神経系の障害の治療用のベンゾジアゼピン誘導体
【課題】薬理活性を有する新規ベンズアゼピン誘導体、その調製方法、それを含有する組成物、ならびに神経系の障害および精神障害の治療におけるその使用する方法を提供する。
【解決手段】式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩及び医薬上許容される担体又は賦形剤を含む医薬組成物。
【解決手段】式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩及び医薬上許容される担体又は賦形剤を含む医薬組成物。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩:
【化1】
[式中:
R1は、C1−3アルキルにより置換されていてもよい−C3−7シクロアルキルであり;
R2は、水素、−C1−6アルキル、−X−C3−8シクロアルキル、−X−アリール、−X−ヘテロサイクリル、−X−ヘテロアリール、−X−C3−8シクロアルキル−Y−C3−8シクロアルキル、−X−C3−8シクロアルキル−Y−アリール、−X−C3−8シクロアルキル−Y−ヘテロアリール、−X−C3−8シクロアルキル−Y−ヘテロサイクリル、−X−アリール−Y−C3−8シクロアルキル、−X−アリール−Y−アリール、−X−アリール−Y−ヘテロアリール、−X−アリール−Y−ヘテロサイクリル、−X−ヘテロアリール−Y−C3−8シクロアルキル、−X−ヘテロアリール−Y−アリール、−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロアリール、−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル、−X−ヘテロサイクリル−Y−C3−8シクロアルキル、−X−ヘテロサイクリル−Y−アリール、−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロアリール、−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロサイクリルであり;
Xは、結合またはC1−6アルキルであり;
Yは、結合、C1−6アルキル、CO、COC2−6アルケニル、OまたはSO2であり;
R3は、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、アミノまたはトリフルオロメチルであり;
nは0、1または2であり;
ここに、R2基の該アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロサイクリル基は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、=O、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、C1−6アルキル、ペンタフルオロエチル、C1−6アルコキシ、アリールC1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルコキシC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルコキシ、C1−6アルカノイル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニルオキシ、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、スルホニル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールスルホニルC1−6アルキル、アリールオキシ、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルアミド、−R4、−CO2R4、−COR4、C1−6アルキルスルホンアミドC1−6アルキル、C1−6アルキルアミドC1−6アルキル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキサミド、アリールスルホンアミドC1−6アルキル、アリールカルボキサミドC1−6アルキル、アロイル、アロイルC1−6アルキル、アリールC1−6アルカノイルまたは−NR5R6、−C1−6アルキル−NR5R6、−C3−8シクロアルキル−NR5R6、−CONR5R6、−NR5COR6、−NR5SO2R6、−OCONR5R6、−NR5CO2R6、−NR4CONR5R6または−SO2NR5R6基(ここに、R4、R5およびR6は、独立して、水素、C1−6アルキル、−C3−8シクロアルキル、−C1−6アルキル−C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであるか、あるいは−NR5R6は、窒素含有ヘテロサイクリル基であってもよく、ここに、該R4、R5およびR6基は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、アミノ、=Oまたはトリフルオロメチルから選択される1個またはそれ以上(例えば、1、2または3個)の、同じであっても異なっていてもよい置換基により置換されていてもよい)からなる群から選択される、1個またはそれ以上(例えば、1、2または3個)の、同じであっても異なっていてもよい置換基により置換されていてもよい];
で示される化合物もしくはその医薬上許容される塩またはその溶媒和物。
【請求項2】
R1が非置換シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである、請求項1記載の式(I)で示される化合物。
【請求項3】
R1が非置換シクロブチルである、請求項2記載の式(I)で示される化合物。
【請求項4】
R2が:
水素;
−CO2R4または−CONR5R6基により置換されていてもよい−C1−6アルキル;
−X−C3−8シクロアルキル−Y−ヘテロサイクリル;
−X−アリール−Y−C3−8シクロアルキル;
1個または2個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−CO2R4、−CONR5R6、−NR5COR6、−SO2NR5R6またはシアノ基により置換されていてもよい−X−アリール;
1個または2個の=O、ハロゲンまたはR4基により置換されていてもよい−X−アリール−Y−ヘテロサイクリル;
1個または2個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OR4、−COR4、−CO2R4、−NR5R6、−NR5COR6、−CONR5R6または=O基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール;
C1−6アルキルスルホニルまたは−NR5COR6基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−アリール;
