説明

組織化前の三環系インテグラーゼインヒビター化合物

以下の構造に従う三環系化合物、その保護中間体およびHIVインテグラーゼの阻害方法が開示される。
【化1A】


およびAは、5、6または7員環を形成する部分である。Lは結合またはArの環原子をNに結合するリンカーである。XはO、Sまたは置換窒素である。Arは、アリールまたはヘテロアリールである。QはN、NRまたはCRである。アリール炭素は、独立して、水素以外の置換基で置換され得る。この化合物は、任意の部位に共有結合されたプロドラッグ部分を含み得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構造:
【化1】

を有する化合物およびその塩、溶媒和物、分割された鏡像異性体および精製ジアステレオマーであって、ここで:
およびAが独立してO、S、NR、C(R、CROR、CROC(=O)R、C(=O)、C(=S)、CRSR、C(=NR)、C(R−C(R、C(R)=C(R)、C(R−O、NR−C(R、N=C(R)、N=N、SO−NR、C(=O)C(R、C(=O)NR、C(R−C(R−C(R、C(R)=C(R)−C(R、C(R)C(=O)NR、C(R)C(=S)NR、C(R)=N−C(R、C(R)=N−NR、およびN=C(R)−NRからなる群より選択され;
Qが、N、NRまたはCRであり;
【化2】

Lが結合、O、S、S−S、S(=O)、S(=O)、S(=O)NR、NR、N−OR、C〜C12アルキレン、C〜C12置換アルキレン、C〜C12アルケニレン、C〜C12置換アルケニレン、C〜C12アルキニレン、C〜C12置換アルキニレン、C(=O)NH、OC(=O)NH、NHC(=O)NH、C(=O)、C(=O)NH(CHまたは(CHCHO)から選択され、ここで、nは、1、2、3、4、5または6であり得;
XがO、S、NH、NR、N−OR、N−NR、N−CRORおよびN−CRNRから選択され;
ArがC〜C12炭素環、C〜C12置換炭素環、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリールおよびC〜C20置換ヘテロアリールから選択され;
、R、RおよびRが各々独立してH、F、Cl、Br、I、OH、−NH、−NH、−NHR、−NR、−NR、C〜Cアルキルハライド、カルボキシレート、スルフェート、スルファメート、スルホネート、5〜7員環スルタム、C〜Cアルキルスルホネート、C〜Cアルキルアミノ、4−ジアルキルアミノピリジニウム、C〜Cアルキルヒドロキシル、C〜Cアルキルチオール、−SOR、−SOAr、−SOAr、−SAr、−SONR、−SOR、−COR、−C(=O)NR、5〜7員環ラクタム、5〜7員環ラクトン、−CN、−N、−NO、C〜Cアルコキシ、C〜Cトリフルオロアルキル、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C12炭素環式、C〜C12置換炭素環、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリールおよびC〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェートおよびプロドラッグ部分から選択され;
単一の炭素上で一緒になる場合、2つのRまたは2つのRがスピロ環を形成し得;そして
Rが独立してH、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリールおよびC〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェートおよびプロドラッグ部分から選択され;
X2が独立してH、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリールおよびC〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェート、プロドラッグ、薬学的に受容可能なプロドラッグ、プロドラッグ部分、保護基およびホスホネートプロドラッグ部分から選択され;
ただし、Y=ZがC=C(OH)であり、XがOであり、AがC(=O)であり、AがC(R)=C(R)であり、かつ、QがCHである場合、Lは結合ではない、化合物。
【請求項2】
以下の構造:
【化3】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
以下の構造:
【化4】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
以下の構造:
【化5】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
以下の構造:
【化6】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
以下の構造:
【化7】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
以下の構造:
【化8】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
以下の構造:
【化9】

