説明

医薬化合物

A.BCR−abl、VEGFR、PDGFR、EGFR、Flt3、JAK(例えば、JAK2もしくはJAK3)、C−abl、PDK1、Chk(例えば、Chk1もしくはChk2)、FGFR(例えば、FGFR3)、Ret、Eph(例えば、EphB2もしくはEphB4)またはSrc(例えば、cSrc)であるキナーゼが媒介する病態または症状;あるいはB.癌細胞が:(a)スレオニンゲートキーパー変異;または(b)薬剤耐性ゲートキーパー変異;または(c)イマチニブ耐性変異;または(d)ニロチニブ耐性変異;または(e)ダサチニブ耐性変異;または(f)KITにおけるT670I変異;または(g)PDGFRにおけるT674I変異;または(h)EGFRにおけるT790M変異;または(i)ablにおけるT315I変異、である薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌;あるいはC.BCR−abl、c−kit、PDGF、EGF受容体またはErbB2の変異型である変異分子標的を発現する癌;あるいはD.他の抗癌剤と結合または相互作用するが式(I)または(I´)の化合物と結合または相互作用をしないタンパク質の領域に変異を有するキナーゼ、例えばc−abl、c−kit、PDGFRベータおよびPDGFRアルファを含むPDGFRならびに,EGFR(ErbBl)、HER2(ErbB2)、ErbB3およびErbB4などのErbBフェミリーのメンバー、ならびにEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA8、EphA10、EphB1、EphB2、EphB3、EphB5、EphB6などのエフリン受容体ファミリーのメンバー、c−Src、ならびにTYK2などのJAKファミリーのキナーゼから選ばれる変異キナーゼ、が媒介する疾病;の予防または治療用薬剤の製造のための化合物の使用であって、前記化合物は式(I)または(I´)の化合物、その塩、溶媒和物、互変異性体またはN−オキシドであり、R0´、R、R1´、R2´、R3´、R4´、A´、X´、E、AおよびMは請求項において定義したとおりである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
A.BCR−abl、VEGFR、PDGFR、EGFR、Flt3、JAK(例えば、JAK2もしくはJAK3)、C−abl、PDK1、Chk(例えば、Chk1もしくはChk2)、FGFR(例えば、FGFR3)、Ret、Eph(例えば、EphB2もしくはEphB4)またはSrc(例えば、cSrc)であるキナーゼが媒介する病態または症状;あるいは
B.癌細胞が:
(a)スレオニンゲートキーパー変異;または
(b)薬剤耐性ゲートキーパー変異;または
(c)イマチニブ耐性変異;または
(d)ニロチニブ耐性変異;または
(e)ダサチニブ耐性変異;または
(f)KITにおけるT670I変異;または
(g)PDGFRにおけるT674I変異;または
(h)EGFRにおけるT790M変異;または
(i)ablにおけるT315I変異、
である薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌;あるいは
C.BCR−abl、c−kit、PDGF、EGF受容体またはErbB2の変異型である変異分子標的を発現する癌;あるいは
D.他の抗癌剤と結合または相互作用するが式(I)または(I´)の化合物と結合または相互作用をしないタンパク質の領域に変異を有するキナーゼ、例えばc−abl、c−kit、PDGFRベータおよびPDGFRアルファを含むPDGFRならびに,EGFR(ErbBl)、HER2(ErbB2)、ErbB3およびErbB4などのErbBフェミリーのメンバー、ならびにEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA8、EphA10、EphB1、EphB2、EphB3、EphB5、EphB6などのエフリン受容体ファミリーのメンバー、c−Src、ならびにTYK2などのJAKファミリーのキナーゼから選ばれる変異キナーゼ、が媒介する疾病;
の予防または治療用薬剤の製造のための化合物の使用であって、
前記化合物が、
I.式(I)の化合物:
【化1】

〔式中、
X´は、CR5´またはNであり;
A´は、結合または−(CH−(B´)−であり;
B´は、C=O、NR(C=O)またはO(C=O)であり、ここで、Rは、水素、またはヒドロキシもしくはC1−4アルコキシで置換されていてもよいC1−4ヒドロカルビルであり;
mは、0、1または2であり;
nは、0または1であり;
0´は、水素であるか、または存在する場合にはNRと一緒になって−(CH−基(ここでpは2〜4である)を形成し;
1´は、水素、3〜12環員を有する炭素環式基もしくは複素環式基、または置換されていてもよいC1−8ヒドロカルビル基であり;
2´は、水素、ハロゲン、メトキシ、またはハロゲン、ヒドロキシルもしくはメトキシで置換されていてもよいC1−4ヒドロカルビル基であり;
3´およびR4´は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、このうち3個までがN、OおよびSから選ばれるヘテロ原子であり得る5〜7環員を有する、置換されていてもよい縮合炭素環式環または複素環式環を形成し;
5´は、水素、R2´基またはR10´基であり、ここで、R10´は、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基、R−R基であり、ここで、Rは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり;Rは、水素、3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基、ならびにヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基から選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1−8ヒドロカルビル基から選ばれ、前記C1−8ヒドロカルビル基の1以上の炭素原子はO、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xで置き換えられていてもよく;
は、水素およびC1−4ヒドロカルビルから選ばれ;
は、O、SまたはNRであり、Xは=O、=Sまたは=NRである〕
またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシドであるか、あるいは
II.前記化合物は式(I´)で表される化合物:
【化2】

〔式中、
MはD1基およびD2基:
【化3】

から選ばれ、
そして:
(A)MがD1基の場合:
XはO、NHおよびNCHから選ばれ;
Aは結合およびNRから選ばれ、ここでRは水素またはメチルであり;
Eは、結合、CH、CH(CN)およびC(CHから選ばれ;
は下記のものから選ばれる:
(i)ヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより置換されていてもよい3〜5個の環員を有するシクロアルキル基;
(ii)O、N、SおよびSOから選ばれる1もしくは2のヘテロ原子環員を有する4〜6個の環員を有する飽和複素環基(前記複素環基はC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてもよいが、非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、および非置換そして1−置換ピペリジン−4−イルを除く);
(iii)下記式で表される2,5−置換フェニル基:
【化4】

(式中、(a)XがNHあるいはN−CHの場合、Rは塩素およびシアノから選ばれ、(b)XがOの場合、RはCNである);
(iv)CRで表される基(R及びRはそれぞれ水素およびメチルから選ばれ、Rは、水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノから選ばれる);
(v)メチル、エチル、メトキシおよびエトキシから選ばれる1あるいは2個の置換基に置換されてもよいピリダジン−4−イル基;
(vi)置換基がメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選ばれる、置換イミダゾチアゾール基;
(vii)置換されていてもよい1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルあるいは置換されていてもよい2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基(各々の場合の置換基はハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−またはジアルキルアミノ、CONHまたはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選ばれ、前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで置換されていてもよい);
(viii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONHまたはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により置換されていてもよい3−ピリジル(前記C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで置換されていてもよいが、2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−(ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−アミドおよび2,6−ジメトキシ−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−ニコチンアミドを除く);
(ix)ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONHまたはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により置換されていてもよいチオモルホリンあるいはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシド(前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで置換されていてもよい);
また、E−AがNRの場合、Rはさらに下記から選ばれる:
(x)2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニル、およびtert−ブチル;
(xi)NR1011で表される基(R10およびR11はそれぞれC1−4アルキルあるいはR10およびR11は結合しておりNR1011がO、N、SおよびSOから選ばれる第2のヘテロ原子環員を含んでいてもよい4〜6個の環員を有する飽和複素環基を形成し、前記複素環基がC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてもよい);
(xii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により置換されていてもよいピリドン(前記C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで置換されていてもよい);
E−AがC(CHNRあるいはCH−NRの場合、Rはさらに下記から選ばれる:
(xiii)非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニル;また
E−AがC(CHNRの場合、Rはさらに下記から選ばれる:
(xiv)非置換フェニル;また
EがCHの場合、Rはさらに下記から選ばれる:
(xv)非置換テトラヒドロピラン−4−イル;そして
(B)MがD2基である場合:
Aは結合またはNR基から選ばれ、Rは水素またはメチルであり;
Eは結合、CH、CH(CN)およびC(CHから選ばれ;
は下記から選ばれる:
(xvi)下記式で表される2−置換3−フリル基:
【化5】

