説明

電動車両のモータマウント構造

【課題】モータを備えるパワートレインからサブフレームに伝わる振動を低減するとともに、サブフレームの後方に車載部品を搭載する空間を確保することを目的とする。
【解決手段】フロントクロスフレーム部20をフロントクロスメンバに連結し、リヤクロスフレーム部21をリヤクロスメンバに固定し、車両前後方向および車両上下方向の位置がパワートレインの重心を通り車両幅方向に延びる水平線に近接するように配置したサイドマウント装置38,39によってパワートレインの車両幅方向両側部を各サイドフレーム部18,19に支持する一方、パワートレインの前部にこのパワートレインのロール運動を規制するフロントマウント装置40を配置し、フロントマウント装置40をフロントクロスフレーム部20の車両幅方向中央部に取り付けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は電動車両のモータマウント構造に係り、特に、電動車両のパワートレインをリヤフロアの下方にコンパクトに搭載可能な電動車両のモータマウント構造に関する。
【背景技術】
【0002】
燃料電池等の電力により走行する電動車両においては、モータおよび変速機からなるパワートレインを搭載している。このような電動車両のモータマウント構造には、リヤフロアの下方に配置したサブフレームにマウント装置を介してパワートレインを支持したものがある。(特許文献1)
特許文献1に記載の電動車両のモータマウント構造においては、パワートレインの前端部と後端部をそれぞれマウント装置によってサブフレームの前部と後部に支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−81009号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記特許文献1に記載の電動車両のモータマウント構造は、リヤフロアの下方に配置したサブフレームにマウント装置を介してパワートレインを支持しているが、パワートレインの前端部と後端部を各マウント装置でサブフレームの前部と後部に支持しているため、サブフレームの前後長が長くなり、サブフレームの剛性が低下してパワートレインから伝わる振動が増大する問題がある。
また、前記特許文献1に記載の電動車両のモータマウント構造は、サブフレームの後部にパワートレインの後端部を支持するマウント装置を取り付けているため、マウント装置によってサブフレーム後方の空間が減少して、リヤフロアの下方にスペアタイヤ等の車載部品を収納するスペースの確保が困難な問題がある。
【0005】
この発明は、モータを備えるパワートレインからサブフレームに伝わる振動を低減するとともに、サブフレームの後方に車載部品を搭載する空間を確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、フロントフロアとこのフロントフロアに縦壁部を介して連結されるリヤフロアとの下方に車両前後方向に延びる左右一対の左サイドフレーム部および右サイドフレーム部とこれら両サイドフレーム部の間を連絡する前後一対のフロントクロスフレーム部およびリヤクロスフレーム部とを備えるサブフレームを配置し、デファレンシャル装置を備える変速機をモータの車両幅方向側部に連結したパワートレインをマウント装置によって前記サブレームに支持した電動車両のモータマウント構造において、前記フロントクロスフレーム部を前記フロントフロアと前記縦壁部の連結部に設けられるフロントクロスメンバに連結し、前記リヤクロスフレーム部を前記リヤフロアの下面側に沿うとともに前記デファレンシャル装置の上方を車両幅方向に延びるリヤクロスメンバに固定し、車両前後方向および車両上下方向の位置が前記パワートレインの重心を通り車両幅方向に延びる水平線に近接するように配置したサイドマウント装置によって前記パワートレインの車両幅方向両側部を前記各サイドフレーム部に支持する一方、前記パワートレインの前部にこのパワートレインのロール運動を規制するフロントマウント装置を配置し、前記フロントマウント装置を前記フロントクロスフレーム部の車両幅方向中央部に取り付けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明の電動車両のモータマウント構造は、フロントクロスフレーム部をフロントフロアと縦壁部の連結部に設けられるフロントクロスメンバに連結し、リヤクロスフレーム部をリヤフロアの下面側に沿うとともにデファレンシャル装置の上方を車両幅方向に延びるリヤクロスメンバに固定したため、サブフレームの前後方向の長さを短縮でき、サブフレームの剛性を高めるとともにリヤクロスフレーム部より後方の空間を拡大することができる。
