説明

装備品確認支援装置、ナビゲーション装置、及び、装備品確認支援システム

【課題】利用者を煩わせることなく、目的地に至る経路上の天候の変化に対応できる装備品の移動体への装備を支援する。
【解決手段】気象条件情報記憶手段D1は、利用者等によって予め定められた装備品の移動体に装備すべき気象条件を示す気象条件情報を記憶する。経路情報取得手段M1は移動体の目的地に至る経路を示す経路情報を取得すると、気象情報収集手段M2はその経路情報が示す経路上の任意に定められた複数の確認地点の気象情報を収集する。装備品特定手段M3は、それらの気象情報に対応した移動体に装備すべき装備品を、気象条件情報と気象情報に基づいて特定する。識別情報取得手段M4は、移動体に搭載した装備品の識別情報を取得すると、装備判定手段M5は、その識別情報に基づいて、前記特定した装備品が装備されたか否かを判定する。報知手段M6は、前記特定した装備品の中で装備されていないと判定された装備品を利用者等に報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車、原動機付き自転車、人間、等の移動体に搭載する装備品の確認を支援する装備品確認支援装置、ナビゲーション装置、装備品確認支援システム、等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示す車両用情報提供装置は、携行品に取り付けられたタグがタグリーダに記憶されている携行品の種別等の情報を、タグリーダ等によって読み取られる。車両用情報提供装置は、例えばスキー服とスキー板とスキーストックとスキー靴というスキー関連用具の種別を1セット化してデータベースに登録記憶しておく。車両用情報提供装置は、出発地を出発するとき、1セット化されたスキー関連用具のタグリーダで検出されないときは、スキー関連用具の一部を積み忘れていることを通知する。同様に、車両用情報提供装置は、例えば目的地としてのスキー場に着いたときの卸し忘れ、当該スキー場から帰るときの積み忘れ、等も通知するものとなっている。
【特許文献1】特開2005−284771号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した車両用情報提供装置は、携行品の車載忘れの防止を図ってたことから、目的地がスキー場であれば、車両にはチェーンや雪道用タイヤなどの装備を忘れることを防止できる。そのため、目的地に向かう経路の途中でチェーン規制などがあっても問題はない。しかしながら、旅行などで積雪の少ない目的地に向かう場合、その経路途中で降雪地が存在すると、チェーンなどを車両の装備品として装備することができないという問題が、従来の車両用情報提供装置にはあった。この問題は、降雨量の少ない目的地に向かうときに、経路上に降雨量の多い地域が存在する場合でも同様に生じる問題であった。該問題を解決するために、運転者に経路上の全ての地域の天気予報等を提供することも考えられるが、利用者がその経路上の全ての地域を検討するのは困難であり、利用者を煩わせてしまうという問題がある。そして、チェーン等の装備品を忘れた場合、チェーン規制などによって目的地に誘導できない可能性も生じてしまう。このように本発明が解決しようとする課題は、上記した問題が一例として挙げられる。
【0004】
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、利用者を煩わせることなく、目的地に至る経路上の天候の変化に対応できる装備品の移動体への装備を支援する装備品確認支援装置、ナビゲーション装置、装備品確認支援システム、等を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の装備品確認支援装置は、移動体の目的地に至る経路に対応した前記移動体の装備品の確認を支援する装備品確認支援装置であって、前記装備品の前記移動体に装備すべき気象条件を示す気象条件情報を記憶する気象条件情報記憶手段と、前記移動体の経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段と、前記取得した経路情報が示す経路上における任意の確認地点の気象情報を複数収集する気象情報収集手段と、前記収集した複数の気象情報に対応した装備品を、前記気象条件情報と前記気象情報に基づいて特定する装備品特定手段と、前記移動体に装備した前記装備品の識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて、前記装備品特定手段が特定した装備品が装備されたか否かを判定する装備判定手段と、前記装備判定手段が装備されていないと判定した前記装備品を報知する報知手段と、を有することを特徴とする。
【0006】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項5記載のナビゲーション装置は、移動体の目的地に至る経路誘導を行うナビゲーション装置において、請求項1〜4の何れか1項に記載の装備品確認支援装置と、前記装備品確認支援装置の経路情報取得手段に出力する前記経路情報を作成する経路情報作成手段と、を有することを特等とする。