(式中、RおよびR同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれる、あるいはRおよびRは結合しておりNRがO、NH、NMe、SまたはSOから選ばれる第2のヘテロ原子を有してもよい5または6員の飽和複素環基を形成し、前記飽和5または6員複素環基はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより置換されていてもよい);
(xvii)下記式で表される5−置換2−フリル基:
【化6】

(式中、RおよびR同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれる、あるいはRおよびRは結合しておりNRがO、NH、NMe、SまたはSOから選ばれる第2のヘテロ原子を有してもよい5または6員の飽和複素環基を形成し、前記飽和5または6員複素環基はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより置換されていてもよい、ただし、前記化合物が5−ピペリジン−1−イルメチル−フラン−2−カルボン酸[3−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−アミドではない);
(xviii)下記式で表される基:
【化7】

(式中、Rは水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;Gは、CH、O、S、SO、SOまたはNHであり、前記基はC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノから選ばれる1、2または3個の置換基により置換されていてもよく、前記C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基はそれぞれ、ヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで置換されていてもよい);および
(xix)下記式で表される3,5−二置換フェニル基:
【化8】

(式中、XはO、NHおよびNCHから選ばれる);ならびに
(C)MがD1基の場合:
XはOであり;AはNRであり、ここでRは水素であり;Eは結合であり;Rは2,6−ジフルオロフェニルであり;したがって、式(I)の化合物は下記から選ばれた酸と形成された塩から選ばれる酸付加塩である:酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−二スルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン酸(例えば、D−グルクロン酸)、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、アルファ−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳酸(例えば(+)−L−乳酸および(±)−DL乳酸)、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、ナフタレンスルホン酸(例えば、ナフタレン−2−スルホン酸、ナフタレン−1,5−二スルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸、トルエンスルホン酸(例えば、p−トルエンスルホン酸)、吉草酸およびキナホイック酸〕
もしくはその塩、N−オキシド、互変異性体および溶媒和物である、使用。
【請求項2】
前記化合物が式(I)で表される化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記化合物が1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素またはその塩である、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記化合物が、請求項1の(A)の節および(B)の節で定義された式(I´)で表される化合物である、請求項1に記載の使用。
【請求項5】
MがD1基である、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
XがO、NHおよびNCHから選ばれる、請求項4または5に記載の使用。
【請求項7】
XがOである、請求項6に記載の使用。
【請求項8】
AがNR基であり、ここでRは水素またはメチルである、請求項4〜7のいずれか一項に記載の使用。
【請求項9】
Aが結合である、請求項4〜8のいずれか一項に記載の使用。
【請求項10】
Eが結合である、請求項4〜9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項11】
EがCHである、請求項4〜9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項12】
EがCH(CN)である、請求項4〜9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項13】
EがC(CHである、請求項4〜9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項14】
がヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより置換されていてもよい3〜5個の環員を有するシクロアルキル基である、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項15】
前記シクロアルキル基が置換されていてもよいシクロプロピルおよびシクロブチル基から選ばれ、より典型的には置換されていてもよいシクロプロピル基である、請求項14に記載の使用。
【請求項16】
が非置換シクロプロピル基である、請求項15に記載の使用。
【請求項17】
が、O、N、SおよびSOから選ばれる1または2個のヘテロ原子環員を含んでいる4〜6環員の飽和複素環基(前記複素環基はC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてもよいが、ただし、非置換4−モルホリニル、非置換テトラヒドロピラン−4−イル、非置換2−ピロリジニル、ならびに非置換および1−置換ピペリジン−4−イルは除く)である、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項18】
が下記式で表される2,5−置換フェニル基である、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用:
【化9】

〔式中、(a)XがNHまたはN−CHである場合、Rは塩素とシアノ基から選ばれ;
(b)XがOである場合、RはCNである〕。
【請求項19】
が、CR基であり、ここでRおよびRはそれぞれ水素およびメチルから選ばれ、Rは水素、メチル、C1−4アルキルスルホニルメチル、ヒドロキシメチルおよびシアノ基から選ばれる、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項20】
が、メチル、エチル、メトキシおよびエトキシ基から選ばれる1または2個の置換基により置換されていてもよいピリダジン−4−イル基である、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項21】
が、置換基がメチル、エチル、アミノ、フッ素、塩素、アミノおよびメチルアミノから選ばれる置換イミダゾチアゾール基である、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項22】
が、置換されていてもよい1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルあるいは置換されていてもよい2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル基であり、各々の場合の置換基はハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−またはジアルキルアミノ、CONHまたはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシであり、前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで置換されていてもよい、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項23】
が、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONHまたはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により置換されていてもよい3−ピリジルであり、ここで前記C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで置換されていてもよい、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項24】
が、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONHまたはCONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により置換されていてもよいチオモルホリンあるいはそのS−オキシドまたはS,S−ジオキシドであり、前記C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで置換されていてもよい、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項25】
E−AがNRであり、Rが2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニル、シクロヘキシル、非置換4−テトラヒドロピラニル、およびtert−ブチルから選ばれる、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項26】
E−AがNRであり、RがNR1011で表される基であり、ここでR10およびR11はそれぞれC1−4アルキルであるか、あるいはR10およびR11は結合してNR1011がO、N、SおよびSOから選ばれる第2のヘテロ原子環員を含んでいてもよい4〜6個の環員を有する飽和複素環基を形成し、前記複素環基がC1−4アルキル、アミノまたはヒドロキシで置換されていてもよい、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項27】
E−AがNRであり、Rがヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1−4モノ−およびジアルキルアミノ、CONH、CONH−C1−4アルキル、C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシから選ばれる1または2個の置換基により置換されていてもよいピリドンであり、前記C1−4アルキルならびにC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシ、メトキシまたはアミノで置換されていてもよい、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項28】
E−AがC(CHNRまたはCH−NRであり、Rが非置換2−フリルおよび2,6−ジフルオロフェニルから選ばれる、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項29】
E−AがC(CHNRであり、Rが非置換フェニルである、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項30】
EがCHであり、Rが非置換テトラヒドロピラン−4−イルである、請求項4〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項31】
MがD2基である、請求項4および6〜13のいずれか一項に記載の使用。
【請求項32】
が下記式で表される2−置換3−フリル基である、請求項31に記載の使用:
【化10】

