説明

置換インダノンの製造方法

【課題】医薬、栽培植物保護の分野等で有用なインデン置換体の中間体であるインダノン置換体の経済的な製造法の提供。
【解決手段】インダノン置換体としては2−メチル−7−フェニル−1−インダノン、2−ナフチル−7−(1−ナフチル)−1−インダノン等で例示され、その環形成カルボニル基を還元、脱水することにより目的とするインデン置換体が得られる。この化合物はさらにシリル化、ジルコニア化合物との錯体化を経てメタロセン化合物となる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下式III
【化1】

で表わされ、かつ式中 R1’が炭素を介して結合されており、かつ置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のヘテロ原子含有基(窒素原子含有基を除く)を持っていてもよいC1−C40炭化水素基、例えば置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよい直鎖、分岐または環式C1−C20アルキル基、置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC6−C22アリール基、アルキル部分が置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよく、アリール部分が置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC7−C20アルキルアリールまたはC7−C20アリールアルキル基、置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC2−C10アルケニル基、置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC2−C20アルキニル基、アルケニル部分が置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよく、アリール部分が置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC8−C12アリールアルケニル基を意味し、あるいは 上記R1’がOR2、SR2、NR22、PR22、SiR23またはOSiR23を意味し、このR2が相互に同じでも異なってもよく、それぞれC1−C20炭化水素基、例えばそれぞれ置換基として、単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22−、PR22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC1−C10アルキルまたはC6−C14アリールを意味するか、あるいは2個のR2が合体して環式基を形成し、あるいは 上記R1’が炭素原子を介して結合されており、かつ置換基としてC1−C20基またはヘテロ原子を持っていてもよいC1−C20、ことにC2−C20ヘテロ環式基を意味し、 上記X’が脱離基、ことにジアゾニウム基、塩素、臭素、沃素のようなハロゲン、C1−C40アルキルスルホナート、C1−C40ハロアルキルスルホナート、C6−C40アリールスルホナート、C6−C40ハロアリールスルホナート、C7−C40アリールアルキルスルホナート、C7−C40ハロアリールアルキルスルホナート、C1−C40アルキルカルボキシラート、C1−C40ハロアルキルカルボキシラート、C6−C40アリールカルボキシラート、C6−C40ハロアリールカルボキシラート、C7−C40アリールアルキルカルボキシラート、C7−C40ハロアリールアルキルカルボキシラート、ホルマート、C1−C40アルキルカルボナート、C1−C40ハロアルキルカルボナート、C6−C40アリールカルボナート、C6−C40ハロアリールカルボナート、C7−C40アリールアルキルカルボナート、C7−C40ハロアリールアルキルカルボナート、C1−C40アルキルホスホナート、C1−C40ハロアルキルホスホナート、C6−C40アリールホスホナート、C1−C40ハロアリールホスホナート、C7−C40アリールアルキルホスホナートまたはC7−C40ハロアリールアルキルホスホナートを意味し、 Y7、Y8が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ水素原子またはX’について上述した意味を有し、あるいは、炭素原子を介して結合されており、かつ置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のヘテロ原子含有基を持っていてもよいC2−C40炭化水素基、例えば置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22−、RP22、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC2−C20アルキル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OR2、SR2、NR22−、NH2、−N23、NO2、CN、CO22、CHO、COR2、RP22、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC6−C22アリール基、アルキル基部分が、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22、RP22、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよく、アリール基部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OR2、SR2、NR22−、NH2、−N23、NO2、CN、CO22、CHO、RP22−、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC7−C15アルキルアリールもしくはC7−C15アリールアルキル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22、RP22、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC2−C10アルケニル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22、RP22、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC2−C10アルキニル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22、RP22、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC8−C12アリールアルケニル基を意味し、あるいは 上記Y7、Y8が、それぞれハロゲン原子、NR22、PR22、B(OR22、SiR23またはSnR23(このR2は相互に同じでも異なってもよく、それぞれ置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22、RP22、−SiR23または−OSiR23を持っていてもよいC1−C20炭化水素基、例えばC1−C10アルキルまたはC6−C14アリール基である)を意味するか、あるいは両者合体して環式基を形成し、または、 上記Y7、Y8が、それぞれ炭素原子を介して結合されており、かつ置換基としてC1−C20基またはヘテロ原子を持っていてもよいC1−C20ヘテロ環式基を意味し、 上記式III中において、Y7、Y8の少なくとも一方、ことにY7が水素原子であり、Y9が水素原子である場合のインダノン。
【請求項2】
下式IV
【化2】

