説明

新規化合物

新規の置換された2,4,8−三置換−8H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−7−オン化合物、および1,5,7−三置換−3,4−ジヒドロ−ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2−(1H)−オン化合物および組成物、ならびにCSBP/RK/p38キナーゼ阻害薬として療法におけるその使用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)糖尿病性網膜症、黄斑変性症、加齢による黄斑変性症、網膜炎、網膜症、ブドウ膜炎、眼の羞明、眼組織に対する急性損傷、角膜移植拒絶反応、眼内血管新生、網膜血管新生(損傷または感染後の血管新生を含む)、水晶体後繊維増殖症、血管新生緑内障、視神経症、視神経炎、網膜虚血、レーザー誘発性光損傷、および手術または外傷誘発性増殖性硝子体網膜症;
b)うつ病、気分障害、大うつ病エピソード、躁病エピソード、混合エピソードおよび軽躁エピソード、大うつ病性障害、気分変調性障害、双極性I型障害、双極性II型障害、気分循環性障害、一般健康状態による気分障害、および物質誘発性気分障害;
c)統合失調症、妄想型;統合失調症解体型;統合失調症緊張型;統合失調症、非定型型;統合失調症、後遺症型;統合失調症様障害;統合失調性感情障害;妄想性障害;短期精神病性障害;共有精神病性障害;一般健康状態による精神病性障害;および特定不能の精神病性障害;
d)不安症;パニック発作;パニック障害;広場恐怖症を伴わないパニック障害;広場恐怖症を伴うパニック障害;広場恐怖症;パニック障害の既往歴がない広場恐怖症;単純恐怖症;特定の恐怖症−動物型;特定の恐怖症−自然特異的;恐怖症−環境型;特定の恐怖症−血液注入傷害型;特定の恐怖症−状況型;社会恐怖症;強迫性障害;心的外傷後ストレス障害;急性ストレス障害;全般性不安障害;一般健康状態による不安障害;物質誘発性不安障害;分離不安障害;不安症を伴う適応障害;および特定不能の不安障害;
e)睡眠障害;睡眠異常;原発性不眠症;原発性過眠症;ナルコレプシー;呼吸関連睡眠障害;概日リズム睡眠障害;特定不能の睡眠異常;睡眠時随伴症;悪夢障害;夜驚症;夢遊病障害;および特定不能の睡眠時行動異常;別の精神障害に付随する睡眠障害;別の精神障害に付随する不眠症;別の精神障害に付随する過眠症;一般健康状態による睡眠障害;神経障害、神経因性疼痛、下肢静止不能症候群、心臓および肺疾患から選択される疾患に付随する睡眠障害;物質誘発性睡眠障害;物質誘発性睡眠障害,不眠型;物質誘発性睡眠障害,過眠型;物質誘発性睡眠障害,睡眠時随伴症型;物質誘発性睡眠障害,混合型;睡眠時無呼吸;および時差ぼけ症候群;
からなる群より選択されるCSBP/RK/p38キナーゼ媒介性疾患の治療を必要とする哺乳動物における、予防を含む、治療方法であって、有効量の式:
【化1】

[式中:
G1は、CH、またはNHであり:
G2は、CHまたは窒素であり;
は、アリール、アリールC2−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC2−10アルキル;アリールC2−10アルケニル、アリールC2−10アルキニル、ヘテロアリールC2−10アルケニル、ヘテロアリールC2−10アルキニル、C2−10アルケニル、またはC2−10アルキニル部分であり、該部分は置換されていてもよく;
Xは、R、OR2’、S(O)2’、(CHn’N(R10’)S(O)2’、(CHn’N(R10’)C(O)R2’、(CHn’NR14、(CHm’N(R2’)(R2’’)、またはN(R10’)−R−NH−C(=N−CN)NRq’であり;
は、N(R11)、O、S(O)、またはCR1020であり;
は、置換されていてもよいC1−10アルキル、−CH−C(O)−CH−、−CHCH−O−CH−CH−、−CH−C(O)N(R10’)CH−CH−、−CH−N(R10’)C(O)CH−、−CH−CH(OR10’)−CH、−CH−C(O)O−CH−CH−、または−CH−CH−O−C(O)CH−から選択され;
およびRq’は、独立して、水素、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−10アルキル、C5−7シクロアルケニル、C5−7シクロアルケニル−C1−10アルキル、アリール、アリールC1−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−10アルキル、複素環、またはヘテロシクリルC1−10アルキル部分から各場合において選択され、該部分は、水素を除き、全て置換されていてもよく、あるいは、RおよびRq’はそれらが結合する窒素と一緒になって、5ないし7員の置換されていてもよい環を形成し、該環は、酸素、窒素または硫黄から選択される付加的なヘテロ原子を含有していてもよく;
は、水素、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルアルキル、アリール、アリールC1−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−10アルキル、複素環、またはヘテロシクリルC1−10アルキル部分であり、これらの部分は各々、水素を除き、置換されていてもよく;または