〔式中、RおよびRは同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれ、あるいはRおよびRは結合しており、NRがO、NH、NMe、SまたはSOから選ばれる第2のヘテロ原子を有してもよい5または6員の飽和複素環基を形成し、前記飽和5または6員複素環基はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより置換されていてもよい〕。
【請求項33】
が下記式で表される5−置換2−フリル基である、請求項31に記載の使用:
【化11】

〔式中、RおよびRは同一または異なって水素およびC1−4アルキルから選ばれ、あるいはRおよびRは結合しており、NRがO、NH、NMe、SまたはSOから選ばれる第2のヘテロ原子を有してもよい5または6員の飽和複素環基を形成し、前記飽和5または6員複素環基はヒドロキシ、フッ素、アミノ、メチルアミノ、メチルまたはエチルにより置換されていてもよい〕。
【請求項34】
が下記式で表される基である、請求項31に記載の使用:
【化12】

〔式中、Rは水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;Gは、CH、O、S、SO、SOまたはNHであり、前記基はC1−4ヒドロカルビル、ヒドロキシ、C1−4ヒドロカルビルオキシ、フッ素、アミノ、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから選ばれる1、2または3個の置換基により置換されていてもよく、前記C1−4ヒドロカルビルおよびC1−4ヒドロカルビルオキシ基はそれぞれ、ヒドロキシ、フッ素、アミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノで置換されていてもよい〕。
【請求項35】
が下記式で表される基3,5−二置換フェニル基である、請求項31に記載の使用:
【化13】

〔式中、Xは、Xと同様にO、NHおよびNCHから選ばれる〕。
【請求項36】
前記R−E−A−部分が本明細書の表1に記載された群から選ばれる、請求項4に記載の使用。
【請求項37】
前記R−E−A−基が、A1、A4、A10、A11、A13、A20、A22、A23、A24、A29、A30、A31、A32、A38、A42、A43、A44、A46、A47、A49、A54およびA56から選ばれる、請求項36に記載の使用。
【請求項38】
前記R−E−A−基が、A1、A4、A20、A24、A30、A44、A46およびA54から選択され、好ましくはA24基である、請求項37に記載の使用。
【請求項39】
式(I´)の化合物が式(II)で表わされる、請求項4に記載の使用:
【化14】

〔式中、R、E、AおよびXは前記請求項のいずれか一項で定義した通りである〕。
【請求項40】
XがOである、請求項39に記載の使用。
【請求項41】
式(I´)の化合物が式(III)で表わされる、請求項4に記載の使用:
【化15】

