説明

混合装置、混合装置を備えたコーヒーマシンおよび混合装置の使用

本発明は、液体成分および少なくとも1つの別の成分を含む生成物に空気を混入して泡立てる混合装置であって、ローター(101)であり、回転軸(102)とその回転軸(102)周りの回転の際にローターにより画成される回転面(4)とを有し、有回転面(4)が第1の軸端(105)から第2の軸端(106)へと延び、第1の軸端(105)が第2の軸端(106)に対して上流に配列された。前記ローターと、ローターを回転軸(102)周りに回転するために、ローターと駆動関係にあるモーターと、ローターの下流に配置され、空気混入され泡立てられた液体および少なくとも1つの別の成分の生成物を分配するように構成された、生成物出口管とを備える。このローター(101)は、下流部(108)および上流部(107)を含んでいる。本発明は、さらに上記混合装置を設けた飲料マシンに関する。

【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
本発明は、泡状液体生成物を提供する混合装置に関する。特に、本発明は、飲料を混合し、泡立て、分配する混合装置、このような混合装置を備えたコーヒーマシン、および混合装置の使用に関する。
【0002】
より詳細には、本発明は、請求項1の前文に記載の混合装置に関する。
【0003】
請求項1の前文に記載の混合装置は、Societe des Produits Nestle S.A, Switzerlandの名義で国際公開第03/068039号により知られている。
【発明の背景】
【0004】
エスプレッソならびに他のコーヒーおよびミルク飲料は、粉末を水に混合して作ることが多い。従来より、ミルクの泡をスチーム泡立てによって飲料に与えている。
【0005】
混合装置は、粉末の食物成分を水等の液体と混合することにより、このような飲料および他の食品をより早く作るためのものとして知られている。これらの装置は、通常、粉末成分を水に投入し、これが混合チャンバ内へと接線方向にポンプで送り込まれて渦巻を作り出すことによって、粉末を水に混合する。次に、この混合物が、通例は回転プレートである混合機構(泡立て機構とも呼ばれる)に送られる。プレートは、混合物に空気を含ませ、泡を作る。通例、泡立てられた混合物が飲用容器に分配される。
【0006】
例えば、米国特許第5,927,553号には、十字形泡立てブレードを持った混合および分配装置が開示されている。他の形状の泡立てブレードも知られている。例えば、RheaおよびZanussi等の会社が、非常に急勾配の壁部を持った軸方向に短い円盤を有するホイッパーを用いている。他のホイッパーは、略平坦なプレートから延びる独立した傾斜部を持ったローターを有している。一般に、これら既知の装置は、少数グループの生成物を作ることにその最大の効率を有している。
【0007】
Bravilorの欧州特許第1,116,464号には、ローター16,17を担持したドライブシャフト15を備えたモータ14から成る混合装置が開示されている。ローターは、リブ17を設けた円板16から成る。リブ17は、円板16の円形端面上に配列され、この端面から軸方向に延びている。リブ17がどれだけ厳密に円形端面に沿って延びているかについては、欧州特許第1,116,464号に記載も図示もされていない。リブは側面図に1つ示されているだけである。このリブは、円板16の円形端面にわたって略斜めに延びているように見える。この1つのリブ17は、上流方向にテーパーが付けられたその径方向外側端部にある。欧州特許第1,116,464号の生成物出口導管11は、円板16の上流側、リブの径方向脇に配置されている。
【0008】
Nestleの国際公開第03/068039号には、請求項1の前文に記載の混合装置が開示されている。この混合装置では、ローターが原則的に、テーパー、好ましくは円錐状にテーパーが付けられたローター本体から成る。ローター本体には、テーパーを有するローター表面上に、ねじれた、比較的小さい、精密な寸法の溝が設けられている。ローターハウジングは、対応するテーパー内表面を有するが、ハウジングおよびテーパーローター表面間に精密に画成された小さいギャップが存在するように若干大きい。ローターの下流側にも、ローターの裏面およびローターハウジング間に精密に画成された小さいギャップがある。ローターおよびそこに設けられた溝のこの精密な形状および精密な寸法ならびにギャップの精密な寸法により、泡立ておよび空気混入が非常に良好となるが、これはインスタントコーヒーおよびミルク飲料マシンには極めて望ましい。ローターの回転速度が十分に速ければ、この混合装置の長期間にわたる信頼性も非常に良好である。しかしながら、毎分10,000回転(rpm)を下回る回転速度では、ローターおよびハウジング上に非溶解または一部溶解した成分の堆積が生じてしまい、この堆積がギャップや溝の詰まりを引き起こす。この詰まりは、この種の装置では望ましくない。ギャップおよび溝の寸法が、最適な結果のための非常に精密な要件を満たさなければならないことを考慮すると、この既知の混合装置は比較的製造の費用が高額で、詰まった場合に性能が低下しやすい。
【0009】
