情報端末装置
【課題】 ユーザの様々なニーズが反映され、しかも手間を取らせることなく施設の検索ができる情報端末装置を提供すること。
【解決手段】 地図情報及び施設情報をディスプレイ16a上に表示し、経路誘導を行うナビゲーション機能を有する情報端末装置10において、予め設定された施設に関する複数の情報を表す複数の検索条件の中からユーザ所望の検索条件を指定させるための検索パラメータ入力手段と、複数の検索条件の内少なくとも1つの条件と対応している索引データが付加された施設情報データを記憶している施設情報記憶手段15と、検索パラメータ入力手段を介して指定された検索条件に従って、施設を検索する施設情報検索手段と、該施設情報検索手段の検索結果をディスプレイ16a上に表示させる施設情報出力手段とを装備する。
【解決手段】 地図情報及び施設情報をディスプレイ16a上に表示し、経路誘導を行うナビゲーション機能を有する情報端末装置10において、予め設定された施設に関する複数の情報を表す複数の検索条件の中からユーザ所望の検索条件を指定させるための検索パラメータ入力手段と、複数の検索条件の内少なくとも1つの条件と対応している索引データが付加された施設情報データを記憶している施設情報記憶手段15と、検索パラメータ入力手段を介して指定された検索条件に従って、施設を検索する施設情報検索手段と、該施設情報検索手段の検索結果をディスプレイ16a上に表示させる施設情報出力手段とを装備する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報端末装置に関し、より詳細には、施設情報の検索が可能な情報端末装置(例えば、カーナビゲーション装置)に関する。
【背景技術】
【0002】
施設に関する情報を提供する情報端末装置の1つとして、車両に搭載されたナビゲーション装置が広く利用されている。従来の車載用ナビゲーション装置は、施設情報を格納したデータベース中の施設名又は施設の住所(又は電話番号)を検索条件とし、ユーザが施設名又は施設の住所(又は電話番号)を入力すれば、入力された施設名または施設の所在地と一致した施設を前記データベースから検出し、その位置をディスプレイ上に表示するようになっている。
【0003】
前記検索条件の入力方法としては、階層構造となっている住所選択ツリーを利用して県、市、区、町の順で住所を選択する方法と、直接施設名(又は電話番号)を入力する方法の二通りしかないため、名称(又は電話番号)と住所の不明な施設を検索することができない。
【0004】
これに対して、施設グループが階層化されたデータベースを構築することにより、施設グループを検索条件として検索を行うナビゲーション装置が提案されている。例えば、下記の特許文献1に開示されている車載用ナビゲーション装置は、施設種類毎の索引データを格納した索引データベースと、地図データを格納した地図データベースと、利用者が希望する条件を複数個入力させる条件入力手段と、入力された条件を満たす施設を索引データベースから検索する索引選択手段と、選択された施設データについて地図データベースからその施設を含む地図とその施設に関する情報をディスプレイに表示する表示手段とを備えることにより、利用者の所望の条件が入力されると、該条件を満たす施設を検索して前記ディスプレイに表示する。
【0005】
図11は、特許文献1に開示されている車載用ナビゲーション装置の施設検索画面を示す図である。図11に示したように、検索画面上に、「レストラン」、「映画館」、「ゴルフ場」などの施設グループがリストアップされており、これらの中から例えば「レストラン」が選択されると、さらに「和食」、「フランス料理」、「インド料理」などの飲食店のグループがリストアップされ、これらの中から例えば「インド料理」が選択されると、「インド料理」に関する店の情報がより詳細に表示されるようになっている。即ち、ユーザが施設グループの階層に従って所望の施設を検索することができる。
【0006】
また、施設グループ以外に、用途を検索条件とするナビゲーション装置も提案されている。例えば、下記の特許文献2に開示されているナビゲーション装置は、カテゴリー別に分類された複数の施設の位置を記憶した施設情報記憶手段と、複数のカテゴリーが用途別にグループ化されたテーブルを記憶するグループ化テーブル記憶手段と、ユーザが用途を入力するための入力手段と、前記入力手段を介して入力された用途に対応するグループのカテゴリーを前記グループ化テーブル記憶手段に記憶されたテーブルを参照して調べ、これらのカテゴリーの施設のうち設定された範囲内に存在する施設を探索する探索手段とを備えており、複数のカテゴリーから目的に応じた施設を検索することができるようになっている。
【0007】
図12は、特許文献2に開示されているナビゲーション装置における、用途によってグループ化された施設のカテゴリーを示す表である。図12に示したように、例えば「トイレを借りる」という用途で、「コンビニエンスストア、デパート、駅」がグループ化されており、「食事をする」という目的で、「レストラン、ファーストフード店、コンビニエンスストア、ホテル」がグループ化されている。このため、施設グループに限定されず、ユーザの所望用途に応じた施設の検索が可能になる。
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示されている施設グループにより施設の検索を行うナビゲーション装置の場合、ユーザは施設グループの階層に従って施設を検索するため、施設名から施設を選択するしかなく、選択された施設が自分のニーズを満たすか否かが判断できない場合が多い。例えば、宴会のできる中華レストランを探したい場合、中華レストランのリストからではどの店を選んだら宴会ができるかが判断できない。即ち、ユーザのニーズが反映される施設の検索ができないという課題があった。
また、階層による検索方式を採用しているため、検索に手間がかかるといった課題もあった。
【0009】
また、特許文献2に開示されている施設の用途を検索条件とするナビゲーション装置の場合、ユーザの用途に応じた施設を複数のカテゴリーの中から1つ選択することができるため、ユーザの用途に関するニーズを満たす施設を選ぶことはできるが、複数の用途があった場合(例えば、食事をしながらカラオケをしたい場合)とか、用途以外のニーズがあった場合(例えば、古風な旅館を希望する場合)では、ユーザの様々なニーズが反映される施設の検索ができないという課題があった。
【特許文献1】特開平09−097007号公報
【特許文献2】特開平10−281797号公報
【発明の開示】
【課題を解決するための手段及びその効果】
【0010】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、施設に関する複数の情報を検索条件とすることにより、ユーザの様々なニーズが反映され、しかも手間を取らせることなく施設の検索ができる情報端末装置を提供することを目的としている。
【0011】
上記目的を達成するために本発明に係る情報端末装置(1)は、地図情報及び施設情報をディスプレイ上に表示し、経路誘導を行うナビゲーション機能を有する情報端末装置において、予め設定された施設に関する複数の情報を表す複数の検索条件の中からユーザ所望の検索条件を指定させるための検索パラメータ入力手段と、前記複数の検索条件の内少なくとも1つの条件と対応している索引データが付加された施設情報データを記憶している施設情報記憶手段と、前記検索パラメータ入力手段を介して指定された検索条件に従って、施設を検索する施設情報検索手段と、該施設情報検索手段の検索結果をディスプレイ上に表示させる施設情報出力手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】
上記情報端末装置(1)によれば、予め設定された施設に関する複数の情報を表す複数の検索条件の中からユーザ所望の検索条件を指定させるための検索パラメータ入力手段と、前記複数の検索条件の内少なくとも1つの条件と対応している索引データが付加された施設情報データを記憶している施設情報記憶手段と、前記検索パラメータ入力手段を介して指定された検索条件に従って、施設を検索する施設情報検索手段と、該施設情報検索手段の検索結果をディスプレイ上に表示させる施設情報出力手段とが設けられているため、施設に関する複数の情報を検索条件として検索を行うことにより、ユーザ所望の条件により近い施設を容易に割り出すことができる。
【0013】
また、本発明に係る情報端末装置(2)は、上記情報端末装置(1)において、前記検索条件の中に、施設の種類名と各種類における施設グループ名が含まれている他に、種類別に設定された使用目的、施設のサービス内容及び施設の設備特徴をそれぞれ表す複数のキーワードが含まれていることを特徴としている。
【0014】
上記情報端末装置(2)によれば、前記検索条件の中に、施設の種類名と各種類における施設グループ名が含まれている他に、種類別に設定された使用目的、施設のサービス内容及び施設の設備特徴をそれぞれ表す複数のキーワードが含まれているため、ユーザが施設の種類とグループを指定することができるだけではなく、施設の使用目的、施設のサービス内容及び施設の設備特徴も前記キーワードで指定することができるため、施設に対する様々なニーズを検索条件に反映させることができる。
【0015】
また、本発明に係る情報端末装置(3)は、上記情報端末装置(1)又は(2)において、前記施設情報記憶手段に、施設の所在地を含む施設の詳細情報を表すデータに前記索引データが付加された施設情報データが記憶されていることを特徴としている。
上記情報端末装置(3)によれば、前記施設情報記憶手段に、施設の所在地を含む施設の詳細情報を表すデータに前記索引データが付加された施設情報データが記憶されているため、前記施設情報記憶手段に記憶されている施設情報データから、指定された検索条件と一致した索引データを有する施設情報データを検出し、さらに検出された施設情報データに含まれている詳細情報を出力することができる。
【0016】
また、本発明に係る情報端末装置(4)は、上記情報端末装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記検索パラメータ入力手段が、予め用意された選択項目を指定させることにより、前記検索条件を入力させるものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(4)によれば、予め用意された選択項目を指定することにより、前記検索条件を入力することが可能なので、ユーザに手間を取らせることなく検索条件を容易に入力することができる。
【0017】
また、本発明に係る情報端末装置(5)は、上記情報端末装置(4)において、前記検索パラメータ入力手段が、エリア条件を入力させるものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(5)によれば、エリア条件を入力することが可能なので、同一画面で全ての検索条件を入力することができるため、検索の効率と使用の利便性を向上させることができる。
【0018】
また、本発明に係る情報端末装置(6)は、上記情報端末装置(4)又は(5)において、前記検索パラメータ入力手段を介して、前記使用目的と、前記施設のサービス内容と、前記施設の設備特徴との「AND」検索方式、及び「OR」検索方式が指定可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(6)によれば、前記検索パラメータ入力手段を介して、前記使用目的と、前記施設のサービス内容と、前記施設の設備特徴との「AND」検索方式、及び「OR」検索方式が指定可能であるため、ユーザのニーズに応じて異なる検索方式で検索を行うことができる。
【0019】
また、本発明に係る情報端末装置(7)は、上記情報端末装置(6)において、前記施設情報検索手段が、指定された「AND」検索方式又は「OR」検索方式に基づいて、指定された検索条件と一致する索引データを有する施設情報データを検出し、さらに、検出された該施設情報データの中から、指定されたエリア条件を満たす施設情報データを検出するように検索を行うものであることを特徴としている。
【0020】
上記情報端末装置(7)によれば、前記施設情報検索手段が、指定された「AND」検索方式又は「OR」検索方式に基づいて、指定された検索条件と一致する索引データを有する施設情報データを検出し、さらに、検出された該施設情報データの中から、指定されたエリア条件を満たす施設情報データを検出するように検索を行うため、指定された検索条件を満たした施設情報データのみに対してその元データに含まれているエリア情報が調べられるので、検索の効率を向上させることができる。
【0021】
また、本発明に係る情報端末装置(8)は、上記情報端末装置(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記検索結果から施設名を選択すると該施設に関する詳細情報が表示されることを特徴としている。
上記情報端末装置(8)によれば、前記検索結果から施設名を選択すると該施設に関する詳細情報が表示されるため、ユーザは検索結果の中から選択した施設の詳細情報を見ることができる。
【0022】
また、本発明に係る情報端末装置(9)は、上記情報端末装置(8)において、前記「AND」検索方式又は前記「OR」検索方式による検索結果から前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、前記検索結果の中に前記エリアに一番近い所在地の施設が出力されることを特徴としている。
【0023】
上記情報端末装置(9)によれば、前記「AND」検索方式又は前記「OR」検索方式による検索結果から前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、前記検索結果の中に前記エリアに一番近い所在地の施設が出力されるため、指定された検索条件とエリア条件を完全に満たす施設が見つからなかった場合でも、指定されたエリアに一番近い所在地の施設が表示されるため、ユーザに参考となる情報を提供することができる。
【0024】
また、本発明に係る情報端末装置(10)は、上記情報端末装置(8)又は(9)において、前記「AND」検索方式により、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、指定された使用目的、指定された施設のサービス内容、及び指定された施設の設備特徴に対して、別々に検索を行った結果が出力されることを特徴としている。
【0025】
上記情報端末装置(10)によれば、前記「AND」検索方式により、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、指定された使用目的、指定された施設のサービス内容、及び指定された施設の設備特徴に対して、別々に検索を行った結果が出力されるため、指定された検索条件を完全に満たす施設が検出されなかった場合でも、前記使用目的に関する検索条件のみを満たした施設、前記施設のサービス内容に関する検索条件のみを満たした施設、及び前記施設の設備特徴に関する検索条件のみを満たした施設がそれぞれ表示されるため、ユーザに参考となる情報を提供することができる。
【0026】
また、本発明に係る情報端末装置(11)は、上記情報端末装置(8)〜(10)のいずれかにおいて、前記検索結果から選択された施設の所在地を経路案内の目的地に設定することが可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(11)によれば、前記検索結果から選択された施設の所在地を経路案内の目的地に設定することが可能なため、ユーザは検索された施設へ移動するための経路情報を速やかに得ることができる。
【0027】
また、本発明に係る情報端末装置(12)は、上記情報端末装置(8)〜(11)のいずれかにおいて、前記検索結果から選択された施設をメモリすることが可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(12)によれば、前記検索結果から選択された施設をメモリすることが可能なため、ユーザは使用機会が多くなる可能性のある施設を保存しておけば、いつでも簡単に利用できることとなる。
【0028】
また、本発明に係る情報端末装置(13)は、上記情報端末装置(1)〜(12)のいずれかにおいて、前記検索パラメータ入力手段を介して、前記種類名、前記グループ名、前記使用目的、前記施設のサービス内容及び前記施設の設備特徴に該当するものをそれぞれ指定することにより、既知施設を登録し、前記施設情報記憶手段に記憶させることが可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(13)によれば、前記検索パラメータ入力手段を介して、前記種類名、前記グループ名、前記使用目的、前記施設のサービス内容及び前記施設の設備特徴に該当するものをそれぞれ指定することにより、既知施設を登録し、前記施設情報記憶手段に記憶させることが可能であるため、ユーザは施設検索用の入力画面から、各自で獲得した既知施設情報を簡単な操作で登録することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