〔式中、R、R、およびEは前記請求項のいずれか一項で定義した通りである〕。
【請求項42】
Eが結合である、請求項41に記載の使用。
【請求項43】
EがCHまたはC(CHである、請求項42に記載の使用。
【請求項44】
Eが結合であり、RがHであり、およびRがシクロアルキル基である、請求項43に記載の使用。
【請求項45】
がシクロアルキル基であり、前記化合物が化合物1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素またはその塩である、請求項44に記載の使用。
【請求項46】
前記化合物が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の遊離塩基である、請求項45に記載の使用。
【請求項47】
前記化合物が1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の塩である、請求項45に記載の使用。
【請求項48】
前記塩がL−乳酸塩、D−乳酸塩またはクエン酸塩である、請求項47に記載の使用。
【請求項49】
前記塩がL−乳酸塩またはD−乳酸塩(好ましくは、L−乳酸塩)である、請求項47に記載の使用。
【請求項50】
前記塩がクエン酸と形成された塩である、請求項48に記載の使用。
【請求項51】
前記塩がL−乳酸塩とクエン酸塩との混合物である、請求項47に記載の使用。
【請求項52】
前記塩がアモルファスである、請求項48に記載の使用。
【請求項53】
前記乳酸塩(特にL−乳酸塩)またはクエン酸塩が実質的に結晶性である、すなわち、これら塩は50%〜100%結晶性、より具体的には、これら塩は少なくとも50%結晶性、または少なくとも60%結晶性、または少なくとも70%結晶性、または少なくとも80%結晶性、または少なくとも90%結晶性、または少なくとも95%結晶性、または少なくとも98%結晶性、または少なくとも99%結晶性、または少なくとも99.5%結晶性、または少なくとも99.9%結晶性、例えば100%結晶性、であってもよい、請求項48〜50のいずれか一項に記載の使用。
【請求項54】
前記塩が溶媒和されていない(例えば、無水)、請求項47〜53のいずれか一項に記載の使用。
【請求項55】
前記塩が溶媒和されている(例えば、水および/またはエタノールによって)、請求項48およびそれに従属するいずれかの請求項に記載の使用。
【請求項56】
前記薬剤が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)、クエン酸塩またはこれら塩の混合物を、液体キャリア(例えば、水または緩衝系)に対して(例えば)1mg/mlより大きい、典型的には5mg/mlより大きい、より典型的には15mg/mlより大きい、より典型的には20mg/mlより大きい、および好ましくは25mg/mlより大きい濃度で含有する水溶液を含む医薬組成物である、請求項48に記載の使用。
【請求項57】
前記医薬組成物が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩を、液体キャリア(例えば、水)に対して1mg/mlより大きい、典型的には5mg/mlより大きい、より典型的には15mg/mlより大きい、典型的には20mg/mlより大きい、および好ましくは25mg/mlより大きい濃度で含有する水溶液を含む、請求項56に記載の使用。
【請求項58】
前記薬剤が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)、クエン酸塩またはこれら塩の混合物の水溶液を含み、前記水溶液のpHが2〜6、例えば2〜5であり、特に4〜6、例えば4〜5である、請求項48に記載の使用。
【請求項59】
前記薬剤が、L−乳酸塩およびクエン酸塩から選ばれる1以上の対イオンならびに必要に応じてさらに1以上の塩化物イオンなどの対イオンとの、プロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の水溶液を含む、請求項48に記載の使用。
【請求項60】
前記薬剤が、L−乳酸塩およびクエン酸塩から選ばれる1以上の対イオンおよび必要に応じてさらに1以上の塩化物イオンなどの対イオン、ならびにそれらの混合物との、プロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の水溶液を含む、請求項48に記載の使用。
【請求項61】
前記薬剤が、1以上の対イオンとのプロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素と、必要に応じて等浸透圧の製剤を達成するための希釈のための1つ以上のIV賦形剤との水溶液を含む、請求項47に記載の使用。
【請求項62】
前記対イオンの一つがL−乳酸塩およびクエン酸塩から選ばれる、請求項61に記載の使用。
【請求項63】
前記薬剤が、L−乳酸塩およびクエン酸塩から選ばれる1以上の対イオンとのプロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の水溶液、および必要に応じて1つ以上のデキストロースなどのIV賦形剤を含む、請求項47に記載の使用。
【請求項64】
前記薬剤が、L−乳酸塩およびクエン酸塩から選ばれる1以上の対イオンとのプロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の水溶液および必要に応じて1つ以上のデキストロースなどのIV賦形剤、ならびにそれらの混合物を含む、請求項47に記載の使用。
【請求項65】
前記水溶液が乳酸塩イオンおよびクエン酸イオンを含有し、前記乳酸塩イオンおよびクエン酸イオンは前記溶液中に(a)乳酸塩:クエン酸塩比で10:1以下、例えば10:1〜1:10に、より好ましくは8:1未満、または7:1未満、または6:1未満、または5:1未満、または4:1未満、または3:1未満、または2:1未満、または1:1未満、より具体的には1:1〜1:10までで存在する、または(b)乳酸塩:クエン酸塩比で1:1〜1:10、例えば1:1〜1:8、または1:1〜1:7、または1:1〜1:6、または1:1〜1:5、例えば、ほぼ1:4.4で存在する、請求項59〜64のいずれか一項に記載の使用。
【請求項66】
前記塩の水溶液が緩衝化されている、請求項56〜65のいずれか一項に記載の使用。
【請求項67】
前記薬剤が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩またはクエン酸塩またはこれら塩の混合物を含有する凍結乾燥された製剤を含む医薬組成物であり、前記製剤のpHが2〜6、例えば2〜5、より具体的には4〜6、例えば4〜5であり、前記凍結乾燥された製剤が緩衝化されていてもよい、請求項47に記載の使用。
【請求項68】
前記塩がL−乳酸塩である、請求項67に記載の使用。
【請求項69】
前記薬剤が、1以上の対イオンとのプロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の凍結乾燥された製剤を含み、(a)前記対イオンの1つが乳酸塩であるか、または(b)前記対イオンの1つがクエン酸塩などの製剤用緩衝剤である、請求項47に記載の使用。
【請求項70】
L−乳酸塩およびクエン酸塩から選ばれる1以上の対イオンとの、プロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の凍結乾燥された製剤であり、前記凍結乾燥された製剤が必要に応じて緩衝化されている、請求項47に記載の使用。
【請求項71】
前記製剤が対イオンの混合物、例えば、L−乳酸塩およびクエン酸塩対イオンの混合物、を含有する、請求項70に記載の使用。
【請求項72】
前記薬剤が、乳酸塩、クエン酸塩およびその混合物から選ばれる1以上の対イオンとの、プロトン化された形態の1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の凍結乾燥された製剤であり、前記凍結乾燥された製剤が必要に応じて緩衝化されている、請求項47に記載の使用。
【請求項73】
乳酸塩イオンおよびクエン酸イオンが、凍結乾燥された製剤に乳酸塩:クエン酸塩比で10:1以下、例えば10:1〜1:10に、より好ましくは8:1未満、または7:1未満、または6:1未満、または5:1未満、または4:1未満、または3:1未満、または2:1未満、または1:1未満、より具体的には1:1〜1:10、例えば1:1〜1:8、または1:1〜1:7、または1:1〜1:6、または1:1〜1:5、例えば、ほぼ1:4.4で存在する、請求項67〜72のいずれか一項に記載の使用。
【請求項74】
前記1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の塩(例えば、本明細書で定義されるような乳酸塩(特にL−乳酸塩))が、前記塩の単一の結晶形態を含み、他のどのような結晶形態も5重量%以下でのみ含む実質的に結晶性の塩である、請求項47に記載の使用。
【請求項75】
前記単一の結晶形態には、(a)他の結晶形態が4重量%未満、3重量%未満、または2重量%未満で伴い、特に他の結晶形態は約1重量%以下で伴う;あるいは(b)他の結晶形態が0.9重量%未満、0.8重量%未満、0.7重量%未満、0.6重量%未満、0.5重量%未満、0.4重量%未満、0.3重量%未満、0.2重量%未満、0.1重量%未満、0.05重量%未満、または0.01重量%未満、例えば0重量%未満で伴う、請求項74に記載の使用。
【請求項76】
前記塩が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)であり、前記乳酸塩が結晶性であり、本明細書の表3の座標に定義されるような結晶構造を有するものである、請求項47に記載の使用。
【請求項77】
前記塩が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)であり、前記乳酸塩が結晶性であり、図4および5の座標に示されるような結晶構造を有するものである、請求項47または請求項76に記載の使用。
【請求項78】
