説明

濃厚化透明水性組成物、酸水性配合物におけるこれらの使用、および得られる配合物

本発明は、少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤および少なくとも1種類のポリウレタン組成物を含有し、少なくとも1種類のポリウレタン組成物が少なくとも1つのアルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル基またはこのような基の混合物、少なくとも1つのポリアルキレングリコール基並びに1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー並びにこれらの混合物から選択される少なくとも1つのイソシアネート基からなる、透明濃厚化水性組成物に関する。本発明は、さらに、酸性水性配合物をこれらの透明性を維持しながら濃厚化することへの該組成物の使用に関する。得られる濃厚化された透明酸性水性配合物も本発明の一部である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の技術分野は、例えば、特には、7未満のpHが必要である洗浄、スケール除去および化粧用途の、「酸」配合物(酸は、この文脈においては、7未満のpHを有することを厳密に意味するものと受け取られる)と呼ばれる水性配合物からなる。
【発明の開示】
【0002】
本発明の第1の目的は
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル(aryalkyl)型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および、本出願において以下で説明される、少なくとも1つの特定のイソシアネート基からなる、少なくとも1種類のポリウレタン化合物、
(c)並びに水、
を含有する濃厚化透明水性化合物からなる。
【0003】
本発明の別の目的は、酸性水性配合物を、これらの透明性を維持しながら濃厚化しようとする、このような化合物の使用である。
【0004】
本発明の最後の目的は、透明でこのように濃厚化された酸性水性配合物にある。
【0005】
水性配合物の領域においては、これらが最終消費者によって用いられるとき、これらの満足のいく適用性のため、該配合物を濃厚化する(即ち、これらの粘度を高める)ことが周知の必要条件である。
【0006】
このようにするため、当業者(このような配合物の配合者)は、長年、レオロジー改質添加物(rheology modifying additives)を開発しており、この主な効果は彼が製造する配合物の濃厚化のものである;これらの添加物は、天然起源であろうと合成起源であろうと、濃厚化剤の名称を有する。
【0007】
本発明が関わるより限定された領域、即ち、いわゆる酸性(pH<7)水性配合物において、伝統的なアクリル濃厚化剤の使用は明らかに不可能であり、これは後者がこのようなpH値で無効であることが公知であるためである。
【0008】
したがって、他のタイプの濃厚化剤が使用され、これには、他のものも存在するものの、特にはポリウレタンが含まれる。
【0009】
このように、当業者はキサンタン系濃厚化剤に精通しており、これらは濃厚化力(thickening power)の点では比較的有効であるが、それでもやはり2つの大きな問題を有する。
【0010】
第1は、これらが乾燥粉末の形態で提示され、この粉末は予め水性媒体中に分散させなければならず、これが、当業者もしくは最終消費者がこの分散を達成するためのこの場限りの分散剤を選択しなければならない事実に加えて、この使用のための追加段階を、したがって、追加経費および追加研究員を構成することである。
【0011】
第2は、家庭用途、例えば、屋内電気器具のスケール除去について、これがこのタイプの濃厚剤に対する制止論であることである。水性媒体中で、これらは濁った溶液を生成し、これは、提示および包装の観点から、最終消費者の期待と完全に対立するものである。
【0012】
当業者は四級アミン型と異なる表面活性剤との混合物の使用にも精通する。しかしながら、これらの有効性がアミン/表面活性剤対のしばしば困難な調整に依存することが強調されなければならない。しかしながら、これらに対する主な反論は環境的なものである。これらのカチオン性はこれらをアニオン性体(例えば、特には、魚のエラ)に吸着し易くし、これらを水生動物群にとって致命的に危険なものとする。
【0013】
したがって、当業者は断固としてポリウレタン型の濃厚剤に転向する。
【0014】
使用のため、このようなポリウレタン型の濃厚剤を可溶化しなければならない;次に、当業者は、溶液の使用に取りかかり、これはしばしば表面活性剤の名称を受ける添加剤の使用からなる。出願人は、このように配合された化合物が、キサンタン化合物の場合におけるような、透明性の問題につながり得ることを示す。
【0015】
このようなものとして、当業者は文献EP 1 093 488に精通し、これは、溶媒を用いることなく少量のレオロジー改質剤を用いて、高濃縮濃厚化会合性ポリマーを生成する技術的問題に関する。この文献は、式RO−(−AO−)−Hの非イオン性表面活性剤の、ポリウレタン型の会合性濃厚化ポリマーの水性濃縮物の粘度を大幅に低下させる薬剤としての使用を記載しており、式中、Rは6から12個の炭素原子を有するアルキル基を示し、AOはオキシエチレンもしくはオキシプロピレン基(1:2から5:6のオキシエチレン:オキシプロピレン基の数の比)を示し、「a」は7から16である。これは、ポリウレタン10重量%から50重量%および表面活性剤1重量%から25重量%を有する水性濃縮物をも記載する。これらの配合物は塗料およびワニス型含有ラテックスの用途において特に適する。
【0016】
当業者は文献EP 0 839 877にも精通し、これは、第1に粘度が低下しているが、レオロジー特性が改善されてもいる、濃厚剤の調製の問題の解決を求めている。この文献は、ウレタン系濃厚剤、非イオン性表面活性剤および第3添加物(ジエステル)からなる水系のレオロジーを調整するための濃厚剤の調製を記載する。
【0017】
彼は文献EP 0 682 094にも精通し、この目的は溶媒相の除去にあり、これはポリウレタンを液体で使用可能な形態で配合することを可能にする。この目的のため、これは水系のレオロジーを制御するための会合性濃厚化化合物を記載し、この濃厚化配合物は15,000mPa未満の粘度を有し、各々の構成要素の重量パーセンテージの観点から、濃厚化ポリマー(例えば、ポリウレタン)15%から40%、水少なくとも30%並びに1種類以上のアニオン性および/もしくは非イオン性表面活性剤1%から30%からなる。
【0018】
彼は文献EP 0 835 291にも精通し、これは、水溶性濃厚化剤(ウレタン基を含む)の水性配合物を調製するための液体形態のポリウレタン基剤を、粘度の低下に薬剤を用いることによって調製することに関し、該薬剤は2から4個の炭素原子を有するオキシアルキレン単位および炭化水素化ラジカルを含有する表面活性剤である。この文献は、各々の構成要素の重量パーセンテージで表し、表面活性剤1%から50%、濃厚化剤10%から99%および水残部で構成される配合物を記載する。
【0019】
これらの文献で、本発明の技術的問題、即ち、明確に酸性配合物のための濃厚剤の調製に関するものはない。
【0020】
最後に、当業者は文献EP 0 875 557にも精通し、これはポリエーテルウレタン型の会合性濃厚化剤の水性化合物を記載し、これは、ポリウレタン濃度を低下させながらこの化合物を含有する配合物の濃厚化を改善するため、異なる(HLBおよび混合物の表面活性剤間の質量比の値に関する条件)HLB(親水性−親油性比)の少なくとも2種類のイオン性もしくは非イオン性表面活性剤の配合物と配合される。目標とされる用途は極めて広範であり、大多数は、衛生用の酸性配合物の簡潔な言及(第2頁第55行)を除いて、酸性系の処理には関与しない(第2頁第50−56行)。これにも関わらず、このような化合物を、リン酸、硫酸もしくはクエン酸5重量%から10重量%を含有する酸性配合物において非常に一般的な方法で用いることができることが示されている(第13頁、第46から49行)。
