説明

痩身用皮膚外用剤

【課題】本発明が解決しようとする課題は、経口摂取や痩身目的の各種器具等を使用することなく、かつアレルギー等の副作用がなく、人体における脂肪がつきやすい部位(例えば、腹部、背部、デコルテ、リンパ部、太腿、ふくらはぎ、足首、上腕部、頚部等)を短時間でシェイプアップすることが可能な痩身用皮膚外用剤を提供することである。
【解決手段】根菜類より抽出した植物エキス、リパーゼ、及び消化酵素からなる痩身用皮膚外用剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リパーゼを含有する痩身用皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
現代の生活様式は過食の機会が多く、運動の機会が少なくなっている。さらに、ホルモンバランスの乱れ、老化、ストレスなどの様々な要因によって生体内での脂肪代謝がうまく行われず、その結果、中性脂肪の異常な蓄積を起こし、過体重や肥満に至っている。中性脂肪の体脂肪としての蓄積が大きい場合の肥満は、動脈硬化などの様々な疾病を引き起こすため、速やかな改善が求められている。
【0003】
また、最近の健康や美容への関心の高まりから、老若男女を問わずに体を健康的でスリムにしたいと願う人が増加しており、肥満症でない人においても、中性脂肪の蓄積に関して非常に関心を持っている。
【0004】
そのため、多くの人々がダイエットなどにより痩身化を目指す風潮にある。肥満に対する処置としては、厳格な食事法や脂肪吸引などの痩身法、エアロビクスなどの有酸素全身運動、ギムネマなどの成分による脂肪燃焼促進などが挙げられる。また、カフェインなどのキサンチン誘導体やトウガラシに含まれるカプサイシン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシンなどを有効成分として含有する化粧料などが開発されている。
【0005】
さらに、発汗、代謝促進、保湿、疲労回復などを目的とした各種の浴用剤が知られており、手軽に温泉気分を味わうことのできる浴用剤についてもよく知られている。一般に、入浴の効果としては、皮膚の清潔、血管の拡張、血液の循環の促進、物質代謝の増加、各臓器の機能の亢進、筋肉や関節の緩和、こりや痛みの除去、病的産物の分解又は吸収が挙げられ、浴用剤はこれらの効果を増進させるものとしても使用されている。例えば、特開平9−30956号公報には、リパーゼを必須成分とした痩身効果を有する浴用剤が開示されている。
【0006】
しかし、これまでに種々の方法や薬剤などが提案されているが、いずれも、得られる効果の個人差が非常に大きく、短時間で中性脂肪等を抑制又は減少させる満足な効果を有するものは、見出されていない。
一方、各種の植物から抽出される植物エキスが、様々な効果、機能の面から研究され、各産業分野において応用されている。
【0007】
しかし、リパーゼを含有する痩身用皮膚外用剤用に植物エキスを組み合わせた、アレルギー等の副作用がなく短時間でシェイプアップすることが可能な痩身用皮膚外用剤は未だ見出されていない。
【特許文献1】特開平9−30956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、経口摂取や痩身目的の各種器具等を使用することなく、かつアレルギー等の副作用がなく、人体における脂肪がつきやすい部位(例えば、腹部、背部、デコルテ、リンパ部、太腿、ふくらはぎ、足首、上腕部、頚部等)を短時間でシェイプアップすることが可能な痩身用皮膚外用剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
課題を解決するための手段は、本願の[特許請求の範囲]の各請求項に記載の発明である。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
【0010】
○リパーゼ (lipase)とは、脂質を構成するエステル結合を加水分解する酵素群である。普通はそのうちで特にトリグリセリド(グリセロールの脂肪酸エステル)を分解して脂肪酸を遊離するトリアシルグリセリドリパーゼ(EC 3.1.1.3)を指す。消化液(胃液、膵液)に含まれ、脂質の消化を行う消化酵素であり、多くの生物の細胞で脂質の代謝に関与する。
【0011】
リパーゼはすべての生物に存在し、その遺伝子は一部のウイルスにもある。機能も立体構造もさまざまであるが、活性中心にセリン(求核性の酸素原子を持つ)と酸性アミノ酸残基(アスパラギン酸など)およびヒスチジンを持つタイプが多い。
【0012】
○根菜類とは、野菜の種類を分類する1項目で、ダイコン、ニンジン、サツマイモ、ジャガイモなど直根塊根、塊茎など地下部を利用の目的とする野菜の総称をいう。
