説明

化粧用調製物のための増粘剤の形態の水中水型エマルジョンポリマーの使用

本発明は、水性またはアルコール性または水性/アルコール性の化粧用組成物あるいは皮膚科用組成物のレオロジーを改変するための、エチレン性不飽和アニオン性モノマーの重合によって得られる、場合によっては水分散液の形態のポリマーの使用に関する。前記ポリマーは、群a)およびb)安定化ポリマーのタイプの少なくとも1種の存在下で、水相中での水溶性無機モノマーのラジカル乳化重合によって生成可能である。エマルジョンポリマーは、特に、水およびアルコールベースの化粧用および皮膚科用調製物の増粘剤として適している。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
水性、アルコール性、または水性/アルコール性の化粧用あるいは皮膚科用組成物のレオロジーを改変するための、水性媒体中でのモノマーのフリーラジカル重合によって得られる、適切な場合には水分散液の形態で存在する、エチレン性不飽和アニオン性モノマーのポリマーの使用であって、前記重合が、各場合において、群a)から選択される少なくとも1種のポリマーおよび群b)から選択される少なくとも1種のポリマーの存在下で実施され、
群a)が、
a1)(i)ポリエチレングリコール、あるいは(ii)アルキル、カルボキシル、またはアミノ基で一方または両方の末端が末端キャップされたポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコール上の、ビニルアセテートおよび/またはビニルプロピオネートのグラフトポリマー、
a2)ポリアルキレングリコール、
a3)アルキル、カルボキシル、またはアミノ基で一方または両方の末端が末端キャップされたポリアルキレングリコール、
a4)アルキルポリアルキレングリコール(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリル酸のコポリマー
からなり、群b)は、
b1)少なくとも部分的に塩の形態で存在することができる、ビニルアルキルエーテルおよび無水マレイン酸の少なくとも部分的に加水分解されたコポリマー、
b2)カチオン加工したデンプン、アニオン加工したデンプン、分解デンプン、およびマルトデキストリンからなる群から選択される水溶性デンプン、
b3)-アニオン性モノマーのホモポリマーおよびコポリマー、
-アニオン性モノマーおよびカチオン性モノマー、ならびに適切な場合には中性モノマーのコポリマーであって、共重合されたアニオン性モノマーの割合が、カチオン性モノマーの割合より大きいコポリマー、ならびに
-少なくとも1種のアニオン性モノマー、ならびに一価アルコールとのアニオン性モノマーのエステル、スチレン、N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム、N-ビニルイミダゾール、N-ビニルホルムアミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルアセテート、およびビニルプロピオネートの群からの少なくとも1種のモノマーのコポリマー
の群から選択される、アニオン性コポリマー、
b4)非イオン性モノエチレン性不飽和モノマーおよびカチオン性モノエチレン性不飽和モノマー、ならびに適切な場合にはアニオン性モノエチレン性不飽和モノマーのカチオン性コポリマーであって、各場合において、カチオン性基の数が、アニオン性基の数より多いカチオン性コポリマー
からなる使用。
【請求項2】
モル質量Mnが100〜100000のポリアルキレングリコール、アルキル、カルボキシル、またはアミノ基で一方または両方の末端が末端キャップされ、モル質量Mnが100〜100000のポリアルキレングリコールが、ポリマーa)として使用される、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
モル質量Mnが500〜20000g/モルであり、エチレンオキシド単位の含有量が10〜80モル%である、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロックコポリマーが、ポリマーa)として使用される、請求項1または2に記載の使用。
【請求項4】
エチレン性不飽和C3-〜C5-カルボン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、アルカリ金属および/またはアンモニウム塩基で部分的または完全に中和されたそれらの塩の、少なくとも1種のホモポリマー、ならびに/あるいはこれらのモノマーの少なくとも1種のコポリマーが、ポリマー(b)として使用される、請求項1から3の一項に記載の使用。
【請求項5】
適切な場合には、少なくとも部分的にそれらのアルカリ金属またはアンモニウム塩の形態で存在する、ビニルアルキルエーテルおよび無水マレイン酸の部分的または好ましくは完全に加水分解されたコポリマーが、群(b)のポリマーとして使用される、請求項1から3の一項に記載の使用。
【請求項6】
分子量Mnが1000〜100000の、ポリエチレングリコール上のビニルアセテートのグラフトポリマーが、ポリマーa)として使用され、少なくとも部分的にそれらのアルカリ金属またはアンモニウム塩の形態で存在することができる、ビニルメチルエーテルおよび無水マレイン酸の部分的または好ましくは完全に加水分解されたコポリマーが、ポリマーb)として使用される、請求項1、4、または5の一項に記載の使用。
【請求項7】
アルキルポリアルキレングリコール(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリル酸のコポリマーが、ポリマーa)として使用され、適切な場合には、少なくとも部分的にそれらのアルカリ金属またはアンモニウム塩の形態で存在する、ビニルメチルエーテルおよび無水マレイン酸の少なくとも1種の部分的または好ましくは完全に加水分解されたコポリマーが、ポリマーb)として使用される、請求項1に記載の使用。
【請求項8】
分子量Mn300〜50000のポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、および/またはエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロックコポリマー、ならびに/あるいはC1-〜C4-アルキル基で一方または両方の末端が末端キャップされた、分子量Mn300〜50000のポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、および/またはエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロックコポリマーが、ポリマーa)として使用され、マルトデキストリンがポリマーb)として使用される、請求項1に記載の使用。