は、(CR1020q’(CR1020C(A)(A)(A)、または(CR1020q’C(A)(A)(A)部分であり;
2’は、水素、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルアルキル、アリール、アリールC1−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−10アルキル、複素環、またはヘテロシクリルC1−10アルキル部分であり、これらの部分は各々、水素を除き、置換されていてもよく;
2’’は、水素、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルアルキル、アリール、アリールC1−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−10アルキル、複素環、またはヘテロシクリルC1−10アルキル部分であり、これらの部分は、水素を除き、置換されていてもよく;または
2’’は、(CR1020(CR1020C(A)(A)(A)部分であり;
は、置換されていてもよいC1−10アルキル、複素環、複素環C1−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−10アルキル、アリール、またはアリールC1−10アルキルであり;
は、置換されていてもよいC1−10アルキル、複素環、複素環C1−10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−10アルキル、アリール、またはアリールC1−10アルキルであり;
は、水素または置換されていてもよいC1−10アルキルであり;
は、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−10アルキル、アリール、アリールC1−10アルキル、ヘテロアリールC1−10アルキル、またはヘテロシクリルC1−10アルキル部分であり、これらの部分は各々、置換されていてもよく;
およびR14は、各々独立して、水素、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、アリール、アリール−C1−4アルキル、複素環、複素環C1−4アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC1−4アルキル部分から各場合において選択され、これらの部分は各々、水素を除き、置換されていてもよく;あるいは、RおよびR14はそれらが結合する窒素と一緒になって、4ないし7員の置換されていてもよい複素環を形成し、該環は、酸素、硫黄または窒素から選択される付加的なヘテロ原子を含有していてもよく;
10およびR20は、独立して、水素またはC1−4アルキルから各場合において選択され;
10’は、独立して、水素またはC1−4アルキルから各場合において選択され;
11は、独立して、水素またはC1−4アルキルから各場合において選択され;
n’は、独立して、0または1ないし10の値を有する整数から各場合において選択され;
mは、独立して、0または1もしくは2の値を有する整数から各場合において選択され;
qは、0または1ないし10の値を有する整数であり;
q’は、0、または1ないし6の値を有する整数であり;
tは、2ないし6の値を有する整数である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物もしくは生理学上機能的な誘導体を該哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項2】
化合物が、式(I)の化合物、およびその医薬上許容される塩、溶媒和物または生理学上機能的な誘導体である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
化合物が、式(Ia)の化合物、およびその医薬上許容される塩、溶媒和物または生理学上機能的な誘導体である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
が、独立して各場合において、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロ−置換−C1−4アルキル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、(CR1020NR14、(CR1020C(Z)NR14、(CR1020C(Z)OR、(CR1020COR、(CR1020C(O)H、SR、S(O)R、S(O)、(CR1020OR、ZC(Z)R11、N(R10’)C(Z)R11、またはN(R10’)S(O)から選択される置換基により1回または複数回置換されていてもよく;ここで、
およびR14は、各々独立して、水素、置換されていてもよいC1−4アルキル、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいアリール−C1−4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、複素環、または複素環C1−4アルキルにより各場合において選択され;あるいは、RおよびR14はそれらが結合する窒素と一緒になって、4ないし7員の置換されていてもよい複素環を形成し、該環は、酸素、硫黄またはNRから選択される付加的なヘテロ原子を含有していてもよく;
