説明

少なくとも2つのプリント回路基板領域からなるプリント回路基板の製造方法、およびプリント回路基板

少なくとも2つのプリント回路基板領域を含むプリント回路基板を製造する方法であって、プリント回路基板領域は各々、少なくとも1つの導電層および/または少なくとも1つの装置または1つの導電性部品を含み、いずれの場合も互いに直接的に隣接する少なくとも1つの側方面の領域内で、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(20、21、22)は、結合または接続によって互いに接続されており、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(20、21、22)の結合または接続の後に、プリント回路基板の少なくとも1つの追加層またはプライが、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(20、21、22)上にわたって配置または付着される、方法において、追加層が互いに接続されるべきプリント回路基板領域(20、21、22)に集積される導電層または装置または部品にメッキスルーホール(23)を通じて接触接続される導電層(26)として実現されることを規定しており、その結果として、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(20、21、22)の簡単かつ信頼性の高い接続または結合が入手可能となり得る。
さらに、複数のプリント回路基板領域(20、21、22)からなるプリント回路基板が入手可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも2つのプリント回路基板領域からなるプリント回路基板を製造する方法に関し、プリント回路基板領域は各々少なくとも1つの導電層および/または少なくとも1つの装置または1つの導電性部品を含み、いずれの場合も互いに直接隣接している少なくとも1つの側方面の領域において、互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、結合または接続によって互いに接続されており、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の結合または接続の後、プリント回路基板の少なくとも1つの追加層またはプライは、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の上に配置または付着されている。本発明はさらに、少なくとも2つのプリント回路基板領域からなるプリント回路基板に関し、プリント回路基板領域は各々少なくとも1つの導電層および/または少なくとも1つの装置または1つの導電性部品を含み、いずれの場合も互いに直接隣接している少なくとも1つの側方面の領域において、互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、結合または接続によって互いに接続可能であるかまたは接続されており、互いに接続されるべきプリント回路基板領域上で、プリント回路基板の少なくとも1つの追加層またはプライは、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の上に配置されている。
【背景技術】
【0002】
プリント回路基板の製造の関連において、水平に接続され、異なる材料で作られる場合が多い、具体的には個別に製造される、少なくとも2つのプリント回路基板領域からなるプリント回路基板を製造または組み立てることがますます一般的になってきており、プリント回路基板の個々の部分的領域は異なる要求を満たさなければならないので、たとえばモジュール化として知られる、このような処理モードが、たとえば適用される。このため、たとえば、プリント回路基板の部分的領域においてはパワーエレクトロニクスが集積または組み込まれ、その一方でプリント回路基板の別の領域では、特にデジタル技術が適用されることが、知られている。たとえばパワーエレクトロニクスおよびデジタル技術を同時に含むプリント回路基板を製造することは、製造費ならびに電気的および機械的結合設計の両方の意味において理にかなっていないため、通常は費用が増加する。ますます求められるこのようなプリント回路基板の小型化に関して、容易に互いに組み合わせることのできない異なる製造技術および方法が、さらに、ますます適用される。
【0003】
最終的に、異なる材料の重複層によって組み立てられた、すなわちいわゆるハイブリッド構造を有するかまたは集積高周波もしくはパワーエレクトロニクスを備える部分的領域を含む、このようなプリント回路基板は、通常は、実際に使用において、このようなプリント回路基板が頻繁に湾曲または歪曲し、このためその使用寿命および信頼性を著しく損なうような、異なる余熱率または異なる膨張係数を有する領域を含む。
【0004】
特に異なるように構成された、少なくとも2つのプリント回路基板領域からなるプリント回路基板の製造のため、たとえば、このようなプリント回路基板の異なる部分的領域の所望の特性を実現するために、このように単純な構成の標準キャリアまたはプリント回路基板領域の上に、少なくとも1つのモジュールを配置することが知られている。このタイプの実施形態は、たとえば、国際公開第99/25163号より知られており、プリント回路基板領域または簡素化設計のキャリアにおいて、固定されるモジュールに対応する方法で凹部が設けられ、固定される前記モジュールは、凹部の縁領域で、そこに固定されるべきモジュールの縁領域にそれぞれ設けられるコンタクトパッドによるボンディングを保証するように、凹部を覆う。類似の構成は、スペイン特許第216870号明細書からも得られる。互いに重ね合わせられて、または水平方向に設けられることになる、通常は異なる構造および異なる機能を有する複数のプリント回路基板領域を各々が含むプリント回路基板の製造は、通常設けられる多数の接続またはこれに応じた小型化構成のため、非常に高価かつ困難であることが、すぐに明らかとなる。加えて、この知られている先行技術は、キャリアを構成する通常は簡素化された構造の実質的に全面プリント回路基板領域のほかに、取り扱いが、特に既存の不規則表面構造による、付加的な問題を包含するように、最終製品が、ここから突起してこれに接続される複数のさらなるプリント回路基板領域を含むという欠点を伴う。
【0005】
複数のプリント回路基板領域を有するプリント回路基板の製造の類似モードは、たとえば、独国実用新案第9309973号明細書からも得られるが、ベース回路基板上においてまた、特に発光素子が設けられた、プリント回路基板領域は、縁または周辺領域の周りに設けられて、ベース回路基板に設けられたそれぞれの凹部上に突起しているコンタクトを通じて、接触接続されている。
【0006】
最初に定義された種類の小型構造の電気回路構成は、たとえば、独国特許出願公開第2536316号明細書または仏国特許出願公開2284190号明細書からさらに得ることが可能であり、電気的結合は電力パターンを通じて外側で実現されて様々な素子がカードに挿入可能であり、さらに、良好な熱放散特性が提供されると言われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】国際公開第99/25163号
【特許文献2】スペイン特許第216870号明細書
【特許文献3】独国実用新案第9309973号明細書
【特許文献4】独国特許出願公開第2536316号明細書
