説明

車両用物体検知装置

【課題】物体が横方向から自車進行方向に進入するような場合、物体の移動速度を精度良く算出するようにした車両用物体検知装置を提供する。
【解決手段】自車進行方向にレーザ光を発射すると共に、受信された反射波から検知エリア内の反射物の検出点を抽出し、複数の検出点が抽出されるとき、複数の検出点をクラスタリングして反射物を1個の物体として検出し(S10からS12)、検出された物体が自車進行方向に横方向から進入するとき、検知エリア内に完全に入っているか否か判定し(S16)、検出された物体が検知エリア内に完全には入っていないと判定されるとき、複数の検出点のうちの物体の移動方向において先端側または後端側の検出点を選択してそれに基づいて物体の移動速度を算出する一方(S18)、完全に入っていると判定されるとき、複数の検出点のうちの中央の検出点を選択して移動速度を算出する(S20)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は車両用物体検知装置に関し、より具体的には自車の進路に横方向から進入する物体の移動速度を精度良く算出するようにした装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自車進行方向を横方向に横断する車両あるいは歩行者などの物体をレーダなどで検知して警報装置などの接触を回避する動作を行なうとき、物体の位置と横方向の移動速度、特に横方向の移動速度の測距精度が大きく影響する。
【0003】
例えば特許文献1において、自車進行方向に電磁波を送信して自車の前方に存在する物体群を検出すると共に、検出された物体の縦方向と横方向の移動速度を算出し、障害物となり得る車両や歩行者なのか、あるいは固定静止物なのか識別するように構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−115660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電磁波によって物体を検知するとき、物体は、通例、複数の検出点をクラスタリングして検知されることから、移動速度の算出の基準に使用すべき検出点の選択が重要となる。特に長い車両が横方向から自車進行方向に進入するような場合、算出の基準に使用すべき検出点の選択如何によって横方向の移動速度の算出が大きく影響を受ける。
【0006】
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、物体が横方向から自車進行方向に進入するような場合、物体の移動速度を精度良く算出するようにした車両用物体検知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を解決するために、請求項1に係る車両用物体検知装置にあっては、自車進行方向に設定された検知エリアに向けて電磁波を送信すると共に、反射波を受信する電磁波送受信手段と、前記受信された反射波から検知エリア内の反射物の検出点を抽出すると共に、複数の検出点が抽出されるとき、前記複数の検出点をクラスタリングして前記反射物を1個の物体として検出する物体検知手段と、前記検出された物体が前記自車進行方向に横方向から進入するとき、前記検知エリア内に完全に入っているか否か判定するエリア判定手段と、前記エリア判定手段による判定結果に基づいて前記複数の検出点のうちのいずれかの検出点を選択し、前記選択された検出点に基づいて前記物体の移動速度を算出する移動速度算出手段とを備える如く構成した。
【0008】
請求項2に係る車両用物体検知装置にあっては、前記移動速度算出手段は、前記エリア判定手段によって前記検出された物体が前記検知エリア内に完全には入っていないと判定されるとき、前記複数の検出点のうちの前記物体の移動方向において先端側または後端側の検出点を選択する如く構成した。
【0009】
請求項3に係る車両用物体検知装置にあっては、前記移動速度算出手段は、前記エリア判定手段によって前記検出された物体が前記検知エリア内に完全に入っていると判定されるとき、前記複数の検出点のうちの中央の検出点を選択する如く構成した。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る車両用物体検知装置にあっては、自車進行方向に設定された検知エリアに向けて電磁波を送信すると共に、反射波を受信し、受信された反射波から検知エリア内の反射物の検出点を抽出すると共に、複数の検出点が抽出されるとき、それらをクラスタリングして反射物を1個の物体として検出し、検出された物体が自車進行方向に横方向から進入するとき、検知エリア内に完全に入っているか否か判定し、その判定結果に基づいて複数の検出点のうちのいずれかの検出点を選択すると共に、選択された検出点に基づいて物体の移動速度を算出する如く構成したので、例えば完全に入る前の状態であれば物体の移動方向において先端側、完全に入った後、抜けつつある状態であれば後端側の検出点を選択することで、物体として長い車両が横方向から自車進行方向に進入するような場合であっても、物体の移動速度を精度良く算出することができる。
【0011】
