説明

静電チャックにおける点火防止

【課題】
【解決手段】セラミック接触層と、パターン結合層と、導電性ベースプレートと、地下アーク緩和層とを備える静電チャック組立体が提供される。セラミック接触層および導電性ベースプレートは、静電チャック組立体の地下部分に形成されるハイブリッドガス流通経路を協調して形成する。個々のハイブリッドガス流通経路は、導電性ベースプレートが提供する相対的に高導電性の表面と、セラミック接触層が提供する相対的に低導電性の表面とを備える。地下アーク緩和層は、相対的に低導電性の層を備え、静電チャック組立体の地下部分にあるハイブリッドガス流通経路の相対的に高伝導性の表面を覆うように形成される。さらに半導体ウェーハ処理チャンバが提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、静電チャックに関し、特に、チャック組立体と処理中のウェーハとの間のアーク放電、または裏面ガス流通経路におけるプラズマ点火の防止を支援する特徴を含む静電チャックの設計に関する。
【背景技術】
【0002】
静電チャックは、半導体処理のためにシリコンウェーハを固定する、クランプする、または他の形で取り扱うために使用することができる。多くの静電チャックは、さらに、処理中のウェーハの温度調整を支援するように構成される。例えば、当技術分野において十分に立証されているように、ヘリウムガス等の高熱伝導性ガスを、静電チャック内に循環させ、ウェーハの温度調整を支援することができる。さらに具体的には、比較的低圧の比較的薄いガス層を使用して、プラズマエッチング製造工程または他の半導体処理工程中にシリコンウェーハの熱を低下させることができる。一般に、比較的低いガスの圧力は、ウェーハに対して数ポンドの力しか及ぼさず、静電引力を使用して圧力に逆らい、ウェーハをチャックの表面に密着させることができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明を実現する者には明らかとなるように、本開示の概念は、米国特許第5,583,736号、第5,715,132号、第5,729,423号、第5,742,331号、第6,422,775号、第6,606,234号等において説明されたものを含め、プラズマアーク放電および裏面ガスイオン化を発生させ易い広範な静電チャック構成に適用可能となる。本開示の概念は、明確にするため、図1および図2の比較的単純なチャック構成を参照して説明しているが、本開示の範囲は、こうした比較的単純な構成に限定されるべきではない。
【0004】
本発明の1実施形態によれば、セラミック接触層と、パターン結合層と、導電性ベースプレートと、地下アーク緩和層とを備える静電チャック組立体が提供される。セラミック接触層および導電性ベースプレートは、静電チャック組立体の地下部分に形成されるハイブリッドガス流通経路を協調して形成する。個々のハイブリッドガス流通経路は、導電性ベースプレートが提供する相対的に高導電性の表面と、セラミック接触層が提供する相対的に低導電性の表面とを備える。地下アーク緩和層は、相対的に低導電性の層を備え、静電チャック組立体の地下部分にあるハイブリッドガス流通経路の相対的に高伝導性の表面に形成される。
【0005】
本開示の他の実施形態によれば、本明細書において開示した1つ以上の新規の特徴を有する静電チャック組立体を備える半導体ウェーハ処理チャンバが提供される。
【0006】
以下の本開示の具体的な実施形態の詳細な説明は、同様の構造を同様の参照符号により示す次の図面と併せて読むことにより、最も良く理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】導電性ベースプレートの表面内に形成された座ぐり溝によりガス流通経路表面が提供される、本開示の実施形態による静電チャック組立体の概略図である。
【図2】セラミック接触層内に形成された座ぐり溝によりガス流通経路表面が提供される、本開示の実施形態による静電チャック組立体の概略図である。
【図3】地下アーク緩和層がハイブリッドガス流通経路またはそれに比較的隣接して配置された領域に限定された、静電チャック組立体の概略図である。
【図4】相対的に低導電性のガス流通経路表面がセラミック接触層の1つ以上の側壁面により提供される、本開示の実施形態による静電チャック組立体の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
