3−アミノスルホニル置換インドール誘導体およびそれらの使用方法
本発明は、3−アミノスルホニル置換インドール誘導体、少なくとも一つの3−アミノスルホニル置換インドール誘導体を含有する組成物、および患者におけるウイルス感染またはウイルス関連障害を処置または予防するための3−アミノスルホニル置換インドール誘導体の使用方法に関する。本発明により、患者におけるウイルス感染またはウイルス関連の障害を処置または予防するための方法もまた提供され、これらの方法は、3−アミノスルホニル置換インドール誘導体、あるいは、その薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、またはプロドラッグのうちの少なくとも一つの有効量を、上記の患者に投与する工程を包含する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式:
【化175】
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、
ここで:
R1は結合、−[C(R12)2]r−、−[C(R12)2]r−O−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]r−N(R9)−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−CH=CH−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−C≡C−[C(R12)2]q−、または−[C(R12)2]q−SO2−[C(R12)2]q−であり;
R2は−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SOR11、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SO2R11、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SO2N(R11)2、
【化176】
であり;
R4、R5、R6、およびR7は、各々独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であり;
各々のR8の出現は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
各々のR9の出現は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
R10はH、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールであって、ここでシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、またはヘテロアリール基は、必要に応じ、そして独立に4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基はそれぞれ独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であり;R1が結合であるとき、R10はHではなく;
各々のR11の出現は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール基は、必要に応じ、そして独立に4個までの置換基で置換されることが可能であり、その置換基は、それぞれ独立に、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2アルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2シクロアルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2アリール、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
各々のR12の出現は、独立してH、ハロ、−N(R9)2、−OR9、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニルであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニル基は、必要に応じ、そして独立に4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立にアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)2、−O−アルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(O)アルキル、−NHSO2アルキル、−SO2アルキル、または−SO2NH−アルキルから選択され、あるいは二つのR12基は、R12が結合している炭素原子と一緒になって結合し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはC=O基を形成し;
各々のR20の出現は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロアリールであり、あるいは、両方のR20基およびR20基が結合している炭素原子が結合し、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリール基を形成し、ここで、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリール基は4個までの基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
R21はH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、または、ハロアルキルであるか、あるいはR21およびR22およびこれらが結合している窒素原子とが結合し、以下の式:
【化177】
を有する基を形成し;
R22は、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたは、ハロアルキルであり;
R23は、アルキル、アリール、−CN、−OH、−O−アルキル、シクロアルキル、ハロ、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択される任意の置換基であり;
nは1〜3の範囲の整数であり;
pの各々の出現は、独立に0、1、または2であり;
qの各々の出現は、独立に0〜4の範囲の整数であり;そして
rの各々の出現は、独立に1〜4の範囲の整数である、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物であって、R2は−C(O)NHSO2R11または−C(O)NHSO2N(R9)2であり、ここで、R9はH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、そしてR11はアルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシアルキルである、化合物。
【請求項3】
請求項2に記載の化合物であって、R3が、以下:
【化178】
であり、
R21は、H、アルキル、ハロアルキル、およびヘテロアルキルであり;そして
R23は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してH、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、およびヘテロアルキルから選択される、化合物。
【請求項4】
請求項2に記載の化合物であって、R1が−[C(R12)2]r−である、化合物。
【請求項5】
請求項2に記載の化合物であって、R1が−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、または
【化179】
である、化合物。
【請求項6】
請求項2に記載の化合物であって、
R4およびR7が、各々独立してH、アルキル、ハロまたはヒドロキシであり:
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNであり;そして
R6が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNである、化合物。
【請求項7】
請求項2に記載の化合物であって、R10がアリールまたはヘテロアリールである、化合物。
【請求項8】
請求項2に記載の化合物であって、R10が以下:
【化180】
であり、
式中、R13は、H、F、Br、またはClであり;
R14は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してアルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択され;そして
【化181】
はピリジル基を表し、式中、環窒素原子は置換されていない5つの環原子の任意の位置であり得る、化合物。
【請求項9】
請求項8に記載の化合物であって、R4およびR7が、各々独立してH、ハロまたはヒドロキシであり:
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNであり;そして
R6が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNである、化合物。
【請求項10】
以下の式:
【化182】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、R1が−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、または
【化183】
であり;
R2は−C(O)NHSO2R11、−C(O)NHSO2N(R9)2、−C(O)N(アルキル)SO2R11、または−C(O)N(アルキル)SO2N(R9)2であり;
R3は:
【化184】
であり;
R4、R5、R6、およびR7は、各々独立して、H、アルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9または−N(R9)2であり;
R9の各々の出現は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
R10が以下:
【化185】
であり、したがって、R1が結合であるとき、R10はHではなく;
各々のR11の出現は、独立してアルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
各々のR12の出現は、独立してH、ハロ、−N(アルキル)2、−OH、−O−アルキル、アルキル、シクロアルキル、またはシクロアルキルであり、あるいは二つのR12基は、R12が結合している炭素原子と一緒になって結合し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはC=O基を形成し;
R13は、H、F、BrまたはClであり;
R14は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基はそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択され;
R21は、H、アルキル、ハロアルキル、およびヘテロアルキルであり;
R23は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してH、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、そしてヘテロアルキルからなる群から選択され;
nの各々の出現は、独立して1〜3の範囲の整数であり;
qの各々の出現は、独立して0〜4の範囲の整数であり;
rの各々の出現は、独立して1〜4の範囲の整数であり;そして
【化186】
はピリジル基を表し、式中、環窒素原子は置換されていない5つの環原子の任意の位置であり得る、化合物。
【請求項11】
以下の式:
【化187】
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、ここで
R1は結合、−[C(R12)2]r−、−[C(R12)2]r−O−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]r−N(R9)−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−CH=CH−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−C≡C−[C(R12)2]q−、または−[C(R12)2]q−SO2−[C(R12)2]q−であり;
R2は−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)OCH2OR9、−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−アルキル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、または−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニルであって、ここで、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、またはヘテロアリール基は、必要に応じて、4個までの置換基で置換されることが可能であり、それらの置換基は同一であるか、または異なっており、そして、以下のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
R8の各々の出現は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R9の各々の出現は、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10はH、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、またはヘテロアリール基は、必要に応じて、そして、独立して、4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立して、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され、したがって、R1が結合のとき、R10はHではなく;
R11の各々の出現は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール基は必要に応じ、そして独立して、4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立して、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2アルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2シクロアルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2アリール、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2、および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
各々のR12の出現は、独立して、H、ハロ、−N(R9)2、−OR9、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニルであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニル基は、必要に応じ、そして独立して、4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立に、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)2、−O−アルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(O)アルキル、−NHSO2アルキル、−SO2アルキル、または−SO2NH−アルキルであり、あるいは二つのR12基は、R12が結合している炭素原子と一緒になって結合し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはC=O基を形成し;
R21はH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、または、ハロアルキルであるか、あるいはR21およびR22およびこれらの置換基が結合している窒素原子とが結合し、以下の式:
【化188】
を有する基を形成し;
R22は、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、または、ハロアルキルであり;
R23は、アルキル、アリール、−CN、−OH、−O−アルキル、シクロアルキル、ハロ、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択される任意の置換基であり;
nは1〜3の範囲の整数であり;
pの各々の出現は、独立に0、1、または2であり;
qの各々の出現は、独立に0〜4の範囲の整数であり;そして
rの各々の出現は、独立に1〜4の範囲の整数である、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項12】
請求項11に記載の化合物であって、R2が−C(O)OR9または−C(O)N(R9)2であり、ここで、R9がH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルである、化合物。
【請求項13】
請求項12に記載の化合物であって、R3が以下:
【化189】
であり、
式中、R21はH、アルキル、ハロアルキル、およびヘテロアルキルであり;そして
R23は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してH、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、そしてヘテロアルキルから選択される、化合物。