故に、たとえ改良とは言えないまでも、非常に良好な泡立ておよび空気混入効果を持ち、詰まりの結果として性能が低下しにくい、好ましくは低下しないような混合装置、特にインスタント飲料マシンが必要なことは明らかである。本発明の目的は、このような改良型混合装置を提供することである。
【発明の概要】
【0010】
この目的は、請求項1に記載の混合装置を提供することによって達成される。
【0011】
国際公開第03/068039号、すなわち液体成分および少なくとも1つの別の成分を含む生成物に空気を混入して泡立てる混合装置であって、
ローターであり、回転軸とその回転軸周りの回転の際に当該ローターにより画成される回転面とを有し、下流部および上流部を含み、回転面が第1の軸端から第2の軸端へと延び、第1の軸端が投入コンテナに方向付けられ第2の軸端に対して上流に配列された、前記ローターと、
ローターを回転軸周りに回転するために、ローターと駆動関係にあるモーターと、
ローターの下流に配置され、空気混入され泡立てられた液体および少なくとも1つの別の成分の生成物を分配するように構成された、生成物出口管とを備えている、混合装置、
を基にしている。
【0012】
この目的は、下流部が、上流に向いた第1の端面と、下流に向いた第2の端面と、径方向外側方向に向いた下流回転面とを有する回転体を備え、
上流部が径方向外側方向に向いた上流回転面を備え、上流回転面に軸(A)および径(R)方向に延びるリブが設けられ、リブが径方向外側方向に向いた径方向エッジを有し、チャンバが、隣り合うリブと、第1の端面と、下流回転面の間に画成され、
回転面が、下流回転面およびリブの径方向エッジによって画成されることにより達成される。
【0013】
チャンバを設けることによって、非溶解または一部溶解した粒子を溶解可能な空間が作り出され、この溶解が激しい乱流を生み出すリブにより大幅に促進される。また、空気がこれらのチャンバ内で容易に捕捉され、激しい乱流により液体中へと攪拌されるため、泡立て効果が高められる。
【0014】
好ましい態様では、下流回転面に第1から第2の端面へと延びる溝が設けられる。故に、リブにより生じた激しい乱流は、溝内ならびにロータおよびロータハウジング間を伝播する。また、激しい乱流は、こうしてリブおよびチャンバの下流のロータおよびロータハウジング上への粒子の堆積に逆に作用する。好ましくは、それぞれ上記チャンバ内に、上記溝の少なくとも1つが進出している。
【0015】
チャンバは溝に対して比較的大きい。軸方向で見ると、1つのチャンバ内に進出する溝の通路幅(mm)が、同じく軸方向で見たこの1つのチャンバの通路幅(mm)よりも小さい。1つのチャンバ内に進出する溝のこの(軸方向)通路幅(mm)が上記1つのチャンバの(軸方向)通路幅(mm)の5%〜25%となる。違う表現で接線方向に見ると、各チャンバの幅(mm)がその中に進出する溝の幅(mm)よりも大きくなる。
【0016】
ローターの下流部の溝が、(ローターの上流部により誘起された)液体の回転運動を保持するように作用する。
【0017】
本発明の別の試験により、新規かつ進歩的なローター設計の結果として、ギャップ、溝およびローターの寸法の精度に関する要件は、国際公開第03/068039号の設計の場合に比べて重要性がより一層低いことが分かった。このことから、一方でより容易な製造が可能となり、他方で粒子の堆積が発生した場合の性能低下の可能性が少なくなった。言い換えれば、本発明の混合装置の性能は、粒子の堆積による負の影響を受けにくい。
【0018】
求心力を泡立ておよび空気混入に利用するためには、第1の軸端での回転面の直径が第2の軸端での回転面の直径よりも小さい場合が有利である。
【0019】
チャンバから溝ならびにロータの下流への生成物の移行を支援するためには、回転軸に対して、リブの径方向エッジが上流方向にテーパー、好ましくは円錐状にテーパーを有する場合が有利である。これがリブに沿って下流方向に増大する乱流を作り出す。
【0020】
ローターの下流部に沿った生成物の移送を支援し、前に作り出された乱流レベルの低下に逆に作用、好ましくはこれを防ぐためには、本発明によれば、回転軸に対して、下流回転面が上流方向にテーパー、好ましくは円錐状にテーパーを有する場合が有利である。
【0021】
本発明の別の実施形態によれば、上流回転面が円筒面の場合が有利である。このことが一方でチャンバの通路幅を軸方向下流方向に広げ、他方でより容易な製造を可能とする。
【0022】
本発明の別の実施形態によれば、ローターのより容易な生産に対して、リブが原則的に厳密に軸方向および/または原則的に厳密に径方向に延びている場合が有利である。
【0023】
ローターのチャンバに入る際に大きい固体粒子の破砕を促進し、かつ乱流効果を高めるためには、本発明によれば、リブが円形の上流エッジを有する場合が有利である。
【0024】
本発明のさらに別の実施形態によれば、上流部の軸方向長さと下流部の軸方向長さがほぼ同じである場合が有利である。下流部が長いほど気泡が均一になる。しかしながら、また上流部が長いほど、原料および空気が液体中でより溶解される。ローターに適用可能な限られた長さを考慮して、両方の部分をほぼ同じ長さとする妥協点に至った。
【0025】
本発明の特徴および利点については、国際公開第03/068039号と類似または同一である。国際公開第03/068039号の記載が参照される。この部分だけではないが特に、国際公開第03/068039号の2および3ページである。