前記塩が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)であり、前記乳酸塩が結晶性であり、斜方晶系空間群P2(#19)に属し、97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、アルファ=ベータ=γ=90°の結晶格子パラメーターを有するものである、請求項47、76および77のいずれか一項に記載の使用。
【請求項79】
前記塩が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)であり、前記乳酸塩が結晶性であり、室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、アルファ=ベータ=γ=90°の結晶格子パラメーターを有するものである、請求項47、76、77および78のいずれか一項に記載の使用。
【請求項80】
前記塩が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)であり、前記乳酸塩が結晶性であり:
(a)図4および図5に示されるような結晶構造有する;かつ/または
(b)本明細書の表3の座標により定義されるような結晶構造を有する;かつ/または
(c)97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、アルファ=ベータ=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する;かつ/または
(d)室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、アルファ=ベータ=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する;かつ/または
(e)斜方晶系空間群P2(#19)に属する結晶構造を有する、
請求項47に記載の使用。
【請求項81】
前記乳酸塩(特にL−乳酸塩)の結晶が、10重量%未満の残存溶媒(例えば、水または有機溶媒)、例えば5%未満の残存溶媒を含有する結晶である、請求項76〜80のいずれか一項に記載の使用。
【請求項82】
前記1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の結晶性の乳酸塩に、有機溶媒、例えばエタノール、が約0〜5重量%の範囲で、例えば約2重量%のエタノールが残存する、請求項76〜80のいずれか一項に記載の使用。
【請求項83】
前記薬剤が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の塩(例えば、乳酸塩、特にL−乳酸塩)の結晶を含み、前記結晶が(a)実質的に図3、図6、図7または図8で示されたような粉末X線回折パターンを有する;あるいは(b)、図3、図6、図7あるいは図8および/または表2および/または表4および/または表5で示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示す、請求項47に記載の使用。
【請求項84】
前記薬剤が、シクロプロピル−3−[3−(6−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)の結晶を含み、前記結晶がそれぞれ表4の回折角(2θ±1.0°例えば±0.2°、特に0.1°)に特徴的ピークを有する粉末X線回折パターンを示す、請求項47または請求項83に記載の使用。
【請求項85】
前記薬剤が、シクロプロピル−3−[3−(6−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)の結晶を含み、前記結晶が(a)17.50、18.30、19.30、19.60および21.85±1.0°、例えば±0.2°、特に±0.1°、の回折角2θで主要なピークを示し、かつ/または(b)12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85および27.30±0.1°の2θでのX線回折パターンにおけるピークによって特徴付けられる、請求項47、83または請求項84に記載の使用。
【請求項86】
前記薬剤が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の実質的に結晶性の乳酸塩(特にL−乳酸塩)を含み、前記塩が17.50、18.30、19.30、19.60および21.85°、より具体的には12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85および27.30°、の回折角(2θ)、ならびに5.06、4.85、4.60、4.53および4.07、より具体的には7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53、4.07、および3.26Åの面間隔(d)における、主要なピークの存在を特徴とする粉末X線回折パターンを有する;および/または(b)表4に示される回折角(2θ)および面間隔(d)、および好ましくは強度でのピークの存在によって特徴付けられる粉末X線回折パターンを有する、請求項47、83、84、85および86に記載の使用。
【請求項87】
前記薬剤が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の乳酸塩(特にL−乳酸塩)を含み、前記塩が図6、図7または図8で示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示し、かつ、さらに熱分析(DSC)による始まりが190℃を示し、かつ/または194〜197℃のピーク近傍に分解を伴う吸熱ピークを示す、請求項83〜86のいずれか一項に記載の使用。
【請求項88】
前記薬剤が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の(好ましくは、実質的に結晶性の)乳酸塩(特にL−乳酸塩)を含み、前記塩が、KBrディスク法を用いて分析された場合、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを有する赤外線スペクトルを示す、請求項47に記載の使用。
【請求項89】
前記薬剤が、1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のL−乳酸塩(特にL−乳酸塩)を含み、前記塩が結晶性であり、下記の任意の1以上(どのような組み合わせでもよい)またはすべてのパラメーターによって特徴付けられる、すなわち、前記塩が:
(a)図4および図5に示されるような結晶構造有する;かつ/または
(b)本明細書の表3の座標により定義されるような結晶構造を有する;かつ/または
(c)97(2)Kで、a=9.94(10)、b=15.03(10)、c=16.18(10)Å、アルファ=ベータ=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する;かつ/または
(d)室温で、a=10.08(10)、b=15.22(10)、c=16.22(10)Å、アルファ=ベータ=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する;かつ/または
(e)斜方晶系空間群P2(#19)に属する結晶構造を有する;かつ/または
(f)17.50、18.30、19.30、19.60および21.85°、より具体的には12.40、15.20、15.60、17.50、18.30、18.50、19.30、19.60、21.85および27.30°、の回折角(2θ)、ならびに/または5.06、4.85、4.60、4.53および4.07、より具体的には7.13、5.83、5.68、5.06、4.85、4.79、4.60、4.53、4.07および3.26Åの面間隔(d)における、主要なピークの存在を特徴とする粉末X線回折パターンを有する;かつ/または
(g)図6または表4のピークと同様の相対強度を有していてもよい、図6または表4で示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示す;かつ/または
(h)実質的に図6に示されたような粉末X線回折パターンを有する;かつ/または
(i)無水で、DSCにかけられた場合190℃で始まりを示す、かつ/または194〜197℃で吸熱ピークを示す;かつ/または
(j)KBrディスク法を用いて分析された場合、3229、2972および1660cm−1に特徴的ピークを有する赤外線スペクトルを示す、
請求項47に記載の使用。
【請求項90】
前記遊離塩基が実質的に結晶性である、請求項46に記載の使用。
【請求項91】
前記1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の遊離塩基が二水和物結晶形態で存在する、請求項90に記載の使用。
【請求項92】
前記二水和物遊離塩基が、(i)本明細書の表2の座標に定義されるような結晶構造を有する;および/または(ii)その結晶が、単斜晶系空間群P2/n(#14)に属しa=7.66(10)、b=15.18(10)、c=17.71(10)Å、ベータ=98.53(2)°、アルファ=γ=90°の結晶格子パラメーターを有する、請求項91に記載の使用。
【請求項93】
前記結晶が、図3、図6、図7または図8および/または表3および/または表5および/または表6で示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピーク有する粉末X線回折パターンを示し、前記ピークが同じ相対強度を有していてもよい、請求項90〜92のいずれか一項に記載の使用。
【請求項94】
前記薬剤が結晶を含み、前記結晶のそれぞれが(a)表2の回折角(2θ±1.0°、例えば±0.2°、特に±0.1°)に特徴的ピークを有する粉末X線回折パターンを示す;かつ/または(b)その特徴的ピークが表2の格子面間隔(d)として現われる粉末X線回折パターンを有する、請求項90に記載の使用。
【請求項95】
1−シクロプロピル−3−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素の遊離塩基が、図3および/または表2で示される粉末X線回折パターンのものと同様の回折角でピークを示し、さらに発熱ピークを示す、請求項90に記載の使用。
