説明

接点入力回路

【課題】閾値電圧設定回路の抵抗器の開放故障に対するフェールセーフ性を確保し、且つ、検査信号がオフ制御されたときの消費電力を低減できる接点入力回路の実現。
【解決手段】接点入力回路10は、接点の開閉状態を示す入力信号が入力される正入力端子11と負入力端子12との間に、第1抵抗器R1、第3抵抗器R3及び第4抵抗器R4が直列接続されている。そして、直列接続された第3抵抗器R3及び第4抵抗器R4に対して、第2抵抗器R2、第1フォトカプラP1のフォトダイオードPd1及び第2フォトカプラP2のフォトトランジスタPt2が順方向に直列接続されてなる第2回路部16が並列接続されている。また、第4抵抗器R4に対して、第2フォトカプラP2のフォトダイオードPd2及び第3フォトカプラP3のフォトトランジスタPt3が順方向に直列接続されてなる第1回路部15が並列接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接点の開閉状態を示す入力信号に応じた出力信号を出力する接点入力回路に関する。
【背景技術】
【0002】
駅構内などで列車運行の安全を確保する電子連動装置は、転てつ機や信号機など遠隔の現場機器からその動作状態(現場機器などが有するリレー接点の開閉状態)を示す入力信号を受信し、該入力信号が示す現場機器の動作状態に基づいて安全確保のための論理処理を行っている。かかる電子連動装置では、故障が発生しても該故障によって乗客が危険な事態に陥らないようにするフェールセーフ対策が施されており、現場機器の動作状態を入力する入力回路においても、フェールセーフな入力が求められる。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されたフェールセーフ入力回路では、ノイズの影響を受け難くするために、閾値電圧以下を不感知とするための閾値電圧設定回路を介して現場機器からの入力信号を取り込むとともに、閾値電圧設定回路が正常に動作しているか否かを検査する機能を備えている。しかしながら、特許文献1に開示された回路では、フェールセーフ検査信号がパルス的にオン制御されたとき以外は入力接点に電流が流れない。そのため、入力接点が閉成時には連続して電流を流して接点表面の酸化膜を破壊して接点接触抵抗を増大させないようにする接点ウェッティング効果が期待できず、接触不良の可能性を低減して信頼性を高める観点からは問題があった。
【0004】
そこで、特許文献2に開示された接点入力回路のように、閾値電圧設定回路の抵抗器の開放故障に対するフェールセーフ性を確保しつつ、接点の接触信頼性の向上を図った構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−80851号公報
【特許文献2】特開2008−61207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2に開示された接点入力回路では、検査信号がパルス的にオン制御されたときに流れる制御用電流と、検査信号がオフ制御されたときに流れる接点ウェッティング電流の値が殆ど等しい。通常、制御用電流は大きな値が設定される。制御用電流と接点ウェッティング電流とがほぼ等しいため、検査信号がオフ制御されたときの消費電力が大きく、発熱量も大きいという問題があった
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、閾値電圧設定回路の抵抗器の開放故障に対するフェールセーフ性を確保し、且つ、検査信号がオフ制御されたときの消費電力を低減することのできる接点入力回路を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための第1の形態は、
検査信号入力端子に検査信号が入力された際に、正入力端子と負入力端子との間に入力される接点の開閉状態を示す入力信号に応じた出力信号を出力端子から出力する接点入力回路であって、
前記正入力端子と前記負入力端子との間に直列接続された第1抵抗器、第3抵抗器及び第4抵抗器と、
前記第4抵抗器に対して並列接続され、前記検査信号入力端子に前記検査信号が入力された場合に前記第4抵抗器の通流をバイパスさせる第1回路部と、
前記第1回路部によるバイパス電流の有無に応じて、前記直列接続された第3抵抗器及び第4抵抗器に対して第2抵抗器を並列投入する第2回路部と、
を備え、前記第2抵抗器を通じた電流の有無に応じて、前記出力端子から前記出力信号を出力する接点入力回路である。
【0009】
この第1の形態によれば、検査信号入力端子に検査信号が入力されない場合には、正入力端子と負入力端子との間に直列接続された第1抵抗器、第3抵抗器及び第4抵抗器を経由する経路に、入力端子間の入力信号に応じた電流が流れる。一方、検査信号が入力された場合には、第4抵抗器の通流が、第4抵抗器に対して並列接続された第1回路部にバイパスされる。つまり、第1抵抗器、第3抵抗器及び第1回路部を経由する経路に、入力端子間の入力信号に応じた電流が流れる。これにより、検査信号の入力有無に関わらず、常時、正入力端子と負入力端子との間に電流が流れて、接点の信頼性を維持するための接点ウェッティングがなされる。
