窒素含有縮合環化合物含有医薬組成物
【課題】高尿酸血症、痛風結節、急性痛風性関節炎、慢性痛風性関節炎、痛風腎、尿路結石、腎機能障害、冠動脈疾患、虚血性心疾患等の尿酸が関与する病態の治療又は予防等に有効な、経時的安定性、溶出性(崩壊性)に優れた医薬組成物を提供する。
【解決手段】本発明の医薬組成物は、下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩が塩基性添加剤と接触しない。
(式中、各記号は明細書に記載の通りである。)
【解決手段】本発明の医薬組成物は、下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩が塩基性添加剤と接触しない。
(式中、各記号は明細書に記載の通りである。)
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩が塩基性添加剤と接触しない医薬組成物。
【化1】
[式中、
R1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なって、
1)水素原子、又は
2)下記グループAより選ばれる基であるか、或いは
3)R1とR2が、それらが結合する炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成するか、又は
4)R2とR3が、それらが結合する炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよく;
Yは、
1)−CO−、
2)−CS−、又は
3)−S(=O)2−
であり;
X1は、
1)窒素原子、或いは
2)CR4(式中、R4は、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループAより選ばれる基であるか、又は
(c)R3とR4が、それらが結合する炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)
であり;
X2は、
1)酸素原子、
2)−N(R5)−(式中、R5は、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
3)−N(COR6)−(式中、R6は、
(a)水酸基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
(c)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
(d)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基、
(e)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいシクロアルキルアルコキシ基、
(f)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいアラルキル基、又は
(g)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいアラルコキシ基である。)、
4)−N(S(=O)2R6)−(式中、R6は、前記と同義である。)、
5)−N(CONR7R8)−(式中、R7及びR8は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R7とR8が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)、
6)硫黄原子、
7)−S(=O)−、
8)−S(=O)2−、或いは
9)−CR9R10−(式中、R9及びR10は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R9とR10が一緒になってオキソ基を形成してもよい。)
であり;
−X3−X4−は、
−(CR11R12)n−(式中、nは、1乃至3の整数であり、n個のR11及びR12は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、或いは
(c)同一の炭素原子に結合するR11とR12が一緒になってオキソ基を形成するか、又は
(d)n個のR11及びR12のうち同一又は隣接する2つの炭素原子に結合する2つが、当該炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)
であり;かつ
環Aは、
1)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)、又は
2)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)
である。
[グループA]
1)ハロゲン原子、
2)−OR13(式中、R13は、
(a)水素原子、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、又は
(c)−COR14(式中、R14は、
a)水素原子、
b)水酸基、
c)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
d)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
e)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
f)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
g)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、又は
h)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)である。)である。)、
3)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
4)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
5)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
6)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
7)−COR14(式中、R14は、前記と同義である。)、
8)−NR15R16(式中、R15及びR16は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R15とR16が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)を形成してもよい。)、
9)−CONR15R16(式中、R15及びR16は、前記と同義である。)、
10)−NR17COR14(式中、R14は、前記と同義であり、R17は、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
11)−NR17S(=O)2R14(式中、R14及びR17は、前記と同義である。)、
12)−NR17CONR15R16(式中、R15、R16及びR17は、前記と同義である。)、
13)−SR13(式中、R13は、前記と同義である。)、
14)−S(=O)R14(式中、R14は、前記と同義である。)、
15)−S(=O)2R14(式中、R14は、前記と同義である。)、
16)−S(=O)2NR15R16(式中、R15及びR16は、前記と同義である。)、
17)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
18)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
19)アリールオキシ基(当該アリールオキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
20)シアノ基、及び
21)ニトロ基
[グループB]
1)ハロゲン原子、
2)水酸基、
3)C1−6アルコキシ基、
4)−NR18R19(式中、R18及びR19は、それぞれ同一又は異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)C1−6アルキル基であるか、又は
(c)R18とR19が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環を形成してもよい。)、
5)−CONR18R19(式中、R18及びR19は、前記と同義である。)、
6)−COR20(式中、R20は、
(a)水素原子、
(b)水酸基、
(c)C1−6アルキル基、又は
(d)C1−6アルコキシ基である。)、
7)−NR21COR20(式中、R20は、前記と同義であり、R21は、
(a)水素原子、又は
(b)C1−6アルキル基である。)、
8)−NR21CONR18R19(式中、R18、R19及びR21は、前記と同義である。)、
9)−NR21S(=O)2R22(式中、R21は、前記と同義であり、R22は、C1−6アルキル基である。)、及び
10)−S(=O)2R22(式中、R22は、前記と同義である。)、