で表わされ、かつ式中の R1”が、炭素原子を介して結合されており、かつ置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のヘテロ原子含有基を持っていてもよいC1−C40基、ことにC1−C40炭化水素基、例えば置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよい直鎖、分岐または環式C1−C20アルキル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC6−C22アリール基、アルキル部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよく、アリール部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC7−C20アルキルアリールまたはC7−C20アリールアルキル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC2−C10アルケニル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC2−C20アルキニル基、アルケニル部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよく、アリール部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC8−C12アリールアルケニル基を意味し、あるいは 上記R1”がOR2、SR2、NR22、PR22、SiR23またはOSiR23基を意味し、このR2が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC1−C10アルキルまたはC6−C14アリール基のようなC1−C20炭化水素基を意味するか、あるいは2個のR2が合体して環式基を形成し、あるいは 上記R1”が炭素原子を介して結合されており、かつ置換基としてC1−C20基またはヘテロ原子を持っていてもよいC1−C20ヘテロ環式基を意味し、 R3’が炭素原子を介して結合されており、かつ置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のヘテロ原子含有基を持っていてもよい不飽和C2−C40炭化水素基のような不飽和C2−C40基、例えば置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OR2、SR2NR22−、NH2、N23、NO2、CN、CO2R、CHO、COR2、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC6−C22アリール基、アルキル基部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよく、アリール部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、NH2、N23、NO2、CN、CO22、CHO、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC7−C15アルキルアリールまたはC7−C15アリールアルキル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、CO2R、COR2、SR2、NR22−PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC2−C10アルケニル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC2−C10アルキニル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、CO2R、COR2、SR2、NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC8−C12アリールアルケニル基を意味し、あるいは 上記R3’が弗素、PR22、B(OR22、SiR23またはSnR23基を意味し、このR2が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC1−C20炭化水素基、例えばC1−C10アルキル基、C6−C14アリール基を意味するか、あるいは2個のR2が合体して環式基を形成し、あるいは 上記R3’が炭素原子を介して結合されており、かつ置換基としてC1−C20基またはヘテロ原子を持っていてもよいC1−C20ヘテロ環式基を意味し、 Y10、Y11が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ水素原子または式IIのR3に関して上述した意味を有し、従って炭素原子を介して結合されており、かつ置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のヘテロ原子含有基を持っていてもよいC1−C40炭化水素基、例えば置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよい直鎖、分岐または環式C1−C20アルキル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OR2、SR2NR22−、NH2、−N23、NO2、CN、CO22、CHO、COR2、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC6−C22アリール基、アルキル部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよく、アリール部分が置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OR2、SR2NR22−、NH2、−N23、NO2、CN、CO22、CHO、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC7−C15アルキルアリールまたはC7−C15アリールアルキル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC2−C10アルケニル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC2−C10アルキニル基、置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、CO22、COR2、SR2、NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っていてもよいC8−C12アリールアルケニル基を意味し、Y10、Y11がハロゲン原子、PR22、B(OR22、SiR23またはSnR23を意味し、このR2が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ置換基として単一の、または同じもしくは異なる複数のハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23、または−OSiR23を持っ
ていてもよいC1−C10アルキル、C6−C14アリールのようなC1−C20炭化水素基を意味するか、あるいは2個のR2が合体して環式基を形成し、あるいは Y10、Y11がそれぞれ炭素原子を介して結合されており、かつ置換基としてC1−C20基またはヘテロ原子を持っていてもよいC1−C20ヘテロ環式基を意味し、 あるいは式IVにおいてY10、Y11の少なくとも一方、ことにY10が水素原子を、Y12が水素原子を意味する場合のインダノン。
【請求項3】
請求項1におけるインダノンIIIの、または請求項2におけるインダノンIVの、医薬として有効な化合物または栽培植物保護に有効な化合物を製造するための用途。
【請求項4】
下式VまたはVaのインデン、
【化3】