【0010】
またこのとき、例えば、第4抵抗器の抵抗値を充分大きくすることで、検査信号が入力されていないときの電流(ウェッティング電流)を小さくすることができ、消費電力の低減を図ることができる。
【0011】
また、例えば、第3抵抗器が開放故障したときには、入力端子間に電流が流れない。つまり、入力信号が入力されない場合と同じ出力信号となるため、フェールセーフが実現される。
【0012】
より具体的な回路構成の例として、第2の形態として、第1の形態の接点入力回路であって、
前記第2回路部は、前記第2抵抗器と、第1フォトカプラの第1フォトダイオードと、第2フォトカプラの第2フォトトランジスタとを前記正入力端子及び前記負入力端子の極性に対して順方向に直列接続して有するとともに、直列接続された前記第1フォトダイオード及び前記第2フォトトランジスタに対して第1ダイオードを逆並列に接続して有して構成され、
前記第1回路部は、前記第2フォトカプラの第2フォトダイオードと、第3フォトカプラの第3フォトトランジスタとを前記正入力端子及び前記負入力端子の極性に対して順方向に直列接続して有するとともに、直列接続された前記第2フォトダイオード及び前記第3フォトトランジスタに対して第2ダイオードを逆並列に接続して有して構成され、
前記第3フォトカプラの第3フォトダイオードに前記検査信号に応じた電流が通流され、
前記第1フォトカプラの第1フォトトランジスタがオン/オフされることで、前記出力端子から前記出力信号を出力する、
接点入力回路を構成しても良い。
【0013】
また、第3の形態として、第2の形態の接点入力回路であって、
前記第1〜第3フォトカプラそれぞれを、フォトモスリレーなどの光半導体素子に代えて構成した接点入力回路を構成しても良い。
【0014】
第4の形態は、第1〜第3の何れかの形態の接点入力回路であって、
前記第2抵抗器及び前記第3抵抗器は略同一の抵抗値を有してなる、
接点入力回路である。
【0015】
この第4の形態によれば、第2抵抗域と第3抵抗器は略同一の抵抗値を有してなるため、検査信号が入力された場合には、第1抵抗器に流れる電流が、第3抵抗器及び第2抵抗器それぞれに均等に分流される。これにより、第1回路部及び第2回路部の動作を安定させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】接点入力回路の接続状態を示すブロック図。
【図2】接点入力回路の回路図。
【図3】検査信号がオフ制御時の接点入力回路の動作の説明図。
【図4】検査信号がオン制御時の接点入力回路の動作の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。但し、本発明の適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。
【0018】
[構成]
図1は、本実施形態の接点入力回路10の接続状態を示すブロック図である。図1によれば、接点入力回路10は、正入力端子11と、負入力端子12と、検査信号入力端子14と、出力端子13とを有している。
【0019】
正入力端子11及び負入力端子12は、入力回線を介してリレー回路20の接点に接続され、接点の開閉状態を示す入力信号が入力される。特に、リレー回路20の接点が閉成して入力条件が成立したとき、正入力端子11及び負入力端子12の間に順方向電圧が印加されるようになっている。検査信号入力端子14は、電子連動装置30に接続され、電子連動装置30からの検査信号が入力される。出力端子13は、電子連動装置30に接続され、検査信号が入力された際の接点の開閉状態を示す出力信号が電子連動装置30へ出力される。
【0020】
図2は、接点入力回路10の回路図である。同図によれば、接点入力回路10は、第1抵抗器R1と、第3抵抗器R3と、第4抵抗器R4と、第1回路部15と、第2回路部16と、入力回路部17と、出力回路部18とを備えて構成される。
【0021】
具体的には、正入力端子11と負入力端子12との間に、第1抵抗器R1、第3抵抗器R3、及び、第4抵抗器R4が直列接続されている。そして、直列接続された第3抵抗器R3及び第4抵抗器R4に対して、第2回路部16が並列接続され、第4抵抗器R4に対して、第1回路部15が並列接続されている。
【0022】
第2回路部16は、正入力端子11及び負入力端子12の極性に対して順方向に直列接続された第2抵抗器R2、第1フォトカプラP1のフォトダイオードPd1、及び、第2フォトカプラ2のフォトトランジスタPt2を有するとともに、直列接続された第1フォトカプラP1のフォトダイオードPd1及び第2フォトカプラP2のフォトトランジスタPt2に対して逆並列に接続された逆電圧保護用の第1ダイオードD1を有する。
【0023】