C1−6アルキル基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロアリール;
1個または2個の=O、C1−6アルキル、−OR4またはハロゲン基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル;
1個または2個の=O、C1−6アルキル、−OR4またはハロゲン基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル;
C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルコキシカルボニル、−CO2R4、−COR4または−COR5R6基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル;
ハロゲン、シアノ、C1−6アルキルスルホニル、R4または−CONR5R6基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル−Y−アリール;
1個または2個の=OまたはR4基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロサイクリル;
−X−ヘテロサイクリル−Y−C3−8シクロアルキル;または
1個または2個のC1−6アルキル、=O、シアノまたは−CONR5R6基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロアリール、
である、請求項1〜3いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項5】
R2が:
1個または2個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−CO2R4、−CONR5R6、−NR5COR6、−SO2NR5R6またはシアノ基により置換されていてもよい−X−アリール;
1個または2個の=O、ハロゲンまたはR4基により置換されていてもよい−X−アリール−Y−ヘテロサイクリル;
1個または2個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OR4、−CO2R4、−COR4、−NR5R6、−NR5COR6、−CONR5R6または=O基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール;
1個または2個の=O、C1−6アルキル、−OR4またはハロゲン基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル;または
1個または2個の=OまたはR4基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロサイクリル、
である、請求項4記載の式(I)で示される化合物。
【請求項6】
R2が:
1個または2個のハロゲン、C1−6アルコキシ、−CONR5R6、−NR5COR6またはシアノ基により置換されていてもよい−X−アリール;
1個または2個の=Oまたはハロゲン基により置換されていてもよい−X−アリール−Y−ヘテロサイクリル;
非置換−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロサイクリル;
CON(H)(Me)により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール;または
ヘテロサイクリル基が=O基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル、
である、請求項5記載の式(I)で示される化合物。
【請求項7】
R2が:
1個または2個のフッ素、メトキシ、−CON(H)(Me)、−NHCOMeまたはシアノ基により置換されていてもよい−フェニル;
1個または2個の=Oまたはフッ素基により置換されていてもよい−フェニル−ピロリジニル;
非置換−ピペリジニル−CO−モルホリニル;
CON(H)(Me)により置換されていてもよい−2−ピリジニルまたは−2−ピラジニル;または
ピロリジニル基が=O基により置換されていてもよい−2−ピリジニル−N−ピロリジニル、
である、請求項6記載の式(I)で示される化合物。
【請求項8】
R2が4−メチルアミノカルボニルピリジン−2−イルである、請求項7記載の式(I)で示される化合物。
【請求項9】
Xが結合または−CH2−である、請求項1〜6いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項10】
Xが結合である、請求項9記載の式(I)で示される化合物。
【請求項11】
Yが、結合、CO、SO2または−CO−CH=CH−である、請求項1〜6、9または10いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項12】
Yが結合である、請求項11記載の式(I)で示される化合物。
【請求項13】
R4が、ハロゲンまたはC1−6アルコキシ基により置換されてもよい、水素、C1−6アルキル、−C1−6アルキル−C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールである、請求項1〜5または9〜12いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項14】
R5およびR6が、独立して、ハロゲン、シアノまたはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよい、水素、C1−6アルキル、−C3−8シクロアルキル、−C1−6アルキル−C3−8シクロアルキル、アリールまたはヘテロサイクリルであるか、あるいは−NR5R6が、=O基により置換されていてもよいヘテロサイクリル基を含有する窒素である、請求項1〜5または9〜12いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項15】
R5およびR6が、独立して、水素、C1−6アルキル、−C3−8シクロアルキルまたは−C1−6アルキル−C3−8シクロアルキルである、請求項14記載の式(I)で示される化合物。
【請求項16】
nが0または1である、請求項1〜15いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項17】
nが1であり、R3がハロゲン原子またはシアノ基である、請求項16記載の式(I)で示される化合物。
【請求項18】
nが0である、請求項16記載の式(I)で示される化合物。
【請求項19】
式E1〜E288で示される化合物またはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項20】