を有する、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
式I:
【化10】

を有する、請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
式II:
【化11】

を有する、請求項6に記載の化合物。
【請求項11】
式III:
【化12】

を有する、請求項6に記載の化合物。
【請求項12】
式IV:
【化13】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
少なくとも1つのホスホネート基を含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
置換アルキル、置換アルキレン、置換アルケニレン、置換アルキニレン、置換炭素環、置換アリールおよび置換ヘテロアリールが独立して、F、Cl、Br、I、OH、−NH、−NH、−NHR、−NR、−NR、C〜Cアルキルハライド、カルボキシレート、スルフェート、スルファメート、スルホネート、5〜7員環スルタム、C〜Cアルキルスルホネート、C〜Cアルキルアミノ、4−ジアルキルアミノピリジニウム、C〜Cアルキルヒドロキシル、C〜Cアルキルチオール、−SOR、−SOAr、−SOAr、−SAr、−SONR、−SOR、−COR、−C(=O)NR、5〜7員環ラクタム、5〜7員環ラクトン、−CN、−N、−NO、C〜Cアルコキシ、C〜Cトリフルオロアルキル、C〜Cアルキル、C〜C12炭素環式、C〜C20アリール、C〜C20ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェートおよびプロドラッグ部分から選択される1つ以上の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
が、CH、C(CH
【化14】

CH−CH、C(CH−CHまたはCH−CH−CHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
XがOであり;LがCHであり;そしてArが置換フェニルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項17】
Arが4−フルオロフェニルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
XがOであり;そしてR、RおよびRが各々Hである、請求項9に記載の化合物。
【請求項19】
XがOであり;AがCHであり;そしてR、RおよびRが各々Hである、請求項9に記載の化合物。
【請求項20】
Ar−Lが、以下の構造:
【化15】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
式Ia、IbまたはIc:
【化16】

を含む、請求項9に記載の化合物。
【請求項22】
以下の構造:
【化17】

を有する、請求項9に記載の化合物。
【請求項23】
以下の構造:
【化18】

から選択される、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
式Id:
【化19】

を有する、請求項9に記載の化合物。
【請求項25】
以下の構造:
【化20】

を有するが、但し、RがOHであり、R、RおよびRがHである場合、Lは結合ではない、請求項9に記載の化合物。
【請求項26】
請求項1に記載の化合物であって、ここで、
【化21】

そして、
が、CR、C(=O)NR、OC(=O)OR、OC(=O)NR、OC(=O)R、OSONR(スルファメート)、NR、NRSOR、SR、S(O)R、SORまたはSONR(スルホンアミド)である、化合物。
【請求項27】
少なくとも1つのRがプロドラッグ部分を含む、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
、R、RおよびRの少なくとも1つが、以下の構造:
【化22】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
、R、RおよびRの少なくとも1つが、以下の構造:
【化23】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
、R、RおよびRの少なくとも1つが、以下の構造:
【化24】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
、R、RおよびRのうち少なくとも1つが、以下の構造:
【化25】

を有するラクタム、または以下の構造:
【化26】

を有するスルタムを含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
Arが、以下の構造:
【化27】

から選択される、請求項1に記載の化合物であって、ここで、波線
【化27A】

は、Lへの共有結合部位を示す、化合物。
【請求項33】
Arが、以下の構造:
【化28】

から選択される、請求項1に記載の化合物であって、nが1〜6である、化合物。
【請求項34】
Arが、以下の構造:
【化29】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
以下の構造:
【化30】

から選択されるプロドラッグ部分を含む、請求項1に記載の化合物であって、ここで、Rが−CRCOであり、ここで、RおよびRが独立してHまたはC〜Cアルキルである、化合物。
【請求項36】
以下の構造:
【化31】