第1回路部15は、正入力端子11及び負入力端子12の極性に対して順方向に直列接続された第2フォトカプラP2のフォトダイオードPd2、及び、第3フォトカプラP3のフォトトランジスタPt3を有しているとともに、直列接続された第2フォトカプラP2のフォトダイオードPd2及び第3フォトカプラP3のフォトトランジスタPt3に対して、逆並列に接続された逆電圧保護用の第2ダイオードD2を有している。
【0024】
出力回路部18は、第1フォトカプラP1のフォトトランジスタPt1と、第5抵抗器R5とを有する。第1フォトカプラP1のフォトトランジスタPt1は、コレクタが第5抵抗器R5を介して電源(プルアップ電圧)、及び、出力端子13に接続されているとともに、エミッタが接地されている。
【0025】
入力回路部17は、第3フォトカプラP3のフォトダイオードPd3と、第6抵抗器R6とを有する。第3フォトカプラP3のフォトダイオードPd3は、アノードが第6抵抗器R6を介して電源(プルアップ電圧)に接続され、カソードが検査信号入力端子14に接続されている。
【0026】
このように構成される接点入力回路10において、第1抵抗器R1、及び、第3抵抗器R3は、検査信号がオン制御時の閾値電圧設定回路を形成している。また、この第1抵抗器R1及び第3抵抗器R3によって、入力回線に誘起されるノイズにより正入力端子11及び負入力端子12の間に発生するノイズ電圧を分圧し、このノイズ電圧に起因するフォトダイオードPd1の電圧降下を低減させることで、ノイズ電圧による誤動作を防止している。
【0027】
また、第1抵抗器R1及び第3抵抗器R3は、正入力端子11及び負入力端子12の間に所定の定格電圧が印加された場合に、入力回路部17の安定動作に必要な規定の電流を流すための負荷として機能する。
【0028】
また、第2抵抗器R2及び第3抵抗器R3の抵抗値は略同一である(抵抗値が完全に同じ抵抗器は物理的に作成困難であるため、ほぼ同じ場合を含む意味である。ほぼ同じ場合を含むのであれば「同じ」と表記しても良い)。これにより、第1抵抗器R1に流れる電流が、第2抵抗器R2及び第3抵抗器R3それぞれにほぼ均等に分流され、第2フォトカプラP2及び第1フォトカプラP1が安定に動作する。
【0029】
[動作]
次に、接点入力回路10の動作を説明する。
【0030】
(A)入力接点が閉成された場合
先ず、入力接点が閉成すると、正入力端子11と負入力端子12との間に順方向電圧が印加される。そして、図3に示すように、検査信号がオフ(ハイレベル)の場合には、第3フォトカプラP3のフォトダイオードPd3に電流が流れず、フォトトランジスタPt3はオフとなる。このため、第2フォトカプラP2のフォトダイオードPd2に電流が流れず、フォトトランジスタPt2はオフとなる。そして、第1フォトカプラP1のフォトダイオードPd1に電流が流れず、フォトトランジスタPt1はオフとなる。従って、出力端子13からは、ハイレベルの出力信号が出力される。またこのとき、直列接続された第1抵抗器R1、第3抵抗器R3、第4抵抗器R4の経路に電流が流れ、接点の信頼性を維持するための接点ウェッティングがなされる。
【0031】
一方、図4に示すように、検査信号がオン(ローレベル)の場合には、第3フォトカプラP3のフォトダイオードPd3に電流が流れ、フォトトランジスタPt3はオンとなる。このため、第1抵抗器R1、第3抵抗器R3、第2フォトカプラP2のフォトダイオードPd2、第3カプラP3のフォトトランジスタPt3の経路に電流が流れる。つまり、検査信号がオフの場合に第4抵抗器R4に流れていた電流が、第1回路部15に流れる(バイパスされる)ようになる。また、フォトダイオードPd2に電流が流れることからフォトトランジスタPt2はオンとなり、第1抵抗器R1、第2抵抗器R2、第1フォトカプラP1のフォトダイオードPd1、第2フォトカプラP2のフォトトランジスタPt2の経路に電流が流れる。そして、第1フォトカプラP1のフォトダイオードPd1に電流が流れることからフォトトランジスタPt1はオンとなり、出力端子13からは、ローレベルの出力信号が出力される。
【0032】
このように、検査信号のオン(ローレベル)/オフ(ハイレベル)制御に対応して、出力信号がローレベル/ハイレベルに変化する。
【0033】
(B)入力接点が閉成してしない場合
一方、入力接点が閉成せずに正入力端子11と負入力端子12の間に順方向の電圧が印加されない場合、或いは、第3抵抗器R3が開放故障した場合には、第2フォトカプラP2の第2フォトダイオードPd2に電流が流れないため、第2フォトカプラP2のフォトトランジスタPt2はオフとなる。このため、検査信号のオン(ローレベル)/オフ(ハイレベル)制御による第3フォトカプラP3のフォトトランジスタPd3のオン/オフに関わらず、第1フォトカプラP1の第1フォトトランジスタPd1には電流が流れず、第1フォトトランジスタPt1はオフとなり、出力信号はハイレベルに固定される。
【0034】
従って、検査信号をオン/オフ制御したとき、これに対応して出力信号がローレベル/ハイレベルに変化する場合は、第3抵抗器R3の開放故障が無く、且つ、入力接点が閉成していると判定することができる。一方、抵抗器R3の開放故障時には、検査信号のオン/オフに関わらず、出力信号が、入力接点が閉成されていないことを示すハイレベルに固定されるため、フェールセーフが実現される。