ここで、上記3)乃至10)におけるC1−6アルキル基及びC1−6アルコキシ基は、
1’)ハロゲン原子、
2’)水酸基、
3’)C1−6アルコキシ基、
4’)−NR18’R19’(式中、R18’及びR19’は、それぞれ同一又は異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)C1−6アルキル基であるか、又は
(c)R18’とR19’が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環を形成してもよい。)、
5’)−CONR18’R19’(式中、R18’及びR19’は、前記と同義である。)、
6’)−COR20’(式中、R20’は、
(a)水素原子、
(b)水酸基、
(c)C1−6アルキル基、又は
(d)C1−6アルコキシ基である。)、
7’)−NR21’COR20’(式中、R20’は、前記と同義であり、R21’は、
(a)水素原子、又は
(b)C1−6アルキル基である。)、
8’)−NR21’CONR18’R19’(式中、R18’、R19’及びR21’は、前記と同義である。)、
9’)−NR21’S(=O)2R22’(式中、R21’は、前記と同義であり、R22’は、C1−6アルキル基である。)、及び
10’)−S(=O)2R22’(式中、R22’は、前記と同義である。)
より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよく、
また、上記4)、5)及び8)における単環からなる窒素含有飽和複素環は、更にC1−6アルキル基及び上記1’)乃至10’)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されていてもよい。]
【請求項2】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、塩基性添加剤を含有しないか、或いは下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤が1重量部未満含有される医薬組成物。
【化2】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項3】
添加剤の全てが塩基性添加剤ではない、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項4】
塩基性添加剤が、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩、アルカリ金属ケイ酸塩、及びアルカリ土類金属ケイ酸塩から選ばれる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項5】
塩基性添加剤が、アルカリ金属ケイ酸塩及びアルカリ土類金属ケイ酸塩から選ばれる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
塩基性添加剤が、ケイ酸カルシウムである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項7】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、並びに酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、塩基性添加剤を含有しないか、或いは下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤が1重量部未満含有される医薬組成物。
【化3】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項8】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、当該添加剤の全てが酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる医薬組成物。
【化4】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項9】
含有される添加剤が、D−マンニトール、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、クロスポビドン、ステアリン酸マグネシウム、乳糖、トウモロコシデンプン、クロスカルメロースナトリウム、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポビドン、酸化チタン、及びマクロゴールからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項11】
クロスポビドンを含有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項12】
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びクロスポビドンを含有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項13】
D−マンニトール、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クロスポビドン及びステアリン酸マグネシウムを含有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項14】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含有する医薬組成物。
【化5】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項15】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及びクロスポビドンを含有する医薬組成物。
【化6】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項16】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、並びに低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びクロスポビドンを含有する医薬組成物。
【化7】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項17】
錠剤である、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項18】
コーティング剤で被覆されたものである、請求項17記載の医薬組成物。
【請求項19】
コーティング剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酸化チタン及びマクロゴールを含有する、請求項18記載の医薬組成物。
【請求項20】
URAT1活性阻害剤である、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項21】
血中尿酸値低下剤である、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項22】
尿酸が関与する病態の治療剤又は予防剤である、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項23】
尿酸が関与する病態が、高尿酸血症、痛風結節、急性痛風性関節炎、慢性痛風性関節炎、痛風腎、尿路結石、腎機能障害、冠動脈疾患又は虚血性心疾患である、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
CYPを実質的に阻害しない、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項25】
一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物が、下記一般式[2]で表される窒素含有縮合環化合物である、請求項1乃至24のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【化8】
[式中、R1、R2、R3、Y、X1、X3及びX4は請求項1と同義であり、
環A’は、
1)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記グループCより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されている。)、又は
2)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記グループCより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されている。)
であり、当該環A’は少なくとも1つの−OR13’(R13’は、下記グループCで定義する。)で置換されており;
X2’は、
1)酸素原子、
2)−N(R5)−(式中、R5は、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