【0007】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項6記載の装備品確認支援システムは、請求項1〜4の何れか1項に記載の装備品確認支援装置と、前記装備品に設けられ且つ該装備品の前記識別情報を有する識別部材と、を有する装備品確認支援システムであって、前記装備品確認支援装置の識別情報取得手段が、前記識別部材から前記識別情報を取得する手段であることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明に係る装備品確認支援装置、ナビゲーション装置、装備品確認支援システムの一実施の形態を、図1の基本構成図を参照して以下に説明する。
【0009】
図1において、装備品確認支援装置10は、移動体の目的地に至る経路に対応した前記移動体の装備品の確認を支援する装備品確認支援装置10であって、前記装備品の前記移動体に装備すべき気象条件を示す気象条件情報を記憶する気象条件情報記憶手段D1と、前記移動体の経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段M1と、前記取得した経路情報が示す経路上における任意の確認地点の気象情報を複数収集する気象情報収集手段M2と、前記収集した複数の気象情報に対応した装備品を、前記気象条件情報と前記気象情報に基づいて特定する装備品特定手段M3と、前記移動体に装備した前記装備品の識別情報を取得する識別情報取得手段M4と、前記識別情報取得手段M4が取得した識別情報に基づいて、前記装備品特定手段M3が特定した装備品が装備されたか否かを判定する装備判定手段M5と、前記装備判定手段M5が装備されていないと判定した前記装備品を報知する報知手段M6と、を有している。
【0010】
このような装備品確認支援装置10によれば、気象条件情報記憶手段D1は、利用者等によって予め定められた装備品の移動体に装備すべき気象条件を示す気象条件情報を記憶する。例えば、装備品がチェーンであれば、気象条件は雪というように、利用者が所有する装備品の各々に対して定められる。そして、経路情報取得手段M1は移動体の目的地に至る経路を示す経路情報を取得すると、気象情報収集手段M2はその経路情報が示す経路上の任意に定められた複数の確認地点の気象情報を収集する。装備品特定手段M3は、それらの気象情報に対応した移動体に装備すべき装備品を、気象条件情報と気象情報に基づいて特定する。識別情報取得手段M4は、移動体に搭載した装備品の識別情報を取得すると、装備判定手段M5は、その識別情報に基づいて、前記特定した装備品が装備されたか否かを判定する。そして、報知手段M6は、前記特定した装備品の中で装備されていないと判定された装備品を利用者等に報知する。
【0011】
よって、装備品確認支援装置10は、移動体の目的地までの経路情報を取得し、該経路情報が示す経路上の複数の確認地点の気象情報に基づいて装備すべき装備品を特定し、移動体に該装備品が装備されなかったことを報知するようにしたことから、目的地に向かう経路の途中の天候等にも対応した装備品の装備を支援することができるため、目的地に至る経路上の天候の変化に対応できる装備品を移動体に装備することができる。また、利用者等は経路途中の天候などを意識する必要がないため、利用者等を煩わせることなく、必要な装備品の装備忘れを防止することができる。従って、目的地に至る経路上の天候の変化に対応できる装備品の移動体への装備を支援することができるため、目的地及びその経路途中での天候により通行できない等の問題の発生を防止することができる。
【0012】
また、上述した装備品確認支援装置10は、前記気象情報収集手段M2が、前記確認地点の天気予報を示す天気情報及び前記確認地点の交通情報の少なくとも一方を前記気象情報として取得する手段となっている。
【0013】
このような装備品確認支援装置10によれば、経路上の確認地点に対応した天気情報及び交通情報の少なくとも一方を気象情報として取得するようにしたことから、天気情報を取得すれば、移動体が通過する各確認地点における気象を考慮した装備品を特定でき、また、交通情報を取得すれば、各確認地点のチェーン規制や凍結などを考慮した装備品を特定できるため、装備すべき装備品を特定する精度を向上させることができる。そして、天気情報であれば、各確認地点における天候の変化を考慮することができるため、天候の変化を考慮した装備品を確実に装備させることができる。また、目的地までの到着に長時間を要する場合でも、天候の変化を考慮した装備品を装備させることができる。
【0014】
さらに、上述した装備品確認支援装置10は、前記気象条件情報が、季節と地域に対応した気象条件を示すデータを有し、前記装備品特定手段が、前記取得した経路情報が示す経路上の地域とその季節に対応した気象条件を特定し、該気象条件に対応した前記装備品を特定する手段となっている。
【0015】
このような装備品確認支援装置10によれば、季節と地域に対応した気象条件を有する気象条件情報を記憶しておき、地域とその季節に対応した気象条件で装備すべき装備品を特定するようにしたことから、各確認地点が降雪地や降雨地であれば、その地域に対応した装備品を特定することができるため、季節に対応した地域に適した装備品の装備忘れを防止することができる。
【0016】
また、上述した装備品確認支援装置10は、前記装備判定手段M5が装備されているとの判定に応じて、前記経路情報取得手段M1が取得した経路情報と移動体の現在位置に基づいて、前記移動体を前記目的地に誘導する誘導手段を有している。
