説明

記録装置

【課題】放送番組における見所のみを、より好適に記録することができる記録装置を提供する。
【解決手段】HDDレコーダ100において、音声信号検出手段(CPU111、音声信号検出プログラム114d等)は、周波数解析手段(CPU111、周波数解析プログラム115c等)による解析に基づいて音声信号の中から所定周波数帯の音声信号を検出し、特定語句抽出手段(CPU111、特定語句抽出プログラム115e等)は、音声信号検出手段により検出された所定周波数帯の音声信号の中から特定語句を抽出し、編集手段(CPU111、編集プログラム115f等)は、記録手段(磁気ディスク81)に記録された放送番組データのうち、特定語句抽出手段により特定語句が抽出された時点を含む、特定語句が抽出された時点の前後所定時間の放送番組データのみを残して他の部分の放送番組データを削除する編集を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送番組等の所定のコンテンツのうち、特定シーンのみの記録を行う記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば、サッカーの試合中継におけるゴールシーンのみを視聴したいというように、テレビジョン放送番組のうちの見所のみを録画したいという視聴者の要求がある。
【0003】
テレビジョン放送番組の一部のみを記録する記録装置としては様々なものが開発されているが、例えば、特許文献1には、受信音声のモードによる識別信号を参照して録画録音部への録音の作動あるいは一時停止を制御することにより、希望する本編のみを選択的に録画および録音することができるテレビジョン放送録画録音用ビデオ装置が提案されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では本編のみを選択的に記録することは可能であるが、本編中の特定シーン等の、より狭い範囲のみを記録することはできず、特定のシーンのみを録画したいという視聴者のニーズに応えることはできないという問題があった。
そこで、例えば、特許文献2には、使用者の声による入力と同音同義の語句を検出し、その語句以降の放送内容を録音又は録画する情報入出力装置が提案されている。
また、例えば、特許文献3には、指定されたキーワードを発生する音声信号を検出し、検出時刻を基に、映像信号の一部区間の映像信号を記録することにより、所望の映像を記録することができる映像記録装置が提案されている。
また、例えば、特許文献4には、音声認識手段により認識された言葉と記憶手段に記憶された言葉を比較し、一致した場合に、映像信号及び音声信号を記録する映像音声信号記録装置が開示されている。
さらに、例えば、特許文献5には、一定時間の音声信号のデータをメモリーに蓄え、使用者が予め指定してメモリーに蓄えたデータと入力される音声信号のデータを比較器により逐次照合し、その比較器の出力信号が供給されるVTRのシステムをコントロールするマイコンによって記録の開始・中断を制御することにより、二ヶ国語またはステレオ放送の識別信号に依らず、使用者が自主的に指定した所望の内容を記憶することができる磁気記録装置が開示されている。
【特許文献1】特開平2−49246号公報
【特許文献2】実開平4−133300号公報
【特許文献3】特開平11−46343号公報
【特許文献4】特開平3−120647号公報
【特許文献5】特開平5−282737号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これら特許文献2〜5の技術によれば、番組中の特定語句の検出に基づいて、放送番組の一部のみを記録することが可能となる。しかしながら、放送番組によっては、特定語句が発せられるシーンのみならず、その前後のシーンも見所となる場合があるため、特許文献2〜5の技術では、見所を完全に録画することができないという問題があった。また、特定語句は、見所でないシーンで発せられる場合もあるため、特許文献2〜5の技術では、見所でないシーンも録画されてしまうという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、コンテンツにおける見所のみを、より好適に記録することができる記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、放送番組データの記録を行う記録装置において、
入力される放送番組データと時間情報とを対応付けて逐次記録する記録手段と、
前記放送番組データに含まれる音声信号の周波数を解析する周波数解析手段と、
前記周波数解析手段による解析に基づいて、前記音声信号の中から所定周波数帯の音声信号を検出する音声信号検出手段と、
前記音声信号検出手段により検出された前記所定周波数帯の音声信号の中から特定語句を抽出する特定語句抽出手段と、
前記記録手段に記録された前記放送番組データのうち、前記特定語句抽出手段により前記特定語句が抽出された時点を含む、前記特定語句が抽出された時点の前後所定時間の放送番組データのみを残して他の部分の放送番組データを削除する編集を行う編集手段と、