【0021】
したがって、この文献は酸性配合物の処理に特に適するものではなく、当業者が衛生用の酸性配合物をある12の他の非酸性用途、例えば、ボーリング流体(boring fluids)、塗料、被覆材、並びにシャンプーおよび類似品用の様々なローション、または農業用および殺虫剤配合物の中に認めて分け隔てする客観的な理由は存在しない。
【0022】
したがって、キサンタン(最初に可溶化しなければならず、次いで濁った配合物を導く乾燥粉末)および四級アミン(水性動物群にとって危険である生成物)の使用に関連する不利益を防止しつつ、酸性水性配合物の粘度を高める一般的な技術的問題を解決するため、当業者は、驚くべきことに
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つの特定のイソシアネート基からなる、少なくとも1種類のポリウレタン化合物、
(c)並びに水、
を含有する新規濃厚化透明化合物を用いている。
【0023】
まったく驚くべきことに、これらの化合物は完全に透明であることが立証され、これら自体も完全に透明であり、従来技術の全てのポリウレタン化合物にはなかった濃厚化酸性水性配合物の生成を可能にする。
【0024】
加えて、このような化合物は、これらを含有する酸性水性配合物を、非常に実質的に、従来技術のポリウレタン化合物よりも有効に、濃厚化することを可能にする。
【0025】
濃厚化化合物および濃厚化酸性水性配合物の両者において透明性を保持しながら粘度の増加の一般的な問題を解決するため、出願人は、これらの目的を達成するにはポリウレタン化合物を完全に可溶化することが必要であることを認めることができた。
【0026】
出願人の功績は、特には、少なくとも2種類の表面活性剤および本出願において後述されるような少なくとも1種類の特定のポリウレタン化合物の混合物の開発にある。ここで、表面活性剤/ポリウレタン対は、表面活性剤がこれらのポリウレタンを水中で完全に可溶化するようなものであり、これは、出願人の研究によると、驚くべきことに、濃厚化化合物および濃厚化酸性水性配合物における透明性を保持しながら、この濃厚化効果の点で非常に有効である生成物を得ることを可能にする。
【0027】
したがって、(従来技術のキサンタンおよび特定のポリウレタン混合物のように)濁った溶液が生成することはなく、(四級アミンもしくは溶媒とは異なって)環境的な危険性はなく、この技術は用いるのが非常に簡単である(キサンタンのような粉末の問題がない。)。加えて、得られる濃厚化効果は非常に実質的である。
【0028】
したがって、本発明の第1の目的は
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つの特定のイソシアネート基からなる、少なくとも1種類のポリウレタン化合物、
(c)並びに水、
を含有する濃厚化透明水性化合物からなる。
【0029】
これらの濃厚化透明水性化合物は、これらが、各々の構成要素の重量パーセンテージで表し、この配合物の総重量に対して
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤10%から80%、および好ましくは、20%から65%、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つのイソシアネート基からなる、少なくとも1種類のポリウレタン化合物4%から40%、および好ましくは、10%から30%、
(c)並びに水残部、
を含有することも特徴とする。
【0030】
これらの濃厚化透明水性化合物は、これらが用いる表面活性剤に関して、該表面活性剤が、好ましくは3から40のオキシエチレン単位を有し、および好ましくは8から30個の炭素原子、および非常に好ましくは8から20個の炭素原子を有する、非イオン性オキシアルキル化脂肪族アルコールであることも特徴とする。
【0031】
これらの濃厚化透明水性化合物は、これらが用いるポリウレタンに関して、アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の基、これらの基の混合物が、好ましくは脂肪族アルコールであり、これらの脂肪族アルコールが、好ましくは8から20個の炭素原子、非常に好ましくは10から18個の炭素原子、および極めて好ましくは10から16個の炭素原子を有することも特徴とする。
【0032】
これらの濃厚化透明水性化合物は、これらが用いるポリウレタンに関して、ポリアルキレングリコール基が5,000g/moleから20,000g/mole、および好ましくは8,000g/moleから15,000g/mole、および非常に好ましくは8,000g/moleから12,000g/moleの分子量を有することも特徴とする。
【0033】
出願人は、本出願において、用いられるポリマーの分子量がGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)法を用いて決定され、この方法が、2つの検出器が取り付けられ、この一方が光の動的拡散をViscotek(商標)粘度計を用いて測定される粘度と結びつけ、他方がWaters(商標)ブランドの屈折計濃度の検出器である、Waters(商標)ブランドの液体クロマトグラフィー装置を用いるものであることを指摘する。
【0034】
この液体クロマトグラフィー機器には、研究されるポリマーの異なる分子量を分離するために当業者によって適切に選択される、立体排除カラムが取り付けられる。
【0035】
溶離液相は水相である。
【0036】
これらの濃厚化透明水性化合物は、これらが用いるポリウレタンに関して、イソシアネート基がジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物並びにこれらの混合物のうちから選択され、および好ましくは、イソシアネート基がイソホロンジイソシアネートであることも特徴とする。
【0037】
本発明の第2の目的は、酸性水性配合物の濃厚化およびこれらの透明性の保持のための
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコールの少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つの特定のイソシアネート基からなる、少なくとも1種類のポリウレタン化合物、
(c)並びに水、
を含有する濃厚化透明水性化合物の使用にある。
【0038】
この使用は、該濃厚化透明水性化合物が、各々の構成要素の重量パーセンテージで表し、この配合物の総重量に対して
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤10%から80%、および好ましくは、20%から65%、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つのイソシアネート基からなる、少なくとも1種類のポリウレタン化合物4%から40%、および好ましくは、10%から30%、
(c)並びに水残部、
を含有することも特徴とする。
【0039】
この使用は、濃厚化透明水性組成物が、好ましくは3から40のオキシエチレン単位を有し、および好ましくは8から30個の炭素原子、および非常に好ましくは8から20個の炭素原子を有する、非イオン性オキシアルキル化脂肪族アルコールである少なくとも2種類の表面活性剤を含有することも特徴とする。
【0040】