【請求項14】
請求項12に記載の化合物であって、R1が−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、または
【化190】
である、化合物。
【請求項15】
請求項12に記載の化合物であって、
R4およびR7が、各々独立してH、アルキル、ハロまたはヒドロキシであり:
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNであり;そして
R6が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNである、化合物。
【請求項16】
請求項12に記載の化合物であって、R10がアリールまたはヘテロアリールである、化合物。
【請求項17】
請求項12に記載の化合物であって、R10が、以下:
【化191】
であり、式中、R13は、H、F、Br、またはClであり;
R14は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してアルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択され;そして
【化192】
はピリジル基を表し、式中、環窒素原子は任意の置換されていない5つの環原子の位置であり得る、化合物。
【請求項18】
請求項17に記載の化合物であって、R4およびR7が、各々独立してH、ハロまたはヒドロキシであり:
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNであり;そして
R6が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNである、化合物。
【請求項19】
以下の式:
【化193】
を有する、請求項11に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、
式中、R1が−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、または
【化194】
であり;
R2は、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)2であり、ここで、R9は、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;
R3は、以下:
【化195】
であり;
R4、R5、R6、およびR7は、各々独立して、H、アルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9または−N(R9)2であり;
R9の各々の出現は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
R10は、以下:
【化196】
であり、したがって、R1が結合であるとき、R10はHではなく;
各々のR11の出現は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
各々のR12の出現は、独立して、H、ハロ、−N(アルキル)2、−OH、−O−アルキル、アルキル、シクロアルキル、またはシクロアルキルであり、あるいは二つのR12基は、R12が結合している炭素原子と一緒になって結合し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはC=O基を形成し;
R13は、H、F、BrまたはClであり;
R14は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基はそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択され;
R21は、H、アルキル、ハロアルキル、およびヘテロアルキルであり;
R23は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立して、H、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、およびヘテロアルキルからなる群から選択され;
nの各々の出現は、独立して1〜3の範囲の整数であり;
qの各々の出現は、独立して0〜4の範囲の整数であり;
rの各々の出現は、独立して1〜4の範囲の整数であり;そして
【化197】
はピリジル基を表し、式中、環窒素原子は任意の置換されていない5つの環原子の位置であり得る、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項20】
以下の構造:
【化198】
【化199】
を有する、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項21】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも一つ、および薬学的に受容可能なキャリアの少なくとも一つを含有する、組成物。
【請求項22】
請求項11に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも一つ、および薬学的に受容可能なキャリアの少なくとも一つを含有する、組成物。
【請求項23】
請求項21に記載の組成物であって、少なくとも一つの追加の抗ウイルス剤をさらに含有し、ここで該追加の薬剤は、HCVポリメラーゼインヒビター、インターフェロン、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ビリオン生産インヒビター、抗体治療剤(単一クローン系または多クローン系)、およびRNA−依存ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、組成物。
【請求項24】
請求項22に記載の組成物であって、少なくとも一つの追加の抗ウイルス剤をさらに含有し、ここで該追加の薬剤は、HCVポリメラーゼインヒビター、インターフェロン、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ビリオン生産インヒビター、抗体治療剤(単一クローン系または多クローン系)、およびRNA−依存ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、組成物。
【請求項25】
患者におけるウイルス感染を処置するための方法であって、該方法は、有効量の、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも一つを該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項26】
患者におけるウイルス感染を処置するための方法であって、該方法は、有効量の、請求項11に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも一つを該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
請求項25に記載の方法であって、該方法は、少なくとも一つの追加の抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに包含し、ここで該追加の薬剤は、HCVポリメラーゼインヒビター、インターフェロン、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ビリオン生産インヒビター、抗体治療剤(単一クローン系または多クローン系)、およびRNA−依存ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、方法。
【請求項28】
請求項26に記載の方法であって、該方法は、少なくとも一つの追加の抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに包含し、ここで該追加の薬剤は、HCVポリメラーゼインヒビター、インターフェロン、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ビリオン生産インヒビター、抗体治療剤(単一クローン系または多クローン系)、およびRNA−依存ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、方法。
【請求項1】
以下の式:
【化175】
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、
ここで:
R1は結合、−[C(R12)2]r−、−[C(R12)2]r−O−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]r−N(R9)−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−CH=CH−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−C≡C−[C(R12)2]q−、または−[C(R12)2]q−SO2−[C(R12)2]q−であり;