【発明の詳細な説明】
【0026】
図1は、請求項1で用いた用語のいくつかを説明する斜視概略図である。図1は、例として矩形プレートの形状を有するローター1を示している。このローター1は、回転軸2の周りを回転可能である。ローター1は、径方向外側エッジ3を有する。ローター1を回転軸2周りに回すと、外側エッジ3が回転曲線4を描き、この例ではこれが円筒状になる。この回転曲線4は、「その回転軸周りの回転でローターによって画成された回転面」、短くは「回転面」と呼ばれる。故に、この「回転面」は、数学的な意味では本質的に表記的または仮想的表面である。例えば、ローターが円筒の軸と一致する回転軸を有する円筒である場合には、この円筒の円筒状外表面がその「回転面」に一致する。
【0027】
図1をさらに参照すると、回転面4が、第1の軸端5および第2の軸端6の間に延びている。第1の軸端5が上流方向に向いているとすれば、第1の軸端5は第2の軸端に対して上流に配置され、ローターを上流部7および下流部8に分割可能である。これに対応して、外側エッジ3が上流部3bおよび下流部3aに分割される。
【0028】
さらに図1で、矢印Aが軸方向(矢印Aは下流方向に向いている)、矢印Rが径方向(矢印は径方向外側方向に向いている)、矢印Tが接線方向を指している。
【0029】
図2は、本発明によるローターを示す。図1で説明した用語は、100で大きくした同じ参照番号で図2に示されている。ローター全体は101で示されている。参照番号104は、図2の明瞭さを妨げないように省略されている。しかしながら、図2の場合に、回転面が、テーパー表面部103aおよびテーパーエッジ103bにより画成される円錐状表面であることは明らかであろう。
【0030】
ローター101は、下流部108および上流部107を備えている。
【0031】
下流部108は、回転体109である。回転体109は、上流(矢印Aと反対)に向いた第1の端面110と、下流(矢印Aの方向)に向いた第2の端面106と、下流回転面103aとを有している。下流回転面103aは、径方向外側方向に向いており、第1の端面110から第2の端面106へと延びている。この場合、第2の端面106がローター101のいわゆる第2の軸端に対応している。
【0032】
上流部107は、上流回転面112を有している。この上流回転面112は、径方向外側方向(図1の矢印R)に向いている。上流回転面112にはリブ113が設けられている。このリブ113は、径方向および軸方向に延びている。すなわち、リブの延在は径方向および軸方向成分を有している。故に、リブの延在は、ゼロより大の接線方向成分(矢印T方向)も有することがある。示した実施形態では、リブ113が厳密に軸方向および厳密に径方向に延びるように、リブの延在の接線方向成分がゼロである。
【0033】
チャンバ114が、隣り合うリブ113、回転体9の第1の端面110、および上流回転面112の間に画成される。これらのチャンバ114は、径方向外側方向(矢印R)および上流方向(矢印Aと反対)に開いている。
【0034】
各チャンバ114が、少なくとも1つの溝111を介して回転体109の下流側106に接続されている。これらの溝111は、下流回転面103aに設けられている。
【0035】
ローター101の回転面(参照番号では示されないが、図1の参照番号4に匹敵する)は、下流回転面103aおよびリブ113の径方向エッジ103bにより画成される。
【0036】
図2の実施形態では、下流回転面103aおよびリブ113の径方向エッジ103bが回転軸に対してテーパーが付けられている。本実施形態のように、両テーパーが略一定のテーパー角度を有しており(回転面103aの場合には、このテーパー角度は表面角度とも呼ばれる)、このローター101の回転面は原則的に円錐状である。しかしながら、両テーパーが異なっていてもよいことに留意されたい。径方向エッジ103bおよび/または回転面103aにはテーパーを付けなくてもよく、径方向エッジ103bおよび/または回転面103aが一定でないテーパー(すなわち曲線に続くテーパー)を有してもよい。
【0037】
以下に、本発明によるローター101を本発明による(そのようなロータを備えた)混合装置に関連して検討する。これは図3〜5に示されている。ローター等の若干の例外はあるものの、図3〜5に示したような本発明の実施形態は、国際公開第03/068039号に記載された混合装置と同一である。この国際公開第03/068039号は、この点で参照により完全に援用される。図3〜5に従う本発明の実施形態は好ましい実施形態であるが、本発明の範囲は、好ましい実施形態によってでなく、特許請求の範囲により定義されるものであることが明らかであろう。
【0038】
図3および4を参照すると、本発明の好ましい実施形態は、投入コンテナ12を含む混合装置10である。投入コンテナ12は、圧力下で液体を送り込むための接線方向入口16を持ったボウル部14を備えている。投入コンテナ12内への液体流量を制御するように、自動制御弁が設けられているのが好ましい。液体は、渦流、好ましくは実質的に渦巻効果を作り出すように選択された速度で入口から導入される。
【0039】