【0017】
このような装備品確認支援装置10によれば、経路上の気象に基づいて特定した装備すべき装備品の装備が確認できたときに、前記取得した経路情報に基づいて、移動体を目的地に誘導するようにしたことから、装備品の確認ができた上で誘導を開始することができるので、装備品の装備忘れをより一層確実に防止することができる。
【0018】
次に、ナビゲーション装置は、移動体の目的地に至る経路誘導を行うナビゲーション装置において、図1に示す装備品確認支援装置10と、前記装備品確認支援装置10の経路情報取得手段M1に出力する前記経路情報を作成する経路情報作成手段M7と、を有している。
【0019】
このようなナビゲーション装置によれば、経路情報作成手段M7が移動体の目的地に至る経路情報を作成すると、装備品確認支援装置10は該経路情報が示す経路上の複数の確認地点の気象情報を収集し、該気象情報に基づいて移動体に装備すべき装備品を特定する。そして、装備品確認支援装置10は、移動体に搭載した装備品の識別情報を取得し、該識別情報に基づいて、前記特定した装備品の中から装備されなかった装備品を報知する。よって、目的地に向かう経路の途中の天候等に対応した装備品の装備を支援することができるため、目的地に至る経路上の天候の変化に対応できる装備品を移動体に装備することができる。また、利用者等は経路途中の天候などを意識する必要がないため、利用者等を煩わせることなく、必要な装備品の装備忘れを防止することができる。従って、目的地に至る経路上の天候の変化に対応できる装備品の移動体への装備を支援することができるため、目的地及びその経路途中での天候による問題の発生を防止することができる。
【0020】
次に、図1に示す装備品確認支援システム1は、上述した装備品確認支援装置10と、前記装備品に設けられ且つ該装備品の前記識別情報を有する識別部材20と、を有する装備品確認支援システム1であって、前記装備品確認支援装置10の識別情報取得手段M4が、前記識別部材20から前記識別情報を取得する手段となっている。
【0021】
このような装備品確認支援システム1によれば、移動体に搭載される装備品の各々には、該装備品を示す識別情報を有する識別部材20が装着される。装備品確認支援装置10は取得した経路情報が示す経路上の複数の確認地点の気象情報を収集し、該気象情報に基づいて移動体に装備すべき装備品を特定する。そして、装備品確認支援装置10は、移動体に搭載した装備品の識別情報を取得し、該識別情報に基づいて、前記特定した装備品の中から装備されなかった装備品を報知する。よって、識別部材20が装着された装備品を移動体に搭載するだけで、目的地に向かう経路の途中の天候等に対応した装備品の装備を支援することができるため、目的地に至る経路上の天候の変化に対応できる装備品を移動体に装備することができる。また、利用者等は経路途中の天候などを意識する必要がないため、利用者等を煩わせることなく、必要な装備品の装備忘れを防止することができる。従って、目的地に至る経路上の天候の変化に対応できる装備品の移動体への装備を支援することができるため、目的地及びその経路途中での天候による問題の発生を防止することができる。
【0022】
[実施例]
以下、上述した本発明の装備品確認支援装置、ナビゲーション装置、装備品確認支援システムの実施例を、図1乃至図7の図面を参照して、本発明に関連する構成のみを以下に説明する。
【0023】
図2において、装備品確認支援システム1は、移動体である自動車2に搭載されたナビゲーション装置10と、該自動車2に装備される装備品5に設けられたIC(Integrated Circuit)タグ20と、を有して構成している。そして、ナビゲーション装置10は、図3に示すように、情報センター30との間でインターネット、無線通信等による通信可能な構成となっている。
【0024】
ここで、情報センター30は、データベース31を管理するパーソナル・コンピュータによって構成している。データベース31は、装備品5のID(識別番号)データ、種類データ等の詳細情報を記憶している。データベース31は、位置、地域、等の各々に対応した天気情報と交通情報を有しており、該天気情報及び交通情報は定期的に更新される。天気情報は、該当する場所の最新の天気予報データを有しており、該天気予報データは例えば、時間帯、午前/午後、日付、等に対応している。交通情報は、該当する場所の渋滞や交通規制の有無、凍結、等を示す交通データを有している。そして、情報センター30は、ナビゲーション装置10からの送信要求に応じて、データベース31に格納されている複数の情報の中から、該当する情報を抽出してナビゲーション装置10に送信する機能を有している。
【0025】
次に、ナビゲーション装置10は、図3に示すように、制御部11と、記憶部12と、タグリーダ13と、GPS(global positioning system)受信機14と、出力部15と、通信部16と、操作部17と、を有している。
【0026】
制御部11は、ナビゲーション装置10全体の制御を司る。制御部11は、周知であるマイクロプロセッサユニット(MPU)、DSP(Digital Signal Processor)等が用いられる。そして、制御部11は、上述した図1に示す装備品確認支援装置、ナビゲーション機能、等を実現するための各種プログラム等を、図示しない内蔵メモリに記憶している。