○ワサビダイコンとは、アブラナ科の多年草である。根茎は太くて白く、ワサビに似た辛味とダイコンに似た香りがある。春に高さ約50センチの花茎を伸ばし、白い4弁花をつける。ヨーロッパの原産で、根茎をすりおろしてローストビーフなどに用いる。ホースラディッシュ、レホール、西洋わさびともいう。
【0013】
○消化酵素とは、消化を促進する酵素の総称。消化液中に含まれ、食物中の炭水化物・蛋白質・脂肪などを加水分解し、消化管から吸収されやすい形に変える作用がある。アミラーゼ・ペプシン・リパーゼなどがある。
○処方例1〜処方例5とは、実施例1〜実施例の痩身用皮膚外用剤を、各部位に処方(塗布)して(塗布時間は3〜5分)、直ちに(30秒以内)各部位における処方効果を測定したものである。
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本発明者は、上記の従来の痩身用皮膚外用剤の各種問題点に鑑み、鋭意検討を重ねて、本発明を完成したものである。
課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
【0014】
○第1の発明(請求項1に記載の発明)
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、根菜類より抽出した植物エキス、リパーゼ、及び消化酵素からなる痩身用皮膚外用剤である。
【0015】
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
植物エキスが、ワサビダイコン、ワサビ、ダイコン、カブ、ゴボウ、ニンジン又はイモ類の根、茎又は葉より抽出した植物エキスであることを特徴とする請求項1に記載の痩身用皮膚外用剤である。
【0016】
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
消化酵素が、アミラーゼ、プロテアーゼ、グルコシターゼ、セルラーゼ、グルコアミラーゼ、マルターゼ、システィンプロテアーゼ、ペフチダーゼ、フィターゼ、キシラナーゼ、ラクターゼ、ペプシン、レンニン、トリプトシン、エラスターゼ、カルボキシペプシターゼ、アミノペプシターゼ、ジアスターゼの1種又は2種以上を含有する請求項1〜2の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤である。
【0017】
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
さらに、水、エタノール、ブチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、カルボマー、ホホバ油、乳糖、フェノキシエタノール、PEG−20水添ヒマシ油、水酸化K、セルロースガム、メチルパラベン、グレープフルーツ果皮油、メントール、パパイン、ピリドキシンHCl、アラントイン、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ビタミンA油、シアノコバラミン、黄4、ヤグルマギク花エキス、青1を含有する請求項1〜3の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤である。
【0018】
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
ワサビダイコン根より抽出した植物エキスを全体成分量の0.025以上1.50%以下を含有し、リパーゼを、全体成分量の0.2以上1.50%以下を含有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る、痩身用皮膚外用剤は、上記のような特徴的構成用件から構成され、特徴的構成用件に応じた、以下のような本願発明特有の効果を奏する。
また、上記のような特徴的構成用件から構成された痩身用皮膚外用剤によれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
【0020】
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、根菜類より抽出した植物エキス、リパーゼ、及び消化酵素からなる痩身用皮膚外用剤という特徴的な構成要件により、
【0021】
経口摂取や痩身目的の各種器具等を使用することなく、かつアレルギー等の副作用がなく、人体における脂肪がつきやすい部位(例えば、腹部、背部、デコルテ、リンパ部、太腿、ふくらはぎ、足首、上腕部、頚部等)を短時間でシェイプアップすることが可能な痩身用皮膚外用剤を提供することができた。
すなわち、本発明が解決しようとする課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【0022】