図1は、本発明の実施の形態に係る情報端末装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中10は情報端末装置を示しており、情報端末装置10は、GPS受信機11、車速センサ12、ジャイロセンサ13、送受信手段14、記憶装置15、操作&表示手段16、音声合成手段17、画像合成手段18、及びマイクロコンピュータ(マイコン)19を含んで構成されている。
【0030】
GPS受信機11はGPS衛星からの信号を受信して車両の位置を計算し、車速センサ12は車輪の回転速度を検出し、ジャイロセンサ13は車両の方向を検出することができるようになっている。
送受信手段14は、車内通信ネットワークまたはアンテナを介して外部からデータを受信し、また外部へデータを送信するようになっている。
【0031】
記憶装置15は、ハードディスク(HD)、CDまたはDVDに記憶されているデータの読み取りと書き込みが可能な再生装置と、施設情報データベース(即ち、整理されたデータの集まり)DB1及び地図情報データベースDB2などが格納されているHD、CDまたはDVDを含んで構成されている。
操作&表示手段16は、液晶ディスプレイ16a、操作ボタン16b、タッチパネル16c及びリモコン16dを含んで構成されており、地図情報、経路誘導情報及び施設情報が表示されると共に、操作指令及び検索条件などが入力される操作画面などが表示されようになっている。
【0032】
音声合成手段17からは、音声案内が出力されるようになっている。
画像合成手段18は、地図情報及び施設情報などのデータに基づいて、ディスプレイ16a上に表示される様々な画面が合成されるようになっている。
マイコン19は、データを一時的に記憶するRAM19a、施設情報検索プログラムを含んだナビゲーションの各機能を実現させる処理プログラムを記憶するROM19b、及び処理プログラムを実行させるCPU19cを含んで構成されており、バスラインBLを介して、GPS受信機11、車速センサ12、ジャイロセンサ13、送受信手段14、記憶装置15、操作&表示手段16、画像合成手段17、音声合成手段18に接続されている。
【0033】
CPU19cは、GPS受信機11、車速センサ12及びジャイロセンサ13からの測定信号及び地図情報データベースDB2に基づいて、現在位置を特定するとともに、経路探索を行い、操作ボタン16b、タッチパネル16c、又はリモコン16dを介して入力された指令に従って、地図情報、経路情報をディスプレイ16a上に表示させ、また、操作ボタン16b、タッチパネル16c、又はリモコン16dを介して入力された施設の検索条件に従って、施設情報データベースDB1から検索条件を満たす施設を検出し、施設情報をディスプレイ16a上に表示させ、さらに、操作ボタン16b、タッチパネル16c、又はリモコン16dを介して登録された施設情報を施設情報データベースDB1に加えるようになっている。
【0034】
次に、本発明の実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索及び登録時の操作画面の動きを図2a〜oに基づいて説明する。図2aは検索画面の初期画面を示しており、選択項目として「施設種類」、「使用目的」、「サービス」、「設備特徴」、「検索エリア」が設けられており、また、検索方式を選択するためのボタン「OR検索」と「AND検索」、施設情報を登録するためのボタン「施設登録」が設けられている。
【0035】
図2bは「施設種類」が選択された時に表示される画面を示している。図2bに示したように、「施設種類」には、「お気に入り」、「飲食店」、「宿泊施設」、「ショッピング施設」、「スポーツ施設」などの選択項目が設けられている。「お気に入り」は、利用者により登録された施設(例えば、使用頻度の高い施設)が収納されており、「お気に入り」の項目が選択されると登録された施設のリストが表示されるようになっている。
「飲食店」は、飲食に関連する施設が収納されており、風味とスタイルによってさらに、「和風」、「中華」、「フレンチ」「イタリア」、「喫茶」、「居酒屋」などの施設グループに分類されており、「飲食店」の項目が選択されるとこれらの施設グループが画面上に表示されるようになっている(図2c)。
【0036】
「宿泊施設」には、宿泊に関連する施設が収納されており、施設のスタイルによってさらに異なる施設グループに分類されている。「宿泊施設」の項目が選択されると前記宿泊施設の施設グループ(例えば、ビジネスホテル、観光ホテル、旅館など)が画面上に表示されるようになっている(図示せず)。「ショッピング施設」には、ショッピングに関連する施設が収納されており、施設のスタイルによってさらに異なる施設グループ(例えば、百貨店、スーパーマーケット、ショッピングモールなど)に分類されている。「ショッピング施設」の項目が選択されると該施設グループが画面上に表示されるようになっている(図示せず)。「スポーツ施設」には、スポーツに関連する施設が収納されており、スポーツの内容によってさらに異なる施設グループ(例えば、ゴルフ場、スキー場、スポーツジムなど)に分類されている。「スポーツ施設」の項目が選択されると、これら施設グループが画面上に表示されるようになっている(図示せず)。
【0037】
「施設種類」から「お気に入り」以外のいずれかの項目が選択されると、「使用目的」の項目が選択可能になる。「使用目的」には、「お気に入り」を除く、前記施設種類別に、ユーザの使用目的を表す複数のキーワードがそれぞれ設けられており、例えば、「飲食店」における「使用目的」には、「食事」、「カラオケ」、「宴会」、「ダンス」などのキーワードが設けられており、「飲食店」を選択してから「使用目的」を選択すると、これらのキーワードが表示される(図2d)。また、「宿泊施設」における「使用目的」には、「宿泊」、「食事」、「温泉利用」、「プール利用」などのキーワードが設けられており、「宿泊施設」を選択してから「使用目的」を選択すると、これらのキーワードが表示される(図2f)。
【0038】
また、「施設種類」から「お気に入り」以外のいずれかの項目を選択すると、「サービス」の項目が選択可能になる。「サービス」には、「お気に入り」を除く、前記各施設種類別に、施設のサービスの特徴を表す複数のキーワードがそれぞれ設けられており、例えば、「飲食店」における「サービス」には、「日替わりメニュー」、「特別注文メニュー」、「時間帯割引」、「音楽伴奏」などのキーワードが設けられており、「飲食店」を選択してから「サービス」を選択するとこれらのキーワードが表示される(図2e)。また、「宿泊施設」における「サービス」には、「長期利用プラン」、「シルバー割引」、「託児サービス」、及び「団体割引」などが設けられており、「宿泊施設」を選択してから「サービス」を選択するとこれらのキーワードが表示される(図2g)。
【0039】
また、「施設種類」から「お気に入り」以外のいずれかの項目が選択されると、「設備特徴」の項目が選択可能になる。「設備特徴」には、「お気に入り」を除く、前記各施設種類別に、施設の設備特徴を表す複数のキーワードがそれぞれ設けられており、例えば、「飲食店」における「設備特徴」には、「眺めが良い」、「宴会席あり」、「個室あり」及び「駐車場あり」などのキーワードが設けられており、「飲食店」を選択してから「設備特徴」を選択するとこれらのキーワードが表示される(図2e)。また、「宿泊施設」における「設備特徴」には、「海に近い」、「スキー場に近い」、「プール付」及び「ボーリング場付」などのキーワードが設けられており、「宿泊施設」を選択してから「設備特徴」を選択するとこれらのキーワードが表示される(図2h)。
【0040】
また、「施設種類」から「お気に入り」以外のいずれかの項目が選択されると、「検索エリア」の項目が選択可能になる。「検索エリア」には、「お気に入り」に収納されている施設を除く、検索したい施設の存在エリアを指定するための選択項目(「自宅周辺」、「目的地周辺」、「ルート周辺」、「区域選択」)、及び「自宅周辺」、「目的地周辺」、「ルート周辺」のいずれかが指定された場合、検索の範囲を決める検索距離を入力するための入力欄が設けられている。「検索エリア」の項目が選択されると前記選択項目と、検索距離入力欄が表示される(図2i)。なお、「自宅周辺」が指定された場合、予め設定された自宅の所在地を中心とし、入力された前記検索距離を半径とするエリア内に存在する施設が検索の対象となり、「目的地周辺」が指定された場合、予め設定された目的地の所在地を中心とし、入力された前記検索距離を半径とするエリア内に存在する施設が検索の対象となり、「ルート周辺」が指定された場合、予め設定された出発地から目的地までの経路から入力された前記検索距離内のエリア内に存在する施設が検索の対象となる。「区域選択」が指定されると、日本全国→道/府/都/県→市→町の順でエリアの指定が行われるようになっている。
【0041】
図2bは「施設種類」から「飲食店」が指定されている検索画面を示し、図2cは「飲食店」が指定された後、「飲食店」における施設グループが表示され、その中から「和風レストラン」が指定されている検索画面を示し、図2dは更に「使用目的」から「食事」が指定されている検索画面を示し、図2eは更に「サービス」から「日替わりメニュー」が指定され、「設備特徴」から「眺めが良い」が指定されている検索画面を示している。また、図2fは「施設種類」から「宿泊施設」が指定された後、「宿泊施設」における施設グループが表示され、その中から「旅館」が指定され、さらに「使用目的」から「宿泊」、「食事」及び「温泉利用」が指定されている検索画面を示し、図2gは更に「サービス」から「長期利用プラン」が指定されている検索画面を示し、図2hは更に「設備特徴」から「海に近い」が指定されている検索画面を示し、図2iは「検索エリア」から「自宅周辺」が指定され、検索距離に5kmが入力されている検索画面を示している。
【0042】
図2jは、検索条件の入力が完了してから、「AND検索」ボタンが選択された場合、入力された検索内容の確認が表示されている検索画面を示している。即ち、上記したように入力された「宿泊」、「食事」、「温泉利用」、「海に近い」、「長期利用プラン」の条件をすべて満たし、しかも「自宅周辺」に存在する「旅館」を検索することを、「検索実行」又は「戻る」の選択ボタンを選択させることにより確認させる。「検索実行」が選択された場合、検索が実行され、「戻る」が選択された場合、検索が実行されず、検索条件の修正が行われるようになっている。
【0043】
図2kは、検索条件の入力が完了してから、「OR検索」ボタンが選択された時に、入力された検索内容の確認が表示されている検索画面を示している。即ち、上記したように入力された「宿泊」と「食事」と「温泉利用」の使用目的、または「長期利用プラン」のサービス条件、または「海に近い」の設備特徴条件を満たし、しかも「自宅周辺」に存在する「旅館」を検索することを、「検索実行」又は「戻る」の選択ボタンを選択させることにより確認させる。「検索実行」が選択された場合、検索が実行され、「戻る」が選択された場合、検索が実行されず、検索条件の修正が行われるようになっている。
【0044】
図2lは、検索が実行されて上記検索条件(例えば、図2j)を満たす施設が検出された場合の検索結果の表示画面を示した図である。図2lに示したように、検出された施設の件数(2件)と検出された施設の名称(「リラックス温泉」と「湖西泉荘」)が表示されており、これらの施設の名称が選択されると施設に関する詳細な情報が表示されるようになっている。
【0045】
また、図2mは、検索が実行されて、検索エリア内に上記検索条件(図2j)を満たす施設が検出されなかった場合の検索結果の表示画面を示した図である。図2mに示したように、「検索エリア内に施設が検出されませんでした」のメッセージが表示されており、参考情報として「検索エリアに一番近い施設」である「山水温泉」が表示され、これが選択されると詳細な情報が表示されるようになっている。
【0046】
また、図2nは、検索が実行されて、上記検索条件(図2j)を満たす施設が検出されなかった場合の検索結果の表示画面を示した図である。図2nに示したように、「検索条件を満たす施設が検出されませんでした」のメッセージが表示されており、さらに、参考情報として「使用目的を満たす施設」、「サービス条件を満たす施設」、「設備特徴条件を満たす施設」の選択リストが表示されており、前記リストからいずれかが選択されると、さらに該当する施設のリストが表示されるようになっている。
【0047】
なお、上記した検索結果の表示画面(図(l)〜(n))には、さらに、「目的地とする」、「メモリ地点とする」及び「戻る」の選択ボタンが設けられている。前記表示画面に表示されている施設のいずれかの名称が選択されている状態で、「目的地とする」ボタンが選択されると、選択された施設への経路誘導情報が地図が表示されている画面に表示されるようになり、「メモリ地点とする」ボタンが選択されると、選択された施設が「お気に入り」に登録されるようになり、また、「戻る」ボタンが選択されると、最初の検索画面(図2a)に戻るようになっている。
【0048】
一方、利用者は施設情報を検索するのではなく、既知の施設情報を施設情報データベースDB1に登録したい場合、既知施設の種類、属するグループ、応じられる「使用目的」、提供可能な「サービス」条件及び「設備特徴」条件を図2f〜iに示したように、それぞれ入力してから、「施設登録」ボタンを選択すれば、図2oに示すように登録される施設の名称、住所、電話番号などの詳細情報を入力できる入力欄が表示され、これらの項目を入力し、「登録」を選択すると、入力された施設情報が登録され、他方、「戻る」が選択されると、登録されずに前記入力欄が閉じられるようになっている。
【0049】
次に、施設情報データについて説明する。図3aは施設情報データベースDB1の構成を示す表である。図3aに示したように、データベースDB1は、施設の種類によって分類されたお気入り情報データベースDB11(0番)、飲食店情報データベースDB12(1番)、宿泊施設情報データベースDB13(2番)、ショッピング施設情報データベースDB14(3番)、及びスポーツ施設情報データベースDB15(4番)などを含んで構成されている。データベースDB11、DB12、DB13、DB14、DB15などは、さらにそれぞれの施設グループのデータベースより構成されている。例えば、図3bに示したように、データベースDB12がさらに、和風のデータベースDB121(1番)、中華のデータベースDB122(2番)、フレンチのデータベースDB123(3番)などを含んで構成されている。
【0050】
図3cは前記各データベース中の施設情報データの構成を示す表である。図3cに示したように、該施設情報データは、データ本体dと索引データ(s1〜s5)から構成されている。データ本体dには、施設の名称、所在地を含んだ詳細情報が記録されている。索引データs1には、当該データが属する施設種類番号が記録されている(例えば、s1=1の場合、当該データが飲食店情報データベースDB12に収納されていることを示し、s1=2の場合、当該データが宿泊施設情報データベースDB13に収納されていることを示す)。索引データs2には、当該データが属する施設グループ番号が記録されている(例えば、s2=1の場合、当該データが和風のデータベースDB121に収納されていることを示し、s2=2の場合、当該データが中華のデータベースDB122に収納されていることを示す)。索引データs3(s3=[k1 k2 k3 …])が整数行列であり、行列の構成要素k1、k2、k3などが「使用目的」におけるキーワード番号(例えば、飲食店の場合、1:「食事」、2:「カラオケ」、3:「宴会」、…)が記録されている(例えば、s1=1、s3=[1 2]の場合、当該データに記録された施設が「食事」と「カラオケ」の使用目的に応じられることを表す)。索引データs4(s4=[k1 k2 k3 …])が整数行列であり、行列の構成要素k1、k2、k3などが「サービス」におけるキーワード番号(例えば、飲食店の場合、1:「日替わりメニュー」、2:「特別注文メニュー」、3:「時間帯割引」、…)が記録されている(例えば、s1=1、s4=[1 3]の場合、当該データに記録された施設が「日替わりメニュー」と「時間帯割引」のサービスが提供されることを表す)。索引データs5(s5=[k1 k2 k3 …])が整数行列であり、行列の構成要素k1、k2、k3などが「設備特徴」におけるキーワード番号(例えば、飲食店の場合、1:「眺めが良い」、2:「宴会席あり」、3:「個室あり」、…)が記録されている(例えば、s1=1、s5=[2]の場合、当該データに記録された施設が「宴会席あり」という設備特徴を有することを表す)。
【0051】
