説明

異常細胞増殖治療のためのスルホニルアミド誘導体

本発明は、R〜R、A、B、n、およびmが本明細書で規定するとおりである式(I)の化合物に関する。このような新規なスルホニルアミド誘導体は、哺乳動物における癌などの異常細胞増殖の治療に有用である。本発明はまた、哺乳動物、特にヒトにおける異常細胞増殖の治療でのそのような化合物の使用方法、およびそのような化合物を含有する医薬組成物に関する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物
【化1】

または薬学的に許容できるその塩。
[式中、Aは、
(a)4〜7員カルボシクリル、
(b)4〜7員ヘテロシクリル、
(c)フェニル、および
(d)5〜6員ヘテロアリール環
からなる群から選択される環部分であり、
前記A基の前記4〜7員カルボシクリルおよび4〜7員ヘテロシクリルはそれぞれ、1または2個のオレフィン結合を含んでいてもよく、前記A基の前記4〜7員カルボシクリルおよび4〜7員複素環それぞれの1または2個の炭素環原子は、−C(O)−、−C(S)−、および−C(=NR)−からなる群からそれぞれ独立に選択される1または2個の部分とそれぞれ独立に交換されていてもよく、
Bは、フェニルまたは5〜6員ヘテロアリールであり、
Kは、CH、C(NH)、またはNであり、
各Rは、−H、ハロ、−CF、−CN、−NO、−NR、−NRC(NR)(=CR)、−CR(NR)(=NR)、−NRC(NR)(=NR)、−NRC(O)R、−C(O)NR、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−C(O)OR10、−OC(O)R、−OR10、−OC(O)OR10、−S(O)11、−S(O)(=NR)R、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記Rの前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜3個のR12基でそれぞれ独立に置換されていてもよく、
およびRは、−H、−ハロ、−OR10、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記RおよびRの前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜3個のR12基で置換されていてもよく、
およびRは、−H、−NR、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記RおよびRの前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜3個のR12基で置換されていてもよく、
は、−ハロ、−NR、−OR10、−C(O)R、−CO10、−CONR、−S(O)↑1、−NRCONR、および−NRSO11、−NO、−CN、−CF、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)過フッ素化アルキル、−(C〜C)過フッ素化アルケニル、−(C〜C)過フッ素化アルキニル、−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクリル、−(C〜C10)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、−(C〜C)ヘテロアリール、−(C〜C10)過フッ素化アリール、および−(C〜C)過フッ素化ヘテロアリールからなる群から選択され、前記Rの前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクリル、−(C〜C10)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜3個のR12基で置換されていてもよく、
およびRは、−H、−OR10、−S(O)11、−NO、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記RおよびRの前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜3個のR12基で置換されていてもよく、
各Rは、−H、−ハロ、−NR1314、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記Rの前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜3個のR12基で置換されていてもよく、
各R10は、−H、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記R10の前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜3個のR12基で置換されていてもよく、
各R11は、−H、−NR1314、−C(O)R13、−CF、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記R11の前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜3個のR12基で置換されていてもよく、
各R12は、−H、−OR13、−C(O)R13、−C(O)OR13、−OC(O)R13、−OC(O)OR13、−C(O)NR1314、−NR13C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(NR1314)(=NR13)、−NR13C(NR1314)(=N−C(O)R13)、−NR13C(O)R14、−NR13S(O)13、−S(O)13、−CF、−CN、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記R12の前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールはそれぞれ、−ハロ、−CF、−CN、−NO、−OH、−O((C〜C)アルキル)、−C(O)R15、−C(O)NR1516、−S(O)15、−S(O)NR1516、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−SH、−S((C〜C)アルキル)、−NH、−NH((C〜C)アルキル)、および−N((C〜C)アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基でそれぞれ独立に置換されていてもよく、
13およびR14はそれぞれ、−H、−NR15C(O)R16、−CF、−CN、−S(O)15、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記R13およびR14の前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールはそれぞれ、−ハロ、−CF、−CN、−NO、−OH、−O((C〜C)アルキル)、−C(O)((C〜C)アルキル)、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−SH、−S((C〜C)アルキル)、−NH、−NH((C〜C)アルキル)、および−N((C〜C)アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基でそれぞれ独立に置換されていてもよく、
15およびR16はそれぞれ、−H、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記R15およびR16の前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニル、−(C〜C10)アリール、および−(C〜C)ヘテロアリールはそれぞれ、−ハロ、−CF、−CN、−NO、−OH、−O((C〜C)アルキル)、−C(O)((C〜C)アルキル)、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−SH、−S((C〜C)アルキル)、−NH、−NH((C〜C)アルキル)、および−N((C〜C)アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基でそれぞれ独立に置換されていてもよく、
前記R〜R14基の前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、および−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニルのそれぞれにある1または2個の炭素環原子は、−C(O)−または−C(S)−とそれぞれ独立に交換されていてもよく、
前記R〜R14基の前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C10)ビシクロアルキル、−(C〜C10)ビシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロビシクロアルキル、および−(C〜C)ヘテロビシクロアルケニルのそれぞれにある同じ四価の炭素原子に結合している2個の基は、一緒になって、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、および−(C〜C)ヘテロシクロアルケニルからなる群から選択される環系を形成していてもよく、
jは、0〜2の整数であり、
nは、1〜3の整数であり、
mは、0〜3の整数である。]
【請求項2】
Aがフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aが5〜6員ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
各Rが、−H、ハロ、−CF、−CN、−NO、−NR、−NRC(NR)(=CR)、−CR(NR)(=NR)、−NRC(NR)(=NR)、−NRC(O)R、−C(O)NR、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−C(O)OR10、−OC(O)R、−OR10、−OC(O)OR10、−S(O)11、および−S(O)(=NR)Rからなる群からそれぞれ独立に選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
が−C(O)Rである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
が−C(O)Rであり、Rが、−NR1314、−(C〜C)アルキル、および−(C〜C10)シクロアルキルからなる群から選択され、前記R基の前記−(C〜C)アルキルおよび−(C〜C10)シクロアルキルがそれぞれ、1〜3個のR12基で置換されていてもよく、前記Rの前記−(C〜C)アルキルおよび−(C〜C10)シクロアルキルの同じ四価の炭素原子に結合している2個の基が、一緒になって、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C10)シクロアルケニル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、および−(C〜C)ヘテロシクロアルケニルからなる群から選択される環系を形成していてもよい、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
が−C(O)Rであり、Rが−NR1314である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が−C(O)Rであり、Rが−NR1314であり、R13およびR14が、−Hおよび−(C〜C)アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記R13およびR14基の前記−(C〜C)アルキルが、−ハロ、−CF、−CN、−NO、−OH、−O((C〜C)アルキル)、−C(O)((C〜C)アルキル)、−(C〜C10)シクロアルキル、−(C〜C)ヘテロシクロアルキル、−SH、−S((C〜C)アルキル)、−NH、−NH((C〜C)アルキル)、および−N((C〜C)アルキル)からなる群から選択される1〜3個の基でそれぞれ独立に置換されていてもよい、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
およびRが、−H、−ハロ、および−OR10からなる群からそれぞれ独立に選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
およびRが、−H、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、および−(C〜C)アルキニルからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記RおよびRの前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、および−(C〜C)アルキニル部分がそれぞれ、1〜3個のR12基でそれぞれ独立に置換されていてもよい、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
およびRが、−H、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、および−(C〜C)アルキニルからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記RおよびRの前記−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、および−(C〜C)アルキニル部分がそれぞれ、1〜3個のR12基でそれぞれ独立に置換されていてもよい、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
が−CFであり、KがCHであり、mが1であり、nが1である、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
部分
【化2】