そして、左右のサイドマウント装置によりパワートレインを支持して、サイドマウント装置によってパワートレインをその重心を通り車両幅方向に延びる水平線を中心に揺動させ、かつパワートレインの重心を通る水平線回りのロール運動をフロントマウント装置によって規制したため、パワートレインのロール運動時に各マウント装置からサブフレームに伝達する振動を低減することができる。
また、リヤクロスフレーム部にはマウント装置を配置していないため、リヤクロスフレーム部の後方の空間に車載部品を搭載する空間を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は電動車両のモータマウント構造の斜視図である。(実施例)
【図2】図2はモータマウント構造を備えた電動車両の左側面図である。(実施例)
【図3】図3はモータマウント構造を備えた電動車両の底面図である。(実施例)
【図4】図4はモータマウント構造を備えた電動車両の正面図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
【実施例】
【0010】
図1〜図4は、この発明の実施例を示すものである。図2〜図4において、1は電動車両、2は左サイドメンバ、3は右サイドメンバである。電動車両1は、車両前後方向に延びる左右一対の左サイドメンバ2および右サイドメンバ3を備えている。左サイドメンバ2および右サイドメンバ3は、図3に示すように、車両前後方向前側の略水平に延びる左フロント部分4および右フロント部分5と、左フロント部分4および右フロント部分5の各後端から後側上方に立ち上がる左立ち上がり部分6および右立ち上がり部分7と、左立ち上がり部分6および右立ち上がり部分7の各後端から後側に略水平に延びる左リヤ部分8および右リヤ部分9とに形成されている。
左サイドメンバ2および右サイドメンバ3は、左フロント部分4と左立ち上がり部分6との連結部および右フロント部分5と右立ち上がり部分7との連結部を車両幅方向に延びるフロントクロスメンバ10で連結し、左リヤ部分8および右リヤ部分9の前側部分を車両幅方向に延びるリヤクロスメンバ11で連結し、左リヤ部8および右リヤ部9の中間部分を車両幅方向に延びるサスペンション用クロスメンバ12で連結し、さらに、左リヤ部分8および右リヤ部分9の後端を車両幅方向に延びるリヤパネル13で連結している。
左サイドメンバ2および右サイドメンバ3の左フロント部分4および右フロント部分5の上部には、フロントフロア14を設けている。左立ち上がり部分6および右立ち上がり部分7の上部には、フロントフロア14に連結する縦壁部15を設けている。左リヤ部分8および右リヤ部分9の上部には、縦壁部15に連結するリヤフロア16を設けている。これより、フロントフロア14には、縦壁部15を介してリヤフロア16が連結されている。
【0011】
前記フロントフロア14とこのフロントフロア14に縦壁部15を介して連結されるリヤフロア16との下方には、サブフレーム17を配置している。サブフレーム17は、図1に示すように、車両前後方向に延びる左右一対の左サイドフレーム部18および右サイドフレーム部19と、これら両サイドフレーム部18・19の間を連絡する前後一対のフロントクロスフレーム部20およびリヤクロスフレーム部21とを備え、パイプ材によって環状に形成している。
サブフレーム17は、車両幅方向に水平に延びるフロントクロスフレーム部20の両端に、左サイドフレーム部18および右サイドフレーム部19の前端を連絡している。左サイドフレーム部18および右サイドフレーム部19は、左サイドフレーム部18に対して右サイドフレーム部19が短く形成され、水平な前側部分に対して途中から斜め後ろ上方に立ち上げて後側部分を上方に延ばし、延長後端を同一高さに位置させている。左サイドフレーム部18および右サイドフレーム部19の上方に延びた後端には、車両幅方向に水平に延びるリヤクロスフレーム部21の両端を連絡している。
