説明

新規なグルココルチコイド受容体アゴニスト

本発明は、式(I)の新規なグルココルチコイド受容体アゴニストならびにそれを調製するための方法および中間体に関する。本発明はまた、これらの化合物を含有する医薬組成物、1種または複数の他の治療剤とのその組合せ、さらに、いくつかの炎症性およびアレルギー性疾患、障害および状態を治療するためのその使用に関する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

[式中、
およびRは相互に独立に、H、F、Clおよびメチルから選択され、
Rは、−CH−OH、−O−CH−CN、−S−CH−CN、−O−CHF、−S−CHF、−O−CHClおよび−S−CHClから選択され、
Xは、直接結合であるか、または−O−、−S−、−CH−S−、−S−CH−、−CH−、−O−CHおよび−CH−O−から選択される部分を表し、
Arは、フェニルまたはピリジンを表し、
Arは、フェニル、ピリジン、ピリダジン、ピラジンおよびピリミジンから選択されるアリール基を表し、
は、HまたはOHであり、
は、HまたはOHであり、
は、H、CN、ハロゲン、(C〜C)アルキル、−S−(C〜C)アルキル、−CONR、−SONRおよびNHSOCHから選択され、
は、HまたはCHであり、
およびRは、同じかまたは異なり、独立にHおよび(C〜C)アルキルから選択される]
または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項2】
がFであり、RがHまたはFである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項3】
Rが−O−CHFである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項4】
ArおよびArが両方ともフェニルである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項5】
がHである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項6】
がOHである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項7】
前記OH基が、Xに対してメタ位またはパラ位にある、請求項6に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項8】
がH、Clまたは−S−CHである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項9】
Xが−O−である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項10】
式(Ia):
【化2】

[式中、
は、HまたはFであり、
Rは、−CH−OH、−O−CH−CN、−S−CH−CN、−O−CHF、−S−CHF、−O−CHClおよび−S−CHClから選択され、
Xは、直接結合であるか、または−O−、−S−、−CH−S−、−S−CH−、−CH−、−O−CHおよび−CH−O−から選択される部分を表し、
Arは、フェニルまたはピリジンを表し、
Arは、フェニル、ピリジン、ピリダジン、ピラジンおよびピリミジンから選択されるアリール基を表し、
は、HまたはOHであり、
は、HまたはOHであり、
は、H、CN、ハロゲン、(C〜C)アルキル、−S−(C〜C)アルキル、−CONR、−SONRおよびNHSOCHから選択され、
は、HまたはCHであり、
およびRは、同じかまたは異なり、独立に、Hおよび(C〜C)アルキルから選択される]
の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項11】
式(Ib):
【化3】

[式中、
は、HまたはFであり、
Rは、−CH−OH、−O−CH−CN、−S−CH−CN、−S−CHFおよび−S−CHClから選択され、
Xは、直接結合であるか、または−O−、−S−、−CH−S−、−S−CH−、−CH−および−O−CHから選択される部分を表し、
は、HまたはOHであり、
は、HまたはOHであり、
は、H、Clまたは−S−CHであり、
は、HまたはCHである]
の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項12】
式(Ic):
【化4】

[式中、
は、HまたはFであり、
Rは、−CH−OH、−O−CH−CN、−S−CH−CN、−S−CHFおよび−S−CHClから選択され、
Xは、直接結合であるか、または−O−、−S−、−CH−S−、−S−CH−、−CH−および−O−CHから選択される部分を表し、
は、HまたはOHであり、
は、HまたはClである]
の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項13】
式(Id):
【化5】

[式中、
は、HまたはFであり、
Rは、−CH−OH、−O−CH−CN、−S−CH−CN、−S−CHF、−O−CHFおよび−S−CHClから選択され、
Xは、直接結合であるか、または−O−、−S−、−CH−S−、−S−CH−、−CH−および−O−CHから選択される部分を表し、
は、HまたはOHであり、
は、HまたはOHであり、
は、H、Clまたは−S−CHであり、
は、HまたはCHである]
の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項14】
式(Ie):
【化6】