を有するホスホネートまたはプロドラッグ部分を含む、請求項1に記載の化合物であって、ここで:
は独立してO、S、N(R)、N(O)(R)、N(OR)、N(O)(OR)、またはN(N(Rであり;
は独立して結合、O、N(R)、N(O)(R)、N(OR)、N(O)(OR)、N(N(R)、−S(O)−(スルホキシド)、−S(O)−(スルホン)、−S−(スルフィド)、または−S−S−(ジスルフィド)であり;
M2は0、1または2であり;
M12aは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12であり;
M12bは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12であり;
は独立してH、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、C〜C20置換アリールもしくは保護基であるか、または炭素原子で一緒になる場合、2つの隣接するR基が炭素環または複素環を形成し;そして
は独立してH、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、または保護基、または以下の式:
【化32】

であり、ここで、M1a、M1c、およびM1dは、独立して0または1であり、そしてM12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である、化合物。
【請求項37】
前記ホスホネート基またはプロドラッグ部分が以下の構造:
【化33】

を有する、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
前記ホスホネート基またはプロドラッグ部分が以下の構造:
【化34】

を有し、ここで、Y2bがOまたはN(R)である、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
前記ホスホネート基またはプロドラッグ部分が以下の構造:
【化35】

を有し、ここで、Wが炭素環であり、Y2bがO、N(R)またはSである、請求項37に記載の化合物。
【請求項40】
が以下の構造:
【化36】

から選択される、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
前記ホスホネート基またはプロドラッグ部分が以下の構造:
【化37】

を有する、請求項37に記載の化合物。
【請求項42】
前記ホスホネート基またはプロドラッグ部分が以下の構造:
【化38】

を有し、ここで、
2bがOまたはN(R)であり;
M12dが1、2、3、4、5、6、7または8であり:
がHまたはC〜Cアルキルであり;そして
該フェニル炭素環が、0〜3個のR基で置換され、ここで、Rが、C〜Cアルキルまたは置換アルキルである、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
前記ホスホネート基またはプロドラッグ部分が以下の構造:
【化39】

を有する、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
が以下の構造:
【化40】

から選択される、請求項36に記載の化合物。
【請求項45】
以下の構造:
【化41−1】

【化41−2】

【化41−3】

【化41−4】

から選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項46】
以下の構造:
【化42】

から選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項47】
以下の構造:
【化43−1】

【化43−2】

【化43−3】

【化43−4】

【化43−5】

【化43−6】

【化43−7】

【化43−8】

【化43−9】

【化43−10】

【化43−11】

【化43−12】

【化43−13】

【化43−14】

【化43−15】

【化43−16】

【化43−17】

【化43−18】

【化43−19】

【化43−20】

【化43−21】

から選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項48】
以下の構造:
【化44−1】

【化44−2】

【化44−3】

【化44−4】

【化44−5】

【化44−6】

【化44−7】

から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項49】
以下の構造:
【化45】

を有する化合物またはその塩であって、ここで:
およびAは、独立してO、S、NR、C(R、CROR、CROC(=O)R、C(=O)、C(=S)、CRSR、C(=NR)、C(R−C(R、C(R)=C(R)、NR−C(R、N=C(R)、N=N、SO−NR、C(=O)CR、C(=O)NR、C(R−C(R−C(R、C(R)=C(R)−C(R、C(R)C(=O)NR、C(R)C(=S)NR、C(R)=N−C(R、C(R)=N−NR、およびN=C(R)−NRから選択され;
Qは、N、NR、またはCRであり;
【化46】

