説明

3−アリルアミノピペリジン誘導体

【課題】本発明は新規置換3−アリールアミノピリジン化合物(I)、それの医薬上許容される塩、溶媒和物およびプロドラッグを提供する。


(W,R1,R2,R9,R10,R11,R12,R13,R14は明細書中に定義した通りである)
【解決手段】そのような化合物はMEK阻害剤であり、癌腫、再狭窄および炎症といった過剰増殖性疾患の治療の治療に有用である。哺乳類、特にヒトにおける過剰増殖性疾患の治療における前記化合物および前記化合物を含有する医薬組成物の使用も開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下式(II)の化合物:
【化1】

またはそれらの医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラックであり、
ここで
1、R2、R9、R10、R11、R12、R13およびR14は独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−OR3、−NR4C(O)OR6、−C(O)OR3、−NR4S(O)j6、−S(O)jNR34、−S(O)jNR4C(O)R3、−C(O)NR4S(O)j6、−S(O)j6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR34,−NR5C(O)NR34、−NR5C(NCN)NR34、−NR34およびC1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR45m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR45m−アリール、−NR4(CR45m−アリール、−O(CR45m−ヘテロアリール、−NR4(CR45m−ヘテロアリール、−O(CR45m−ヘテロシクリル、−NR4(CR45m−ヘテロシクリルおよび1〜5個のFにより置換された−S(C1〜C2アルキル)から選択され、ここで各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
3は水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;あるいは非置換のアリールであるかまたはオキソ、ハロゲン、ニトロ、CF3、CHF2、CH2F、OCF3、OCHF2、OCH2F、アジド、NR′SO2R″″、SO2NR″、C(O)R′、C(O)OR′、OC(O)R′、NR′C(O)OR″″、NR′C(O)R″、C(O)NR′R″、SR″″、S(O)R″″、SO2R′、NR′R″、NR′C(O)NR″R′″、NR′C(NCN)NR″R′″、OR′、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから独立に選択された1〜5個の基により置換されたアリールであり;
4は水素またはC1〜C6アルキルから選択され、ここで前記アルキルは置換されても非置換であってもよく;
3とR4はそれらが結合している原子と一緒になって4員〜10員のヘテロアリール環またはヘテロシクリル環を形成することができ、前記環の各々は置換されているかまたは非置換であり;
5は水素またはC1〜C6アルキルから選択され、ここで前記アルキルは置換されても非置換であってもよく;
4とR5はそれらが結合している原子と一緒になって4員〜10員の炭素環、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環を形成することができ、前記環の各々は置換されているかまたは非置換であり;
6はトリフルオロメチル;並びにC1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
R′、R″およびR″′は独立に水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、アリールおよびアリールアルキルから選択され;
R″″はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルケニル、アリールおよびアリールアルキルから選択され;
Wは、1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロアリール、または1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロシクリルから選択され、その各々は非置換であるかまたは1〜5個の置換基−ZR15により置換されており;あるいはWは−C(O)OR15、−C(O)NR415、−C(O)NR4OR15、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(ヘテロシクリル)、−S(O)jNR415、−S(O)jNR4OR15、−S(O)jNR4C(O)R15、−C(O)NR4S(O)j6、−C(O)NR4NR415、−C(O)C(O)R15、−C(O)CR′R″C(O)R15、−NR′R″、−NR′C(O)R′、−NR′S(O)jR′、−NRC(O)NR′R″、−NR′S(O)jNR′R″、または−C(O)NR4NR4C(O)R15であり;
WがC(O)OHである時、R1、R2、R12、R13およびR14は独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4S(O)j6、−S(O)jNR34、−S(O)jNR4C(O)R3、−C(O)NR4S(O)j6、−S(O)j6、−NR4C(O)R3、−NR5C(O)NR34、−NR5C(NCN)NR34並びにC1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR45m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR45m−アリール、−NR4(CR45m−アリール、−O(CR45m−ヘテロアリール、−NR4(CR45m−ヘテロアリール、−O(CR45m−ヘテロシクリル、−NR4(CR45m−ヘテロシクリル、および1〜5個のFにより置換された−S(C1〜C2アルキル)から選択され、ここで前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは非置換であるかまたは置換されており;−NR3344、C(O)NR344またはOR33であり、ここでR33は水素、CF3、CHF2、CH2F、C2〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは非置換であるかまたは置換されており、そしてR44は水素、CF3、CHF2、CH2FおよびC2〜C6アルキルから選択され;
Zは結合、NR16、O、NR16SO2またはSであり;
15は独立に水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
16は水素またはC1〜C10アルキルから選択されるか、R15とR16が一緒になって1個もしくは2個のN原子と場合により1個のO原子とを有する4〜10員の環を形成し、前記環は置換されているかまたは非置換であり;
XはNまたはN→Oであり;
mは0,1,2,3,4または5であり;そして
jは1または2であり、
ただし、3−(4−メトキシフェニルアミノ)イソニコチン酸、3−フェニルアミノイソニコチン酸メチルエステル、2,3,6−トリフルオロ−5−フェニルアミノイソニコチン酸および3−オキソ−3−(3−フェニルアミノピリジン−4−イル)プロピオン酸エチルエステルを除く、上記式(II)の化合物、それらの医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラック。