[式中、
は、HまたはFであり、
Rは、−CH−OH、−O−CH−CN、−S−CH−CN、−S−CHF、−O−CHFおよび−S−CHClから選択され、
Xは、直接結合であるか、または−O−、−S−、−CH−S−、−S−CH−、−CH−および−O−CHから選択される部分を表し、
は、HまたはOHであり、
は、HまたはClである]
の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項15】
式(If):
【化7】

[式中、
は、HまたはFであり、
Rは、−O−CH−CN、−S−CH−CN、−S−CHFおよび−O−CHFから選択され、
Xは、直接結合であるか、または−O−および−S−から選択される部分を表し;
は、OHであり;
は、Clである]
の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項16】
式(Ig):
【化8】

[式中、RはOHであり、RはClである]
の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項17】
シアノメチル(6α,11β,17α)−17−[(4−ベンジルベンゾイル)オキシ]−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,17α)−17−[(ビフェニル−4−イルカルボニル)オキシ]−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソ−17−{[4−(フェニルチオ)ベンゾイル]オキシ}アンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソ−17−[(4−フェノキシベンゾイル)オキシ]アンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソ−17−({4−[(フェニルチオ)メチル]ベンゾイル}オキシ)アンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−17−({4−[(4−ヒドロキシベンジル)チオ]ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−17−[(ビフェニル−4−イルカルボニル)オキシ]−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソ−17−{[4−(フェニルチオ)ベンゾイル]オキシ}アンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−17−[(4−ベンジルベンゾイル)オキシ]−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−[(4−{[3−(メチルチオ)−フェニル]チオ}ベンゾイル)オキシ]−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−17−[(4−{[(4−ヒドロキシフェニル)チオ]メチル}ベンゾイル)オキシ]−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
(11β,17α)−17−{[(シアノメチル)チオ]カルボニル}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾエート;
(11β,17α)−17−{[(シアノメチル)チオ]カルボニル}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−[(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)チオ]ベンゾエート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソ−17−[(4−フェノキシベンゾイル)オキシ]アンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−({4−[(3−ヒドロキシフェニル)チオ]−ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−{[4−(4−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾイル]オキシ}−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−{[4−(3−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾイル]オキシ}−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−({4−[(4−ヒドロキシフェニル)チオ]ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−{[3−ヒドロキシ−4−(フェニルチオ)ベンゾイル]オキシ}−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−17−({4−[(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)チオ]−ベンゾイル}オキシ)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−[(2−ヒドロキシ−4−フェノキシベンゾイル)オキシ]−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
(11β,17α)−9−フルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−ベンジルベンゾエート;
(11β,17α)−9−フルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−{[3−(メチルチオ)フェニル]チオ}ベンゾエート;
(11β,17α)−9−フルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−(フェニルチオ)ベンゾエート;
(11β,17α)−9−フルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−フェノキシベンゾエート;
(11β,17α)−9−フルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)−ベンゾエート;
(11β,17α)−9−フルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−[(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)チオ]ベンゾエート;
(11β,17α)−17−{[(シアノメチル)チオ]カルボニル}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−(フェニルチオ)ベンゾエート;
(11β,17α)−17−{[(シアノメチル)−チオ]カルボニル}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−フェノキシベンゾエート;
(11β,17α)−17−{[(クロロメチル)チオ]カルボニル}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−(フェニルチオ)ベンゾエート;