5−(3−シクロブチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イルオキシ)−ピラジン−2−カルボン酸メチルアミド;または
1−{6−[(3−シクロブチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)オキシ]−3−ピリジニル}−2−ピロリジノン;
またはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の式(I)で示される化合物。
【請求項21】
6−(3−シクロブチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イルオキシ)−N−メチル−ニコチンアミドまたはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の式(I)で示される化合物。
【請求項22】
請求項1〜21いずれか1項記載の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩および医薬上許容される担体または賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項23】
治療において用いるための請求項1〜21いずれか1項記載の化合物。
【請求項24】
神経系の疾患の治療に用いるための請求項1〜21いずれか1項記載の化合物。
【請求項25】
神経系の疾患の治療用の医薬の製造における、請求項1〜21いずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項26】
神経系の疾患の治療方法であって、該治療を必要とする宿主に、有効量の請求項1〜21いずれか1項記載の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを含む方法。
【請求項27】
神経系の疾患の治療に用いるための、請求項1〜21いずれか1項記載の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項28】
請求項1記載の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩の製造方法であって、
(a)式(II):
【化2】
[式中、R1、R3およびnは請求項1の記載と同意義である]
で示される化合物を式R2’−L1(式中、R2’は、R2に関する請求項1の記載と同意義であるか、またはそれに変換可能な基であり、L1は適当な脱離基、例えばハロゲン原子または活性化されていてもよいヒドロキシル基である)で示される化合物と反応させること;
(b)式(III):
【化3】
[式中、R2、R3およびnは請求項1の記載と同意義である]
で示される化合物を、式R1’−L2(式中、R1’は、R1に関する請求項1の記載と同意義であるか、またはそれに変換可能な基であり、L2は適当な脱離基、例えばハロゲン原子である)で示される化合物と反応させること;または
(c)式(III)で示される化合物を式R1’=O(式中、R1’は、R1に関する請求項1の記載と同意義であるか、またはそれに変換可能な基である)で示されるケトンと反応させること;または
(d)保護された式(I)で示される化合物を脱保護すること;および
(e)式(I)で示される他の化合物に相互変換すること、
を含む方法。
【請求項1】
式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩:
【化1】
[式中:
R1は、C1−3アルキルにより置換されていてもよい−C3−7シクロアルキルであり;
R2は、水素、−C1−6アルキル、−X−C3−8シクロアルキル、−X−アリール、−X−ヘテロサイクリル、−X−ヘテロアリール、−X−C3−8シクロアルキル−Y−C3−8シクロアルキル、−X−C3−8シクロアルキル−Y−アリール、−X−C3−8シクロアルキル−Y−ヘテロアリール、−X−C3−8シクロアルキル−Y−ヘテロサイクリル、−X−アリール−Y−C3−8シクロアルキル、−X−アリール−Y−アリール、−X−アリール−Y−ヘテロアリール、−X−アリール−Y−ヘテロサイクリル、−X−ヘテロアリール−Y−C3−8シクロアルキル、−X−ヘテロアリール−Y−アリール、−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロアリール、−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル、−X−ヘテロサイクリル−Y−C3−8シクロアルキル、−X−ヘテロサイクリル−Y−アリール、−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロアリール、−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロサイクリルであり;
Xは、結合またはC1−6アルキルであり;
Yは、結合、C1−6アルキル、CO、COC2−6アルケニル、OまたはSO2であり;
R3は、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、アミノまたはトリフルオロメチルであり;
nは0、1または2であり;
ここに、R2基の該アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロサイクリル基は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、=O、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、C1−6アルキル、ペンタフルオロエチル、C1−6アルコキシ、アリールC1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルコキシC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルコキシ、C1−6アルカノイル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニルオキシ、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、スルホニル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールスルホニルC1−6アルキル、アリールオキシ、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルアミノ、C1−6アルキルアミド、−R4、−CO2R4、−COR4、C1−6アルキルスルホンアミドC1−6アルキル、C1−6アルキルアミドC1−6アルキル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキサミド、アリールスルホンアミドC1−6アルキル、アリールカルボキサミドC1−6アルキル、アロイル、アロイルC1−6