ただしこれら式中において、R1、R3、Y4、Y5、Y6は下記括弧内の親出願の請求項1
{親出願の請求項1下式Iのインダノンから、下式IIのインダノン、または下式Iaのインダノンから下式IIaのインダノン、
【化4】

ただし、これら式中において、
1、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OH、−OR2、−SR2、−NR22、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよい直鎖、分岐または環式のC1−C20アルキル基、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、OH、OR2、−SR2、−NR22、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC6−C22アリール基、アルキル部分が単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OH、−OR2、−SR2、−NR22−、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよく、アリール部分が単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、OH、OR2、−SR2、−NR22−、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC7−C20アルキルアリール基またはC7−C20アリールアルキル基、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC2−C10アルケニル基、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC2−C20アルキニル基、アルケニル部分が単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよく、アリール部分が単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、OH、OR2、SR2、NR22−、PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC8−C12アリールアルケニル基を意味するか、あるいは
1はOR2、SR2、NR22、PR22、SiR22またはOSiR23基を意味し、このR2は同じでも異なってもよく、それぞれC1−C10アルキル基、C6−C14アリール基(これらは単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、OH、OR2、SR2NR22−、PR22−、−SiR23または−OSiR23置換基を持っていてもよい)を意味するか、あるいは2個のR2が合体して環基を形成し、あるいは
1はさらに炭素原子を介して結合されており、かつ置換基として、C1−C20基もしくはヘテロ原子を有してもよいC1−C20ヘテロ環式基を意味し、
また上記式中のXが、脱離基、すなわちジアゾニウム基、ハロゲン原子、C1−C40アルキルスルホナート、C1−C40ハロアルキルスルホナート、C6−C40アリールスルホナート、C6−C40ハロアリールスルホナート、C7−C40アリールアルキルスルホナート、C7−C40ハロアリールアルキルスルホナート、C1−C40アルキルカルボキシラート、C1−C40ハロアルキルカルボキシラート、C6−C40アリールカルボキシラート、C6−C40ハロアリールカルボキシラート、C7−C40アリールアルキルカルボキシラート、C7−C40ハロアリールアルキルカルボキシラート、ホルマート、C1−C40アルキルカルボナート、C1−C40ハロアルキルカルボナート、C6−C40アリールカルボナート、C6−C40ハロアリールカルボナート、C7−C40アリールアルキルカルボナート、C7−C40ハロアリールアルキルカルボナート、C1−C40アルキルホスホナート、C1−C40ハロアルキルホスホナート、C6−C40アリールホスホナート、C6−C40ハロアリールホスホナート、C7−C40アリールアルキルホスホナート、C7−C40ハロアリールアルキルホスホナートを意味し、
上記式中のR3、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OH、−OR2、−SR2、−NR22−、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよい直鎖、分岐または環式のC1−C20アルキル基、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OR2、−SR2、−NR22、−NH2、−N23、−NO2、−CN、−CO22、−CHO、−COR2、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC6−C22アリール基、アルキル部分が単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OH、−OR2、−SR2、−NR22、−PR22、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよく、アリール部分が単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OR2、−SR2、−NR22−、−NH2、−N23、−NO2、−CN、−CO22、−CHO、−PR22、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC7−C15アルキルアリール基またはC7−C15アリールアルキル基、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OH、−OR2、−CO22、−COR2、−SR2、−NR22−、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC2−C10アルケニル基、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OH、−OR2、−SR2、−NR22−、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC2−C10アルキニル基、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OH、−OR2、−SR2、−NR22−、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC8−C12アリールアルケニル基を意味し、あるいは上記R3がハロゲン原子、−NR22、−PR22、−B(OR22、−SiR23または−SnR23を意味し、このR2が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ、単一もしくは複数の同じもしくは異なるハロゲン、−OH、−OR2、−SR2、−NR22−、−PR22−、−SiR23または−OSiR23を置換基として持っていてもよいC1−C10アルキル基、C6−C14アリール基を意味するか、あるいは2個のR2が合体して環式基を形成し、あるいは
上記R3は炭素を介して結合されており、かつ置換基としてC1−C20基またはヘテロ原子を持っていてもよいC1−C20ヘテロ環基を意味し、
また、上記式中のY1、Y2、Y3が、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ水素を意味し、またはX、R3に関して上述したのと同じ意味を有し、
4、Y5、Y6が、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ水素原子を意味し、またはR3に関して上述したのと同じ意味を有する場合のインダノンを製造するために、インダノンIまたはIaをカップリング組成分と反応させることを特徴とする製造方法}における式II、IIaに関して前述した意味を有する場合のインデンを製造するための、インダノンIIまたはIIaの用途。
【請求項5】
式VまたはVaのインデンの、メタロセン製造のための用途。
【請求項6】
下式(VI)
【化5】