【0027】
詳細には、上述した図1に示す請求項中の経路情報取得手段M1、気象情報収集手段M2、装備品特定手段M3、識別情報取得手段M4、装備判定手段M5、報知手段M6、等の各種手段として制御部11を機能させるための装備品確認支援処理プログラムを内蔵メモリ等に記憶している。そして、制御部11が、装備品確認支援処理プログラムを実行することで、制御部11がそれらの各種手段として機能することになる。即ち、本実施例では、ナビゲーション装置10が図1に示す装備品確認支援装置に相当している。
【0028】
記憶部12は、大容量メモリやハードディスク装置等が任意に用いられ、各種情報を記憶する記録領域を有している。記憶部12は、装備品情報、気象条件情報、経路情報、気象情報、地図情報、等の各種情報を記憶している。
【0029】
装備品情報は、図4に示すように、IDデータと、種別データと、SUBデータと、を有して構成している。そして、IDデータは、情報センター30から取得したIDデータであり、対応する装備品5のICタグ20に記憶される。即ち、該IDデータは、装備品5の識別に用いられる。なお、IDデータは、ナビゲーション装置10等が任意に割り振ることもできる。
【0030】
種別データは、例えばチェーン、スタッドレスタイヤ、傘、防寒着、長靴、レインコート、サングラス、日焼け止め、マスク、目薬、等の装備品5の種別を示すデータとなっている。種別データは、利用者等が所有する装備品5中から装備すべき装備品5として登録した種別が設定される。SUBデータは、種別データが示す同一の種別に対してユニークに割り振られたデータとなっており、IDデータに同一の番号を割り振ることを可能としている。本実施例ではSUBデータが1,2,・・・等のユニークな番号とした場合について説明するが、SUBデータを装備品情報のデータ構造から削除する実施例とすることもできる。
【0031】
気象条件情報は、装備品5の自動車2に装備すべき気象条件を示す情報となっている。本実施形態の気象条件情報は、図5に示すように、種別データ、天気データ、季節データ、場所データ、交通データ、等を有するデータ構造となっている。種別データは、上述した装備品情報の種別データと同一の種別が設定される。天気データは、種別データの各々に対応し且つ利用者等によって設定された天気データとなっている。例えば、種別がチェーンに対応した天気データには「雪」、種別が傘に対応した天気データには「雪or雨」、種別が長靴に対応した天気データには「雪・台風」、種別がサングラスに対応した天気データには「快晴、真夏日」、種別がマスクに対応した天気データには「花粉情報」がそれぞれ設定される。
【0032】
季節データは、種別データの各々に対応し且つ利用者等によって気象条件として設定された季節データとなっている。例えば、種別がチェーンに対応した季節データには「冬」、種別が傘に対応した天気データには「all」、種別がサングラスに対応した天気データには「夏」、種別がマスクに対応した天気データには「春」がそれぞれ設定される。
【0033】
場所データは、該当する種別データの各々に対応し且つ利用者等によって気象条件として設定された降雪地、降雪・降雨地などの場所データとなっている。該場所データ及び季節データは、目的地に長期間にわたって滞在するときに前記天気情報が反映できない場合でも、目的地が雪のよく降る場所、雪の降る時期等を考慮した気象条件の設定を可能としている。
【0034】
交通データは、該当する種別データの各々に対応し且つ利用者等によって気象条件として設定されたチェーン規制、凍結、などの交通データとなっている。本実施例の交通データは、種別データがチェーン、スタッドレスタイヤに対して交通データとしてチェーン規制、凍結を設定することで、気象条件を補足している。
【0035】
ナビゲーション装置10は、利用者等によって登録処理が要求されると、情報センター30から複数の種別データを取得して種別一覧を作成する。ナビゲーション装置10は、その種別一覧から種別を利用者等に選択させ、当該種別に対応した前記気象条件情報を入力・選択させるための選択画面を出力部15に表示させる。ナビゲーション装置10は、その選択画面で入力された入力データに基づいて、前記装備品情報及び前記気象条件情報を作成して記憶部12に記憶する。また、前記装備品情報のIDデータは、無線通信、リーダライタ等によってICタグ20に記憶される。
【0036】
また、経路情報は、制御部11がナビゲーション機能の経路情報作成処理を実行することで、計算されたルートを示すように経路情報が作成されて記憶部12に記憶される。経路情報は、公知であるように、利用者が指定した目的地までの経路を示す経路データ、経由地点データ等を有している。地図情報は、複数のスケールで任意の箇所の地図を表示するための情報となっている。よって、制御部11が経路情報作成処理を実行することで、制御部11は図1に示す請求項中の経路情報作成手段M7として機能することになる。そして、ナビゲーション装置10は、制御部11が経路誘導処理を実行することで、GPS受信機14で検出した位置情報と該経路情報とを現在位置に対応した地図上に重畳して出力部15に表示して、利用者を目的地まで誘導する。
【0037】
