説明

自動車の車体構造

【課題】 側面衝突時におけるボディの大きな変形を抑制した自動車の車体構造を提供する。
【解決手段】 フロントピラー11,12およびダッシュリーンフォースメント21は、中空部に保持した第1ループメンバ28と伴に第1環状骨格部29を構成している。左右のセンタピラー13,14は、その中空部に保持した第2ループメンバ34と伴に第2環状骨格部35を構成している。フロア補強フレーム15は、前後のクロスメンバ41,42の端部を左右のサイドレール43,44で連結してなる矩形状を呈しており、フロアパネル4との間の中空部に収納した第3ループメンバ46と伴に第3環状骨格部47を構成している。フロントドアビーム51は、高張力鋼板を素材とする溶接構造品のドアビーム本体と、ドアビーム本体61の裏面(車体内側方向)に設置されたテンションワイヤとからなっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の車体構造に係り、側面衝突時の安全性を高める技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の自動車では、側面衝突時の安全性を高めるべく、鋼管溶接構造品や鋼板プレス成型品等のドアビームがドアに内装されている(例えば、特許文献1参照)。ドアビームを備えたドアは、その強度および剛性が向上することにより、側面衝突時に大きく変形し難くなるとともに、衝突エネルギをボディに円滑に伝達するようになる。この種のドアを備えた自動車のボディは、側面衝突時の衝突エネルギが作用しやすくなるため、側方荷重に対する強度や剛性を高めることが望ましい。側方荷重に対するボディの強度や剛性を高めた車体構造としては、例えば、ハイドロフォーミング法等により製造した閉断面のリーンフォースメントをセンタピラーやルーフ、フロア内にそれぞれ設置し、これらリーンフォースメントを溶接により結合して連続する閉断面構造体を形成したものが公知となっている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2002−225561号公報(段落0010、図1)
【特許文献2】特許第3500626号公報(段落0018、図12)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献2の車体構造では、閉断面構造体によってセンタピラー部におけるボディの強度や剛性がある程度向上するが、衝突エネルギの吸収等に係る種々の問題が存在していた。例えば、この車体構造では、センタピラーの強度や剛性がフロントピラーやリヤピラーに較べて高いため、側面衝突時において各ピラーの連結部に応力が集中することになる。その結果、連結部にいわゆる塑性ヒンジが発生してボディが大きく変形し、剛性を失うことで衝突エネルギの効果的な吸収も行われなくなることがあった。
【0004】
また、閉断面構造体を形成する各リーンフォースメントは、センタピラーやルーフ、フロア間で強度や剛性がそれぞれ異なっているため、側面衝突時において接合部に応力が集中することになる。これにより、接合部に塑性ヒンジが発生して閉断面構造体が大きく変形し、やはり剛性を失うことで衝突エネルギの効果的な吸収も行われなくなることがあった。連結部や接合部に補強を行うことで塑性ヒンジの発生を防止することもできるが、その場合には、車体重量が徒に増加して燃費や運動性能が低下する等の別種の問題が発生する。
【0005】
一方、ドアビームは、高張力鋼管や高張力鋼板等の高強度材を用いて製造されているが、この種の高強度材は曲げ強度が高い反面で伸び能力に劣る(すなわち、脆い)ため、衝突形態によっては衝突エネルギのボディ側への伝達が円滑に行われ難いことがあった。例えば、堅固なバンパやフレームを有する車両がドアの中央部付近に衝突してきた場合、局部的に大きな荷重を受けることによってドアビームが破断してしまい、ドアビームからフロントピラーやセンタピラー等への衝突エネルギの伝達量が低下する。この問題を解消する手法としては、ドアビームの板厚を増大させるものや、断面形状を大きくするものが一般的であるが、いずれもドアビームの重量増大による自動車の運動性能の低下や燃費の増加をもたらす欠点があった。
【0006】
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、側面衝突時におけるボディの変形を抑制した自動車の車体構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明に係る自動車の車体構造は、車体前後方向に延在するフロントドアビームがフロントドア内に設置された自動車の車体構造であって、左右フロントピラー下方の側壁の上部および下部をそれぞれ連結して構成される第1の環状骨格部と、左右センタピラーの上部および下部をそれぞれ連結して構成される第2の環状骨格部とを備え、前記フロントドアビームが、車体内側方向に開口する開断面部が形成されたドアビーム本体と、当該ドアビームにおける車体内方に設置されたテンションワイヤとを有し、前記第1および第2の環状骨格部に対して車両側方視で重なることを特徴とする。