液体と混合される成分、好ましくは粉末の食材を粉末入口18内へと供給する。これがボウル部14の頂部に開口を含んでいるのが好ましい。粉末は、手動で供給しても、好ましくは装置10の上方に配置された粉末源により自動的に供給してもよい。粉末源は、所定量の粉末を投入コンテナ12内に自動的に用量投入(dosing)する、用量投入スクリュー等の用量投入機構を有することが好ましい。リップ部20が粉末入口18の内周に延びており、ボウル部14内に突出してその上側により渦流が投入コンテナ12から出るのを防いでいる。リップ部20の下側に接続されたオリフィス21に吸引力が印加され、あらゆる飛び散った材料を抜き出している。粉末入口は、その中に注入される粉末を受容し、また十分な量の空気を受容して液体および成分と混合するのに十分な大きさである。
【0040】
示した実施形態では、投入コンテナ12ののど部22がボウル部14の下方に配置されている。のど部22は、図2に示すように、ボウル部14よりも狭い半径を有し、横側に配置されたのど開口24を有するのが好ましい。のど部22は、ボウル部14と略同軸であるのが好ましく、ボウル部14の軸に沿ってほぼ一様に狭くなっている。これによって、その中の液体流量が改善され、粉末の滞留が減る。ボウル部14およびのど部22間の移行部分は、断面において内側方向屈曲部25を有し、これに傾斜部27が続き、これに外側屈曲部29が続いている。
【0041】
図4および5を参照すると、ローターアセンブリが、投入コンテナ14、好ましくはのど開口24と流体連通している。ローターアセンブリは、ローター101を含んでいる。モーター30が、ローター軸とも呼ばれるローター軸34回転軸102周りにローターを駆動するように、モーター30がローターシャフト32を駆動し、これがローター101を駆動する。モータコントローラが、モーター30の動作および速度を制御するために設けられているのが好ましい。
【0042】
好ましいローター101は、円錐状の回転面104を有している。円錐状の回転面104は、ローター軸102に対して外側に向いているのが好ましく、本実施形態に示すようにほぼ直線の断面を有しても、ローター101の軸方向長さに沿って変化するテーパー角度を持った断面に湾曲していてもよい。本実施形態で示す回転面は、表面角度42でローター軸102まで延びている。表面角度42は、第1および第2の軸端105、106間の平均角度であり、回転面104は、軸端105、106間でその円周周りにほぼ連続であるこのが好ましい。角度は、軸端105、106以上に変化することもある。表面角度42は、約5°〜85°とするのが好ましく、より好ましくは約10°〜45°、さらにより好ましくは約15°〜35°、最も好ましくは約20°〜30°とする。
【0043】
好ましい回転面104は、ほぼ第1および第2の軸端105、106間に延びている。回転面104が円錐状またはテーパーされているので、第1の軸端105は、第2の軸端106よりも直径が小さい。第1の軸端105は、投入コンテナ12の内部に面しており、第2の軸端106が回転面104の反対側に配置されているのが好ましい。好ましい実施形態では、第2の軸端106の直径が少なくとも約10%だけ第1の軸端105の直径よりも大きい。より好ましくは、第2の軸端の直径を第1の軸端の直径のサイズの約1.25〜2.5倍とする。回転面104は、第1の軸端の直径のサイズの約1/4〜2倍の軸方向長さを有することが好ましい。一実施形態では、第1の軸端の直径が約13〜25mmであり、第2の軸端の直径が約30〜35mmであり、軸端間の軸方向長さが約10〜25mmである。軸端を含んだローターの直径は、軸102に沿って測定される位置で最も広い点まで測定されるのが好ましい。故に、リブ113等の突起を持ったローターの直径は、突起の先端まで測定される。回転面上の溝111は、好ましい実施形態では約6mmよりも浅い。
【0044】
回転面104は、少なくとも800mmの表面積を有するのが好ましく、より好ましくは少なくとも100mmの表面積を有し、好ましくは多くとも3000mmの表面積を有し、より好ましくは多くとも2000mmの表面積を有する。表面積が1000〜1200mmであるのが最も好ましい。この表面積は、表面の断面を円形とし、上述したような関連した軸方向断面でローターの直径を有するとして計算されたものである。
【0045】
加えて、示した実施形態では、軸端105、106がローター101の極端に配置されている。他の実施形態では、軸端105、106がローターの端部から離して配置されてもよい。一実施形態では、第1の小さいほうの軸端105が、直径が少なくとも13mmとなるテーパーが付けられたローターの部分として画成される。故に、この実施形態は、直径が少なくとも13mmとなるローター上の位置から測定された回転面を有している。この代替的な実施形態が、第2の軸端から離れる方向に延びているローターの第2の表面部分を有してもよく、これは連続して隣接する回転面に続くこともある。第2の表面部分は、ローターの最上流端まで延びていてもよい。別の実施形態では、直径が少なくとも20mmとなるローター上の位置から表面部分が測定され、さらに別の実施形態では、直径が少なくとも25mmとなるローター上の位置から測定される。
【0046】