図3dは、「旭レストラン」という飲食店の情報を記録したデータ例を示す表である。図3dに示したように、データ本体dには、旭レストランの名称、住所、電話番号及び営業時間が記録されており、各索引データの値によれば、旭レストランが飲食店(s1=1)における「和風レストラン」(s2=1)であり、「食事」と「カラオケ」(s3=[1 2])の使用目的に応じられ、「日替わりメニュー」と「特別注文メニュー」(s4=[1 2])などのサービスが提供され、「眺めが良い」と「個室あり」((s5=[1 3])という設備特徴を有する。
【0052】
また、図3eは、「温泉荘」という旅館の情報を記録したデータ例を示している。図3eに示したように、データ本体dには、温泉荘の名称、住所、電話番号及びホームページのアドレスが記録されており、各索引データの値によれば、温泉荘は宿泊施設(s1=2)における「旅館」(s2=3)であり、「宿泊」、「食事」及び「温泉利用」(s3=[1 2 3])の使用目的に応じられ、「長期利用プラン」(s4=[1])のサービスが提供され、「海に近い」(s5=[1])という設備特徴を有する。
【0053】
図4は、本発明の実施の形態に係る情報端末装置に採用されている検索パラメータを示す表である。検索パラメータは図2に示した各検索画面から入力された検索条件を記録したデータである。図4に示したように、Jは「施設の種類」から指定された施設の種類と対応しているデータベースの施設種類番号を記録する検索パラメータである(例えば、「お気に入り」が指定された場合、J=0、「飲食店」が指定された場合、J=1、「宿泊施設」が指定された場合、J=2、「ショッピング施設」が指定された場合、J=3、「スポーツ施設」が指定された場合、J=4)。G(=[m1 m2 m3 …])は施設グループから指定された1つまたは1つ以上の施設グループと対応しているデータベースの施設グループ番号を記録する検索パラメータ行列であり、行列の構成要素(m1、m2、m3など)が指定された施設グループ番号をそれぞれ記録している(例えば、「飲食店」における「和風レストラン」と「中華レストラン」が指定された場合、G=「1 2」、「宿泊施設」における「ビジネスホテル」が指定された場合、G=[1]、指定のない場合、G=[0])。KU(=[m1 m2 m3 …])は「使用目的」から指定された1つまたは1つ以上のキーワードの番号を表す検索パラメータ行列であり、行列の構成要素(m1、m2、m3など)が指定されたキーワードの番号をそれぞれ記録している(例えば、「飲食店」における「食事」と「カラオケ」が指定された場合、KU=[1 2]、「宿泊施設」における「宿泊」と[食事]が指定された場合、KU=[1 2]、指定のない場合、KU=[0])。KV(=[m1 m2 m3 …])は「サービス」から指定された1つまたは1つ以上のキーワードの番号を記録する検索パラメータ行列であり、行列の構成要素(m1、m2、m3など)が指定されたキーワードの番号をそれぞれ記録している(例えば、「飲食店」における「時間帯割引」が指定された場合、KV=[3]、「宿泊施設」における「シルバー割引」と[託児サービス]が指定された場合、KV=[2 3]、指定のない場合、KV=[0])。KW(=[m1 m2 m3 …])は「設備特徴」から指定された1つまたは1つ以上のキーワードの番号を表す検索パラメータ行列であり、行列の構成要素(m1、m2、m3など)が指定されたキーワードの番号をそれぞれ記録している(例えば、「飲食店」における「眺めが良い」と「宴会席あり」が指定された場合、KW=[1 2]、「宿泊施設」における「海に近い」が指定された場合、KW=[1]、指定のない場合、KW=[0])。
【0054】
Rは「検索エリア」を表す検索パラメータであり、R=1が「自宅周辺」を表し、R=2が「目的地周辺」を表し、R=3が「ルート周辺」を表し、R=4が「区域選択」を表す。また、入力される検索距離の値がDの値となる。
【0055】
次に、本発明の実施の形態に係る情報端末装置10におけるCPU19cが行う一部の処理動作を図5a、図5bに示したフローチャートに基づいて説明する。図5aに示したように、まず、各検索パラメータをクリアする(J=0、G=[0]、KU=[0]、KV=[0]、KW=[0]、R=0 D=10km)などの初期化処理を行い、検索画面を表示し(ステップS1)、その後ステップS2に進む。ステップS2では、「お気に入り」が選択されたか否かを判断し、「お気に入り」が選択されたと判断した場合、データベースDB11に格納されている施設情報を表示し(ステップS3)、その後処理F(図9)に進み、他方、「お気に入り」が選択されていないと判断した場合、ステップS4に進む。ステップS4では、「施設の種類」から指定された施設の種類(「飲食店」、「宿泊施設」、「ショッピング施設」などの内の1つ)の施設種類番号を検索パラメータJの値とし、その後ステップS5に進む。ステップS5では、指定された前記施設の種類における施設グループのリストを表示し、その後ステップS6に進む。ステップS6では、指定された前記施設の種類における「使用目的」、「サービス」及び「設備特徴」のそれぞれに設けられたキーワードを選択可能にし、その後ステップS7に進む。ステップS7では、「検索エリア」と「検索距離」を選択可能にし、その後ステップS8に進む。ステップS8では、施設グループが指定されたか否かを判断し、施設グループが指定されていないと判断した場合、ステップS9を飛ばしてステップS10に進み、他方、施設グループが指定されたと判断した場合、ステップS9に進む。ステップS9では、指定された各施設グループが格納されているデータベースの番号をそれぞれ検索パラメータGの構成要素の値とし、その後ステップS10に進む。ステップS10では、「使用目的」におけるキーワードが指定されたか否かを判断し、前記キーワードが指定されていないと判断した場合、ステップS11を飛ばしてステップS12に進み、他方、前記キーワードが指定されたと判断した場合、ステップS11に進む。ステップS11では、指定された各キーワードの番号をそれぞれ検索パラメータKUの構成要素の値とし、その後ステップS12に進む。ステップS12では、「サービス」におけるキーワードが指定されたか否かを判断し、前記キーワードが指定されていないと判断した場合、ステップS13を飛ばしてステップS14に進み、他方、前記キーワードが指定されたと判断した場合、ステップS13に進む。ステップS13では、指定された各キーワードの番号をそれぞれ行列KVの構成要素の値とし、その後ステップS14に進む。図5bに示したように、ステップS14では、「設備特徴」におけるキーワードが指定されたか否かを判断し、前記キーワードが指定されていないと判断した場合、ステップS15を飛ばしてステップS16に進み、他方、前記キーワードが指定されたと判断した場合、ステップS15に進む。ステップS15では、指定された各キーワードの番号をそれぞれ行列KWの構成要素の値とし、その後ステップS16に進む。ステップS16では、「検索エリア」が指定されたか否かを判断し、検索エリアが指定されていないと判断した場合、ステップS17を飛ばしてステップS18に進み、他方、検索エリアが指定されたと判断した場合、ステップS17に進む。ステップS17では、指定された検索エリア番号をRの値とし、その後ステップS18に進む。ステップS18では、「検索距離」が入力されたか否かを判断し、検索距離が入力されていないと判断した場合、ステップS20に進み、他方、検索距離が入力されたと判断した場合、ステップS19に進む。ステップS19では、入力された検索距離をDの値とし、その後ステップS20に進む。ステップS20では、「施設登録」が選択されたか否かを判断し、「施設登録」が選択されたと判断した場合、処理R(図10)に進み、他方、「施設登録」が選択されていないと判断した場合、テップS21に進む。ステップS21では、指定されたすべての検索条件を確認させる画面(図2j)を表示し、その後ステップS22に進む。ステップS22では、「検索実行」が指定されたか否かを判断し、「検索実行」が指定されたと判断した場合、処理A(図6)に進み、他方、「検索実行」が指定されていないと判断した場合、ステップS23に進む。ステップS23では、「戻る」が指定されたか否かを判断し、「戻る」が指定されたと判断した場合、ステップS8(図5a)に戻り、他方、「戻る」が指定されていないと判断した場合、ステップS22に戻る。
【0056】
引き続き、CPU19cが行う一部の処理動作(A)を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS30では、施設情報データベースDB1の中から、施設種類番号が検索パラメータJの値と同じデータベース(DB11、DB12、DB13、…の内のいずれか)を検出してデータベースdkとし、その後ステップS31に進む。ステップS31では、検索パラメータGの値が0ではないか否かを判断し、検索パラメータGの値が0ではない(即ち、施設グループが指定された)と判断した場合、ステップS33に進み、他方、検索パラメータGの値が0である(即ち、施設グループが指定されていない)と判断した場合、データベースdkをデータベースdgとし(ステップS32)、その後ステップS33に進む。ステップS33では、データベースdkの中から、施設グループ番号が検索パラメータG中の構成要素と同じデータベースをそれぞれ検出しデータベースdgとし、その後ステップS34に進む。ステップS34では、「AND検索」が指定されたか否かを判断し、「AND検索」が指定されていないと判断した場合、処理B(図7)に進む、他方、「AND検索」が指定されたと判断した場合、ステップS35に進む。ステップS35では、検索パラメータKUの値が0ではないか否かを判断し、検索パラメータKUの値が0である(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定されていない)と判断した場合、ステップS36を飛ばしてステップS37に進み、他方、検索パラメータKUの値が0ではない(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定された)と判断した場合、ステップS36に進む。ステップS36では、データベースdgの中から、索引データs3の値が検索パラメータKUの値と同じデータ(dg1)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg1)が検出されていないと判断した場合、処理C(図8)に進み、他方、該データ(dg1)が検出されたと判断した場合、ステップS37に進む。ステップS37では、行列KVの値が0でないか否かを判断し、行列KVの値が0である(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定されていない)と判断した場合、ステップS38を飛ばしてステップS39に進み、他方、KVの値が0ではない(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定された)と判断した場合、ステップS38に進む。ステップS38では、データdg1の中から、索引データs4の値が行列KVの値と同じデータ(dg2)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg2)が検出されていないと判断した場合、処理Cに進み、他方、該データ(dg2)が検出されたと判断した場合、ステップS39に進む。ステップS39では、行列KWの値が0でないか否かを判断し、KWの値が0である(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定されていない)と判断した場合、ステップS40を飛ばしてステップS41に進み、他方、KWの値が0ではない(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定された)と判断した場合、ステップS40に進む。ステップS40では、データdg2の中から、索引データs5の値がKWの値と同じデータ(dg3)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg3)が検出されていないと判断した場合、処理Cに進み、他方、該データ(dg3)が検出されたと判断した場合、ステップS41に進む。ステップS41では、データdg3の中から、RとDの値に指定されたエリアに存在する施設のデータ(dr)が検出されたか否かを判断し、該データ(dr)が検出されたと判断した場合、検索結果としてデータ(dr)を画面に表示し(ステップS43)、その後処理F(図9)に進み、他方、前記データ(dr)が検出されていないと判断した場合、ステップS42に進む。ステップS42では、dg3の中に、施設の所在地が指定エリアに一番近い施設のデータを参照情報として画面に表示し、その後処理Fに進む。
【0057】
引き続き、CPU19cが行う一部の処理動作(B)を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS50では、「OR検索」が指定されたか否かを判断し、「OR検索」が指定されていないと判断した場合、ステップS34に戻り、他方、「OR検索」が指定されたと判断した場合、ステップS51に進む。ステップS51では、検索パラメータKUの値が0でないか否かを判断し、検索パラメータKUの値が0であると判断した場合(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS52とステップS53を飛ばしてステップS54に進み、他方、検索パラメータKUの値が0でないと判断した場合(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定された)、ステップS52に進む。ステップS52では、データベースdgの中から、索引データs3の値が検索パラメータKUの値と同じデータ(dg1)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg1)が検出されていないと判断した場合、ステップS53を飛ばしてステップS54に進み、他方、該データ(dg1)が検出されたと判断した場合、ステップS53に進む。ステップS53では、データdg1をデータdrに加え、その後ステップS54に進む。ステップS54では、行列KVの値が0でないか否かを判断し、行列KVの値が0であると判断した場合(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS57へ飛び、他方、行列KVの値が0ではないと判断した場合(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定された)、ステップS55に進む。ステップS55では、データベースdgの中から、索引データs4の値がKVの値と同じデータ(dg2)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg2)が検出されていないと判断した場合、ステップS56を飛ばしてステップS57に進み、他方、該データ(dg2)が検出されたと判断した場合、ステップS56に進む。ステップS56では、データdg2をデータdrに加え、その後ステップS57に進む。ステップS57では、行列KWの値が0ではないか否かを判断し、KWの値が0であると判断した場合(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS61へ飛び、他方、KWの値が0ではないと判断した場合(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定された)、ステップS58に進む。ステップS58では、データベースdgの中から、索引データs5の値がKWの値と同じデータ(dg3)が検出されたか否かを判断し、データdg3が検出されていないと判断した場合、ステップS61へ飛び、他方、データdg3が検出されたと判断した場合、ステップS59に進む。ステップS59では、データdg3をデータdrに加え、その後ステップS60に進む。ステップS60では、データdrの中から、検索パラメータRとDに指定されたエリアに存在する施設のデータ(dr1)が検出されたか否かを判断し、データdr1が検出されたと判断した場合、ステップS62に進む。ステップS62では、検索結果としてデータdr1を画面に表示し、その後処理F(図9)進む。他方、ステップS60において、データdr1が検出されていないと判断した場合、データdr中所在地が指定されたエリアに一番近い施設のデータを参照情報として画面に表示し(ステップS63)、その後動作Fに進む。一方、ステップS61では、データdg1又はdg2が検出されたか否かを判断し、データdg1又はdg2が検出されたと判断した場合、ステップS60に戻り、他方、データdg1又はdg2が検出されていないと判断した場合、検索結果が検出されていないことを画面に表示し(ステップS64)、その後処理Fに進む。
【0058】