R2は−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SOR11、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SO2R11、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)SO2N(R11)2、
【化176】
であり;
R4、R5、R6、およびR7は、各々独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2または−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であり;
各々のR8の出現は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
各々のR9の出現は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
R10はH、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールであって、ここでシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、またはヘテロアリール基は、必要に応じ、そして独立に4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基はそれぞれ独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2であり;R1が結合であるとき、R10はHではなく;
各々のR11の出現は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール基は、必要に応じ、そして独立に4個までの置換基で置換されることが可能であり、その置換基は、それぞれ独立に、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2アルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2シクロアルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2アリール、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
各々のR12の出現は、独立してH、ハロ、−N(R9)2、−OR9、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニルであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニル基は、必要に応じ、そして独立に4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立にアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)2、−O−アルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(O)アルキル、−NHSO2アルキル、−SO2アルキル、または−SO2NH−アルキルから選択され、あるいは二つのR12基は、R12が結合している炭素原子と一緒になって結合し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはC=O基を形成し;
各々のR20の出現は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロアリールであり、あるいは、両方のR20基およびR20基が結合している炭素原子が結合し、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリール基を形成し、ここで、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリール基は4個までの基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立に、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
R21はH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、または、ハロアルキルであるか、あるいはR21およびR22およびこれらが結合している窒素原子とが結合し、以下の式:
【化177】
を有する基を形成し;
R22は、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたは、ハロアルキルであり;
R23は、アルキル、アリール、−CN、−OH、−O−アルキル、シクロアルキル、ハロ、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択される任意の置換基であり;
nは1〜3の範囲の整数であり;
pの各々の出現は、独立に0、1、または2であり;
qの各々の出現は、独立に0〜4の範囲の整数であり;そして
rの各々の出現は、独立に1〜4の範囲の整数である、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物であって、R2は−C(O)NHSO2R11または−C(O)NHSO2N(R9)2であり、ここで、R9はH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、そしてR11はアルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシアルキルである、化合物。
【請求項3】
請求項2に記載の化合物であって、R3が、以下:
【化178】
であり、
R21は、H、アルキル、ハロアルキル、およびヘテロアルキルであり;そして
R23は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してH、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、およびヘテロアルキルから選択される、化合物。
【請求項4】
請求項2に記載の化合物であって、R1が−[C(R12)2]r−である、化合物。
【請求項5】
請求項2に記載の化合物であって、R1が−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、または
【化179】
である、化合物。
【請求項6】
請求項2に記載の化合物であって、
R4およびR7が、各々独立してH、アルキル、ハロまたはヒドロキシであり:
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNであり;そして
R6が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNである、化合物。
【請求項7】
請求項2に記載の化合物であって、R10がアリールまたはヘテロアリールである、化合物。
【請求項8】
請求項2に記載の化合物であって、R10が以下:
【化180】
であり、
式中、R13は、H、F、Br、またはClであり;
R14は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してアルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択され;そして
【化181】
はピリジル基を表し、式中、環窒素原子は置換されていない5つの環原子の任意の位置であり得る、化合物。
【請求項9】
請求項8に記載の化合物であって、R4およびR7が、各々独立してH、ハロまたはヒドロキシであり:
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNであり;そして
R6が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNである、化合物。
【請求項10】
以下の式:
【化182】
を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、R1が−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、または
【化183】
であり;
R2は−C(O)NHSO2R11、−C(O)NHSO2N(R9)2、−C(O)N(アルキル)SO2R11、または−C(O)N(アルキル)SO2N(R9)2であり;
R3は:
【化184】
であり;
R4、R5、R6、およびR7は、各々独立して、H、アルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9または−N(R9)2であり;
R9の各々の出現は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
R10が以下:
【化185】
であり、したがって、R1が結合であるとき、R10はHではなく;
各々のR11の出現は、独立してアルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