【0008】
また、請求項2の発明に係る自動車の車体構造は、請求項1に記載の自動車の車体構造において、前記フロントドアビームは、フロントピラー側に2箇所の衝突荷重伝達部を有し、センタピラー側に1箇所の衝突荷重伝達部を有する略Y字形状を呈することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3の発明に係る自動車の車体構造は、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体構造において、車体前後方向に延在するセカンドドアビームがセカンドドア内に設置されるとともに、セカンドシート下方の左右リヤメンバの前部および後部をそれぞれ連結して構成される第3の環状骨格部を更に備え、前記セカンドドアビームが、前記第2および第3の環状骨格部と車両側方視で重なることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の自動車の車体構造によれば、フロントドアに他の車両等が側面衝突した場合には、ドアビーム本体が圧縮荷重を受け、テンションワイヤが引張荷重を受けることでドアビームの変形が抑制される一方、衝突エネルギはフロントドアビームから第1および第2の環状骨格部に伝達されることで効果的に吸収され、塑性ヒンジに起因するボディの大きな変形も起こり難くなる。また、請求項2の自動車の車体構造によれば、ボディへの衝突荷重は、フロントピラー側がフロントドアビームの2箇所の衝突荷重伝達部から伝達され、センタピラー側がフロントドアビームの1箇所の衝突荷重伝達部から伝達されるため、乗員が着座するセンタピラー付近が変形し難くなる。また、請求項3の自動車の車体構造によれば、センタピラー(第2の環状骨格部)に他の車両等が側面衝突しても、衝突エネルギが前後ドアのドアビームを介して第1および第3の環状骨格部にも伝達され、応力が均一に分散される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明に係る自動車の車体構造の実施形態を詳細に説明する。
図1は実施形態に係る自動車の車体構造を示す要部透視斜視図であり、図2は実施形態に係る自動車の車体構造を示す要部透視側面図であり、図3は第1〜第3環状骨格部の要部断面図であり、図4はフロントドアビーム単体の斜視図であり、図5は図4中のV矢視図であり、図6はフロントドアビームの分解斜視図である。また、図7は側面衝突時における衝突荷重の伝達を模式的に示す斜視図であり、図8は側面衝突時においてフロントドアビームに作用する荷重を示す模式図であり、図9は側面衝突時におけるループメンバの変形状態を模式的に示す正面図である。
【0012】
《実施形態の構成》
図1,図2に示すように、本実施形態は、セダン型4ドア乗用車のボディに本発明を適用したものである。ボディ1は、フロントボディ2や、ルーフパネル3、フロアパネル4、左右のサイドメンバ5,6等をスポット溶接によって組み立ててなるモノコック構造が採られている。ボディ1の側面には、フロントドア7がその前端にヒンジ結合される前部ドア開口8と、リヤドア(セカンドドア)9がその前端にヒンジ結合される後部ドア開口10とが形成されている。ボディ1には、前部ドア開口8の前端側に左,右フロントピラー11,12が設けられ、前部ドア開口8と後部ドア開口10との間に左,右センタピラー13,14が設けられている。また、フロアパネル4の後部上面には、フロアパネル4と伴に閉断面をなすフロア補強フレーム15が接合されている。
【0013】
<第1環状骨格部>
フロントボディ2には、その下部後端にダッシュリーンフォースメント21が一体化されている。ダッシュリーンフォースメント21は、前方から視て上方が開いた略コ字形状を呈しており、その左右端が左右のフロントピラー11,12に溶接接合されている。本実施形態の場合、図3(a)に要部の断面を示すように、フロントピラー11,12はインナパネル22とアウタパネル23とを溶接接合してなる中空構造品である。また、図3(b)に要部の断面を示すように、ダッシュリーンフォースメント21は、インナパネル24とアウタパネル25とを溶接接合してなる中空構造品である。フロントピラー11,12およびダッシュリーンフォースメント21は、中空部26,27に保持した第1ループメンバ(骨格材)28と伴に第1環状骨格部29を構成している。第1ループメンバ28は、鋼管を環状に曲げ成形した後に下部中央で溶接接合したものであり、フロントピラー11,12およびダッシュリーンフォースメント21に溶接接合されている。
【0014】
<第2環状骨格部>
