説明

半導体ウェハ試験装置

【課題】省スペース化及び低コスト化が可能な半導体ウェハ試験装置を提供する。
【解決手段】プローブカード321が電気的に接続された複数のテストヘッド32a〜32dと、半導体ウェハWを保持可能なウェハトレイ2と、ウェハトレイ2に保持された半導体ウェハWをプローブカード321に対して相対的に位置決めして、ウェハトレイ2をプローブカード321に対向させるアライメント装置5と、を備えており、ウェハトレイ2は、当該ウェハトレイ2をプローブカード321に引き寄せる減圧機構を有し、アライメント装置5は、テストヘッド32a〜32dの配列方向に沿って移動することが可能となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体ウェハに造り込まれた集積回路等の電子回路を試験するための半導体ウェハ試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ウェハ載置台に吸着保持された半導体ウェハを、ウェハ載置台駆動機構によりプローブカードに対して位置決めした後に、当該半導体ウェハをウェハ載置台駆動機構によってプローブカードに押し付ける半導体ウェハ試験装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第2694462号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
複数の試験を実施する場合、上記の半導体ウェハ試験装置を複数必要とするので、広いスペースが必要になると共にコストが高くなるという問題があった。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、省スペース化及び低コスト化が可能な半導体ウェハ試験装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、プローブカードが電気的に接続された複数のテストヘッドと、半導体ウェハを保持可能なウェハトレイと、前記ウェハトレイに保持された前記半導体ウェハを前記プローブカードに対して相対的に位置決めして、前記ウェハトレイを前記プローブカードに対向させるアライメント手段と、前記プローブカードに対向している前記ウェハトレイを前記プローブカードに引き寄せる引寄手段と、を備え、前記アライメント手段は、前記半導体ウェハを前記プローブカードに対して相対的に位置決めする位置決め機構と、前記位置決め機構を前記テストヘッドの配列方向に沿って移動させる移動機構と、を有することを特徴とする半導体ウェハ試験装置が提供される。
【0006】
上記発明において、前記アライメント手段は、前記ウェハトレイを昇降させる昇降機構を有してもよい。
【0007】
上記発明において、前記プローブカードが装着される複数の装着孔が開口したヘッドプレートを備えており、前記引寄手段は、前記ウェハトレイを保持する保持部と、前記ヘッドプレートにおいて前記装着孔の周囲に設けられ、前記保持部を前記ヘッドプレートに向かって引き寄せる引寄機構と、を有してもよい。
【0008】
上記発明において、前記引寄手段は、前記保持部により囲まれた通過孔を前記ウェハトレイが通過可能な大きさに拡径可能な拡径機構を有してもよい。
【0009】
また、上記発明において、前記ウェハトレイは、径方向に突出した凸部を有し、前記保持部には、前記凸部に対応する凹部を有し、前記ウェハトレイが通過可能な通過孔が形成されており、前記ウェハトレイが前記保持部に対して相対的に回転することで、前記保持部が前記ウェハトレイを保持してもよい。
【0010】
上記発明において、前記引寄手段は、前記ウェハトレイと前記プローブカードとの間の空間を密閉する封止手段と、前記空間を減圧する減圧手段と、を有してもよい。
【0011】
上記発明において、前記ウェハトレイを複数備え、複数の前記ウェハトレイは、前記半導体ウェハの加熱又は冷却の少なくとも一方を相互に独立して実行可能な温度調節手段を有してもよい。
【0012】
上記発明において、前記半導体ウェハを撮像する1又は複数の第1の撮像手段を備えてもよい。
【0013】
上記発明において、複数の前記第1の撮像手段は、前記プローブカードにそれぞれ隣接して設けられており、前記テストヘッドの配列方向において、複数の前記第1の撮像手段のなかで端に位置する第1の撮像手段が、前記プローブカードに対して内側に配置されてもよい。
【0014】
上記発明において、前記プローブカードを撮像するために、前記アライメント手段に設けられた1又は複数の第2の撮像手段を備えてもよい。
【0015】
また、上記発明において、前記テストヘッドの配列方向において、複数の前記第2の撮像手段は、前記アライメント手段に保持された前記ウェハトレイの両側に配置されてもよい。
【0016】
上記発明において、前記アライメント手段に保持された前記ウェハトレイに、前記半導体ウェハを搬送する搬送手段を備えてもよい。
【0017】
上記発明において、前記半導体ウェハを収容可能な収容手段を備え、前記搬送手段は、前記収容手段と前記アライメント手段との間で前記半導体ウェハを搬送してもよい。
【0018】
上記発明において、前記アライメント手段は、前記プローブカードに対向している前記ウェハトレイを、他の前記プローブカードに対向するように移動させてもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明では、複数のテストヘッドを備えており、一つの半導体ウェハ試験装置で複数の試験を実施することができるので、省スペース化を図ることができる。