【0035】
[作用・効果]
このように、本実施形態の接点入力回路10では、リレー回路20の入力接点が閉成しているときには、検査信号のオン/オフ制御に関わらず、正入力端子11及び負入力端子12間に常に電流が流れて接点ウェッティングがなされる。またこのとき、検査信号がオフ制御のときに正入力端子11及び負入力端子12間に流れる電流(ウェッティング電流)の大きさは、第4抵抗器R4の抵抗値によって決まる。このため、第4抵抗器R4の抵抗値を大きくすることで、検査信号がオフ制御に流れる電流(ウェッティング電流)を小さくし、消費電力の低減を図ることができる。
【0036】
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
【0037】
例えば、直列接続された第2抵抗器R2と第1フォトカプラP1のフォトダイオードPd1と第2フォトカプラP2のフォトトランジスタPt2とは、正入力端子11と負入力端子12の極性に対して順方向となるようにして直列接続されれば良く、直列接続の並び順は任意で良い。同様に、第2フォトカプラP2のフォトダイオードPd2と第3フォトカプラP3のフォトトランジスタPt3の並び順を入れ替えても構わない。
【0038】
また、第1フォトカプラP1のフォトトランジスタPt1を有して構成した出力回路部18は、エミッタを接地し、コレクタに抵抗を介して電源に接続したコレクタ負荷型としたが、コレクタを電源に接続し、抵抗器を介してエミッタを接地し、エミッタと抵抗器との接続点から出力信号を出力するエミッタ負荷型としても良い。
【0039】
また、第1フォトカプラP1、第2フォトカプラP2及び第3フォトカプラP3のそれぞれを、フォトモスリレーなどの他の光半導体素子に替えても良い。
【符号の説明】
【0040】
10 接点入力回路
11 正入力端子、12 負入力端子、13 出力端子、14検査信号入力端子
15 第1回路部、16 第2回路部、17 入力回路部、18 出力回路部
R1〜R6 第1抵抗器
P1〜P3 フォトカプラ
Pd1〜Pd3 フォトダイオード、Pt1〜Pt3 フォトトランジスタ
D1,D2 ダイオード
20 リレー回路
30 電子連動装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査信号入力端子に検査信号が入力された際に、正入力端子と負入力端子との間に入力される接点の開閉状態を示す入力信号に応じた出力信号を出力端子から出力する接点入力回路であって、
前記正入力端子と前記負入力端子との間に直列接続された第1抵抗器、第3抵抗器及び第4抵抗器と、
前記第4抵抗器に対して並列接続され、前記検査信号入力端子に前記検査信号が入力された場合に前記第4抵抗器の通流をバイパスさせる第1回路部と、
前記第1回路部によるバイパス電流の有無に応じて、前記直列接続された第3抵抗器及び第4抵抗器に対して第2抵抗器を並列投入する第2回路部と、
を備え、前記第2抵抗器を通じた電流の有無に応じて、前記出力端子から前記出力信号を出力する接点入力回路。
【請求項2】
前記第2回路部は、前記第2抵抗器と、第1フォトカプラの第1フォトダイオードと、第2フォトカプラの第2フォトトランジスタとを前記正入力端子及び前記負入力端子の極性に対して順方向に直列接続して有するとともに、直列接続された前記第1フォトダイオード及び前記第2フォトトランジスタに対して第1ダイオードを逆並列に接続して有して構成され、
前記第1回路部は、前記第2フォトカプラの第2フォトダイオードと、第3フォトカプラの第3フォトトランジスタとを前記正入力端子及び前記負入力端子の極性に対して順方向に直列接続して有するとともに、直列接続された前記第2フォトダイオード及び前記第3フォトトランジスタに対して第2ダイオードを逆並列に接続して有して構成され、
前記第3フォトカプラの第3フォトダイオードに前記検査信号に応じた電流が通流され、
前記第1フォトカプラの第1フォトトランジスタがオン/オフされることで、前記出力端子から前記出力信号を出力する、
請求項1に記載の接点入力回路。
【請求項3】
前記第1〜第3フォトカプラそれぞれを、フォトモスリレーなどの光半導体素子に代えて構成した請求項2に記載の接点入力回路。
【請求項4】
前記第2抵抗器及び前記第3抵抗器は略同一の抵抗値を有してなる、
請求項1〜3の何れか一項に記載の接点入力回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−34044(P2013−34044A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−167985(P2011−167985)
【出願日】平成23年8月1日(2011.8.1)
【出願人】(000001292)株式会社京三製作所 (324)
【Fターム(参考)】