好ましい実施形態では、第2または裏のローター面48が、前面44から反対方向に向いた凹部50を含むことが好ましい。図面では、第1のローター面44および第2のローター面48が軸端105、106に配置されている。説明される代替的な実施形態では、軸端105、106の一方または両方がローター自体の端部から離して配置され、軸端およびローター面のそれぞれ一方または両方も互いに離して配置されている。
【0047】
ローター101はローターハウジング52内に配置されており、示した実施形態では、投入コンテナ12と一体構造の一部となっている。好ましいローターハウジング52は、回転面104に略対応する形状を持った内側ハウジング表面54を有している。せん断ギャップ(shear gap)56が、ハウジング表面54と回転面104の間に画成され、十分な流量およびエネルギー、混合物への移行、所望の泡立て効果をもたらすように選択された幅を有する。
【0048】
ローター軸102に直交する方向で測定すると、せん断ギャップ56が、少なくとも約1.5mmであるのが好ましく、より好ましくは少なくとも約1.8mm、最も好ましくは少なくとも約2mmとする。この方向で測定すると、せん断ギャップ56が、多くとも約3mmであるのが好ましく、より好ましくは多くとも約2.5mmとする。一実施形態では、せん断ギャップを約2〜2.5mm、例えば2.25mmとする。回転面104の円錐形状により、ポンプ作用をもたらすが極端に大きい半径を必要とせず、液体混合物に作用する長いせん断ギャップ56が得られる。
【0049】
図2および5に示すように、下流回転面103aが、第1の端面110及び第2の端面106間に複数の円形溝111を画成するのが好ましい。好ましい溝111は、ローターの軸方向長さに沿ってらせん状にねじれていてもよいが、示した実施形態ではねじれずに軸方向に延びている。本実施形態の溝111は、約0.5〜3mmの深さとする。溝111は、液体速度に関連する動きを保持するために構成され寸法設定されるのが好ましい。一方、ローターおよびハウジング間のせん断ギャップ56は、大きい気泡を壊してそこから小さい気泡を作り出すことにより、泡の中の気泡により均一なサイズを与えるように作用する。気泡のより均一なサイズは泡に膨らんだ外観を与え、より小さいサイズはより高い安定性を与える。ねじれた溝111の場合は、モーター30が、所望されるポンプおよび泡立て効果に応じてローター101を溝111の方向またはそれに逆らう方向に回転可能である。しかし、ねじれのない溝111の場合にも、モーターはローターを2つの相反する方向に回転可能である。
【0050】
裏壁58を含む壁部材57が、ローターの後方に配置され、第2の軸端106および裏ローター面48に面している。国際公開第03/068039号のように、裏壁58が突起を含むこともでき、これらはローター101に向かって突出する少なくとも1つのリブであることが好ましい。しかしながら、国際公開第03/068039号とは異なり、裏壁58を本ローター設計に従って突起なしとすることもできる。
【0051】
ローター101は、壁部材57から離間されているのが好ましい。好ましい実施形態では、ローター101の第2の軸端106が、少なくとも約1.5mm、より好ましくは少なくとも約2mm、最も好ましくは少なくとも約3mmの間隔90で壁部材57から離間されている。ローター101および壁部材間の間隔は、多くとも約8mmであるのが好ましく、より好ましくは多くとも約6mm、最も好ましくは多くとも約5mmとする。実施形態は、第2の軸端面106の中央近傍で約2.5mm、外側エッジ近傍で約4mmの間隔を有している。
【0052】
混合され泡立てられた液体が混合装置を出るのに十分なスペースを提供するために、裏壁58が、好ましくは少なくとも約20%、より好ましくは少なくとも約30%、さらに、好ましくは多くとも約60%、より好ましくは多くとも約40%だけローター101よりも大きい外径を有するが好ましい。例えば、裏壁58の直径を、ローターの第2の軸端の直径よりも約37.5%大きくすることができる。好ましい実施形態の裏壁58の外径は、少なくとも約40mm、多くとも約60mmとする。
【0053】
生成物出口管72がローター101および裏壁58の下流に配置され、泡立てた液体混合物を分配するために配置されている。生成物出口管72は、投入コンテナ12と一体構造の一部として示されている。生成物出口管72は、分配される最終生成物に応じて選択された直径の導管を備えていることが好ましい。好ましい生成物出口管72は、複数の異なるミルクおよびコーヒー飲料を作るための実施形態用に約2mm〜8mmの内径を有する。主にコーヒー用の実施形態は、約2mm〜5mmの内径の生成物出口管72を有することが好ましく、主にミルク用の実施形態は、内径が約4mm〜8mmであることが好ましい。生成物出口管72の直径は、ローター101からのポンプ動作を得られるように選択される。導管の直径を大きくするとより高速な液流となり、直径を小さくするとより大きな背圧をもたらし、より長時間にわたってローターアセンブリおよび投入チャンバ12内の液体混合物を保持する。ミルクおよびコーヒー飲料に用いられる実施形態では、本発明による出口管72の内径を4mm〜6mmとする。2mm未満の内径の出口管72は、管の製造に用いられる材料の特性が(小さくなる直径とともに)次第に液体を阻害し始めるという不利点を有する。この結果、例えば、粘着性、凝集性、疎水性および親水性特性の結果として出口管を通過させたくない液体を生じさせることもある。