左右のセンタピラー13,14は、図3(c)に要部の断面を示すように、インナパネル31とアウタパネル32とを溶接接合してなる中空構造品であり、その中空部33に保持した第2ループメンバ34と伴に第2環状骨格部35を構成している。第2ループメンバ34は、鋼管を環状に曲げ成形した後に下部中央で溶接接合したものであり、センタピラー13,14の他、ルーフパネル3およびフロアパネル4の下面にも溶接接合されている。
【0015】
<第3環状骨格部>
フロア補強フレーム15は、前後のクロスメンバ41,42の端部を左右のサイドレール43,44で連結してなる矩形状を呈しており、図3(d)に要部の断面を示すように、フロアパネル4との間の中空部45に収納した第3ループメンバ46と伴に第3環状骨格部47を構成している。第3ループメンバ46は、鋼管を環状に曲げ成形した後に下部中央で溶接接合したものであり、フロア補強フレーム15に溶接接合されている
【0016】
<ドアビーム>
図1,図2に示すように、フロントドア7には、前部がY字状に分岐したフロントドアビーム51が内装されている。ボディ1にフロントドア7が取り付けられると、フロントドアビーム51は、図2に示す側面視で、上下前端部(衝突荷重伝達部)51a,51bが第1環状骨格部29に重なり、後端部(衝突荷重伝達部)51cが第2環状骨格部35に重なる。また、リヤドア9には、後部がY字状に分岐したリヤドアビーム52が内装されている。ボディ1にリヤドア9が取り付けられると、リヤドアビーム52は、図2に示す側面視で、前端部52aが第2環状骨格部35に重なり、下後端部52bが第3環状骨格部47に重なる。
【0017】
以下、フロントドアビーム51の具体的構造を説明する。なお、リヤドアビーム52の構造については、フロントドアビーム51と略同一であるため、その説明は省略する。図4〜図6に示すように、フロントドアビーム51は、高張力鋼板を素材とする溶接構造品のドアビーム本体61と、ドアビーム本体61の裏面(車体内側方向)に設置されたテンションワイヤ71とからなっている。
【0018】
ドアビーム本体61は、略中央に位置する箱状(閉断面構造)のセンタピース62と、センタピース62の前端側に溶接された上下のフロントピース63,64と、センタピース62の後端側に溶接されたリヤピース65とを備えている。両フロントピース63,64およびリヤピース65は、車体内側方向に開口したコ字チャンネルの両端から外向フランジを延設させた、いわゆるハット形断面形状を呈している。
【0019】
一方、テンションワイヤ71は、ドアビーム本体61(両フロントピース63,64およびリヤピース65の端部)に溶接される高張力鋼板製のセットプレート72〜74と、高強度の鋼撚線を素材とする上下部ワイヤ75,76とからなっている。上部ワイヤ75は、その前端がセットプレート72に連結され、後端がセットプレート74に連結されている。また、下部ワイヤ76は、その前端がセットプレート73に連結され、後端が上部ワイヤ75と伴にセットプレート74に連結されている。なお、上下部ワイヤ75,76とセットプレート72〜74との連結は、上下部ワイヤ75,76の端部をセットプレート72〜74に形成された孔(図示せず)に通してアイ加工した後、スリーブ77で圧縮止めすることによりなされている。
【0020】
≪実施形態の作用≫
自動車は、その走行時あるいは停車時において、フロントドアやリヤドアの側面に車両や障害物が衝突することがある。そして、例えばフロントドア7の中央に車両が衝突した場合、図7に示すように、衝突荷重(図中に大きい矢印で示す)がフロントドアビーム51のセンタピース62を内側に押す方向(すなわち、フロントドアビーム51を内側に押し曲げる方向)に作用し、これにより、図8に示すように、フロントドアビーム51の外側には圧縮荷重が生起され、フロントドアビーム51の内側には引張荷重が生起される。ところが、本実施形態のフロントドアビーム51では、圧縮荷重に強いハット形断面形状のドアビーム本体61が外側に存在し、引張荷重に強いテンションワイヤ71が内側に存在するため、フロントドアビーム51は、曲げ変形や破断を殆ど起こすことがなく、上下前端部51a,51bおよび後端部51cから第1環状骨格部29と第2環状骨格部35とに衝突荷重を効果的に伝達することになる。
【0021】
第1環状骨格部29および第2環状骨格部35に側方から衝突荷重が伝達されると、これら衝突荷重は、フロントピラー11とセンタピラー13とを変形させた後、その大部分が第1ループメンバ28と第2ループメンバ34とに作用する。第1ループメンバ28と第2ループメンバ34では、前述したように環状に形成されていることにより、側方から加えられた衝突荷重がその全周に分散する。その結果、図9に示すように、第1ループメンバ28と第2ループメンバ34とが上下に拡がるように撓み変形し、ボディ1の大きな変形を招くことなく衝突荷重が効果的に吸収される。なお、本実施形態では、ボディ1への衝突荷重は、第1環状骨格部29側がフロントドアビーム51の上下前端部51a,51bの2箇所から伝達され、第2環状骨格部35側がフロントドアビーム51の後端部51cのみから伝達される。そのため、センタピラー13(第2ループメンバ34)側の荷重分担がフロントピラー11(第1ループメンバ28)側の荷重分担より小さくなり、ボディ1における乗員の着座部位の変形が起こり難くなった。