は、独立して、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルまたはNR14により各場合において選択され、部分SR部分がSNR14、S(O)がSOH、およびS(O)RがSOHであることを除く;
は、独立して、C1−6アルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、複素環、ヘテロシクリルC1−6アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールC1−6アルキルから選択され、これらの部分は各々、置換されていてもよく;
は、水素、C(Z)Rまたは置換されていてもよいC1−10アルキル、置換されていてもよいアリールまたは置換されていてもよいアリール−C1−4アルキルであり;
10およびR20は、独立して、水素またはC1−4アルキルから各場合において選択され;
10’は、独立して、水素またはC1−4アルキルから各場合において選択され;
11は、C1−4アルキル、ハロ置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケニル、アリール、アリールC1−4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC1−4アルキル、(CR1020OR、(CR1020S(O)、(CR1020N(R10’)S(O)、または(CR1020NR14であり;ここで、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルC1−4アルキル部分は置換されていてもよく;
は、C1−4アルキル、ハロ置換C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケニル、アリール、アリールC1−4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルC1−4アルキル、(CR1020OR、(CR1020S(O)、(CR1020N(R10’)S(O)、または(CR1020NR14であり;ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、アリールC1−4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、複素環および複素環C1−4アルキル部分は置換されていてもよく;
mは、独立して、0または1もしくは2の値を有する整数から各場合において選択され;
tは、1〜3の値を有する整数であり;
vは、0または1または2の値を有する整数であり;および
Zは、独立して、酸素または硫黄から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項5】
が、置換されていてもよいフェニルまたはナフチルである、請求項4記載の方法。
【請求項6】
フェニルが、独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、(CR1020OR、(CR1020NR14、またはハロ−置換−C1−4アルキルにより1回または複数回置換される、請求項5記載の方法。
【請求項7】
置換基が、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、またはハロ置換アルキルである、請求項6記載の方法。
【請求項8】
置換基が、独立して、フッ素、塩素、メチル、またはCFである、請求項7記載の方法。
【請求項9】
フェニル環が、2、4、もしくは6位で一置換されるか、2,4−位で二置換されるか、または2,4,6−位で三置換される、請求項5ないし7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
が、フェニル、2−メチル−4−フルオロフェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、2−フルオロフェニル、または2−メチル−3−フルオロフェニルである、請求項9記載の方法。
【請求項11】
XがS(O)である、請求項1記載の方法。
【請求項12】
Xが、(CHn’NR14、または(CHN(R2’)(R2’’)である、請求項1記載の方法。
【請求項13】
およびR14部分が、ハロゲン;ヒドロキシ;ヒドロキシ置換C1−10アルキル;C1−10アルコキシ;ハロ置換C1−10アルコキシ;C1−10アルキル;ハロ置換C1−4アルキル;SR;S(O)R;S(O);C(O)R;C(O)OR;C(O)NR4’14’;NR4’C(O)C1−10アルキル;NR4’C(O)アリール;NR4’14’;シアノ、ニトロ、C1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、またはC3−7シクロアルキルC1−10アルキル;ハロ置換C1−10アルキル;非置換もしくは置換アリール、またはアリールC1−4アルキル;非置換もしくは置換ヘテロアリールまたはヘテロC1−4アルキル;非置換もしくは置換複素環または複素環C1−4アルキルにより、独立して各場合において、1ないし4回置換されていてもよく、ここで、これらのアリール、ヘテロアリールまたは複素環を含有する部分が、独立して各場合において、ハロゲン;C1−4アルキル、ヒドロキシ;ヒドロキシ置換C1−4アルキル;C1−4アルコキシ;S(O)アルキル;アミノ、一置換および二置換C1−4アルキルアミノ、またはCFにより、1ないし2回置換されており;ここで、