(6α,11β)−6,9−ジフルオロ−11,21−ジヒドロキシ−3,20−ジオキソプレグナ−1,4−ジエン−17−イル4−(ベンジルオキシ)ベンゾエート;
(11β)−9−フルオロ−11,21−ジヒドロキシ−3,20−ジオキソプレグナ−1,4−ジエン−17−イル4−(ベンジルオキシ)ベンゾエート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−[(3−ヒドロキシ−4−フェノキシベンゾイル)オキシ]−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−17−{[4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェノキシ)−ベンゾイル]オキシ}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−({4−[(2−ヒドロキシフェニル)チオ]ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−17−({4−[(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)オキシ]ベンゾイル}−オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(11β,17α)−17−{[4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)−ベンゾイル]オキシ}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
(11β,17α)−17−{[(シアノメチル)チオ]カルボニル}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−[(4−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)チオ]ベンゾエート;
シアノメチル(11β,17α)−17−({4−[(4−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)チオ]ベンゾイル}オキシ)−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
(11β,17α)−9−フルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾエート;
フルオロメチル(6α,11β,16α,17α)−17−{[4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾイル]オキシ}−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,16α,17α)−17−{[4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾイル]オキシ}−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
(11β,16α,17α)−9−フルオロ−17−{[(フルオロメチル)チオ]カルボニル}−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−イル4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾエート;
フルオロメチル(6α,11β,16α,17α)−17−{[4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾイル]オキシ}−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,16α,17α)−17−{[4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾイル]オキシ}−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−17−[(4−{[4−(メチルチオ)フェニル]チオ}ベンゾイル)オキシ]−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−17−({4−[3−(メチルチオ)フェノキシ]ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−17−({4−[4−(メチルチオ)フェノキシ]ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
シアノメチル(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−17−[(4−{[3−(メチルチオ)フェニル]チオ}ベンゾイル)オキシ]−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
フルオロメチル(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−17−[(4−{[4−(メチルチオ)フェニル]チオ}ベンゾイル)オキシ]−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
フルオロメチル(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−17−({4−[3−(メチルチオ)フェノキシ]ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;
フルオロメチル(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−17−({4−[4−(メチルチオ)フェノキシ]ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート;および
フルオロメチル(6α,11β,16α,17α)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−17−({4−[4−(メチルチオ)フェノキシ]ベンゾイル}オキシ)−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレート
から選択される、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項18】
シアノメチル(11β,17α)−17−{[4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェノキシ)−ベンゾイル]オキシ}−9−フルオロ−11−ヒドロキシ−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレートである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項19】
フルオロメチル(6α,11β,16α,17α)−17−{[4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾイル]オキシ}−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレートである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項20】