【0020】
また、本発明では、アライメント手段がテストヘッドの配列方向に沿って移動可能となっているので、複数のテストヘッドでアライメント手段を共用することができ、半導体ウェハ試験装置の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置を示す平面図である。
【図2】図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図4は、図1に示す半導体ウェハ試験装置のウェハトレイの平面図である。
【図5】図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。
【図6】図6は、図1に示す半導体ウェハ試験装置のアライメント装置の平面図である。
【図7】図7は、図6に示すアライメント装置の側面図である。
【図8】図8は、図1に示す半導体ウェハ試験装置のサポート装置の平面図である。
【図9】図9は、図8のIX−IX線に沿った断面図である。
【図10】図10は、サポート装置の他の例を示す平面図である。
【図11】図11は、図10のXI-XI線に沿った断面図である。
【図12】図12は、サポート装置のさらに他の例を示す平面図である。
【図13】図13は、図12のXII-XII線に沿った断面図である。
【図14A】図14Aは、サポート装置の別の例を示す平面図である。
【図14B】図14Bは、図14AのXIVB-XIVB線に沿った断面図である。
【図15A】図15Aは、図14Aに示すサポート装置の動作を示す図である。
【図15B】図15Bは、図15AのXVB-XVBに沿った断面図である。
【図16A】図16Aは、本発明の第2実施形態における半導体ウェハ試験装置を示す平面図である。
【図16B】図16Bは、図16AにおけるXVIB-XVIB線に沿った断面図である。
【図17A】図17Aは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その1)。
【図17B】図17Bは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その2)。
【図17C】図17Cは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その3)。
【図17D】図17Dは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その4)。
【図17E】図17Eは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その5)。
【図17F】図17Fは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その6)。
【図17G】図17Gは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その7)。
【図17H】図17Hは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その8)。
【図17I】図17Iは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その9)。
【図17J】図17Jは、図17IのXVIIJ部の拡大図である。
【図17K】図17Kは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その10)。
【図17L】図17Lは、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を示す図である(その11)。
【図18】図18は、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の他の動作を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は本実施形態における半導体ウェハ試験装置を示す平面図、図2は図1のII-II線に沿った断面図、図3は図1のIII-III線に沿った断面図である。
【0024】
本実施形態における半導体ウェハ試験装置1は、半導体ウェハWに造り込まれた電子回路を試験するための装置であり、図1〜図3に示すように、テスト部3、位置決め部4、搬送部8、及び格納部9を備えている。
【0025】
テスト部3は、図1〜図3に示すように、半導体ウェハWに試験信号を入力すると共に半導体ウェハWからの出力信号を診断する4つのテスタ31a〜31dと、半導体ウェハWとテスタ31a〜31dとの間を電気的に中継する4つのテストヘッド32a〜32dと、テストヘッド32a〜32dを支持するフレーム33と、を有している。このテスト部3では、テストヘッド32a〜32dのプローブカード321に半導体ウェハWを電気的に接触させた状態で、テスタ31a〜31dがテストヘッド32a〜32dを介して半導体ウェハWの電子回路の試験を実行する。
【0026】
テストヘッド32a〜32dは、ケーブル311を介してテスタ31a〜31dにそれぞれ電気的に接続されていると共に、半導体ウェハWが押し付けられるプローブカード321が電気的に接続されている。プローブカード321は、半導体ウェハWの電子回路の電極パッドに接触する多数の接触子322を備えている。接触子322の具体例としては、例えば、基板に実装されたポゴピンやニードル、或いは、メンブレンに形成されたバンプ等を例示することができる。
