説明

炎症及び免疫関連使用のためのシクロヘキセニル−アリール化合物

本発明は、構造式(I)の化合物:
【化50】


又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、包接化合物、若しくはプロドラッグに関し;式中、A、L、Y、W、W、Z、X、X、及びnは、本願明細書で定義される。これらの化合物は、免疫抑制剤として有用であり、尚且つ、炎症状態、アレルギー性疾患、及び免疫疾患の治療と予防に有用である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)によって表される化合物:
【化42】

又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、包接化合物、若しくはプロドラッグであり;式中:
Aは、−O−、−S−、−NR11−、−CR=CR−、−N=CR−、−CR=N−、又は−N=N−であり;
及びWはそれぞれ独立して、CR又はNであり;
Xは、−S−、−O−、又は−NR−であり;
各Xは、−N−又は−CR−から独立して選択され;
Yは、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、C(O)OR、又は置換基を有していてもよいヘテロシクリルであり;
Lはリンカーであり;
Zは置換基であり;
は、−H又は低級アルキルであり;
はそれぞれ独立して、−H又は低級アルキルであり;
及びRはそれぞれ独立して、H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORであり;
はそれぞれ独立して、H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、又は置換基を有していてもよいヘテロアラルキルであり;
及びRはそれぞれ独立して、H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、又は置換基を有していてもよいヘテロアラルキルであり;又はR及びRは、これらに結合する窒素と共に、置換基を有していてもよいヘテロシクリル又は置換基を有していてもよいヘテロアリールであり;
はそれぞれ独立して、−H、ハロ、アルキル、−OR、−NR、−C(O)R、−C(O)OR、又は−C(O)NRであり;
11は、H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)SR、−C(S)NR、−C(S)R、−C(S)OR、−C(S)SR、−C(NR)NR、−C(NR)R、−C(NR)OR、又は−C(NR)SRであり;
nは0、1、2、3、4、5、6、7であり;
pは1又は2であり;
但し、前記化合物は:
2,6−ジフルオロ−N−[4−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−ベンズアミド;
N−[4−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−3−フルオロ−イソニコチンアミド;
N−[4−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−3−メチル−イソニコチンアミド;
N−[4−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−3−フルオロ−イソニコチンアミド;
2,6−ジフルオロ−N−[4−(1−オキサゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−ベンズアミド;
N−[4−(1−オキサゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−3−フルオロ−イソニコチンアミド;
2,6−ジフルオロ−N−[5−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−ピリジン−2−イル]−ベンズアミド塩酸塩;
N−[4−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−3−フルオロ−イソニコチンアミド二塩酸塩;
2,6−ジフルオロ−N−[4−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−ベンズアミド塩酸塩;
2,6−ジフルオロ−N−[4−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−ベンズアミド;
5−メチル−ピリミジン−4−カルボン酸[4−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−アミド;
2,6−ジフルオロ−N−[4−(1−チアゾール−2−イル−4−ホルミル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−ベンズアミド;
2,6−ジフルオロ−N−[4−(1−オキサゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−ベンズアミド塩酸塩;
2,6−ジフルオロ−N−{4−[1−(4−メチル−オキサゾール−2−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−ベンズアミド;
5−メチル−ピリミジン−4−カルボン酸{4−[1−(4,5−ジメチル−オキサゾール−2−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−アミド;
2,6−ジフルオロ−N−{4−[1−(4,5−ジメチル−オキサゾール−2−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−ベンズアミド;
N−{4−[1−(1H−テトラゾール−5−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−3−フルオロ−イソニコチンアミド;
N−{4−[1−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−3−フルオロ−イソニコチンアミド;
N−{4−[1−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−3−フルオロ−イソニコチンアミド;
2,6−ジフルオロ−N−{4−[1−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−ベンズアミド;
2,6−ジフルオロ−N−{4−[1−(1H−テトラゾール−5−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−ベンズアミド;
2,6−ジフルオロ−N−{4−[1−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル]−フェニル}−ベンズアミド;
2,6−ジフルオロ−N−[5−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−ベンズアミド;又は
2,6−ジフルオロ−N−[5−(1−チアゾール−2−イル−4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロ−ピリジン−3−イル)−ピリミジン−2−イル]−ベンズアミド塩酸塩ではない。
【請求項2】
Lが、−NRCH−、−CHNR−、−C(O)−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−OC(O)−、−C(O)O−、−C(S)−、−NR−C(S)−、−C(S)−NR−、−NRC(NR)−、又は−C(NR)NR−であり;
Rがそれぞれ独立して、−H、アルキル、−C(O)−R13、又は−C(O)OR13であり;
がそれぞれ独立して、−H、ハロ、アルキル、−OR13、−NR1415、−C(O)R13、−C(O)OR13、又は−C(O)R1415であり;
13がそれぞれ独立して、−H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、又は置換基を有していてもよいヘテロアラルキルであり;
14及びR15がそれぞれ独立して、H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、又は置換基を有していてもよいヘテロアラルキルであり;又はR14及びR15が、これらに結合する窒素と共に、置換基を有していてもよいヘテロシクリル又は置換基を有していてもよいヘテロアリールである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Lが−NRCH−、−CHNR−、−NR−C(O)−、又は−C(O)−NR−である請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Rが−Hである請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
Lが−NH−C(O)−又は−C(O)−NH−である請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
Yが置換基を有していてもよいフェニル、置換基を有していてもよいオキサゾリル、置換基を有していてもよいフラニル、置換基を有していてもよいピラゾリル、置換基を有していてもよいピリミジニル、置換基を有していてもよいピリジニル、置換基を有していてもよいピリダジニル、置換基を有していてもよいチアジアゾリル、又は置換基を有していてもよいチオフェニルである請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Yが未置換である請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
Yが置換基を有していてもよいフェニル、置換基を有していてもよいピリミジニル、又は置換基を有していてもよいピリジニルである請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
Yが1〜2個の置換基で置換される請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
前記1〜2個の置換基がそれぞれ独立して、低級アルキル又はハロである請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Yがジフルオロフェニルである請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Zが置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORである請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Zが置換基を有していてもよい低級アルキル、−OR、−C(O)R、又は−C(O)ORである請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
Zが−CH又は−C(O)Hである請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
前記化合物が式(II)によって表され:
【化43】

