説明

表示装置及び表示方法

【課題】乗り物が走行中に振動した場合であっても、指示すべき地点を観視者に正確に認識させることができる表示装置を提供する。
【解決手段】生成部は、観視者に知覚させる指標のCG画像を、観視者の視点位置からみた風景に対応させた座標系を持つCG空間内において生成する。判定部は、乗り物が特定の場所を走行中であるか否かを判定する。提示部は、CG画像を観視者の眼に提示する。判定部における判定が真の場合、生成部は、形態を変化させた指標のCG画像を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置及び表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
乗り物に搭載する表示装置として、ヘッドアップディスプレイ(HUD)がある。
【0003】
HUDは、乗り物の進行方向や、観視者に指示すべき地点を示す指標(例えば矢印)のCG画像を観視者(運転者)の眼に向かって提示する。
【0004】
このような表示装置においては、乗り物が走行中に振動した場合であっても、指示すべき地点を観視者に正確に認識させることができるものが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−215879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明が解決しようとする課題は、乗り物が走行中に振動した場合であっても、指示すべき地点を観視者に正確に認識させることができる表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一の実施形態に係る表示装置は、生成部と、判定部と、提示部とを備える。
【0008】
生成部は、観視者に知覚させる指標のCG画像を、前記観視者の視点位置から見た風景に対応させた座標系を持つCG空間内において生成する。判定部は、前記乗り物が特定の場所を走行中であるか否かを判定する。提示部は、前記CG画像を前記観視者の眼に提示する。前記判定部における判定が真の場合、前記生成部は、形態を変化させた前記指標のCG画像を生成する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1の実施の形態に係る表示装置1を表すブロック図。
【図2】表示装置1の処理を表すフローチャート。
【図3】指標10が指示地点まで進む様子を観視者100の視点から見た図。
【図4】指標10の形態を表す図。
【図5】第1の実施の形態における実験方法を説明するための図。
【図6】第1の実施の形態の実験結果を表す図。
【図7】第2の実施の形態に係る表示装置2を表すブロック図。
【図8】表示装置2の処理を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0012】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る表示装置1を表すブロック図である。
【0013】
表示装置1は、ここでは車両20のナビゲーションシステムとともに用いられる車載用のヘッドアップディスプレイであり、指標10のCG画像を含んだ光束5を、観視者(ドライバー)100の眼101に提示する(片眼でも両眼でもよい)。指標10とは、車両20の進行方向や、観視者100に指示したい位置を矢印形状で表したものである。これにより、観視者100は、指標10のCG画像をフロントガラス21より前方の風景に重畳された像として知覚する。
【0014】
表示装置1は、観視者100に指示をする地点(以降、指示地点)までの距離が所定距離以内となったときから、指標10のCG画像を提示し始める。指示地点とは、観視者100に案内や注意を促す場面、例えば、右折や左折をする必要がある交差点等であってよい。
【0015】
車両20が悪路等の振動を受ける場所を走行中、表示装置1は、通常の形態の指標10(例えば、矢印形状)から、形態を変化させた指標10のCG画像を観視者100に提示する。形態を変化させた指標10のCG画像には、例えば、輝度を0にしたものや、指標10の一部が欠けたもの等がある(詳細は後述する)。
【0016】
これにより、観視者100に対し、車両20の振動に起因する指標10のブレを知覚させることを抑制できる。そのため、乗り物が走行中に振動した場合であっても、指示すべき地点を観視者に正確に認識させることができる。
【0017】
表示装置1は、処理部11と、記憶部12と、提示部13とを備える。処理部11は、設定部111と、判定部112と、生成部113とを含む。記憶部12は、格納部121を含む。格納部121は、道路地図等の地図情報を格納する。本実施形態では、振動エリア(車両20が強く振動すると予想される場所)の情報を、地図情報に予め持たせておく。例えば、振動エリアには、非舗装道路や舗装工事中の道路等がある。
【0018】