【0027】
フレーム33は、位置決め部4を収納可能な内部空間を有しており、テストヘッド32a〜32dが被さるヘッドプレート341を上部に有している。このヘッドプレート341には、プローブカード321が装着される装着孔342が形成されている。本実施形態では、ヘッドプレート341に4つの装着孔342がX方向に沿って配列されている。
【0028】
プローブカード321は、接触子322が位置決め部4内に臨むように装着孔342に装着されている。本実施形態では、4つの装着孔342にプローブカード321がそれぞれ装着されるため、ヘッドプレート341上には4つのテストヘッド32a〜32dが並んで配置されている。
【0029】
なお、テストヘッドの数や配置は、特に限定されず、例えば、複数のテストヘッドをX方向及びY方向に沿ってマトリックス状に配列してもよい。因みに、この場合には、本発明において移動機構は位置決め機構をX方向及びY方向(テストヘッドの配列方向)に沿って移動させる。また、複数のテストヘッドを円形状に配置してもよい。この場合には、本発明において移動機構は位置決め機構を円周方向(テストヘッドの配列方向)に沿って移動させる。
【0030】
位置決め部4は、アライメント装置5、第1の撮像装置61a〜61d、第2の撮像装置62a,62b、及びサポート装置7を有している。
【0031】
なお、位置決め部4における半導体ウェハWの取り廻しは、ウェハトレイ2を用いて行われるため、先ずそのウェハトレイ10の構成について説明する。図4は本実施形態におけるウェハトレイの平面図、図5は図4のV-V線に沿った断面図である。
【0032】
図4及び図5に示すように、ウェハトレイ2は、例えばアルミナ(Al)、アルミニウム又は銅等の金属材料からなる円盤状のトレイ本体21を有している。
【0033】
このトレイ本体21の主面211には、3つの環状溝212が同心円状に形成されている。これらの環状溝212は、トレイ本体21内に形成された吸着用通路213に連通しており、さらにこの吸着用通路213は吸着ポート231を介して真空ポンプ281に接続されている。トレイ本体21に半導体ウェハWを載置した状態で真空ポンプ281によって吸引を行うと、環状溝212内に発生した負圧によって半導体ウェハWがウェハトレイ20に吸着保持される。
【0034】
また、トレイ本体21内には減圧用通路214が形成されており、この減圧用通路214は、主面211において環状溝212よりも外周側に位置する吸引孔215で開口している。この減圧用通路214は減圧ポート232を介して真空ポンプ282に接続されている。
【0035】
また、トレイ本体21の主面211の外周近傍には環状のシール部材22が設けられている。このシール部材22の具体例としては、例えばシリコーンゴムからなるパッキン等を例示することができる。ウェハトレイ2がプローブカード321に押し付けられると、このシール部材22によってトレイ本体21とプローブカード321との間に密閉空間27(図17J参照)が形成される。さらにこの状態で、減圧用通路214及び吸引孔215を介して真空ポンプ282によって密閉空間27内を真空引きすることで、ウェハトレイ2がプローブカード321に向かって引き寄せられ、結果的に、当該トレイ2に保持されている半導体ウェハWがプローブカード2に押し付けられる。なお、密閉空間27をプローブカード321側から減圧してもよい。
【0036】
さらに、トレイ本体21内には、半導体ウェハWを加熱するためのヒータ25が埋設されていると共に、冷却水を流通させるための冷却用通路216が形成されている。この冷却用通路216は、冷却ポート241,242を介してチラー29に接続されている。冷却水の具体例としては、例えば、フッ素系不活性液体(例えばスリーエム社製フロリナート(Fluorinert(登録商標)))等の電気絶縁性に優れた液体を例示することができる。なお、ヒータ25に代えて、トレイ本体21内に形成した通路に加熱流体を流通させることで半導体ウェハWを加熱してもよい。また、半導体ウェハWを加熱のみする場合にはトレイ本体21にヒータ25のみを埋設すればよい。一方、半導体ウェハWを冷却のみする場合にはトレイ本体21に冷却用通路216のみを形成すればよい。
【0037】
また、トレイ本体21には半導体ウェハWの温度を直接的又は間接的に計測するための温度センサ26が埋設されている。この温度センサ26の計測結果に基づいて、ヒータ25やチラー29がトレイ本体21の温度を調節することで、半導体ウェハWの温度が目標温度に維持される。
【0038】
なお、図3に示すように、本実施形態では、4つのテストヘッド32a〜32dに対してそれぞれ一つずつウェハトレイ20が割り当てられているが、これら複数のウェハトレイ2では、半導体ウェハWの温度調整を相互に独立して実行することが可能となっている。
【0039】
なお、本実施形態におけるシール部材22が本発明における封止手段の一例に相当し、本実施形態における真空ポンプ282、減圧用通路214及び吸引孔215が本発明における減圧手段の一例に相当する。また、本実施形態におけるヒータ25、チラー29、冷却通路216、冷却ポート241,242及び温度センサ26が本発明における温度調節手段の一例に相当する。
【0040】
図6は図1に示す半導体ウェハ試験装置のアライメント装置の平面図、図7は図6に示すアライメント装置の側面図である。