【請求項96】
式(I´)で表される化合物が、塩、溶媒和物またはN−オキシドの形態である請求項4〜45のいずれか一項に記載の使用。
【請求項97】
前記化合物が、請求項1の(C)節で定義された式(I´)で表される化合物であり、ここで、MはD1基;XはOであり;AはNRであり、ここでRは水素であり;Eは結合であり;およびRは2,6−ジフルオロフェニルであり;前記化合物は下記の群から選ばれる酸と形成された塩から選ばれる酸付加塩である、請求項1に記載の使用:
酢酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−二スルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルクロン酸(例えば、D−グルクロン酸)、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、アルファ−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、塩酸、イセチオン酸、イソ酪酸、乳酸(例えば(+)−L−乳酸および(±)−DL乳酸)、ラクトビオン酸、ラウリルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、ナフタレンスルホン酸(例えば、ナフタレン−2−スルホン酸、ナフタレン−1,5−二スルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、プロピオン酸、セバシン酸、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸、トルエンスルホン酸(例えば、p−トルエンスルホン酸)、吉草酸およびキナホイック酸。
【請求項98】
前記酸付加塩が、下記の群から選ばれる酸から形成される、請求項97に記載の使用:
アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸(例えば、L−アスコルビン酸)、アスパラギン酸(例えば、L−アスパラギン酸)、安息香酸、ショウノウ酸(例えば、(+)ショウノウ酸)、カプリン酸、カプリル酸、炭酸、シクラミン酸、ドデカン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−二スルホン酸、ガラクタル酸、ゲンチジン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、グルタミン酸(例えば、L−グルタミン酸)、アルファ−オキソグルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、イソ酪酸、ラウリルスルホン酸、ムチン酸、ナフタレン−1,5−二スルホン酸、ニコチン酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、セバシン酸、ステアリン酸、酒石酸(例えば、(+)−L−酒石酸)、チオシアン酸およびキナホイック酸。
【請求項99】
前記酸付加塩が、下記の群から選ばれる酸から形成される、請求項97に記載の使用:
酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、クエン酸、DL−乳酸、フマル酸、グルコン酸、グルクロン酸、馬尿酸、塩酸、グルタミン酸、DL−リンゴ酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸(メシル酸塩)、エタンスルホン酸(エシル酸塩)、セバシン酸、ステアリン酸および酒石酸。
【請求項100】
前記酸付加塩が、下記の群から選ばれる酸から形成される、請求項97に記載の使用:
アジピン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、グルコン酸、馬尿酸、グルタミン酸、セバシン酸、ステアリン酸および酒石酸。
【請求項101】
前記酸付加塩が、塩酸とともに形成される酸付加塩である、請求項97に記載の使用。
【請求項102】
前記酸付加塩が、25mg/mlより大きく、より典型的には50mg/mlより大きく、好ましくは100mg/mlより大きい、水での溶解度を有する、請求項97に記載の使用。
【請求項103】
前記塩が、D−グルクロン酸塩、メシル酸塩、エシル酸塩およびDL−乳酸塩から選ばれる、請求項102に記載の使用。
【請求項104】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のメシル酸塩である、請求項103に記載の使用。
【請求項105】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のエシル酸(エタンスルホン酸)塩である、請求項103に記載の使用。
【請求項106】
前記塩が、1−(2,6−ジフルオロフェニル)−N−[3−(5−モルホリン−4−イルメチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−尿素のDL乳酸塩である、請求項103に記載の使用。
【請求項107】
前記薬剤が、BCR−abl、VEGFR、PDGFR、EGFR、Flt3、JAK(例えば、JAK2またはJAK3)、C−abl、PDK1、Chk(例えば、Chk1またはChk2)、FGFR(例えば、FGFR3)、Ret、Eph(例えば、EphB2またはEphB4)あるいはSrc(例えば、cSrc)であるキナーゼが媒介する病態または症状の治療または予防用である、請求項1〜106のいずれか一項に記載の使用。
【請求項108】
前記薬剤が、BCR−abl、VEGFR、Flt3、JAK、C−abl、PDK1、Chk1、Chk2、FGFR(例えば、FGFR3)、Ret、Eph(例えば、EphB2またはEphB4)あるいはcSrcであるキナーゼが媒介する病態または症状の治療または予防用である、請求項107に記載の使用。
【請求項109】
前記病態または症状が、BCR−ablに起因する悪性腫瘍である、請求項107に記載の使用。
【請求項110】
前記悪性腫瘍が、フィラデルフィア染色体陽性の悪性腫瘍、例えば、フィラデルフィア染色体陽性CMLおよびフィラデルフィア染色体陽性ALLなどのフィラデルフィア染色体陽性白血病ならびに骨髄増殖性症候群である、請求項109に記載の使用。
【請求項111】
前記病態または症状が、VEGFRが媒介する病態または症状である、請求項107に記載の使用。
【請求項112】
前記病態または症状が、加齢黄斑変性症(例えば、湿潤型加齢黄斑変性症);虚血性増殖性網膜症(例えば、未熟児網膜症(ROP)および糖尿病性網膜症);および血管腫から選ばれる疾病および症状などの眼の疾患または症状である、請求項111に記載の使用。
【請求項113】
前記薬剤が、Flt3、JAK、C−abl、PDK1、Chk1またはChk2であるキナーゼが媒介する病態または症状の治療または予防用である、請求項107に記載の使用。
【請求項114】
前記病態または症状が、真性多血症、本態性血小板増加症、特発性骨髄線維症、若年性骨髄単球性白血病(JMML)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)、巨核球性白血病、巨核球性AML(AML M7)、フィラデルフィア染色体陰性CMLおよびイマチニブ耐性CMLから選ばれる1つまたは複数の疾病または症状(どのような組み合わせでもよい)である、請求項113に記載の使用。
【請求項115】
前記病態または症状が、真性多血症、本態性血小板増加症および骨髄様化生(MMM)を伴う骨髄線維症を含む特発性骨髄線維症のような骨髄増殖性障害(MPD)から選ばれる、請求項113に記載の使用。
【請求項116】
前記薬剤が、FGFR(例えば、FGFR3)、Ret、Eph(例えば、EphB2またはEphB4)、またはcSrcであるキナーゼが媒介する病態または症状の治療または予防用である、請求項107に記載の使用。
【請求項117】
前記病態または症状が、甲状腺乳頭癌、多発性内分泌腺腫(MEN)2A型および2B型、家族性甲状腺髄様癌(FMTC)、ヒルシュスプルング病、アペール(AP)症候群、クルーゾン症候群、ジャクソン−ワイス症候群、ベーレ−スティーブンソン脳回状頭皮症候群、パイフェル症候群(PS)、多発性骨髄腫、頭頸部癌および上皮癌から選ばれる(どのような組み合わせでもよい)、請求項116に記載の使用。
【請求項118】
前記病態または症状が、アペール(AP)症候群、クルーゾン症候群、ジャクソン−ワイス症候群、ベーレ−スティーブンソン脳回状頭皮症候群およびパイフェル症候群(PS)などのヒトの骨格発生異常から選ばれる、請求項116に記載の使用。
【請求項119】
前記病態または症状が、甲状腺乳頭癌、家族性甲状腺髄様癌(FMTC)、多発性内分泌腺腫(MEN)2A型および2B型などの甲状腺癌から選ばれる、請求項116に記載の使用。
【請求項120】
前記薬剤が、癌細胞が:
(a)スレオニンゲートキーパー変異;または
(b)薬剤耐性ゲートキーパー変異;または
(c)イマチニブ耐性変異;または
(d)ニロチニブ耐性変異;または
(e)ダサチニブ耐性変異;または
(f)KITにおけるT670I変異;または
(g)PDGFRにおけるT674I変異;または
(h)EGFRにおけるT790M変異;または
(i)ablにおけるT315I変異、
である薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌、の治療または予防用である、請求項1〜106のいずれか一項に記載の使用。
【請求項121】
前記薬剤が、癌細胞が:
(a)スレオニンゲートキーパー変異;または
(b)薬剤耐性ゲートキーパー変異;または
(c)ablにおけるT315I耐性変異;または
(d)KITにおけるT670I変異;または
(e)PDGFRにおけるT674I変異;または
(f)EGFRにおけるT790M変異、
である薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌、の治療または予防用である、請求項120に記載の使用。
【請求項122】
前記薬剤が、癌細胞が:
(a)スレオニンゲートキーパー変異;または
(b)薬剤耐性ゲートキーパー変異;または
(c)ablにおけるT315I耐性変異;または