経路情報は、図6に示すように、複数の確認地点P1〜P7の各々を示す位置情報を有している。そして、確認地点P1が出発地、経路検索の開始地点、確認地点P7が目的地、それ以外が経由地点をそれぞれ示している。本実施形態では、ナビゲーション装置10が、確認地点P1〜P7を経路情報が示す経路R上における気象を確認すべき地点とし、各確認地点P1〜P7の天気情報及び交通情報を情報センター30から収集する場合について説明する。これに代えて、経路Rを出発地から目的地に向かって辿り、所定の距離毎に確認地点を定める、地図上の地名、位置等に基づいて定める、運転者等に定めさせる、など種々異なる実施例とすることもできる。
【0038】
気象情報は、情報センター30から取得する天気情報及び交通情報の少なくとも一方に基づいて作成される。気象情報は、前記確認地点P1〜P7等の各々の気象を特定するための情報となっている。本実施例の気象情報は、前記天気情報の天気予報データと、前記交通情報の交通データと、を有して構成している。なお、気象情報は、天気予報データ及び交通データの少なくとも一方を有する構成とすることもできる。
【0039】
タグリーダ13は、図示はしていないが、ICタグ20との無線交信を行うための送受信部と、ICタグ20との交信及び識別情報の受信等の制御を行うための情報処理部と、情報処理部のプログラム、データ等を記憶するメモリとを有して構成している。タグリーダ13の本体又はそのアンテナは、図2に示すように、自動車2の車内に持ち込まれた装備品5のICタグ20と通信が可能なように、ナビゲーション装置10の外部の自動車2の車内の所望の位置に設けられている。そして、タグリーダ13はICタグ20が接近して無線交信を行い、IDなどの識別情報を受信すると、該識別情報を制御部11に出力している。また、タグリーダ13の通信範囲は、自動車2のトランク内も通信範囲となることが好ましいため、タグリーダ13の性能等に応じて、アンテナを車内とトランク内に設けるなど種々異なる実施形態とすることができる。
【0040】
GPS受信機14は、公知であるように、GPS衛星群を形成する複数の人工衛星が発射する電波を受信して、このGPS受信機14の現在の位置情報を求め、この現在の位置情報を制御部11にインタフェース(図示せず)を介して出力する。そして、制御部11は、入力された位置情報を記憶部12に時系列的に記憶して格納する。なお、位置情報は、GPS受信機14が検出した時点の車両の位置を示す緯度、経度、検出日時等の各種データを有している。
【0041】
出力部15は、自動車100のインストルメントパネルに利用者から目視可能なように設けられた表示装置とスピーカーとアンプとを有している。そして、表示装置は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)素子等の各種表示装置が用いられる。そして、出力部15は、例えば順路を誘導するための順路誘導画面等を表示するための各種情報や装備されていない装備品5を報知するための報知情報を、制御部11からの要求に応じて利用者等に出力する。
【0042】
通信部16は、制御部11によって制御され、上述した情報センター30や他のナビゲーション装置10の各通信装置との間で通信を行う。通信部16は、アンテナ(図示せず)を介して受信した無線信号を復調して制御部11に出力すると共に、制御部11から入力された信号を変調して前記アンテナを介して送出する。
【0043】
操作部17は、計算条件やルート設定等の指令入力用の各種キースイッチを有している。より具体的には、出力部15に表示された地図画像上の所望の位置にカーソルを移動させる矢印キーや、確認又は画定入力を行うエンターキー、メニュー選択キー等を有している。
【0044】
次に、ICタグ20は、公知であるように、非接触型ICタグとなっている。ICタグ20は、図3に示すように、上述したナビゲーション装置10との間で無線交信を行う送受信部21と、ナビゲーション装置10との交信及び各種情報の送信等の制御を行う制御部22と、この制御部22の動作を規定するプログラムや、装備品5に割り振られたID等の識別情報を格納する格納エリアを有するメモリ23と、を有している。ICタグ20の制御部22は、タグリーダ13からの送信要求を受けると、メモリ23に記憶している識別情報を送受信部21からナビゲーション装置10に送出させる。なお、ICタグ20として接触型ICタグを用いる場合は、ナビゲーション装置10はそれに対応するタグリーダ13を用いることで実現することができる。
【0045】
次に、ナビゲーション装置10の制御部11が実行する装備品確認支援処理の一例を、図7に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
【0046】
制御部11は、装備品確認支援処理プログラムを実行すると、ステップS11において、ナビゲーション機能によって目的地の設定操作があったか否かを判定する。なお、設定操作の有無の判別方法としては、例えば、設定操作有無フラグ、経路情報の有無などに基づいて判定する。そして、制御部11は、設定操作がなかったと判定した場合(S11でN)、この処理を終了する。一方、制御部11は、設定操作があったと判定した場合(S11でY)、ステップS12の処理に進む。
【0047】