【特許文献5】仏国特許出願公開第2284190号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、異なるプリント回路基板領域を使用および組み立てする際に上述の欠点が回避されることを趣旨として、最初に定義された種類の方法およびプリント回路基板をさらに開発することを目的とし、信頼性の高い接続および接触、ならびに個々のプリント回路基板領域の簡単な製造およびその集積を特に提供することをさらに目指す。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これらの目的を達成するために、最初に定義された種類の方法は基本的に、追加層が、互いに接続されるべきプリント回路基板領域内に集積された導電層または装置または部品にメッキスルーホールを通じて接触接続される導電層として実現されることを特徴とする。少なくとも1つの側方面または縁の領域において互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、結合または接続によって互いに接続または結合されているので、互いに接続されるべきプリント回路基板領域は確実に、相互に重なり合うことはなく、むしろ実質的に隣接して配置される。少なくとも1つの隣接する側方面の領域におけるこのような接続は、このように、特に異なる製造ステップにおいてモジュール式に個別に製造または提供され、これに応じて異なる機能を果たす、異なる部分的領域が、容易かつ確実に互いに結合または接続されることが可能な、実質的に平坦なプリント回路基板を提供することになる。本発明による方法はこのように、個々のプリント回路基板領域の製造プロセスの最適化を可能にし、ここで後者は、異なる部分的領域を含むプリント回路基板を提供するために、簡単かつ信頼性の高い方法で互いに接続または結合されることが可能である。本発明により付加的に提供される導電層は、続いて互いに接続されるべきプリント回路基板領域の単純な電気的接触を可能にし、これは、接続されるべきプリント回路基板領域内の集積層および/または装置とともに、本発明によって設けられたメッキスルーホールを通じて実現される。本発明によれば、複数のプリント回路基板領域からなるプリント回路基板のサンドイッチ構造は、特にたとえば導電層のその後のパターンのため、または部品のその後の実装のために相応に平坦な構造を提供することによって、利用可能とされる。
【0010】
接触またはパターニングのため、本発明の好適な実施形態により、互いに接続されるべきプリント回路基板領域を接続または結合した後、および/または少なくとも1つの追加導電性または導電層またはプライを配置または付着した後、プリント回路基板の導電性または導電層の構成またはパターニングおよび/またはプリント回路基板上の追加電子部品または装置の実装が、実現されることが提案される。
【0011】
接続されるべき個々のプリント回路基板領域の構造に応じて、具体的には、それを通じて層接触が実現される、接続後に提供されるべき伝導性層に対する完全な絶縁を保証するために、さらに好適な実施形態によれば、追加導電層を付着する前に、絶縁または非導電層が、互いに接続されるべきプリント回路基板領域上に付着されることが提案される。
【0012】
製造されるべきプリント回路基板の、異なる高さを有する部分的領域を回避するために、さらに好適な実施形態によれば、互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、実質的に共通平面上に配置され、互いに接続または結合されることが、提案される。
【0013】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域の付加的な電気的結合または接続について、さらに好適な実施形態によれば、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の導電性のまたは導電領域または素子、および/または追加プライまたは追加素子の層の電気的接続は、バイアまたは通路、導電性に作られた孔、導電性ペースト、導電箔またはワイヤ、電子装置または部品または光接続による、半田付け、接着剤、溶接、リベット留め、またはピン留めによって形成されることが、提案される。
【0014】
互いに接続されるべき個々のプリント回路基板領域の確実な結合のため、さらに好適な実施形態によれば、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の結合または接続は、接着剤、圧入、積層、ボンディング、溶接、半田付け、ガルバニック接続によって、および/またはプリント回路基板の部品を配置もしくは固定することによって、実現されることが提案される。これらは、個々のプリント回路基板領域の操作、およびいくつかのプリント回路基板領域からなるプリント回路基板の製造のためのこれらの接続が、相応に簡単な方法で実行されることが可能なように、プリント回路基板製造プロセスの関連において、それとして一般的に知られ、広く使用される方法である。
【0015】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域の結合または接続をさらに改善または簡素化するために、さらに好適な実施形態によれば、少なくとも1つの相互補完的結合素子は、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する側方面上に各々形成され、これを通じてそれぞれの隣接するプリント回路基板領域と結合または接続する結合素子が実現されることが、提案される。このような相互補完的結合素子は、相応に単純な方法で製造されることが可能であり、具体的には、個々のプリント回路基板領域の接続の機械的安定性を改善することが可能である。
【0016】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域の結合または接続をさらに支援するために、これはさらに、相互補完的結合素子が互いに確実に接続されるような好ましい方法で、提案される。
【0017】
そこに接続されるべきプリント回路基板領域内の少なくとも1つのプリント回路基板領域の随意的に望ましい実施形態のため、さらに、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する側方面は、本発明による方法のさらに好適な実施形態によるのと同様に、特に階段状および/または完全な凹部またはくぼみの形状で、相互補完的な輪郭を備えて形成されることが、提案される。
【0018】
たとえば、プリント回路基板の基礎を形成するプリント回路基板領域内に複雑な構造を有するプリント回路基板領域の信頼性の高い組み込みまたは埋め込みのため、さらに好適な実施形態によれば、そこに接続されるべきプリント回路基板領域の相応に形成された凹部またはくぼみ内のプリント回路基板領域の埋め込みが実現され、いずれの場合も互いに接続されるべきプリント回路基板領域の少なくとも1つの互いに隣接する側方面に加えて、受容されるべきプリント回路基板領域の少なくとも部分的なシースが、側方面とは異なる周囲面上に付加的に設けられることが提案される。
【0019】
特に、異なる構造を有するプリント回路基板領域の異なる厚みを補うために、さらに好適な実施形態によれば、プリント回路基板領域を受容するための凹部またはくぼみは、多層プリント回路基板領域のいくつかの層またはプライ上にわたって延在することが提案される。これは、具体的には、多数のプライを含む通常はより複雑な構造のプリント回路基板領域の厚みの、相応により単純な構造を有するプリント回路基板領域の厚みに対する適合を可能にする。
【0020】
すでに上記で指摘されたように、単一または共通プリント回路基板、最も多様な構成および構造のプリント回路基板領域の形成のため、本発明による方法を用いて、互いに接続または結合することが実現可能であり、さらに好適な実施形態による互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、可撓性、剛性、柔剛性、または準可撓性プリント回路基板領域、および/または高周波、HDI、サブストレート、またはセラミックプリント回路基板領域によって形成される。
【0021】
特に、柔剛性プリント回路基板の製造は、このような柔剛性プリント回路基板の、剛性材料または剛性部分的領域が、処理ステップ、特に積層ステップの間は良好な寸法的安定性を呈するが、その一方で可撓性材料は比較的乏しい安定性を有するという問題を包含する。特に可撓性材料または可撓性部分的領域のこの不安定さのため、プリント回路基板は再積層の後に著しい変形を呈する可能性があり、この結果、小さいサイズの回路、導電性素子、または孔が、特に対応する回路または導電性素子の位置に対して、可撓性層上に位置決めされることになる場合、配向問題を招く。したがって、位置ずれを回避するために、柔剛性回路基板の製造または製造フォーマットにおいて、製造または剛性回路基板よりもかなり小さい製造フォーマットを使用することが一般的であり、このような小型製造フォーマットは、より多くの作業および費用の増加を伴う。