3)−N(COR6)−(式中、R6は、
(a)水酸基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
(c)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
(d)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基、
(e)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいシクロアルキルアルコキシ基、
(f)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいアラルキル基、又は
(g)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいアラルコキシ基である。)、
4)−N(S(=O)2R6)−(式中、R6は、前記と同義である。)、
5)−N(CONR7R8)−(式中、R7及びR8は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R7とR8が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)、
6)硫黄原子、
7)−S(=O)−、
8)−S(=O)2−、或いは
9)−CH2−
である。
(但し、X2’が、−CH2−である場合、
−X3−X4−は、
−(CR11R12)n−(式中、nは、1乃至3の整数であり、n個のR11及びR12は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子であるか、或いは、
(b)同一の炭素原子に結合するR11とR12が一緒になってオキソ基を形成するか、又は
(c)n個のR11及びR12のうち同一又は隣接する2つの炭素原子に結合する2つが、当該炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)
であり;
R13’が水素原子であり;かつ
環A’が、少なくとも1つのハロゲン原子でさらに置換されている;
但し、R11及びR12がいずれも水素原子であり、かつnが2のときは、R1、R2及びR3がいずれも水素原子である。)
[グループA]
1)ハロゲン原子、
2)−OR13(式中、R13は、
(a)水素原子、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、又は
(c)−COR14(式中、R14は、
a)水素原子、
b)水酸基、
c)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
d)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
e)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
f)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
g)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、又は
h)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)である。)である。)、
3)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
4)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
5)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
6)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
7)−COR14(式中、R14は、前記と同義である。)、
8)−NR15R16(式中、R15及びR16は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R15とR16が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)を形成してもよい。)、
9)−CONR15R16(式中、R15及びR16は、前記と同義である。)、
10)−NR17COR14(式中、R14は、前記と同義であり、R17は、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
11)−NR17S(=O)2R14(式中、R14及びR17は、前記と同義である。)、
12)−NR17CONR15R16(式中、R15、R16及びR17は、前記と同義である。)、
13)−SR13(式中、R13は、前記と同義である。)、
14)−S(=O)R14(式中、R14は、前記と同義である。)、
15)−S(=O)2R14(式中、R14は、前記と同義である。)、
16)−S(=O)2NR15R16(式中、R15及びR16は、前記と同義である。)、
17)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
18)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
19)アリールオキシ基(当該アリールオキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
20)シアノ基、及び
21)ニトロ基
[グループB]
1)ハロゲン原子、
2)水酸基、
3)C1−6アルコキシ基、
4)−NR18R19(式中、R18及びR19は、それぞれ同一又は異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)C1−6アルキル基であるか、又は
(c)R18とR19が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環を形成してもよい。)、
5)−CONR18R19(式中、R18及びR19は、前記と同義である。)、
6)−COR20(式中、R20は、
(a)水素原子、
(b)水酸基、
(c)C1−6アルキル基、又は
(d)C1−6アルコキシ基である。)、
7)−NR21COR20(式中、R20は、前記と同義であり、R21は、
(a)水素原子、又は
(b)C1−6アルキル基である。)、
8)−NR21CONR18R19(式中、R18、R19及びR21は、前記と同義である。)、
9)−NR21S(=O)2R22(式中、R21は、前記と同義であり、R22は、C1−6アルキル基である。)、及び
10)−S(=O)2R22(式中、R22は、前記と同義である。)、
ここで、上記3)乃至10)におけるC1−6アルキル基及びC1−6アルコキシ基は、
1’)ハロゲン原子、
2’)水酸基、
3’)C1−6アルコキシ基、
4’)−NR18’R19’(式中、R18’及びR19’は、それぞれ同一又は異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)C1−6アルキル基であるか、又は
(c)R18’とR19’が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環を形成してもよい。)、
5’)−CONR18’R19’(式中、R18’及びR19’は、前記と同義である。)、
6’)−COR20’(式中、R20’は、
(a)水素原子、
(b)水酸基、
(c)C1−6アルキル基、又は
(d)C1−6アルコキシ基である。)、
7’)−NR21’COR20’(式中、R20’は、前記と同義であり、R21’は、
(a)水素原子、又は
(b)C1−6アルキル基である。)、
8’)−NR21’CONR18’R19’(式中、R18’、R19’及びR21’は、前記と同義である。)、
9’)−NR21’S(=O)2R22’(式中、R21’は、前記と同義であり、R22’は、C1−6アルキル基である。)、及び
10’)−S(=O)2R22’(式中、R22’は、前記と同義である。)
より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよく、
また、上記4)、5)及び8)における単環からなる窒素含有飽和複素環は、更にC1−6アルキル基及び上記1’)乃至10’)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されていてもよい。
[グループC]
1)ハロゲン原子、
2)−OR13’(式中、R13’は、
(a)水素原子、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、又は
(c)−COR14’(式中、R14’は、
a)水素原子、
b)水酸基、
c)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
d)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
e)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