4’およびR14’が、各々独立して、水素またはC1−4アルキルから各場合において選択されるか、あるいは、R4’およびR14’がそれらの結合する窒素と一緒になって環化し、酸素、硫黄またはNR9’から選択される付加的なヘテロ原子を含有していてもよい5ないし7員の環を形成することができ;
が、独立して、水素、C1−4アルキル、アリール、アリールC1−4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1−4アルキル、複素環、または複素環C1−4アルキル部分から各場合において選択され、これらの部分が、水素を除き、置換されていてもよい、請求項13記載の方法。
【請求項14】
およびR14が、独立して、水素、置換されていてもよいC1−10アルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリール−C1−4アルキル、置換されていてもよい複素環、置換されていてもよい複素環C1−4アルキル、置換されていてもよいヘテロアリールまたは置換されていてもよいヘテロアリールC1−4アルキルから選択される、請求項13記載の方法。
【請求項15】
1−10アルキルが、独立して各場合において、NR4’14’;ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、C(O)NR4’14’;またはNRC(O)C1−10アルキルで1回または複数回置換される、請求項14記載の方法。
【請求項16】
Xが(CHn’NR14であり;RおよびR14の一方が、置換されていてもよいヘテロアリールC1−4アルキルであり、ヘテロアリール部分が、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、またはベンゾチアゾリルから選択される、請求項12記載の方法。
【請求項17】
ヘテロアリールC1−4アルキル部分がイミダゾリルメチルであり;RおよびR14の他方が水素であり;およびn’が0である、請求項14記載の方法。
【請求項18】
Xが(CHn’NR14であり、RおよびR14の一方が、テトラヒドロピロール、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、インドリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、およびモルホリノ、テトラヒドロピロールC1−4アルキル、テトラヒドロピランC1−4アルキル、テトラヒドロフランC1−4アルキル、ピロリニルC1−4アルキル、ピロリジニルC1−4アルキル、イミダゾリニルC1−4アルキル、イミダゾリジニルC1−4アルキル、インドリニルC1−4アルキル、ピラゾリニルC1−4アルキル、ピラゾリジニルC1−4アルキル、ピペリジニルC1−4アルキル、ピペラジニルC1−4アルキル、およびモルホリノC1−4アルキルから選択される置換されていてもよい複素環または複素環C1−4アルキル部分である、請求項16記載の方法。
【請求項19】
置換されていてもよい複素環または複素環C1−4アルキル部分が、ピロリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、ピロリニルC1−4アルキル、ピロリジニルC1−4アルキル、ピペリジニルC1−4アルキル、ピペラジニルC1−4アルキル、またはモルホリノC1−4アルキルから選択される、請求項18記載の方法。
【請求項20】
Xが(CHn’NR14であり、RおよびR14が窒素と一緒になって環化し、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、またはモルホリンから選択される置換されていてもよい環を形成する、請求項12記載の方法。
【請求項21】
Xが、1,4’−ビピペリン−1’イルまたは4−メチル−1,4’−ビピペリン−1’イルである、請求項20記載の方法。
【請求項22】
水素を除く、R2’部分が、独立して、C1−10アルキル、ハロ置換C1−10アルキル,C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−10アルキル、C5−7シクロアルケニル、C5−7シクロアルケニルC1−10アルキル、ハロゲン、−C(O)、シアノ、ニトロ、(CR1020OR、(CR1020SH、(CR1020S(O)、(CR1020N(R10’)S(O)、(CR1020NRe’、(CR1020NRe’1−4アルキルNRe’、(CR1020CN、(CR1020S(O)NRe’、(CR1020C(Z)R、(CR1020OC(Z)R、(CR1020C(Z)OR、(CR1020C(Z)NRe’、(CR1020N(R10’)C(Z)R、(CR1020N(R10’)C(=N(R10’))NRe’、(CR1020C(=NOR)NRe’、(CR1020OC(Z)NRe’、(CR1020N(R10’)C(Z)NRe’、または(CR1020N(R10’)C(Z)ORにより1ないし4回置換されていてもよく;