予め用意された複数の設定候補語句の中から一又は複数の語句を選択することにより、前記特定語句を設定する特定語句設定手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、音声信号を含むコンテンツデータの記録を行う記録装置において、
入力されるコンテンツデータと時間情報とを対応付けて逐次記録する記録手段と、
前記コンテンツデータに含まれる前記音声信号の周波数を解析する周波数解析手段と、
前記周波数解析手段による解析に基づいて、前記音声信号の中から所定周波数帯の音声信号を検出する音声信号検出手段と、
前記音声信号検出手段により検出された前記所定周波数帯の音声信号の中から特定語句を抽出する特定語句抽出手段と、
前記記録手段に記録された前記コンテンツデータのうち、前記特定語句抽出手段により前記特定語句が抽出された時点を含む、前記特定語句が抽出された時点の前後所定時間のコンテンツデータのみを残して他の部分のコンテンツデータを削除する編集を行う編集手段と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の記録装置において、予め用意された複数の設定候補語句の中から一又は複数の語句を選択することにより、前記特定語句を設定する特定語句設定手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、記録手段は、入力される放送番組データと時間情報とを対応付けて逐次記録し、周波数解析手段は、放送番組データに含まれる音声信号の周波数を解析し、音声信号検出手段は、周波数解析手段による解析に基づいて、音声信号の中から所定周波数帯の音声信号を検出する。また、特定語句抽出手段は、音声信号検出手段により検出された所定周波数帯の音声信号の中から特定語句を抽出し、編集手段は、記録手段に記録された放送番組データのうち、特定語句抽出手段により特定語句が抽出された時点を含む、特定語句が抽出された時点の前後所定時間の放送番組データのみを残して他の部分の放送番組データを削除する編集を行う。従って、放送番組における見所のみを、より好適に記録することができる記録装置を提供することができる。
また、特定語句設定手段は、予め用意された複数の設定候補語句の中から一又は複数の語句を選択することにより、特定語句を設定するので、より簡単に特定語句を設定することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、記録手段は、入力されるコンテンツデータと時間情報とを対応付けて逐次記録し、周波数解析手段は、コンテンツデータに含まれる音声信号の周波数を解析し、音声信号検出手段は、周波数解析手段による解析に基づいて、音声信号の中から所定周波数帯の音声信号を検出する。また、特定語句抽出手段は、音声信号検出手段により検出された所定周波数帯の音声信号の中から特定語句を抽出し、編集手段は、記録手段に記録されたコンテンツデータのうち、特定語句抽出手段により特定語句が抽出された時点を含む、特定語句が抽出された時点の前後所定時間のコンテンツデータのみを残して他の部分のコンテンツデータを削除する編集を行う。
従って、放送番組における見所のみを、より好適に記録することができる記録装置を提供することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特定語句設定手段は、予め用意された複数の設定候補語句の中から一又は複数の語句を選択することにより、特定語句を設定するので、より簡単に特定語句を設定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら、詳細に説明する。
本実施形態では、記録装置として、磁気ディスクに対する記録を行うHDD(Hard Disc Drive;固定磁気ディスクドライブ)レコーダを例に説明する。
【0014】
本実施形態のHDDレコーダ100は、図1に示すように、放送番組データ(コンテンツデータ)としての音声・映像信号を、記録手段としての磁気ディスク81に記録するとともに、当該磁気ディスク81に記録された放送番組データの再生を行う装置本体1と、ユーザが各種指示を入力することにより装置本体1を操作するためのキー入力部2と、を備えて構成されている。キー入力部2は、例えば、装置本体1を遠隔操作するためのリモートコントロール装置(以下、リモコンという。)である。また、装置本体1には、テレビジョン受像機200等の外部装置が接続されており、磁気ディスク81に記録された放送番組データは、当該テレビジョン受像機200に出力されることとなる。
【0015】
本実施形態では、例えば、HDDレコーダ100により、サッカーの試合中継の見所を録画する場合について説明する。
サッカーの試合中継の見所は、例えば、ゴールシーンの前後数分間である。本HDDレコーダ100は、放送番組データを構成する音声信号の周波数を検出することにより、観客の歓声を検出し、さらに、歓声の検出中に「ゴール」という特定語句を検出することによりゴールシーンの前後数分間(例えば、前後3分間)のみの録画を実現する。従って、見所でないゴールシーン以外の場面で「ゴール」という語句が発声された場合であっても、当該見所でないシーンを録画することがなくなるとともに、「ゴール」という語句が発声されるまでの展開やそれ以降のシーンも録画することが可能となって、サッカーの試合中継の見所であるゴールシーンを完全に録画することができる。