フルオロメチル(6α,11β,16α,17α)−17−{[4−(4−クロロ−3−ヒドロキシフェノキシ)ベンゾイル]オキシ}−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボキシレートである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩または薬学的に許容できる前記化合物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項21】
有効量の請求項1から20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容できるその塩または前記化合物もしくは塩の薬学的に許容できる溶媒和物と、1種または複数の薬学的に許容できる賦形剤とを含む医薬組成物。
【請求項22】
(a)5−リポキシゲナーゼ(5−LO)阻害剤または5−リポキシゲナーゼ活性化タンパク質(FLAP)アンタゴニスト;
(b)LTB、LTC、LTDおよびLTEのアンタゴニストを包含するロイコトリエンアンタゴニスト(LTRA);
(c)ロイコトリエンC4シンターゼの阻害剤;
(d)H1、H3およびH4アンタゴニストを包含するヒスタミン受容体アンタゴニスト;
(e)うっ血除去用途のためのα−およびα−アドレノセプターアゴニスト血管収縮交感神経様作動薬;
(f)PDE3、PDE4およびPDE5阻害剤を包含するPDE阻害剤;
(g)テオフィリン;
(h)クロモグリク酸ナトリウム;
(i)非選択的および選択的COX−1またはCOX−2阻害剤の両方から選択されるCOX阻害剤(NSAID);
(j)プロスタグランジン受容体アンタゴニストおよびhPGDSを包含するプロスタグランジンシンターゼの阻害剤;
(k)ムスカリン様M3受容体アンタゴニストまたは抗コリン作動薬;
(l)β2−アドレノセプターアゴニスト;
(m)IgE、IL3、IL4、IL9、IL10、IL13、IL17A、GMCSFおよびその受容体を包含する内生炎症促進性実体に対して活性なモノクローナル抗体;
(n)抗腫瘍壊死因子(抗TNF−α)剤;
(o)VLA−4アンタゴニストを包含する接着分子阻害剤;
(p)キニン−B−およびB−受容体アンタゴニスト;
(q)IgE経路の阻害剤およびシクロスポリンを包含する免疫抑制剤;
(r)MMP9およびMMP12を包含するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)の阻害剤;
(s)タキキニンNK、NKおよびNK受容体アンタゴニスト;
(t)好中球エラスターゼ阻害剤を包含するエラスターゼ阻害剤などのプロテアーゼ阻害剤;
(u)アデノシンA2a受容体アゴニストおよびA2bアンタゴニスト;
(v)ウロキナーゼの阻害剤;
(w)D2アゴニストを包含するドーパミン受容体に作用する化合物;
(x)IKK阻害剤を包含するNFκβ経路の調節剤;
(y)p38MAPキナーゼ、PI3キナーゼ、JAKキナーゼ、sykキナーゼ、EGFR、MK−2、fynキナーゼまたはITKを包含するサイトカインシグナル伝達経路の調節剤;
(z)粘液溶解薬または鎮咳薬として分類することができる薬剤;
(aa)マコリド類似体およびPI3KδまたはAKT1、2、3の阻害剤などの吸入コルチコステロイドに対する応答を増強または再増感する薬剤;
(bb)気道でコロニー形成し得る微生物に対して有効な抗生物質および抗ウイルス剤;
(cc)HDAC活性化剤;
(dd)CXCR1、CXCR2およびCXCR3アンタゴニスト;
(ee)インテグリンアンタゴニスト;
(ff)ケモカインおよびケモカイン受容体アンタゴニスト;
(gg)上皮性ナトリウムチャネル(ENaC)遮断剤または上皮性ナトリウムチャネル(ENaC)阻害剤;
(hh)CRACイオンチャネル遮断剤またはCRAC阻害剤;
(ii)P2Y2アゴニストおよび他のヌクレオチド受容体アゴニスト;
(jj)P2X7アンタゴニスト;
(kk)VAP1の阻害剤;
(ll)トロンボキサンの阻害剤;
(mm)ナイアシン;および
(nn)VLAM、ICAMおよびELAMを包含する接着因子
から選択される1つまたは複数の他の治療剤をさらに含む、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
β2−アドレノセプターアゴニストおよび/または抗コリン作動薬をさらに含む、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項24】
医薬品として使用するための、請求項1から20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容できるその塩または前記化合物もしくは塩の薬学的に許容できる溶媒和物。
【請求項25】
グルココルチコイド受容体が関与している疾患、障害および状態を治療する際に使用するための、請求項1から20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容できるその塩または前記化合物もしくは塩の薬学的に許容できる溶媒和物。
【請求項26】
湿疹、乾癬、皮膚炎、心因性掻痒症および過敏症反応などの皮膚疾患;鼻炎、副鼻腔炎、喘息、鼻ポリープ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)および線維症などの鼻、喉および肺の炎症疾患;炎症性腸疾患、クローン病および潰瘍性大腸炎などの腸の炎症性疾患;ならびに関節リウマチなどの自己免疫疾患;ならびに結膜炎などの眼状態からなる群から選択される疾患、障害および状態を治療する際に使用するための、請求項1から20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容できるその塩または前記化合物もしくは塩の薬学的に許容できる溶媒和物。
【請求項27】
請求項26に記載の群から選択される疾患、障害および状態を治療するための薬物を製造するための、請求項1から20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、または薬学的に許容できるその塩または前記化合物もしくは塩の薬学的に許容できる溶媒和物の使用。
【請求項28】
ヒトを包含する哺乳動物をグルココルチコイド受容体アゴニストで治療する方法であって、前記哺乳動物を有効量の請求項1から20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物で、または薬学的に許容できるその塩または前記化合物もしくは塩の薬学的に許容できる溶媒和物で治療することを包含する方法。
【請求項29】
式(IV):
【化9】

[式中、R、R、R、R、R、R、X、ArおよびArは、請求項1において記載されたとおりであり、Yは、OまたはSである]
の請求項1に記載の化合物を調製する際に有用な中間体。



【公表番号】特表2012−528140(P2012−528140A)
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512492(P2012−512492)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/IB2010/052243
【国際公開番号】WO2010/136940
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(597014501)ファイザー・リミテッド (107)
【氏名又は名称原語表記】Pfizer Limited
【住所又は居所原語表記】Ramsgate Road, Sandwich, Kent, England
【Fターム(参考)】