【0022】
本発明による方法の関連において、柔剛性回路基板の製造のためのさらに好適な実施形態によれば、異なるプリント回路基板領域を結合または接続する際に本発明による方法によって達成可能な利点を考慮して、柔剛性回路基板の製造のため、可撓性回路基板領域は剛性材料の少なくとも1つの隣接遷移領域で形成され、剛性材料の遷移領域は、製造される柔剛性プリント回路基板の(少なくとも1つの)剛性プリント回路基板領域に結合または接続されることが、提案される。可撓性プリント回路基板領域は剛性材料の少なくとも1つの隣接遷移領域で形成され、この後、剛性材料の少なくとも1つの遷移領域は少なくとも1つのさらなる剛性プリント回路基板領域に結合されるため、場合により相応に乏しい寸法安定性を用いて可撓性部分的領域を小さくすること、および少なくとも1つの剛性遷移領域を同時に設けることにより、所望の柔剛性プリント回路基板を製造するために、個別に製造された剛性プリント回路基板領域との確実な結合を提供することが、可能になった。既存の寸法安定性を考慮に入れると、孔、バイア、および回路素子の配置の相応に正確な位置決めは、個別に製造された剛性プリント回路基板領域上で実行されることが可能であり、通常はより小さい寸法安定性の可撓性部分的領域は、剛性遷移領域との間の結合を通じて、その後の操作ステップにおいて、剛性プリント回路基板領域に接続される。さらに、通常は比較的小さい寸法を有し、剛性材料で作られる、少なくとも1つの隣接遷移領域を備える可撓性プリント回路基板領域、および剛性プリント回路基板領域の、個別の製造のため、柔剛性プリント回路基板の製造において付加的なそれぞれの費用優位性が達成可能となるように、通常はより高価な、可撓性プリント回路基板材料が、製造される可撓性部分的領域の実際の寸法に対して相応に最適化された方法で、使用されることが可能となった。さらに、特に柔剛性プリント回路基板の製造において、小型製造フォーマットに関する知られている先行技術による制限が同様に縮小または完全に排除され得るように、大規模に自動化された組み立て方法を用いて、そこに接続または結合されるべき剛性プリント回路基板領域とともに、剛性材料の隣接する少なくとも1つの遷移領域で、個別に製造された、可撓性部分的領域を接続することが、可能である。
【0023】
柔剛性プリント回路基板の製造において、特に、より高価な可撓性材料の活用をさらに改善するために、さらに好適な実施形態によれば、少なくとも1つの隣接遷移領域を備える可撓性プリント回路基板領域は、複数のこのような可撓性プリント回路基板領域を含むキャリア要素から切り出され、そこに接続されるべき少なくとも1つの剛性プリント回路基板領域との結合または接続のため、同様に複数の剛性プリント回路基板領域を含むキャリア要素のそれぞれの凹部に挿入されることが、提案される。特に可撓性の材料の、相応によりよい活用によって、製造されるべき複数の柔剛性プリント回路基板のために通常は小さい寸法を有する可撓性部分的領域を、個別の操作ステップにおいて製造することが、このように可能であり、剛性材料の、およびたとえばよりよい寸法安定性の、同様に個別に製造されたプリント回路基板領域との簡単かつ信頼性の高い接続が、実行可能である。
【0024】
特に、少なくとも1つの剛性遷移領域と、隣接する剛性プリント回路基板領域との間の接続は、上述の方法のうちの1つによって実行されることが可能である。
【0025】
最初に言及された目的を達成するために、上記で特定されたタイプのプリント回路基板は、さらに、追加層が導電層として形成されること、ならびにメッキスルーホールが追加導電層と、接続されるべきプリント回路基板領域内に組み込まれた導電層または装置または部品内との間に、形成または提供されることを実質的に特徴とする。すでに上記で指摘されたように、いくつかのプリント回路基板領域から製造または組み立てされたプリント回路基板はこのように、単純かつ信頼性の高い方法で提供され、前記プリント回路基板は具体的には、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の確実な電気的接触を可能にする。
【0026】
特に所定の回路パターンにしたがって、個々のプリント回路基板領域の接触接続を実現するために、好適な実施形態によれば、追加導電層は、追加電子装置または部品とともにパターニングおよび/または実装されるように設計されることが提案される。
【0027】
接続されるべき個々のプリント回路基板領域の構造に応じて、具体的にはそれを通じて導電層接触が実現される、接続後に提供されるべき導電層に対する完全な絶縁を保証するために、さらに好適な実施形態によれば、互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、実質的に共通平面内に配置され、そして互いに接続可能または結合可能であることが提案される。
【0028】
このような面構造を提供するため、または個々のモジュールまたはプリント回路基板領域の過剰な増加を回避するために、さらに、好ましい方法において、互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、実質的に共通平面内に配置され、互いに接続可能または結合可能であることが提案される。
【0029】
付加的かつ信頼性の高い電気的接続のため、さらに、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の導電性または導電領域または素子、および/または追加プライまたは追加素子の層の電気的接続は、本発明によるプリント回路基板のさらに好適な実施形態によるように、バイアまたは通路、導電性に作られた孔、導電性ペースト、導電箔またはワイヤ、電子装置または部品または光接続による、半田付け、接着剤、溶接、リベット留め、またはピン留めによって形成されることが提案される。
【0030】
好ましい方法において、および適切な接続または結合を保証するために、好適な実施形態によれば、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の結合または接続は、接着剤、圧入、積層、ボンディング、溶接、半田付け、ガルバニック接続によって、および/またはプリント回路基板の部品を配置もしくは固定することによって、実現されることが提案される。
【0031】
すでに上記で示されたような信頼性の高い結合を提供するために、さらに、好ましい方法において、少なくとも1つの相互補完的結合素子は、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する側方面上に各々形成され、これを通じてそれぞれの隣接するプリント回路基板領域と結合または接続する結合素子が実現されることが提案される。特に好適な実施形態によれば、この点に関して、相互補完的結合素子は互いに確実に接続可能であることが追加で提案される。
【0032】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域の確実な組み込みのため、さらに、好ましい方法において、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する側方面は、特に階段状および/または完全な凹部またはくぼみの形状で、相互補完的な輪郭を備えて形成されることが提案される。
【0033】
特に、キャリアを形成し、随意的により単純な構造を有するプリント回路基板領域内への、より複雑な構造を有するプリント回路基板領域の埋め込みのため、さらに、プリント回路基板領域は、そこに接続されるべきプリント回路基板領域の相応に形成された凹部またはくぼみ内に受容可能であることが提案され、いずれの場合も、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の少なくとも1つの互いに隣接する側方面に加えて、受容されるべきプリント回路基板領域のシースが、本発明によるプリント回路基板のさらに好適な実施形態によるように、側方面とは異なる周囲面上に、付加的に設けられる。
【0034】
このような互いに接続されるべきプリント回路基板領域の異なる可能性のある厚みの補償のため、さらに、好ましい方法において、プリント回路基板領域を受容するための凹部またはくぼみは、多層プリント回路基板領域のいくつかの層またはプライ上にわたって延在することが提案される。