この使用は、濃厚化透明水性化合物が少なくとも1種類のポリウレタン化合物を含有し、このアルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の基またはこれらの基の混合物が、好ましくは脂肪族アルコールであり、これらの脂肪族アルコールが、好ましくは8から20個の炭素原子、非常に好ましくは10から18個の炭素原子、および極めて好ましくは10から16個の炭素原子を有することも特徴とする。
【0041】
この使用は、濃厚化透明水性化合物が少なくとも1種類のポリウレタン化合物を含有し、このポリアルキレングリコール基が5,000g/moleから20,000g/mole、および好ましくは8,000g/moleから15,000g/mole、および非常に好ましくは8,000g/moleから12,000g/moleの分子量を有することも特徴とする。
【0042】
この使用は、濃厚化透明水性化合物が少なくとも1種類のポリウレタン化合物を含有し、このイソシアネート基がジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物並びにこれらの混合物のうちから選択され、および好ましくは、イソシアネート基がイソホロンジイソシアネートであることも特徴とする。
【0043】
この使用は、濃厚化しようとする酸性水性配合物の総重量に対して、濃厚化透明水性化合物2重量%から50重量%、および好ましくは、4重量%から20重量%を用いることをも特徴とする。
【0044】
この使用は、濃厚化透明水性化合物を、特には、塩酸、リン酸、硫酸、硝酸、スルファミン酸、酢酸、ホウ酸、シトラコン酸、クエン酸、ジグリコール酸、エチレンジアミン四酢酸、フッ化水素酸、ギ酸、グルコヘプトン酸、グルタル酸、グリコール酸、グリオキシル酸、イセチオン酸、イタコン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、メチルコハク酸、オクチル酸、シュウ酸、過酢酸、プロピオン酸、サッカリン酸、コハク酸もしくは吉草酸のうちから、またはホスホン酸、例えば、特には、1−ヒドロキシエタン 1,1−ジホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチルホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチルホスホン酸、ヘキサメチレンジアミンテトラメチルホスホン酸、ヒドロキシエチルアミノジメチルホスホン酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、もしくはこれらの酸の混合物のうちから、または酸素添加水を含むこれらの酸の混合物に対して選択される、少なくとも1種類の酸性化剤化合物を含有する酸性水性構成(an acidic aqueous formation)において用いることも特徴とする。
【0045】
しかしながら、このリストは包括的なものではない。
【0046】
この使用は、濃厚化透明水性化合物を酸性水性配合物において用い、このpHが7未満、好ましくは6未満、非常に好ましくは5未満、およびさらにより好ましくは4未満であることも特徴とする。
【0047】
本発明の最後の目的は、このように濃厚化された酸性水性配合物にあり、この外見は透明である。
【0048】
本発明は、以下の説明および以下の非限定的な実施例を読むことでより良好に理解される。
【0049】
実施例
【実施例1】
【0050】
この実施例は、クエン酸を含有する酸性水性配合物を濃厚化する観点での、本発明もしくは従来技術による濃厚化水性化合物の使用を説明する。
【0051】
この実施例は、本発明による濃厚化水性化合物および本発明による酸性水性配合物も説明する。
【0052】
試験番号1から16の各々に対して、各々の濃厚化化合物および各々の酸性水性配合物の透明性もしくはにごり特性を視覚的に評価することによって開始する。
【0053】
最後に、各々の酸性水性配合物のBrookfield(商標)粘度を、25℃および20rpmで、(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いて測定する。
【0054】
この後、この粘度と濃厚化しようとする酸性水性配合物に導入される濃厚化水性化合物の質量パーセンテージとの比Rを算出する。
【0055】
試験番号1
この試験は従来技術を説明する。
【0056】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリウレタン濃厚化剤10%、
からなる濃厚化化合物を用い、このポリウレタン濃厚化剤は、このポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
5,500g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール87.0%、
ジ−イソシアネートトルエン6.3%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
ラウリルエーテルスルフェートの乾燥重量基準で28%の水溶液90%、
からなる。
【0057】
このように、この濃厚化化合物はポリウレタン濃厚化剤および本発明には含まれ得ない表面活性剤を用いる。
【0058】
このようにして生成される濃厚化化合物は濁っている。
【0059】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物14%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水83%
を含有する。
【0060】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0061】
このようにして生成される酸性水性配合物は濁っていることが立証される。
【0062】
試験番号2
この試験は従来技術を説明する。
【0063】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリウレタン濃厚化剤10%、
からなる濃厚化化合物を用い、このポリウレタン濃厚化剤は、このポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
5,500g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール87.0%、
ジ−イソシアネートトルエン6.3%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
14および15個の炭素原子並びに8つのオキシエチレン単位を有する2種類の脂肪族アルコールの混合物90%、
からなる。
【0064】
このように、この濃厚化化合物は本発明に含まれ得ないポリウレタン濃厚化剤および本発明に含まれ得ない表面活性剤を用いる。
【0065】
このようにして生成される濃厚化化合物は濁っている。
【0066】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物14.2%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水82.8%
を含有する。
【0067】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0068】
このようにして生成される酸性水性配合物は濁っていることが立証される。
【0069】
試験番号3
この試験は従来技術を説明する。
【0070】
濃厚化化合物
この試験は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリウレタン濃厚化剤10%、
からなる濃厚化化合物を用い、このポリウレタン濃厚化剤は、このポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール69.4%、
イソホロンジ−イソシアネート5.3%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール25.3%、
