説明

画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム

【課題】画像データの再利用時における利便性を損なうことなく画像データを再利用可能な画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置1001は、任意の色で表現された画像を示す画像データを識別するための識別情報、及び識別情報により識別される画像データを印刷する際に用いる色を示す色情報を含む属性情報を取得し、取得された属性情報を保存し、取得された属性情報に含まれる色情報に示される色に変換せずに、画像データをそのまま保存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
指定された2色のみを使用して文書を印刷する2色印刷を行うことができる複合機がある。通常、複合機のメインテナンスサポート契約では印刷枚数に応じて使用料金を徴収するサービスを提供しているが、印刷の種類がフルカラーかモノクロか2色かにより単価を変えている。2色印刷の場合はフルカラー印刷より安価な単価が設定されている。
【0003】
そのため、複合機のユーザが2色印刷を指定した場合は、2色で印刷することが求められる。
【0004】
また、複合機では、プリンタドライバから印刷を指示する場合と同様の方法で複合機の保存領域に画像データを保存する機能が提供されている。複合機の保存領域に保存された画像データは、ユーザの操作により印刷を行えるばかりでなく、ファイル共有サーバや電子メールの宛先に送信することも可能である。通常、送信の場合は上記サービスでの使用料金は発生しない。
【0005】
上記技術に関連して、2色印刷時に単色のフォームと合成して印刷する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
さらに、複合機の保存領域に保存された画像データの再利用方法についての技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2010−288076号公報
【特許文献2】特開平10−285388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記技術では、指定された色のみを使用して画像データを印刷すると、その画像データがフルカラーの画像データであっても、指定された色のみの画像データに変換され、その画像データの再利用時における利便性を損なうという問題点があった。
【0009】
本発明の目的は、画像データの再利用時における利便性を損なうことなく画像データを再利用可能な画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1の画像処理装置は、任意の色で表現された画像を示す画像データを識別するための識別情報、及び前記識別情報により識別される画像データを印刷する際に用いる色を示す色情報を含む属性情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された属性情報を保存する属性情報保存手段と、前記取得手段により取得された属性情報に含まれる色情報に示される色に変換せずに前記画像データを保存する画像データ保存手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、画像データの再利用時における利便性を損なうことなく画像データを再利用可能な画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置を含むシステムの概略構成を示す図である。
【図2】図1における画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】図1における画像処理装置のソフトウェア構成を示す図である。
【図4】図1におけるPCで表示されるプリンタドライバ画面の一例を示す図である。
【図5】図2におけるCPUにより実行されるPDL投入処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】文書管理情報部に保存されるジョブ属性を示す図である。
【図7】図2における操作部のタッチパネルに、文書リストが表示されている状態の画面例を示す図である。
【図8】印刷設定画面を示す図である。
【図9】カラーモード選択画面を示す図である。
【図10】2色カラー選択画面を示す図である。
【図11】図2におけるCPUにより実行される印刷処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】送信画面を示す図である。
【図13】宛先画面を示す図である。
【図14】図2におけるCPUにより実行される送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】図2におけるCPUにより実行される文書結合処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】図2におけるCPUにより実行されるフォーム合成処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を含む画像処理システム200の概略構成を示す図である。
【0015】