まず図1を参照すると、処理チャンバ60と、電圧源70と、冷却ガス供給源80とを備える非特異的な半導体ウェーハ処理チャンバ100に関連して、静電チャック組立体10を示している。静電チャック組立体10は、処理のためにウェーハを固定するように処理チャンバ内に位置決めされており、セラミック接触層20と、パターン結合層30と、導電性ベースプレート40と、地下アーク緩和層50とを備える。半導体ウェーハ処理チャンバ100は、本明細書において非特異的なものとして説明されており、これは、本開示の概念が様々な種類の半導体ウェーハ処理チャンバに適用可能であり、図1ないし図4に全般的に示したものと類似するチャンバに限定するべきではないと考えられるためである。
【0009】
セラミック接触層20および導電性ベースプレート40は、静電チャック組立体10の地下部分に形成される複数のハイブリッドガス流通経路35を協調して形成する。セラミック接触層20は、さらに、接触層20の接触面25内に形成された複数の冷却剤口22を備える。本発明を説明および定義する目的から、静電チャック組立体10の「地下」部分とは、セラミック接触層20の接触面25より下方、接触面25と導電性ベースプレート40の末端部42との間に存在することに留意されたい。例示の目的から、ウェーハ15は、接触面25から僅かにずらして図示されているが、運転中、ウェーハ15は、接触面25に対して静電的に固定される。
【0010】
パターン結合層30は、セラミック接触層20を導電性ベースプレート40に対して固定するように構成され、例えば、シリコーンまたはアクリル接着剤、または半導体ウェーハ処理チャンバでの使用に適した従来の接着剤または未だ開発されていない接着剤を含み得る。ハイブリッドガス流通経路35における冷却剤の流れを妨害しないように、パターン結合層30は、ハイブリッドガス流通経路35と整合する間隙のパターンを備えるように構成することができる。
【0011】
冷却剤口22は、静電チャック組立体10のハイブリッドガス流通経路35と連通(流体連通)しており、ハイブリッドガス流通経路35は、冷却ガス供給源80と流体的に結合する。これにより、熱伝導性の冷却ガスは、冷却ガス供給源80から、共通冷却剤注入口24と連通するように構成し得るハイブリッドガス流通経路35を介して、冷却剤口22へ送ることが可能になると共に、静電チャック組立体10の地下部分において冷却剤平面全体に分布させることが可能となる。
【0012】
ハイブリッドガス流通経路35のそれぞれは、導電性が相対的に高い表面と相対的に低い表面とを備える。具体的には、高伝導性の経路表面は、一般には、アルミニウム、またはウェーハ処理チャンバ100での使用に適した他の金属である導電性ベースプレート40により提供されるものである。伝導性の低い経路表面は、一般には、アルミナ、窒化アルミニウム等のセラミック誘電体、またはウェーハ処理チャンバ100での使用に適した他の電気的に絶縁性の誘電体であるセラミック接触層20により提供される。
【0013】
ハイブリッドガス流通経路35は、導電性ベースプレート40の表面、セラミック接触層20の表面、またはその両方に、座ぐり溝を提供することにより、静電チャック組立体10の地下部分に形成することが可能であると考えられる。例えば、図1では、相対的に高導電性のガス流通経路表面が、導電性ベースプレート40に座ぐり溝を形成することにより提供される。ベースプレート40内の座ぐり溝は、セラミック接触層20の裏側面27により提供される低伝導性のガス流通経路表面と協調して、各ハイブリッドガス流通経路35を共同で形成する。図2では、相対的に低導電性のガス流通経路表面が、セラミック接触層20に座ぐり溝を形成することにより提供される。セラミック接触層20内の座ぐり溝は、導電性ベースプレート40の表側面45により提供される高伝導性のガス流通経路表面と協調する。図4において、冷却剤口22は、サイズが拡張されており、相対的に低導電性のガス流通経路表面は、セラミック接触層20の側壁面29により提供される。
【0014】
ハイブリッドガス流通経路35が形成される形に関係なく、相対的に低導電性の層を備える地下アーク緩和層50は、ガス流通経路35内の電場がプラズマの発火点に達した時、またはプロセスプラズマがウェーハ処理中に経路35に入り込んだ時に生じる恐れがある有害なアーク放電の緩和を支援するために、ハイブリッドガス流通経路35の相対的に高伝導性の表面を覆うように形成されるべきである。何れの場合も、ガス流通経路35は、「発光」し始め、導電性ベースプレート40とウェーハ15との間でのアーク放電のための低インピーダンス経路を形成する恐れがある。He冷却ガスを利用するプラズマエッチングチャンバに関して、この現象は、一般に、Heホール点火と呼ばれる。