ラウリルエーテルスルフェートの乾燥重量で28%の水溶液90%、
からなる。
【0071】
このように、この濃厚化化合物は本発明に含まれ得るポリウレタン濃厚化剤および本発明に含まれ得ない表面活性剤を用いる。
【0072】
このようにして生成される濃厚化化合物は濁っている。
【0073】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物13.6%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水83.4%
を含有する。
【0074】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0075】
このようにして生成される酸性水性配合物は濁っていることが立証される。
【0076】
試験番号4
この試験は従来技術を説明する。
【0077】
濃厚化配合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
5,500g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール87.0%、
ジ−イソシアネートトルエン6.3%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%;
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0078】
このように、この濃厚化化合物は本発明に含まれ得ないポリウレタン濃厚化剤および本発明に含まれ得る表面活性剤を用いる。
【0079】
このように生成される濃厚化化合物は濁っている。
【0080】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物10.4%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水86.6%
を含有する。
【0081】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0082】
このようにして生成される酸性水性配合物は濁っていることが立証される。
【0083】
試験番号5
この試験は本発明を説明する。
【0084】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
5,500g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール69.4%、
イソホロンジ−イソシアネート5.3%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール25.3%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0085】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0086】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物9.1%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水87.9%、
を含有する。
【0087】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0088】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0089】
試験番号6
この試験は本発明を説明する。
【0090】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
8,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール69.4%、
イソホロンジ−イソシアネート5.3%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール25.3%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0091】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0092】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物9.1%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水87.9%、
を含有する。
【0093】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0094】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0095】
試験番号7
この試験は本発明を説明する。
【0096】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール69.4%、
イソホロンジ−イソシアネート5.3%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール25.3%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0097】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0098】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物9.1%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水87.9%、
を含有する。
【0099】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0100】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0101】
試験番号8
この試験は本発明を説明する。
【0102】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール88.5%、
イソホロンジ−イソシアネート5.4%、
12および13個の炭素原子を有する直鎖アルコールの混合物6.1%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0103】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0104】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物9.1%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水87.9%、
を含有する。
【0105】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0106】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0107】
試験番号9
この試験は本発明を説明する。
【0108】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール87.2%、
イソホロンジ−イソシアネート6.6%、