【0016】
次に、本実施形態におけるHDDレコーダ100の要部構成について説明する。
本HDDレコーダ100は、装置本体1内に、テレビジョン放送信号である音声・映像信号を受信して、当該音声・映像信号のうちから所定の放送チャンネルの放送番組データを選局するチューナ3と、チューナ3から入力された放送番組データに対して所定の圧縮処理を行うエンコーダ部4と、チューナ3から入力される音声信号の周波数を解析する周波数解析部5と、チューナ3から入力される所定周波数帯の音声信号から特定語句を検出する音声認識部6と、放送番組データの入出力を制御して、エンコーダ部4から入力された放送番組データをディスクドライブ部8に供給するとともに、ディスクドライブ部8から取り込んだ放送番組データをデコーダ部9に供給するデータプロセッサ7と、磁気ディスク81に対して放送番組データの記録及び再生を行うディスクドライブ部8と、ディスクドライブ部8から出力された放送番組データに所定の伸張処理を行うデコーダ部9と、リモコン等のキー入力部2から送信される入力操作信号を受信するとともに、当該入力操作信号を制御部11に出力するリモコン信号受光部10と、装置本体1全体を統括制御する制御部11と、等を備えて構成され、各部は制御バス12により接続されている。
【0017】
チューナ3は、例えば、図示は省略するが、高周波増幅回路と、局部発振回路及び混合回路から成る周波数変換回路と、を備えて構成されており、アンテナ等により入力されたデジタルテレビジョン放送信号(RF信号)と、局部発振回路から出力される局部発振信号とを混合回路により混合し、当該放送信号の周波数を選局するための制御部11からの制御出力に応じて、特定周波数帯のテレビジョン放送信号を受信する。そして当該受信したテレビジョン放送信号に所定の処理を行うことによりTS(トランスポートストリーム)に変換してエンコーダ部4に出力する。
【0018】
エンコーダ部4は、例えば、ビデオエンコーダ41と、オーディオエンコーダ42と、フォーマッタ43と、等を備えて構成されている。
ビデオエンコーダ41は、映像信号をMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)方式に従って圧縮する。具体的には、ビデオエンコーダ41は、映像信号に対して、DCT(Discrete Cosine Transform)、再量子化、動き補償、可変長符号化、及び多重化等の各種処理を行うことで、情報量の圧縮を行う。
オーディオエンコーダ42は、例えば、音声信号をドルビーAC3(Dolby Audio Compression 3)方式に従って圧縮する。この方式を採用したオーディオエンコーダ42は、音声データをMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)により一旦各サンプリング期間毎に周波数成分に変換して、再量子化、ビット数割り当て等の処理を行うことで、情報量の圧縮を行う。当該オーディオエンコーダ42においてエンコードされた音声信号は、フォーマッタ43に出力される。
フォーマッタ43は、ビデオエンコーダ41から入力される映像データ及びオーディオエンコーダ42から入力される音声データに対してストリーム合成を行い、ディスクドライブ部8において磁気ディスク81に書き込み可能なファイル形式に変換して、データプロセッサ7に供給する。
【0019】
周波数解析部5は、例えば、チューナ3から入力された音声信号を図示しないメモリに所定区間毎に一旦蓄積し、蓄積音声データを周波数変換して周波数を解析し、解析結果を制御部11に出力する。具体的には、周波数解析部5は、音声データに対して平均化処理又は間引き処理を行った後に、FFT(高速フーリエ変換処理;Fast Fourier Transform)等による周波数解析を行う。
【0020】
音声認識部6は、例えば、音響辞書61と、特定の単語のパターンが登録された言語パターン辞書62と、を備え、入力された音声信号を解析して、人間の声をテキストデータに変換して、特定語句を検出する。当該音声認識部6は、周波数解析部5において周波数変換された音声信号の音響特徴を音響辞書61に基づいて抽出し、抽出した音響特徴を基に、言語パターン辞書62に登録された語句を検索して、検出結果を制御部11に出力する。
ここで、本実施形態において音声認識部6において検出される特定語句は、後述する特定語句設定プログラム115aの実行により、予めROM115に記憶された複数の設定候補語句の中からユーザにより選択されて設定される語句であり、例えば、「ゴール」という語句等である。
【0021】
データプロセッサ7は、例えば、バッファメモリ71を備え、CPU111からの制御出力に基づいて、ディスクドライブ部8に対する音声・映像データの入出力経路を設定し、データの読み出し/書き込み等、データの入力及び出力を制御する。