【0015】
地下アーク緩和層50は、アルミニウムまたは他の誘電体のスプレ式被覆を備えてよく、少なくとも略75μmだが略350μm未満である厚さを特徴とする誘電体層を備える場合に最適に機能するが、この範囲以外にも有効となる様々な厚さが考えられる。一般に、地下アーク緩和層50は、セラミック接触層20の厚さの略35%未満となる厚さを特徴とする誘電体層を備える。アルミナに加えて、地下アーク緩和層50は、連続または不連続の陽極酸化層、またはアルミナ、イットリア、イットリウムアルミニウムガーネット、またはその組み合わせの層を備え得ると考えられる。さらに、地下アーク緩和層50は、図3に示したように、ハイブリッドガス流通経路またはそれに比較的隣接して配置された領域に限定された不連続層を備え得ると考えられる。
【0016】
セラミック接触層20は、一般に、実質的に平坦な接触面25を備え、微量の不純物を伴って、または伴わず、例えば、アルミナ誘電体、アルミナおよび二酸化チタン誘電体、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ホウ素、イットリア、アルミン酸イットリウム、またはその任意の組み合わせを含め、ウェーハ処理チャンバでの使用に適した任意のセラミックを含み得る。セラミック接触層は、さらに、焼結助剤、結合剤、耐食コーティング、機械的コンフォーマルコーティング、またはその組み合わせを含み得ると考えられる。同様に、導電性ベースプレートは、例えば、実質的に均一な組成の導電性アルミニウム台座を含め、ウェーハ処理チャンバでの使用に適した任意の導電性材料を含み得る。
【0017】
特定の性質または機能を特定の形で実現するために特定の方法で「構成」されている本開示の構成要素の本明細書における記述は、使用目的の記述ではなく、構造に関する記述であることに留意されたい。さらに具体的には、構成要素が「構成」される形に対する本明細書での言及は、構成要素の物理的現状を示すものであり、そのため、構成要素の構造的特徴の明確な記述と見なすべきである。
【0018】
「好ましい」、「通常は」、「一般に」等の用語は、本明細書での使用において、特許請求された発明の範囲を限定するために利用されておらず、または、特定の特徴が特許請求された発明の構造または機能にとって決定的、必須、または重要であることを意味するために利用されていないことに留意されたい。こうした用語は、あくまでも、本開示の実施形態の特定の態様を確認する目的で使用され、または、本開示の特定の実施形態において利用し得るまたはし得ない別のまたは追加的な特徴を強調する目的で使用される。
【0019】
本発明を説明および定義する目的から、「実質的」および「略」という用語は、本明細書において、何らかの量的比較、値、測定、または他の表現に起因し得る内在的な不確実性の度合いを表すために利用されていることに留意されたい。「実質的」および「略」という用語は、さらに、本明細書において、問題となる対象の基本的機能に変化を生じさせることなく、記載された基準から量的表現が変化し得る度合いを表すために使用される。
【0020】
本開示の対象を、具体的な実施形態を参照することにより詳細に説明してきたが、付記した特許請求の範囲に定められた本発明の範囲から逸脱することなく、変更および変形が可能であることは明らかであろう。さらに具体的には、本開示の一部の態様は、本明細書において好適または特に有利であるものとして特定されているが、本開示は、必ずしもこうした態様に限定されないと考えられる。
【0021】
なお、添付特許請求の範囲の一以上の請求項では、「wherein」という用語を移行句として使用していることに留意されたい。本発明を定義する目的から、この用語は、構造の一連の特徴の記述を導入するために用いられる無制約の移行句として請求項に導入されており、より一般的に使用される無制約の前提部用語「含む、備える」(comprising)と同様に解釈するべきであることに留意されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セラミック接触層と、パターン結合層と、導電性ベースプレートと、地下アーク緩和層とを備える静電チャック組立体であって、