【0035】
すでに上記で指摘されたように、本発明によるプリント回路基板領域の異なる構成を相互接続または結合することが実現可能であり、この点に関して、さらに好適な実施形態によれば、互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、可撓性、剛性、柔剛性、または準可撓性プリント回路基板領域、および/または高周波、HDI、サブストレート、またはセラミックプリント回路基板領域によって形成されることが提案される。
【0036】
具体的には、柔剛性プリント回路基板の製造の関連において、さらに好適な実施形態によれば、柔剛性プリント回路基板のため、可撓性プリント回路基板領域は、剛性材料の少なくとも1つの隣接遷移領域を備えて形成され、剛性材料の遷移領域は、製造されるべき柔剛性プリント回路基板の(少なくとも1つの)剛性プリント回路基板領域に結合または接続されることが提案される。このようにして、すでに上記で詳細に論じられたように、簡単かつ信頼性が高く、したがってコスト効率もよい方法で、柔剛性プリント回路基板を製造することが可能になった。
【0037】
本発明の方法にしたがって、および本発明によるプリント回路基板を提供することによって、たとえばプリント回路基板のデジタルまたは可撓性領域を含む、可能な限り小さく相応に複雑な部分的領域を製造すること、ならびに相応により単純な構造のプリント回路基板領域にこれを集積することがこのように実現可能になった。このようなプリント回路基板領域は、特に複雑な構造を有する個々のプリント回路基板領域の、相応に低い費用および最適化された製造方法を可能にするように、各々小型化されることが可能である。さらに、たとえばさらなる使用または適切な機器へのさらなる実装のために完成したプリント回路基板が適合すべき標準寸法に応じて、キャリアを構成するプリント回路基板領域内にこのように非常に複雑なモジュールまたはプリント回路基板領域を収容または埋め込むことが可能である。
【0038】
加えて、本発明による方法、ならびに本発明によるプリント回路基板の提供は、簡素化された電気的接触を可能にし、異なる構造および異なる使用目的を有する部分的領域を分離することにより、たとえば高周波およびデジタル技術の相互作用もまた、回避される。具体的には、個々の部分的領域に必要とされる表面積の減少を得ること、ならびに異なる要求を満たすプリント回路基板の構造および個々のプリント回路基板領域の組み立ての両方における柔軟性を改善することが可能である。
【0039】
加えて、少なくとも1つの互いに隣接する側方面または縁における領域内の本発明によって提案される結合は、具体的にはプリント回路基板を覆うモジュールまたはプリント回路基板キャリアの凹部が複雑な接触またはボンディング手順を必要とする、知られている先行技術と比較して、信頼性が高く簡素化された、機械的および電気的両方の接続の提供を可能にする。さらに、個々のプリント回路基板領域の電気的接続は、すでに上記で言及されたように、追加導電層およびメッキスルーホールの配置によって確立されることが可能である。
【0040】
特に、たとえば簡素化された構造を有するさらなるプリント回路基板領域の対応する凹部またはくぼみにプリント回路基板領域を埋め込むときに、個々のプリント回路基板領域を接続するための半田付けは廃止されることが可能である。このような埋め込みは、たとえば、接着または成形によって実現されることが可能であり、これにより、相応に単純な接続または結合の後、さらなる部品の随意的に必要とされる、簡素化された挿入もまた、可能となる。
【0041】
本発明による方法および本発明によって製造されるプリント回路基板は、さらに、ユーザまたは顧客側で、たとえば個別に製造されたプリント回路基板領域またはモジュールの取り付けまたは固定による複雑な接続が必要とされないように、個々のプリント回路基板領域の接触ならびに接続または結合による全ての機能の集積を有するプリント回路基板をユーザにとって入手可能とする。
【0042】
以下において、本発明は、添付図面に模式的に示される例示的実施形態によって、より詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明による方法によって製造される、本発明によるプリント回路基板の第一の実施形態の模式的断面図である。
【図2】図1と類似の図における、本発明によるプリント回路基板の修正実施形態の断面図である。
【図2a】置き換えられるべきプリント回路基板領域を示す図である。
【図3】本発明によるプリント回路基板のさらなる修正実施形態の断面図であって、互いに接続されるべきプリント回路基板領域は、追加層または構造の配置によって覆われている。
【図4】異なるプリント回路基板領域の配置および接続が示されている、本発明によるプリント回路基板のさらなる修正実施形態の上面図である。
【図5】図4と類似の図において、互いに接続または結合されている複数のプリント回路基板領域を含む、本発明によるプリント回路基板のさらなる修正実施形態を示す図である。
【図6】本発明によるプリント回路基板のさらなる修正実施形態の部分的領域の模式的断面図であって、互いに接続されるべきプリント回路基板領域を接続または結合するための、相互補完的な輪郭が示されている。
【図7】プリント回路基板領域が、別のプリント回路基板領域のそれぞれの凹部またはくぼみ内に各々受容または埋め込みされている、本発明によるプリント回路基板のプリント回路基板領域の接続のさらなる模式的断面図である。
【図8】プリント回路基板領域が、別のプリント回路基板領域のそれぞれの凹部またはくぼみ内に各々受容または埋め込みされている、本発明によるプリント回路基板のプリント回路基板領域の接続のさらなる模式的断面図である。
【図9】プリント回路基板領域が、別のプリント回路基板領域のそれぞれの凹部またはくぼみ内に各々受容または埋め込みされている、本発明によるプリント回路基板のプリント回路基板領域の接続のさらなる模式的断面図である。
【図10】本発明によるプリント回路基板の、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の、特に相互補完的な輪郭または結合素子の、さらなる修正実施形態の図である。
【図11】本発明によるプリント回路基板の、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の接続領域、またはその中に設けられる結合素子の、さらなる模式図である。
【図12】本発明によるプリント回路基板の、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の接続領域、またはその中に設けられる結合素子の、さらなる模式図である。
【図13】置き換えられたプリント回路基板領域が集積されている、本発明によるプリント回路基板のさらなる修正実施形態の断面図である。
【図14】相互接続されたプリント回路基板領域が導電構造の配置によってさらに接続されている、図13によるプリント回路基板を示す図である。
【図15a】本発明の方法を用いて本発明による柔剛性プリント回路基板の製造の方法ステップを示す模式図であり、少なくとも隣接遷移領域を備える可撓性プリント回路基板領域の製造を示す。
【図15b】本発明の方法を用いて本発明による柔剛性プリント回路基板の製造の方法ステップを示す模式図であり、図15aによって製造された可撓性プリント回路基板領域に接続されるべき剛性プリント回路基板領域の個別の製造を示す。
【図15c】本発明の方法を用いて本発明による柔剛性プリント回路基板の製造の方法ステップを示す模式図であり、図15aによる製造フォーマット上の可撓性プリント回路基板領域の除去、および剛性プリント回路基板領域を含む図15bによる製造フォーマットへの挿入を示す。
【図16】図15の実施形態によって製造されるような柔剛性プリント回路基板の拡大部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