アルキル、アリールC1−6アルカノイルまたは−NR5R6、−C1−6アルキル−NR5R6、−C3−8シクロアルキル−NR5R6、−CONR5R6、−NR5COR6、−NR5SO2R6、−OCONR5R6、−NR5CO2R6、−NR4CONR5R6または−SO2NR5R6基(ここに、R4、R5およびR6は、独立して、水素、C1−6アルキル、−C3−8シクロアルキル、−C1−6アルキル−C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールであるか、あるいは−NR5R6は、窒素含有ヘテロサイクリル基であってもよく、ここに、該R4、R5およびR6基は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、アミノ、=Oまたはトリフルオロメチルから選択される1個またはそれ以上(例えば、1、2または3個)の、同じであっても異なっていてもよい置換基により置換されていてもよい)からなる群から選択される、1個またはそれ以上(例えば、1、2または3個)の、同じであっても異なっていてもよい置換基により置換されていてもよい];
で示される化合物もしくはその医薬上許容される塩またはその溶媒和物。
【請求項2】
R1が非置換シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである、請求項1記載の式(I)で示される化合物。
【請求項3】
R1が非置換シクロブチルである、請求項2記載の式(I)で示される化合物。
【請求項4】
R2が:
水素;
−CO2R4または−CONR5R6基により置換されていてもよい−C1−6アルキル;
−X−C3−8シクロアルキル−Y−ヘテロサイクリル;
−X−アリール−Y−C3−8シクロアルキル;
1個または2個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−CO2R4、−CONR5R6、−NR5COR6、−SO2NR5R6またはシアノ基により置換されていてもよい−X−アリール;
1個または2個の=O、ハロゲンまたはR4基により置換されていてもよい−X−アリール−Y−ヘテロサイクリル;
1個または2個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OR4、−COR4、−CO2R4、−NR5R6、−NR5COR6、−CONR5R6または=O基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール;
C1−6アルキルスルホニルまたは−NR5COR6基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−アリール;
C1−6アルキル基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロアリール;
1個または2個の=O、C1−6アルキル、−OR4またはハロゲン基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル;
1個または2個の=O、C1−6アルキル、−OR4またはハロゲン基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル;
C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルコキシカルボニル、−CO2R4、−COR4または−COR5R6基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル;
ハロゲン、シアノ、C1−6アルキルスルホニル、R4または−CONR5R6基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル−Y−アリール;
1個または2個の=OまたはR4基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロサイクリル;
−X−ヘテロサイクリル−Y−C3−8シクロアルキル;または
1個または2個のC1−6アルキル、=O、シアノまたは−CONR5R6基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロアリール、
である、請求項1〜3いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項5】
R2が:
1個または2個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−CO2R4、−CONR5R6、−NR5COR6、−SO2NR5R6またはシアノ基により置換されていてもよい−X−アリール;
1個または2個の=O、ハロゲンまたはR4基により置換されていてもよい−X−アリール−Y−ヘテロサイクリル;
1個または2個のハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、シアノ、ニトロ、−OR4、−CO2R4、−COR4、−NR5R6、−NR5COR6、−CONR5R6または=O基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール;
1個または2個の=O、C1−6アルキル、−OR4またはハロゲン基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル;または
1個または2個の=OまたはR4基により置換されていてもよい−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロサイクリル、
である、請求項4記載の式(I)で示される化合物。
【請求項6】
R2が:
1個または2個のハロゲン、C1−6アルコキシ、−CONR5R6、−NR5COR6またはシアノ基により置換されていてもよい−X−アリール;
1個または2個の=Oまたはハロゲン基により置換されていてもよい−X−アリール−Y−ヘテロサイクリル;
非置換−X−ヘテロサイクリル−Y−ヘテロサイクリル;
CON(H)(Me)により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール;または
ヘテロサイクリル基が=O基により置換されていてもよい−X−ヘテロアリール−Y−ヘテロサイクリル、
である、請求項5記載の式(I)で示される化合物。
【請求項7】
R2が:
1個または2個のフッ素、メトキシ、−CON(H)(Me)、−NHCOMeまたはシアノ基により置換されていてもよい−フェニル;
1個または2個の=Oまたはフッ素基により置換されていてもよい−フェニル−ピロリジニル;
非置換−ピペリジニル−CO−モルホリニル;
CON(H)(Me)により置換されていてもよい−2−ピリジニルまたは−2−ピラジニル;または
ピロリジニル基が=O基により置換されていてもよい−2−ピリジニル−N−ピロリジニル、