で表わされ、かつ式中において、R1、R3、Y4、Y5およびY6が、請求項4に記載される括弧内の請求項1(すなわち親出願の請求項1)の式IIに関して前述した意味を有し、Mが元素周期表4、5または6族の遷移金属、例えばチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、ことにチタン、ジルコニウム、ハフニウム、なかんずくジルコニウムを意味し、 R9、R10が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−C40基、例えばC1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、C6−C10アリール、C6−C10アリールオキシ、C2−C10アルケニル、C7−C40アリールアルキル、C7−C40アルキルアリール、C8−C40アリールアルケニル、好ましくは水素、C1−C3アルキル、ことにメチル、C1−C3アルコキシ、C6アリール、C6アリールオキシ、C2−C10アルケニル、C7−C10アリールアルキル、C7−C10アルキルアリール、C8−C10アリールアルケニルまたはハロゲン、ことに塩素を意味し、 xが0または1であり、 R11
【化6】

で表わされ、かつこの式中の M2が炭素、珪素、ゲルマニウムまたは錫、好ましくは珪素、炭素、ことに珪素を意味し、 pが1、2または3、好ましくは1または2、ことに1であり、 R12、R13が相互に同じでも異なってもよく、それぞれ水素、ハロゲン、C1−C20基、例えばC1−C20アルキル、C6−C14アリール、C1−C10アルコキシ、C2−C12アルケニル、C7−C20アリールアルキル、C7−C20アルキルアリール、C6−C10アリールオキシ、C1−C10フルオロアルキル、C6−C10ハロアリールまたはC2−C10アルキニルを意味し、 好ましくは水素、C1−C6アルキル、C6−C10アリール、C1−C6アルコキシ、C2−C4アルケニル、C7−C10アリールアルキル、C7−C10アルキルアリール、ことにC1−C6アルキルまたはC6−C10アリールを意味するか、あるいはこれらが両者を結合する原子と共に環を形成するブリッジを意味することを特徴とするメタロセン化合物。
【請求項7】
請求項6における式(VI)において、 Mがジルコニウムまたはハフニウムを、 R9、R10が相互に同じであって、それぞれ塩素を、 Y4、Y5、Y6が相互に同じであって、それぞれ水素を、 R3が相互に同じであって、それぞれ4−(C4−C8アルキル)フェニルを、 R11がジメチルシリル、ジフェニルシリルまたはメチルフェニルシリルを、 Xが1をそれぞれ意味することを特徴とするメタロセン化合物。

【公開番号】特開2007−326874(P2007−326874A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−206251(P2007−206251)
【出願日】平成19年8月8日(2007.8.8)
【分割の表示】特願平10−539175の分割
【原出願日】平成10年3月5日(1998.3.5)
【出願人】(598168782)バーゼル、ポリプロピレン、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング (2)
【氏名又は名称原語表記】Basell Polypropylen GmbH
【住所又は居所原語表記】Rheinstr. 4G, D−55116 Mainz, Germany
【Fターム(参考)】