が、以下のものからなる群から選択される部分を表す、請求項1に記載の化合物。
【化3】

【請求項14】
(R)−N−(3−((2−(4−(1−アミノエチル)フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)−N−メチルメタン−スルホンアミド、
N−(3−((2−(4−(アミノメチル)フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)−N−メチルメタン−スルホンアミド、
N−[4−({4−[({2−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)ベンジル]アセトアミド、
N−(3−((2−(4−(ヒドロキシメチル)フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)−N−メチルメタン−スルホンアミド、および
N−(3−((2−(4−(クロロメチル)フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)−N−メチルメタン−スルホンアミド、または薬学的に許容できるその塩
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
N−(3−((2−(4−((1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)メチル)フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)−N−メチルメタン−スルホンアミド、
3−({4−[({2−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)安息香酸t−ブチル、
3−({4−[({2−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)安息香酸、
N−シクロプロピル−3−({4−[({2−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)ベンズアミド、および
N−(3−((2−(4−(1−ヒドロキシエチル)フェニルアミノ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)−N−メチルメタンスルホンアミド、または薬学的に許容できるその塩
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
2−フルオロ−4−({4−[({2−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)ベンズアミド、
3−フルオロ−4−({4−[({2−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)ベンズアミド、および
N−メチル−4−({4−[({3−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピラジン−2−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)ベンズアミド、または薬学的に許容できるその塩
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
2−フルオロ−4−({4−[({2−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)ベンズアミドギ酸塩、
3−フルオロ−4−({4−[({2−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−3−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)ベンズアミドギ酸塩、および
N−メチル−4−({4−[({3−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ピラジン−2−イル}メチル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル}アミノ)ベンズアミド塩酸塩
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
哺乳動物における癌の治療方法であって、前記哺乳動物に、癌の治療に有効な量の請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項19】
前記癌が、肺癌、骨癌、膵癌、皮膚癌、頭部もしくは頸部の癌、皮膚もしくは眼内の黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、大腸癌、乳癌、子宮癌、卵管癌、子宮内膜癌、子宮頸部癌、膣癌、外陰癌、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺の癌、副甲状腺の癌、副腎癌、軟部組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性もしくは急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓もしくは尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸の腫瘍、脳幹神経膠腫、下垂体腺腫、または前記癌の1種または複数の組合せからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物と薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。


【公表番号】特表2010−524914(P2010−524914A)
【公表日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−503606(P2010−503606)
【出願日】平成20年4月7日(2008.4.7)
【国際出願番号】PCT/IB2008/000845
【国際公開番号】WO2008/129380
【国際公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】