミ箔等から選ばれた単一素材により袋状に成形され又はこれらの素材から選ばれた複数の素材が積層されてなる複合素材により袋状に成形された包装材が投入される投入口と、
水平方向に長さを有するように配設され、一端側には上記投入口と連通した開口が形成されてなるとともに、内部において上記包装材が収容されるとともに複数の貫通穴が形成された円筒状の処理槽と、
上記処理槽内に配設され、駆動装置により回転動作する回転軸と、
基端が上記回転軸に固定され、先端が上記処理槽の内周面側に位置するとともに、該処理槽の長さ方向と同じ方向に長さを有する複数の回転羽根と、
上記処理槽内に洗浄水を噴射する噴射ノズルと、
上記処理槽の他端側に形成され、包装材が排出される排出路と、を備え、
上記複数の回転羽根の少なくとも何れか一つの回転羽根と上記処理槽の内側には、複数の凹部が並列してなる串状体と、この串状体に形成された凹部に対応して形成された切断刃とが相対的に配置されてなることを特徴とする包装材洗浄処理装置。
【請求項2】
前記串状体は、前記回転羽根に着脱可能に固定され、前記切断刃は前記処理槽の内側に配置されてなるとともに、前記複数の凹部は、上記串状体の両側に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の包装材洗浄処理装置。
【請求項3】
前記切断刃は、板状に成形されたベース板部上から起立した状態で配置された切断刃ユニットの構成要素とされてなることを特徴とする請求項1又は2記載の何れかの包装材洗浄処理装置。
【請求項4】
前記切断刃は、前記回転羽根の回転により前記串状体に最も早く接近する第1の切断刃と、この第1の切断刃に並んで配置されてなるとともに該第1の切断刃に遅れて串状体に接近する第2の切断刃とからなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の包装材洗浄処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−21284(P2007−21284A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−202890(P2005−202890)
【出願日】平成17年7月12日(2005.7.12)
【出願人】(502161391)株式会社カネミヤ (7)
【Fターム(参考)】