12、13、14および15個の炭素原子を有する直鎖アルコールの混合物6.2%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0109】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0110】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物9.1%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水87.9%、
を含有する。
【0111】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0112】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0113】
試験番号10
この試験は本発明を説明する。
【0114】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール88.2%、
イソホロンジ−イソシアネート6.0%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール5.8%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0115】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0116】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物5.7%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水91.3%、
を含有する。
【0117】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0118】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0119】
試験番号11
この試験は本発明を説明する。
【0120】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール88.2%、
イソホロンジ−イソシアネート6.0%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール5.8%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0121】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0122】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物4.35%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水92.65%、
を含有する。
【0123】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0124】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0125】
試験番号12
この試験は本発明を説明する。
【0126】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール88.2%、
イソホロンジ−イソシアネート6.0%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール5.8%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0127】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0128】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物4.4%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水92.6%、
を含有する。
【0129】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0130】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0131】
試験番号13
この試験は本発明を説明する。
【0132】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール88.2%、
イソホロンジ−イソシアネート6.0%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール5.8%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0133】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0134】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物4.45%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水92.55%、
を含有する。
【0135】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0136】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0137】
試験番号14
この試験は本発明を説明する。
【0138】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール88.2%、
イソホロンジ−イソシアネート6.0%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール5.8%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0139】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0140】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物4.5%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水92.5%、
を含有する。
【0141】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0142】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0143】
試験番号15
この試験は本発明を説明する。
【0144】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール86.6%、
イソホロンジ−イソシアネート6.7%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0145】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0146】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物5.7%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水91.2%、
を含有する。
【0147】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0148】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0149】
試験番号16
この試験は本発明を説明する。
【0150】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール86.6%、