【0041】
位置決め部4のアライメント装置5は、半導体ウェハ10をプローブカード321に対して位置決めする装置であり、図6及び図7に示すように、X方向移動機構51、Y方向移動機構52、回転機構53、及び昇降機構54を備えている。なお、図3に示すように、本実施形態では位置決め部4が一つのアライメント装置5を備えているが、特にこれに限定されない。位置決め部4が複数のアライメント装置5を備えることで、テストヘッド32a〜32dへの半導体ウェハWの供給作業の効率化を図ることができる。
【0042】
X方向移動機構51は、ボールネジ及びモータからなる送り機構511と、レール及びガイドからなる案内機構512と、を有しており、テストヘッド32a〜32dの配列方向(X方向)に沿って移動することが可能となっている。本実施形態におけるX方向移動機構51は、位置決めの際にX方向における半導体ウェハWの位置の微調整を行うだけでなく、アライメント装置5自体を4つのテストヘッド32a〜32dの間で横断的に移動させる場合にも使用される。なお、アライメント装置5が、半導体ウェハWの位置決めのための微調整機構と、アライメント装置5自体の移動機構と、を独立して備えてもよい。
【0043】
Y方向移動機構52も、ボールネジやモータ等からなる送り機構521と、レールやガイドからなる案内機構522と、を有しており、Y方向に沿って移動することが可能となっている。このY方向移動機構52は、位置決めの際にY方向における半導体ウェハWの位置の微調整を行う。
【0044】
回転機構53は、特に図示しないモータやギアによって半導体ウェハWをZ軸を中心として回転させることが可能となっている。
【0045】
昇降機構54は、特に図示しないボールネジ機構等によって、半導体ウェハWを昇降させることが可能となっている。この昇降装置54の上面55に半導体ウェハWが載置されるが、このトレイ保持面55からピン541が突出しており、ウェハトレイ2の下面に形成された固定穴217(図5参照)にこのピン514が嵌合することで、半導体ウェハWの位置ズレを防止するようになっている。
【0046】
なお、本実施形態におけるX方向移動機構51、Y方向移動機構52及び回転機構53が、本発明における位置決め機構の一例に相当する。また、本実施形態におけるX方向移動機構51が本発明における移動機構の一例に相当する。また、本実施形態における昇降機構54が本発明における昇降機構の一例に相当する。
【0047】
第1の撮像装置61a〜61dは、半導体ウェハWを撮像するCCDカメラであり、図3に示すように、ヘッドプレート341の装着孔342の周囲にそれぞれ設けられている。第1の撮像装置61a〜61dは、下方を向いた姿勢でヘッドプレート341にそれぞれ取り付けられている。これらの第1の撮像装置61a〜61dは、半導体ウェハWの位置決めの際に、半導体ウェハWに造り込まれた電子回路の電極パッドの位置を認識するために使用される。なお、第1の撮像装置の数は、特に限定されず、1つであってもよい。
【0048】
本実施形態では、図3に示すように、半導体ウェハ試験装置1の中心から左側に位置する2つの第1の撮像装置61a,61bは、装着孔342の右側にそれぞれ配置されている。これに対し、半導体ウェハ試験装置1の中心から右側に位置する2つの第1の撮像装置61c、61dは、装着孔342の左側にそれぞれ配置されている。
【0049】
第1の撮像装置61a〜61dを複数設けることで、画像認識のためのアライメント装置5の移動距離を短くすることができる。また、上記のような配置関係を採用することで、位置決め部4のX方向に沿った全長を短くすることができる。
【0050】
第2の撮像装置62a,62bは、プローブカード321を撮像するCCDカメラである。図6及び図7に示すように、第2の撮像装置62a,62bは、上方を向いた姿勢でアライメント装置5のY方向移動機構52に設けられている。これらの第2の撮像装置62a,62bは、半導体ウェハWの位置決めの際に、プローブカード321の接触子322の位置を認識するために使用される。
【0051】
本実施形態では、第2の撮像装置62a,62bは、X方向において昇降機構54を中心として対称に配置されている。すなわち、一方の第2の撮像装置62aが昇降機構54の左側に配置され、他方の第2の撮像装置62bが昇降機構54の右側に配置されている。第2の撮像装置62a、62bを複数設けることで、位置決め部4のY方向に沿った全長を短くすることができる。なお、第2の撮像装置の数は、特に限定されず、1つであってもよい。
【0052】
図8は図1に示す半導体ウェハ試験装置のサポート装置の平面図、図9は図8のIX-IX線に沿った断面図、図10及び図11はサポート装置の他の例を示す図、図12及び図13はサポート装置のさらに他の例を示す図、図14A〜図15Bはサポート装置の別の例を示す図である。なお、図9、図11、図13、図14B及び図15Bにはプローブカード321を図示していない。
【0053】
サポート装置7は、ウェハトレイ2の落下を防止するための装置であり、図8及び図9に示すように、ウェハトレイ2を保持する4つの保持部71と、モータ及びボールネジ機構等によって保持部71を開閉する開閉機構72と、を有している。本実施形態では、ヘッドプレート341の装着孔342の周囲にサポート装置7がそれぞれ設けられている。
【0054】