図1において、互いに接続されるべき3つのプリント回路基板領域1、2、および3が模式的に示され、異なる数の層またはプライの使用により、異なる設定または構造が模式的に示されている。加えて、通路またはバイア4および5ならびに個々の層またはプライに集積された部品または素子6および7などの模式的に示された構造が、プリント回路基板領域1、2、および3に設けられている。さらに、導電構造8のパターンが具体的に個々のプリント回路基板領域の表面上に示されており、前記構造8は、プリント回路基板領域1、2、および3の接続または結合の後に適用される導電層上に形成される。
【0045】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域1、2、および3のそれぞれに隣接する側方面9および10ならびに11および12の領域において、プリント回路基板領域1、2、および3の機械的接続は、たとえばプリント回路基板領域1および2の間の結合のための装置13によって導体層の構造またはパターン8の横に加えて示されるように、たとえば個々のプリント回路基板領域の接着または半田付けによって、電気的結合または接続に加えて実現され、たとえばプリント回路基板領域2および3を接続するためのプリント接続14の形態で提供される。
【0046】
加えて、メッキスルーホール8’は、互いに接続されるべきプリント回路基板領域1、2、および3の上面上の構造8、ならびに下側の、やはり図示されるさらなる導電層の構造8の両方から見えている。
【0047】
プリント回路基板領域1は、たとえば、両側にパターニングされた、単純なプリント回路基板素子または領域によって形成されることが可能である。対照的に、プリント回路基板領域2は、たとえば、多層高周波プリント回路基板領域であってもよく、これは同様に多層デジタルプリント回路基板領域3に結合されている。
【0048】
個々のプリント回路基板領域1、2、および3は相応に最適化された製造プロセスにおいて個別に製造されることが可能であり、その後複数の異なる機能を実現するプリント回路基板を形成するために、これらは互いに組み合わせられる。
【0049】
図1に示される接続の代わりに、個々のプリント回路基板領域1、2、および3の間で、以下の図面に示されて部分的に補完的または完全な輪郭を含む接続が使用されることも、可能である。
【0050】
図2は、図1による例示と類似の方法で、やはり複数のプリント回路基板領域15、16、および17からなるプリント回路基板の修正実施形態を示しており、また個々のプリント回路基板領域15、16、および17が異なる構造および/または複雑性を有することが明らかとなっている。
【0051】
プリント回路基板領域15において、たとえば受動型部品18が含まれている。19により、プリント回路基板領域15、16、および17を接続した後に適用される導電層のパターンが再び示されており、その下に配置されている層および/または部品18へのメッキスルーホールまたはスルーホール通路は19’で示されている。
【0052】
それぞれ9および10および11および12によって再び示される、互いに隣接する側方面または縁の領域における機械的接続または結合は、先の実施形態と同様に再び実行される。
【0053】
図2は、これに加えて、たとえばプリント回路基板領域16のエラーの発生時に、たとえばこれらプリント回路基板領域16の長時間使用の後に、たとえばレーザを使用して、互いに隣接する側方面9、10および11、12の領域に再び分離が実行され、このときに新しい動作可能プリント回路基板領域16が、プリント回路基板領域15および17に再び接続可能であることを模式的に示している。このようにして、非常に複雑であって、そのため高価なプリント回路基板領域は、たとえば置き換えられることが可能であり、こうしてプリント回路基板全体の交換を回避する。
【0054】
図3より、プリント回路基板領域20、21、および22で作られるプリント回路基板のさらなる模式図が明らかとなり、プリント回路基板領域20、22の単純な構造に加えて、中央プリント回路基板領域21は、複数のスルーホール通路またはバイア23によって示されるように、非常に複雑な構造を含む。プリント回路基板領域21の多層構造は、具体的には導電性材料で作られ、異なるレベルまたはプライ上に設けられた追加パターン24によって示されている。
【0055】
図3より、互いに接続されるべきプリント回路基板領域20、21、および22がこうして完成したプリント回路基板に実質的に完全に集積または組み込まれるように、互いに接続されるべきプリント回路基板領域20、21および22の接続または結合の後に、多層プリント回路基板の追加層またはプライ25、26が特に両側に付着されることがさらに明らかである。
【0056】
プリント回路基板領域20、21、および22の個々の部分的領域の、または内向きに設けられた導電構造24の接触は、絶縁または非導電層25を貫通した後に導電層26のパターンに接続されたメッキスルーホール23を通じて、実現される。
【0057】
図4および図5の模式的上面図より、隣接して位置するプリント回路基板領域が互いに接続される図1、図2、および図3に具体的に示される実施形態とは異なり、接続されるべきプリント回路基板領域は、側方面または側縁上のみではないこのようなプリント回路基板領域の接続も可能にするように、ベースキャリアの部分的領域にも相応に挿入されることが明らかである。
【0058】
図4による例示において、たとえば実質的に正方形の外寸を有するプリント回路基板領域27は、対応する凹部を含むプリント回路基板領域28に接続または結合されている。すでに上記で示され、後により詳細に説明される機械的接続または結合のほかに、図4に示される実施形態は、たとえば、個々の領域の電気的結合のためのワイヤ29を付加的に含む。ワイヤ29を使用する代わりに、個々の部分的領域27および28の導電性または導電領域(図示せず)の接続もまた、適切なコネクタまたはプラグによって、あるいはボンディングによって、実現されることが可能である。
【0059】
図5による例示より、プリント回路基板領域30、31、および32が、実質的にその全周に対して包囲するプリント回路基板領域34に各々接続されるように、異なるプリント回路基板領域30、31、および32はより単純な設定を随意的に有するプリント回路基板領域34に集積または受容されることが明らかである。
【0060】
図6は、プリント回路基板領域35、36、および37の間の接続を模式的に示し、たとえば実質的に平坦な側方面が隣接するように設けられる図1、図2、および図3に示される実施形態とは対照的に、互いに隣接する側方面は、図6による例示では実質的に階段状構造を生じる結合素子または輪郭38および39を備えて形成される。
【0061】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域35、36、および37の、階段状補完的輪郭38および39を通じての相応に簡素化された機械的結合に加えて、40で模式的に示されるように、たとえば導電孔またはバイアまたは適切なスルーホール通路またはメッキスルーホールを提供することによって、これら部分的重複結合素子38および39の領域における、個々の部分的領域の電気的接触もまた、直接的に実現されることが可能である。このような電気的接触40のほかに、たとえばリベットまたはピンによって形成される、機械的接続がさらに提供されてもよい。
【0062】
図7、図8、および図9は、さらに、プリント回路基板領域の接続の模式的実施形態を示しており、凹部またはくぼみ42、43、および44はそれぞれ、単純な構造を随意的に有するプリント回路基板領域41に各々設けられている。特に適切な外寸のプリント回路基板領域45、46、および47は、プリント回路基板領域41の凹部または空洞または中空空間内のプリント回路基板領域45、46、および47の配置または固定によって、個々のプリント回路基板領域45、46、および47の埋め込みを、したがって相応に確実な固定も、保証するように、それぞれ凹部またはくぼみ42、43、および44に挿入される。
【0063】
このような凹部またはくぼみ42、43、および44内の固定は、たとえば、接着または単純な圧入によって実現されることが可能である。電気的接触の選択肢に関しては、先の実施形態を参照する。
【0064】
このようにして、随意的に小型寸法を有する非常に複雑なプリント回路基板領域45、46、47は、具体的には、随意的により単純な構造を有するプリント回路基板領域41に挿入されることが可能である。
【0065】