式中、R及びRはそれぞれ独立して、−H又は低級アルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
Lが−NHCH−、−CHNH−、−NH−C(O)−、又は−C(O)−NH−であり;
Yが置換基を有していてもよいフェニル、置換基を有していてもよいピリミジニル、又は置換基を有していてもよいピリジニルであり;
Zが置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORである請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
前記化合物が式(III):
【化44】

によって表される請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
Lが−NHCH−、−CHNH−、−NH−C(O)−、又は−C(O)−NH−であり;
Yが置換基を有していてもよいフェニル、置換基を有していてもよいピリミジニル、又は置換基を有していてもよいピリジニルであり;
Zが置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORである請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
Zが置換基を有していてもよい低級アルキル、−OR、−C(O)R、又は−C(O)ORである請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
Zが−CH又は−C(O)Hである請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
及びRが両方とも−Hである請求項18に記載の化合物。
【請求項22】
前記化合物が式(IV)の化合物であり:
【化45】

式中、Zが置換基である請求項17に記載の化合物。
【請求項23】
Lが−NRCH−、−CHNR−、−C(O)−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−OC(O)−、−C(O)O−、−C(S)−、−NR−C(S)−、−C(S)−NR−、−NRC(NR)−、又は−C(NR)NR−であり;
Rがそれぞれ独立して、−H、アルキル、−C(O)−R13、又は−C(O)OR13であり;
がそれぞれ独立して、−H、ハロ、アルキル、−OR13、−NR1415、−C(O)R13、−C(O)OR13、又は−C(O)R1415であり;
13がそれぞれ独立して、−H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、又は置換基を有していてもよいヘテロアラルキルであり;
14及びR15がそれぞれ独立して、H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、又は置換基を有していてもよいヘテロアラルキルであり;又はR14及びR15が、これらに結合する窒素と共に、置換基を有していてもよいヘテロシクリル又は置換基を有していてもよいヘテロアリールである請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
Lが−NRCH−、−CHNR−、−NR−C(O)−、又は−C(O)−NR−である請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
Rが−Hである請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
Lが−NH−C(O)−又は−C(O)−NH−である請求項24に記載の化合物。
【請求項27】
Yが置換基を有していてもよいフェニル、置換基を有していてもよいオキサゾリル、置換基を有していてもよいフラニル、置換基を有していてもよいピラゾリル、置換基を有していてもよいピリミジニル、置換基を有していてもよいピリジニル、置換基を有していてもよいピリダジニル、置換基を有していてもよいチアジアゾリル、又は置換基を有していてもよいチオフェニルである請求項22に記載の化合物。
【請求項28】
Yが未置換である請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
Yが置換基を有していてもよいフェニル、置換基を有していてもよいピリミジニル、又は置換基を有していてもよいピリジニルである請求項27に記載の化合物。
【請求項30】
Yが1〜2個の置換基で置換される請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
前記1〜2個の置換基がそれぞれ独立して、低級アルキル又はハロである請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Yがジフルオロフェニルである請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
が置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORである請求項22に記載の化合物。
【請求項34】
が置換基を有していてもよい低級アルキル、−OR、−C(O)R、又は−C(O)ORである請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
が−CH又は−C(O)Hである請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
及びRが両方とも−Hである請求項22に記載の化合物。
【請求項37】
前記化合物が式(V)の化合物であり:
【化46】