【請求項2】
下式(II)の化合物:
【化2】

それらの医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグであって、
ここで
1、R2、R9、R10、R11、R12、R13およびR14は独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4S(O)j6、−S(O)jNR34、−S(O)jNR4C(O)R3、−C(O)NR4S(O)j6、−S(O)j6、−NR4C(O)R3、−C(O)NR34、−NR5C(O)NR34、−NR5C(NCN)NR34、−NR34、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR45m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR45m−アリール、−NR4(CR45m−アリール、−O(CR45m−ヘテロアリール、−NR4(CR45m−ヘテロアリール、−O(CR45m−ヘテロシクリル、−NR4(CR45m−ヘテロシクリル、および1〜5個のFにより置換された−S(C1〜C2アルキル)から選択され、ここで各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
3は水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;あるいは非置換のアリールであるかまたはオキソ、ハロゲン、ニトロ、CF3、CHF2、CH2F、OCHF2、OCH2F、アジド、NR′SO2R″″、SO2NR″、C(O)R′、OC(O)R′、NR′C(O)OR″″、NR′C(O)R″、C(О)NR′R″、SR″″、S(O)R″″、SO2R′、NR′R″、NR′C(O)NR″R″′、NR′C(NCN)NR″R″′、OR′、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから独立に選択された1〜5個の基により置換されたアリールであり;
4は水素またはC1〜C6アルキルから選択され、ここで前記アルキルは置換されても非置換であってもよく;
3とR4はそれらが結合している原子と一緒になって4員〜10員のヘテロアリール環またはヘテロシクリル環を形成することができ、前記環の各々は置換されているかまたは非置換であり;
5は水素またはC1〜C6アルキルから選択され、ここで前記アルキルは置換されても非置換であってもよく;
4とR5はそれらが結合している原子と一緒になって4員〜10員の炭素環、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル環を形成することができ、前記環の各々は置換されているかまたは非置換であり;
6はトリフルオロメチル;並びにC1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
R′、R″およびR″′は独立に水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、アリールおよびアリールアルキルから選択され;
R″″はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルケニル、アリールおよびアリールアルキルから選択され;
Wは、1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロアリール、または1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロシクリルから選択され、その各々は非置換であるかまたは1〜5個の置換基−ZR15により置換されており;あるいはWは−C(O)OR15、−C(O)NR415、−C(O)NR4OR15、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(ヘテロシクリル)、−S(O)jNR415、−S(O)jNR4OR15、−S(O)jNR4C(O)R15、または−C(O)NR4S(O)j6であり;
WがC(O)OHである時、R1、R2、R12、R13およびR14は独立に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4S(O)j6、−S(O)jNR34、−S(O)jNR4C(O)R3、−C(O)NR4S(O)j6、−S(O)j6、−NR4C(O)R3、−NR5C(O)NR34、−NR5C(NCN)NR34並びにC1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR45m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR45m−アリール、−NR4(CR45m−アリール、−O(CR45m−ヘテロアリール、−NR4(CR45m−ヘテロアリール、−O(CR45m−ヘテロシクリル、−NR4(CR45m−ヘテロシクリル、および1〜5個のFにより置換された−S(C1〜C2アルキル)から選択され、ここで前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは非置換であるかまたは置換されており;−NR3344、C(O)NR344またはOR33であり、ここでR33は水素、CF3、CHF2、CH2F、C2〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは非置換であるかまたは置換されており、そしてR44は水素、CF3、CHF2、CH2FおよびC2〜C6アルキルから選択され;
Zは結合、NR16、O、NR16SO2またはSであり;
15は独立に水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
16は水素もしくはC1〜C10アルキルから選択されるか、またはR15とR16が一緒になって、1個もしくは2個のN原子と場合により1個のO原子とを有する4〜10員の環を形成し、ここで前記環は置換されているかまたは非置換であり;
XはNまたはN→Oであり;
mは0,1,2,3,4または5であり;そして
jは1または2である
請求項1に記載の式(II)の化合物、それの医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項3】
1、R2、R9、R11が水素、ハロ、C1〜C4アルキル、C3〜C4シクロアルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、シアノ、ニトロ、OR3またはNR34から選択され、ここで各アルキル、アルケニル、アルキニルおよびシクロアルキルは場合により1〜5個のハロゲンにより置換されており;
10およびR12が独立に水素、ハロ、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、シアノ、ニトロ、アジド;NR4SO26;SO2NR34;SO26 ;C(O)NR34;−S(O)jNR4C(O)R3、−C(O)NR4S(O)j6、OR3、NR34、および1個〜5個のFにより置換された−S(C1〜C2アルキル)から選択され、ここで各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