4つの保持部71は、開閉機構72によって相互に接近/離反可能となっている。これらの保持部71が相互に接近した状態(図9に実線で示す状態)では、保持部71の間に形成される通過孔711の内径が、ウェハトレイ2の直径より小さくなるので、ウェハトレイ2が保持部71によって保持される。一方、保持部71が相互に離反した状態(図9で破線で示す状態)では、通過孔711の内径が、ウェハトレイ2の直径よりも大きくなる(拡径する)ので、アライメント装置5がプローブカード321にウェハトレイ2を供給したり回収することができる。
【0055】
なお、保持部71の数や形状は特に限定されず、例えば、図10及び図11に示すように、保持部71を2枚の半リング状部材で構成してもよい。また、図12及び図13に示すように、保持部71と開閉機構72との間に、モータ及びボールネジ機構によって保持部71をヘッドプレート341に向かって引き寄せる引寄機構73を介装してもよい。この場合には、引寄機構73によってウェハトレイ2をプローブカード321に引き寄せることができるので、上述のウェハトレイ2の減圧機構を省略することができる。
【0056】
さらに、保持部71は、図14A及び図14Bに示すように、1枚のリング状部材で構成してもよい。この場合の通過孔711には、径方向に窪んでいる2つの凹部711aを対向するように形成する。また、同図に示すように、ウェハトレイ2には、通過孔711の凹部711aに対応する凸部21aがその側面に設けられている。
【0057】
図14A及び図14Bのサポート装置の動作を、同図、図15A及び図15Bを参照して説明する。まず、図14Aに示すように、保持部71の下方にウェハトレイ2を位置させた状態で、アライメント装置5が、ウェハトレイ2の凸部21aと保持部71の凹部711aとを位置合わせする。次いで図15A及び15Bに示すように、昇降装置54がウェハトレイ2を上昇させ、通過孔711内を通過させる。次いで、回転機構53がウェハトレイ2を回転させると、保持部71がウェハトレイ2を保持可能となる。この後、引寄機構73が保持部71を介してウェハトレイ2をプローブカード321に引寄可能となる。このようなサポート装置では、開閉機構72を省略することができる。なお、保持部71をウェハトレイ2に対して回転させてもよい。
【0058】
搬送部8は、図1及び図2に示すように、位置決め部4と格納部9との間で半導体ウェハWをハンドリングする搬送ロボット81と、当該搬送ロボット81をテストヘッド32a〜32dの配列方向(本例ではX方向)に沿って移動させる水平移動装置82と、を有している。
【0059】
搬送ロボット81は、半導体ウェハWを保持する保持部812と、当該保持部812を三次元的に移動させるアーム部811と、を有しており、具体的にはスカラロボット等を例示することができる。なお、搬送ロボット81として、双腕型ロボットを用いてもよく、これによりアライメント装置5への半導体ウェハWの供給と回収を同時に行うことができる。
【0060】
水平移動装置82は、モータと送りねじからなる送り機構821と、レールとガイドからなる案内機構822と、を有しており、搬送ロボット81をX方向に移動させることが可能となっている。なお、図1に示すように、本実施形態では、水平移動装置82上に一台の搬送ロボット81を配置しているが、特にこれに限定されず、水平移動装置82上に複数台の搬送ロボット81を配置してもよい。
【0061】
格納部9は、図1及び図2に示すように、複数の半導体ウェハWを収容可能な4つのフープ91(FOUP(Front-Opening Unified Pod))(収容手段)を有している。図2に示すように、フープ91の内壁面には、複数のリブ92が相互に対向するように形成されている。これらのリブ92に半導体ウェハWの両端を載せることで、半導体ウェハWがフープ91内に保持される。
【0062】
なお、格納部9におけるフープ91の数は特に限定されない。図16A及び図16Bは本発明の第2実施形態における半導体ウェハ試験装置を示す平面図及び断面図である。例えば、図16A及び図16Bに示すように、格納部9を構成するフープ91の数を一つとしてもよい。この場合には、アライメント装置5のX方向移動機構51を利用して、半導体ウェハWをそれぞれのテストヘッド32a〜32dに供給することで、搬送部8の水平移動装置82を省略することができ、更なる低コスト化を図ることができる。
【0063】
次に、本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置1の一連の動作について、図17A〜図17Lを参照しながら説明する。図17A〜図17Lは本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の動作を説明するための図である。
【0064】
先ず、アライメント装置5は、これから試験を実行するテストヘッドの下方にトレイ保持面55を位置させる。図17Aに示す例では、アライメント装置5は、X方向移動機構51によって、図中左端のテストヘッド32aの下方にトレイ保持面55を移動させる。
【0065】
次いで、図17Bに示すように、アライメント装置5は昇降機構54を上昇させ、プローブカード321に密着しているウェハトレイ2をトレイ保持面55によって保持する。この状態で、真空ポンプ282が密閉空間27の減圧を解除する。次いで、サポート装置7の保持部71が開閉機構72により相互に離反した後に、昇降機構54がウェハトレイ2を下降させる。
【0066】