イソホロンジ−イソシアネート6.7%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0151】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0152】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸3%、
上記濃厚化化合物4.5%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水92.5%、
を含有する。
【0153】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0154】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0155】
試験番号1から16に関する全ての結果を表1に示す。
【0156】
【表1】

【0157】
表1を読解することで、従来技術の濃厚化水性化合物が当業者を満足させないことが示される。これらは全て濁っており、同じことがこれらを含有する酸性水性配合物にも当てはまる;さらに、これらの濃厚化効果は、全て50未満であるR比の値に反映されるように、弱い。
【0158】
反対に、特には選り抜きの表面活性剤およびポリウレタン化合物に基づく、本発明による濃厚化水性化合物は、これらを含有する酸性水性配合物と同様に、透明性を有する。加えて、得られる濃厚化効果は、本発明の場合においてはRの値が全て50を上回るため、従来技術について測定されるものを遙かに凌駕する。
【実施例2】
【0159】
この実施例は、クエン酸もしくは酸素添加水を含有する酸性水性配合物を濃厚化する観点での、本発明による濃厚化水性化合物の使用を説明する。
【0160】
この実施例は、本発明による濃厚化水性化合物および本発明による酸性水性配合物をも説明する。
【0161】
試験番号17および18に対して、各々の濃厚化化合物および各々の酸性水性配合物の透明性もしくはにごり特性を視覚的に評価することによって開始する。
【0162】
最後に、各々の酸性水性配合物のBrookfield(商標)粘度を、25℃および10rpmで、(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いて瞬間t=0で測定し、同じ測定を瞬間t=28日に行う。
【0163】
試験番号17
この試験は本発明を説明する。
【0164】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール86.6%、
イソホロンジ−イソシアネート6.7%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0165】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0166】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
クエン酸10%、
上記濃厚化化合物10.4%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水79.6%、
を含有する。
【0167】
酸性水性配合物のpHは2未満である。
【0168】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0169】
この水性配合物の、25℃および10rpmで(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いる、Brookfield(商標)粘度は
瞬間t=0で1275mPa.s
瞬間t=28日で1200mPa.s
に等しい。
【0170】
このように、この試験は、本発明による水性化合物が酸性水性配合物を、この透明性を維持しながら、有効に濃厚化し得ることを示す。
【0171】
さらに、この試験は、本発明による濃厚化水性化合物のおかげで、濃厚化効果が経時的に維持され得ることを示す。
【0172】
試験番号18
この試験は本発明を説明する。
【0173】
濃厚化化合物
この試験は、この化合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
10,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール86.6%、
イソホロンジ−イソシアネート6.7%、
14個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化化合物を用いる。
【0174】
このように生成される濃厚化化合物は透明である。
【0175】
酸性水性配合物
この濃厚化化合物を酸性水性配合物の濃厚化に用い、この酸性水性配合物は、この配合物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
酸素添加水21.1%、
上記濃厚化化合物11.0%、
酸素添加水の安定化剤として用いられる1−ヒドロキシエチレン1,1ジ−ホスホン酸0.5%、
濃厚化化合物中に既に存在する水に加えて水67.6%、
を含有する。
【0176】
酸性水性配合物のpHは3未満である。
【0177】
このようにして生成される酸性水性配合物は透明であることが立証される。
【0178】
この水性配合物の、25℃および10rpmで(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いる、Brookfield(商標)粘度は
瞬間t=0で2100mPa.s
瞬間t=28日で1800mPa.s
に等しい。
【0179】
このように、これらの試験は、本発明による水性化合物が酸性水性配合物を、この透明性を維持しながら、有効に濃厚化し得ることを示す。
【0180】
さらに、この試験は、本発明による濃厚化水性化合物のおかげで、濃厚化効果が経時的に維持され得ることを示す。
【実施例3】
【0181】
本発明を説明する試験番号19から23は、この組成物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
6,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール81.5%、
イソホロンジ−イソシアネート6.7%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水15.90重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤21.99重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.02重量%、
からなる濃厚化組成物を用いる。
【0182】
このように生成される濃厚化組成物は透明である。
【0183】
この濃厚化組成物を異なる酸性水性配合物の濃厚化に用い、この性質を表2に示す。
【0184】
この表は、各々の酸性水性配合物の、25℃および10rpmで(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いるBrookfield(商標)粘度の値をも、この透明性または濁り特性と共に示す。
【0185】
【表2】

【0186】
このように、これらの試験は、本発明による水性組成物が酸性水性配合物を、これらの透明性を維持しながら、有効に濃厚化し得ることを示す。
【実施例4】
【0187】
本発明を説明する試験番号24から27は、この組成物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
6,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール81.5%、