式中、各Xは独立して、N又はCRであり、少なくとも2個のX基がCRである請求項22に記載の化合物。
【請求項38】
Lが−NRCH−、−CHNR−、−C(O)−、−NR−C(O)−、−C(O)−NR−、−OC(O)−、−C(O)O−、−C(S)−、−NR−C(S)−、−C(S)−NR−、−NRC(NR)−、又は−C(NR)NR−であり;
Rがそれぞれ独立して、−H、アルキル、−C(O)−R13、又は−C(O)OR13であり;
がそれぞれ独立して、−H、ハロ、アルキル、−OR13、−NR1415、−C(O)R13、−C(O)OR13、又は−C(O)R1415であり;
13がそれぞれ独立して、−H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、又は置換基を有していてもよいヘテロアラルキルであり;
14及びR15がそれぞれ独立して、H、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、又は置換基を有していてもよいヘテロアラルキルであり;又はR14及びR15が、これらに結合する窒素と共に、置換基を有していてもよいヘテロシクリル又は置換基を有していてもよいヘテロアリールである請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
Lが−NRCH−、−CHNR−、−NR−C(O)−、又は−C(O)−NR−である請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
Rが−Hである請求項38に記載の化合物。
【請求項41】
Lが−NH−C(O)−又は−C(O)−NH−である請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
が置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORである請求項37に記載の化合物。
【請求項43】
が置換基を有していてもよい低級アルキル、−OR、−C(O)R、又は−C(O)ORである請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
が−CH又は−C(O)Hである請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
及びRが両方とも−Hである請求項37に記載の化合物。
【請求項46】
環Bが、
【化47】

であり、
式中、R17が置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORである請求項37に記載の化合物。
【請求項47】
17が置換基を有していてもよい低級アルキル、ハロ、又は−ORである請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
17が−CH又は−Fである請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
環Bが、
【化48】

であり、
式中、各R17が独立して、置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORである請求項37に記載の化合物。
【請求項50】
各R17が独立して、置換基を有していてもよい低級アルキル、ハロ、又は−ORである請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
各R17が−Fである請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
前記化合物が、
【化49】