即ち、複数の検出点から算出される基準位置(例えば中央の検出点)に基づいて物体の移動速度を算出した場合、物体が完全に検知エリアに入っているときには、物体の前端から中央点までの距離または後端から中央点までの距離は変わらないため、中央点を基準としても物体の正確な移動速度の算出ができるため、問題は生じない。
【0012】
他方、物体が検知エリアに入りつつある場合もしくは検知エリアから出て行く場合には、検知エリア外となっている部分については検知できない。そのため物体の見かけ上の幅が変化することとなり、結果として前端から中央までの距離もしくは後端から中央までの距離は徐々に変化することとなるため、物体の正確な移動速度の算出が困難となる。
【0013】
しかしながら、そのような場合でも、請求項1に述べた如く、この発明では複数の中央点ではなく、選択された任意の検出点に基づいて物体の移動速度を算出する、換言すれば任意の検出点の移動速度を物体の移動速度とするため、見かけ上の幅方向の変化の影響を受けることがなく、よって正確な横移動速度の算出が可能となる。
【0014】
請求項2に係る車両用物体検知装置にあっては、検出された物体が検知エリア内に完全には入っていないと判定されるとき、複数の検出点のうちの物体の移動方向において先端側または後端側の検出点を選択する如く構成したので、前記した如く、完全に入る前の状態であれば先端側、完全に入った後、抜けつつある状態であれば後端側の検出点を選択することで、長い車両が横方向から自車進行方向に進入するような場合であっても、物体の移動速度を精度良く算出することができる。
【0015】
請求項3に係る車両用物体検知装置にあっては、検出された物体が検知エリア内に完全に入っていると判定されるとき、複数の検出点のうちの中央の検出点を選択する如く構成したので、上記した効果に加え、物体の横方向長さのバラツキの影響を受けることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明の実施例に係る車両用物体検知装置を全体的に示す概略図である。
【図2】図1に示す装置の動作、より具体的にはその電子制御ユニット(ECU)の動作を示すフロー・チャートである。
【図3】図2フロー・チャートの処理を説明する走行路の平面図である。
【図4】同様に図2フロー・チャートの処理を説明する走行路の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両用物体検知装置を実施するための形態について説明する。
【実施例】
【0018】
図1は、この発明の実施例に係る車両用物体検知装置を全体的に示す概略図である。
【0019】
図1において、符号10は自車(車両)を示し、その前部には4気筒の内燃機関(図1で「ENG」と示し、以下「エンジン」という)12が搭載される。エンジン12の出力は自動変速機(図1で「T/M」と示す)14に入力される。自動変速機14は前進5速、後進1速の有段式であり、エンジン12の出力はそこで適宜変速されて左右の前輪16に伝えられ、左右の前輪16を駆動しつつ、左右の後輪20を従動させて車両10を走行させる。
【0020】
自車10の運転席にはオーディオスピーカとインディケータからなる警報装置22が設けられ、作動させられるとき、音声と視覚によって運転者に警報する。自車10の運転席床面に配置されたブレーキペダル24は、マスタバック26、マスタシリンダ30およびブレーキ油圧機構32を介して左右の前輪16と後輪20のそれぞれに装着されたブレーキ(ディスクブレーキ)34に接続される。
【0021】
運転者がブレーキペダル24を操作すると(踏み込むと)、その踏み込み力(踏力)はマスタバック26で増力され、マスタシリンダ30は増力された踏み込み力で制動圧を発生し、ブレーキ油圧機構32を介して前輪16と後輪20のそれぞれに装着されたブレーキ34を動作させ、車両10を減速させる(制動する)。
【0022】
ブレーキ油圧機構32は、リザーバに接続される油路に介挿された電磁ソレノイドバルブ群、油圧ポンプ、および油圧ポンプを駆動する電動モータ(全て図示せず)などを備える。電磁ソレノイドバルブ群は駆動回路(図示せず)を介してECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)40に接続される。
【0023】
ECU40はCPU,RAM,ROM、入出力回路などからなるマイクロコンピュータから構成され、4個のブレーキ34は、運転者によるブレーキペダル24の操作とは別に、ECU40によって相互に独立して作動するように構成される。
【0024】
自車10の前部にはレーザレーダ(レーザスキャンレーダ)42が設けられる。レーザレーダ42の出力は、マイクロコンピュータからなるレーダ出力処理ECU(電子制御ユニット)42aに入力される。
【0025】
レーザレーダ42は所定の時間間隔で自車10の周辺、より具体的には進行方向に設定された検知エリア(図3などに42bで示す)に向けてレーザ光を発射(電磁波を送信)し、自車10の周辺(検知エリア42b)に存在する物体でレーザ光を反射させて得た反射波を受信することにより、物体を検出する。
【0026】