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、植物エキスが、ワサビダイコン、ワサビ、ダイコン、カブ、ゴボウ、ニンジン又はイモ類の根、茎又は葉より抽出した植物エキスであることを特徴とする請求項1に記載の痩身用皮膚外用剤という特徴的な構成要件により、
本発明が解決しようとする課題を達成することができ、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【0023】
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、アミラーゼ、プロテアーゼ、グルコシターゼ、セルラーゼ、グルコアミラーゼ、マルターゼ、システィンプロテアーゼ、ペフチダーゼ、フィターゼ、キシラナーゼ、ラクターゼ、ペプシン、レンニン、トリプトシン、エラスターゼ、カルボキシペプシターゼ、アミノペプシターゼ、ジアスターゼの1種又は2種以上を含有する請求項1〜2の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤という特徴的構成要件により、本発明が解決しようとする課題を達成することができ、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【0024】
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、さらに、水、エタノール、ブチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、カルボマー、ホホバ油、乳糖、フェノキシエタノール、PEG−20水添ヒマシ油、水酸化K、セルロースガム、メチルパラベン、グレープフルーツ果皮油、メントール、パパイン、ピリドキシンHCl、アラントイン、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ビタミンA油、シアノコバラミン、黄4、ヤグルマギク花エキス、青1を含有する請求項1〜3の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする課題を達成することができ、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【0025】
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、ワサビダイコン根より抽出した植物エキスを全体成分量の0.025以上1.50%以下を含有し、リパーゼを、全体成分量の0.2以上1.50%以下を含有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする課題を達成することができ、当業者が予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明に係る、痩身用皮膚外用剤に関する最良の実施形態について説明する。以下、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
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【実施例1】
【0027】
配合成分名 配合率
ワサビダイコン根エキス 0.000%
リパーゼ 0.225%
水 100−他全成分
エタノール 6.500%
ブチレングリコール 4.2 %
グリコシルトレハロース 2.65 %
加水分解水添デンブン 1.05 %
カルボマー 1.0 %以下
ホホバ油 1.0 %以下
乳糖 1.0 %以下
フェノキシエタノール 1.0 %以下
PEG−20水添ヒマシ油 1.0 %以下
水酸化K 1.0 %以下
セルロースガム 1.0 %以下
メチルパラベン 1.0 %以下
グレープフルーツ果皮油 1.0 %以下
メントール 1.0 %以下
パパイン 1.0 %以下
ピリドキシンHCl 1.0 %以下
アラントイン 1.0 %以下
ヒアルロン酸Na 1.0 %以下
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 1.0 %以下
ビタミンA油 1.0 %以下
シアノコバラミン 1.0 %以下
黄4 1.0 %以下
ヤグルマギク花エキス 1.0 %以下
青1 1.0 %以下
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【実施例2】
【0028】
配合成分名 配合率
ワサビダイコン根エキス 0.025%
リパーゼ 0.225%
水 100−他全成分
エタノール 6.500%
ブチレングリコール 4.2 %
グリコシルトレハロース 2.65 %
加水分解水添デンブン 1.05 %
カルボマー 1.0 %以下
ホホバ油 1.0 %以下
乳糖 1.0 %以下
フェノキシエタノール 1.0 %以下
PEG−20水添ヒマシ油 1.0 %以下
水酸化K 1.0 %以下