Lが、結合、O、S、S−S、S(=O)、S(=O)、S(=O)NR、NR、N−OR、C〜C12アルキレン、C〜C12置換アルキレン、C〜C12アルケニレン、C〜C12置換アルケニレン、C〜C12アルキニレン、C〜C12置換アルキニレン、C(=O)NH、OC(=O)NH、NHC(=O)NH、C(=O)、C(=O)NH(CH、または(CHCHO)から選択され、ここで、nは1、2、3、4、5、または6であり得;
XがO、S、NH、NR、N−OR、N−NR、N−CRORおよびN−CRNRから選択され;
ArがC〜C12炭素環、C〜C12置換炭素環、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリール、およびC〜C20置換ヘテロアリールから選択され;
、R、RおよびRが各々独立してH、F、Cl、Br、I、OH、−NH、−NH、−NHR、−NR、−NR、C〜Cアルキルハライド、カルボキシレート、スルフェート、スルファメート、スルホネート、5〜7員環スルタム、C〜Cアルキルスルホネート、C〜Cアルキルアミノ、4−ジアルキルアミノピリジニウム、C〜Cアルキルヒドロキシル、C〜Cアルキルチオール、−SOR、−SOAr、−SOAr、−SAr、−SONR、−SOR、−COR、−C(=O)NR、5〜7員環ラクタム、5〜7員環ラクトン、−CN、−N、−NO、C〜Cアルコキシ、C〜Cトリフルオロアルキル、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C12炭素環、C〜C12置換炭素環、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリール、およびC〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェート、およびプロドラッグ部分から選択され;
単一の炭素上で一緒になる場合、2つのRまたは2つのRは、スピロ環を形成し得;
Rが独立してH、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリール、およびC〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェート、およびプロドラッグから選択され;そして
Pが、ベンジルヒドリル(CHPh)、トリアルキルシリル(RSi)、2−トリメチルシロキシエチル、アルコキシメチル(CHOR)、およびエステル(C(=O)R)から選択される保護基である、化合物。
【請求項50】
以下の構造:
【化47】

を有する化合物を調製するプロセスであって、
以下の構造:
【化48】

を有するスクシンイミド化合物を、以下の構造:
【化49】

を有する複素環式化合物と反応させる工程、
【化50】

から選択される式を含むアシル化試薬との反応
を包含し、ここで:
は、O、S、NR、C(R、CROR、CROC(=O)R、C(=O)、C(=S)、CRSR、C(=NR)、C(R−C(R、C(R)=C(R)、NR−C(R、N=C(R)、N=N、SO−NR、C(=O)C(R、C(=O)NR、C(R−C(R−C(R、C(R)=C(R)−C(R、C(R)C(=O)NR、C(R)C(=S)NR、C(R)=N−C(R、C(R)=N−NR、およびN=C(R)−NRから選択され;
QがN、NR、またはCRであり;
Lが結合、O、S、NR、N−OR、C〜C12アルキルジイル、C〜C12置換アルキルジイル、C(=O)NH、C(=O)、S(=O)、S(=O)、C(=O)NH(CH、および(CHCHO)から選択され、ここで、nが1〜6の範囲であり;
ArがC〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリール、およびC〜C20置換ヘテロアリールから選択され;
は、R、OR、NR、NHR、NHSOR、およびNRSORから選択され;
Eは、Cl、イミダゾール、およびヒドロキシベンゾトリアゾールから選択され;
、RおよびRは、各々独立してH、F、Cl、Br、I、OH、−NH、−NH、−NHR、−NR、−NR、C〜Cアルキルハライド、カルボキシレート、スルフェート、スルファメート、スルホネート、5〜7員環スルタム、C〜Cアルキルスルホネート、C〜Cアルキルアミノ、4−ジアルキルアミノピリジニウム、C〜Cアルキルヒドロキシル、C〜Cアルキルチオール、−SOR、−SOAr、−SOAr、−SAr、−SONR、−SOR、−COR、−C(=O)NR、5〜7員環ラクタム、5〜7員環ラクトン、−CN、−N、−NO、C〜Cアルコキシ、C〜Cトリフルオロアルキル、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C12炭素環、C13〜C12置換炭素環、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリール、およびC〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェート、およびプロドラッグ部分から選択され;そして
Rは、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリール、C〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェート、およびプロドラッグ部分から選択される、プロセス。
【請求項51】
以下の構造:
【化51】