引き続き、CPU19cが行う一部の処理動作(C)を図8に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS70では、検索結果が検出されていないことを画面に表示し、その後ステップS71に進む。ステップS71では、検索パラメータKUの値が0でないか否かを判断し、検索パラメータKUの値が0であると判断した場合(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS75へ飛び、他方、検索パラメータKUの値が0ではないと判断した場合(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定された)、ステップS72に進み、ステップS72では、データベースdgの中から、索引データs3の値が検索パラメータKUの値と同じデータ(dg1)が検出されたか否かを判断し、データdg1が検出されていないと判断した場合、ステップS75へ飛び、他方、データdg1が検出されたと判断した場合、ステップS73に進む。ステップS73では、データdg1の中から、指定されたエリアに存在する施設のデータdg11が検出されたか否かを判断し、データdg11が検出されていないと判断した場合、ステップS74を飛ばしてステップS75に進み、他方、データdg11が検出されたと判断した場合、ステップS74に進む。ステップS74では、参考結果として「使用目的」の検索条件を満たす施設としてデータdg11を画面に表示し、その後ステップS75に進む。ステップS75では、検索パラメータKVの値が0でないか否かを判断し、検索パラメータKVの値が0であると判断した場合(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS79へ飛び、他方、検索パラメータKVの値が0ではないと判断した場合(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定された)、ステップS76に進み、ステップS76では、データベースdgの中から、索引データs4の値が検索パラメータKVの値と同じデータ(dg2)が検出されたか否かを判断し、データdg2が検出されていないと判断した場合、ステップS79へ飛び、他方、データdg2が検出されたと判断した場合、ステップS77に進む。ステップS77では、データdg2の中から、指定されたエリアに存在する施設のデータdg21が検出されたか否かを判断し、データdg21が検出されていないと判断した場合、ステップS78を飛ばしてステップS79に進み、他方、データdg21が検出されたと判断した場合、ステップS78に進む。ステップS78では、参考結果として「サービス」の検索条件を満たす施設としてデータdg21を画面に表示し、その後ステップS79に進む。ステップS79では、検索パラメータKWの値が0でないか否かを判断し、検索パラメータKWの値が0であると判断した場合(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定されていない)、処理Fに進み、他方、検索パラメータKWの値が0ではないと判断した場合(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定された)、ステップS80に進む。ステップS80では、データベースdgの中から、索引データs5の値が検索パラメータKWの値と同じデータ(dg3)が検出されたか否かを判断し、データdg3が検出されていないと判断した場合、処理F(図9)に進み、他方、データdg3が検出されたと判断した場合、ステップS81に進む。ステップS81では、データdg3の中から、指定されたエリアに存在する施設のデータdg31が検出されたか否かを判断し、データdg31が検出されていないと判断した場合、処理Fに進み、他方、データdg31が検出されたと判断した場合、ステップS82に進む。ステップS82では、参考結果として「設備特徴」の検索条件を満たす施設としてデータdg31を画面に表示し、その後処理Fに進む。
【0059】
引き続き、CPU19cが行う一部の処理動作(F)を図9に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS90では、検索結果又は参照結果とする施設が表示されたか否かを判断し、前記施設が表示されていないと判断した場合、ステップS96へ飛び、他方、前記施設が表示されたと判断した場合、ステップS91に進む。ステップS91では、表示されている施設が選択されているか否かを判断し、前記施設が選択されていないと判断した場合、ステップS96へ飛び、他方、前記施設が選択されたと判断した場合、ステップS92に進む。ステップS92では、「メモリ地点とする」が選択されたか否かを判断し、「メモリ地点とする」が選択されていないと判断した場合、ステップS94へ飛び、他方、「メモリ地点とする」が選択されたと判断した場合、ステップS93に進む。ステップS93では、選択された施設のデータをお気に入りデータベース(DB11)に加え、ステップS94に進む。ステップS94では、「目的地とする」が選択されたか否かを判断し、「目的地とする」が選択されていないと判断した場合、ステップS95を飛ばしてステップS96に進み、他方、「目的地とする」が選択されたと判断した場合、ステップS95に進む。ステップS95では、経路探索を行い、地図情報と共に経路情報を画面に表示し、その後ステップS96に進む。ステップS96では、「戻る」が選択されたか否かを判断し、「戻る」が選択されていないと判断した場合、ステップS90へ戻り、他方、「戻る」が選択されたと判断した場合、ステップS1へ戻る。
【0060】
次に、既知の施設情報を登録させる場合、CPU19cが行う処理動作(R)を図10に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS100では、施設情報の入力欄(図2o)を画面上に表示し、その後ステップS101に進む。ステップS101では、施設の名称と所在地が入力されたか否かを確認し、施設の名称と所在地が入力されていないと判断した場合、ステップS101に戻り、他方、施設の名称と所在地が入力されたと判断した場合、ステップS102に進む。ステップS102では、「登録」が選択されたか否かを判断し、「登録」が選択されていないと判断した場合、ステップS103に進み、他方、「登録」が選択されたと判断した場合、ステップS104に進む。ステップS103では、「戻る」が選択されたか否かを判断し、「戻る」が選択されていないと判断した場合、ステップS103に戻り、他方、「戻る」が選択されたと判断した場合、ステップS20に戻る。一方、ステップS104では、前記表示された入力欄から入力された施設の名称と所在地などの詳細情報を新しい施設情報データndのデータ本体dに記録させ、その後ステップS105に進む。ステップS105では、検索パラメータJの値をデータndの索引データs1の値とし、その後ステップS106に進む。ステップS106では、検索パラメータGの値をデータndの索引データs2の値とし、その後ステップS107に進む。ステップS107では、検索パラメータKUの値をデータndの索引データs3の値とし、その後ステップS108に進む。ステップS108では、検索パラメータKVの値をデータndの索引データs4の値とし、その後ステップS109に進む。ステップS109では、検索パラメータKWの値をデータndの索引データs5の値とし、その後ステップS110に進む。ステップS110では、データndをデータベースDB1下のJ番のデータベース下のG番のデータベースに加え、その後ステップS1に戻る(表示画面を初期画面(図2aに戻せる)。
【0061】
上記実施の形態に係る情報端末装置によれば、施設の種類とグループが指定されるだけではなく、使用目的、サービス条件と設備特徴条件も検索条件とされるため、ユーザ所望の条件により近い施設を容易に検索することができる。また、検索条件を同一の画面で予め用意されている項目から指定することにより、検索条件が入力されるため、ユーザに手間を取らせることなく施設の検索ができる。また、指定された検索エリア内において施設が検出されていないと判断した場合、検出されなかったことをユーザに通知すると共に検索エリアに一番近い施設が参考情報として出力されるため、ユーザに有効な情報を提供することができる。また、指定された「AND」検索方式で施設が検出されていない場合、「使用目的」、「サービス」、「設備特徴」の各々に対して検索を行った結果が表示されるため、ユーザに参考となる情報を提供することができる。さらに、施設検索と同様な操作手順で既知施設情報が施設情報データベースDB1に登録されるため、ユーザは新しい施設の情報または一般的に知られていない施設情報を簡単に登録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報端末装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2a】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2b】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2c】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2d】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2e】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2f】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2g】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2h】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2i】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2j】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2k】本発明の実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2l】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2m】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2n】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2o】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の登録画面の例を示す図である。
【図3a】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データベースの構成を示す表である。
【図3b】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データベースの構成を示す表である。
【図3c】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データの構成を示す表である。
【図3d】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データの例を示す表である。
【図3e】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データの例を示す表である。
【図4】実施の形態に係る情報端末装置に採用されている検索パラメータを示す表である。
【図5a】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図5b】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図11】特許文献1に開示されているナビゲーション装置の施設検索画面を示す図である。
【図12】特許文献2に開示されているナビゲーション装置における使用目的によってグループ化された施設のカテゴリーを示す表である。
【符号の説明】
【0063】
10 情報端末装置
11 GPS受信機
12 車速センサ
13 ジャイロセンサ
14 送受信手段
15 記憶装置
16 操作&表示手段
16a 液晶ディスプレイ
16b 操作ボタン
16c タッチパネル
16d リモコン
17 音声合成手段
18 画像合成手段
19 マイクロコンピュータ
【技術分野】
【0001】
本発明は情報端末装置に関し、より詳細には、施設情報の検索が可能な情報端末装置(例えば、カーナビゲーション装置)に関する。
【背景技術】
【0002】
施設に関する情報を提供する情報端末装置の1つとして、車両に搭載されたナビゲーション装置が広く利用されている。従来の車載用ナビゲーション装置は、施設情報を格納したデータベース中の施設名又は施設の住所(又は電話番号)を検索条件とし、ユーザが施設名又は施設の住所(又は電話番号)を入力すれば、入力された施設名または施設の所在地と一致した施設を前記データベースから検出し、その位置をディスプレイ上に表示するようになっている。
【0003】
前記検索条件の入力方法としては、階層構造となっている住所選択ツリーを利用して県、市、区、町の順で住所を選択する方法と、直接施設名(又は電話番号)を入力する方法の二通りしかないため、名称(又は電話番号)と住所の不明な施設を検索することができない。
【0004】
これに対して、施設グループが階層化されたデータベースを構築することにより、施設グループを検索条件として検索を行うナビゲーション装置が提案されている。例えば、下記の特許文献1に開示されている車載用ナビゲーション装置は、施設種類毎の索引データを格納した索引データベースと、地図データを格納した地図データベースと、利用者が希望する条件を複数個入力させる条件入力手段と、入力された条件を満たす施設を索引データベースから検索する索引選択手段と、選択された施設データについて地図データベースからその施設を含む地図とその施設に関する情報をディスプレイに表示する表示手段とを備えることにより、利用者の所望の条件が入力されると、該条件を満たす施設を検索して前記ディスプレイに表示する。
【0005】
図11は、特許文献1に開示されている車載用ナビゲーション装置の施設検索画面を示す図である。図11に示したように、検索画面上に、「レストラン」、「映画館」、「ゴルフ場」などの施設グループがリストアップされており、これらの中から例えば「レストラン」が選択されると、さらに「和食」、「フランス料理」、「インド料理」などの飲食店のグループがリストアップされ、これらの中から例えば「インド料理」が選択されると、「インド料理」に関する店の情報がより詳細に表示されるようになっている。即ち、ユーザが施設グループの階層に従って所望の施設を検索することができる。
【0006】
また、施設グループ以外に、用途を検索条件とするナビゲーション装置も提案されている。例えば、下記の特許文献2に開示されているナビゲーション装置は、カテゴリー別に分類された複数の施設の位置を記憶した施設情報記憶手段と、複数のカテゴリーが用途別にグループ化されたテーブルを記憶するグループ化テーブル記憶手段と、ユーザが用途を入力するための入力手段と、前記入力手段を介して入力された用途に対応するグループのカテゴリーを前記グループ化テーブル記憶手段に記憶されたテーブルを参照して調べ、これらのカテゴリーの施設のうち設定された範囲内に存在する施設を探索する探索手段とを備えており、複数のカテゴリーから目的に応じた施設を検索することができるようになっている。
【0007】
図12は、特許文献2に開示されているナビゲーション装置における、用途によってグループ化された施設のカテゴリーを示す表である。図12に示したように、例えば「トイレを借りる」という用途で、「コンビニエンスストア、デパート、駅」がグループ化されており、「食事をする」という目的で、「レストラン、ファーストフード店、コンビニエンスストア、ホテル」がグループ化されている。このため、施設グループに限定されず、ユーザの所望用途に応じた施設の検索が可能になる。
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示されている施設グループにより施設の検索を行うナビゲーション装置の場合、ユーザは施設グループの階層に従って施設を検索するため、施設名から施設を選択するしかなく、選択された施設が自分のニーズを満たすか否かが判断できない場合が多い。例えば、宴会のできる中華レストランを探したい場合、中華レストランのリストからではどの店を選んだら宴会ができるかが判断できない。即ち、ユーザのニーズが反映される施設の検索ができないという課題があった。