図1において、画像処理装置1001,1002,PC1007が示されている。これらは、各々LANに接続され、相互に通信可能になっている。そして、PC1007から画像処理装置1001、1002に対してPDLジョブを投入できるようになっている。
【0016】
投入されたPDLの指示内容により画像処理装置1001、1002から印刷したり、PDLが示す画像データを画像処理装置に保存できる。また画像処理装置1001,1002からPC1007に画像データを送信することもできる。
【0017】
画像処理装置1001,1002の構成は同じであるので、以下の説明において画像処理装置の説明をする場合は、画像処理装置1001を用いることとする。
【0018】
図2は、図1における画像処理装置1001のハードウェア構成を示す図である。
【0019】
図2において、画像処理装置1001は、コントローラユニット2000及び操作部2012を含む。
【0020】
コントローラユニット2000は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続される。そして、コントローラユニット2000は、スキャナ2070で読み取られた画像データをプリンタ2095により印刷するコピー機能を実現するための制御を行う。
【0021】
コントローラユニット2000はさらに、LAN1005に接続することによって、画像データやデバイス情報の入出力を行うための制御を行う。
【0022】
具体的に、コントローラユニット2000は、CPU2001を備え、CPU2001は、HDD(ハードディスクドライブ)2004に保存されているブートプログラムによりオペレーションシステム(OS)を立ち上げる。
【0023】
その後、このOS上でHDD2004に格納されているアプリケーションプログラムを実行することによって各種処理を実行する。このCPU2001の作業領域としてはRAM2002が用いられる。
【0024】
RAM2002は、作業領域とともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD2004は、上記アプリケーションプログラムとともに、画像データやユーザ情報、装置設定情報が保存される。なお、このHDD2004に代えて、HDDと同様のインターフェースで接続可能なSSD(ソリッドステートドライブ)を使用してもよい。
【0025】
CPU2001には、システムバス2007を介してRAM2002が接続されている。
【0026】
さらに、CPU2001には、各種インターフェースとして、操作部I/F2006、ネットワークI/F2010、及びイメージバスI/F2005が接続されている。
【0027】
操作部I/F2006は、タッチパネルを備える操作部2012とのインターフェースであり、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部I/F2006は、操作部2012においてユーザにより入力された情報をCPU2001に送信する。
【0028】
ネットワークI/F2010は、LAN1005に接続され、LAN1005を介してLAN1005上の各装置との間で情報の送受信を行う。
【0029】
イメージバスI/F2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するためのバスブリッジである。
【0030】
画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394から構成される。画像バス2008上には、RIP(ラスタイメージプロセッサ)2060、デバイスI/F2020、スキャナ画像処理部2080、プリンタ画像処理部2090、画像回転部2030、画像圧縮部2040が接続されている。
【0031】
RIP2060は、PDLコードをビットマップイメージに展開するプロセッサである。デバイスI/F2020には、スキャナ2070及びプリンタ2095が接続される。このデバイスI/F2020は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0032】
スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、印刷する画像データに対してプリンタの補正、解像度変換などを行う。画像回転部2030は、画像データの回転を行う。
【0033】
画像圧縮部2040は、多値で表現された画像データをJPEGデータに、2値で表現された画像データをJBIG、MMR、MHなどのデータに圧縮するとともに、その伸張処理を行う。
【0034】
電源2100は外部からの電源を変圧、AC/DC変換し、コントローラユニット2000に電源を供給する。電源のオフ、オン操作は操作部2012に設けられたスイッチにより行うことができるように構成されている。
【0035】
図3は、図1における画像処理装置1001のソフトウェア構成を示す図である。
【0036】
図3において、画像処理装置1001のソフトウェア構成は、操作部アプリケーション3010、デバイス部3030、データ管理部3100、ネットワーク制御部3035、画像処理部3037、及びファイル変換処理部3017で構成される。
【0037】
操作部アプリケーション3010は、操作部2012のユーザの操作に応じた処理を行うものであり、以下の各制御部により構成される。
【0038】