前記パターン結合層は、前記セラミック接触層を前記導電性ベースプレートに固定するように構成され、
前記セラミック接触層および前記導電性ベースプレートは、前記静電チャック組立体の地下部分に形成される複数のハイブリッドガス流通経路を協調して形成し、
前記セラミック接触層は、接触面と、前記セラミック接触層の前記接触面内に形成された複数の冷却剤口とを備え、
前記冷却剤口は、前記静電チャック組立体の前記ハイブリッドガス流通経路と連通しており、
個々の前記ハイブリッドガス流通経路は、前記導電性ベースプレートが提供する相対的に高導電性の表面と、前記セラミック接触層が提供する相対的に低導電性の表面とを備え、
前記地下アーク緩和層は、相対的に低導電性の層を備え、前記静電チャック組立体の前記地下部分にある前記ハイブリッドガス流通経路の前記相対的に高伝導性の表面を覆うように形成される、静電チャック組立体。
【請求項2】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記地下アーク緩和層は、少なくとも略75μmだが略350μm未満である厚さを特徴とする誘電体層を備える、静電チャック組立体。
【請求項3】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記地下アーク緩和層は、前記セラミック接触層の厚さの略35%未満となる厚さを特徴とする誘電体層を備える、静電チャック組立体。
【請求項4】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記地下アーク緩和層は、スプレ式誘電体被覆を備える、静電チャック組立体。
【請求項5】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記地下アーク緩和層は、スプレ式アルミナ被覆を備える、静電チャック組立体。
【請求項6】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記地下アーク緩和層は、略350μm未満の厚さを特徴とするスプレ式アルミナ誘電体層を備える、静電チャック組立体。
【請求項7】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記地下アーク緩和層は、連続または不連続の陽極酸化層、またはアルミナ、イットリア、YAG、またはその組み合わせの層を備える、静電チャック組立体。
【請求項8】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記地下アーク緩和層は、前記ハイブリッドガス流通経路またはそれに比較的隣接して配置された領域に限定された、相対的に低伝導性の材料の部分を含む不連続層を備える、静電チャック組立体。
【請求項9】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記静電チャック組立体の前記地下部分に形成される前記ハイブリッドガス流通経路は、前記導電性ベースプレートの表面、前記セラミック接触層の表面、またはその両方に形成された座ぐり溝を備える、静電チャック組立体。
【請求項10】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、相対的に高導電性のガス流通経路表面は、前記導電性ベースプレートの表面に形成された座ぐり溝により提供される、静電チャック組立体。
【請求項11】
請求項10記載の静電チャック組立体であって、相対的に低導電性のガス流通経路表面は、前記セラミック接触層の裏側面により提供される、静電チャック組立体。
【請求項12】
請求項10記載の静電チャック組立体であって、相対的に低導電性のガス流通経路表面は、前記セラミック接触層の1つ以上の側壁面により提供される、静電チャック組立体。
【請求項13】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、相対的に低導電性のガス流通経路表面は、前記セラミック接触層に形成された座ぐり溝により提供される、静電チャック組立体。
【請求項14】
請求項13記載の静電チャック組立体であって、相対的に高導電性のガス流通経路表面は、前記導電性ベースプレートの表側面により提供される、静電チャック組立体。