セルロースガム 1.0 %以下
PG 1.0 %以下
メチルパラベン 1.0 %以下
グレープフルーツ果皮油 1.0 %以下
メントール 1.0 %以下
ソルビトール 1.0 %以下
パパイン 1.0 %以下
ピリドキシンHCl 1.0 %以下
アラントイン 1.0 %以下
ヒアルロン酸Na 1.0 %以下
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 1.0 %以下
ビタミンA油 1.0 %以下
シアノコバラミン 1.0 %以下
黄4 1.0 %以下
青1 1.0 %以下
ブチルパラベン 1.0 %以下
エチルパラベン 1.0 %以下
プロピルパラベン 1.0 %以下
イソブチルパラベン 1.0 %以下
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【実施例3】
【0029】
配合成分名 配合率
ワサビダイコン根エキス 0.050%
リパーゼ 0.225%
水 100−他全成分
エタノール 6.500%
ブチレングリコール 4.2 %
グリコシルトレハロース 2.65 %
加水分解水添デンブン 1.05 %
カルボマー 1.0 %以下
ホホバ油 1.0 %以下
乳糖 1.0 %以下
フェノキシエタノール 1.0 %以下
PEG−20水添ヒマシ油 1.0 %以下
水酸化K 1.0 %以下
セルロースガム 1.0 %以下
PG 1.0 %以下
メチルパラベン 1.0 %以下
グレープフルーツ果皮油 1.0 %以下
メントール 1.0 %以下
ソルビトール 1.0 %以下
パパイン 1.0 %以下
ピリドキシンHCl 1.0 %以下
アラントイン 1.0 %以下
ヒアルロン酸Na 1.0 %以下
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 1.0 %以下
ビタミンA油 1.0 %以下
シアノコバラミン 1.0 %以下
黄4 1.0 %以下
青1 1.0 %以下
ブチルパラベン 1.0 %以下
エチルパラベン 1.0 %以下
プロピルパラベン 1.0 %以下
イソブチルパラベン 1.0 %以下
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【実施例4】
【0030】
配合成分名 配合率
ワサビダイコン根エキス 0.025%
リパーゼ 0 %
水 100−他全成分
エタノール 6.500%
ブチレングリコール 4.2 %
グリコシルトレハロース 2.65 %
加水分解水添デンブン 1.05 %
カルボマー 1.0 %以下
ホホバ油 1.0 %以下
フェノキシエタノール 1.0 %以下
PEG−20水添ヒマシ油 1.0 %以下
水酸化K 1.0 %以下
セルロースガム 1.0 %以下
PG 1.0 %以下
メチルパラベン 1.0 %以下
グレープフルーツ果皮油 1.0 %以下
メントール 1.0 %以下
ソルビトール 1.0 %以下
パパイン 1.0 %以下
ピリドキシンHCl 1.0 %以下
アラントイン 1.0 %以下
ヒアルロン酸Na 1.0 %以下
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 1.0 %以下
ビタミンA油 1.0 %以下
シアノコバラミン 1.0 %以下
黄4 1.0 %以下
青1 1.0 %以下
ブチルパラベン 1.0 %以下
エチルパラベン 1.0 %以下
プロピルパラベン 1.0 %以下
イソブチルパラベン 1.0 %以下
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【実施例5】
【0031】
配合成分名 配合率
ワサビダイコン根エキス 0 %
リパーゼ 0 %
水 100−他全成分
エタノール 6.500%
ブチレングリコール 4.2 %
グリコシルトレハロース 2.65 %
加水分解水添デンブン 1.05 %
カルボマー 1.0 %以下
ホホバ油 1.0 %以下
フェノキシエタノール 1.0 %以下
PEG−20水添ヒマシ油 1.0 %以下
水酸化K 1.0 %以下
セルロースガム 1.0 %以下
メチルパラベン 1.0 %以下
グレープフルーツ果皮油 1.0 %以下
メントール 1.0 %以下
パパイン 1.0 %以下
ピリドキシンHCl 1.0 %以下
アラントイン 1.0 %以下
ヒアルロン酸Na 1.0 %以下
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 1.0 %以下
ビタミンA油 1.0 %以下
シアノコバラミン 1.0 %以下
黄4 1.0 %以下
青1 1.0 %以下
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【比較例】
【0032】