図10、図11、および図12において、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の間の特に機械的な接続のさらなる修正実施形態が示される。
【0066】
図10による実施形態において、互いに隣接する側方面50および51の領域内の、それぞれ外向きに設けられたプリント回路基板領域48および49は、切り込みまたはくぼみ52、53を各々含み、ここでこれに結合されるべき中央プリント回路基板領域56のそれぞれの突起54および55が容易に結合可能である。このような補完的くぼみまたは凹部52、53および突起54、55は、具体的には、個々のプリント回路基板領域の間で相応に安全な機械的接続を提供することができる。
【0067】
さらなる修正実施形態が図11および図12に示されており、追加凹部またはくぼみ61および62または63および64が、模式的に示されるプリント回路基板領域57および58の間に、接続されるべき側方面59および60の領域内に、提供または図示されており、適切な機械的結合を保証するために、追加結合素子65および66がそれぞれ設けられ、これらは、たとえば接続部位の領域内に模式的に示されている接着剤67によって、互いに接続されるべき互いに隣接するプリント回路基板領域57および58の適切な接続を生じることになる。
【0068】
例示の簡素化のため、基本的に異なる接続に関する図4から図12は、プリント回路基板領域を接続した後に付加的に付着されるべき導電性材料層を示しておらず、図6以外では必要とされるメッキスルーホールも示していない。
【0069】
図13はさらなる修正実施形態を示しており、ここでプリント回路基板領域は、たとえばプリント回路基板領域の長時間の使用または故障の後に、たとえばレーザの支援によってプリント回路基板68を部分的に分離することによって、完成したプリント回路基板68から除去されており、この後、新しい動作可能プリント回路基板領域69が、より大きい厚みの複数の非導電層およびしたがってより薄い導電層が示された状態で、挿入されている。プリント回路基板68の導電構造または層70は、たとえば不良プリント回路基板領域を置き換えるために切断されず、除去されたプリント回路基板領域の代わりに新しい動作可能プリント回路基板領域69が挿入され、導電構造70の領域にあるコンタクトまたはメッキスルーホール71は、変更されることなく維持されていた。このような置き換えられたプリント回路基板領域69は、その後再び接着、積層、ボンディングなどによって、プリント回路基板68の残りのプリント回路基板領域72および73に接続されることになる。このような使用法により、回路基板全体の完全な置換が不要となるように、相応に複雑かつ高価な不良プリント回路基板領域は、たとえば同一のまたはさらに改良されたプリント回路基板領域69で置き換えられることが可能である。
【0070】
最終的に、装置74およびコンタクト71などの元のプリント回路基板68のその他全ての要素は、保持されることが可能である。
【0071】
図14は、たとえば不良プリント回路基板領域がプリント回路基板75から再び除去される、プリント回路基板領域の置換の修正変形例を示し、図13に関連して指摘されたように、プリント回路基板領域を除去するときに、回路基板75全体を覆う導電構造76は切り離されなかった。新しいプリント回路基板領域77をプリント回路基板75に挿入し、ボンディング、接着、半田付けなどによってこのプリント回路基板領域をプリント回路基板75のプリント回路基板領域78および79に接続した後、回路基板75全体が追加導電層または構造80によって覆われるように、追加導電構造80が、再び動作可能となったプリント回路基板75全体の上か、またはたとえば新しいプリント回路基板領域77のみの上に、付着される。この導電領域80には、装置81が追加で設けられている。図13による構成と同様に、この変形例において導電構造76の領域に設けられているコンタクトまたはメッキスルーホール82は、特に変更されなくてもよく、したがって不良プリント回路基板領域の特に迅速かつコスト効率もよい交換を可能にする。適切なフィードスルー82もまた、上面に設けられた導電層または構造80に設けられる。
【0072】
上記の図面に模式的に示されるプリント回路基板領域について、異なる回路基板素子がすでに示されたように使用されることが可能であり、これはたとえば、高周波部品、HDI回路基板、サブストレート回路基板、可撓性、柔剛性、または準可撓性回路基板領域、または随意的にセラミック回路基板領域を含む。
【0073】
たとえば、図4および図5による例示からわかるような、プリント回路基板領域を受容するための凹部または自由空間を形成するために、たとえばフライス加工、穿孔、レーザまたは水ジェット切断、プラズマエッチングなどが適用されてもよい。適切なフライス加工または穿孔または切断により、互いに隣接する側方面または縁は、たとえば図6に示されるような階段形状など、適合する輪郭を備えて形成されることが可能である。
【0074】
図7、図8、および図9に示される凹部またはくぼみは、たとえば、加圧、インプリンティングによって、またはそれぞれの凹部またはくぼみを開けることによって、提供されることが可能である。
【0075】
接着または圧入による機械的接続を提供することの上述の選択肢に加えて、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の間の機械的接続もまた、積層、半田付け、またはガルバニック接続によって実現されてもよい。さらに、接続は、超音波溶接、レーザ溶接、または図6を参照してすでに示されたようなリベット留めもしくはピン留めによって、実行されることが可能である。
【0076】
すでに上記で示されたようなスルーホール通路またはメッキスルーホール、導電孔、またはバイアの形成に加えて、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の個々の導電性または導電領域の間の電気的接続は、互いに接続されるべきプリント回路基板領域をブリッジするように部品または装置を配置することによって、たとえば異方性接着剤もしくは接着テープを使用することによる接着によって、溶接によって、再びリベット留めもしくはピン留めによって、光接続によって、または導電性ペーストおよび/もしくは箔の支援によって、実現されることが可能である。このような導電性の染料またはインクは印刷方法により適用できる。
【0077】
組み込まれるべきプリント回路基板領域45、46、および47の、図7、図8、および図9に示される実質的に完全なシースまたは埋め込みの代わりに、組み込まれるべきプリント回路基板領域45、46、および47の組み込みまたは挿入の後に、凹部42、43、または44の領域に中空空間が残されてもよい。
【0078】
さらなる修正実施形態の図15aによる例示より、90で示される複数の可撓性プリント回路基板領域は、共通キャリア要素91に組み込まれ、プリント回路基板の製造の知られている方法ステップによってこの中で処理されることが明らかであり、図15aは、知られている実施形態と比較して、比較的大きい製造フォーマットまたはキャリア要素91が使用されることを示している。図15aより、さらに、可撓性部分的領域90の製造に使用される、通常はより高価な可撓性材料が、相応に最適化された方法で利用され得ることが明らかであるが、これは図15aに提示される方法ステップでは、いずれの場合も多数の可撓性部分的領域90が短い相互距離において製造され、そこを可撓性回路基板材料が延在するからである。
【0079】
同様に、図15bに示されるように、複数の剛性プリント回路基板領域92は、個別の製造方法において製造され、前記複数の剛性プリント回路基板領域92は93で示されるキャリア要素によって受容される。図15cに詳細に示されるように、続いて挿入されるべき可撓性部分的領域90の領域において、後に協働する剛性プリント回路基板領域92の間に、自由空間または間隙94が各々提供される。剛性プリント回路基板領域92は、特に多層プリント回路基板の形成について知られている製造プロセスにしたがって、同様に処理および製造される。
【0080】