f)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
g)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、又は
h)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)である。)である。)、
3)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
4)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
5)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
6)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
7)−COR14’(式中、R14’は、前記と同義である。)、
8)−NR15’R16’(式中、R15’及びR16’は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R15’とR16’が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)を形成してもよい。)、
9)−NR17’COR14’(式中、R14’は、前記と同義であり、R17’は、
(a)水素原子、又は
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
10)−NR17’S(=O)2R14’(式中、R14’及びR17’は、前記と同義である。)、
11)−NR17’CONR15’R16’(式中、R15’、R16’及びR17’は、前記と同義である。)、
12)−SR13’(式中、R13’は、前記と同義である。)、
13)−S(=O)R14’(式中、R14’は、前記と同義である。)、
14)−S(=O)2R14’(式中、R14’は、前記と同義である。)、
15)−S(=O)2NR15’R16’(式中、R15’及びR16’は、前記と同義である。)、
16)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
17)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
18)アリールオキシ基(当該アリールオキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
19)シアノ基、及び
20)ニトロ基]
【請求項26】
一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物が、(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−メタノンである、請求項1乃至25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項27】
一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物が、(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−メタノンである、請求項1乃至25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項28】
一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物が、(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−メタノンである、請求項1乃至25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項29】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を安定化させる方法であって、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を塩基性添加剤と接触させない安定化方法。
【化9】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項30】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を安定化させる方法であって、当該塩基性添加剤を配合しないか、或いは当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤を1重量部未満で配合する安定化方法。
【化10】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項31】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる一種以上の医薬上許容される添加剤を配合し、かつ塩基性添加剤を配合しないか、或いは当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤を1重量部未満で配合する、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩の安定化方法。
【化11】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項32】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を安定化させる方法であって、当該添加剤の全てが酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる安定化方法。
【化12】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項33】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を保存する方法であって、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を塩基性添加剤と接触させない保存方法。
【化13】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項34】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を保存する方法であって、塩基性添加剤を配合しないか、或いは当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤を1重量部未満で配合する保存方法。
【化14】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項35】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる一種以上の医薬上許容される添加剤を配合し、かつ塩基性添加剤を配合しないか、或いは当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤を1重量部未満で配合する、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩の保存方法。
【化15】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項36】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を保存する方法であって、当該添加剤の全てが酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる保存方法。
【化16】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項1】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩が塩基性添加剤と接触しない医薬組成物。
【化1】
[式中、
R1、R2及びR3は、それぞれ同一又は異なって、
1)水素原子、又は
2)下記グループAより選ばれる基であるか、或いは
3)R1とR2が、それらが結合する炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成するか、又は
4)R2とR3が、それらが結合する炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよく;
Yは、
1)−CO−、
2)−CS−、又は
3)−S(=O)2−
であり;
X1は、
1)窒素原子、或いは
2)CR4(式中、R4は、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループAより選ばれる基であるか、又は
(c)R3とR4が、それらが結合する炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)
であり;
X2は、
1)酸素原子、