【0054】
使用では、液体が接線方向入口16から接線方向に投入コンテナ12内に導入される。好ましい実施形態では、液体が水を含んでおり、流量を約3mL/sec〜30mL/sec、より好ましくは約5mL/sec〜15mL/sec、最も好ましくは約9mL/sec〜12mL/secとする。投入コンテナ12内への水流を開始時または好ましくはその後に、粉末コーヒー製品および/または粉末ミルク等の粉末の食物成分が、粉末入口18から水中へ用量投入される。粉末の用量投入は、水の容量投入を開始後少なくとも約0.1秒に開始するのが好ましく、より好ましくは少なくとも約0.3秒後、また好ましくは多くとも約3秒後、より好ましくは多くとも約1.0秒後とする。粉末の用量投入を停止するまで水を投入コンテナ12内に供給し続けるのが好ましく、粉末の用量投入終了後多くとも約8秒で、より好ましくは多くとも約3秒後、好ましくは少なくとも約1.0秒後とするのが好ましい。
【0055】
のど部22を含む投入コンテナ12内の渦巻流中で、水と粉末の混合を開始する。ローター101は、モーター30により、生成物出口管72に向けて混合物を送り出し、所望の泡立ておよび空気混入効果を生み出すのに十分な速度で回転される。ローター12は、混合物に混和するため空気を吸引する。ローター101に関する裏壁58の構成および配置により、泡立て効果が持続し、装置の効率が高まる。ローター101の回転および裏壁58の形状は、遠心力で液体生成物をローター後方に蓄積させない。ローター101の速度は、所望量のエネルギーを混合物に送って所望の泡立ちを生じさせるような速度選択が可能なように、可変とするのが好ましい。一定の品質の生成物を得るために、1つの生成物を作る間にローター101の回転速度を2つ以上の速度間で変化させる。
【0056】
装置10は、同じユニットで、ミルクの泡立ちを生成する高い比エネルギー散逸と、高品質コーヒークレマを得る中程度に低い比エネルギー散逸をもたらす。次に、泡立てた生成物を生成物出口管72から分配する。
【0057】
飲料ディスペンサーにおいてミルク粉末を用いて正真正銘のミルク泡を生成するには、比エネルギー散逸が生成物の約1J/gを上回る必要があり、それには粉末と水のミルクが含まれる。本願でいう正真正銘のミルク泡は、少なくとも液体の体積とミルク泡の体積が等しい泡立てた生成物である。正真正銘のミルク、好ましくは泡を有するこのミルク、生成物における泡は、約50mg/L〜300mg/Lの密度を有するのが好ましい。本発明の装置で正真正銘のカプチーノを作ることができるが、これは約1/3のコーヒー、約1/3の泡立てたミルク泡、および約1/3の泡立て後も液体のミルクで構成される体積を有する。正真正銘のカプチーノにおける好ましいミルクの割合は、少なくとも液体部分の体積と同じ大きさの体積を有する。最終的に作成した飲料製品における泡立てたミルクの泡は、安定していることが好ましく、10分後でも泡体積の少なくとも約2/3が残っているものとする。
【0058】
装置のエネルギー散逸は、相互依存関係にある量ではあるが、せん断ギャップ、ローター速度、および生成物流量を調整することにより制御可能である。せん断ギャップを小さくし、ローター速度を上げ、生成物流量を減らすことにより、高いエネルギー散逸が得られる。好ましい流量は、少なくとも約5g/secから約30g/secまで、より好ましくは少なくとも約8g/secから約15g/secまでとする。ギャップのサイズを小さくすると、流量がこれに応じて減少するためギャップ内に引き込まれる空気の量も減ることになり、泡立ておよび空気混入が減少して摩擦が増大する。また、回転速度(すなわちrpm)を上げると、マシンのノイズおよびコストも増えることになる。
【0059】
上述した実施形態により、コンパクトなサイズと、約30,000rpmを超えるような極端に高速のローター速度を必要とせず、個々の飲料を作るのに望ましい流量が得られる。泡立ちコーヒーまたはミルク泡に用いる好ましい回転速度は10,000〜30,000rpmであり、10,000〜25,000rpmとするのが最も好ましい。
【0060】
しかしながら、10,000rpm未満の範囲においても、10,000rpm未満の同じローター速度で動作される従来技術の装置と比較して、良好な泡立て結果の性能改善がみられる。従来技術に関して、良好な結果は3,000rpmのローター速度から好ましくは5,000rpmから、より好ましくは7,500rpmから得られるが、それでも10,000rpm以下である。
【0061】
本発明によるローター設計により、例えば、国際公開第03/068039号による装置をその信頼性を下げることなく低いローター速度(低rpm)で動作することが可能になる。
【0062】
ロータリー(すなわち、上方の投入コンテナ12から来る湯/原料混合物がローターアセンブリに入る部分)の上流部にリブを作ることによって、ローターの動きを妨げたりその他の損傷を引き起こしたりすることなく、溶解していない原料の大粒子が入ることが可能な(小さい)チャンバ112を可能にする。このことが、結果的に粗い原料(成分)の使用を可能にすることにもなる。チャンバ112では、空気も捕捉可能であり、これがローター回転中に湯/原料混合物内で攪拌され、泡立てプロセスが改善される。