また、階層による検索方式を採用しているため、検索に手間がかかるといった課題もあった。
【0009】
また、特許文献2に開示されている施設の用途を検索条件とするナビゲーション装置の場合、ユーザの用途に応じた施設を複数のカテゴリーの中から1つ選択することができるため、ユーザの用途に関するニーズを満たす施設を選ぶことはできるが、複数の用途があった場合(例えば、食事をしながらカラオケをしたい場合)とか、用途以外のニーズがあった場合(例えば、古風な旅館を希望する場合)では、ユーザの様々なニーズが反映される施設の検索ができないという課題があった。
【特許文献1】特開平09−097007号公報
【特許文献2】特開平10−281797号公報
【発明の開示】
【課題を解決するための手段及びその効果】
【0010】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、施設に関する複数の情報を検索条件とすることにより、ユーザの様々なニーズが反映され、しかも手間を取らせることなく施設の検索ができる情報端末装置を提供することを目的としている。
【0011】
上記目的を達成するために本発明に係る情報端末装置(1)は、地図情報及び施設情報をディスプレイ上に表示し、経路誘導を行うナビゲーション機能を有する情報端末装置において、予め設定された施設に関する複数の情報を表す複数の検索条件の中からユーザ所望の検索条件を指定させるための検索パラメータ入力手段と、前記複数の検索条件の内少なくとも1つの条件と対応している索引データが付加された施設情報データを記憶している施設情報記憶手段と、前記検索パラメータ入力手段を介して指定された検索条件に従って、施設を検索する施設情報検索手段と、該施設情報検索手段の検索結果をディスプレイ上に表示させる施設情報出力手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】
上記情報端末装置(1)によれば、予め設定された施設に関する複数の情報を表す複数の検索条件の中からユーザ所望の検索条件を指定させるための検索パラメータ入力手段と、前記複数の検索条件の内少なくとも1つの条件と対応している索引データが付加された施設情報データを記憶している施設情報記憶手段と、前記検索パラメータ入力手段を介して指定された検索条件に従って、施設を検索する施設情報検索手段と、該施設情報検索手段の検索結果をディスプレイ上に表示させる施設情報出力手段とが設けられているため、施設に関する複数の情報を検索条件として検索を行うことにより、ユーザ所望の条件により近い施設を容易に割り出すことができる。
【0013】
また、本発明に係る情報端末装置(2)は、上記情報端末装置(1)において、前記検索条件の中に、施設の種類名と各種類における施設グループ名が含まれている他に、種類別に設定された使用目的、施設のサービス内容及び施設の設備特徴をそれぞれ表す複数のキーワードが含まれていることを特徴としている。
【0014】
上記情報端末装置(2)によれば、前記検索条件の中に、施設の種類名と各種類における施設グループ名が含まれている他に、種類別に設定された使用目的、施設のサービス内容及び施設の設備特徴をそれぞれ表す複数のキーワードが含まれているため、ユーザが施設の種類とグループを指定することができるだけではなく、施設の使用目的、施設のサービス内容及び施設の設備特徴も前記キーワードで指定することができるため、施設に対する様々なニーズを検索条件に反映させることができる。
【0015】
また、本発明に係る情報端末装置(3)は、上記情報端末装置(1)又は(2)において、前記施設情報記憶手段に、施設の所在地を含む施設の詳細情報を表すデータに前記索引データが付加された施設情報データが記憶されていることを特徴としている。
上記情報端末装置(3)によれば、前記施設情報記憶手段に、施設の所在地を含む施設の詳細情報を表すデータに前記索引データが付加された施設情報データが記憶されているため、前記施設情報記憶手段に記憶されている施設情報データから、指定された検索条件と一致した索引データを有する施設情報データを検出し、さらに検出された施設情報データに含まれている詳細情報を出力することができる。
【0016】
また、本発明に係る情報端末装置(4)は、上記情報端末装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記検索パラメータ入力手段が、予め用意された選択項目を指定させることにより、前記検索条件を入力させるものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(4)によれば、予め用意された選択項目を指定することにより、前記検索条件を入力することが可能なので、ユーザに手間を取らせることなく検索条件を容易に入力することができる。
【0017】
また、本発明に係る情報端末装置(5)は、上記情報端末装置(4)において、前記検索パラメータ入力手段が、エリア条件を入力させるものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(5)によれば、エリア条件を入力することが可能なので、同一画面で全ての検索条件を入力することができるため、検索の効率と使用の利便性を向上させることができる。
【0018】
また、本発明に係る情報端末装置(6)は、上記情報端末装置(4)又は(5)において、前記検索パラメータ入力手段を介して、前記使用目的と、前記施設のサービス内容と、前記施設の設備特徴との「AND」検索方式、及び「OR」検索方式が指定可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(6)によれば、前記検索パラメータ入力手段を介して、前記使用目的と、前記施設のサービス内容と、前記施設の設備特徴との「AND」検索方式、及び「OR」検索方式が指定可能であるため、ユーザのニーズに応じて異なる検索方式で検索を行うことができる。
【0019】
また、本発明に係る情報端末装置(7)は、上記情報端末装置(6)において、前記施設情報検索手段が、指定された「AND」検索方式又は「OR」検索方式に基づいて、指定された検索条件と一致する索引データを有する施設情報データを検出し、さらに、検出された該施設情報データの中から、指定されたエリア条件を満たす施設情報データを検出するように検索を行うものであることを特徴としている。
【0020】
上記情報端末装置(7)によれば、前記施設情報検索手段が、指定された「AND」検索方式又は「OR」検索方式に基づいて、指定された検索条件と一致する索引データを有する施設情報データを検出し、さらに、検出された該施設情報データの中から、指定されたエリア条件を満たす施設情報データを検出するように検索を行うため、指定された検索条件を満たした施設情報データのみに対してその元データに含まれているエリア情報が調べられるので、検索の効率を向上させることができる。
【0021】
また、本発明に係る情報端末装置(8)は、上記情報端末装置(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記検索結果から施設名を選択すると該施設に関する詳細情報が表示されることを特徴としている。
上記情報端末装置(8)によれば、前記検索結果から施設名を選択すると該施設に関する詳細情報が表示されるため、ユーザは検索結果の中から選択した施設の詳細情報を見ることができる。
【0022】
また、本発明に係る情報端末装置(9)は、上記情報端末装置(8)において、前記「AND」検索方式又は前記「OR」検索方式による検索結果から前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、前記検索結果の中に前記エリアに一番近い所在地の施設が出力されることを特徴としている。
【0023】
上記情報端末装置(9)によれば、前記「AND」検索方式又は前記「OR」検索方式による検索結果から前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、前記検索結果の中に前記エリアに一番近い所在地の施設が出力されるため、指定された検索条件とエリア条件を完全に満たす施設が見つからなかった場合でも、指定されたエリアに一番近い所在地の施設が表示されるため、ユーザに参考となる情報を提供することができる。
【0024】
また、本発明に係る情報端末装置(10)は、上記情報端末装置(8)又は(9)において、前記「AND」検索方式により、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、指定された使用目的、指定された施設のサービス内容、及び指定された施設の設備特徴に対して、別々に検索を行った結果が出力されることを特徴としている。
【0025】
上記情報端末装置(10)によれば、前記「AND」検索方式により、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、指定された使用目的、指定された施設のサービス内容、及び指定された施設の設備特徴に対して、別々に検索を行った結果が出力されるため、指定された検索条件を完全に満たす施設が検出されなかった場合でも、前記使用目的に関する検索条件のみを満たした施設、前記施設のサービス内容に関する検索条件のみを満たした施設、及び前記施設の設備特徴に関する検索条件のみを満たした施設がそれぞれ表示されるため、ユーザに参考となる情報を提供することができる。
【0026】
また、本発明に係る情報端末装置(11)は、上記情報端末装置(8)〜(10)のいずれかにおいて、前記検索結果から選択された施設の所在地を経路案内の目的地に設定することが可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(11)によれば、前記検索結果から選択された施設の所在地を経路案内の目的地に設定することが可能なため、ユーザは検索された施設へ移動するための経路情報を速やかに得ることができる。
【0027】
また、本発明に係る情報端末装置(12)は、上記情報端末装置(8)〜(11)のいずれかにおいて、前記検索結果から選択された施設をメモリすることが可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(12)によれば、前記検索結果から選択された施設をメモリすることが可能なため、ユーザは使用機会が多くなる可能性のある施設を保存しておけば、いつでも簡単に利用できることとなる。
【0028】
また、本発明に係る情報端末装置(13)は、上記情報端末装置(1)〜(12)のいずれかにおいて、前記検索パラメータ入力手段を介して、前記種類名、前記グループ名、前記使用目的、前記施設のサービス内容及び前記施設の設備特徴に該当するものをそれぞれ指定することにより、既知施設を登録し、前記施設情報記憶手段に記憶させることが可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(13)によれば、前記検索パラメータ入力手段を介して、前記種類名、前記グループ名、前記使用目的、前記施設のサービス内容及び前記施設の設備特徴に該当するものをそれぞれ指定することにより、既知施設を登録し、前記施設情報記憶手段に記憶させることが可能であるため、ユーザは施設検索用の入力画面から、各自で獲得した既知施設情報を簡単な操作で登録することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
図1は、本発明の実施の形態に係る情報端末装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中10は情報端末装置を示しており、情報端末装置10は、GPS受信機11、車速センサ12、ジャイロセンサ13、送受信手段14、記憶装置15、操作&表示手段16、音声合成手段17、画像合成手段18、及びマイクロコンピュータ(マイコン)19を含んで構成されている。
【0030】
GPS受信機11はGPS衛星からの信号を受信して車両の位置を計算し、車速センサ12は車輪の回転速度を検出し、ジャイロセンサ13は車両の方向を検出することができるようになっている。
送受信手段14は、車内通信ネットワークまたはアンテナを介して外部からデータを受信し、また外部へデータを送信するようになっている。
【0031】
記憶装置15は、ハードディスク(HD)、CDまたはDVDに記憶されているデータの読み取りと書き込みが可能な再生装置と、施設情報データベース(即ち、整理されたデータの集まり)DB1及び地図情報データベースDB2などが格納されているHD、CDまたはDVDを含んで構成されている。
操作&表示手段16は、液晶ディスプレイ16a、操作ボタン16b、タッチパネル16c及びリモコン16dを含んで構成されており、地図情報、経路誘導情報及び施設情報が表示されると共に、操作指令及び検索条件などが入力される操作画面などが表示されようになっている。
【0032】
音声合成手段17からは、音声案内が出力されるようになっている。
画像合成手段18は、地図情報及び施設情報などのデータに基づいて、ディスプレイ16a上に表示される様々な画面が合成されるようになっている。
マイコン19は、データを一時的に記憶するRAM19a、施設情報検索プログラムを含んだナビゲーションの各機能を実現させる処理プログラムを記憶するROM19b、及び処理プログラムを実行させるCPU19cを含んで構成されており、バスラインBLを介して、GPS受信機11、車速センサ12、ジャイロセンサ13、送受信手段14、記憶装置15、操作&表示手段16、画像合成手段17、音声合成手段18に接続されている。
【0033】
CPU19cは、GPS受信機11、車速センサ12及びジャイロセンサ13からの測定信号及び地図情報データベースDB2に基づいて、現在位置を特定するとともに、経路探索を行い、操作ボタン16b、タッチパネル16c、又はリモコン16dを介して入力された指令に従って、地図情報、経路情報をディスプレイ16a上に表示させ、また、操作ボタン16b、タッチパネル16c、又はリモコン16dを介して入力された施設の検索条件に従って、施設情報データベースDB1から検索条件を満たす施設を検出し、施設情報をディスプレイ16a上に表示させ、さらに、操作ボタン16b、タッチパネル16c、又はリモコン16dを介して登録された施設情報を施設情報データベースDB1に加えるようになっている。
【0034】
次に、本発明の実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索及び登録時の操作画面の動きを図2a〜oに基づいて説明する。図2aは検索画面の初期画面を示しており、選択項目として「施設種類」、「使用目的」、「サービス」、「設備特徴」、「検索エリア」が設けられており、また、検索方式を選択するためのボタン「OR検索」と「AND検索」、施設情報を登録するためのボタン「施設登録」が設けられている。
【0035】
図2bは「施設種類」が選択された時に表示される画面を示している。図2bに示したように、「施設種類」には、「お気に入り」、「飲食店」、「宿泊施設」、「ショッピング施設」、「スポーツ施設」などの選択項目が設けられている。「お気に入り」は、利用者により登録された施設(例えば、使用頻度の高い施設)が収納されており、「お気に入り」の項目が選択されると登録された施設のリストが表示されるようになっている。
「飲食店」は、飲食に関連する施設が収納されており、風味とスタイルによってさらに、「和風」、「中華」、「フレンチ」「イタリア」、「喫茶」、「居酒屋」などの施設グループに分類されており、「飲食店」の項目が選択されるとこれらの施設グループが画面上に表示されるようになっている(図2c)。
【0036】
「宿泊施設」には、宿泊に関連する施設が収納されており、施設のスタイルによってさらに異なる施設グループに分類されている。「宿泊施設」の項目が選択されると前記宿泊施設の施設グループ(例えば、ビジネスホテル、観光ホテル、旅館など)が画面上に表示されるようになっている(図示せず)。「ショッピング施設」には、ショッピングに関連する施設が収納されており、施設のスタイルによってさらに異なる施設グループ(例えば、百貨店、スーパーマーケット、ショッピングモールなど)に分類されている。「ショッピング施設」の項目が選択されると該施設グループが画面上に表示されるようになっている(図示せず)。「スポーツ施設」には、スポーツに関連する施設が収納されており、スポーツの内容によってさらに異なる施設グループ(例えば、ゴルフ場、スキー場、スポーツジムなど)に分類されている。「スポーツ施設」の項目が選択されると、これら施設グループが画面上に表示されるようになっている(図示せず)。
【0037】