制御部11は、ステップS12において、記憶部12の前記経路情報を取得し、ステップS13において、前記経路情報から確認地点を特定して内部メモリ等に記憶し、その後ステップS14の処理に進む。
【0048】
制御部11は、ステップS14において、前記特定した複数の確認地点の各々の位置情報と天気情報の送信要求との情報センター30への送信を通信部16に要求する。これにより、通信部16は、複数の位置情報と天気情報の送信要求を情報センター30に送信する。そして、制御部11は、通信部16を介して情報センター30から受信した天気情報を気象情報として収集し、前記確認地点の各々に関連付けて内蔵メモリ等に記憶し、その後ステップS15の処理に進む。
【0049】
制御部11は、ステップS15において、前記特定した複数の確認地点の各々の位置情報と交通情報の送信要求との情報センター30への送信を通信部16に要求する。これにより、通信部16は、複数の位置情報と交通情報の送信要求を情報センター30に送信する。そして、制御部11は、通信部16を介して情報センター30から受信した交通情報を前記気象情報として収集し、前記確認地点の各々に関連付けて内蔵メモリ等に記憶し、その後ステップS16の処理に進む。
【0050】
制御部11は、ステップS16において、複数の確認地点に対応して収集した気象情報と気象条件情報とを比較して、装備すべき装備品5を特定し、該特定した装備品5を示すIDデータ等を装備対象IDデータとして記憶部12に記憶し、その後ステップS17に進む。これにより、自動車2に搭載すべき装備品5が図4に示す複数の装備品情報の中から特定されることになる。
【0051】
ここで、装備品5の特定方法の一例は、複数の天気情報の天気予報データの中で、気象条件情報の天気データに該当する項目があるか否かを判定する。詳細には、天気予報データが「雪」の場合、「雪」を有する天気データを気象条件情報の中から特定し、該天気データに対応する種別データが示す装備品5を装備すべき装備品5として特定する。また、季節データと場所データに着目する場合、位置情報と季節データ等に対応した地域情報を情報センター30等から取得する。そして、地域情報が「降雪地」、「降雪・降雨地」を示している時は、それに対応する種別データを気象条件情報から抽出し、該種別データが示す装備品5を装備すべき装備品5として特定する。なお、地域情報の一例としては、指定された位置情報に対応した地域の気象特徴を示す情報として構成する。さらに、交通情報に基づいて特定する場合、情報センター30から取得した交通情報に「チェーン規制」や「凍結」が設定されていると、これらと一致する交通データを気象条件情報の中から特定し、それに対応する種別データを気象条件情報から抽出し、該種別データが示す装備品5を装備すべき装備品5として特定する。また、情報センター30からの天気情報と交通情報とに基づいた特定を行う場合、全ての条件を満たす、又は、条件の一部を満たす種別データを特定し、該種別データが示す装備品5を装備すべき装備品5として特定する。
【0052】
次に、制御部11は、ステップS17において、識別情報取得処理を実行することで、タグリーダ13がICタグ20から受信した識別情報をタグリーダ13から取得し、これらの識別情報を内蔵メモリ等に記憶し、その後ステップS18の処理に進む。なお、識別情報取得処理は、1又は複数の識別情報をタグリーダ13から取得するための処理プログラムであり、例えば、装備品5の積み込み終了の入力、装備品5の確認要求の入力、等に応じて次の処理へ進むことを前提としている。
【0053】
制御部11は、ステップS18において、前記取得した識別情報のIDデータと前記特定した装備品5を示す装備対象IDデータとを比較し、全ての装備対象IDデータに対応する識別情報があるか否かを判定する。制御部11は、該判定結果に基づいて、装備忘れがあるか否かを判定する。
【0054】
制御部11は、装備忘れがあると判定した場合(S18でY)、ステップS19において、識別情報のIDデータと一致しなかった装備対象IDデータを特定し、該装備対象IDデータが示す装備品5を報知するための報知情報を作成する。制御部11は、該報知情報の出力を出力部15に要求し、その後処理を終了する。そして、出力部15は報知情報を表示装置に表示する、又は、音声により装備忘れを報知する。
【0055】
一方、制御部11は、装備忘れがないと判定した場合(S18でN)、ステップS20において、前記経路誘導処理を起動して、目的地までの誘導を開始させ、その後処理を終了する。
【0056】
以上説明した図7に示す装備品確認支援処理を制御部11が実行することで、上述した図1に示す請求項中の経路情報取得手段M1、気象情報収集手段M2、装備品特定手段M3、識別情報取得手段M4、装備判定手段M5、報知手段M6として機能することになる。そして、図7に示すフローチャート中のステップS12が経路情報取得手段M1、ステップS14及びS15が気象情報収集手段M2、ステップS16が装備品特定手段M3、ステップS17が識別情報取得手段M4、ステップS18が装備判定手段M5、ステップS19が報知手段M6にそれぞれ相当している。
【0057】
次に、上述した構成の装備品確認支援システム1におけるナビゲーション装置10の動作(作用)の一例を、以下に説明する。
【0058】