主制御部3011は、画面の表示やユーザのタッチパネル操作などの基本的な入出力を行う。WebUI処理部3020は、操作部2012に表示するのに類似したユーザインターフェースをWebアプリケーションとして提供する。
【0039】
WebUI処理部3020はLAN1005に接続されたPC1007のWebブラウザにUIを表示し、Webブラウザの操作を受けとり、操作に応じた処理を行う。
【0040】
コピー操作処理部3012は、デバイス部3030を用いて、原稿を読み取り記録紙に複写するコピー操作を行わせる。
【0041】
スキャン操作処理部3013は、デバイス部3030、及び文書管理部3050を用いて原稿を読み取り電子画像データに変換し、文書ボックスに格納したり、LAN1005上の装置に送信したりする。
【0042】
送信操作処理部3014は、デバイス部3030を用いて、読み取られた原稿を示す画像データを、電子メールを用いて送信したり、ファイルサーバーへ送信する。
【0043】
文書ボックス操作処理部3015は、文書管理部3050、及びデバイス部3030を用いて、文書ボックス内に保存されている画像データの表示、印刷、送信などを行う。
【0044】
装置設定処理部3016は、装置設定管理部3090を用いて装置設定の参照、変更の操作を処理する。
【0045】
次いで、デバイス部3030は、スキャナ2070を制御するスキャナ制御部3032、プリンタ2095を制御するプリンタ制御部3033、及びスキャナ制御部3032とプリンタ制御部3033とを制御するデバイス制御部3031で構成される。
【0046】
文書管理部3050はHDD2004に保存された画像データなどのファイルで構成される文書、及び文書を保存するフォルダの作成、変更、削除を行う。またフォルダの属性情報の変更、文書や文書の一時保存などの処理を行う。これらの情報は文書管理情報部3051で管理される。
【0047】
また、ファイル変換処理部3017は、画像データの形式をPDF(Portable Document Format)やXPS(XML Paper Specification)へ変換したり、その逆の変換を行う。ここで、上記画像データの形式はJPEG、MH、MMR、JBIG、TIFFなどである。
【0048】
画像処理部3037は、フルカラー画像を白黒画像、単色画像、2色画像などへの変換や、拡大、縮小処理を行う。この画像処理部3037は、保存された画像データを、ユーザにより指定された色で表現された画像を示す画像データに変換した新たな画像データを生成する生成手段にも対応している。
【0049】
ネットワーク制御部3035は、ネットワークに関する制御を行う。
【0050】
上記構成において、本実施の形態では、まずPC1007から画像処理装置1001にPDLを投入し、HDD2004に画像データを保存する処理概要について説明する。その後、保存された画像データを画像処理装置1001で印刷する処理などについて説明していく。
【0051】
図4は、図1におけるPC1007で表示されるプリンタドライバ画面の一例を示す図である。
【0052】
図4において、出力方法6010は、画像処理装置1001への出力方法が指定するためのプルダウンメニューである。ここでは、「印刷」、「保存」などが指定可能である。「印刷」の場合は記録紙に印刷する。「保存」の場合は、画像処理装置1001のHDD2004に保存する。本実施の形態では、「保存」が指定された状態となっている。
【0053】
部数6020は、印刷部数を数値で指定ためのテキストボックスである。本実施の形態では1部が指定された状態となっている。
【0054】
原稿サイズ6030は、印刷元の画像データの原稿サイズを指定するためのプルダウンメニューである。ここでは「A4」、「B4」、「A3」、「LETTER」、「LEAGAL」などの原稿サイズが指定可能である。本実施の形態ではA4が指定された状態となっている。
【0055】
記録紙サイズ6040は、印刷に用いる記録紙のサイズを指定するためのプルダウンメニューである。ここでは「A4」、「B4」、「A3」、「LETTER」、「LEAGAL」などのサイズが指定可能である。本実施の形態では、A4が指定された状態となっている。
【0056】
原稿の向き6050は、原稿の向きを指定するためのプルダウンメニューである。ここでは、「縦」、「横」が指定可能である。本実施の形態では、「縦」が指定された状態となっている。
【0057】
カラーモード6060は、印刷のカラーモードするためのプルダウンメニューである。カラーモードとしては、「フルカラー」、「白黒」、「単色」、「2色」が指定可能であり、ここで指定された色により印刷が行われる。
【0058】
単色の場合は、「単色(レッド)」、「単色(グリーン)」、「単色(ブルー)」、「単色(イエロー)」、「単色(マゼンタ)」、「単色(シアン)」などの色を指定可能である。
【0059】
2色の場合は「2色(黒+レッド)」、「2色(黒+グリーン)」、「2色(黒+ブルー)」、「2色(黒+イエロー)」、「2色(黒+マゼンタ)」、「「2色(黒+シアン)」」など黒ともう1色が指定可能になっている。本実施の形態では、「2色(黒+レッド)」が指定された状態となっている。
【0060】
オーバーレイ6065は、オーバーレイをするためのプルダウンメニューである。本実施の形態では、オーバーレイをしないことを示す「なし」が指定された状態となっている。
【0061】