次いで、搬送ロボット81がフープ91から試験前の半導体ウェハWを取り出して、アライメント装置5に供給する。この際、搬送ロボット81は、図17Cに示すように、アライメント装置5に保持されているウェハトレイ2の上に半導体ウェハWを載置する。ウェハトレイ2に半導体ウェハWが載置されると、真空ポンプ281が駆動して、ウェハトレイ2によって半導体ウェハWが吸着保持される。
【0067】
次いで、図17Dに示すように、アライメント装置5は、X方向移動機構51及びY方向移動機構52を駆動させることで、昇降機構54の左側に配置されている第2の撮像装置62aを、プローブカード321において左端の接触子322の下方に位置させる。次いで、第2の撮像装置62aは、プローブカード321において左端の接触子322を撮像し、当該画像データを画像処理装置(不図示)が画像処理することで、当該左端の接触子322の位置を認識する。
【0068】
次いで、図17Eに示すように、アライメント装置5は、X方向移動機構51を駆動させることで、第2の撮像装置62aをプローブカード321において右端の接触子322の下方に位置させる。次いで、第2の撮像装置62aは、プローブカード321において右端の接触子322を撮像し、当該画像データを画像処理装置が画像処理することで、当該右端の接触子322の位置を認識する。
【0069】
画像処理装置は、左端の接触子322の位置と右端の接触子322の位置からプローブカード321における全ての接触子322の中心(全体中心)と傾き(全体傾き)を算出する。なお、接触子322の全体中心と全体傾きの算出に当たり、2以上の接触子322の位置を認識してもよい。
【0070】
次いで、図17Fに示すように、アライメント装置5は、X方向移動機構51及びY方向移動機構52を駆動させることで、半導体ウェハWにおいて左端の電極パッドを第1の撮像装置61aの下方に位置させる。次いで、第1の撮像装置61aは、半導体ウェハWにおいて左端の電極パッドを撮像し、当該画像データを画像処理装置が画像処理することで、当該左端の電極パッドの位置を認識する。
【0071】
次いで、図17Gに示すように、アライメント装置5は、X方向移動機構51を駆動させることで、半導体ウェハWにおいて右端の電極パッドを、第1の撮像装置61aの下方に位置させる。次いで、第1の撮像装置61aは、半導体ウェハWにおいて右端の電極パッドを撮像し、当該画像データを画像処理装置が画像処理することで、当該右端の電極パッドの位置を認識する。
【0072】
画像処理装置は、左端の電極パッドの位置と右端の電極パッドの位置から、半導体ウェハWにおける全ての電極パッドの中心(全体中心)と傾き(全体傾き)を算出する。なお、電極パッドの全体中心と全体傾きの算出に当たり、2以上の電極パッドの位置を認識してもよい。
【0073】
以上の画像処理による位置認識が終わったら、図17Hに示すように、アライメント装置5は、X方向移動機構51及びY方向移動機構52によって、半導体ウェハWをプローブカード321の下方に移動させる。この際、アライメント装置5は、接触子322の全体中心と電極パッドの全体中心とが一致し、且つ、接触子の全体傾きと電極パッドの全体傾きとが一致するように、X方向移動機構51、Y方向移動機構52及び回転機構53によって、プローブカード321に対する半導体ウェハWの位置決めも行う。なお、半導体ウェハWとプローブカード321の位置合わせの方法は上述のものに限定されない。
【0074】
次いで、図17Iに示すように、アライメント装置5は、ウェハトレイ2のシール部材22がプローブカード321に密着するまで、昇降機構54によって半導体ウェハWを上昇させる。この状態で真空ポンプ282が作動すると、図17Jに示すように、シール部材22によってトレイ本体21とプローブカード321との間に形成された密閉空間27内が減圧され、ウェハトレイ2がプローブカード321に向かって引き寄せられる。この真空ポンプ282による密閉空間27の減圧によって、アライメント装置5が半導体ウェハWから離れても、プローブカード321とウェハトレイ2とのに密着状態が維持される。
【0075】
真空ポンプ282による密閉空間27の減圧によって、ウェハトレイ2がプローブカード321に向かって引き寄せられると、当該トレイ2に保持されている半導体ウェハWがプローブカード321に押し付けられ、半導体ウェハWの電極パッドとプローブカード321の接触子322とが電気的に接触する。この状態で、テスタ31aがテストヘッド32aを介して半導体ウェハWの電子回路に試験信号を入出力することで、当該電子回路の試験が実行される。なお、半導体ウェハWはウェハトレイ2に保持されている間中、ヒータ25、チラー29及び温度センサ26によって常時温度調節されている。
【0076】
一方、真空ポンプ282による密閉空間27の減圧によってウェハトレイ2がプローブカード321に保持されたら、図17Kに示すように、アライメント装置5は昇降機構54を下降させる。また、サポート装置7は、ウェハトレイ2の落下防止のために、保持部71を開口機構72によって相互に接近させる。
【0077】
次いで、図17Lに示すように、アライメント装置5はX方向移動機構51によってトレイ保持面55を隣のテストヘッド32bの下方に移動させて、以上に説明した手順と同様の手順で当該テストヘッド32bのプローブカード321に半導体ウェハWを供給する。
【0078】