13およびR14が独立にH、F、Cl、C1〜C4アルキル、C3〜C4シクロアルキル、C2〜C4アルケニルおよびC2〜C4アルキニルから選択され、ここで各アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アルキニルは所望により1個〜5個のハロゲンにより更に置換されることがあり;
Wが1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロアリール、または1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロシクリルから選択され、その各々は非置換であるかまたは1〜3個の置換基−ZR15により置換されており;あるいはWが−C(O)OR15、−C(O)NR415、−C(O)NR4OR15、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C2〜C10アルキル)、−S(O)jNR4C(O)R15、−C(O)NR4S(O)j6、−S(O)jN、NR415、または−S(O)jNR4OR15、であり;
ZがNR16、NR16SO2またはOから選択され;
15が水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C4〜C6シクロアルキルアルキルであり、ここで前記アルキルまたはアルケニルは1個もしくは2個のOH、O−C1〜C4アルキルまたはNR′R″により更に置換されることがあり;
16が水素またはC1〜C4アルキルから選択され;
R′およびR″が各々独立に水素、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、アリールおよびアリールアルキルから選択される、
請求項1または請求項2に記載の式(II)の化合物。
【請求項4】
1がHおよびFから選択され;
2が水素、F、ClおよびMeから選択され、ここで前記メチル基は1個〜3個のフッ素により置換されることがあり;
9がH、F、Clから選択され;
10がH、F、Cl、Br、ニトロ、Me、OMeから選択され、ここで前記メチル基は1〜3個のフッ素、SO2NR34またはC(O)NR34により置換されることがあり、前記R3およびR4は独立に1個もしくは2個のアルキルアミノによりもしくはO−アルキルにより置換されることがあるC1〜C6アルキルであるか、またはR3とR4が一緒になって1個もしくは2個のN原子と場合により1個のO原子とを有する環を形成し、前記環は場合により1個もしくは2個のアルキルアミノまたはO−アルキルにより置換されることがあり;
11がH、F、Cl、Br、Me、OMeから選択され、ここで前記メチル基は場合により1個から3個のフッ素原子により置換されることがあり;
12がH、F、Cl、Br、ニトロ、Me、SCF3、SCHF2、SCH2F、SO2NR34またはC(O)NR34またはOMeから選択され、ここで前記メチル基は1〜3個のフッ素原子により置換されることがあり、R3およびR4は独立に、場合により1個もしくは2個のアルキルアミノによりまたはO−アルキルにより置換されることがあるC1〜C6アルキルであるか、あるいはR3とR4が一緒になって1個もしくは2個のN原子と場合により1個のO原子とを有する環を形成し、ここで前記環は場合により1個もしくは2個のアルキルアミノまたはO−アルキルにより置換されることがあり;
13がHおよびFから選択され;
14がHおよびFから選択され;
Wが−C(O)NR4OR15およびSO2NR4OR 15から選択されるか、または
Wが
【化3】

であり、
上式中、ZはNR16であり;
15は場合により1個〜3個の置換基OH、OMe、NH2、N(メチル)2もしくはN(エチル)2により置換されることがある、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルケニルであり;
16は水素またはC1〜C4アルキルであり;あるいはR16とR15が一緒になって1個または2個のN原子と場合により1個のO原子とを有する4〜10員の環を形成することがあり、前記環は場合により1個または2個のアルキルアミノ、アミノ、ヒドロキシまたはO−アルキルにより置換されることがあり;
YはO、SまたはNR′である
請求項1〜3のいずれか一項に記載の式(II)の化合物。
【請求項5】
Wが−C(O)NR4OR15またはSO2NR4OR15から選択され、あるいは
Wが
【化4】

であり、
上式中、
4が水素であり;
ZがNHであり;
15が1個もしくは2個のOH,O−C1〜C4アルキルまたはNR′R″により更に置換されることがあるC1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルケニルから選択され;
R′およびR″が独立に水素、メチルまたはエチルから選択され;そして
YがOである、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の式(II)の化合物。
【請求項6】
前記化合物が
N−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−{〔(4R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル〕メトキシ}−3−〔(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ〕イソニコチンアミド、
3−〔(2−クロロ−4−ヨードフェニル)アミノ〕−N−{〔(4R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル〕メトキシ}イソニコチンアミド、
N−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−(4−ヨード−2−メチルフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸メチルエステル、
3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシプロピル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチル)イソニコチンアミド、
〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−イル〕モルホリン−4−イルメタノン、
N−エチル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−ピペリジン−1−イルイソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−イミダゾール−1−イルプロピル)イソニコチンアミド、
N−ベンジル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−メチルイソニコチンアミド、
3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N,N−ジメチルイソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−メトキシエチル)−N−メチルイソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−モルホリン−4−イルイソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−フェノキシエチル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−〔2−(2−メトキシフェニル)エチル〕イソニコチンアミド、