まず、利用者は自動車2に装備する装備品5に、前記識別情報をメモリ23に記憶したICタグ20を装着する。そして、該識別情報に対応した前記装備品情報がナビゲーション装置10に登録される。また、ナビゲーション装置10は、前記気象条件情報を作成して記憶部12に予め記憶する。
【0059】
ナビゲーション装置10は、利用者によって目的地までの誘導が要求されると、自動車2の現在位置と目的地の位置に基づいて、図6に示す経路Rを算出して経路情報を作成する。ナビゲーション装置10は、その経路情報から経路R上の確認地点P1〜P7を特定し、これらの確認地点P1〜P7の各々に対応した気象情報を構成する天気情報及び交通情報を情報センター30から収集する。
【0060】
ナビゲーション装置10は、各確認地点P1〜P7の気象情報と記憶部12の気象条件情報との比較結果に基づいて、複数の装備品情報の中から装備すべき装備品5を特定し、装備対象IDデータを記憶部12に記憶する。これにより、確認地点P1から目的地である確認地点P7に至る経路Rに対応した装備品5が特定されたことになる。その後、ナビゲーション装置10は、自動車2に装備された装備品5のICタグ20から識別情報を取得すると、該識別情報に基づいて、装備対象IDデータが示す装備品5が装備されたか否かを判定する。
【0061】
ナビゲーション装置10は、装備すべき装備品5の全てが装備されていると判定した場合、経路誘導を開始する。一方、ナビゲーション装置10は、装備すべき装備品5に装備忘れがあると判定した場合、忘れた装備品5を利用者に対して出力部15によって報知する。これにより、利用者は装備し忘れた装備品5を確認することができる。例えば、経路Rの途中に降雪地が存在する場合、地理に疎い利用者であっても、ナビゲーション装置10はその確認地点の天気、季節、地域的な特徴、等によってチェーンやスタッドレスタイヤ等の装備品5の装備忘れを確認し、装備忘れしている場合は報知する。よって、利用者は経路Rの途中で降雪があっても、降雪の対処を行って目的地に向かうことができる。
【0062】
また、ナビゲーション装置10は、季節が春の時には、情報センター30から取得した天気情報が「花粉情報」であった場合、「マスク」、「目薬」等を装備すべき装備品5として特定する。そして、ナビゲーション装置10は、それらの装備品5が装備されないと、利用者に装備忘れを報知する。これにより、経路Rの途中で花粉が多い地域を走行する場合、利用者等はマスク、目薬により対処することができる。
【0063】
以上説明した装備品確認支援システム1によれば、自動車2に搭載される装備品5の各々には、該装備品5を示す識別情報を有するICタグ20が装着される。そして、ナビゲーション装置10は取得した経路情報が示す経路R上の複数の確認地点P1〜P7の気象情報を収集し、該気象情報に基づいて自動車2に装備すべき装備品5を特定する。そして、ナビゲーション装置10は、自動車2に搭載した装備品5の識別情報を取得し、該識別情報に基づいて、前記特定した装備品5の中から装備されなかった装備品5を報知する。よって、ICタグ20が装着された装備品5を自動車2に搭載するだけで、目的地に向かう経路Rの途中の天候等に対応した装備品5の装備を支援することができるため、目的地に至る経路R上の天候の変化に対応できる装備品5を自動車2に装備することができる。また、利用者等は経路Rの途中の天候などを意識する必要がないため、利用者等を煩わせることなく、必要な装備品5の装備忘れを防止することができる。従って、目的地に至る経路R上の天候の変化に対応できる装備品5の自動車2への装備を支援することができるため、目的地及びその経路途中での天候による問題の発生を防止することができる。
【0064】
また、ナビゲーション装置10によれば、経路R上の確認地点P1〜P7に対応した天気情報及び交通情報の少なくとも一方を気象情報として取得するようにしたことから、天気情報を取得すれば、移動体が通過する各確認地点P1〜P7における気象を考慮した装備品を特定でき、また、交通情報を取得すれば、各確認地点P1〜P7のチェーン規制や凍結などを考慮した装備品5を特定できるため、装備すべき装備品5を特定する精度を向上させることができる。そして、天気情報であれば、各確認地点P1〜P7における天候の変化を考慮することができるため、天候の変化を考慮した装備品5を確実に装備させることができる。また、目的地までの到着に長時間を要する場合でも、天候の変化を考慮した装備品5を装備させることができる。
【0065】
さらに、ナビゲーション装置10によれば、季節と地域に対応した気象条件を有する気象条件情報を記憶しておき、地域とその季節に対応した気象条件で装備すべき装備品5を特定するようにしたことから、各確認地点P1〜P7が降雪地や降雨地であれば、その地域に対応した装備品を特定することができるため、季節に対応した地域に適した装備品5の装備忘れを防止することができる。
【0066】
また、ナビゲーション装置10によれば、経路R上の気象に基づいて特定した装備すべき装備品5の装備が確認できたときに、前記取得した経路情報に基づいて、自動車2を目的地に誘導するようにしたことから、装備品5の確認ができた上で誘導を開始することができるので、装備品5の装備忘れをより一層確実に防止することができる。
【0067】