具体的には、データプロセッサは、例えば、エンコーダ部4から入力された放送番組データに対して、誤り訂正等の処理を行い、一旦バッファメモリ71に貯めた後に、CPU111からの制御出力に応じてディスクドライブ部8に出力するとともに、ディスクドライブ部8から読み込んだ放送番組データに対して、誤り訂正等の処理を行い、一旦バッファメモリ71に貯めた後に、CPU111からの制御出力に応じてデコーダ部9に出力する。
【0022】
ディスクドライブ部8は、例えば、内蔵された磁気ディスク81と、磁気ディスク81に対するデータの記録或いは磁気ディスク81に記録されたデータの読み出しを行う磁気ヘッド82と、磁気ディスク81を回転駆動させるスピンドルモータ83と、磁気ヘッド82を磁気ディスク81の半径方向に移動させるためのアクチュエータ84と、等を備えて構成され、磁気ヘッド82と磁気ディスク81との間には、電流を供給することにより磁界を発生する微小な隙間が設けられている。磁気ディスク81は、図示しないアルミ基板やガラス基板等のディスク基板、下地層、磁性層、保護膜、潤滑剤から構成されており、両面に情報の記録ができるようになっている。ディスクドライブ部8は、高速に回転させた磁気ディスク81上に、アクチュエータ84により磁気ヘッド82を移動させて、データの読み書きを行う。
【0023】
ディスクドライブ部8に内蔵された磁気ディスク81のデータ構造について、図2を参照しながら、さらに詳しく説明する。
磁気ディスク81は、磁気ディスク81の半径方向に放射状に埋め込まれたサーボデータ領域と、ユーザデータ領域と、を備えて構成されている。サーボデータ領域は、トラック番号と、セクタ番号と、バースト信号とから構成されており、ディスクドライブ部8は、書き込み命令と書き込み先のアドレスを受け取ると、当該サーボデータに基づいて磁気ヘッド82の現在位置を特定し、目的のアドレスに磁気ヘッド82を移動してデータを書き込む。ユーザデータ領域は、ヘッダ領域及びコンテンツ領域を含む構成となっており、ヘッダ領域には、プリアンブルや、シンクマーク、エラー訂正符号等の他、タイトル情報、ジャンル情報、時間情報としての録画時間情報等のデータが格納され、コンテンツ領域には、記録の対象となる放送番組データが格納される。
【0024】
デコーダ部9は、例えば、分離部91と、ビデオデコーダ92と、オーディオデコーダ93と、D/A変換部94と、等を備えて構成されている。
分離部91は、ディスクドライブ部8からデータプロセッサ7を介して出力された放送番組データを映像データ、音声データ、副映像データ等の複数のストリームに分離する。
ビデオデコーダ92は、分離部91から入力された映像データを、MPEG2方式に従って伸張する。具体的には、ビデオデコーダ92は、映像データに、可変長復号化、逆量子化、逆DCT、動き補正等の各種処理を行うことで、映像データの伸張を行う。
オーディオデコーダ93は、分離部91から入力された音声データをドルビーAC−3方式に従って伸張する。
D/A変換部94は、量子化された映像データ又は音声データを、その量子化データに応じたアナログ量に変換することにより、それぞれアナログ変換する。
当該D/A変換部94においてアナログ変換された映像データは、図示しないビデオミキシング部においてOSDデータ等の合成が行われ、図示しないフレームメモリに一旦格納された後に、CPU111からの制御出力に応じて装置本体1に接続されたテレビジョン受像機200のディスプレイ200aに出力されることとなる。また、D/A変換部94においてアナログ変換された音声データは、テレビジョン受像機200のスピーカ200bに出力されることとなる。
【0025】
リモコン信号受光部10は、リモコン等のキー入力部2に備わる各種キーがユーザにより押下操作されることにより出力された赤外線等の入力操作信号を受信し、増幅、検波、誤り訂正等の処理を施して、当該入力操作信号を制御部11に対して出力する。
【0026】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)111と、計時部112と、RAM(Random Access Memory)113と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)114と、ROM(Read Only Memory)115と、等を備えて構成されている。
【0027】
CPU111は、装置本体1の各部から入力された入力信号及びリモコン等のキー入力部2の各種キーの押下操作によってリモコン信号受光部10を介して入力された入力操作信号等に応じて、ROM115に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することによって、HDDレコーダ100の動作全般を統括制御する。
【0028】
計時部112は、例えば、現在時刻を計時しており、CPU111からの制御出力に応じて、計時した現在時刻データを、CPU111に対して出力する。
【0029】
RAM113は、CPU111によって各種プログラムが実行される際に生じる処理結果や、入力されたデータ等を一時的に記憶する。
【0030】
EEPROM114は、例えば、書き換え可能な半導体メモリであり、CPU111による特定語句設定プログラム115aの実行においてユーザにより設定された特定語句の設定データ114aを格納している。また、例えば、図示は省略するものの、特定語句の初期設定データが別領域に格納されていても良い。