を有する化合物を調製するための、請求項50に記載のプロセスであって、ここで、前記複素環式化合物が、以下の構造:
【化52】

を有する、プロセス。
【請求項52】
以下の構造:
【化53】

を有する化合物を調製するためのプロセスであって、以下の構造:
【化54】

を有する化合物を、水酸化物、アルコキシドまたはアミンを含む塩基性試薬と反応させる工程を包含し、ここで:
およびAは、独立してO、S、NR、C(R、CROR、CROC(=O)R、C(=O)、C(=S)、CRSR、C(=NR)、C(R−C(R、C(R)=C(R)、NR−C(R、N=C(R)、N=N、SO−NR、C(=O)C(R、C(=O)NR、C(R−C(R−C(R、C(R)=C(R)−C(R、C(R)C(=O)NR、C(R)C(=S)NR、C(R)=N−C(R、C(R)=N−NR、およびN=C(R)−NRから選択され;
Qが、N、NR、またはCRであり;
XがO、S、NH、NR、N−OR、N−NR、N−CRORおよびN−CRNRから選択され;
Lが結合、O、S、NR、N−OR、C〜C12アルキルジイル、C〜C12置換アルキルジイル、C(=O)NH、C(=O)、S(=O)、S(=O)、C(=O)NH(CH、および(CHCHO)から選択され、ここで、nは1〜6の範囲であり;
Arが、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリールおよびC〜C20置換ヘテロアリールから選択され;
、RおよびRは、各々独立してH、F、Cl、Br、I、OH、−NH、−NH、−NHR、−NR、−NR、C〜Cアルキルハライド、カルボキシレート、スルフェート、スルファメート、スルホネート、5〜7員環スルタム、C〜Cアルキルスルホネート、C〜Cアルキルアミノ、4−ジアルキルアミノピリジニウム、C〜Cアルキルヒドロキシル、C〜Cアルキルチオール、−SOR、−SOAr、−SOAr、−SAr、−SONR、−SOR、−COR、−C(=O)NR、5〜7員環ラクタム、5〜7員環ラクトン、−CN、−N、−NO、C〜Cアルコキシ、C〜Cトリフルオロアルキル、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C12炭素環、C〜C12置換炭素環、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリール、およびC〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェート、およびプロドラッグ部分から選択され;そして
Rは、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、C〜C20置換アリール、C〜C20ヘテロアリール、C〜C20置換ヘテロアリール、ポリエチレンオキシ、ホスホネート、ホスフェート、およびプロドラッグ部分から選択される、
プロセス。
【請求項53】
構造115:
【化55】