「施設種類」から「お気に入り」以外のいずれかの項目が選択されると、「使用目的」の項目が選択可能になる。「使用目的」には、「お気に入り」を除く、前記施設種類別に、ユーザの使用目的を表す複数のキーワードがそれぞれ設けられており、例えば、「飲食店」における「使用目的」には、「食事」、「カラオケ」、「宴会」、「ダンス」などのキーワードが設けられており、「飲食店」を選択してから「使用目的」を選択すると、これらのキーワードが表示される(図2d)。また、「宿泊施設」における「使用目的」には、「宿泊」、「食事」、「温泉利用」、「プール利用」などのキーワードが設けられており、「宿泊施設」を選択してから「使用目的」を選択すると、これらのキーワードが表示される(図2f)。
【0038】
また、「施設種類」から「お気に入り」以外のいずれかの項目を選択すると、「サービス」の項目が選択可能になる。「サービス」には、「お気に入り」を除く、前記各施設種類別に、施設のサービスの特徴を表す複数のキーワードがそれぞれ設けられており、例えば、「飲食店」における「サービス」には、「日替わりメニュー」、「特別注文メニュー」、「時間帯割引」、「音楽伴奏」などのキーワードが設けられており、「飲食店」を選択してから「サービス」を選択するとこれらのキーワードが表示される(図2e)。また、「宿泊施設」における「サービス」には、「長期利用プラン」、「シルバー割引」、「託児サービス」、及び「団体割引」などが設けられており、「宿泊施設」を選択してから「サービス」を選択するとこれらのキーワードが表示される(図2g)。
【0039】
また、「施設種類」から「お気に入り」以外のいずれかの項目が選択されると、「設備特徴」の項目が選択可能になる。「設備特徴」には、「お気に入り」を除く、前記各施設種類別に、施設の設備特徴を表す複数のキーワードがそれぞれ設けられており、例えば、「飲食店」における「設備特徴」には、「眺めが良い」、「宴会席あり」、「個室あり」及び「駐車場あり」などのキーワードが設けられており、「飲食店」を選択してから「設備特徴」を選択するとこれらのキーワードが表示される(図2e)。また、「宿泊施設」における「設備特徴」には、「海に近い」、「スキー場に近い」、「プール付」及び「ボーリング場付」などのキーワードが設けられており、「宿泊施設」を選択してから「設備特徴」を選択するとこれらのキーワードが表示される(図2h)。
【0040】
また、「施設種類」から「お気に入り」以外のいずれかの項目が選択されると、「検索エリア」の項目が選択可能になる。「検索エリア」には、「お気に入り」に収納されている施設を除く、検索したい施設の存在エリアを指定するための選択項目(「自宅周辺」、「目的地周辺」、「ルート周辺」、「区域選択」)、及び「自宅周辺」、「目的地周辺」、「ルート周辺」のいずれかが指定された場合、検索の範囲を決める検索距離を入力するための入力欄が設けられている。「検索エリア」の項目が選択されると前記選択項目と、検索距離入力欄が表示される(図2i)。なお、「自宅周辺」が指定された場合、予め設定された自宅の所在地を中心とし、入力された前記検索距離を半径とするエリア内に存在する施設が検索の対象となり、「目的地周辺」が指定された場合、予め設定された目的地の所在地を中心とし、入力された前記検索距離を半径とするエリア内に存在する施設が検索の対象となり、「ルート周辺」が指定された場合、予め設定された出発地から目的地までの経路から入力された前記検索距離内のエリア内に存在する施設が検索の対象となる。「区域選択」が指定されると、日本全国→道/府/都/県→市→町の順でエリアの指定が行われるようになっている。
【0041】
図2bは「施設種類」から「飲食店」が指定されている検索画面を示し、図2cは「飲食店」が指定された後、「飲食店」における施設グループが表示され、その中から「和風レストラン」が指定されている検索画面を示し、図2dは更に「使用目的」から「食事」が指定されている検索画面を示し、図2eは更に「サービス」から「日替わりメニュー」が指定され、「設備特徴」から「眺めが良い」が指定されている検索画面を示している。また、図2fは「施設種類」から「宿泊施設」が指定された後、「宿泊施設」における施設グループが表示され、その中から「旅館」が指定され、さらに「使用目的」から「宿泊」、「食事」及び「温泉利用」が指定されている検索画面を示し、図2gは更に「サービス」から「長期利用プラン」が指定されている検索画面を示し、図2hは更に「設備特徴」から「海に近い」が指定されている検索画面を示し、図2iは「検索エリア」から「自宅周辺」が指定され、検索距離に5kmが入力されている検索画面を示している。
【0042】
図2jは、検索条件の入力が完了してから、「AND検索」ボタンが選択された場合、入力された検索内容の確認が表示されている検索画面を示している。即ち、上記したように入力された「宿泊」、「食事」、「温泉利用」、「海に近い」、「長期利用プラン」の条件をすべて満たし、しかも「自宅周辺」に存在する「旅館」を検索することを、「検索実行」又は「戻る」の選択ボタンを選択させることにより確認させる。「検索実行」が選択された場合、検索が実行され、「戻る」が選択された場合、検索が実行されず、検索条件の修正が行われるようになっている。
【0043】
図2kは、検索条件の入力が完了してから、「OR検索」ボタンが選択された時に、入力された検索内容の確認が表示されている検索画面を示している。即ち、上記したように入力された「宿泊」と「食事」と「温泉利用」の使用目的、または「長期利用プラン」のサービス条件、または「海に近い」の設備特徴条件を満たし、しかも「自宅周辺」に存在する「旅館」を検索することを、「検索実行」又は「戻る」の選択ボタンを選択させることにより確認させる。「検索実行」が選択された場合、検索が実行され、「戻る」が選択された場合、検索が実行されず、検索条件の修正が行われるようになっている。
【0044】
図2lは、検索が実行されて上記検索条件(例えば、図2j)を満たす施設が検出された場合の検索結果の表示画面を示した図である。図2lに示したように、検出された施設の件数(2件)と検出された施設の名称(「リラックス温泉」と「湖西泉荘」)が表示されており、これらの施設の名称が選択されると施設に関する詳細な情報が表示されるようになっている。
【0045】
また、図2mは、検索が実行されて、検索エリア内に上記検索条件(図2j)を満たす施設が検出されなかった場合の検索結果の表示画面を示した図である。図2mに示したように、「検索エリア内に施設が検出されませんでした」のメッセージが表示されており、参考情報として「検索エリアに一番近い施設」である「山水温泉」が表示され、これが選択されると詳細な情報が表示されるようになっている。
【0046】
また、図2nは、検索が実行されて、上記検索条件(図2j)を満たす施設が検出されなかった場合の検索結果の表示画面を示した図である。図2nに示したように、「検索条件を満たす施設が検出されませんでした」のメッセージが表示されており、さらに、参考情報として「使用目的を満たす施設」、「サービス条件を満たす施設」、「設備特徴条件を満たす施設」の選択リストが表示されており、前記リストからいずれかが選択されると、さらに該当する施設のリストが表示されるようになっている。
【0047】
なお、上記した検索結果の表示画面(図(l)〜(n))には、さらに、「目的地とする」、「メモリ地点とする」及び「戻る」の選択ボタンが設けられている。前記表示画面に表示されている施設のいずれかの名称が選択されている状態で、「目的地とする」ボタンが選択されると、選択された施設への経路誘導情報が地図が表示されている画面に表示されるようになり、「メモリ地点とする」ボタンが選択されると、選択された施設が「お気に入り」に登録されるようになり、また、「戻る」ボタンが選択されると、最初の検索画面(図2a)に戻るようになっている。
【0048】
一方、利用者は施設情報を検索するのではなく、既知の施設情報を施設情報データベースDB1に登録したい場合、既知施設の種類、属するグループ、応じられる「使用目的」、提供可能な「サービス」条件及び「設備特徴」条件を図2f〜iに示したように、それぞれ入力してから、「施設登録」ボタンを選択すれば、図2oに示すように登録される施設の名称、住所、電話番号などの詳細情報を入力できる入力欄が表示され、これらの項目を入力し、「登録」を選択すると、入力された施設情報が登録され、他方、「戻る」が選択されると、登録されずに前記入力欄が閉じられるようになっている。
【0049】
次に、施設情報データについて説明する。図3aは施設情報データベースDB1の構成を示す表である。図3aに示したように、データベースDB1は、施設の種類によって分類されたお気入り情報データベースDB11(0番)、飲食店情報データベースDB12(1番)、宿泊施設情報データベースDB13(2番)、ショッピング施設情報データベースDB14(3番)、及びスポーツ施設情報データベースDB15(4番)などを含んで構成されている。データベースDB11、DB12、DB13、DB14、DB15などは、さらにそれぞれの施設グループのデータベースより構成されている。例えば、図3bに示したように、データベースDB12がさらに、和風のデータベースDB121(1番)、中華のデータベースDB122(2番)、フレンチのデータベースDB123(3番)などを含んで構成されている。
【0050】
図3cは前記各データベース中の施設情報データの構成を示す表である。図3cに示したように、該施設情報データは、データ本体dと索引データ(s1〜s5)から構成されている。データ本体dには、施設の名称、所在地を含んだ詳細情報が記録されている。索引データs1には、当該データが属する施設種類番号が記録されている(例えば、s1=1の場合、当該データが飲食店情報データベースDB12に収納されていることを示し、s1=2の場合、当該データが宿泊施設情報データベースDB13に収納されていることを示す)。索引データs2には、当該データが属する施設グループ番号が記録されている(例えば、s2=1の場合、当該データが和風のデータベースDB121に収納されていることを示し、s2=2の場合、当該データが中華のデータベースDB122に収納されていることを示す)。索引データs3(s3=[k1 k2 k3 …])が整数行列であり、行列の構成要素k1、k2、k3などが「使用目的」におけるキーワード番号(例えば、飲食店の場合、1:「食事」、2:「カラオケ」、3:「宴会」、…)が記録されている(例えば、s1=1、s3=[1 2]の場合、当該データに記録された施設が「食事」と「カラオケ」の使用目的に応じられることを表す)。索引データs4(s4=[k1 k2 k3 …])が整数行列であり、行列の構成要素k1、k2、k3などが「サービス」におけるキーワード番号(例えば、飲食店の場合、1:「日替わりメニュー」、2:「特別注文メニュー」、3:「時間帯割引」、…)が記録されている(例えば、s1=1、s4=[1 3]の場合、当該データに記録された施設が「日替わりメニュー」と「時間帯割引」のサービスが提供されることを表す)。索引データs5(s5=[k1 k2 k3 …])が整数行列であり、行列の構成要素k1、k2、k3などが「設備特徴」におけるキーワード番号(例えば、飲食店の場合、1:「眺めが良い」、2:「宴会席あり」、3:「個室あり」、…)が記録されている(例えば、s1=1、s5=[2]の場合、当該データに記録された施設が「宴会席あり」という設備特徴を有することを表す)。
【0051】
図3dは、「旭レストラン」という飲食店の情報を記録したデータ例を示す表である。図3dに示したように、データ本体dには、旭レストランの名称、住所、電話番号及び営業時間が記録されており、各索引データの値によれば、旭レストランが飲食店(s1=1)における「和風レストラン」(s2=1)であり、「食事」と「カラオケ」(s3=[1 2])の使用目的に応じられ、「日替わりメニュー」と「特別注文メニュー」(s4=[1 2])などのサービスが提供され、「眺めが良い」と「個室あり」((s5=[1 3])という設備特徴を有する。
【0052】
また、図3eは、「温泉荘」という旅館の情報を記録したデータ例を示している。図3eに示したように、データ本体dには、温泉荘の名称、住所、電話番号及びホームページのアドレスが記録されており、各索引データの値によれば、温泉荘は宿泊施設(s1=2)における「旅館」(s2=3)であり、「宿泊」、「食事」及び「温泉利用」(s3=[1 2 3])の使用目的に応じられ、「長期利用プラン」(s4=[1])のサービスが提供され、「海に近い」(s5=[1])という設備特徴を有する。
【0053】
図4は、本発明の実施の形態に係る情報端末装置に採用されている検索パラメータを示す表である。検索パラメータは図2に示した各検索画面から入力された検索条件を記録したデータである。図4に示したように、Jは「施設の種類」から指定された施設の種類と対応しているデータベースの施設種類番号を記録する検索パラメータである(例えば、「お気に入り」が指定された場合、J=0、「飲食店」が指定された場合、J=1、「宿泊施設」が指定された場合、J=2、「ショッピング施設」が指定された場合、J=3、「スポーツ施設」が指定された場合、J=4)。G(=[m1 m2 m3 …])は施設グループから指定された1つまたは1つ以上の施設グループと対応しているデータベースの施設グループ番号を記録する検索パラメータ行列であり、行列の構成要素(m1、m2、m3など)が指定された施設グループ番号をそれぞれ記録している(例えば、「飲食店」における「和風レストラン」と「中華レストラン」が指定された場合、G=「1 2」、「宿泊施設」における「ビジネスホテル」が指定された場合、G=[1]、指定のない場合、G=[0])。KU(=[m1 m2 m3 …])は「使用目的」から指定された1つまたは1つ以上のキーワードの番号を表す検索パラメータ行列であり、行列の構成要素(m1、m2、m3など)が指定されたキーワードの番号をそれぞれ記録している(例えば、「飲食店」における「食事」と「カラオケ」が指定された場合、KU=[1 2]、「宿泊施設」における「宿泊」と[食事]が指定された場合、KU=[1 2]、指定のない場合、KU=[0])。KV(=[m1 m2 m3 …])は「サービス」から指定された1つまたは1つ以上のキーワードの番号を記録する検索パラメータ行列であり、行列の構成要素(m1、m2、m3など)が指定されたキーワードの番号をそれぞれ記録している(例えば、「飲食店」における「時間帯割引」が指定された場合、KV=[3]、「宿泊施設」における「シルバー割引」と[託児サービス]が指定された場合、KV=[2 3]、指定のない場合、KV=[0])。KW(=[m1 m2 m3 …])は「設備特徴」から指定された1つまたは1つ以上のキーワードの番号を表す検索パラメータ行列であり、行列の構成要素(m1、m2、m3など)が指定されたキーワードの番号をそれぞれ記録している(例えば、「飲食店」における「眺めが良い」と「宴会席あり」が指定された場合、KW=[1 2]、「宿泊施設」における「海に近い」が指定された場合、KW=[1]、指定のない場合、KW=[0])。
【0054】
Rは「検索エリア」を表す検索パラメータであり、R=1が「自宅周辺」を表し、R=2が「目的地周辺」を表し、R=3が「ルート周辺」を表し、R=4が「区域選択」を表す。また、入力される検索距離の値がDの値となる。
【0055】