から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項53】
Lが−NHCH−、−CHNH−、−NH−C(O)−、又は−C(O)−NH−であり;
Yが置換基を有していてもよいフェニル、置換基を有していてもよいピリミジニル、又は置換基を有していてもよいピリジニルであり;
Zが置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキニル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよいシクロアルケニル、置換基を有していてもよいヘテロシクリル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいヘテロアリール、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいヘテロアラルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、−OR、−SR、−NR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−C(O)SR、−SC(O)R、−C(S)NR、−NRC(S)R、−C(S)R、−C(S)OR、−OC(S)R、−C(S)SR、−SC(S)R、−C(NR)NR、−NRC(NR)R、−C(NR)R、−C(NR)OR、−OC(NR)R、−C(NR)SR、−SC(NR)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−SC(O)OR、−SC(O)NR、−SC(O)SR、−NRC(O)SR、−OC(O)SR、−OC(S)OR、−OC(S)NR、−NRC(S)OR、−NRC(S)NR、−SC(S)OR、−SC(S)NR、−SC(S)SR、−NRC(S)SR、−OC(S)SR、−OC(NR)OR、−OC(NR)NR、−NRC(NR)OR、−NRC(NR)NR、−SC(NR)OR、−SC(NR)NR、−SC(NR)SR、−NRC(NR)SR、−OC(NR)SR、−S(O)、−S(O)NR、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−S(O)OR、−OS(O)、又は−OS(O)ORである請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
Yが置換基を有していてもよいフェニルである請求項53に記載の化合物。
【請求項55】
薬学的に許容される担体、及び請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項56】
1つ以上の追加の治療薬をさらに含む請求項55に記載の医薬組成物。
【請求項57】
前記追加の治療薬が、免疫抑制剤、抗炎症剤、及びその適切な混合物からなる群から選択される請求項56に記載の医薬組成物。
【請求項58】
前記追加の治療薬が、ステロイド、非ステロイド系抗炎症剤、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、及びその適切な混合物からなる群から選択される請求項57に記載の医薬組成物。
【請求項59】
請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物を細胞に投与する工程を含む、免疫細胞活性化を阻害する方法。
【請求項60】
前記化合物を対象に投与することによって、前記対象内で免疫細胞活性化を阻害する請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記対象がヒトである請求項60に記載の方法。
【請求項62】
請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物を細胞に投与する工程を含む、前記細胞内のサイトカイン産生を阻害する方法。
【請求項63】
前記化合物を対象に投与することによって、前記対象内でサイトカイン産生を阻害する請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記対象がヒトである請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記サイトカインが、IL−2、IL−4、IL−5、IL−13、GM−CSF、IFN−γ、TNF−γ、及びその組み合わせからなる群から選択される請求項63に記載の方法。
【請求項66】
前記サイトカインがIL−2である請求項65に記載の方法。
【請求項67】
請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物を細胞に投与する工程を含む、前記細胞内で免疫細胞活性化に関与するイオンチャネルを調節する方法。
【請求項68】
前記イオンチャネルが対象内であり、前記化合物を前記対象に投与することによって前記イオンチャネルを調節する請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記対象がヒトである請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記イオンチャネルがCa2+遊離活性化Ca2+チャネル(CRAC)である請求項68に記載の方法。
【請求項71】
請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物を前記細胞に投与する工程を含む、抗原に反応してT細胞及び/又はB細胞の増殖を阻害する方法。
【請求項72】
前記化合物を対象に投与することによって、T細胞及び/又はB細胞の増殖を前記対象内で阻害する請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記対象がヒトである請求項72に記載の方法。
【請求項74】
請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物の有効量を対象に投与する工程を含む、それを必要とする前記対象内における免疫疾患の治療又は予防方法。
【請求項75】
前記対象がヒトである請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記疾患が、多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、自己免疫性ブドウ膜炎、自己免疫性溶血性貧血、悪性貧血、自己免疫性血小板減少症、側頭動脈炎、抗リン脂質抗体症候群、ウェゲネル肉芽腫症などの脈管炎、ベーチェット病、乾癬、疱疹状皮膚炎、尋常性天疱瘡、白斑、クローン病、潰瘍性大腸炎、原発性胆汁性肝硬変、自己免疫性肝炎、1型又は免疫介在性糖尿病、グレーブズ病、橋本甲状腺炎、自己免疫性卵巣炎及び睾丸炎、副腎の自己免疫疾患、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発生筋炎、皮膚筋炎、強直性脊椎炎、及びシェーグレン症候群からなる群から選択される請求項74に記載の方法。
【請求項77】
請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物の有効量を対象に投与する工程を含む、それを必要とする前記対象内における炎症状態の治療又は予防方法。
【請求項78】
前記対象がヒトである請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記疾患が移植拒絶反応、植皮拒絶反応、関節炎、関節リウマチ、変形性関節症、骨吸収の増加を伴う骨疾患;炎症性腸疾患、回腸炎、潰瘍性大腸炎、バレット症候群、クローン病;喘息、成人呼吸窮迫症候群、慢性閉塞性気道疾患;角膜異栄養症、トラコーマ、オンコセルカ症、ブドウ膜炎、交感性眼炎、眼内炎;歯肉炎、歯根膜炎;結核症;癩病;尿毒症の合併症、糸球体腎炎、ネフローゼ;硬化性皮膚炎、乾癬、湿疹;神経系の慢性脱髄疾患、多発性硬化症、エイズ関連神経変性、アルツハイマー病、感染性髄膜炎、脳脊髄炎、パーキンソン病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、ウィルス性又は自己免疫性脳炎;自己免疫疾患、免疫複合体性血管炎、全身性狼瘡及び紅斑性狼瘡;全身性エリテマトーデス(SLE);心筋症、虚血性心疾患、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、子癇前症;慢性肝不全、脳及び脊髄損傷、及び癌から選択される請求項77に記載の方法。
【請求項80】
請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物の有効量を対象に投与する工程を含む、それを必要とする前記対象の免疫システムの抑制方法。
【請求項81】
前記対象がヒトである請求項80に記載の方法。
【請求項82】
請求項1〜54のいずれか1項に記載の化合物の有効量を対象に投与する工程を含む、それを必要とする前記対象内におけるアレルギー性疾患の治療又は予防方法。
【請求項83】
前記対象がヒトである請求項82に記載の方法。
【請求項84】
前記疾患が、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻副鼻腔炎、慢性中耳炎、再発性中耳炎、薬物反応、虫刺反応、ラテックス反応、結膜炎、蕁麻疹、アナフィラキシー反応、アナフィラキシー様反応、アトピー性皮膚炎、喘息、又は食物アレルギーである請求項82に記載の方法。

【公表番号】特表2010−509342(P2010−509342A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536338(P2009−536338)
【出願日】平成19年11月12日(2007.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2007/023853
【国際公開番号】WO2008/063504
【国際公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願人】(504151848)シンタ ファーマシューティカルズ コーポレーション (72)
【Fターム(参考)】