イソホロンジ−イソシアネート6.7%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
からなるポリウレタン濃厚化剤30.0%、
水20.0重量%、
脂肪鎖に9個の炭素原子を有し、115のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤20.0重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤30.0重量%、
からなる濃厚化組成物を用いる。
【0188】
このように生成される濃厚化組成物は透明である。
【0189】
この濃厚化組成物を異なる酸性水性配合物の濃厚化に用い、この性質を表3に示す。
【0190】
この表は、各々の酸性水性配合物の、25℃および10rpmで(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いるBrookfield(商標)粘度の値をも、この透明性または濁り特性と共に示す。
【0191】
【表3】

【0192】
このように、これらの試験は、本発明による水性組成物が酸性水性配合物を、これらの透明性を維持しながら、有効に濃厚化し得ることを示す。
【実施例5】
【0193】
本発明を説明する試験番号28から29は、この組成物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
6,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール81.5%、
イソホロンジ−イソシアネート6.7%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール6.7%、
からなるポリウレタン濃厚化剤25.0%、
水31.0重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤25.0重量%、
脂肪鎖に14から15個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤15.0重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.0重量%、
からなる濃厚化組成物を用いる。
【0194】
このように生成される濃厚化組成物は透明である。
【0195】
この濃厚化組成物を異なる酸性水性配合物の濃厚化に用い、この性質を表4に示す。
【0196】
この表は、各々の酸性水性配合物の、25℃および10rpmで(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いるBrookfield(商標)粘度の値をも、この透明性または濁り特性と共に示す。
【0197】
【表4】

【0198】
このように、これらの試験は、本発明による水性組成物が酸性水性配合物を、これらの透明性を維持しながら、有効に濃厚化し得ることを示す。
【実施例6】
【0199】
本発明を説明する試験番号30から33は、この組成物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
20,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール93.7%、
イソホロンジ−イソシアネート3.43%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール2.87%、
からなるポリウレタン濃厚化剤10.0%、
水20.0重量%、
脂肪鎖に8から10個の炭素原子を有し、100のエチレンオキシド単位および5のプロピレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤40.0重量%、
脂肪鎖に12から15個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤30.0重量%、
からなる濃厚化組成物を用いる。
【0200】
このように生成される濃厚化組成物は透明である。
【0201】
この濃厚化組成物を異なる酸性水性配合物の濃厚化に用い、この性質を表5に示す。
【0202】
この表は、各々の酸性水性配合物の、25℃および10rpmで(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いるBrookfield(商標)粘度の値をも、この透明性または濁り特性と共に示す。
【0203】
【表5】

【0204】
このように、これらの試験は、本発明による水性組成物が酸性水性配合物を、これらの透明性を維持しながら、有効に濃厚化し得ることを示す。
【実施例7】
【0205】
本発明を説明する試験番号34から36は、この組成物の総重量に対する構成要素の重量パーセンテージで表し
ポリマーの総重量に対する異なるモノマーの重量パーセンテージで表し
20,000g/moleに等しい分子量のポリエチレングリコール93.7%、
イソホロンジ−イソシアネート3.43%、
12個の炭素原子を有する直鎖アルコール2.87%、
からなるポリウレタン濃厚化剤17.65%、
水35.91重量%、
脂肪鎖に8個の炭素原子を有し、35のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤20.0重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、7のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤22.0重量%、
脂肪鎖に12から18個の炭素原子を有し、3のエチレンオキシド単位を含む脂肪族アルコールの混合物であるエトキシル化非イオン性表面活性剤4.44重量%、
からなる濃厚化組成物を用いる。
【0206】
このように生成される濃厚化組成物は透明である。
【0207】
この濃厚化組成物を異なる酸性水性配合物の濃厚化に用い、この性質を表6に示す。
【0208】
この表は、各々の酸性水性配合物の、25℃および10rpmで(当業者に周知の方法に従って)モジュール番号3を用いるBrookfield(商標)粘度の値をも、この透明性または濁り特性と共に示す。
【0209】
【表6】

【0210】
このように、これらの試験は、本発明による水性組成物が酸性水性配合物を、これらの透明性を維持しながら、有効に濃厚化し得ることを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つのイソシアネート基
からなる少なくとも1種類のポリウレタン化合物、
(c)並びに水、
を含有する濃厚化透明水性化合物。
【請求項2】
各々の構成要素の重量パーセンテージで表し、配合物の総重量に対して
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤10%から80%、および好ましくは、20%から65%、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つのイソシアネート基からなる、
少なくとも1種類のポリウレタン化合物4%から40%、および好ましくは、10%から30%、
(c)並びに水残部、
を含有することを特徴とする、請求項1に記載の濃厚化透明水性化合物。
【請求項3】
濃厚化透明水性化合物が用いる表面活性剤に関して、該表面活性剤が、好ましくは3から40のオキシエチレン単位を有し、および好ましくは8から30個の炭素原子、および非常に好ましくは8から20個の炭素原子を有する、非イオン性オキシアルキル化脂肪族アルコールであることを特徴とする、請求項1もしくは2の一項に記載の濃厚化透明水性化合物。
【請求項4】