実施例1〜実施例5における、それぞれの配合成分を混合して製造されたジェル状クリームを、被験者である成人男性A、B及び成人女性C、Dの身体各部位に処方(塗擦)した結果の数値(処方(塗擦)前と処方(塗擦)後の変化量)は、下記の通りである。
【0033】
なお、各部位におけるウェスト部及び腹周り部へのジェル状クリームの塗布量は、男性、女性ともに30g、太もも部は左右各20gとした。また、各部位に対するジェル状クリームの塗擦(マッサージ)時間は、それぞれ約3〜5分間とし、塗擦後直ちに(塗擦後30秒以内 )各部位を採寸した(処方例1〜処方例5)。
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【0034】
処方例1(実施例1)
部位名 部位名 部位名
ウェスト(cm) 腹周り(cm) 太もも(cm)
男性A 女性C 男性A 女性C 男性A 女性C
±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0
男性B 女性D 男性B 女性D 男性B 女性D
±0.0 −0.2 −1.0 −0.1 ±0.0 −0.1
***********************************
【0035】
処方例2(実施例2)
部位名 部位名 部位名
ウェスト(cm) 腹周り(cm) 太もも(cm)
男性A 女性C 男性A 女性C 男性A 女性C
−2.3 −1.2 −1.5 −0.5 −0.3 −0.8
男性B 女性D 男性B 女性D 男性B 女性D
−3.4 −1.5 −1.7 −2.8 −1.1 −0.9
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【0036】
処方例3(実施例3)
部位名 部位名 部位名
ウェスト(cm) 腹周り(cm) 太もも(cm)
男性A 女性C 男性A 女性C 男性A 女性C
−0.8 ±0.0 −1.5 −0.1 −0.4 −0.5
男性B 女性D 男性B 女性D 男性B 女性D
±0.0 −0.9 ±0.0 −1.2 −0.2 −0.2
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【0037】
処方例4(実施例4)
部位名 部位名 部位名
ウェスト(cm) 腹周り(cm) 太もも(cm)
男性A 女性C 男性A 女性C 男性A 女性C
±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 −0.2
男性B 女性D 男性B 女性D 男性B 女性D
−0.6 ±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 −0.2
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【0038】
処方例5(実施例5)
部位名 部位名 部位名
ウェスト(cm) 腹周り(cm) 太もも(cm)
男性A 女性C 男性A 女性C 男性A 女性C
±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0
男性B 女性D 男性B 女性D 男性B 女性D
±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0 ±0.0
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【0039】
(処方例についての検証)
処方例1〜処方例5において、痩身効果が最も顕著な例は、処方例2(実施例2)で、次に効果が大であるのは、処方例3(実施例3)であることが検証できた。
即ち、ワサビダイコン根エキス及びリパーゼの組合せの効果的な配合率は、全体配合率の0.025以上1.50%以下(0.025%以上0.050%以下)、リパーゼは、全体成分量の0.2以上1.50%以下(0.225%)であることが判明した。
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以下、ジェル状クリームの製造方法について説明する。
製造条件等については、室温26℃、湿度65%の環境下で以下の工程で製造した。
【0040】
実施例1の製造方法:
(1)配合成分をブロックA、ブロックB及びブロックCに分別して撹拌機に装填し、各ブロック毎に手へらでゆっくりと5〜6回、撹拌・混合する。各ブロックの成分を合計した全体量が100%となっている。
【0041】
ブロックA:水、リパーゼ、フェノキシエタノール、メチルパラベン、ピリドキシンHCl、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、シアノコバラミン、黄4、青1
【0042】