キャンセル6070は、画面を閉じ、本画面を開く前の状態に戻るためのボタンである。印刷6080は、画像処理装置1001にPDLを投入するためのボタンである。このボタンが操作されると、上記各メニューでの指定に応じた属性情報、PDLデータを作成し、LAN1005を経由して画像処理装置1001にPDLが投入される。このとき作成されるPDLは、フルカラーのPDLとして作成される。そして、画像処理装置1001は、PC1007からLAN1005を経由して属性情報、PDLデータを受信する。
【0062】
図5は、図2におけるCPU2001により実行されるPDL投入処理の流れを示すフローチャートである。
【0063】
図5におけるPDL投入処理は、画像処理装置1001のHDD2004に保存されたPDL処理部3018のプログラム、及び関連するプログラムをCPU2001が読み出すことにより実行される。
【0064】
まず、ネットワーク制御部3035でネットワークI/F2010を制御してLAN1005から属性情報、及びPDLデータを受信し(ステップS4010)、RAM2002に確保されたバッファに一時保存する。
【0065】
次いで、受信した属性情報を文書管理部3050により文書管理情報部3051にジョブ属性5010として保存する(ステップS4020)(属性情報保存手段)。このジョブ属性の詳細については後述する。上述したように、本実施の形態では、ジョブ属性としてカラーモードが2色(黒+レッド)、部数が1部、原稿サイズがA4、記録紙サイズがA4、原稿の向きが縦、オーバーレイがなしとして保存される。またこのとき画像処理装置1001は、このジョブを識別するためのジョブIDを付与する。
【0066】
次いで、RAM2002に保存されたPDLデータをプリンタ2095で印刷可能な画像形式のデータに展開し(ステップS4030)、HDD2004に保存する。
【0067】
具体的には、PDL処理部3018が画像処理部3037を用いてプリンタ画像処理部2090を制御してPDLデータから画像データへの変換処理を行い、文書管理部3050を用いてHDD2004に画像データを保存する処理である。このとき、フルカラーの画像データが作成される。従って、ここでの画像データは、任意の色で表現された画像を示す画像データである。さらに、ステップS4030は、属性情報に含まれるカラーモードに示される色に変換せずに、画像データをそのまま保存する画像データ保存手段に対応する。また、画像データは1ページ毎に1つのファイルとして作成される。
【0068】
次いで、投入されたPDLデータの出力方法が保存か否かを判別する(ステップS4040)。ステップS4040の判別の結果、出力方法が保存のとき(ステップS4040でYES)、HDD2004に保存された画像データを保存するデータとして確定し、そのデータを保存して(ステップS4050)、本処理を終了する。この処理を行うことにより、文書ボックス操作処理部3015から保存したデータにアクセス可能な状態になる。
【0069】
一方、ステップS4040の判別の結果、出力方法が保存ではないとき(ステップS4040でNO)、印刷処理を行う(ステップS4060)。具体的には、文書管理部3050を用いて属性データ、画像データを読出し、画像処理部3037を用いてカラーモードに応じた色変換処理や、原稿サイズ、記録紙サイズの組み合わせに応じた変倍処理などの画像処理を行い、印刷データを作成する。
【0070】
さらに、作成した印刷データをデバイス制御部3031を経由してプリンタ制御部3033に送り、プリンタ2095で印刷データを記録紙に印刷する。
【0071】
次いで、印刷が完了した印刷データをHDD2004から削除して(ステップS4070)、本処理を終了する。
【0072】
図5の処理によれば、任意の色で表現された画像を示す画像データを識別するための識別情報、及び識別情報により識別される画像データを印刷する際に用いる色を示す色情報を含む属性情報を取得する(ステップS4010)。そして、取得された属性情報を保存し(ステップS4020)、取得された属性情報に含まれる色情報に示される色に変換せずに、画像データをそのまま保存する(ステップS4030)。その結果、変換して保存する場合と比較して、そのままフルカラーで印刷することも可能であるし、他の色に変換することも可能である。従って、画像データの再利用時における利便性を損なうことなく画像データを再利用可能となる。
【0073】
図6は、文書管理情報部3051に保存されるジョブ属性を示す図である。
【0074】
図6において、ジョブ属性5010(属性情報)として、ジョブID、カラーモード(色情報)、部数、原稿サイズ、記録紙サイズ、原稿向き、オーバーレイなど、ジョブに関連する情報が含まれている。文書管理部3050にジョブIDを問い合わせることにより、ジョブ属性5010を読み出せるように構成されている。
【0075】
また、ジョブ属性5010に続き、ページ数分のページ属性5031、5032、5035も保存される。ページ属性には画像データを識別するための画像ID(識別情報)が設けられている。文書管理部3050にこの画像IDを問い合わせることにより、画像データ5051、5052、5055が読み出せるように構成されている。
【0076】
このように、ジョブ属性は、任意の色で表現された画像を示す画像データを識別するための画像ID、及び画像IDにより識別される画像データを印刷する際に用いる色を示すカラーモードを含んでいる。