2)−N(R5)−(式中、R5は、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
3)−N(COR6)−(式中、R6は、
(a)水酸基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
(c)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
(d)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基、
(e)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいシクロアルキルアルコキシ基、
(f)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいアラルキル基、又は
(g)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいアラルコキシ基である。)、
4)−N(S(=O)2R6)−(式中、R6は、前記と同義である。)、
5)−N(CONR7R8)−(式中、R7及びR8は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R7とR8が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)、
6)硫黄原子、
7)−S(=O)−、
8)−S(=O)2−、或いは
9)−CR9R10−(式中、R9及びR10は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R9とR10が一緒になってオキソ基を形成してもよい。)
であり;
−X3−X4−は、
−(CR11R12)n−(式中、nは、1乃至3の整数であり、n個のR11及びR12は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、或いは
(c)同一の炭素原子に結合するR11とR12が一緒になってオキソ基を形成するか、又は
(d)n個のR11及びR12のうち同一又は隣接する2つの炭素原子に結合する2つが、当該炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)
であり;かつ
環Aは、
1)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)、又は
2)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)
である。
[グループA]
1)ハロゲン原子、
2)−OR13(式中、R13は、
(a)水素原子、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、又は
(c)−COR14(式中、R14は、
a)水素原子、
b)水酸基、
c)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
d)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
e)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
f)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
g)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、又は
h)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)である。)である。)、
3)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
4)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
5)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
6)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
7)−COR14(式中、R14は、前記と同義である。)、
8)−NR15R16(式中、R15及びR16は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R15とR16が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)を形成してもよい。)、
9)−CONR15R16(式中、R15及びR16は、前記と同義である。)、
10)−NR17COR14(式中、R14は、前記と同義であり、R17は、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
11)−NR17S(=O)2R14(式中、R14及びR17は、前記と同義である。)、
12)−NR17CONR15R16(式中、R15、R16及びR17は、前記と同義である。)、
13)−SR13(式中、R13は、前記と同義である。)、
14)−S(=O)R14(式中、R14は、前記と同義である。)、
15)−S(=O)2R14(式中、R14は、前記と同義である。)、
16)−S(=O)2NR15R16(式中、R15及びR16は、前記と同義である。)、
17)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
18)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
19)アリールオキシ基(当該アリールオキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
20)シアノ基、及び
21)ニトロ基
[グループB]
1)ハロゲン原子、
2)水酸基、
3)C1−6アルコキシ基、
4)−NR18R19(式中、R18及びR19は、それぞれ同一又は異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)C1−6アルキル基であるか、又は
(c)R18とR19が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環を形成してもよい。)、
5)−CONR18R19(式中、R18及びR19は、前記と同義である。)、
6)−COR20(式中、R20は、
(a)水素原子、
(b)水酸基、
(c)C1−6アルキル基、又は
(d)C1−6アルコキシ基である。)、
7)−NR21COR20(式中、R20は、前記と同義であり、R21は、
(a)水素原子、又は
(b)C1−6アルキル基である。)、
8)−NR21CONR18R19(式中、R18、R19及びR21は、前記と同義である。)、
9)−NR21S(=O)2R22(式中、R21は、前記と同義であり、R22は、C1−6アルキル基である。)、及び
10)−S(=O)2R22(式中、R22は、前記と同義である。)、
ここで、上記3)乃至10)におけるC1−6アルキル基及びC1−6アルコキシ基は、
1’)ハロゲン原子、
2’)水酸基、
3’)C1−6アルコキシ基、
4’)−NR18’R19’(式中、R18’及びR19’は、それぞれ同一又は異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)C1−6アルキル基であるか、又は
(c)R18’とR19’が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環を形成してもよい。)、
5’)−CONR18’R19’(式中、R18’及びR19’は、前記と同義である。)、
6’)−COR20’(式中、R20’は、
(a)水素原子、
(b)水酸基、
(c)C1−6アルキル基、又は
(d)C1−6アルコキシ基である。)、
7’)−NR21’COR20’(式中、R20’は、前記と同義であり、R21’は、
(a)水素原子、又は
(b)C1−6アルキル基である。)、
8’)−NR21’CONR18’R19’(式中、R18’、R19’及びR21’は、前記と同義である。)、
9’)−NR21’S(=O)2R22’(式中、R21’は、前記と同義であり、R22’は、C1−6アルキル基である。)、及び
10’)−S(=O)2R22’(式中、R22’は、前記と同義である。)
より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよく、
また、上記4)、5)及び8)における単環からなる窒素含有飽和複素環は、更にC1−6アルキル基及び上記1’)乃至10’)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されていてもよい。]
【請求項2】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、塩基性添加剤を含有しないか、或いは下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤が1重量部未満含有される医薬組成物。