ここで、RおよびRe’は、各々独立して、水素、C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、アリール、アリール−C1−4アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC1−4アルキル部分から各場合において選択され、水素を除く、その部分は、置換されていてもよく;または、RおよびRe’はそれらが結合する窒素と一緒になって、4ないし7員の置換されていてもよい複素環を形成し、その環は、酸素、硫黄またはNRから選択される付加的なヘテロ原子を含有していてもよく;
は、独立して、C1−6アルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、複素環、ヘテロシクリルC1−6アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールC1−6アルキル部分から各場合において選択され、ここで、これらの部分は各々、置換されていてもよく;および
nは、0または1〜10の値を有する整数であるところの、請求項1記載の方法。
【請求項23】
Xが(CHn’N(R2’)(R2’’)であり;Rが、置換されていてもよいC1−10アルキル部分であり、アルキルが、(CR1020NRe’または(CR1020NRe’1−4アルキルNRe’により置換される、請求項22記載の方法。
【請求項24】
およびRe’が、独立して、水素、またはC1−4アルキルから各場合において選択される、請求項23記載の方法。
【請求項25】
X部分が、3−(ジエチルアミノ)プロピルアミノ、3−(ジメチルアミノ)プロピル(メチル)アミノ、3−(ジメチルアミノ)プロピル(メチル)アミノ、2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ、1−メチルエチル)アミノ−プロピルアミノ、(1,1−ジメチルエチル)アミノプロピルアミノ、(1−メチルエチル)アミノエチルアミノ、2−(メチルアミノ)エチルアミノ、2−アミノエチル(メチル)アミノ、または2−(ジメチルアミノ)エチル(メチル)アミノである、請求項13記載の方法。
【請求項26】
が、独立して各場合において、C1−10アルキル、ハロ置換C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−10アルキル、C5−7シクロアルケニル、C5−7シクロアルケニルC1−10アルキル、ハロゲン、−C(O)、シアノ、ニトロ、(CR1020OR、(CR1020SH、(CR1020S(O)、(CR1020N(R10’)S(O)、(CR1020NRe’、(CR1020NRe’1−4アルキルNRe’、(CR1020CN、(CR1020S(O)NRe’、(CR1020C(Z)R、(CR1020OC(Z)R、(CR1020C(Z)OR。(CR1020C(Z)NRe’、(CR1020N(R10’)C(Z)R、(CR1020N(R10’)C(=N(R10’))NRe’、(CR1020C(=NOR)NRe’、(CR1020OC(Z)NRe’、(CR1020N(R10’)C(Z)NRe’、または(CR1020N(R10’)C(Z)ORで1回または複数回置換されていてもよく;
ここで、Rが、独立して、C1−6アルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、複素環、ヘテロシクリルC1−6アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールC1−6アルキル部分から各場合において選択され、これらの部分は各々、置換されていてもよく;および
nが、0または1〜10の値を有する整数である、請求項1記載の方法。
【請求項27】
が、(CR1020C(Z)OR、(CR1020OR、または(CR1020NR14で置換されていてもよいC1−10アルキルである、請求項26記載の方法。
【請求項28】
が、(CR1020q’(CR1020C(A)(A)(A)、または(CR1020q’C(A)(A)(A)である、請求項1記載の方法。
【請求項29】
が、酸素またはN(R10)である、請求項28記載の方法。
【請求項30】
が、(CR1020q’(CR1020C(A)(A)(A)であり、A、AまたはAの少なくとも1つが、(CR1020ORで置換され、qが1または2であり、q’が0である、請求項29記載の方法。
【請求項31】
がNH−CH(CHOH)、またはNH−CHCH(CHOH)である、請求項30記載の方法。
【請求項32】
が、置換されていてもよいC1−10アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルアルキル、またはアリールである、請求項1記載の方法。
【請求項33】