【0077】
続いて、ユーザが画像処理装置1001の操作部2012を操作してHDD2004に保存されている文書を印刷する処理について説明する。
【0078】
図7は、図2における操作部2012のタッチパネルに、文書リストが表示されている状態の画面例を示す図である。
【0079】
図7において、画面には、保存されている文書の一覧を表示するリストボックス7010、文書操作ボタン7020、送信ボタン7030、及びプリントボタン7040が表示されている。
【0080】
リストボックス7010には、文書毎に、選択ボックス7011、文書名、及び日付が並べて表示される。
【0081】
このリストボックス7010において、文書名の左に配置された選択ボックスを操作すると選択された文書が選択された状態になる。図7では、文書1が選択された状態となっている。
【0082】
また、プリントボタン7040を操作すると印刷設定画面が表示される。
【0083】
図8は、印刷設定画面を示す図である。
【0084】
この印刷設定画面では、カラーモード表示部8010、部数表示部8020、カラー選択ボタン8030、プリント設定変更ボタン8040、プリント開始ボタン8050、キャンセルボタン8060が表示されている。
【0085】
この印刷設定画面が開かれた最初の状態では、カラーモード表示部8010、部数表示部8020に、選択した文書のジョブ属性5010に格納されているカラーモード、部数が表示される。
【0086】
プリント設定変更ボタン8040が操作されると、変更されたプリント設定でジョブ属性5010が更新される。
【0087】
そして、カラー選択ボタン8030が操作されると、カラーモード選択画面が表示される。
【0088】
図9は、カラーモード選択画面を示す図である。
【0089】
図9において、カラーモードとしては、「フルカラー」、「白黒」、「単色」、「2色」の4つの中から1つだけを選択可能となっている。初期状態では、ジョブ属性5010に示されるカラーモードが選択された状態となる。本実施の形態では「2色」が選択された状態である。OKボタン9030を操作することにより、選択されたカラーモードが指定された状態となる。そして、2色ボタン9020を操作すると2色カラー選択画面が表示される。
【0090】
図10は、2色カラー選択画面を示す図である。
【0091】
図10において、2色カラー選択画面では黒と併せて使用する色が選択可能となっている。選択可能な色は「レッド」、「グリーン」、「ブルー」、「イエロー」、「マゼンタ」、「シアン」から選択可能である。本実施の形態では、レッド10020が指定された状態となる。OKボタン10030を操作することにより、選択された色が指定された状態となる。
【0092】
上述した画面により設定した後、図8に示されるプリント開始ボタン8050が操作されると印刷処理が開始される。
【0093】
図11は、図2におけるCPU2001により実行される印刷処理の流れを示すフローチャートである。
【0094】
この印刷処理はCPU2001がHDD2004に保存されている文書ボックス操作処理部3015、及び関連するプログラムを読出すことにより実行される。
【0095】
図11において、文書管理部3050を使用してジョブ属性5010を取得する(ステップS11010)(取得手段)。次いで、取得したジョブ属性5010のカラーモードと印刷画面9010で指定したカラーモードが同じか否か判別する(ステップS11020)。すなわち、画像データを印刷する際に、ユーザによって指定された色と、属性情報に含まれる色情報に示される色とが異なるか否か判別する。
【0096】
例えば、ジョブ属性5010のカラーモードが2色(黒+レッド)の場合は、印刷画面9010で指定したカラーモードが2色(黒+赤)でなければ異なるもの判定する。
【0097】
ステップS11020の判別の結果、肯定判別されたとき(ステップS11020でYES)、指定色による画像データ変換処理を行う(ステップS11030)。
【0098】
具体的には、印刷する文書の画像データを1頁毎に読みだし、印刷画面9010で指定されたカラーモードに従って、画像処理部3037を制御して画像データの色変換処理を行うことで、印刷用の画像データを作成する。なお、指定されたカラーモードがフルカラーだった場合は変換処理の必要はないためこの処理をスキップする。
【0099】
次いで、変換処理により作成された印刷用の画像データのうち、1ページ分のデータをデバイス制御部3031、及びプリンタ制御部3033の制御によりプリンタ2095に送信し、記録紙に印刷する(ステップS11040)。
【0100】
そして、最終ページまで印刷したか否かを判別する(ステップS11050)。ステップS11050の判別の結果、最終ページまで印刷していないとき(ステップS11050でNO)、上記ステップS11030に戻る。最終ページまで印刷しているとき(ステップS11050でYES)、本処理を終了する。
【0101】
一方、ステップS11020の判別の結果、否定判別されたとき(ステップS11020でNO)、ジョブ属性のカラーモードと印刷設定で指定したカラーモードとが異なっていることを表示する。すなわち、色が異なることを示す警告をユーザに明示する。ここでは、それでも印刷処理を行うかどうかをユーザに選択させるための確認表示がされる(ステップS11060)。この確認表示では、「OK」、「キャンセル」が選択できるものとする。