【0063】
十分な高速で回転されると、リブ112が、水と非溶解原料(成分)間の接触を強化するより激しい乱流を作りだす。実施においては、このより激しい乱流がローターの上流部だけでなく下流部をも覆うように(故に、原則的にローター全体に)延びるため、ローターに付着しないうちに全ての原料を溶解させる。いくらかの非溶解原料または部分的に溶解した原料がローターの表面またはローターチャンバの内部にまだ付着している場合には、この付着している原料を水の激しい動きで除去することになる。
【0064】
改良されたローターの設計により、実験が示しているように、国際公開第03/068039号で与えた寸法が絶対的なものでもなくなった。
【0065】
本発明の例示的な実施形態が本明細書で開示されたが、当業者によって多くの変形および他の実施形態が考案可能であることが理解されよう。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の精神および範囲内の変形および他の実施形態の全てをカバーするように意図されていることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】請求項1で用いたいくつかの用語を定義するためのローターの概略斜視図である。
【図2】本発明のローターの斜視図である。
【図3】図2のローターを備えた本発明の好ましい実施形態の斜視図である。
【図4】図3の実施形態の断面図である。
【図5】図3の実施形態の分解図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体成分および少なくとも1つの別の成分を含む生成物に空気を混入して泡立てる混合装置であって、
ローター(101)であり、回転軸(102)と前記回転軸(102)周りの回転の際に当該ローター(101)により画成される回転面(4)とを有し、下流部(108)および上流部(107)を含み、前記回転面(4)が第1の軸端(105)から第2の軸端(106)へと延び、前記第1の軸端(105)が前記第2の軸端(106)に対して上流に配列された、前記ローターと、
前記ローター(101)を前記回転軸(102)周りに回転するために、前記ローターと駆動関係にあるモーターと、
前記ローターの下流に配置され、空気混入され泡立てられた液体および少なくとも1つの別の成分の生成物を分配するように構成された、生成物出口管と
を備える混合装置において、
前記下流部(108)が、上流に向いた第1の端面(110)と、下流に向いた第2の端面(106)と、径方向外側方向に向いた下流回転面(103a)とを有する回転体(109)を備え、
前記上流部(107)が径方向外側方向に向いた上流回転面(112)を備え、前記上流回転面(112)には軸(A)および径(R)方向に延びるリブ(113)が設けられ、前記リブが、径方向外側方向に向いた径方向エッジ(103b)を有し、チャンバー(114)が、隣り合う前記リブ(113)と、前記第1の端面(110)と、前記上流回転面(112)の間に画成され、
前記回転面(4)が、前記下流回転面(103a)および前記リブ(113)の前記径方向エッジ(103b)によって画成されることを特徴とする、混合装置。
【請求項2】
前記下流回転面(103a)には、前記第1の端面(110)から前記第2の端面(106)へと延びる溝(111)が設けられる、請求項1に記載の混合装置。
【請求項3】
それぞれ前記チャンバ(114)内に、前記溝(111)の少なくとも1つが進出している、請求項2に記載の混合装置。
【請求項4】
前記第1の軸端(105)での前記回転面(4)の直径が、前記第2の軸端(106)での前記回転面(4)の直径よりも小さい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項5】
前記回転軸に対して、前記リブ(113)の前記径方向エッジ(103b)が上流方向にテーパー、好ましくは円錐状にテーパーが付けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項6】
前記回転軸(102)に対して、前記下流回転面(103a)が上流方向にテーパー、好ましくは円錐状にテーパーが付けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項7】
前記上流回転面(112)が、前記下流回転面(103a)のテーパー角度よりも小さい角度で上流方向にテーパーが付けられた円錐状面である、請求項6に記載の混合装置。
【請求項8】
前記上流回転面(112)が円筒状面である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項9】
前記リブ(113)の前記径方向エッジ(103b)により定められる前記回転面(4)の一部が、上流方向にテーパー、好ましくは円錐状にテーパーが付けられている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項10】
前記下流回転面(103a)のテーパーの角度が、前記リブ(113)の前記径方向エッジ(103b)により定められる前記回転面(4)の一部のテーパーの角度と異なる、好ましくはより大きい、請求項6と組み合わせた請求項9に記載の混合装置。