である、請求項6記載の式(I)で示される化合物。
【請求項8】
R2が4−メチルアミノカルボニルピリジン−2−イルである、請求項7記載の式(I)で示される化合物。
【請求項9】
Xが結合または−CH2−である、請求項1〜6いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項10】
Xが結合である、請求項9記載の式(I)で示される化合物。
【請求項11】
Yが、結合、CO、SO2または−CO−CH=CH−である、請求項1〜6、9または10いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項12】
Yが結合である、請求項11記載の式(I)で示される化合物。
【請求項13】
R4が、ハロゲンまたはC1−6アルコキシ基により置換されてもよい、水素、C1−6アルキル、−C1−6アルキル−C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロサイクリルまたはヘテロアリールである、請求項1〜5または9〜12いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項14】
R5およびR6が、独立して、ハロゲン、シアノまたはC1−6アルコキシ基により置換されていてもよい、水素、C1−6アルキル、−C3−8シクロアルキル、−C1−6アルキル−C3−8シクロアルキル、アリールまたはヘテロサイクリルであるか、あるいは−NR5R6が、=O基により置換されていてもよいヘテロサイクリル基を含有する窒素である、請求項1〜5または9〜12いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項15】
R5およびR6が、独立して、水素、C1−6アルキル、−C3−8シクロアルキルまたは−C1−6アルキル−C3−8シクロアルキルである、請求項14記載の式(I)で示される化合物。
【請求項16】
nが0または1である、請求項1〜15いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
【請求項17】
nが1であり、R3がハロゲン原子またはシアノ基である、請求項16記載の式(I)で示される化合物。
【請求項18】
nが0である、請求項16記載の式(I)で示される化合物。
【請求項19】
式E1〜E288で示される化合物またはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項20】
5−(3−シクロブチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イルオキシ)−ピラジン−2−カルボン酸メチルアミド;または
1−{6−[(3−シクロブチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)オキシ]−3−ピリジニル}−2−ピロリジノン;
またはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の式(I)で示される化合物。
【請求項21】
6−(3−シクロブチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イルオキシ)−N−メチル−ニコチンアミドまたはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の式(I)で示される化合物。
【請求項22】
請求項1〜21いずれか1項記載の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩および医薬上許容される担体または賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項23】
治療において用いるための請求項1〜21いずれか1項記載の化合物。
【請求項24】
神経系の疾患の治療に用いるための請求項1〜21いずれか1項記載の化合物。
【請求項25】
神経系の疾患の治療用の医薬の製造における、請求項1〜21いずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項26】
神経系の疾患の治療方法であって、該治療を必要とする宿主に、有効量の請求項1〜21いずれか1項記載の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを含む方法。
【請求項27】
神経系の疾患の治療に用いるための、請求項1〜21いずれか1項記載の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項28】
請求項1記載の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩の製造方法であって、
(a)式(II):
【化2】
[式中、R1、R3およびnは請求項1の記載と同意義である]
で示される化合物を式R2’−L1(式中、R2’は、R2に関する請求項1の記載と同意義であるか、またはそれに変換可能な基であり、L1は適当な脱離基、例えばハロゲン原子または活性化されていてもよいヒドロキシル基である)で示される化合物と反応させること;
(b)式(III):
【化3】
[式中、R2、R3およびnは請求項1の記載と同意義である]
で示される化合物を、式R1’−L2(式中、R1’は、R1に関する請求項1の記載と同意義であるか、またはそれに変換可能な基であり、L2は適当な脱離基、例えばハロゲン原子である)で示される化合物と反応させること;または
(c)式(III)で示される化合物を式R1’=O(式中、R1’は、R1に関する請求項1の記載と同意義であるか、またはそれに変換可能な基である)で示されるケトンと反応させること;または
(d)保護された式(I)で示される化合物を脱保護すること;および
(e)式(I)で示される他の化合物に相互変換すること、
を含む方法。
【公開番号】特開2010−248239(P2010−248239A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−157004(P2010−157004)
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【分割の表示】特願2005−502553(P2005−502553)の分割
【原出願日】平成15年12月18日(2003.12.18)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【分割の表示】特願2005−502553(P2005−502553)の分割
【原出願日】平成15年12月18日(2003.12.18)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】
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