が、独立して各場合において、1回または複数回置換されていてもよく、これらの部分は、水素、ハロゲン、ニトロ、C1−10アルキル、ハロ置換C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−10アルキル、C5−7シクロアルケニル、C5−7シクロアルケニルC1−10アルキル、(CR1020OR、(CR1020SH、(CR1020S(O)、(CR1020N(R10’)S(O)、(CR1020NR1626、(CR1020CN、(CR1020S(O)NR1626、(CR1020C(Z)R、(CR1020OC(Z)R、(CR1020C(Z)OR、(CR1020C(Z)NR1626、(CR1020N(R10’)C(Z)R、(CR1020N(R10’)C(=N(R10’))NR1626、(CR1020OC(Z)NR1626、(CR1020N(R10’)C(Z)NR1626、または(CR1020N(R10’)C(Z)ORにより、独立して各場合において、1回または複数回全て置換されていてもよく;ここで、
16およびR26が、各々独立して、水素、またはC1−4アルキルから各場合において選択され;あるいは、R16およびR26がそれらの結合する窒素と一緒になって、4ないし7員の非置換または置換複素環を形成し、該環が、酸素、硫黄またはNR9’から選択される付加的なヘテロ原子を含有していてもよく、
が、独立して、C1−6アルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、複素環、ヘテロシクリルC1−6アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールC1−6アルキル部分から各場合において選択され、これらの部分は各々、置換されていてもよく;および
nが0または1ないし10の値を有する整数である、請求項32記載の方法。
【請求項34】
所望の置換基が、独立して、ハロゲン、C1−10アルキル、(CR1020OR、(CR1020NR1626、またはハロ置換C1−10アルキルから各場合において選択される、請求項33記載の方法。
【請求項35】
が、独立して各場合において、フッ素、塩素、ヒドロキシ、メトキシ、アミノ、メチル、またはトリフルオロメチルにより1回または複数回置換されているフェニルである、請求項33記載の方法。
【請求項36】
が2,6−ジフルオロフェニルである、請求項1記載の方法。
【請求項37】
が、ハロゲン、C1−10アルキル、(CR1020OR、(CR1020NR1626、またはハロ置換C1−10アルキルにより、独立して各場合において、1ないし4回置換されているアリール環であり;Rが、独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、またはハロ置換−C1−4アルキルから各場合において選択され;gが、0または1であり;Rが、C(Z)N(R10’)(CR1020であり;vが0であり;Rがチアゾリルであり;Zが酸素であり、R10’が水素であり;Xが(CHn’NR14であり;RおよびR14の一方が置換されていてもよいヘテロアリールC1−4アルキルであり、RおよびR14のもう一方が水素である、請求項1記載の方法。
【請求項38】
式(I)または(Ia)記載の化合物が、WO02/059083、WO01/64679またはWO04/073628における実施例のいずれかに定義されるとおりである、請求項1記載の方法。
【請求項39】
化合物が、COX−2阻害薬の群からの少なくとも1種の医薬上許容される活性薬剤の有効量とともに連続的に、同時に、または混合してそれを必要とするヒトに投与される、請求項1記載の方法。
【請求項40】
化合物およびCOX−2阻害薬の両方が、経口、静脈内、筋肉内、皮下、鼻腔内、経口吸入、直腸内、膣内または腹腔内手法により投与される、請求項40記載の方法。
【請求項41】
化合物またはCOX−2阻害薬の少なくとも1つが、経口、静脈内、筋肉内、皮下、鼻腔内、経口吸入、直腸内、膣内または腹腔内手法により投与される、請求項40記載の方法。
【請求項42】
化合物が、8−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−4−(4−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルアミノ)−8H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−7−オン、あるいはその医薬上許容される塩、溶媒和物または生理学上機能的な誘導体である、請求項1、40,41または42のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
COX−2阻害薬が、セレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブ、パラコキシブ、エトリコキシブおよびルミラコキシブである、請求項40ないし42のいずれか1項に記載の方法。

【公表番号】特表2009−542817(P2009−542817A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−530692(P2009−530692)
【出願日】平成19年6月15日(2007.6.15)
【国際出願番号】PCT/US2007/071319
【国際公開番号】WO2007/147104
【国際公開日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】