【化2】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項3】
添加剤の全てが塩基性添加剤ではない、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項4】
塩基性添加剤が、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩、アルカリ金属ケイ酸塩、及びアルカリ土類金属ケイ酸塩から選ばれる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項5】
塩基性添加剤が、アルカリ金属ケイ酸塩及びアルカリ土類金属ケイ酸塩から選ばれる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
塩基性添加剤が、ケイ酸カルシウムである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項7】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、並びに酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、塩基性添加剤を含有しないか、或いは下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤が1重量部未満含有される医薬組成物。
【化3】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項8】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び一種以上の医薬上許容される添加剤を含有する医薬組成物であって、当該添加剤の全てが酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる医薬組成物。
【化4】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項9】
含有される添加剤が、D−マンニトール、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、クロスポビドン、ステアリン酸マグネシウム、乳糖、トウモロコシデンプン、クロスカルメロースナトリウム、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポビドン、酸化チタン、及びマクロゴールからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項11】
クロスポビドンを含有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項12】
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びクロスポビドンを含有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項13】
D−マンニトール、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クロスポビドン及びステアリン酸マグネシウムを含有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項14】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含有する医薬組成物。
【化5】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項15】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、及びクロスポビドンを含有する医薬組成物。
【化6】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項16】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩、並びに低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びクロスポビドンを含有する医薬組成物。
【化7】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項17】
錠剤である、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項18】
コーティング剤で被覆されたものである、請求項17記載の医薬組成物。
【請求項19】
コーティング剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酸化チタン及びマクロゴールを含有する、請求項18記載の医薬組成物。
【請求項20】
URAT1活性阻害剤である、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項21】
血中尿酸値低下剤である、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項22】
尿酸が関与する病態の治療剤又は予防剤である、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項23】
尿酸が関与する病態が、高尿酸血症、痛風結節、急性痛風性関節炎、慢性痛風性関節炎、痛風腎、尿路結石、腎機能障害、冠動脈疾患又は虚血性心疾患である、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
CYPを実質的に阻害しない、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項25】
一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物が、下記一般式[2]で表される窒素含有縮合環化合物である、請求項1乃至24のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【化8】
[式中、R1、R2、R3、Y、X1、X3及びX4は請求項1と同義であり、
環A’は、
1)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記グループCより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されている。)、又は
2)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記グループCより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されている。)
であり、当該環A’は少なくとも1つの−OR13’(R13’は、下記グループCで定義する。)で置換されており;
X2’は、
1)酸素原子、
2)−N(R5)−(式中、R5は、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
3)−N(COR6)−(式中、R6は、
(a)水酸基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
(c)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
(d)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基、
(e)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいシクロアルキルアルコキシ基、
(f)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいアラルキル基、又は
(g)下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいアラルコキシ基である。)、
4)−N(S(=O)2R6)−(式中、R6は、前記と同義である。)、
5)−N(CONR7R8)−(式中、R7及びR8は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R7とR8が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)、
6)硫黄原子、
7)−S(=O)−、
8)−S(=O)2−、或いは
9)−CH2−
である。
(但し、X2’が、−CH2−である場合、
−X3−X4−は、
−(CR11R12)n−(式中、nは、1乃至3の整数であり、n個のR11及びR12は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子であるか、或いは、
(b)同一の炭素原子に結合するR11とR12が一緒になってオキソ基を形成するか、又は