を有する化合物を調製するためのプロセスであって、該プロセスは、
以下の構造44:
【化56】

を有する化合物を、フッ化テトラブチルアンモニウムと反応させて、脱シリル化中間体を形成させる工程;および
該脱シリル化中間体をトリホスゲン(ビス(トリクロロメチル)カルボネート)と反応させて、その後、ジメチルヒドラジンと反応させて、構造115を形成する工程
を包含する、プロセス。
【請求項54】
ホスホネートプロドラッグを含有し、かつ、ヒトPBMCにおいて蓄積し得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項55】
ヒトPBMCにおける前記化合物または該化合物の細胞内代謝物のバイオアベイラビリティが、前記ホスホネートもホスホネートプロドラッグも有さない該化合物のアナログと比較する場合、改善されている、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
ヒトPBMCにおける前記化合物または該化合物の細胞内代謝物の細胞内半減期が、前記ホスホネートもホスホネートプロドラッグも有さない該化合物のアナログと比較する場合、改善されている、請求項54に記載の化合物。
【請求項57】
前記半減期が、少なくとも約50%改善されている、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
前記半減期が、少なくとも約100%改善されている、請求項56に記載の化合物。
【請求項59】
ヒトPBMCにおける前記化合物の代謝物の細胞内半減期が、前記ホスホネートもホスホネートプロドラッグも有さない該化合物のアナログと比較する場合、改善されている、請求項54に記載の化合物。
【請求項60】
前記半減期が、少なくとも約50%改善されている、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
前記半減期が、少なくとも約100%改善されている、請求項59に記載の化合物。
【請求項62】
前記半減期が、100%より高く改善されている、請求項59に記載の化合物。
【請求項63】
治療有効量の請求項1に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含む、薬学的組成物。
【請求項64】
HIVインヒビター剤、抗感染症剤、および免疫調整剤から選択される治療有効量のAIDS処置剤をさらに含有する、請求項62に記載の薬学的組成物。
【請求項65】
前記HIVインヒビター剤が、HIVプロテアーゼインヒビターである、請求項64に記載の薬学的組成物。
【請求項66】
前記HIVインヒビター剤が、ヌクレオシド逆転写酵素インヒビターである、請求項64に記載の組成物。
【請求項67】
前記HIVインヒビター剤が、非ヌクレオシド逆転写酵素インヒビターである、請求項64に記載の組成物。
【請求項68】
請求項1の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを組み合わせる工程を包含する、薬学的組成物を作製するためのプロセス。
【請求項69】
HIVインテグラーゼを阻害する処置を必要とする哺乳動物への治療有効量の請求項1に記載の化合物の投与を包含する、HIVインテグラーゼを阻害する方法。
【請求項70】
HIVによる感染を処置する方法、またはAIDSもしくはARCを処置する方法であって、このような処置を必要とする哺乳動物への治療有効量の請求項1に記載の化合物の投与を包含する、方法。
【請求項71】
白血球を冒す障害を処置する方法であって、ホスホネートプロドラッグを含む請求項1に記載の化合物を、白血球の標的化を必要とする患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項72】
化合物を白血球に標的化する方法であって、以下:
所望の薬学的活性を有し、かつ、第1の構造を有する請求項1に記載の化合物を選択する工程;
該第1の構造を、該第1の構造の1つ以上の原子を、ホスホネート基または初発性のホスホネート基を含む有機置換基で置換することによって修飾し、第2の構造を有する化合物を提供する工程
を包含する、方法。
【請求項73】
白血球に対する選択性と所望の薬学的活性との両方を有するHIVインヒビター化合物を製造する方法であって、以下:
ホスホネートまたは前駆体ホスホネート基を含む第1の構造を有する請求項1に記載の第1の分子を化学合成する工程であって、ここで、該第1の構造は、第2の構造の少なくとも1つの水素原子が、ホスホネート基または初発性のホスホネート基を含む有機置換基によって置換されたことにより、該所望の薬学的活性を有することが公知の化合物の該第2の構造とは異なる、工程
を包含する、方法。
【請求項74】
前記第1の分子が、一連の化学反応により合成され、該化学反応において、前記第2の構造の水素が、前記有機置換基により置換される、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記第1の分子が、一連の化学反応により合成され、該化学反応は、前記第2の構造の分子を決して含まない、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
白血球の内側にHIVインテグラーゼインヒビター化合物を蓄積させる方法であって、請求項1に記載の化合物を含む組成物を、サンプルに投与する工程を包含する、方法。
【請求項77】
前記サンプルが患者である、請求項75に記載の方法。
【請求項78】
前記化合物が、化学構造A−Bを有し、ここで、
(a)構造A−Hを有する化合物が、HIVインテグラーゼインヒビター活性を有し、かつ
(b)構造Bが、ホスホネート基または前駆体ホスホネート基を含む、
請求項73に記載の方法。
【請求項79】
HIVインテグラーゼインヒビター化合物の半減期を延長する方法であって、該方法は、ホスホネート基または初発性ホスホネートを含有する有機置換基によって、請求項1に記載の化合物の少なくとも1つの水素原子または有機ラジカルを置換する工程を包含する、方法。

【公表番号】特表2006−514099(P2006−514099A)
【公表日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−501423(P2005−501423)
【出願日】平成15年10月16日(2003.10.16)
【国際出願番号】PCT/US2003/032666
【国際公開番号】WO2004/035576
【国際公開日】平成16年4月29日(2004.4.29)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】