【0031】
ROM115は、例えば、不揮発性の半導体メモリであり、CPU111によって実行される各種の制御プログラム並びに各制御プログラムの処理にかかるデータ等を記憶するものである。
具体的には、ROM115には、特定語句設定プログラム115aと、記録プログラム115bと、周波数解析プログラム115cと、音声信号検出プログラム115dと、特定語句抽出プログラム115eと、編集プログラム115fと、等のプログラムが格納されている。
【0032】
特定語句設定プログラム115aは、例えば、CPU111に、予め用意された複数の設定候補語句の中から一又は複数の語句を選択することにより、特定語句を設定する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU111は、ユーザによるリモコン等のキー入力部2の操作により、特定語句を設定するための特定語句設定画面の表示を要求する入力操作信号が制御部11に入力されると、当該特定語句設定プログラム115aの実行により、複数の設定候補語句の中から特定語句を選択するための特定語句設定画面をテレビジョン受像機200のディスプレイ200aに表示させる。当該特定語句設定画面は、例えば、図3に示すように、一又は複数の特定語句を複数の設定候補語句の中から選択できるようになっており、当該特定語句設定画面において、ユーザによるキー入力部2の操作により所望の特定語句が選択されると、当該選択された特定語句データがEEPROM114に設定データ114aとして格納される。そして、EEPROM114に格納された設定データ114aが、後述する特定語句抽出プログラム115eの実行により音声認識部6において抽出される特定語句となる。
CPU111は、かかる特定語句設定プログラム115aを実行することにより、特定語句設定手段として機能する。
【0033】
記録プログラム115bは、例えば、CPU111に、入力される放送番組データを時間情報と対応付けて逐次記録する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU111は、リモコン等のキー入力部2において、放送番組データの録画を指示する入力操作信号が入力された場合や、録画予約が設定された放送番組データの放送開始時刻になると、当該放送番組データをチューナ3により受信して、エンコーダ部4、ディスクドライブ部8等において前述した所定の処理を行うことにより、ディスクドライブ部8に備わる磁気ディスク81に放送番組データを記録させる。CPU111は、放送番組データの記録に際して、録画時間情報をヘッダ領域に記録させるとともに、放送番組データをコンテンツ領域に記録させ、両者を対応づけて記録する。
CPU111は、かかる記録プログラム115bを実行することにより、磁気ディスク81とともに記録手段として機能する。
【0034】
周波数解析プログラム115cは、例えば、CPU111に、放送番組データに含まれる音声信号の周波数を解析する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU111は、記録プログラム115bの実行に際して記録の対象となる放送番組データが入力されると、周波数解析部5において、当該放送番組データを構成する音声信号に対して、所定区間毎に、FFT等による周波数解析を行わせ、周波数スペクトルを検出する。図4は、当該周波数解析プログラム115cの実行により、周波数解析部5において抽出された音声信号の周波数の波形を例示する図である。図4に示すように、放送番組データを構成する音声信号は、例えば、0.1kHz〜8kHzの幅の周波数を有しており、当該音声信号が所定区間毎に分割されてFFTによる解析が行われることとなる。
CPU111は、かかる周波数解析プログラム115cを実行することにより周波数解析部5とともに周波数解析手段として機能する。
【0035】
音声信号検出プログラム115dは、例えば、CPU111に、周波数解析プログラム115cによる周波数の解析に基づいて、音声信号の中から所定周波数帯の音声信号を検出する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU111は、周波数解析プログラム115cの実行により周波数解析された音声信号の周波数スペクトルを監視して、所定周波数帯の音声信号であるか否かを判断する。CPU111は、例えば、ROM115の所定の領域に記憶された観客の歓声が一般的に有するスペクトル特性(例えば、所定のピーク周波数を有する周波数スペクトル等)と、周波数解析プログラム115cの実行による周波数スペクトルの検出結果に基づいて、当該スペクトル特性と類似する音声信号を、所定周波数帯の音声信号として検出する。例えば、図4に例示する放送番組データの音声信号では、期間B及び期間Dの音声信号が所定周波数帯の音声信号として検出される。
CPU111は、かかる音声信号検出プログラム115dを実行することにより、音声信号検出手段として機能する。
【0036】