ブロックB:グリコシルトレハロース、ホホバ油、フェノキシエタノール、PEG−20水添ヒマシ油、水酸化K、メチルパラベン、パパイン、 ビタミンA油、ヤグルマギク花エキス
【0043】
ブロックC:エタノール、ブチレングリコール、加水分解水添デンブン、カルボマー、乳糖、フェノキシエタノール、セルロースガム、メチルパラベン、グレープフルーツ果皮油、メントール、アラントイン
(2)各ブロック共、撹拌・混合速度は、900/r.p.m 以下、180秒である。
(3)撹拌機内のブロックCにブロックAを加え、撹拌・混合速度を750/r.p.m、180秒撹拌後、これにブロックBを加え、撹拌・混合速度を、900/r.p.m で、300秒撹拌して第1次工程を終了する。
(4)ユーラス方式にて、900メッシュのスクリーンで濾過し、第2次工程(製品製造)完了する。
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【0044】
実施例2の製造方法:
(1)配合成分をブロックA、ブロックB及びブロックCに分別して撹拌機に装填し、各ブロック毎に手へらでゆっくりと5〜6回、撹拌・混合する。各ブロックの成分を合計した全体量が100%となっている。
【0045】
ブロックA:水、リパーゼ、フェノキシエタノール、メチルパラベン、ピリドキシンHCl、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、シアノコバラミン、黄4、青1、ブチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソブチルパラベン
【0046】
ブロックB:グリコシルトレハロース、ホホバ油、フェノキシエタノール、PEG−20水添ヒマシ油、水酸化K、メチルパラベン、ワサビダイコン根エキス、パパイン、ビタミンA油、ブチルパラベン
【0047】
ブロックC:エタノール、ブチレングリコール、加水分解水添デンブン、カルボマー、乳糖、フェノキシエタノール、セルロースガム、PG、メチルパラベン、グレープフルーツ果皮油、メントール、ソルビトール、アラントイン、ブチルパラベン
(2)各ブロック共、撹拌・混合速度は、900/r.p.m 以下、180秒である。
(3)撹拌機内のブロックCにブロックAを加え、撹拌・混合速度を750/r.p.m、180秒撹拌後、これにブロックBを加え、撹拌・混合速度を、900/r.p.m で、300秒撹拌して第1次工程を終了する。
(4)ユーラス方式にて、900メッシュのスクリーンで濾過し、第2次工程
(製品製造)完了する。
***********************************
【0048】
実施例3の製造方法:
(1)配合成分をブロックA、ブロックB及びブロックCに分別して撹拌機に装填し、各ブロック毎に手へらでゆっくりと5〜6回、撹拌・混合する。各ブロックの成分を合計した全体量が100%となっている。
【0049】
ブロックA:水、リパーゼ、フェノキシエタノール、メチルパラベン、ピリドキシンHCl、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、シアノコバラミン、黄4、青1、ブチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソブチルパラベン
【0050】
ブロックB:グリコシルトレハロース、ホホバ油、フェノキシエタノール、PEG−20水添ヒマシ油、水酸化K、メチルパラベン、ワサビダイコン根エキス、パパイン、ビタミンA油、ブチルパラベン
【0051】
ブロックC:エタノール、ブチレングリコール、加水分解水添デンブン、カルボマー、乳糖、フェノキシエタノール、セルロースガム、PG、メチルパラベン、グレープフルーツ果皮油、メントール、ソルビトール、アラントイン、ブチルパラベン
(2)各ブロック共、撹拌・混合速度は、900/r.p.m 以下、180秒である。
【0052】
(3)撹拌機内のブロックCにブロックAを加え、撹拌・混合速度を750/r.p.m、180秒撹拌後、これにブロックBを加え、撹拌・混合速度を、900/r.p.m で、300秒撹拌して第1次工程を終了する。
(4)ユーラス方式にて、900メッシュのスクリーンで濾過し、第2次工程
(製品製造)完了する。
***********************************
【0053】
実施例4の製造方法:
(1)配合成分をブロックA、ブロックB及びブロックCに分別して撹拌機に装填し、各ブロック毎に手へらでゆっくりと5〜6回、撹拌・混合する。各ブロックの成分を合計した全体量が100%となっている。
【0054】
ブロックA:水、フェノキシエタノール、メチルパラベン、ピリドキシンHCl、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、シアノコバラミン、黄4、青1、ブチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソブチルパラベン
【0055】
ブロックB:グリコシルトレハロース、ホホバ油、フェノキシエタノール、PEG−20水添ヒマシ油、水酸化K、メチルパラベン、ワサビダイコン根エキス、パパイン、ビタミンA油、ブチルパラベン
【0056】
ブロックC:エタノール、ブチレングリコール、加水分解水添デンブン、カルボマー、フェノキシエタノール、セルロースガム、PG、メチルパラベン、グレープフルーツ果皮油、メントール、ソルビトール、アラントイン、ブチルパラベン
(2)各ブロック共、撹拌・混合速度は、900/r.p.m 以下、180秒である。
【0057】
(3)撹拌機内のブロックCにブロックAを加え、撹拌・混合速度を750/r.p.m、180秒撹拌後、これにブロックBを加え、撹拌・混合速度を、900/r.p.m で、300秒撹拌して第1次工程を終了する。
(4)ユーラス方式にて、900メッシュのスクリーンで濾過し、第2次工程(製品製造)完了する。
***********************************
【0058】
実施例5の製造方法:
(1)配合成分をブロックA、ブロックB及びブロックCに分別して撹拌機に装填し、各ブロック毎に手へらでゆっくりと5〜6回、撹拌・混合する。各ブロックの成分を合計した全体量が100%となっている。
【0059】
ブロックA:水、フェノキシエタノール、メチルパラベン、ピリドキシンHCl、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、シアノコバラミン、黄4、青1
ブロックB:グリコシルトレハロース、ホホバ油、フェノキシエタノール、PEG−20水添ヒマシ油、水酸化K、メチルパラベン、パパイン、ビタミンA油
【0060】
ブロックC:エタノール、ブチレングリコール、加水分解水添デンブン、カルボマー、フェノキシエタノール、セルロースガム、メチルパラベン、グレープフルーツ果皮油、メントール、アラントイン
(2)各ブロック共、撹拌・混合速度は、900/r.p.m 以下、180秒である。
【0061】
(3)撹拌機内のブロックCにブロックAを加え、撹拌・混合速度を750/r.p.m、180秒撹拌後、これにブロックBを加え、撹拌・混合速度を、900/r.p.m で、300秒撹拌して第1次工程を終了する。
(4)ユーラス方式にて、900メッシュのスクリーンで濾過し、第2次工程
(製品製造)完了する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
根菜類より抽出した植物エキス、リパーゼ、及び消化酵素からなる痩身用皮膚外用剤。
【請求項2】
植物エキスが、ワサビダイコン、ワサビ、ダイコン、カブ、ゴボウ、ニンジン又はイモ類の根、茎又は葉より抽出した植物エキスであることを特徴とする請求項1に記載の痩身用皮膚外用剤。
【請求項3】
消化酵素が、アミラーゼ、プロテアーゼ、グルコシターゼ、セルラーゼ、グルコアミラーゼ、マルターゼ、システィンプロテアーゼ、ペフチダーゼ、フィターゼ、キシラナーゼ、ラクターゼ、ペプシン、レンニン、トリプトシン、エラスターゼ、カルボキシペプシターゼ、アミノペプシターゼ、ジアスターゼの1種又は2種以上を含有する請求項1〜2の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤。
【請求項4】
さらに、水、エタノール、ブチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、カルボマー、ホホバ油、乳糖、フェノキシエタノール、PEG−20水添ヒマシ油、水酸化K、セルロースガム、メチルパラベン、グレープフルーツ果皮油、メントール、パパイン、ピリドキシンHCl、アラントイン、ヒアルロン酸Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ビタミンA油、シアノコバラミン、黄4、ヤグルマギク花エキス、青1を含有する請求項1〜3の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤。
【請求項5】
ワサビダイコン根より抽出した植物エキスを全体成分量の0.025以上1.50%以下を含有し、リパーゼを、全体成分量の0.2以上1.50%以下を含有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の痩身用皮膚外用剤。

【公開番号】特開2010−265233(P2010−265233A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−119354(P2009−119354)
【出願日】平成21年5月17日(2009.5.17)
【出願人】(509139081)
【Fターム(参考)】