【0102】
次いで、OKが選択されたか否か判別する(ステップS11070)。ステップS11070の判別の結果、OKが選択されたとき(ステップS11070でYES)、上記ステップS11030に進む。
【0103】
一方、ステップS11070の判別の結果、OKが選択されなかったとき(ステップS11070でNO)、本処理を終了する。
【0104】
これにより、2色ジョブで保存した印刷ジョブむやみにかフルカラーモードで印刷されてしまい、想定以上の印刷課金が発生することを防止するとともに、課金が高くなってもフルカラーで印刷することが可能になる。
【0105】
次に、HDD2004に保存した文書をLAN1005で接続されたPC1007に電子メールなどで送信する処理を説明する。
【0106】
上記図7の文書リスト画面で文書を選択し送信ボタン7030を操作すると送信画面が表示される。
【0107】
図12は、送信画面を示す図である。
【0108】
図12において、送信画面12010には、カラーモード表示部12020、部数表示部12030、カラー選択ボタン12040、ファイル形式ボタン12050、宛先ボタン12060、送信ボタン12070、キャンセルボタン12080が表示されている。
【0109】
カラーモード表示部12020、部数表示部12030、カラー選択ボタン12040は、図8の印刷設定画面と同様の働きをする。
【0110】
ファイル形式ボタン12050を操作すると、送信するファイル形式を指定するためのサブメニューが表示され、ファイル形式を指定可能となっている。ここでは、TIFF、JPEG、PDF、XPSなどが選択可能である。
【0111】
送信ボタン12070を操作すると送信処理が実行される。この送信処理については後述する。キャンセルボタン12080を操作すると処理を中止し、この画面を終了する。また、宛先ボタン12060を操作すると宛先画面が表示される。
【0112】
図13は、宛先画面を示す図である。
【0113】
図13において、宛先入力画面には、宛先種別13020、アドレス13030、OKボタン13040、及びキャンセルボタン13050が表示される。
【0114】
宛先種別13020としては、「電子メール」、「SMB共有フォルダ」、「FTP」、「WebDAV」などが指定可能であるが、図13では「電子メール」を指定した状態となっている。
【0115】
アドレス13030には電子メールアドレスが入力される。なお、宛先種別によっては、アドレスではなく「フォルダパス」「ユーザID」「パスワード」などプロトコルに応じて必要な入力項目を入力可能な画面が表示される。OKボタン13040を操作すると、宛先として指定される。キャンセルボタン13050を操作すると、操作を中止し、この画面を終了する。
【0116】
図14は、図2におけるCPU2001により実行される送信処理の流れを示すフローチャートである。
【0117】
この送信処理はCPU2001がHDD2004に保存されている送信操作処理部3014、及び関連するプログラムを読出すことにより実行される。
【0118】
図14において、文書管理部3050を使用して選択された文書のジョブ属性5010を取得する(ステップS14010)。
【0119】
次いで、選択された文書の画像データを1頁毎に読みだし、送信画面12010で指定されたカラーモードに従って、画像処理部3037を制御して画像変換処理を行い(ステップS14020)、送信用の画像データを作成する。なお、指定されたカラーモードがフルカラーだった場合は色変換処理の必要はないためこの処理をスキップする。
【0120】
次いで、ファイル変換処理部3017を用いて、指定されたファイル形式に作成された1ページ分の画像データを変換する(ステップS14030)。
【0121】
そして、最終ページまで変換したか否かを判別する(ステップS14040)。ステップS14040の判別の結果、最終ページまで変換していないとき(ステップS14040でNO)、上記ステップS14020に戻る。最終ページまで変換しているとき(ステップS14040でYES)、宛先指定画面で指定された宛先に送信し(ステップS14050)、本処理を終了する。
【0122】
このステップS140050の処理はネットワーク制御部3035を使用して宛先にファイル送信する処理である。本処理については広く知られた処理であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0123】
これにより、ユーザが2色印刷ジョブとして保存された画像データを任意のカラーモードを使用して、送信可能となる。このように、図14の処理によれば、保存された画像データ、または画像処理部3037により生成された新たな画像データを他の装置に送信可能である。
【0124】
次に、文書の結合処理について説明する。この結合処理は、図7の文書リスト画面で文書操作ボタン7020を操作すると、文書操作のためのサブメニューが表示される。サブメニューとしては。ジョブ属性の表示するための「文書属性表示」、文書を結合するための「文書結合」、文書を削除するための「削除」、文書名を変更するための「名称変更」などが表示される。
【0125】
「文書結合」は文書リストの選択ボックスが2つ以上選択されたときのみ操作可能である。
【0126】
図15は、図2におけるCPU2001により実行される文書結合処理の流れを示すフローチャートである。