テストヘッド32bのプローブカード321への半導体ウェハWの供給作業が完了したら、アライメント装置5は、他のテストヘッド32c、32dについても、以上に説明した手順と同様の手順でプローブカード321に半導体ウェハWを供給する。なお、テストヘッド32c、32dに対する供給作業では、接触子322の位置認識の際に、昇降機構54の右側に配置されている第2の撮像装置62bを使用する。これにより、位置決め部4のY方向に沿った全長を短くすることができる。
【0079】
半導体ウェハWの試験が完了したら、当該ウェハWを保持しているウェハトレイ2をアライメント装置5がプローブカード321から回収する。次いで、搬送ロボット81が、アライメント装置5上のウェハトレイ2から試験済みの半導体ウェハWを取り上げてフープ91に返送する。
【0080】
以上のように、本実施形態では、複数のテストヘッド32a〜32dを備えており、一つの半導体ウェハ試験装置1で複数の試験を実施することができるので、省スペース化を図ることができる。
【0081】
また、アライメント装置5がテストヘッド32a〜32dの配列方向に沿って移動可能となっているので、4つのテストヘッド32a〜32dでアライメント装置5を共用することができ、半導体ウェハ試験装置の低コスト化を図ることができる。
【0082】
また、本実施形態では、ウェハトレイ2に設けられた減圧機構によって半導体ウェハWをプローブカード321に押し付けるため、アライメント装置5に高い剛性を必要としないので、半導体ウェハ試験装置の更なる低コスト化を図ることができる。
【0083】
なお、本実施形態では、ウェハトレイ2をテストヘッド32a〜32dにそれぞれ割り当てるように説明したが、特にこれに限定されない。例えば、図18に示すように、一つのウェハトレイ2を4つのテストヘッド32a〜32dで横断的に使用してもよい。図18は本発明の第1実施形態における半導体ウェハ試験装置の他の動作を示す図である。
【0084】
すなわち、この動作例では、図18において左端のテストヘッド32aで半導体ウェハWを試験した後、当該半導体ウェハWを保持しているウェハトレイ2を隣のテストヘッド32bに移動させて、このテストヘッド32bで半導体ウェハWを試験する。以降、この半導体ウェハWについてテストヘッド32c、32dでも試験を実行する。
【0085】
このように、一つの半導体ウェハWを複数のテストヘッド32a〜32dで順次試験をすることで、一台の半導体ウェハ試験装置において同一の半導体ウェハWに対して複数の試験を実行することができる。なお、半導体ウェハ試験装置1内におけるウェハトレイ2の数は、特に限定されず、1枚であってもよく、複数であってもよい。
【0086】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【符号の説明】
【0087】
1…半導体ウェハ試験装置
2…ウェハトレイ
21…トレイ本体
212…環状溝
213…吸着用通路
214…減圧用通路
216…冷却用通路
22…シール部材
25…ヒータ
26…温度センサ
27…密閉空間
281,282…真空ポンプ
29…チラー
3…テスト部
31a〜31d…テスタ
32a〜32d…テストヘッド
321…プローブカード
322…接触子
33…フレーム
341…ヘッドプレート
342…装着孔
4…位置決め部
5…アライメント装置
51…X方向移動機構
52…Y方向移動機構
53…回転機構
54…昇降機構
55…トレイ保持面
61a〜61d…第1の撮像装置
62a、62b…第2の撮像装置
7…サポート装置
8…搬送部
81…搬送ロボット
82…水平移動装置
9…格納部
91…フープ
W…半導体ウェハ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プローブカードが電気的に接続された複数のテストヘッドと、
半導体ウェハを保持可能なウェハトレイと、
前記ウェハトレイに保持された前記半導体ウェハを前記プローブカードに対して相対的に位置決めして、前記ウェハトレイを前記プローブカードに対向させるアライメント手段と、
前記プローブカードに対向している前記ウェハトレイを前記プローブカードに引き寄せる引寄手段と、を備え、
前記アライメント手段は、
前記半導体ウェハを前記プローブカードに対して相対的に位置決めする位置決め機構と、
前記位置決め機構を前記テストヘッドの配列方向に沿って移動させる移動機構と、を有することを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項2】
請求項1記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記アライメント手段は、前記ウェハトレイを昇降させる昇降機構を有することを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記プローブカードが装着される複数の装着孔が開口したヘッドプレートを備えており、
前記引寄手段は、
前記ウェハトレイを保持する保持部と、
前記ヘッドプレートにおいて前記装着孔の周囲に設けられ、前記保持部を前記ヘッドプレートに向かって引き寄せる引寄機構と、を有することを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項4】
請求項3記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記引寄手段は、前記保持部により囲まれた通過孔を前記ウェハトレイが通過可能な大きさに拡径可能な拡径機構を有することを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項5】