図示は省略するが、レーダ出力処理ECU42aは物体検出部と物体位置算出部を備える。物体検出部は、反射点を2次元平面に投影して得た点群の配列に基づいて物体の輪郭を構成する線分を認識すると共に、認識された線分に基づいて検出点を抽出し、抽出された検出点をクラスタリングして物体を検出する。物体位置算出部は、レーザ光を発射して得られた反射波の入射方向と反射光を受信するまでの時間から物体の位置を算出する。物体位置算出部の出力がECU40に送られる。
【0027】
前輪16と後輪20の付近には車輪速センサ46がそれぞれ配置され、各車輪の所定回転角度ごとにパルス信号を出力する。自車10の運転席に設けられたステアリングホイール50の付近には操舵角センサ52が配置され、運転者によって入力されたステアリングホイールの操舵角に比例した出力を生じる。また、自車10の中央位置付近にはヨーレートセンサ54が配置され、自車10の重力軸回りのヨーレート(角速度)に応じた出力を生じる。
【0028】
車輪速センサ46などの出力は、ECU40に送出される。ECU40は4個の車輪速センサ46の出力をカウントし、その平均値を算出するなどして自車10の速度(走行速度)Vを検出する。
【0029】
図2は図1に示す装置の動作を示すフロー・チャートである。図2に示すプログラムは、ECU40において所定時間、例えば100msecごとに実行される。
【0030】
図3と図4は、図2フロー・チャートの動作を説明する走行路の平面図である。図3は物体100が歩行者、図4は物体100が車両であり、共に走行路102に横方向から進入してくる状況を示す。図3と図4において符号42bは前記したようにレーザレーダ42の検知エリア(範囲)を示す。
【0031】
図示の如く、この実施例において物体100は、歩行者あるいは車両などを予定する。尚、図3などにおいて物体100の左に図示される数字tnは時刻、より具体的には図2フロー・チャートの実行時刻を示す。このように自車10と物体100との位置関係は、紙面の上から下に向けて変化するように図示される。
【0032】
以下説明すると、S10においてレーザレーダ42から発射されたレーザ光の反射波を受信し、検知エリア42b内の反射物(物体100など)の検出点を抽出する。
【0033】
次いでS12に進み、複数の検出点、即ち、図3、図4に示すように3個から5個の検出点が抽出されるとき、それらの位置x,yを求め、次いで求めた位置からそれら検出点をクラスタリングして反射物を1個の物体100として検出する。
【0034】
尚、検出点の位置x,yは、自車10を原点とし、自車進行方向をx、それに直交する横(車幅)方向をyとする前記した2次元平面(座標)上の位置として検出される。
【0035】
次いでS14に進み、車輪速センサ46から検出された自車の速度Vとヨーレートセンサ54から検出されたヨーレートなどから、図3に示す如く、自車10の進路Cを推定する。
【0036】
次いでS16に進み、検出された物体100がレーザレーダ42の検知エリア42b内に完全に入っているか否か判定する。
【0037】
尚、物体100が検知エリア42b内に完全に入っているか否かの判定に際しては、物体100の一部が検知エリア42bの端に位置する場合には、物体100は検知エリア内に完全に入っていないと判定すると共に、物体100と検知エリア42bの端との間に空間が検出された場合には、物体100は検知エリア42b内に完全に入っていると判定する。
【0038】
S16で否定されて検出された物体100が検知エリア42b内に完全には入っていないと判断されるときはS18に進み、物体100の移動方向(横方向)において先端側または後端側の検出点の位置データx、yを選択して物体100の移動速度Vx,Vyを算出する。物体100の移動速度は、x方向の速度(換言すれば横移動速度)をVx、それに直交するy方向の速度をVyとして検出する。
【0039】
図3などを参照してS18の処理を説明すると、図3の場合、時刻t1からt3のとき、物体100は自車進行方向(進路C)に横方向から進入しつつあるため、S16で否定されてS18に進むことになるが、その場合、例えば時刻t3の場合、黒丸で示す右側の検出点を選択する。即ち、その物体100の移動方向において先端側の検出点を選択して移動速度を算出する。
【0040】
図4の場合、時刻t1からt5のとき、同様に自車進行方向に横方向から進入しつつあるため、S16で否定されてS18に進むことになるが、その場合も黒丸で示す、物体100の移動方向において先端側の検出点を選択して移動速度を算出する。
【0041】
逆に、図4において時刻t7からt8のとき、物体100は検知エリア42bに完全に入った後、それを抜けつつあることから、その場合は黒丸で示す、物体100の移動方向において後端側の検出点を選択して移動速度を算出する。
【0042】
図2フロー・チャートの説明に戻ると、S16で肯定されるときはS20に進み、複数の検出点のうちの黒丸で示す中央(中点)の検出点を選択し、その位置データx、yを選択して物体100の移動速度Vx,Vyを算出する。図3でいえば時刻t5からt8、図4でいえば時刻t6の場合がそれに相当する。
【0043】
いずれにしても、S16からS18の処理においては、検出された物体100が検知エリア42b内に完全に入っているか否か判定し、その判定結果に基づいて複数の検出点のうちのいずれかの検出点を選択し、それに基づいて物体100の移動速度を算出する。
【0044】