各々のR12の出現は、独立してH、ハロ、−N(アルキル)2、−OH、−O−アルキル、アルキル、シクロアルキル、またはシクロアルキルであり、あるいは二つのR12基は、R12が結合している炭素原子と一緒になって結合し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはC=O基を形成し;
R13は、H、F、BrまたはClであり;
R14は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基はそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択され;
R21は、H、アルキル、ハロアルキル、およびヘテロアルキルであり;
R23は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してH、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、そしてヘテロアルキルからなる群から選択され;
nの各々の出現は、独立して1〜3の範囲の整数であり;
qの各々の出現は、独立して0〜4の範囲の整数であり;
rの各々の出現は、独立して1〜4の範囲の整数であり;そして
【化186】
はピリジル基を表し、式中、環窒素原子は置換されていない5つの環原子の任意の位置であり得る、化合物。
【請求項11】
以下の式:
【化187】
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、ここで
R1は結合、−[C(R12)2]r−、−[C(R12)2]r−O−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]r−N(R9)−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−CH=CH−[C(R12)2]q−、−[C(R12)2]q−C≡C−[C(R12)2]q−、または−[C(R12)2]q−SO2−[C(R12)2]q−であり;
R2は−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)OCH2OR9、−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−アルキル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、または−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニルであって、ここで、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、またはヘテロアリール基は、必要に応じて、4個までの置換基で置換されることが可能であり、それらの置換基は同一であるか、または異なっており、そして、以下のアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
R8の各々の出現は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R9の各々の出現は、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12)2]q−アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
R10はH、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、またはヘテロアリール基は、必要に応じて、そして、独立して、4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立して、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2R11、−[C(R12)2]q−S(O)pR11、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され、したがって、R1が結合のとき、R10はHではなく;
R11の各々の出現は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリール基は必要に応じ、そして独立して、4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立して、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12)2]q−ヘテロアリール、−[C(R12)2]q−ハロアルキル、−[C(R12)2]q−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9、−CN、−[C(R12)2]q−C(O)R8、−[C(R12)2]q−C(O)OR9、−[C(R12)2]q−C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−OR9、−[C(R12)2]q−N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHC(O)R8、−[C(R12)2]q−NR8C(O)N(R9)2、−[C(R12)2]q−NHSO2アルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2シクロアルキル、−[C(R12)2]q−NHSO2アリール、−[C(R12)2]q−SO2N(R9)2、および−SO2N(R9)C(O)N(R9)2から選択され;
各々のR12の出現は、独立して、H、ハロ、−N(R9)2、−OR9、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニルであって、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニル基は、必要に応じ、そして独立して、4個までの置換基で置換されることが可能であり、該置換基は、それぞれ独立に、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)2、−O−アルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(O)アルキル、−NHSO2アルキル、−SO2アルキル、または−SO2NH−アルキルであり、あるいは二つのR12基は、R12が結合している炭素原子と一緒になって結合し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはC=O基を形成し;
R21はH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、または、ハロアルキルであるか、あるいはR21およびR22およびこれらの置換基が結合している窒素原子とが結合し、以下の式:
【化188】
を有する基を形成し;
R22は、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、または、ハロアルキルであり;
R23は、アルキル、アリール、−CN、−OH、−O−アルキル、シクロアルキル、ハロ、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択される任意の置換基であり;
nは1〜3の範囲の整数であり;
pの各々の出現は、独立に0、1、または2であり;
qの各々の出現は、独立に0〜4の範囲の整数であり;そして
rの各々の出現は、独立に1〜4の範囲の整数である、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項12】
請求項11に記載の化合物であって、R2が−C(O)OR9または−C(O)N(R9)2であり、ここで、R9がH、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、またはシクロアルキルである、化合物。
【請求項13】
請求項12に記載の化合物であって、R3が以下:
【化189】
であり、
式中、R21はH、アルキル、ハロアルキル、およびヘテロアルキルであり;そして
R23は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してH、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、そしてヘテロアルキルから選択される、化合物。
【請求項14】
請求項12に記載の化合物であって、R1が−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、または
【化190】
である、化合物。
【請求項15】
請求項12に記載の化合物であって、
R4およびR7が、各々独立してH、アルキル、ハロまたはヒドロキシであり:
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNであり;そして
R6が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNである、化合物。
【請求項16】
請求項12に記載の化合物であって、R10がアリールまたはヘテロアリールである、化合物。