設定部111は、観視者100により目的地が指定されると、地図情報記憶部121から地図情報を読み出し、目的地までの経路を設定する。設定部111は、当該経路中における指標を表示すべき指示地点を設定し、記憶部12に書き込む。
【0019】
判定部112は、車両20の現在位置から、車両20が指示地点に接近したか否かを判定する。判定部112は、図示しない位置測定手段(例えば、GPS)から、車両20の現在位置を獲得してよい。
【0020】
判定部112は、現在位置及び地図情報中の振動エリア情報を基に、車両20の現在位置が振動エリア上であるか否かを判定する。
【0021】
生成部113は、観視者100の視点位置から、各々の指標10が開始地点(指標10が初めに指し示す経路上の地点)から指示地点まで進んでいくように、複数の指標10のCG画像を順次生成する。
【0022】
ここで、判定部112による振動エリアか否かの判定がNOのとき、生成部113は、通常の指標10(車両20が振動を受けない場所を走行中に生成する指標10)のCG画像を生成する。判定部112の振動エリアか否かの判定がYESのとき、生成部113は、形態を変化させた指標10のCG画像を生成する。
【0023】
処理部11は、中央演算処理装置(CPU)及びCPUが用いるメモリにより実現されてよい。記憶部12は、CPUが用いるメモリや補助記憶装置により、実現されてよい。
【0024】
提示部13は指標10のCG画像を含んだ光束5を観視者100の眼に提示する。すなわち、提示部13は、光束5をフロントガラス21に向けて照射する。フロントガラス21と提示部13の間には、コンバイナが設けられていてもよい。フロントガラス21は、光束5を観視者100の眼101に向かって反射させる。
【0025】
提示部13は、光源131と、制限部132と、拡散部133と、画像形成部134と、第1のレンズ135と、開口部136と、第2のレンズ137と、反射板138とを含む。
【0026】
第1のレンズ135の焦点距離をf1、第2のレンズ137の焦点距離をf2とすると、開口部136は、第1のレンズ135からf1の距離で、かつ第2のレンズ137からf2の距離の位置に設置されている。
【0027】
光源131から出射した光束5は、制限部132で、進行方向が制限された状態で、拡散部133を備えた画像形成部134へと入射する。拡散部133により、光束5は拡散されて一様に画像形成部134へと入射することができる。画像形成部134は、光束5を部分的に透過もしくは遮断することにより、指標10の形状をした光束5を形成する。
【0028】
画像形成部134を通った光束5は、第1のレンズ135と開口部136と第2のレンズ137を通過する。光束5は発散角(光束5が拡がっていく角度)が制御された状態で反射板138へと入射する。反射板138は、光束5をフロントガラス21に向けて反射させる。
【0029】
画像形成部134が開口部136よりも光源131側にあることにより、開口部136が画像形成部134よりも光源131側にある場合に比べて、画像形成部134を通る光束5の透過率を高くすることができる。そのため、光源131の消費電力を抑えられる。
【0030】
光源131には発光ダイオードや高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、レーザー等が用いられる。制限部132にはテーパライトガイド、拡散部133には拡散フィルターや拡散板、画像形成部134には液晶ディスプレイやデジタルミラーデバイス等が用いられる。
【0031】
図2は、表示装置1の処理を表すフローチャートである。
【0032】
設定部111は、指示地点を設定する(S201)。判定部112は、車両20の現在位置から、車両20が指示地点に接近したか否かを判定する(S202)。例えば、判定部112は、車両20の現在位置から指示地点までの距離が所定距離(例えば、100m)以内となったか否かを判定することにより、ステップS202の判定を行なってもよい。なお。車両20の現在位置は、車両20の先端の位置でも、観視者100の位置でも構わない。
【0033】
ステップS202における判定がNOの場合は、YES判定となるまで判定を繰り返す。ステップS202における判定がYESとなった場合、判定部112は、車両20が振動エリアを走行中であるか否かを判定する(S203)。すなわち、本実施形態において、判定部112は、位置測定手段(例えば、GPS)及び地図情報を基に、車両20の現在位置が振動エリア上であるか否かを判定する。
【0034】
ステップS203における判定がNOの場合、生成部113は、通常の指標10のCG画像(1フレーム分)を生成する(S204)。判定部112の判定がYESのとき、生成部113は、形態を変化させた指標10のCG画像(1フレーム分)を生成する(S205)。
【0035】
生成部113は、生成した指標10のCG画像を提示部13に出力する。提示部13は指標10のCG画像を含んだ光束5を観視者100に提示する(S206)。判定部112は、車両20が指示地点に到達したか否かを判定する(S207)。
【0036】