次に、本発明の実施の形態に係る情報端末装置10におけるCPU19cが行う一部の処理動作を図5a、図5bに示したフローチャートに基づいて説明する。図5aに示したように、まず、各検索パラメータをクリアする(J=0、G=[0]、KU=[0]、KV=[0]、KW=[0]、R=0 D=10km)などの初期化処理を行い、検索画面を表示し(ステップS1)、その後ステップS2に進む。ステップS2では、「お気に入り」が選択されたか否かを判断し、「お気に入り」が選択されたと判断した場合、データベースDB11に格納されている施設情報を表示し(ステップS3)、その後処理F(図9)に進み、他方、「お気に入り」が選択されていないと判断した場合、ステップS4に進む。ステップS4では、「施設の種類」から指定された施設の種類(「飲食店」、「宿泊施設」、「ショッピング施設」などの内の1つ)の施設種類番号を検索パラメータJの値とし、その後ステップS5に進む。ステップS5では、指定された前記施設の種類における施設グループのリストを表示し、その後ステップS6に進む。ステップS6では、指定された前記施設の種類における「使用目的」、「サービス」及び「設備特徴」のそれぞれに設けられたキーワードを選択可能にし、その後ステップS7に進む。ステップS7では、「検索エリア」と「検索距離」を選択可能にし、その後ステップS8に進む。ステップS8では、施設グループが指定されたか否かを判断し、施設グループが指定されていないと判断した場合、ステップS9を飛ばしてステップS10に進み、他方、施設グループが指定されたと判断した場合、ステップS9に進む。ステップS9では、指定された各施設グループが格納されているデータベースの番号をそれぞれ検索パラメータGの構成要素の値とし、その後ステップS10に進む。ステップS10では、「使用目的」におけるキーワードが指定されたか否かを判断し、前記キーワードが指定されていないと判断した場合、ステップS11を飛ばしてステップS12に進み、他方、前記キーワードが指定されたと判断した場合、ステップS11に進む。ステップS11では、指定された各キーワードの番号をそれぞれ検索パラメータKUの構成要素の値とし、その後ステップS12に進む。ステップS12では、「サービス」におけるキーワードが指定されたか否かを判断し、前記キーワードが指定されていないと判断した場合、ステップS13を飛ばしてステップS14に進み、他方、前記キーワードが指定されたと判断した場合、ステップS13に進む。ステップS13では、指定された各キーワードの番号をそれぞれ行列KVの構成要素の値とし、その後ステップS14に進む。図5bに示したように、ステップS14では、「設備特徴」におけるキーワードが指定されたか否かを判断し、前記キーワードが指定されていないと判断した場合、ステップS15を飛ばしてステップS16に進み、他方、前記キーワードが指定されたと判断した場合、ステップS15に進む。ステップS15では、指定された各キーワードの番号をそれぞれ行列KWの構成要素の値とし、その後ステップS16に進む。ステップS16では、「検索エリア」が指定されたか否かを判断し、検索エリアが指定されていないと判断した場合、ステップS17を飛ばしてステップS18に進み、他方、検索エリアが指定されたと判断した場合、ステップS17に進む。ステップS17では、指定された検索エリア番号をRの値とし、その後ステップS18に進む。ステップS18では、「検索距離」が入力されたか否かを判断し、検索距離が入力されていないと判断した場合、ステップS20に進み、他方、検索距離が入力されたと判断した場合、ステップS19に進む。ステップS19では、入力された検索距離をDの値とし、その後ステップS20に進む。ステップS20では、「施設登録」が選択されたか否かを判断し、「施設登録」が選択されたと判断した場合、処理R(図10)に進み、他方、「施設登録」が選択されていないと判断した場合、テップS21に進む。ステップS21では、指定されたすべての検索条件を確認させる画面(図2j)を表示し、その後ステップS22に進む。ステップS22では、「検索実行」が指定されたか否かを判断し、「検索実行」が指定されたと判断した場合、処理A(図6)に進み、他方、「検索実行」が指定されていないと判断した場合、ステップS23に進む。ステップS23では、「戻る」が指定されたか否かを判断し、「戻る」が指定されたと判断した場合、ステップS8(図5a)に戻り、他方、「戻る」が指定されていないと判断した場合、ステップS22に戻る。
【0056】
引き続き、CPU19cが行う一部の処理動作(A)を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS30では、施設情報データベースDB1の中から、施設種類番号が検索パラメータJの値と同じデータベース(DB11、DB12、DB13、…の内のいずれか)を検出してデータベースdkとし、その後ステップS31に進む。ステップS31では、検索パラメータGの値が0ではないか否かを判断し、検索パラメータGの値が0ではない(即ち、施設グループが指定された)と判断した場合、ステップS33に進み、他方、検索パラメータGの値が0である(即ち、施設グループが指定されていない)と判断した場合、データベースdkをデータベースdgとし(ステップS32)、その後ステップS33に進む。ステップS33では、データベースdkの中から、施設グループ番号が検索パラメータG中の構成要素と同じデータベースをそれぞれ検出しデータベースdgとし、その後ステップS34に進む。ステップS34では、「AND検索」が指定されたか否かを判断し、「AND検索」が指定されていないと判断した場合、処理B(図7)に進む、他方、「AND検索」が指定されたと判断した場合、ステップS35に進む。ステップS35では、検索パラメータKUの値が0ではないか否かを判断し、検索パラメータKUの値が0である(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定されていない)と判断した場合、ステップS36を飛ばしてステップS37に進み、他方、検索パラメータKUの値が0ではない(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定された)と判断した場合、ステップS36に進む。ステップS36では、データベースdgの中から、索引データs3の値が検索パラメータKUの値と同じデータ(dg1)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg1)が検出されていないと判断した場合、処理C(図8)に進み、他方、該データ(dg1)が検出されたと判断した場合、ステップS37に進む。ステップS37では、行列KVの値が0でないか否かを判断し、行列KVの値が0である(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定されていない)と判断した場合、ステップS38を飛ばしてステップS39に進み、他方、KVの値が0ではない(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定された)と判断した場合、ステップS38に進む。ステップS38では、データdg1の中から、索引データs4の値が行列KVの値と同じデータ(dg2)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg2)が検出されていないと判断した場合、処理Cに進み、他方、該データ(dg2)が検出されたと判断した場合、ステップS39に進む。ステップS39では、行列KWの値が0でないか否かを判断し、KWの値が0である(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定されていない)と判断した場合、ステップS40を飛ばしてステップS41に進み、他方、KWの値が0ではない(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定された)と判断した場合、ステップS40に進む。ステップS40では、データdg2の中から、索引データs5の値がKWの値と同じデータ(dg3)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg3)が検出されていないと判断した場合、処理Cに進み、他方、該データ(dg3)が検出されたと判断した場合、ステップS41に進む。ステップS41では、データdg3の中から、RとDの値に指定されたエリアに存在する施設のデータ(dr)が検出されたか否かを判断し、該データ(dr)が検出されたと判断した場合、検索結果としてデータ(dr)を画面に表示し(ステップS43)、その後処理F(図9)に進み、他方、前記データ(dr)が検出されていないと判断した場合、ステップS42に進む。ステップS42では、dg3の中に、施設の所在地が指定エリアに一番近い施設のデータを参照情報として画面に表示し、その後処理Fに進む。
【0057】
引き続き、CPU19cが行う一部の処理動作(B)を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS50では、「OR検索」が指定されたか否かを判断し、「OR検索」が指定されていないと判断した場合、ステップS34に戻り、他方、「OR検索」が指定されたと判断した場合、ステップS51に進む。ステップS51では、検索パラメータKUの値が0でないか否かを判断し、検索パラメータKUの値が0であると判断した場合(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS52とステップS53を飛ばしてステップS54に進み、他方、検索パラメータKUの値が0でないと判断した場合(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定された)、ステップS52に進む。ステップS52では、データベースdgの中から、索引データs3の値が検索パラメータKUの値と同じデータ(dg1)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg1)が検出されていないと判断した場合、ステップS53を飛ばしてステップS54に進み、他方、該データ(dg1)が検出されたと判断した場合、ステップS53に進む。ステップS53では、データdg1をデータdrに加え、その後ステップS54に進む。ステップS54では、行列KVの値が0でないか否かを判断し、行列KVの値が0であると判断した場合(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS57へ飛び、他方、行列KVの値が0ではないと判断した場合(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定された)、ステップS55に進む。ステップS55では、データベースdgの中から、索引データs4の値がKVの値と同じデータ(dg2)が検出されたか否かを判断し、該データ(dg2)が検出されていないと判断した場合、ステップS56を飛ばしてステップS57に進み、他方、該データ(dg2)が検出されたと判断した場合、ステップS56に進む。ステップS56では、データdg2をデータdrに加え、その後ステップS57に進む。ステップS57では、行列KWの値が0ではないか否かを判断し、KWの値が0であると判断した場合(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS61へ飛び、他方、KWの値が0ではないと判断した場合(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定された)、ステップS58に進む。ステップS58では、データベースdgの中から、索引データs5の値がKWの値と同じデータ(dg3)が検出されたか否かを判断し、データdg3が検出されていないと判断した場合、ステップS61へ飛び、他方、データdg3が検出されたと判断した場合、ステップS59に進む。ステップS59では、データdg3をデータdrに加え、その後ステップS60に進む。ステップS60では、データdrの中から、検索パラメータRとDに指定されたエリアに存在する施設のデータ(dr1)が検出されたか否かを判断し、データdr1が検出されたと判断した場合、ステップS62に進む。ステップS62では、検索結果としてデータdr1を画面に表示し、その後処理F(図9)進む。他方、ステップS60において、データdr1が検出されていないと判断した場合、データdr中所在地が指定されたエリアに一番近い施設のデータを参照情報として画面に表示し(ステップS63)、その後動作Fに進む。一方、ステップS61では、データdg1又はdg2が検出されたか否かを判断し、データdg1又はdg2が検出されたと判断した場合、ステップS60に戻り、他方、データdg1又はdg2が検出されていないと判断した場合、検索結果が検出されていないことを画面に表示し(ステップS64)、その後処理Fに進む。
【0058】
引き続き、CPU19cが行う一部の処理動作(C)を図8に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS70では、検索結果が検出されていないことを画面に表示し、その後ステップS71に進む。ステップS71では、検索パラメータKUの値が0でないか否かを判断し、検索パラメータKUの値が0であると判断した場合(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS75へ飛び、他方、検索パラメータKUの値が0ではないと判断した場合(即ち、「使用目的」におけるキーワードが指定された)、ステップS72に進み、ステップS72では、データベースdgの中から、索引データs3の値が検索パラメータKUの値と同じデータ(dg1)が検出されたか否かを判断し、データdg1が検出されていないと判断した場合、ステップS75へ飛び、他方、データdg1が検出されたと判断した場合、ステップS73に進む。ステップS73では、データdg1の中から、指定されたエリアに存在する施設のデータdg11が検出されたか否かを判断し、データdg11が検出されていないと判断した場合、ステップS74を飛ばしてステップS75に進み、他方、データdg11が検出されたと判断した場合、ステップS74に進む。ステップS74では、参考結果として「使用目的」の検索条件を満たす施設としてデータdg11を画面に表示し、その後ステップS75に進む。ステップS75では、検索パラメータKVの値が0でないか否かを判断し、検索パラメータKVの値が0であると判断した場合(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定されていない)、ステップS79へ飛び、他方、検索パラメータKVの値が0ではないと判断した場合(即ち、「サービス」におけるキーワードが指定された)、ステップS76に進み、ステップS76では、データベースdgの中から、索引データs4の値が検索パラメータKVの値と同じデータ(dg2)が検出されたか否かを判断し、データdg2が検出されていないと判断した場合、ステップS79へ飛び、他方、データdg2が検出されたと判断した場合、ステップS77に進む。ステップS77では、データdg2の中から、指定されたエリアに存在する施設のデータdg21が検出されたか否かを判断し、データdg21が検出されていないと判断した場合、ステップS78を飛ばしてステップS79に進み、他方、データdg21が検出されたと判断した場合、ステップS78に進む。ステップS78では、参考結果として「サービス」の検索条件を満たす施設としてデータdg21を画面に表示し、その後ステップS79に進む。ステップS79では、検索パラメータKWの値が0でないか否かを判断し、検索パラメータKWの値が0であると判断した場合(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定されていない)、処理Fに進み、他方、検索パラメータKWの値が0ではないと判断した場合(即ち、「設備特徴」におけるキーワードが指定された)、ステップS80に進む。ステップS80では、データベースdgの中から、索引データs5の値が検索パラメータKWの値と同じデータ(dg3)が検出されたか否かを判断し、データdg3が検出されていないと判断した場合、処理F(図9)に進み、他方、データdg3が検出されたと判断した場合、ステップS81に進む。ステップS81では、データdg3の中から、指定されたエリアに存在する施設のデータdg31が検出されたか否かを判断し、データdg31が検出されていないと判断した場合、処理Fに進み、他方、データdg31が検出されたと判断した場合、ステップS82に進む。ステップS82では、参考結果として「設備特徴」の検索条件を満たす施設としてデータdg31を画面に表示し、その後処理Fに進む。
【0059】
引き続き、CPU19cが行う一部の処理動作(F)を図9に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS90では、検索結果又は参照結果とする施設が表示されたか否かを判断し、前記施設が表示されていないと判断した場合、ステップS96へ飛び、他方、前記施設が表示されたと判断した場合、ステップS91に進む。ステップS91では、表示されている施設が選択されているか否かを判断し、前記施設が選択されていないと判断した場合、ステップS96へ飛び、他方、前記施設が選択されたと判断した場合、ステップS92に進む。ステップS92では、「メモリ地点とする」が選択されたか否かを判断し、「メモリ地点とする」が選択されていないと判断した場合、ステップS94へ飛び、他方、「メモリ地点とする」が選択されたと判断した場合、ステップS93に進む。ステップS93では、選択された施設のデータをお気に入りデータベース(DB11)に加え、ステップS94に進む。ステップS94では、「目的地とする」が選択されたか否かを判断し、「目的地とする」が選択されていないと判断した場合、ステップS95を飛ばしてステップS96に進み、他方、「目的地とする」が選択されたと判断した場合、ステップS95に進む。ステップS95では、経路探索を行い、地図情報と共に経路情報を画面に表示し、その後ステップS96に進む。ステップS96では、「戻る」が選択されたか否かを判断し、「戻る」が選択されていないと判断した場合、ステップS90へ戻り、他方、「戻る」が選択されたと判断した場合、ステップS1へ戻る。
【0060】