図15cによる例示より、可撓性プリント回路基板領域90を完成させた後に、たとえばそういうものとして知られる分離方法によって、これがキャリア要素91から除去されることが明らかであり、可撓性素子の各々は剛性材料の遷移領域95を含むことが図15cによる例示より明らかであり、これによって剛性プリント回路基板領域92との結合が、自由空間94への挿入の間に前記遷移領域95の支援によって実行される。
【0081】
個々の部分的領域90および92の結合は、図16に模式的に示されており、これにより、可撓性部分的領域90は96によって模式的に示される可撓性材料領域を含むことが明らかであり、この後に95でやはり示される遷移領域が続く。
【0082】
破線で示される分離線97の領域において、遷移領域95と、これに続く剛性部分的領域92との間に、結合が生じる。図16による例示において、電気的結合98がさらに示され、これを通じて、結合または接続の後に、分離線97の領域に設けられた導電層99の支援によって、可撓性材料96の導電素子と、連続して配置された剛性領域95ならびに92との間の直接結合が、このようにして実現される。絶縁または非導電層は、接続されるべきプリント回路基板領域92および95の構造に応じて、導電層99の下に設けられてもよい。
【0083】
図16による例示より、さらに、より高価な可撓性プリント回路基板材料96が、実質的に可撓性部分的領域90の上、および直接隣り合う遷移領域95内に、実際に延在し、その一方で可撓性回路基板材料は、先行技術により知られている実施形態とは異なり、隣接する剛性領域92には存在しないことが明らかである。
【0084】
この場合に分離線97の領域において模式的に示される結合または接続は、先の例示的実施形態において詳細に論じられた接続にしたがって、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する表面または末端面の領域において、実現される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのプリント回路基板領域からなるプリント回路基板を製造する方法にして、プリント回路基板領域が各々、少なくとも1つの導電層および/または少なくとも1つの装置または1つの導電性部品を含み、いずれの場合も互いに直接的に隣接する少なくとも1つの側方面(9、19、11、12)の領域内で、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)が、結合または接続によって互いに接続されており、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の結合または接続の後に、プリント回路基板の少なくとも1つの追加層またはプライが、互いに接続されるべきプリント回路基板領域上にわたって配置または付着される、方法であって、追加層が、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)に集積される導電層または装置または部品にメッキスルーホール(8’、19’、23、40、82、98)を通じて接触接続される導電層(8、19、26、70、80、99)として実現されることを特徴とする、方法。
【請求項2】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)を接続または結合した後、ならびに少なくとも1つの追加導電性または導電層またはプライ(8、19、26、70、80、99)を配置または付着した後に、プリント回路基板の導電性または導電層の構成またはパターニング、および/またはプリント回路基板上の追加電子部品または装置の実装が実現されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
追加導電層(26)を付着する前に、絶縁または非導電層(25)が、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(21、22)に付着されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)が、実質的に共通の平面内に配置され、互いに接続または結合されることを特徴とする、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項5】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)の導電性または導電領域または素子および/または追加プライ(8、19、26、70、80、99)または追加素子(13、14)の層の電気的接続が、バイアまたは通路、導電性に作られた孔、導電性ペースト、導電箔またはワイヤ、電子装置または部品または光接続による、半田付け、接着、溶接、リベット留めまたはピン留めによって形成されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)の結合または接続が、接着、圧入、積層、ボンディング、溶接、半田付け、ガルバニック接続によって、および/またはプリント回路基板の部品を配置もしくは固定することによって実現されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つの相互補完的結合素子(38、39、52、53、54、55)が、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する側方面(9、10、11、12)上に各々形成され、これを通じてそれぞれの隣接するプリント回路基板領域(35、36、37、48、49、56)と結合または接続する結合素子が実現されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
相互補完的結合素子(38、93、52、53、54、55)が互いに確実に接続されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する側方面が、特に階段状および/または完全な凹部またはくぼみ(38、39、52、53、54、55)の形状で、相互補完的な輪郭を備えて形成されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
そこに接続されるべきプリント回路基板領域(41)の相応に形成された凹部またはくぼみ(42、43、44)内のプリント回路基板領域(45、46、47)の埋め込みが実現され、いずれの場合も互いに接続されるべきプリント回路基板領域(41、45、46、47)の少なくとも1つの互いに隣接する側方面に加えて、受容されるべきプリント回路基板領域の少なくとも部分的なシースが、側方面とは異なる周囲面上に付加的に設けられることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
プリント回路基板領域(45、46、47)を受容するための凹部またはくぼみ(42、43、44)が、多層プリント回路基板領域のいくつかの層またはプライ上にわたって延在することを特徴とする、請求項9または10に記載の方法。
【請求項12】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)が、可撓性、剛性、柔剛性、または準可撓性プリント回路基板領域、および/または高周波、HDI、サブストレート、またはセラミックプリント回路基板領域によって形成されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
柔剛性プリント回路基板の製造のために、可撓性プリント回路基板領域(90)が剛性材料の少なくとも1つの隣接遷移領域(95)で形成され、剛性材料の遷移領域が、製造される柔剛性プリント回路基板の(少なくとも1つの)剛性プリント回路基板領域(92)に結合または接続されることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