【0022】
≪一部変形例≫
図10は一部変形例に係る自動車の車体構造を示す要部透視斜視図である。
同図に示すように、一部変形例においてもその全体構成は上述した実施形態と略同様であるが、第1環状骨格部29と第3環状骨格部47の構造が異なっている。すなわち、一部変形例の場合、第1環状骨格部29はループメンバを備えておらず、左右のフロントピラー11,12の上端部を比較的大径のクロスパイプ81で連結することにより第1環状骨格部29が形成されている。また、第3環状骨格部47もループメンバを備えておらず、フロア補強フレーム15そのものが第3環状骨格部47となっている。一部変形例においても、各部材の板厚を適宜設定することにより、側面衝突時におけるボディ1の強度や剛性を十分に確保することができる。
【0023】
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態は本発明をセダン型4ドア乗用車に適用したものであるが、2ドア自動車や2座席の自動車等に本発明を適用してもよく、その場合には第3環状骨格部を省いてもよい。その他、ボディや環状骨格部、ドアビームの具体的構造を始め、ループメンバやドアビーム本体、テンションワイヤの具体的形状等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】実施形態に係る自動車の車体構造を示す要部透視斜視図である。
【図2】実施形態に係る自動車の車体構造を示す要部透視側面図である。
【図3】第1〜第3環状骨格部の要部断面図である。
【図4】フロントドアビーム単体の斜視図である。
【図5】図4中のV矢視図である。
【図6】フロントドアビームの分解斜視図である。
【図7】側面衝突時における衝突荷重の伝達を模式的に示す斜視図である。
【図8】側面衝突時においてフロントドアビームに作用する荷重を示す模式図である。
【図9】側面衝突時におけるループメンバの変形状態を模式的に示す正面図である。
【図10】一部変形例に係る自動車の車体構造を示す要部透視斜視図である。
【符号の説明】
【0025】
1 ボディ
7 フロントドア
9 リヤドア(セカンドドア)
11,12 フロントピラー
13,14 センタピラー
15 フロア補強フレーム
21 ダッシュリーンフォースメント
28 第1ループメンバ(骨格材)
29 第1環状骨格部
34 第2ループメンバ(骨格材)
35 第2環状骨格部
46 第3ループメンバ(骨格材)
47 第3環状骨格部
51 フロントドアビーム
51a 上前端部(衝突荷重伝達部)
51b 下前端部(衝突荷重伝達部)
51c 後端部(衝突荷重伝達部)
52 リヤドアビーム
61 ドアビーム本体
71 テンションワイヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体前後方向に延在するフロントドアビームがフロントドア内に設置された自動車の車体構造であって、
左右フロントピラー下方の側壁の上部および下部をそれぞれ連結して構成される第1の環状骨格部と、左右センタピラーの上部および下部をそれぞれ連結して構成される第2の環状骨格部とを備え、
前記フロントドアビームが、車体内側方向に開口する開断面部が形成されたドアビーム本体と、当該ドアビームにおける車体内方に設置されたテンションワイヤとを有し、前記第1および第2の環状骨格部に対して車両側方視で重なることを特徴とする自動車の車体構造。
【請求項2】
前記フロントドアビームは、フロントピラー側に2箇所の衝突荷重伝達部を有し、センタピラー側に1箇所の衝突荷重伝達部を有する略Y字形状を呈することを特徴とする、請求項1記載の自動車の車体構造。
【請求項3】
車体前後方向に延在するセカンドドアビームがセカンドドア内に設置されるとともに、セカンドシート下方の左右リヤメンバの前部および後部をそれぞれ連結して構成される第3の環状骨格部を更に備え、
前記セカンドドアビームが、前記第2および第3の環状骨格部と車両側方視で重なることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−126004(P2007−126004A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−320418(P2005−320418)
【出願日】平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】