次に、既知の施設情報を登録させる場合、CPU19cが行う処理動作(R)を図10に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS100では、施設情報の入力欄(図2o)を画面上に表示し、その後ステップS101に進む。ステップS101では、施設の名称と所在地が入力されたか否かを確認し、施設の名称と所在地が入力されていないと判断した場合、ステップS101に戻り、他方、施設の名称と所在地が入力されたと判断した場合、ステップS102に進む。ステップS102では、「登録」が選択されたか否かを判断し、「登録」が選択されていないと判断した場合、ステップS103に進み、他方、「登録」が選択されたと判断した場合、ステップS104に進む。ステップS103では、「戻る」が選択されたか否かを判断し、「戻る」が選択されていないと判断した場合、ステップS103に戻り、他方、「戻る」が選択されたと判断した場合、ステップS20に戻る。一方、ステップS104では、前記表示された入力欄から入力された施設の名称と所在地などの詳細情報を新しい施設情報データndのデータ本体dに記録させ、その後ステップS105に進む。ステップS105では、検索パラメータJの値をデータndの索引データs1の値とし、その後ステップS106に進む。ステップS106では、検索パラメータGの値をデータndの索引データs2の値とし、その後ステップS107に進む。ステップS107では、検索パラメータKUの値をデータndの索引データs3の値とし、その後ステップS108に進む。ステップS108では、検索パラメータKVの値をデータndの索引データs4の値とし、その後ステップS109に進む。ステップS109では、検索パラメータKWの値をデータndの索引データs5の値とし、その後ステップS110に進む。ステップS110では、データndをデータベースDB1下のJ番のデータベース下のG番のデータベースに加え、その後ステップS1に戻る(表示画面を初期画面(図2aに戻せる)。
【0061】
上記実施の形態に係る情報端末装置によれば、施設の種類とグループが指定されるだけではなく、使用目的、サービス条件と設備特徴条件も検索条件とされるため、ユーザ所望の条件により近い施設を容易に検索することができる。また、検索条件を同一の画面で予め用意されている項目から指定することにより、検索条件が入力されるため、ユーザに手間を取らせることなく施設の検索ができる。また、指定された検索エリア内において施設が検出されていないと判断した場合、検出されなかったことをユーザに通知すると共に検索エリアに一番近い施設が参考情報として出力されるため、ユーザに有効な情報を提供することができる。また、指定された「AND」検索方式で施設が検出されていない場合、「使用目的」、「サービス」、「設備特徴」の各々に対して検索を行った結果が表示されるため、ユーザに参考となる情報を提供することができる。さらに、施設検索と同様な操作手順で既知施設情報が施設情報データベースDB1に登録されるため、ユーザは新しい施設の情報または一般的に知られていない施設情報を簡単に登録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報端末装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2a】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2b】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2c】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2d】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2e】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2f】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2g】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2h】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2i】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2j】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2k】本発明の実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2l】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2m】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2n】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の検索画面の例を示す図である。
【図2o】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報の登録画面の例を示す図である。
【図3a】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データベースの構成を示す表である。
【図3b】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データベースの構成を示す表である。
【図3c】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データの構成を示す表である。
【図3d】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データの例を示す表である。
【図3e】実施の形態に係る情報端末装置における施設情報データの例を示す表である。
【図4】実施の形態に係る情報端末装置に採用されている検索パラメータを示す表である。
【図5a】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図5b】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態に係る情報端末装置におけるCPUが行う一部の処理動作を示すフローチャートである。
【図11】特許文献1に開示されているナビゲーション装置の施設検索画面を示す図である。
【図12】特許文献2に開示されているナビゲーション装置における使用目的によってグループ化された施設のカテゴリーを示す表である。
【符号の説明】
【0063】
10 情報端末装置
11 GPS受信機
12 車速センサ
13 ジャイロセンサ
14 送受信手段
15 記憶装置
16 操作&表示手段
16a 液晶ディスプレイ
16b 操作ボタン
16c タッチパネル
16d リモコン
17 音声合成手段
18 画像合成手段
19 マイクロコンピュータ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図情報及び施設情報をディスプレイ上に表示し、経路誘導を行うナビゲーション機能を有する情報端末装置において、
予め設定された施設に関する複数の情報を表す複数の検索条件の中からユーザ所望の検索条件を指定させるための検索パラメータ入力手段と、
前記複数の検索条件の内少なくとも1つの条件と対応している索引データが付加された施設情報データを記憶している施設情報記憶手段と、
前記検索パラメータ入力手段を介して指定された検索条件に従って、施設を検索する施設情報検索手段と、
該施設情報検索手段の検索結果をディスプレイ上に表示させる施設情報出力手段とを備えていることを特徴とする情報端末装置。
【請求項2】
前記検索条件の中に、施設の種類名と各種類における施設グループ名が含まれている他に、種類別に設定された使用目的、施設のサービス内容及び施設の設備特徴をそれぞれ表す複数のキーワードが含まれていることを特徴とする請求項1記載の情報端末装置。
【請求項3】
前記施設情報記憶手段に、施設の所在地を含む施設の詳細情報を表すデータに前記索引データが付加された施設情報データが記憶されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報端末装置。
【請求項4】
前記検索パラメータ入力手段が、予め用意された選択項目を指定させることにより、前記検索条件を入力させるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項5】
前記検索パラメータ入力手段が、エリア条件を入力させるものであることを特徴とする請求項4記載の情報端末装置。
【請求項6】
前記検索パラメータ入力手段を介して、前記使用目的と、前記施設のサービス内容と、前記施設の設備特徴との「AND」検索方式、及び「OR」検索方式が指定可能であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の情報端末装置。
【請求項7】
前記施設情報検索手段が、指定された「AND」検索方式又は「OR」検索方式に基づいて、指定された検索条件と一致する索引データを有する施設情報データを検出し、さらに、検出された該施設情報データの中から、指定されたエリア条件を満たす施設情報データを検出するように検索を行うものであることを特徴とする請求項6記載の情報端末装置。
【請求項8】
前記検索結果から施設名を選択すると該施設に関する詳細情報が表示されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項9】
前記「AND」検索方式又は前記「OR」検索方式による検索結果から前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、前記検索結果の中に前記エリアに一番近い所在地の施設が出力されることを特徴とする請求項8記載の情報端末装置。
【請求項10】
前記「AND」検索方式により、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、指定された使用目的、指定された施設のサービス内容、及び指定された施設の設備特徴に対して、別々に検索を行った結果が出力されることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の情報端末装置。
【請求項11】
前記検索結果から選択された施設の所在地を経路案内の目的地に設定することが可能であることを特徴とする請求項8〜10のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項12】
前記検索結果から選択された施設をメモリすることが可能であることを特徴とする請求項8〜11のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項13】
前記検索パラメータ入力手段を介して、前記種類名、前記グループ名、前記使用目的、前記施設のサービス内容及び前記施設の設備特徴に該当するものをそれぞれ指定することにより、既知施設を登録し、前記施設情報記憶手段に記憶させることが可能であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項1】
地図情報及び施設情報をディスプレイ上に表示し、経路誘導を行うナビゲーション機能を有する情報端末装置において、
予め設定された施設に関する複数の情報を表す複数の検索条件の中からユーザ所望の検索条件を指定させるための検索パラメータ入力手段と、
前記複数の検索条件の内少なくとも1つの条件と対応している索引データが付加された施設情報データを記憶している施設情報記憶手段と、
前記検索パラメータ入力手段を介して指定された検索条件に従って、施設を検索する施設情報検索手段と、
該施設情報検索手段の検索結果をディスプレイ上に表示させる施設情報出力手段とを備えていることを特徴とする情報端末装置。
【請求項2】
前記検索条件の中に、施設の種類名と各種類における施設グループ名が含まれている他に、種類別に設定された使用目的、施設のサービス内容及び施設の設備特徴をそれぞれ表す複数のキーワードが含まれていることを特徴とする請求項1記載の情報端末装置。
【請求項3】
前記施設情報記憶手段に、施設の所在地を含む施設の詳細情報を表すデータに前記索引データが付加された施設情報データが記憶されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報端末装置。
【請求項4】
前記検索パラメータ入力手段が、予め用意された選択項目を指定させることにより、前記検索条件を入力させるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項5】
前記検索パラメータ入力手段が、エリア条件を入力させるものであることを特徴とする請求項4記載の情報端末装置。
【請求項6】
前記検索パラメータ入力手段を介して、前記使用目的と、前記施設のサービス内容と、前記施設の設備特徴との「AND」検索方式、及び「OR」検索方式が指定可能であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の情報端末装置。
【請求項7】
前記施設情報検索手段が、指定された「AND」検索方式又は「OR」検索方式に基づいて、指定された検索条件と一致する索引データを有する施設情報データを検出し、さらに、検出された該施設情報データの中から、指定されたエリア条件を満たす施設情報データを検出するように検索を行うものであることを特徴とする請求項6記載の情報端末装置。
【請求項8】
前記検索結果から施設名を選択すると該施設に関する詳細情報が表示されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項9】
前記「AND」検索方式又は前記「OR」検索方式による検索結果から前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、前記エリア条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、前記検索結果の中に前記エリアに一番近い所在地の施設が出力されることを特徴とする請求項8記載の情報端末装置。
【請求項10】
前記「AND」検索方式により、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかった場合、指定された条件を満たす施設情報データが検出されなかったことを知らせる通知が出力されるとともに、指定された使用目的、指定された施設のサービス内容、及び指定された施設の設備特徴に対して、別々に検索を行った結果が出力されることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の情報端末装置。
【請求項11】
前記検索結果から選択された施設の所在地を経路案内の目的地に設定することが可能であることを特徴とする請求項8〜10のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項12】
前記検索結果から選択された施設をメモリすることが可能であることを特徴とする請求項8〜11のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【請求項13】
前記検索パラメータ入力手段を介して、前記種類名、前記グループ名、前記使用目的、前記施設のサービス内容及び前記施設の設備特徴に該当するものをそれぞれ指定することにより、既知施設を登録し、前記施設情報記憶手段に記憶させることが可能であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載の情報端末装置。
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図2e】
【図2f】
【図2g】
【図2h】
【図2i】
【図2j】
【図2k】
【図2l】
【図2m】
【図2n】
【図2o】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図3e】
【図4】
【図5a】
【図5b】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図2e】
【図2f】
【図2g】
【図2h】
【図2i】
【図2j】
【図2k】
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【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−162516(P2006−162516A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−357056(P2004−357056)
【出願日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】
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