前記サブフレーム17には、パワートレイン22を後述するマウント装置38〜40によって支持している。パワートレイン22は、回転軸心を車両幅方向に向けたモータ23と、このモータ23の車両幅方向左側の側部に連結した変速機24とからなる。変速機24は、後側にデファレンシャル装置25を備えている。デファレンシャル装置25は、変速機24よりも後側でリヤフロア16の下面側に沿うリヤクロスメンバ11の下方に配置され、左車軸26および右車軸27の内端を接続している。左車軸26および右車軸27の外端には、それぞれ左車輪28および右車輪29を取り付けている。
【0012】
前記サブフレーム17は、図1に示すように、フロントクロスフレーム部20の車両幅方向でモータ23側にフロント右取付ブラケット30を設け、車両幅方向でデファレンシャル25側にフロント左取付ブラケット31を設けている。フロント右取付ブラケット30およびフロント左取付ブラケット31は、フロント右取付ボルト32およびフロント左取付ボルト33を備えている。また、リヤクロスフレーム部21の車両幅方向でモータ23側にリヤ右取付ブラケット34を設け、車両幅方向でデファレンシャル25側にリヤ左取付ブラケット35を設けている。リヤ右取付ブラケット34およびリヤ左取付ブラケット35は、リヤ右取付ボルト36およびリヤ左取付ボルト37を備えている。
サブフレーム17は、前記フロント右取付ブラケット30のフロント右取付ボルト32およびフロント左取付ブラケット31のフロント左取付ボルト33によって、フロントクロスフレーム部20をフロントフロア14と縦壁部15の連結部に設けられるフロントクロスメンバ10に連結している。また、サブフレーム17は、前記リヤ右取付ブラケット34のリヤ右取付ボルト36およびリヤ左取付ブラケット35のリヤ左取付ボルト37によって、リヤクロスフレーム部21をリヤフロア16の下面側に沿うとともにデファレンシャル装置25の上方を車両幅方向に延びるリヤクロスメンバ11に固定している。
【0013】
前記サブフレーム17は、図3・図4に示すように、左サイドフレーム部18に左サイドマウント装置38を設け、右サイドフレーム部19に右サイドマウント装置39を設けている。左サイドマウント装置38は、図1・図2に示すように、外筒38a内に防振ゴム38bを介して軸38cを支持した構造を有し、軸38cの中心を車両幅方向に向けて外筒38aを左サイドフレーム部18に取り付けている。同様に、右サイドマウント装置39は、外筒内に防振ゴムを介して軸を支持した構造を有し、軸の中心を車両幅方向に向けて外筒を右サイドフレーム部19に取り付けている。左サイドマウント装置38および右サイドマウント装置39は、車両前後方向および車両上下方向の位置がパワートレイン22の重心Gを通り車両幅方向に延びる水平線Hに近接するように、左サイドフレーム部18および右サイドフレーム部19にそれぞれ配置している。
前記パワートレイン22は、変速機24の車両幅方向左端部を左サイドマウント装置38の軸部38cに連結し、モータ23の車両幅方向右端部を右サイドマウント装置39の軸部に連結している。これより、パワートレイン22は、車両前後方向および車両上下方向の位置がパワートレイン22の重心Gを通り車両幅方向に延びる水平線Hに近接するように配置した左サイドマウント装置38および右サイドマウント装置39によって、両幅方向両端部をサブフレーム17の左サイドフレーム部18および右サイドフレーム部19に支持している。
一方、パワートレイン22の前部には、このパワートレイン22のロール運動を規制するフロントマウント装置40を配置している。フロントマウント装置40は、図1に示すように、外筒40a内に防振ゴム40bを介して軸40cを支持した構造を有し、軸40cの中心を車両前後方向に向けて外筒40aをフロントクロスフレーム部20の車両幅方向中央部に取り付けている。パワートレイン22は、モータ23の前端部をフロントマウント装置40の軸部40cに連結している。