(d)KITにおけるT670I変異;または
(e)PDGFRにおけるT674I変異、
である薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌、の治療または予防用である、請求項121に記載の使用。
【請求項123】
前記薬剤が、胃腸間質性腫瘍(GIST)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)、高好酸球症候群および隆起性皮膚線維肉腫の1つまたは複数(どのような組み合わせでもよい)の治療または予防用である、請求項120に記載の使用。
【請求項124】
前記薬剤が、ニロチニブ耐性、ダサチニブ耐性またはイマチニブ耐性CMLの治療または予防用である、請求項120に記載の使用。
【請求項125】
前記薬剤が、BCR−abl、c−kit、PDGF、EGF受容体またはErbB2の変異型である変異分子標的を発現する癌の治療または予防用である、請求項1〜106のいずれか一項に記載の使用。
【請求項126】
前記薬剤が、他の抗癌剤と結合または相互作用するが、式(I)または(I´)の化合物と結合または相互作用をしないタンパク質の領域に変異を有するキナーゼ、例えばc−abl、c−kit、PDGFRベータおよびPDGFRアルファを含むPDGFRならびに,EGFR(ErbBl)、HER2(ErbB2)、ErbB3およびErbB4などのErbBフェミリーのメンバー,ならびにEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA8、EphA10、EphB1、EphB2、EphB3、EphB5、EphB6などのエフリン受容体ファミリーのメンバー、c−Src、ならびにTYK2などのJAKファミリーのキナーゼから選ばれる変異キナーゼ、が媒介する疾病の治療または予防用である、請求項1〜106のいずれか一項に記載の使用。
【請求項127】
下記から選択される疾病および症状の1つまたは複数(どのような組み合わせでもよい)の予防または治療用薬剤の製造のための、請求項1〜106のいずれか一項で定義された化合物の使用:
眼疾患あるいは症状(加齢黄斑変性症[例えば、湿潤型加齢黄斑変性症];虚血性増殖性網膜症[例えば、未熟児網膜症(ROP)および糖尿病性網膜症];および血管腫);骨髄増殖性障害(MPD)(真性多血症、本態性血小板増加症および骨髄様化生(MMM)を伴う骨髄線維症を含む特発性骨髄線維症など);若年性骨髄単球性白血病(JMML);慢性骨髄単球性白血病(CMML);巨核球性白血病(巨核球性AML(AML M7)を含む);フィラデルフィア染色体陰性CML;イマチニブ耐性CML;ニロチニブ耐性CML;ダサチニブ耐性CML;胃腸間質性腫瘍(GIST);多形性グリア芽腫、慢性骨髄単球性白血病(CMML)などのグリア芽腫;高好酸球症候群;隆起性皮膚線維肉腫;フィラデルフィア染色体陽性悪性腫瘍(例えば、フィラデルフィア染色体陽性CMLおよびフィラデルフィア染色体陽性ALLなどのフィラデルフィア染色体陽性白血病);骨髄増殖性症候群;多発性骨髄腫、上皮癌、頭頸部癌、ヒトの骨格発生異常(アペール(AP)症候群、クルーゾン症候群、ジャクソン−ワイス症候群、ベーレ−スティーブンソン脳回状頭皮症候群、パイフェル症候群(PS)など)、甲状腺癌(甲状腺乳頭癌、家族性甲状腺髄様癌(FMTC)、多発性内分泌腺腫(MEN)2A型および2B型など);およびヒルシュスプルング病。
【請求項128】
前記薬剤が、下記から選択される疾病および症状の1つまたは複数(どのような組み合わせでもよい)の予防または治療用である、請求項127に記載の使用:
眼疾患あるいは症状(加齢黄斑変性症[例えば、湿潤型加齢黄斑変性症];虚血性増殖性網膜症[例えば、未熟児網膜症(ROP)および糖尿病性網膜症];および血管腫);骨髄増殖性障害(MPD)(真性多血症、本態性血小板増加症および骨髄様化生(MMM)を伴う骨髄線維症を含む特発性骨髄線維症など);若年性骨髄単球性白血病(JMML);慢性骨髄単球性白血病(CMML);巨核球性白血病(巨核球性AML(AML M7)を含む);フィラデルフィア染色体陰性CML;イマチニブ耐性CML;胃腸間質性腫瘍(GIST);多形性グリア芽腫、慢性骨髄単球性白血病(CMML)などのグリア芽腫;高好酸球症候群;隆起性皮膚線維肉腫;フィラデルフィア染色体陽性悪性腫瘍(例えば、フィラデルフィア染色体陽性CMLおよびフィラデルフィア染色体陽性ALLなどのフィラデルフィア染色体陽性白血病);骨髄増殖性症候群;多発性骨髄腫、上皮癌、頭頸部癌、ヒトの骨格発生異常(アペール(AP)症候群、クルーゾン症候群、ジャクソン−ワイス症候群、ベーレ−スティーブンソン脳回状頭皮症候群、パイフェル症候群(PS)など)、甲状腺癌(甲状腺乳頭癌、家族性甲状腺髄様癌(FMTC)、多発性内分泌腺腫(MEN)2A型および2B型など);およびヒルシュスプルング病。
【請求項129】
前記薬剤が、加齢黄斑変性症(例えば、湿潤型加齢黄斑変性症);虚血性増殖性網膜症(例えば、未熟児網膜症(ROP)および糖尿病性網膜症);および血管腫などの眼疾患あるいは症状の1つまたは複数(どのような組み合わせでもよい)の予防または治療用である、請求項127に記載の使用。
【請求項130】
前記薬剤が、真性多血症、本態性血小板増加症および骨髄様化生(MMM)を伴う骨髄線維症を含む特発性骨髄線維症などの骨髄増殖性障害(MPD);若年性骨髄単球性白血病(JMML);慢性骨髄単球性白血病(CMML);巨核球性AML(AML M7)を含む巨核球性白血病;フィラデルフィア染色体陰性CML;およびイマチニブ耐性CMLから選ばれる1つまたは複数(どのような組み合わせでもよい)の疾病または症状の予防または治療用である、請求項127に記載の使用。
【請求項131】
前記薬剤が、フィラデルフィア染色体陽性CMLおよびフィラデルフィア染色体陽性ALLなどのフィラデルフィア染色体陽性白血病の予防または治療用である、請求項127に記載の使用。
【請求項132】
前記薬剤が、骨髄増殖性症候群の予防または治療用である、請求項127に記載の使用。
【請求項133】
前記薬剤が、多発性骨髄腫、上皮癌、頭頸部癌、ならびにアペール(AP)症候群、クルーゾン症候群、ジャクソン−ワイス症候群、ベーレ−スティーブンソン脳回状頭皮症候群およびパイフェル症候群(PS)などのヒトの骨格発生異常、ならびに甲状腺乳頭癌、家族性甲状腺髄様癌(FMTC)、多発性内分泌腺腫(MEN)2A型および2B型などの甲状腺癌、ならびにヒルシュスプルング病の予防または治療用である、請求項127に記載の使用。
【請求項134】
前記薬剤が、胃腸間質性腫瘍(GIST);多形性グリア芽腫、慢性骨髄単球性白血病(CMML)などのグリア芽腫;高好酸球症候群;隆起性皮膚線維肉腫の予防または治療用である、請求項127に記載の使用。
【請求項135】
前記薬剤が、イマチニブ耐性CML、ニロチニブ耐性CMLおよびダサチニブ耐性CMLから選ばれる病態または症状の予防または治療用である、請求項127に記載の使用。
【請求項136】
前記薬剤が、イマチニブ耐性CMLの予防または治療用である、請求項135に記載の使用。
【請求項137】
前記薬剤が、骨髄様化生(MMM)を伴う骨髄線維症の予防または治療用である、請求項127に記載の使用。
【請求項138】
請求項1および107〜137のいずれか一項に定義されている病態または症状の予防または治療方法であって、予防または治療を必要とする患者に治療上有効な量の請求項1〜106で定義されている化合物、塩および遊離塩基を投与することを含む、方法。
【請求項139】
請求項1および107〜137のいずれか一項に定義されている病態または症状の予防または治療に用いるための、請求項1〜106で定義されている化合物。
【請求項140】
請求項107、108、109、111、113および116のいずれか一項で定義されているキナーゼが媒介する病態または症状の診断および治療方法であって、(i)患者が罹患している、または罹患している可能性のある疾病または症状が前記キナーゼに対して活性を有する化合物による治療に感受性があるものかどうかを判定すべく患者をスクリーニングすること、および(ii)患者の疾病または症状がそのような感受性を有することが示された場合に、その後、患者に請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項141】
スクリーニングされ、請求項107、108、109、111、113および116のいずれか一項で定義されているキナーゼに対して活性を有する化合物による治療に感受性のある疾病または症状に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における病態または症状の治療または予防用薬剤の製造のための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項142】
スクリーニングされ、請求項107、108、109、111、113および116のいずれか一項で定義されているキナーゼに対して活性を有する化合物による治療に感受性のある疾病または症状に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における病態または症状の治療または予防に用いるための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項143】
癌細胞が請求項120、121、および122のいずれか一項で定義されている薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌の診断および治療方法であって、(i)患者が罹患している、または罹患している可能性のある癌がその癌細胞に前記薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌であるかどうかを判定すべく患者をスクリーニングすること、および(ii)前記癌細胞が前記薬剤耐性キナーゼ変異を含むことが示された場合に、その後、患者に請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項144】