【請求項17】
請求項12に記載の化合物であって、R10が、以下:
【化191】
であり、式中、R13は、H、F、Br、またはClであり;
R14は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立してアルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択され;そして
【化192】
はピリジル基を表し、式中、環窒素原子は任意の置換されていない5つの環原子の位置であり得る、化合物。
【請求項18】
請求項17に記載の化合物であって、R4およびR7が、各々独立してH、ハロまたはヒドロキシであり:
R5が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNであり;そして
R6が、H、アルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−NH2または−CNである、化合物。
【請求項19】
以下の式:
【化193】
を有する、請求項11に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、
式中、R1が−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、または
【化194】
であり;
R2は、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)2であり、ここで、R9は、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり;
R3は、以下:
【化195】
であり;
R4、R5、R6、およびR7は、各々独立して、H、アルキル、−[C(R12)2]q−シクロアルキル、−[C(R12)2]q−ヘテロシクロアルキル、ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR9または−N(R9)2であり;
R9の各々の出現は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
R10は、以下:
【化196】
であり、したがって、R1が結合であるとき、R10はHではなく;
各々のR11の出現は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり;
各々のR12の出現は、独立して、H、ハロ、−N(アルキル)2、−OH、−O−アルキル、アルキル、シクロアルキル、またはシクロアルキルであり、あるいは二つのR12基は、R12が結合している炭素原子と一緒になって結合し、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、またはC=O基を形成し;
R13は、H、F、BrまたはClであり;
R14は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基はそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF3、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO2−アルキル、−NO2、−C(O)NH2、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH2、−SO2アルキル、−SO2NHアルキル、−S−アルキル、−CH2NH2、−CH2OH、−SO2NH2、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリールから選択され;
R21は、H、アルキル、ハロアルキル、およびヘテロアルキルであり;
R23は、4個までの任意かつ付加的な置換基を表し、該置換基は、各々独立して、H、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシル、およびヘテロアルキルからなる群から選択され;
nの各々の出現は、独立して1〜3の範囲の整数であり;
qの各々の出現は、独立して0〜4の範囲の整数であり;
rの各々の出現は、独立して1〜4の範囲の整数であり;そして
【化197】
はピリジル基を表し、式中、環窒素原子は任意の置換されていない5つの環原子の位置であり得る、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項20】
以下の構造:
【化198】
【化199】
を有する、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項21】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも一つ、および薬学的に受容可能なキャリアの少なくとも一つを含有する、組成物。
【請求項22】
請求項11に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも一つ、および薬学的に受容可能なキャリアの少なくとも一つを含有する、組成物。
【請求項23】
請求項21に記載の組成物であって、少なくとも一つの追加の抗ウイルス剤をさらに含有し、ここで該追加の薬剤は、HCVポリメラーゼインヒビター、インターフェロン、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ビリオン生産インヒビター、抗体治療剤(単一クローン系または多クローン系)、およびRNA−依存ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、組成物。
【請求項24】
請求項22に記載の組成物であって、少なくとも一つの追加の抗ウイルス剤をさらに含有し、ここで該追加の薬剤は、HCVポリメラーゼインヒビター、インターフェロン、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ビリオン生産インヒビター、抗体治療剤(単一クローン系または多クローン系)、およびRNA−依存ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、組成物。
【請求項25】
患者におけるウイルス感染を処置するための方法であって、該方法は、有効量の、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも一つを該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項26】
患者におけるウイルス感染を処置するための方法であって、該方法は、有効量の、請求項11に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも一つを該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
請求項25に記載の方法であって、該方法は、少なくとも一つの追加の抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに包含し、ここで該追加の薬剤は、HCVポリメラーゼインヒビター、インターフェロン、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ビリオン生産インヒビター、抗体治療剤(単一クローン系または多クローン系)、およびRNA−依存ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、方法。
【請求項28】
請求項26に記載の方法であって、該方法は、少なくとも一つの追加の抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに包含し、ここで該追加の薬剤は、HCVポリメラーゼインヒビター、インターフェロン、ウイルス複製インヒビター、アンチセンス剤、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼインヒビター、ビリオン生産インヒビター、抗体治療剤(単一クローン系または多クローン系)、およびRNA−依存ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、方法。
【公表番号】特表2011−503196(P2011−503196A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−534159(P2010−534159)
【出願日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2008/083358
【国際公開番号】WO2009/064852
【国際公開日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2008/083358
【国際公開番号】WO2009/064852
【国際公開日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
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