請求項3記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記ウェハトレイは、径方向に突出した凸部を有し、
前記保持部には、前記凸部に対応する凹部を有し、前記ウェハトレイが通過可能な通過孔が形成されており、
前記ウェハトレイが前記保持部に対して相対的に回転することで、前記保持部が前記ウェハトレイを保持することを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項6】
請求項1又は2記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記引寄手段は、
前記ウェハトレイと前記プローブカードとの間の空間を密閉する封止手段と、
前記空間を減圧する減圧手段と、を有することを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項7】
請求項1〜6の何れかに記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記ウェハトレイを複数備え、
複数の前記ウェハトレイは、前記半導体ウェハの加熱又は冷却の少なくとも一方を相互に独立して実行可能な温度調節手段を有していることを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項8】
請求項1〜7の何れかに記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記半導体ウェハを撮像する1又は複数の第1の撮像手段を備えていることを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項9】
請求項8記載の半導体ウェハ試験装置であって、
複数の前記第1の撮像手段は、前記プローブカードにそれぞれ隣接して設けられており、
前記テストヘッドの配列方向において、複数の前記第1の撮像手段のなかで端に位置する第1の撮像手段が、前記プローブカードに対して内側に配置されていることを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項10】
請求項1〜9の何れかに記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記プローブカードを撮像するために、前記アライメント手段に設けられた1又は複数の第2の撮像手段を備えていることを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項11】
請求項10記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記テストヘッドの配列方向において、複数の前記第2の撮像手段は、前記アライメント手段に保持された前記ウェハトレイの両側に配置されていることを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項12】
請求項1〜11の何れかに記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記アライメント手段に保持された前記ウェハトレイに、前記半導体ウェハを搬送する搬送手段を備えたことを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項13】
請求項12記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記半導体ウェハを収容可能な収容手段を備え、
前記搬送手段は、前記収容手段と前記アライメント手段との間で前記半導体ウェハを搬送することを特徴とする半導体ウェハ試験装置。
【請求項14】
請求項1〜13の何れかに記載の半導体ウェハ試験装置であって、
前記アライメント手段は、前記プローブカードに対向している前記ウェハトレイを、他の前記プローブカードに対向するように移動させることを特徴とする半導体ウェハ試験装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14A】
image rotate

【図14B】
image rotate

【図15A】
image rotate

【図15B】
image rotate

【図16A】
image rotate

【図16B】
image rotate

【図17A】
image rotate

【図17B】
image rotate

【図17C】
image rotate

【図17D】
image rotate

【図17E】
image rotate

【図17F】
image rotate

【図17G】
image rotate

【図17H】
image rotate

【図17I】
image rotate

【図17J】
image rotate

【図17K】
image rotate

【図17L】
image rotate

【図18】
image rotate


【公開番号】特開2010−186998(P2010−186998A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−27476(P2010−27476)
【出願日】平成22年2月10日(2010.2.10)
【出願人】(390005175)株式会社アドバンテスト (1,005)
【Fターム(参考)】