特定語句抽出プログラム115eは、例えば、CPU111に、音声信号検出プログラム115dの実行により検出された所定周波数帯の音声信号の中から特定語句を抽出する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU111は、音声信号検出プログラム115dの実行により、放送番組データを構成する音声信号の中から所定周波数帯の音声信号が検出されると、音声認識部6において、当該所定周波数帯の音声信号の中から、特定語句設定プログラム115aの実行によりEEPROM114に特定語句として格納された設定データ114aの語句(例えば、「ゴール」等)を抽出する。さらに、CPU111は、特定語句が抽出された時点の録画時間情報をXi(i=1、2、3、…)として一時的にRAM113に記憶する。
例えば、図5(a)に示す放送番組データでは、音声信号検出プログラム115dの実行において、所定周波数帯の音声信号が検出された期間Bの音声信号のうち、X1の時点において「ゴール」という特定語句が検出され、また、所定周波数帯の音声信号が検出された期間Dの音声信号のうちから、X2及びX3の時点において「ゴール」という特定語句が検出されると、特定語句が検出されたX1〜X3の録画時間情報がRAM113に記憶されることとなる。
CPU111は、かかる特定語句抽出プログラム115eを実行することにより、音声認識部6とともに、特定語句抽出手段として機能する。
【0037】
編集プログラム115fは、例えば、CPU111に、磁気ディスク81に記録された放送番組データのうち、特定語句抽出プログラム115eにより特定語句が抽出された時点を含む、特定語句が抽出された時点の前後所定時間の放送番組データのみを残して他の部分の放送番組データを削除する編集を行う機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU111は、特定語句抽出プログラム115eの実行により、所定周波数帯の音声信号の中から特定語句(例えば、「ゴール」等)を抽出して特定語句が検出された時点の録画時間情報Xを記憶すると、当該録画時間情報Xの所定時間前(例えば、3分前)の録画時間を記録開始情報Yi(i=1、2、3、…)として、一時的にRAM113に記憶するとともに、当該録画時間情報Xの所定時間後(例えば、3分後)の録画時間を記録終了情報Zi(i=1、2、3、…)として、一時的にRAM113に記憶する。
例えば、図5(a)に示す放送番組データでは、特定語句としての「ゴール」が抽出されたX1から3分前の録画時間が記録開始情報Y1として記憶され、X2から3分前の録画時間が記録開始情報Y2として記憶される。また、特定語句としての「ゴール」が抽出されたX1から3分後の録画時間が記録開始情報Z1として記憶され、X3から3分後の録画時間が記録開始情報Z3として記憶される。CPU111は、特定語句が抽出された時点から所定時間以内(例えば、3分以内)に再度特定語句が抽出された場合は、最初に位置する特定語句から所定時間前にのみ記録開始情報Yを設定するため、X3から3分前の録画時間は記録開始情報Yとして記憶されないこととなる。また、特定語句が抽出された時点から所定時間以内(例えば、3分以内)に再度特定語句が抽出された場合は、最後に位置する特定語句から所定時間前にのみ記録終了情報Zを設定するため、X2から3分後の録画時間は記録開始情報Zとして記憶されないこととなる。
【0038】
次に、CPU111は、記録開始情報Yi及び記録終了情報ZiがRAM113に記憶されると、磁気ディスク81に記録された放送番組データのうち、特定語句が抽出された時点Xを含む、特定語句が抽出された時点の前後所定時間(例えば、前後3分間)の放送番組データのみを残して他の部分の放送番組データを削除する。すなわち、CPU111は、記録開始情報Yが設定された時点から記録終了情報Zが設定された時点までの放送番組データのみを磁気ディスク81に残して、その他の放送番組データを削除する。さらに、CPU111は、残された放送番組データ同士を結合させる処理を行う。
図5(b)は、図5(a)に示す放送番組データに対する編集処理後の放送番組データの例示である。図5(b)に示すように、磁気ディスク81には、X1の前後3分間の放送番組データ(Y1〜Z1の放送番組データ)と、X2の3分前からX3の3分後までの放送番組データ(Y2〜Z3の放送番組データ)のみが残されて、一つのデータとして編集されることとなる。
CPU111は、かかる編集プログラム115fを実行することにより、編集手段として機能する。
【0039】
次に、図6を参照しながら、CPU111による歓声検出・特定語句抽出処理について説明する。
当該歓声検出・特定語句抽出処理は、記録プログラム115bの実行による磁気ディスク81への放送番組データの記録と並行して、CPU111により、周波数解析プログラム115c、音声信号検出プログラム115d、特定語句抽出プログラム115eが実行されることにより行われる。
【0040】