スクリーニングされ、癌細胞が請求項120、121、および122のいずれか一項で定義されている薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における癌の治療または予防用薬剤の製造のための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項145】
スクリーニングされ、癌細胞が請求項120、121、および122のいずれか一項で定義されている薬剤耐性キナーゼ変異を含む癌に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における癌の治療または予防に用いるための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項146】
BCR−abl、c−kit、PDGF、EGF受容体またはErbB2の変異型である変異分子標的を発現する癌の予防および治療方法であって、(i)患者が罹患している、または罹患している可能性のある癌が前記変異分子標的を発現する癌であるかどうかを判定すべく患者をスクリーニングすること、および(ii)前記癌細胞が前記変異分子標的を発現することが示された場合に、その後、患者に請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項147】
スクリーニングされ、BCRabl、c−kit、PDGF、EGF受容体またはErbB2の変異型である変異分子標的を発現する癌に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における癌の治療または予防用薬剤の製造のための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項148】
スクリーニングされ、BCRabl、c−kit、PDGF、EGF受容体またはErbB2の変異型である変異分子標的を発現する癌に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における癌の治療または予防に用いるための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項149】
他の抗癌剤と結合または相互作用するが、式(I)または(I´)の化合物と結合または相互作用をしないタンパク質の領域に変異を有するキナーゼ、例えばc−abl、c−kit、PDGFRベータおよびPDGFRアルファを含むPDGFRならびに,EGFR(ErbBl)、HER2(ErbB2)、ErbB3およびErbB4などのErbBフェミリーのメンバー、ならびにEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA8、EphA10、EphB1、EphB2、EphB3、EphB5、EphB6などのエフリン受容体ファミリーのメンバー、c−Src、ならびにTYK2などのJAKファミリーのキナーゼから選ばれる変異キナーゼ、が媒介する疾病の診断および治療方法であって、(i)患者が罹患している、または罹患している可能性のある疾病または症状が他の抗癌剤と結合または相互作用するが式(I)または(I´)の化合物と結合または相互作用をしないタンパク質の領域に変異を有するキナーゼが媒介するものかどうかを判定すべく患者をスクリーニングすること、および前記疾病または症状が本明細書で定義されたものであると示された場合に、その後、患者に請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項150】
他の抗癌剤と結合または相互作用するが、式(I)または(I´)の化合物と結合または相互作用をしないタンパク質の領域に変異を有するキナーゼ、例えばc−abl、c−kit、PDGFRベータおよびPDGFRアルファを含むPDGFRならびに,EGFR(ErbBl)、HER2(ErbB2)、ErbB3およびErbB4などのErbBフェミリーのメンバー、ならびにEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA8、EphA10、EphB1、EphB2、EphB3、EphB5、EphB6などのエフリン受容体ファミリーのメンバー、c−Src、ならびにTYK2などのJAKファミリーのキナーゼから選ばれる変異キナーゼ、が媒介する疾病の治療または予防用薬剤の製造のための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項151】
他の抗癌剤と結合または相互作用するが、式(I)または(I´)の化合物と結合または相互作用をしないタンパク質の領域に変異を有するキナーゼ、例えばc−abl、c−kit、PDGFRベータおよびPDGFRアルファを含むPDGFRならびに,EGFR(ErbBl)、HER2(ErbB2)、ErbB3およびErbB4などのErbBフェミリーのメンバー、ならびにEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA8、EphA10、EphB1、EphB2、EphB3、EphB5、EphB6などのエフリン受容体ファミリーのメンバー、c−Src、ならびにTYK2などのJAKファミリーのキナーゼから選ばれる変異キナーゼ、が媒介する疾病の治療または予防に用いるための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項152】
(a)多発性骨髄腫、膀胱癌、肝細胞癌、口腔扁平細胞癌、子宮頸癌、前立腺癌、甲状腺癌、肺癌、乳癌房および結腸癌;または(b)乳癌、特に古典的小葉癌(CLC);または(c)骨疾患から選ばれる癌の治療または予防に用いるための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項153】
進行性線維症が症状である病状、例えば、肝硬変、糸球体腎炎、肺線維症、全身性線維症、関節リウマチ、そして自然創傷治癒過程、における線維組織の異常もしくは過剰蓄積示す疾病の治療または予防に用いる;および肺線維症、特に特発性肺線維症、の治療に用いるための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項154】
多形性グリア芽腫のようなグリア芽腫、前立腺癌、胃腸間質性腫瘍、肝臓癌、腎臓癌、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄単球性白血病(CMML)、そして高好酸球症候群、希な増殖性血液疾患(rare proliferative hematological disorder)、隆起性皮膚線維肉腫、および浸透性皮膚腫瘍の治療および予防に用いるための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項155】
請求項153および154に記載された病態または症状の治療または予防用薬剤の製造のための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項156】
請求項153および154に記載された病態または症状の治療または予防方法であって、治療または予防が必要な患者に有効な量の請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項157】
請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物を用いて、BCR−abl、VEGFR、PDGFR、EGFR、Flt3、JAK(例えば、JAK2またはJAK3)、C−abl、PDK1、Chk(例えば、Chk1またはChk2)、FGFR(例えば、FGFR3)、Ret、Eph(例えば、EphB2またはEphB4)あるいはSrc(例えば、cSrc)から選ばれるキナーゼの活性を調整(例えば、阻害)することによって、細胞プロセス(例えば、細胞分裂)を調整する方法。
【請求項158】
BCR−abl、VEGFR、PDGFR、EGFR、Flt3、JAK(例えば、JAK2またはJAK3)、C−abl、PDK1、Chk(例えば、Chk1またはChk2)、FGFR(例えば、FGFR3)、Ret、Eph(例えば、EphB2またはEphB4)あるいはSrc(例えば、cSrc)から選ばれるキナーゼの調整剤(例えば、阻害剤)として用いるための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項159】
BCR−abl、VEGFR、PDGFR、EGFR、Flt3、JAK(例えば、JAK2またはJAK3)、C−abl、PDK1、Chk(例えば、Chk1またはChk2)、FGFR(例えば、FGFR3)、Ret、Eph(例えば、EphB2またはEphB4)あるいはSrc(例えば、cSrc)から選ばれるキナーゼの活性の調整(例えば、阻害)用薬剤の製造のための、請求項1〜106のいずれか一項で定義された化合物の使用。
【請求項160】
請求項1および107〜159で定義されている病態または症状の罹患率の減少または低減用薬剤の製造のための、請求項1〜106のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項161】
請求項1および107〜159で定義されている病態または症状の罹患率の減少または低減方法であって、患者(例えば、減少または低減を必要とする患者)に(例えば、治療上有効な量で)請求項1〜106のいずれか一項で定義された化合物を投与することを含む、方法。
【請求項162】
請求項1および107〜159で定義されている病態または症状の罹患率の減少または低減に用いるための、請求項1〜106のいずれか一項で定義された化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−531276(P2009−531276A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−548032(P2008−548032)
【出願日】平成18年12月29日(2006.12.29)
【国際出願番号】PCT/GB2006/004954
【国際公開番号】WO2007/077435
【国際公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】