【0127】
この文書結合処理はCPU2001がHDD2004に保存されている文書ボックス操作処理部3015、及び関連するプログラムを読出すことにより実行される。
【0128】
図15において、文書管理部3050を使用して選択されている全ての文書についてのジョブ属性5010を取得する(ステップS15010)。
【0129】
次いで、取得したジョブ属性5010を参照し、選択された文書のカラーモードが全て同じであるか否かを判別する(ステップS15020)。
【0130】
ステップS15020の判別の結果、カラーモードが全て同じであるとき(ステップS15020でYES)、文書結合し(ステップS15030)、本処理を終了する。
【0131】
具体的に文書結合では、最初に選択された文書のジョブ属性5010のみを残し、後続の文書のジョブ属性5010を削除する。そして、最初に選択された文書の最後のページ属性の次に2番目の文書の先頭ページから最終ページまでのページ属性が来るように配置する。このような処理を選択された文書全てについて実施する。
【0132】
ステップS15020の判別の結果、カラーモードが全て同じではないとき(ステップS15020でNO)、選択された文書のカラーモードが一致しないことを画面に表示する(ステップS15040)。また、フルカラーモードにすれば結合できる旨を表示し、併せて結合を許可することを示すOKボタンとキャンセルボタンを表示し、ユーザが選択可能なようにする。
【0133】
次いで、OKが選択されたか否か判別する(ステップS15050)。ステップS15050の判別の結果、OKが選択されたとき(ステップS15050でYES)、カラーモード属性をフルカラーにして文書を結合し(ステップS15060)、本処理を終了する。
【0134】
一方、ステップS15050の判別の結果、OKが選択されなかったとき(ステップS15050でNO)、本処理を終了する。
【0135】
これにより、カラーモードの異なる文書をフルカラーモードにすることにより結合可能とし、フルカラーにしたくない場合は、結合させないことが可能となる。このように、図15の処理では、保存された画像データに、他の画像データを結合する際に、他の画像データが示す画像に用いられている色と、カラーモードに示される色とが異なる場合には、色が異なることを示す警告をユーザに明示する。
【0136】
図16は、図2におけるCPU2001により実行されるフォーム合成処理の流れを示すフローチャートである。
【0137】
このフォーム合成処理はCPU2001がHDD2004に保存されている文書ボックス操作処理部3015、及び関連するプログラムを読出すことにより実行される。
【0138】
また、このフォーム合成処理は、ジョブ属性5010のフォーム合成属性にフォームが指定されている文書を印刷する場合に実施される。フォームはあらかじめ文書管理部3050を経由して、HDD2004に保存されているものとする。
【0139】
また、フォームデータは1頁の画像データを持つ特殊な文書データである。例えば、フォームデータとして、会社のロゴやコピー禁止などの画像が広く利用されている。従って、フォームデータは、色を変えることのできない画像データである。
【0140】
図16において、選択された文書と指定されたフォームデータのジョブ属性5010を取得する(ステップS16010)。
【0141】
次いで、ジョブ属性を参照し、文書のカラーモードとフォームのカラーモードとが同じか否か判別する(ステップS16020)。
【0142】
ステップS16020の判別の結果、カラーモードが同じとき(ステップS16020でYES)、フォーム合成印刷を行う上での問題は生じないので、合成画像を作成して印刷し(ステップS16030)、本処理を終了する。
【0143】
一方、ステップS16020の判別の結果、カラーモードが同じではないとき(ステップS16020でNO)、フォームデータのカラーモードにより分岐する(ステップS16040)。
【0144】
ステップS16040の判別の結果、カラーモードが白黒または単色のとき、文書のカラーモードにフォームの色が含まれるか否か判別する(ステップS16050)。より詳細には、文書のカラーモードで使用されている色にフォームで指定されている色が含まれるか否か判別する。
【0145】
ステップS16050の判別の結果、肯定判別のとき(ステップS16050でYES)、上記ステップS16030に進む。一方、否定判別のとき(ステップS16050でNO)、フォームデータとの合成印刷ができないことを示す禁止メッセージを表示し(ステップS16070)、本処理を終了する。
【0146】
ステップS16040の判別の結果、カラーモードがフルカラーのとき、上記ステップS16070に進む。
【0147】
また、ステップS16040の判別の結果、カラーモードが2色のとき、文書のカラーモードがフルカラーであるか否か判別する(ステップS16060)。ステップS16060の判別の結果、カラーモードがフルカラーのとき(ステップS16060でYES)、上記ステップS16030に進む。一方、カラーモードがフルカラーではないとき(ステップS16060でNO)、上記ステップS16070に進む。
【0148】
このフォーム合成処理例として、例えばフォームのカラーモードが単色(レッド)で文書のカラーモードが2色(黒+レッド)やフルカラーなどの場合は、フォーム合成印刷が実行される。