N−〔2−(3−クロロフェニル)エチル〕−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−〔3−(2−オキソピロリジン−1−イル)プロピル〕イソニコチンアミド、
2−クロロ−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸N′−フェニルヒドラジド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ピペリジン−1−イルエチル)イソニコチンアミド、
{1−〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−カルボニル〕ピペリジン−4−イル}カルバミン酸tert−ブチルエステル、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−モルホリン−4−イルプロピル)イソニコチンアミド、
3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(5−ヒドロキシペンチル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルイソニコチンアミド、
2−クロロ−N−(2,2−ジメチル−〔1,3〕ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(4−ヒドロキシブチル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−ピリジン−2−イルメチルイソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシプロピル)イソニコチンアミド、
N−アゼパン−1−イル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
2−クロロ−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
(4−アミノピペリジン−1−イル)−〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−イル〕メタノン、
N′−〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−カルボニル〕ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル、
4−({〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−カルボニル〕アミノ}メチル)安息香酸、
N−シクロプロピル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシプロピル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸N′−ピリジン−2−イルヒドラジド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸N′−(4−トリフルオロメチルピリミジン−2−イル)ヒドラジド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸ヒドラジド、
5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−2−(4−メトキシフェニル)イソニコチン酸、
N−シクロプロピルメチル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−クロロ−4−エチニルフェニルアミノ)−N−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)イソニコチンアミド、
3−メトキシ安息香酸N′−〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−カルボニル〕ヒドラジド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸N′−(7−クロロキノリン−4−イル)ヒドラジド、
2−(4−ジメチルアミノフェニル)−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸、
N−シクロブチル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−インダン−1−イルイソニコチンアミド、
N−シクロペンチル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−シクロヘキシル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−(1,2−ジメチルプロピル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−(2,2−ジメチル−〔1,3〕ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−(2−アセチルアミノエチル)−3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−tert−ブトキシ−3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−ヒドロキシイソニコチンアミド、
3−(4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
2−ブロモ−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
2−ブロモ−N−(〔1,3〕ジオキソラン−4−イルメトキシ)−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
2−ブロモ−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−ヒドロキシプロピル)イソニコチンアミド、
2−ブロモ−N−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
2−ブロモ−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−イミダゾール−1−イルプロピル)イソニコチンアミド、
3−(4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸、
2−ブロモ−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチル)イソニコチンアミド、
N−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−エトキシイソニコチンアミド、
N−アリルオキシ−3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−イソブトキシイソニコチンアミド、
N−(3−クロロプロピル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−メトキシイソニコチンアミド、
