説明

平版印刷版原版

【課題】耐刷性と耐汚れ性が共に優れた平版印刷版を作製することができ、画像露光前に保存した場合でも、耐汚れ性が良好に維持される平版印刷版原版を提供すること。
【解決手段】支持体上に、中間層と画像形成層とをこの順に有し、前記中間層が、特定の繰り返し単位を含む重合体を含有することを特徴とする平版印刷版原版。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体上に、中間層と画像形成層とをこの順に有し、前記中間層が、下記式(I)で示される繰り返し単位(a1)を含む重合体(A)を含有することを特徴とする平版印刷版原版。
【化1】


式(I)中、
,R:独立に、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、またはアラルキル基;
,R:独立に、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、またはアラルキル基;
:水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、アラルキル基、または−L−Z;
:−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−NR500−、−NR500−CO―、−CO−NR500−;
:−O−、−S−、または−NR500−;
:単結合、−CO−、−O−、−NR500−、−S−、二価の脂肪族基、二価の芳香族基およびこれらの組合せからなる群より選ばれる二価の連結基;
Y:水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、−OH、アルコキシ基、−N(R500)(R501)、シアノ基、下記Q群から選択される基、アミド基、ポリ(エチレンオキシ)基、または前記Q群に属さないカルボン酸基もしくはその塩;
Q群:ホスホン酸基もしくはその塩、リン酸エステル基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩、硫酸エステル基もしくはその塩、アンモニウム基もしくはその塩、ピリジニウム基もしくはその塩、1,2−ジカルボン酸基もしくはその塩、フタル酸基もしくはその塩、1,3−ジカルボン酸基もしくはその塩、1,2−ジオール基、カテコール基もしくはその塩、サリチル酸基もしくはその塩、ボロン酸基もしくはその塩、トリアルコキシシリルオキシ基、および1,3−ジカルボニル基;
:−CO−、−O−、−NR500−、−S−、二価の脂肪族基、二価の芳香族基およびこれらの組合せからなる群より選ばれる二価の連結基;
Z:水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基、−OH、アルコキシ基、−N(R500)(R501)、シアノ基、前記Q群から選択される基、アミド基、ポリ(エチレンオキシ)基、または前記Q群に属さないカルボン酸基もしくはその塩;
500,R501:独立に、水素原子、アルキル基、アリール基、またはアラルキル基。
【請求項2】
前記式(I)中のXが−O−であることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版原版。
【請求項3】
前記式(I)中のRが、水素原子であることを特徴とする請求項2に記載の平版印刷版原版。
【請求項4】
前記式(I)中のRが、−L−ZでありかつZが前記Q群から選択される基、アミ
ド基、ポリ(エチレンオキシ)基、または前記Q群に属さないカルボン酸基もしくはその塩であることを特徴とする請求項1または2に記載の平版印刷版原版。
【請求項5】
前記Zが、リン酸エステル基もしくはその塩、ホスホン酸基もしくはその塩、アンモニウム基、スルホン酸基もしくはその塩、アミド基、ポリ(エチレンオキシ)基、またはカルボン酸基もしくはその塩であることを特徴とする請求項4に記載の平版印刷版原版。
【請求項6】
前記式(I)中のYが、前記Q群から選択される基、アミド基、ポリ(エチレンオキシ)基、または前記Q群に属さないカルボン酸基もしくはその塩であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項7】
前記Yが、リン酸エステル基もしくはその塩、ホスホン酸基もしくはその塩、アンモニウム基、スルホン酸基もしくはその塩、アミド基、ポリ(エチレンオキシ)基、またはカルボン酸基もしくはその塩であることを特徴とする請求項6に記載の平版印刷版原版。
【請求項8】
前記重合体(A)が、前記繰り返し単位(a1)に加え、エチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する繰り返し単位(a2)を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項9】
前記重合体(A)が、さらに繰り返し単位(a1)以外の、支持体表面と相互作用する官能基を少なくとも1つ有する繰り返し単位(a3)および/または親水性基を少なくとも1つ有する繰り返し単位(a4)を含有することを特徴とする請求項8に記載の平版印刷版原版。
【請求項10】
前記画像形成層が、(B)開始剤化合物、(C)重合性化合物および(D)バインダーを含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項11】
前記画像形成層が、さらに(E)増感色素を含有することを特徴とする請求項10に記載の平版印刷版原版。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の平版印刷版原版を、画像露光した後、自動処理機により、一液で現像処理とガム処理を行うことを特徴とする平版印刷版の作製方法。
【請求項13】
前記一液のpHが、2〜10であることを特徴とする請求項12に記載の平版印刷版の作製方法。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2009−258705(P2009−258705A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−71005(P2009−71005)
【出願日】平成21年3月23日(2009.3.23)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】