【請求項15】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記セラミック接触層は、微量の不純物の有無を伴って、または伴わず、アルミナ誘電体、アルミナおよび二酸化チタン誘電体、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ホウ素、イットリア、アルミン酸イットリウム、またはその任意の組み合わせを含む、静電チャック組立体。
【請求項16】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記パターン結合層は、前記ハイブリッドガス流通経路と整合する間隙のパターンを備える、静電チャック組立体。
【請求項17】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記パターン結合層は、シリコーンを含む、静電チャック組立体。
【請求項18】
請求項1記載の静電チャック組立体であって、前記パターン結合層は、接着剤を含む、静電チャック組立体。
【請求項19】
セラミック接触層と、シリコンパターン結合層と、導電性ベースプレートと、地下アーク緩和層とを備える静電チャック組立体であって、
前記パターン結合層は、前記セラミック接触層を前記導電性ベースプレートに固定するように構成され、
前記セラミック接触層および前記導電性ベースプレートは、前記静電チャック組立体の地下部分に形成される複数のハイブリッドガス流通経路を協調して形成し、
前記ハイブリッドガス流通経路は、前記導電性ベースプレートの表面、前記セラミック接触層の表面、またはその両方に形成された座ぐり溝を備え
前記セラミック接触層は、接触面と、前記セラミック接触層の前記接触面内に形成された複数の冷却剤口とを備え、
前記冷却剤口は、前記静電チャック組立体の前記ハイブリッドガス流通経路と連通しており、
個々の前記ハイブリッドガス流通経路は、前記導電性ベースプレートが提供する相対的に高導電性の表面と、前記セラミック接触層が提供する相対的に低導電性の表面とを備え、
前記地下アーク緩和層は、前記静電チャック組立体の前記地下部分にある前記ハイブリッドガス流通経路の前記相対的に高伝導性の表面を覆うように形成された略350μm未満の厚さを特徴とするスプレ式アルミナ誘電体層を備える、静電チャック組立体。
【請求項20】
静電チャック組立体と、処理チャンバと、電圧源と、冷却ガス供給源とを備える半導体ウェーハ製造チャンバであって、
前記静電チャック組立体は、前記処理チャンバ内に位置決めされ、セラミック接触層と、パターン結合層と、導電性ベースプレートと、地下アーク緩和層とを備え、
前記電圧源は、前記導電性ベースプレートに電気的に結合され、
前記パターン結合層は、前記セラミック接触層を前記導電性ベースプレートに固定するように構成され、
前記セラミック接触層および前記導電性ベースプレートは、前記静電チャック組立体の地下部分に形成される複数のハイブリッドガス流通経路を協調して形成し、
前記冷却ガス供給源は、前記ハイブリッドガス流通経路と流体的に結合され、
前記セラミック接触層は、接触面と、前記セラミック接触層の前記接触面内に形成された複数の冷却剤口とを備え、
前記冷却剤口は、前記静電チャック組立体の前記ハイブリッドガス流通経路と連通しており、
個々の前記ハイブリッドガス流通経路は、前記導電性ベースプレートが提供する相対的に高導電性の表面と、前記セラミック接触層が提供する相対的に低導電性の表面とを備え、
前記地下アーク緩和層は、相対的に低導電性の層を備え、前記静電チャック組立体の前記地下部分にある前記ハイブリッドガス流通経路の前記相対的に高伝導性の表面を覆うように形成される、半導体ウェーハ製造チャンバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−500605(P2013−500605A)
【公表日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−522844(P2012−522844)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/040284
【国際公開番号】WO2011/014328
【国際公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【出願人】(592010081)ラム リサーチ コーポレーション (467)
【氏名又は名称原語表記】LAM RESEARCH CORPORATION
【Fターム(参考)】