次いでS22に進み、選択された検出点の位置データx,yとその位置データに基づいて算出された移動速度Vx,Vyとから物体100の進路を推定する。
【0045】
次いでS24に進み、推定された物体100の進路が自車10の進路Cと抵触するか否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップする一方、肯定されるときはS26に進み、物体100と接触する可能性がありと判定し、S28に進み、警報装置22あるいはブレーキ油圧機構32を作動して接触回避動作を実行する。
【0046】
この実施例に係る車両用物体検知装置にあっては、上記した如く、自車進行方向に設定された検知エリア(42b)に向けてレーザ光を発射(電磁波を送信)すると共に、反射波を受信する電磁波送受信手段(レーザレーダ42、レーダ出力処理ECU42a)と、前記受信された反射波から検知エリア42b内の反射物の検出点を抽出すると共に、複数の検出点が抽出されるとき、前記複数の検出点をクラスタリングして前記反射物を1個の物体100として検出する物体検知手段(ECU40,S10からS12)と、前記検出された物体100が前記自車進行方向(進路C)に横方向から進入するとき、前記検知エリア42b内に完全に入っているか否か判定するエリア判定手段(ECU40,S16)と、前記エリア判定手段による判定結果に基づいて前記複数の検出点のうちのいずれかの検出点を選択し、前記選択された検出点に基づいて前記物体の移動速度を算出する移動速度算出手段(ECU40,S18,S20)とを備える如く構成したので、例えば完全に入る前の状態であれば物体100の移動方向において先端側、完全に入った後、抜けつつある状態であれば後端側の検出点を選択することで、物体100として長い車両が横方向から自車進行方向に進入するような場合であっても、物体100の移動速度を精度良く算出することができる。
【0047】
また、前記移動速度算出手段は、前記エリア判定手段によって前記検出された物体100が前記検知エリア42b内に完全には入っていないと判定されるとき、前記複数の検出点のうちの前記物体100の移動方向において先端側または後端側の検出点を選択する(ECU40,S18)如く構成したので、前記した如く、完全に入る前の状態であれば先端側、完全に入った後、抜けつつある状態であれば後端側の検出点を選択することで、物体100として長い車両が横方向から自車進行方向に進入するような場合であっても、物体の移動速度を精度良く算出することができる。
【0048】
また、前記移動速度算出手段は、前記エリア判定手段によって前記検出された物体100が前記検知エリア42b内に完全に入っていると判定されるとき、前記複数の検出点のうちの中央の検出点を選択する如く構成したので、上記した効果に加え、物体100の横方向長さのバラツキの影響を受けることが少ない。
【0049】
尚、上記においてレーザレーダ42の出力から物体100を検出するようにしたが、それに代え、あるいはそれに加え、ミリ波レーダを用いても良い。
【符号の説明】
【0050】
10 車両(自車)、12 エンジン(内燃機関)、22 警報装置、34 ブレーキ、40 ECU(電子制御ユニット)、42 レーザレーダ、42a レーダ出力処理ECU、42b 検知エリア、46 車輪速センサ、54 ヨーレートセンサ、100 物体、102 走行路、C 自車の進路(自車進行方向)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自車進行方向に設定された検知エリアに向けて電磁波を送信すると共に、反射波を受信する電磁波送受信手段と、前記受信された反射波から検知エリア内の反射物の検出点を抽出すると共に、複数の検出点が抽出されるとき、前記複数の検出点をクラスタリングして前記反射物を1個の物体として検出する物体検知手段と、前記検出された物体が前記自車進行方向に横方向から進入するとき、前記検知エリア内に完全に入っているか否か判定するエリア判定手段と、前記エリア判定手段による判定結果に基づいて前記複数の検出点のうちのいずれかの検出点を選択し、前記選択された検出点に基づいて前記物体の移動速度を算出する移動速度算出手段とを備えたことを特徴とする車両用物体検知装置。
【請求項2】
前記移動速度算出手段は、前記エリア判定手段によって前記検出された物体が前記検知エリア内に完全には入っていないと判定されるとき、前記複数の検出点のうちの前記物体の移動方向において先端側または後端側の検出点を選択することを特徴とする請求項1記載の車両用物体検知装置。
【請求項3】
前記移動速度算出手段は、前記エリア判定手段によって前記検出された物体が前記検知エリア内に完全に入っていると判定されるとき、前記複数の検出点のうちの中央の検出点を選択することを特徴とする請求項1または2記載の車両用物体検知装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−249690(P2010−249690A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−100070(P2009−100070)
【出願日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】