ステップS207における判定がNOの場合は、ステップS203に遷移し、観視者100から見て、指標10が指示地点まで進むような、1フレーム後の指標10のCG画像を生成する。ステップS207における判定がYESの場合、提示部13は、指標10のCG画像の提示を終了する。それまで、指標10のCG画像は繰り返し生成・提示されてよい。
【0037】
以上、表示装置1の処理について説明した。
【0038】
ここで、生成部113について説明する。
【0039】
生成部113は、車両20に固定されたCG座標系(x´,y´)で定義されるCG空間に、指標10のCG画像を生成する。
【0040】
生成部113は、CG座標系での視点位置を、観視者100の実際の視点位置に予め一致させておくのが望ましい。例えば、CG座標系での原点を観視者100の実際の視点位置に一致させてもよい。
【0041】
これにより、生成部113は、指標10がフロントガラス21前方の風景上に重畳しているように、観視者100に知覚させることができる。また、生成部113は、一定時間ごとに、カメラやセンサ等の撮像部15を用いて、観視者100の視点位置を測定し、CG座標系での視点位置を調節してもよい。
【0042】
図3は、指標10が指示地点まで進む様子を観視者100の視点から見た図である。上述したように、生成部113は、指示地点に向かって指標10が進むように、CG座標系における座標に指標10のCG画像を1フレーム毎に順次生成し、提示部13は、CG画像を動画的に観視者100に提示する。これにより、観視者100は、指標10が経路上を進むように知覚する。この手法は、HUDの分野における公知の技術を用いて実現することができる。
【0043】
本実施形態では、複数の種類の形態の指標10のCG画像を生成し、車両20が振動した場合に、各々の形態の指標10のCG画像が指示すべき指示地点と、実際に観視者100が知覚した地点との、距離の差を求める実験を行なった。以下にその実験方法を示す。
【0044】
図4は、本実験において、観視者100(被験者)に提示した指標10のCG画像の形態を表す図である。図4(a)では、球体状から徐々に通常の矢印状へと形態が変化する指標10(球体型と呼ぶ)を表している。図4(b)では、進行方向と垂直方向に波を打って進む指標10(波型と呼ぶ)を表している。図4(c)では、一部が欠けた指標10(一部欠け型と呼ぶ)を表している。なお、一部欠け型の指標10は、指標10の先端は欠けないものとすることが望ましい。
【0045】
図5は、本実施形態における実験方法を説明するための図である。本実験では、進行方向に進む車両20中で、観視者100に各々の形態の指標10のCG画像を提示し、車両20が終了地点に到達したときに、提示を終了する。さらに、車両20が終了地点に到達したときには、指標10のCG画像は、車両20から45m先の指示地点を指示するように設定しておく。そして、車両20の進行方向において、終了地点Eの手前に段差を設け、終了地点手前で、車両20に振動を与える。
【0046】
本実験では、通常型(図3に示す矢印状)、球体型、波型、一部欠け型の、各々の指標10のCG画像を観視者100に提示し、車両20を終了地点まで進めた。このとき、段差Bでの振動により、指標10のCG画像が指示する指示地点と、実際に観視者100が知覚する地点(知覚地点)とでは、距離のずれが生じる。本実験では、各々の形態の指標10について、指示地点と知覚地点との距離のずれ(誤差距離)を観視者100(複数人)の主観評価により求めた。また、本実験では、これらの形態の他に、車両20が段差Bを通過し、振動したときに、指標10のCG画像を消去する(すなわち輝度を0にする)という実験も試みた。
【0047】
図6は、本実験の実験結果である。図6において、縦軸は終了地点から知覚地点までの距離をしめす。横軸は、指標10の形態の種類を表す。なお、図6に示す実験結果は、複数人の観視者100の主観評価の平均値である。
【0048】
図6より、通常型の指標10のCG画像を観視者100に提示した場合、誤差距離は約12mとなった。終了地点から指示地点までの距離に対する、終了地点から知覚地点までの距離の比で表わされる精度は72.9%であった。球体型の指標10のCG画像を観視者100に提示した場合、誤差距離は約10mとなった。精度は77.1%であった。波型の指標10のCG画像を観視者100に提示した場合、誤差距離は約8mとなった。精度は81.3%であった。一部欠け型の指標10のCG画像を観視者100に提示した場合、誤差距離は約6mとなった。精度は87.1%であった。指標10のCG画像を消去した場合、誤差距離は約0.5mとなった。精度は99.1%であった。
【0049】
すなわち、図6に示す実験結果からは、車両20が振動している場合、通常型の指標10のCG画像を観視者100に提示するよりも、形態を変化させた指標10のCG画像を観視者100に提示した方が、観視者100は、指示地点をより正確に認識することができる。
【0050】