【請求項11】
前記リブ(113)が、原則的に厳密に軸方向(A)および径方向(R)に延びている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項12】
前記上流部(107)の軸方向長さと前記下流部(108)の軸方向長さがほぼ同じである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項13】
接線方向において見た場合に、前記チャンバ(114)のそれぞれの幅が当該チャンバに進出する前記溝(111)の幅よりも大きい、請求項1〜12のいずれか一項、特に請求項2または3に記載の混合装置。
【請求項14】
前記モーターおよび前記ローターが、約5g/sec〜30g/secの生成物流量で、約1J/g〜2.5J/gの生成物へのエネルギー散逸をもたらすように構成されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項15】
前記モーターおよび前記ローターが、約5g/sec〜30g/secの生成物流量で、少なくとも約0.5J/g〜1.5J/gの範囲で選択的に生成物へのエネルギー散逸をもたらすように構成されている、請求項1〜13のうちの一項に記載の混合装置。
【請求項16】
前記回転面(4)が、前記回転軸に対して約5°〜85°の表面角度で方向付けられている、請求項1〜15のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項17】
前記回転面(4)が約10°〜45°である、請求項16に記載の混合装置。
【請求項18】
前記回転面(4)が、約1000mm〜3000mm、より好ましくは1000〜1200mmの面積を有する、請求項1〜17のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項19】
前記回転面(4)が、前記第1の軸端での該回転面の直径のサイズの約1/8〜4倍、好ましくは約1/4〜2倍の軸方向長さを有する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項20】
前記回転面(4)が円錐状表面であり、第1の軸端(105)と第2の軸端(106)との間で略一定の表面角度を有する、請求項1〜19のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項21】
ローターハウジングが、前記回転面に実質的に対応する形状を有する、請求項1〜20のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項22】
せん断ギャップが、前記ハウジングと前記ローターとの間で前記回転軸に直交して約1.0mm〜3.0mmの幅を有するとして画成される、請求項21に記載の混合装置。
【請求項23】
前記溝(111)が最大約8mmの深さを有する、請求項1〜22のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項24】
前記第2の軸端の下流かつ該第2の軸端に面して配置され、前記第2の軸端から約2.0mm〜6mmだけ離間された第1の壁部材をさらに備える、請求項1〜23のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項25】
前記第1の壁部材が前記第2の軸端から約3mm〜5mmだけ離間されている、請求項24に記載の混合装置。
【請求項26】
様々な速度での選択的な動作のために構成されたモーターコントローラをさらに備える、請求項1〜25のいずれか一項に記載の混合装置。
【請求項27】
前記モーターコントローラが、1つの生成品の作成中に前記モーターの回転速度を第1の速度と第2の速度との間で変化させるように構成されている、請求項26に記載の混合装置。
【請求項28】
請求項1〜27のいずれか一項に記載の混合装置を備えた飲料マシンであって、
液体成分および少なくとも1つの別の成分用の少なくとも1つの容器のための水供給システムを備えている、飲料マシン。
【請求項29】
コーヒー、ココアおよび/またはミルク飲料の作成における、請求項1〜28のいずれか一項に記載の混合装置の使用。
【請求項30】
10000rpm以下の回転速度で動作させる、請求項1〜29のいずれか一項に記載の混合装置の使用。
【請求項31】
10000rpm超の回転速度で動作させる、請求項1〜29のいずれか一項に記載の混合装置の使用。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2008−514246(P2008−514246A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−532827(P2007−532827)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【国際出願番号】PCT/EP2005/010229
【国際公開番号】WO2006/034810
【国際公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】