【0149】
このように、図16の処理では、保存された画像データに、色を変えることのできない他の画像データを合成して印刷する際には以下の処理を行う。すなわち、他の画像データが示す画像に用いられている色と、カラーモードに示される色とが異なる場合には、合成して印刷することができないことを示す警告を前記ユーザに明示する。
【0150】
(他の実施の形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【符号の説明】
【0151】
1001,1002 画像処理装置
1007 PC
2000 コントローラユニット
2001 CPU
2002 RAM
2004 HDD
2012 操作部
2095 プリンタ
3011 主制御部
3012 コピー操作処理部
3013 スキャン操作処理部
3014 送信操作処理部
3015 文書ボックス操作処理部
3016 装置設定処理部
3037 画像処理部
3017 ファイル変換処理部
3050 文書管理部
3051 文書管理情報部
3090 装置設定管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の色で表現された画像を示す画像データを識別するための識別情報、及び前記識別情報により識別される画像データを印刷する際に用いる色を示す色情報を含む属性情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された属性情報を保存する属性情報保存手段と、
前記取得手段により取得された属性情報に含まれる色情報に示される色に変換せずに前記画像データを保存する画像データ保存手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記画像データ保存手段により保存された画像データを、ユーザにより指定された色で表現された画像を示す画像データに変換した新たな画像データを生成する生成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記画像データ保存手段により保存された画像データ、または前記生成手段により生成された新たな画像データを他の装置に送信可能であることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記属性情報保存手段により保存された属性情報に含まれる識別情報で識別される画像データを印刷する際に、ユーザによって指定された色と、前記属性情報に含まれる色情報に示される色とが異なる場合には、色が異なることを示す警告をユーザに明示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像データ保存手段により保存された画像データに、他の画像データを結合する際に、前記他の画像データが示す画像に用いられている色と、前記属性情報に含まれる色情報に示される色とが異なる場合には、色が異なることを示す警告をユーザに明示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記画像データ保存手段により保存された画像データに、色を変えることのできない他の画像データを合成して印刷する際に、前記他の画像データが示す画像に用いられている色と、前記属性情報に含まれる色情報に示される色とが異なる場合には、合成して印刷することができないことを示す警告を前記ユーザに明示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
画像処理装置の制御方法であって、
任意の色で表現された画像を示す画像データを識別するための識別情報、及び前記識別情報により識別される画像データを印刷する際に用いる色を示す色情報を含む属性情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された属性情報を保存する属性情報保存ステップと、
前記取得ステップにより取得された属性情報に含まれる色情報に示される色に変換せずに前記画像データを保存する画像データ保存ステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。
【請求項8】
画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記制御方法は、
任意の色で表現された画像を示す画像データを識別するための識別情報、及び前記識別情報により識別される画像データを印刷する際に用いる色を示す色情報を含む属性情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された属性情報を保存する属性情報保存ステップと、
前記取得ステップにより取得された属性情報に含まれる色情報に示される色に変換せずに、前記画像データをそのまま保存する画像データ保存ステップと
を備えたことを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−91168(P2013−91168A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−232777(P2011−232777)
【出願日】平成23年10月24日(2011.10.24)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】