【請求項9】
(i)少なくとも1種のエチレン性不飽和C3-〜C5-カルボン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、ならびに/あるいはそれらのアルカリ金属および/またはアンモニウム塩、
(ii)部分的または完全に中和されたジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、部分的または完全に四級化されたジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、四級化または中和形態のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、ジアルキルジアリルアンモニウムハロゲン化物、および四級化n-ビニルイミダゾールからなる群から選択される、少なくとも1種のカチオン性モノマー、ならびに適切な場合には
(iii)少なくとも1種の中性モノマー
のコポリマーが、ポリマーb)として使用され、
共重合されたアニオン性モノマーの割合がカチオン性モノマーの割合より大きい、請求項1から3の一項に記載の使用。
【請求項10】
(i)少なくとも1種のアニオン性モノマー、ならびに
(ii)エチレン性不飽和酸の一価アルコールとのエステル、スチレン、N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム、N-ビニルイミダゾール、N-ビニルホルムアミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルアセテート、およびビニルプロピオネートの群からの少なくとも1種のモノマー
のコポリマーが、ポリマー(b)として使用される、請求項1から3の一項に記載の使用。
【請求項11】
エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの少なくとも1種のブロックコポリマーが、ポリマーa)として使用され、アクリルアミド、ジメチルアミノエチルアクリレートメトクロライド、および共重合化形態のアクリル酸0〜5モル%を含む少なくとも1種のコポリマーが、ポリマーb)として使用される、請求項1に記載の使用。
【請求項12】
メタクリル酸およびアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸のコポリマーであって、該コポリマーを生成するために使用されるメタクリル酸とアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸とのモル比が、9:1〜1:9、好ましくは9:1〜6:4の範囲である前記コポリマーが、ポリマーb)として使用される、請求項1に記載の使用。
【請求項13】
モノエチレン性不飽和C3-〜C5-カルボン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、および/またはそれらのアルカリ金属もしくはアンモニウム塩が、アニオン性モノマーとして使用される、請求項1から12の一項に記載の使用。
【請求項14】
前記アニオン性モノマーの重合が、さらなるエチレン性不飽和モノマーの存在下で実施される、請求項1から13の一項に記載の使用。
【請求項15】
前記アニオン性モノマーの重合が、(メタ)アクリルアミド、一価C1〜C22-アルコールの(メタ)アクリルエステル、C3〜C22-アルキルビニルエーテル、C6〜C16-オレフィン、ポリイソブテン誘導体、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジアルキルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、N-ビニルホルムアミド、適切な場合には、四級化ビニルイミダゾール、および部分的もしくは完全に中和または四級化されたジアルキルアミノインアルキル(メタ)アクリルアミドからなる群から選択される、少なくとも1種のモノマーの存在下で実施される、請求項14に記載の使用。
【請求項16】
アクリル酸が、フリーラジカル重合中に他のモノマーの非存在下で使用される、請求項1から15の一項に記載の使用。
【請求項17】
前記重合が、少なくとも1種の架橋剤の存在下でさらに実施される、請求項1から16の一項に記載の使用。
【請求項18】
前記架橋剤が、トリアリルアミン、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、メチレンビスアクリルアミド、N,N'-ジビニルエチレン尿素、アクリル酸またはメタクリル酸で完全にエステル化された2〜4個の炭素原子を有する二価アルコール、エトキシル化トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシル化トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートおよび/またはトリアリルメチルアンモニウムクロライド、少なくとも2つのアリル基を含む糖のアリルエーテル、少なくとも2つのビニル基を有するビニルエーテル、またはトリアリルアミン、ならびにこれらの化合物の混合物からなる群から選択される、請求項17に記載の使用。
【請求項19】
請求項1から18の一項に定義される、エチレン性不飽和アニオン性モノマーの少なくとも1種のポリマーを含む毛髪化粧用組成物。
【請求項20】
請求項1から18の一項に定義される、エチレン性不飽和アニオン性モノマーの少なくとも1種のポリマーを含む皮膚化粧用組成物。
【請求項21】
請求項1から18の一項に定義される、エチレン性不飽和アニオン性モノマーの少なくとも1種のポリマーを含む皮膚科用組成物。

【公表番号】特表2008−528749(P2008−528749A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−552638(P2007−552638)
【出願日】平成18年1月24日(2006.1.24)
【国際出願番号】PCT/EP2006/050420
【国際公開番号】WO2006/079632
【国際公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】