サブフレーム17に各マウント装置38〜40によって支持されたパワーユニット22の変速機24の上方には、補機用のバッテリ41を配置している。また、サブフレーム17のフロントクロスフレーム部20の前方には、モータ23用のバッテリユニット42を配置している。なお、図4において、符号43は左車輪28および右車輪29を連結するアクスルビームである。
【0014】
このように、電動車両1のモータマウント構造は、フロントクロスフレーム部20をフロントフロア14と縦壁部15の連結部に設けられるフロントクロスメンバ10に連結し、リヤクロスフレーム部21をリヤフロア16の下面側に沿うとともにデファレンシャル装置25の上方を車両幅方向に延びるリヤクロスメンバ11に固定したため、サブフレーム17の前後方向の長さを短縮でき、サブフレーム17の剛性を高めるとともにリヤクロスフレーム部21より後方の空間Sを拡大することができる。
そして、左サイドマウント装置38および右サイドマウント装置39によりパワートレイン22を支持して、パワートレイン22をその重心Gを通り車両幅方向に延びる水平線Hを中心に揺動させ、かつパワートレイン22の重心Gを通る水平線H回りのロール運動をフロントマウント装置40によって規制したため、パワートレイン22のロール運動時に各マウント装置38〜40からサブフレーム17に伝達する振動を低減することができる。
また、リヤクロスフレーム部21には、マウント装置を配置していないため、マウント装置によってサブフレーム17後方の空間が減少されることがなく、リヤクロスフレーム部21の後方の空間に車載部品を搭載する空間Sを確保できる。
【0015】
この電動車両1のモータマウント構造は、車両前後方向に延びる左右一対の左サイドフレーム部18および右サイドフレーム部19と、これら両サイドフレーム部18・19の間を連絡する前後一対のフロントクロスフレーム部20およびリヤクロスフレーム部21とを備えたサブフレーム17をパイプ材によって環状に形成している。
これにより、電動車両1のモータマウント構造は、サブフレーム17の剛性を向上させて、フロントクロスメンバ10およびリヤクロスメンバ11から車体に伝達する振動を低減することができる。
電動車両1のモータマウント構造は、図1に示すように、サブフレーム17のリヤクロスフレーム部21を、車両幅方向でモータ23側に位置する部分21aがデファレンシャル装置25側に位置する部分21bに対して車両前方に位置するように、中間部で湾曲させている。
これにより、この電動車両1のモータマウント構造は、リヤクロスフレーム部21を中間部で湾曲させることによって、サブフレーム17の周長を短縮してサブフレーム17の振動を抑制することができる。
【0016】
また、電動車両1のモータマウント構造は、図1に示すように、サブフレーム17のリヤクロスフレーム部21を車両幅方向でモータ23側に配置されるリヤ右取付ブラケット34とデファレンシャル装置25側に配置されるリヤ左取付ブラケット35とによってリヤクロスメンバ11に固定している。サブフレーム17は、モータ23側に配置されるリヤ右取付ブラケット34をリヤクロスフレーム部21から車両後方に突出させる一方、デファレンシャル装置25側に配置されるリヤ左取付ブラケット35を車両前方に突出させている。
これにより、この電動車両1のモータマウント構造は、リヤクロスフレーム部21に対する2つの取付ブラケット34・35の突出方向を変えることによって、取付ブラケット34・35の変形を抑制でき、サブフレーム17から車体に伝わる振動を低減できる。
【0017】
さらに、電動車両1のモータマウント構造は、図1・図3に示すように、リヤクロスフレーム部21の後方の空間Sにタイヤ支持部材44を設け、スペアタイヤ45を後側の下方に傾けて配置している。
この電動車両1のモータマウント構造は、サブフレーム17の後方に形成される空間Sに車載部品であるスペアタイヤ45を配置することができ、車載部品の車両への搭載性を向上することができる。
また、電動車両1のモータマウント構造は、リヤクロスフレーム部21のモータ23側に位置する部分21aを、スペアタイヤ45の外周形状に沿って車両前方側に湾曲させている。
これにより、この電動車両1のモータマウント構造は、リヤクロスフレーム部21の後方に、より外径の大きなスペアタイヤ45を搭載することができる。
【産業上の利用可能性】
【0018】