まず、CPU111は、ステップS1において、入力される放送番組データに対して行われる周波数解析部5における所定周波数帯の音声信号の検出結果に基づいて、歓声が検出された否かを判断する。CPU111は、所定周波数帯の音声信号の検出まで当該処理を繰り返し行い、ステップS1において、歓声が検出されたと判断すると(ステップS1;Yes)、続いて、歓声と判断された音声信号のうちから、音声認識部6において、特定語句が抽出されたか否かを判断する(ステップS2)。CPU111は、ステップS2において、特定語句が抽出されないと判断すると(ステップS2;No)、ステップS1に戻って以上の処理を繰り返し、一方、ステップS2において、特定語句が抽出されたと判断すると(ステップS2;Yes)、特定語句が抽出された時点の録画時間情報Xi(iの初期値=1)を一時的にRAM113に記録し(ステップS3)、ステップS4においてiをインクリメントして、放送番組が終了したか否かを判断する(ステップS5)。CPUは、ステップS5において、放送番組が終了していないと判断すると(ステップS5;No)、ステップS1に戻って以上の処理を繰り返し、一方、ステップS5において、放送番組が終了したと判断すると(ステップS5;Yes)、本処理を終了する。
【0041】
次に、図7を参照しながら、CPU111による編集処理について説明する。
当該編集処理は、例えば、放送番組データの記録終了等の編集処理開始条件が成立した場合に、CPU111により、記録開始情報設定プログラム115f、記録終了情報設定プログラム115g、編集プログラム115fが実行されることにより行われる。
【0042】
まず、ステップS11において、CPU111は、放送番組の録画が終了したか否かを判断する。CPU111は、ステップS11において、放送番組の録画が終了したと判断すると(ステップS11;Yes)、RAM113を参照して、特定語句が抽出された時点の録画時間情報であるXi(iの初期値=1)がRAM113に存在するか否かを判断する(ステップS12)。CPU111は、ステップS12において、Xiが存在すると判断すると(ステップS12;Yes)、Xiから所定時間前(例えば、3分前)の録画時間を記録開始情報YiとしてRAM113に記憶するとともに、Xiから所定時間前(例えば、3分後)の録画時間を記録終了情報ZiとしてRAM113に記憶し(ステップS13)、さらに、RAM113に記憶したXiのデータを削除する。ステップS14において、CPU111は、iをインクリメントし、ステップS12に戻って以上の処理を繰り返す。
一方、CPU111は、ステップS12において、Xiが存在しないと判断すると(ステップS12;No)、RAM113に記憶された記録開始情報Yi及び記録終了情報Ziを参照して、記録開始情報Yiが設定された録画時間から記録終了情報Ziが設定された録画時間までの放送番組データを残し、その他の部分の放送番組データを磁気ディスク81から削除する(ステップS15)。さらに、CPU111は、ステップS16において、磁気ディスク81に残した放送番組データを結合し、編集処理に伴うデータの更新を行って、本処理を終了する。
【0043】
以上説明した本実施形態におけるHDDレコーダ100によれば、CPU111による記録プログラム115bの実行により、入力される放送番組データが時間情報としての録画時間情報と対応付けられて逐次磁気ディスク81に記録され、周波数解析プログラム115cの実行により、周波数解析部5において放送番組データに含まれる音声信号の周波数が解析され、音声信号検出プログラム115dの実行により、周波数解析プログラム115cによる解析に基づいて、音声信号の中から所定周波数帯の音声信号が検出される。また、CPU111による特定語句抽出プログラム115eの実行により、音声信号検出プログラム115dにより検出された所定周波数帯の音声信号の中から特定語句が抽出され、さらに、CPU111による編集プログラム115fの実行により、磁気ディスク81に記録に記録された放送番組データのうち、特定語句抽出プログラム115eにより特定語句が抽出された時点を含む、特定語句が抽出された時点の前後所定時間の放送番組データのみを残して他の部分の放送番組データを削除する編集が行われる。従って、見所でないシーンを録画することなく、放送番組における見所のみを、より好適に記録することができるHDDレコーダ(記録装置)100を提供することができる。
また、CPU111による特定語句設定プログラム115aの実行により、予め用意された複数の設定候補語句の中から一又は複数の語句を選択することにより、特定語句が設定されるので、より簡単に特定語句を設定することができる。
【0044】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
例えば、本実施形態では、編集処理を、放送番組データの記録が終了したときに行う場合について説明したが、編集処理の開始条件はこれに限られることなく、リモコン等のキー入力部2において、編集処理開始ボタンが操作されたときに行う構成であっても良い。
また、例えば、放送番組データの記録処理に際して、特定語句の抽出に基づくXiの入力が所定時間(例えば、3分)以上ない場合には、所定時間を超えた分について磁気ディスク81から随時消去してもよい。これによれば、全放送番組データを記録可能な記録領域を要しないこととなる。