濃厚化透明水性化合物が用いるポリウレタンに関して、アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の基、これらの基の混合物が、好ましくは、脂肪族アルコールであり、これらの脂肪族アルコールが、好ましくは8から20個の炭素原子、非常に好ましくは10から18個の炭素原子、および極めて好ましくは10から16個の炭素原子を有することを特徴とする、請求項1から3の一項に記載の濃厚化透明水性化合物。
【請求項5】
濃厚化透明水性化合物が用いるポリウレタンに関して、ポリアルキレングリコール基が5,000g/moleから20,000g/mole、および好ましくは8,000g/moleから15,000g/mole、および非常に好ましくは8,000g/moleから12,000g/moleの分子量を有することを特徴とする、請求項1から4の一項に記載の濃厚化透明水性化合物。
【請求項6】
濃厚化透明水性化合物が用いるポリウレタンに関して、イソシアネート基がジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジイソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物並びにこれらの混合物のうちから選択されることを特徴とし、および好ましくは、イソシアネート基がイソホロンジイソシアネートであることを特徴とする、請求項1から5の一項に記載の濃厚化透明水性化合物。
【請求項7】
酸性水性配合物の濃厚化およびこれらの透明性の保持のための
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つの特定のイソシアネート基からなる、少なくとも1種類のポリウレタン化合物、
(c)並びに水、
を含有する濃厚化透明水性化合物の使用。
【請求項8】
該濃厚化透明水性化合物が、各々の構成要素の重量パーセンテージで表し、この配合物の総重量に対して
(a)少なくとも2種類の非イオン性表面活性剤10%から80%、および好ましくは、20%から65%、
(b)アルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の少なくとも1つの基またはこれらの基の混合物、好ましくはポリエチレングリコールである、ポリアルキレングリコール型の少なくとも1つの基、および
モノイソシアネート、および特には、1−デシルイソシアネート、1−ドデシルイソシアネート、ミリスチルイソシアネート、パルミチルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、
ジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物、
トリイソシアネート、および特には、ヘキサメチレンジイソシアネートビューレット、ヘキサメチレンジイソシアネートトリマー、イソホロンジイソシアネートトリマー、
並びにこれらの混合物、
のうちから選択される少なくとも1つのイソシアネート基からなる、少なくとも1種類のポリウレタン化合物4%から40%、および好ましくは、10%から30%、
(c)並びに水残部、
を含有することを特徴とする、請求項7に記載の使用。
【請求項9】
濃厚化透明水性化合物が、好ましくは3から40のオキシエチレン単位を有し、および好ましくは8から30個の炭素原子、および非常に好ましくは8から20個の炭素原子を有する、非イオン性オキシアルキル化脂肪族アルコールである少なくとも2種類の表面活性剤を含有することを特徴とする、請求項7もしくは8の一項に記載の使用。
【請求項10】
濃厚化透明水性化合物が少なくとも1種類のポリウレタン化合物を含有し、このアルキルもしくはアリールもしくはアリアルキル型の基またはこれらの基の混合物が、好ましくは、脂肪族アルコールであり、これらの脂肪族アルコールが、好ましくは8から20個の炭素原子、非常に好ましくは10から18個の炭素原子、および極めて好ましくは10から16個の炭素原子を有することを特徴とする、請求項7から9の一項に記載の使用。
【請求項11】
濃厚化透明水性化合物が少なくとも1種類のポリウレタン化合物を含有し、このポリエチレングリコール基が5,000g/moleから20,000g/mole、および好ましくは8,000g/moleから15,000g/mole、および非常に好ましくは8,000g/moleから12,000g/moleの分子量を有することを特徴とする、請求項7から10の一項に記載の使用。
【請求項12】
濃厚化透明水性化合物が少なくとも1種類のポリウレタン化合物を含有し、このイソシアネート基がジイソシアネート、および特には、1,4−ブタンジ−イソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、および特には、イソホロンジイソシアネート、1,3−および1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’ジイソシアナトシクロヘキシルメタン、1−メチル−2,4−ジイソシアナトシクロヘキサンおよび1−メチル−2,6−ジイソシアナトシクロヘキサンとのこの混合物並びにこれらの混合物のうちから選択されることを特徴とし、および好ましくは、イソシアネート基がイソホロンジイソシアネートであることを特徴とする、請求項7から11の一項に記載の使用。
【請求項13】
濃厚化しようとする酸性水性配合物の総重量に対して、濃厚化透明水性化合物2重量%から50重量%、および好ましくは、4重量%から20重量%を用いることを特徴とする、請求項7から12の一項に記載の使用。
【請求項14】
濃厚化透明水性化合物を、特には、塩酸、リン酸、硫酸、硝酸、スルファミン酸、酢酸、ホウ酸、シトラコン酸、クエン酸、ジグリコール酸、エチレンジアミン四酢酸、フッ化水素酸、ギ酸、グルコヘプトン酸、グルタル酸、グリコール酸、グリオキシル酸、イセチオン酸、イタコン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、メチルコハク酸、オクチル酸、シュウ酸、過酢酸、プロピオン酸、サッカリン酸、コハク酸もしくは吉草酸のうちから、またはホスホン酸、例えば、特には、1−ヒドロキシエタン 1,1−ジホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチルホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチルホスホン酸、ヘキサメチレンジアミンテトラメチルホスホン酸、ヒドロキシエチルアミノジメチルホスホン酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、もしくはこれらの酸の混合物のうちから、または酸素添加水を含むこれらの酸の混合物に対して選択される、少なくとも1種類の酸性化剤化合物を含有する酸性水性構成において用いることを特徴とする、請求項7から13の一項に記載の使用。
【請求項15】
濃厚化透明水性化合物を酸性水性配合物において用い、このpHが7未満、好ましくは6未満、非常に好ましくは5未満、およびさらにより好ましくは4未満であることを特徴とする、請求項7から14の一項に記載の使用。
【請求項16】
請求項1から6の一項に記載の濃厚化水性化合物を含有することを特徴とする、外見が透明であり、濃厚化された酸性水性配合物。

【公表番号】特表2009−520095(P2009−520095A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546666(P2008−546666)
【出願日】平成18年12月13日(2006.12.13)
【国際出願番号】PCT/IB2006/003645
【国際公開番号】WO2007/072152
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(398051154)コアテツクス・エス・アー・エス (35)
【Fターム(参考)】