以上に述べたように、本実施形態では、車両20の振動時、観視者100に指標10のCG画像を明確に見せず、その残像効果等を利用する。これにより、観視者100に対し、車両20の振動に起因する指標10のブレを知覚させることを抑制する。すなわち、本実施形態の表示装置1は、観視者100にとってより分かりやすく、指示地点を示すことができる。
【0051】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態において、判定部112は、地図情報を用いず、車両20の振動を検知する検知センサ16を用いて車両20が振動しているか否かを判定する。この点が、第1の実施の形態の場合と異なる。また、本実施形態では、格納部121に格納される地図情報に振動エリアの情報を持たせていなくても構わない。
【0052】
図7は、本実施形態に係る表示装置2を表すブロック図である。処理部11には、検知センサ16が接続される。
【0053】
図8は、表示装置2の処理を表すフローチャートである。図8のフローチャートでは、図2のフローチャートにおけるステップS203が、ステップS803に置き換わる。ステップS803において、判定部112は、検知センサ16を用いて、車両20が一定の大きさ以上で振動しているか否かを判定する(S803)。例えば、検知センサ16は、加速度センサであってよい。この場合、判定部112は、検知センサ16(加速度センサ)により検知された加速度の大きさが所定閾値以上であるか否かを判定すればよい。
【0054】
生成部113は、加速度の大きさが所定閾値以上であると判定部112が判定した時刻以降、形態を変化させた指標10のCG画像を生成する。
【0055】
なお、ここでは、検知センサ16が加速度センサである場合を例としたが、検知センサ16は、車両20の振動を検出することができるセンサであればどのようなセンサを用いてもよい。
【0056】
本実施形態によれば、判定部112は、地図情報を用いずに、検知センサ16を用いることにより、車両20が振動していると判定することができる。
【0057】
以上、上述した実施の形態により、乗り物が走行中に振動した場合であっても、指示すべき地点を観視者に正確に認識させることができる表示装置を提供することができる。
【0058】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0059】
1 表示装置
5 光束
10 指標
11 処理部
12 記憶部
13 提示部
15 撮像部
16 検知センサ
20 車両
21 フロントガラス
100 観視者
101 眼
111 設定部
112 判定部
113 生成部
131 光源
132 制限部
133 拡散部
134 画像形成部
135 第1のレンズ
136 開口部
137 第2のレンズ
138 反射板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗り物に搭載される表示装置であって、
観視者に知覚させる指標のCG画像を、前記観視者の視点位置から見た風景に対応させた座標系を持つCG空間内において生成する生成部と、
前記乗り物が特定の場所を走行中であるか否かを判定する判定部と、
前記CG画像を前記観視者の眼に提示する提示部と
を備え、
前記判定部における判定が真の場合、
前記生成部は、形態を変化させた前記指標のCG画像を生成する
表示装置。
【請求項2】
一定の大きさ以上で振動すると予想される前記特定の場所の情報を予め含む地図情報を格納する格納部をさらに備え、
前記判定部は、前記地図情報を用いて前記特定の場所を走行中か否かを判定する、
請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記乗り物の振動を検知する検知センサをさらに備え、
前記判定部は、前記検知センサを用いて前記特定の場所を走行中か否かを判定する、
請求項1記載の表示装置。
【請求項4】
前記判定部における判定が真の場合、
前記生成部は、輝度を下げた前記指標のCG画像を生成する、
請求項1から3記載の表示装置。
【請求項5】
前記判定部における判定が真の場合、
前記生成部は、一部が欠けた前記指標のCG画像を生成する、
請求項1から3記載の表示装置。
【請求項6】
乗り物に搭載される表示装置の表示方法であって、
生成部が、観視者に知覚させる指標のCG画像を、前記観視者の視点位置から見た風景に対応させた座標系を持つCG空間内において生成し、
判定部が、前記乗り物が特定の場所を走行中であるか否かを判定し、
提示部が、前記CG画像を前記観視者の眼に提示し、
前記判定部における判定が真の場合、
前記生成部は、形態を変化させた前記指標のCG画像を生成する
表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−96731(P2012−96731A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−247868(P2010−247868)
【出願日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】