また、例えば、編集処理により残される範囲は、特定語句が検出されたXの前後3分間でなくとも良く、記録開始情報及び記録終了時間情報が設定される時点を、ユーザがメニュー画面において設定できる構成であっても良い。
また、例えば、本発明の記録対象となるコンテンツデータは、テレビジョン放送番組に限られることなく、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等の外部装置から入力されるコンテンツデータ等であっても良い。
また、例えば、記録装置は、磁気ディスク81に対する記録を行うHDDレコーダ100に限られず、DVDレコーダ、VCR(Video Cassette Recorder)等であっても良い。
また、所定周波数帯の音声信号の検出方法は上記実施の形態において例示したものに限られることなく、例えば、一定のしきい値以上の周波数が所定時間以上継続した場合に、所定周波数帯の音声信号を検出したと判断する構成であっても良い。また、音声信号を、例えば所定の中心周波数のバンドパスフィルタを用いてフィルタリングし、所定の周波数近傍の周波数成分を抽出して平均音量からの増加量を調べ、平均音量から増加している期間を歓声として検出する構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本実施形態におけるHDDレコーダの要部構成を示すブロック図である。
【図2】磁気ディスクのデータ構造を例示する図である。
【図3】特定語句設定プログラムの実行に際してディスプレイに表示される特定語句設定画面の例示である。
【図4】周波数解析プログラムの実行により、周波数解析部において抽出された音声信号の周波数の波形を例示する図である。
【図5】本実施形態における処理の対象となる放送番組データを例示する図である。
【図6】CPUによる歓声検出・特定語句抽出処理を示すフローチャートである。
【図7】CPUによる編集処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0046】
100 HDDレコーダ(記録装置)
5 周波数解析部(周波数解析手段)
6 音声認識部(特定語句検出手段)
81 磁気ディスク(記録手段)
111 CPU(特定語句設定手段、記録手段、周波数解析手段、音声信号検出手段、特定語句抽出手段、編集手段)
115a 特定語句設定プログラム(特定語句設定手段)
115b 記録プログラム(記録手段)
115c 周波数解析プログラム(周波数解析手段)
115d 音声信号検出プログラム(音声信号検出手段)
115e 特定語句抽出プログラム(特定語句抽出手段)
115f 編集プログラム(編集手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送番組データの記録を行う記録装置において、
入力される放送番組データと時間情報とを対応付けて逐次記録する記録手段と、
前記放送番組データに含まれる音声信号の周波数を解析する周波数解析手段と、
前記周波数解析手段による解析に基づいて、前記音声信号の中から所定周波数帯の音声信号を検出する音声信号検出手段と、
前記音声信号検出手段により検出された前記所定周波数帯の音声信号の中から特定語句を抽出する特定語句抽出手段と、
前記記録手段に記録された前記放送番組データのうち、前記特定語句抽出手段により前記特定語句が抽出された時点を含む、前記特定語句が抽出された時点の前後所定時間の放送番組データのみを残して他の部分の放送番組データを削除する編集を行う編集手段と、
予め用意された複数の設定候補語句の中から一又は複数の語句を選択することにより、前記特定語句を設定する特定語句設定手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項2】
音声信号を含むコンテンツデータの記録を行う記録装置において、
入力されるコンテンツデータと時間情報とを対応付けて逐次記録する記録手段と、
前記コンテンツデータに含まれる前記音声信号の周波数を解析する周波数解析手段と、
前記周波数解析手段による解析に基づいて、前記音声信号の中から所定周波数帯の音声信号を検出する音声信号検出手段と、
前記音声信号検出手段により検出された前記所定周波数帯の音声信号の中から特定語句を抽出する特定語句抽出手段と、
前記記録手段に記録された前記コンテンツデータのうち、前記特定語句抽出手段により前記特定語句が抽出された時点を含む、前記特定語句が抽出された時点の前後所定時間のコンテンツデータのみを残して他の部分のコンテンツデータを削除する編集を行う編集手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項3】
予め用意された複数の設定候補語句の中から一又は複数の語句を選択することにより、前記特定語句を設定する特定語句設定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−336183(P2007−336183A)
【公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−164871(P2006−164871)
【出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】