(c)n個のR11及びR12のうち同一又は隣接する2つの炭素原子に結合する2つが、当該炭素原子と一緒になって炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環(当該炭素環は、下記グループAより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。)を形成してもよい。)
であり;
R13’が水素原子であり;かつ
環A’が、少なくとも1つのハロゲン原子でさらに置換されている;
但し、R11及びR12がいずれも水素原子であり、かつnが2のときは、R1、R2及びR3がいずれも水素原子である。)
[グループA]
1)ハロゲン原子、
2)−OR13(式中、R13は、
(a)水素原子、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、又は
(c)−COR14(式中、R14は、
a)水素原子、
b)水酸基、
c)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
d)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
e)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
f)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
g)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、又は
h)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)である。)である。)、
3)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
4)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
5)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
6)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
7)−COR14(式中、R14は、前記と同義である。)、
8)−NR15R16(式中、R15及びR16は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R15とR16が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)下記グループBより選ばれる置換基、
(ii)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)を形成してもよい。)、
9)−CONR15R16(式中、R15及びR16は、前記と同義である。)、
10)−NR17COR14(式中、R14は、前記と同義であり、R17は、
(a)水素原子、又は
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
11)−NR17S(=O)2R14(式中、R14及びR17は、前記と同義である。)、
12)−NR17CONR15R16(式中、R15、R16及びR17は、前記と同義である。)、
13)−SR13(式中、R13は、前記と同義である。)、
14)−S(=O)R14(式中、R14は、前記と同義である。)、
15)−S(=O)2R14(式中、R14は、前記と同義である。)、
16)−S(=O)2NR15R16(式中、R15及びR16は、前記と同義である。)、
17)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
18)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
19)アリールオキシ基(当該アリールオキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)下記グループBより選ばれる置換基、
(b)下記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
20)シアノ基、及び
21)ニトロ基
[グループB]
1)ハロゲン原子、
2)水酸基、
3)C1−6アルコキシ基、
4)−NR18R19(式中、R18及びR19は、それぞれ同一又は異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)C1−6アルキル基であるか、又は
(c)R18とR19が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環を形成してもよい。)、
5)−CONR18R19(式中、R18及びR19は、前記と同義である。)、
6)−COR20(式中、R20は、
(a)水素原子、
(b)水酸基、
(c)C1−6アルキル基、又は
(d)C1−6アルコキシ基である。)、
7)−NR21COR20(式中、R20は、前記と同義であり、R21は、
(a)水素原子、又は
(b)C1−6アルキル基である。)、
8)−NR21CONR18R19(式中、R18、R19及びR21は、前記と同義である。)、
9)−NR21S(=O)2R22(式中、R21は、前記と同義であり、R22は、C1−6アルキル基である。)、及び
10)−S(=O)2R22(式中、R22は、前記と同義である。)、
ここで、上記3)乃至10)におけるC1−6アルキル基及びC1−6アルコキシ基は、
1’)ハロゲン原子、
2’)水酸基、
3’)C1−6アルコキシ基、
4’)−NR18’R19’(式中、R18’及びR19’は、それぞれ同一又は異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)C1−6アルキル基であるか、又は
(c)R18’とR19’が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環を形成してもよい。)、
5’)−CONR18’R19’(式中、R18’及びR19’は、前記と同義である。)、
6’)−COR20’(式中、R20’は、
(a)水素原子、
(b)水酸基、
(c)C1−6アルキル基、又は
(d)C1−6アルコキシ基である。)、
7’)−NR21’COR20’(式中、R20’は、前記と同義であり、R21’は、
(a)水素原子、又は
(b)C1−6アルキル基である。)、
8’)−NR21’CONR18’R19’(式中、R18’、R19’及びR21’は、前記と同義である。)、
9’)−NR21’S(=O)2R22’(式中、R21’は、前記と同義であり、R22’は、C1−6アルキル基である。)、及び
10’)−S(=O)2R22’(式中、R22’は、前記と同義である。)
より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよく、
また、上記4)、5)及び8)における単環からなる窒素含有飽和複素環は、更にC1−6アルキル基及び上記1’)乃至10’)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されていてもよい。
[グループC]
1)ハロゲン原子、
2)−OR13’(式中、R13’は、
(a)水素原子、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、又は
(c)−COR14’(式中、R14’は、
a)水素原子、
b)水酸基、
c)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
d)C1−6アルコキシ基(当該C1−6アルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
e)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
f)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
g)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、又は
h)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)である。)である。)、
3)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基、
4)シクロアルキルアルコキシ基(当該シクロアルキルアルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
5)アラルキル基(当該アラルキル基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
6)アラルコキシ基(当該アラルコキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
7)−COR14’(式中、R14’は、前記と同義である。)、
8)−NR15’R16’(式中、R15’及びR16’は、それぞれ同一若しくは異なって、
(a)水素原子、若しくは
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、又は