この発明は、モータを備えるパワートレインからサブフレームに伝わる振動を低減し、サブフレームの後方に車載部品を搭載する空間を確保することができるものであり、商用車、乗用車などのモータパワーユニットを搭載した車両に適用することができる。
【符号の説明】
【0019】
1 電動車両
2 左サイドメンバ
3 右サイドメンバ
10 フロントクロスメンバ
11 リヤクロスメンバ
14 フロントフロア
15 縦壁部
16 リヤフロア
17 サブフレーム
18 左サイドフレーム部
19 右サイドフレーム部
20 フロントクロスフレーム部
21 リヤクロスフレーム部
22 パワートレイン
23 モータ
24 変速機
25 デファレンシャル装置
30 フロント右取付ブラケット
31 フロント左取付ブラケット
34 リヤ右取付ブラケット
35 リヤ左取付ブラケット
38 左サイドマウント装置
39 右サイドマウント装置
40 フロントマウント装置
45 スペアタイヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロントフロアとこのフロントフロアに縦壁部を介して連結されるリヤフロアとの下方に車両前後方向に延びる左右一対の左サイドフレーム部および右サイドフレーム部とこれら両サイドフレーム部の間を連絡する前後一対のフロントクロスフレーム部およびリヤクロスフレーム部とを備えるサブフレームを配置し、
デファレンシャル装置を備える変速機をモータの車両幅方向側部に連結したパワートレインをマウント装置によって前記サブレームに支持した電動車両のモータマウント構造において、
前記フロントクロスフレーム部を前記フロントフロアと前記縦壁部の連結部に設けられるフロントクロスメンバに連結し、
前記リヤクロスフレーム部を前記リヤフロアの下面側に沿うとともに前記デファレンシャル装置の上方を車両幅方向に延びるリヤクロスメンバに固定し、
車両前後方向および車両上下方向の位置が前記パワートレインの重心を通り車両幅方向に延びる水平線に近接するように配置したサイドマウント装置によって前記パワートレインの車両幅方向両側部を前記各サイドフレーム部に支持する一方、
前記パワートレインの前部にこのパワートレインのロール運動を規制するフロントマウント装置を配置し、
前記フロントマウント装置を前記フロントクロスフレーム部の車両幅方向中央部に取り付けたことを特徴とする電動車両のモータマウント構造。
【請求項2】
前記サブフレームをパイプ材によって環状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の電動車両のモータマウント構造。
【請求項3】
前記リヤクロスフレーム部を車両幅方向でモータ側に位置する部分がデファレンシャル装置側に位置する部分に対して車両前方に位置するように中間部で湾曲させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動車両のモータマウント構造。
【請求項4】
前記リヤクロスフレーム部を車両幅方向でモータ側に配置される取付ブラケットと前記デファレンシャル装置側に配置される取付ブラケットとによって前記リヤクロスメンバに固定し、
前記モータ側に配置される取付ブラケットを前記リヤクロスフレーム部から車両後方に突出させる一方、前記デファレンシャル装置側に配置される取付ブラケットを車両前方に突出させたことを特徴とする請求項1に記載の電動車両のモータマウンド構造。
【請求項5】
前記リヤクロスフレーム部の後方の空間にスペアタイヤを配置したことを特徴とする請求項1に記載の電動車両のモータマウント構造。
【請求項6】
前記リヤクロスフレーム部を前記スペアタイヤの外周形状に沿って車両前方側に湾曲させたことを特徴とする請求項5に記載の電動車両のモータマウント構造

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−140055(P2012−140055A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−292770(P2010−292770)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】