少なくとも1つの隣接遷移領域(92)を備える可撓性プリント回路基板領域(90)が、複数のこのような可撓性プリント回路基板領域(90)を含むキャリア要素(91)から切り出され、そこに接続されるべき少なくとも1つの剛性プリント回路基板領域(92)との結合または接続のため、同様に複数の剛性プリント回路基板領域(92)を含むキャリア要素(93)のそれぞれの凹部(94)に挿入されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも2つのプリント回路基板領域からなるプリント回路基板にして、プリント回路基板領域が各々、少なくとも1つの導電層および/または少なくとも1つの装置または1つの導電性部品を含み、いずれの場合も互いに直接的に隣接する少なくとも1つの側方面(9、19、11、12)の領域内で、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)が、結合または接続によって互いに接続可能であるかまたは接続されており、互いに接続されたプリント回路基板領域上で、プリント回路基板の少なくとも1つの追加層またはプライが、互いに接続されるべきプリント回路基板領域上に配置されている、プリント回路基板であって、追加層が導電層(8、19、26、70、80、99)として形成されること、ならびにメッキスルーホール(8’、19’、23、40、71、82、98)が、追加導電層(26、70、80、99)と、接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)に集積される導電層または装置または部品内との間に形成または提供されることを特徴とする、プリント回路基板。
【請求項16】
追加導電層(8、19、26、70、80、99)が、追加電子装置または部品とともにパターニングおよび/または実装されるように設計されることを特徴とする、請求項15に記載のプリント回路基板。
【請求項17】
少なくとも1つの絶縁または非導電層(25)が、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(21、22)と追加導電層(26)との間に設けられることを特徴とする、請求項15または16に記載のプリント回路基板。
【請求項18】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)が、実質的に共通平面内に配置され、互いに接続可能または結合可能であることを特徴とする、請求項15、16、または17に記載のプリント回路基板。
【請求項19】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)の導電性または導電領域または素子、および/または追加プライ(25、26、80)または追加素子(13、14)の層の電気的接続が、バイアまたは通路、導電性に作られた孔、導電性ペースト、導電箔またはワイヤ、電子装置または部品または光接続による、半田付け、接着剤、溶接、リベット留め、またはピン留めによって形成されることを特徴とする、請求項15から18のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
【請求項20】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)の結合または接続が、接着、圧入、積層、ボンディング、溶接、半田付け、ガルバニック接続によって、および/またはプリント回路基板の部品を配置もしくは固定することによって実現されることを特徴とする、請求項15から19のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
【請求項21】
少なくとも1つの相互補完的結合素子(38、39、52、53、54、55)が、互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する側方面(9、10、11、12)上に各々形成され、これを通じてそれぞれの隣接するプリント回路基板領域(35、36、37、48、49、56)と結合または接続する結合素子が実現可能であることを特徴とする、請求項15から20のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
【請求項22】
相互補完的結合素子(38、39、52、53、54、55)が確実に設計されることを特徴とする、請求項21に記載のプリント回路基板。
【請求項23】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域の互いに隣接する側方面が、特に階段状および/または完全な凹部またはくぼみ(38、39、52、53、54、55)の形状で、相互補完的な輪郭を備えて形成されることを特徴とする、請求項15から22のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
【請求項24】
プリント回路基板領域(45、46、47)が、そこに接続されるべきプリント回路基板領域(41)の相応に形成された凹部またはくぼみ(42、43、44)内に受容可能であり、いずれの場合も、互いに接続されるべきプリント回路基板領域(41、45、46、47)の少なくとも1つの互いに隣接する側方面に加えて、受容されるべきプリント回路基板領域のシースが、側方面とは異なる周囲面上に付加的に設けられることを特徴とする、請求項15から23のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
【請求項25】
プリント回路基板領域(45、46、47)を受容するための凹部またはくぼみ(42、43、44)が、多層プリント回路基板領域のいくつかの層またはプライ上にわたって延在することを特徴とする、請求項23または24に記載の方法。
【請求項26】
互いに接続されるべきプリント回路基板領域(1、2、3、15、16、17、20、21、22、27、28、30、31、32、34、35、36、37、41、44、45、46、48、49、56、57、58、69、72、73、77、78、79、90、92)が、可撓性、剛性、柔剛性、または準可撓性プリント回路基板領域、および/または高周波、HDI、サブストレート、またはセラミックプリント回路基板領域によって形成されることを特徴とする、請求項15から25のいずれか一項に記載のプリント回路基板。
【請求項27】
柔剛性プリント回路基板のため、可撓性プリント回路基板領域(90)が、剛性材料の少なくとも1つの隣接遷移領域(95)を備えて形成され、剛性材料の遷移領域(95)が、製造されるべき柔剛性プリント回路基板の(少なくとも1つの)剛性プリント回路基板領域(92)に結合または接続されることを特徴とする、請求項15から26のいずれか一項に記載のプリント回路基板。

【図1】
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【図2】
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【図2a】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15a】
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【図15b】
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【図15c】
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【図16】
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【公表番号】特表2012−532465(P2012−532465A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−518692(P2012−518692)
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【国際出願番号】PCT/AT2010/000254
【国際公開番号】WO2011/003123
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(505420013)アーテー・ウント・エス・オーストリア・テヒノロギー・ウント・ジュステームテッヒニク・アクチェンゲゼルシャフト (19)
【氏名又は名称原語表記】AT & S AUSTRIA TECHNOLOGIE & SYSTEMTECHNIK AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】