(c)R15’とR16’が、それらが結合する窒素原子と一緒になって単環からなる窒素含有飽和複素環(当該複素環は、下記(i)及び(ii)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(i)前記グループBより選ばれる置換基、
(ii)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)を形成してもよい。)、
9)−NR17’COR14’(式中、R14’は、前記と同義であり、R17’は、
(a)水素原子、又は
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基である。)、
10)−NR17’S(=O)2R14’(式中、R14’及びR17’は、前記と同義である。)、
11)−NR17’CONR15’R16’(式中、R15’、R16’及びR17’は、前記と同義である。)、
12)−SR13’(式中、R13’は、前記と同義である。)、
13)−S(=O)R14’(式中、R14’は、前記と同義である。)、
14)−S(=O)2R14’(式中、R14’は、前記と同義である。)、
15)−S(=O)2NR15’R16’(式中、R15’及びR16’は、前記と同義である。)、
16)炭素数3乃至14の飽和若しくは不飽和の炭素環基(当該炭素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
17)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選ばれる少なくとも1つのヘテロ原子を有する飽和若しくは不飽和の複素環基(当該複素環基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
18)アリールオキシ基(当該アリールオキシ基は、下記(a)及び(b)より選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよい。
(a)前記グループBより選ばれる置換基、
(b)前記グループBより選ばれる同一又は異なった1以上の置換基で置換されてもよいC1−6アルキル基。)、
19)シアノ基、及び
20)ニトロ基]
【請求項26】
一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物が、(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−メタノンである、請求項1乃至25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項27】
一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物が、(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−メタノンである、請求項1乃至25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項28】
一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物が、(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−メタノンである、請求項1乃至25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項29】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を安定化させる方法であって、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を塩基性添加剤と接触させない安定化方法。
【化9】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項30】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を安定化させる方法であって、当該塩基性添加剤を配合しないか、或いは当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤を1重量部未満で配合する安定化方法。
【化10】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項31】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる一種以上の医薬上許容される添加剤を配合し、かつ塩基性添加剤を配合しないか、或いは当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤を1重量部未満で配合する、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩の安定化方法。
【化11】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項32】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を安定化させる方法であって、当該添加剤の全てが酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる安定化方法。
【化12】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項33】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を保存する方法であって、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を塩基性添加剤と接触させない保存方法。
【化13】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項34】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を保存する方法であって、塩基性添加剤を配合しないか、或いは当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤を1重量部未満で配合する保存方法。
【化14】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項35】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる一種以上の医薬上許容される添加剤を配合し、かつ塩基性添加剤を配合しないか、或いは当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩1重量部に対して塩基性添加剤を1重量部未満で配合する、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩の保存方法。
【化15】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【請求項36】
下記一般式[1]で表される窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩に一種以上の医薬上許容される添加剤を配合して、当該窒素含有縮合環化合物又はその医薬上許容される塩を保存する方法であって、当該添加剤の全てが酸性添加剤及び中性添加剤からなる群より選ばれる保存方法。
【化16】
[式中の各記号は、請求項1と同義である。]
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図2】
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【図5】
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【図14】
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【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
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【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【公開番号】特開2008−1689(P2008−1689A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−138496(P2007−138496)
【出願日】平成19年5月25日(2007.5.25)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年5月25日(2007.5.25)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【Fターム(参考)】
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