なお、上述した実施例では、本発明の装備品確認支援装置がナビゲーション装置10である場合について説明した。これに代えて、装備品確認支援装置を自動車2のオーディオ装置、ETC(electronic toll collection system)車載器、オーディオ装置、等の各種車載装置によって実現することもできる。
【0068】
また、上述した実施例では、本発明の識別部材をICタグ20とした場合について説明した。これに代えて、識別部材をバーコードとし、スキャナで読み取るなど種々異なる実施形態とすることができる。
【0069】
さらに、上述した実施例では、移動体が自動車2である場合について説明した。これに代えて、移動体を例えば原動機付き自転車、人間、等とすることもできる。そして、移動体が人間の場合は、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)等で装備品確認支援装置を実現し、装備品を鞄やリュックサック等に装備するものとする。
【0070】
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明に係る装備品確認支援装置、及び、装備品確認支援システムの基本構成を示す構成図である。
【図2】装備品確認支援システムの概略構成を示すシステム構成図である。
【図3】図2に示す装備品確認支援装置及び識別部材の構成を示す構成図である。
【図4】装備品情報のデータ構造の一例を説明するための図である。
【図5】気象条件情報のデータ構造の一例を説明するための図である。
【図6】目的地と確認地点と経路の関係の一例を説明するための図である。
【図7】図3中の装備品確認支援装置の制御部が実行する装備品確認支援処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0072】
1 装備品確認支援システム
2 移動体(自動車)
5 装備品
10 装備品確認支援装置(ナビゲーション装置)
20 識別部材(ICタグ)
30 情報センター
D1 気象条件情報記憶手段
M1 経路情報取得手段
M2 気象情報収集手段
M3 装備品判定手段
M4 識別情報取得手段
M5 装備判定手段
M6 報知手段
M7 経路情報作成手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体の目的地に至る経路に対応した前記移動体の装備品の確認を支援する装備品確認支援装置であって、
前記装備品の前記移動体に装備すべき気象条件を示す気象条件情報を記憶する気象条件情報記憶手段と、
前記移動体の経路を示す経路情報を取得する経路情報取得手段と、
前記取得した経路情報が示す経路上における任意の確認地点の気象情報を複数収集する気象情報収集手段と、
前記収集した複数の気象情報に対応した装備品を、前記気象条件情報と前記気象情報に基づいて特定する装備品特定手段と、
前記移動体に装備した前記装備品の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて、前記装備品特定手段が特定した装備品が装備されたか否かを判定する装備判定手段と、
前記装備判定手段が装備されていないと判定した前記装備品を報知する報知手段と、
を有することを特徴とする装備品確認支援装置。
【請求項2】
前記気象情報収集手段が、前記確認地点の天気予報を示す天気情報及び前記確認地点の交通情報の少なくとも一方を前記気象情報として取得する手段であることを特徴とする請求項1に記載の装備品確認支援装置。
【請求項3】
前記気象条件情報が、季節と地域に対応した気象条件を示すデータを有し、
前記装備品特定手段が、前記取得した経路情報が示す経路上の地域とその季節に対応した気象条件を特定し、該気象条件に対応した前記装備品を特定する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の装備品確認支援装置。
【請求項4】
前記装備判定手段が装備されているとの判定に応じて、前記経路情報取得手段が取得した経路情報と移動体の現在位置に基づいて、前記移動体を前記目的地に誘導する誘導手段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の装備品確認支援装置。
【請求項5】
移動体の目的地に至る経路誘導を行うナビゲーション装置において、
請求項1〜4の何れか1項に記載の装備品確認支援装置と、
前記装備品確認支援装置の経路情報取得手段に出力する前記経路情報を作成する経路情報作成手段と、
を有することを特等とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項1〜4の何れか1項に記載の装備品確認支援装置と、前記装備品に設けられ且つ該装備品の前記識別情報を有する識別部材と、を有する装備品確認支援システムであって、
前記装備品確認支援装置の識別情報取得手段が、前記識別部材から前記識別情報を取得する手段であることを特徴とする装備品確認支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−146453(P2010−146453A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−325329(P2008−325329)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】