N−ベンジルオキシ−3−(2−クロロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタ−2−イル−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−〔(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシフェノキシプロピル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−p−トリルエチル)イソニコチンアミド、
N−{1−〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−カルボニル〕ピペリジン−4−イル}−2−p−トリルアセトアミド、
2−ブロモ−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−メトキシエチル)イソニコチンアミド、
2−ブロモ−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)イソニコチンアミド、
N−(2,2−ジメチル−〔1,3〕ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−オキシイソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸N′−m−トリルヒドラジド、
N−ベンジルオキシ−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
{〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−カルボニル〕アミノオキシ}酢酸、
N−(2,4−ジフルオロベンジル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−ヨードベンジル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−2−メチルイソニコチン酸、
N−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−(4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−1−オキシイソニコチンアミド、
N−(2,2−ジエトキシエチル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸N′−p−トリルヒドラジド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−2−メチルイソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸N′−(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ヒドラジド、
4−(2−{〔3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)ピリジン−4−カルボニル〕アミノ}エチル)安息香酸、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−ペンタフルオロフェニルメトキシイソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−メトキシフェニル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−ヒドロキシベンジル)イソニコチンアミド、
N−(4,4−ジエトキシブチル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−(4−フルオロベンジル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(1−ヒドロキシメチルシクロペンチル)イソニコチンアミド、
5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−2−メチルイソニコチン酸、
N−(1−カルバモイル−2−ヒドロキシエチル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)イソニコチンアミド、
N−(1,1−ビスヒドロキシメチルプロピル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−ピペラジン−1−イルプロピル)イソニコチンアミド、
3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−N−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジル)イソニコチンアミド、
2−クロロ−3−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)イソニコチン酸、
3−(4−メトキシフェニルアミノ)イソニコチン酸、
3−(4−トリフルオロメチルスルファニルフェニルアミノ)イソニコチン酸、
3−(4−トリフルオロメトキシフェニルアミノ)イソニコチン酸、
3−〔(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アミノ〕−N−エトキシイソニコチンアミド、
3−〔(4−ヨード−2−フルオロフェニル)アミノ〕−N−エトキシイソニコチンアミド、
N−〔3−(4−ヨード−2−メチルフェニルアミノ)ピリジン−4−カルボニル〕メタンスルホンアミド、
N−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−3−(4−ヨード−2−メチルフェニルアミノ)イソニコチンアミド、
3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニルアミノ)−2−クロロイソニコチン酸、
5−〔3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニルアミノ)ピリジン−4−イル〕−3H−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−オン、
2−{5−〔3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニルアミノ)ピリジン−4−イル〕−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イルアミノ}エタノール、
N−{5−〔3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニルアミノ)ピリジン−4−イル〕−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル}−N′−メチルエタン−1,2−ジアミン、および
〔4−(5−アリルアミノ−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル〕−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)アミン
から成る群より選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
医薬として使用される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
哺乳類におけるMEKの機能亢進に関連した過剰増殖性疾患並びにMEKカスケードにより調節される疾患の治療薬の調製のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物または下式(I)の化合物:
【化5】

それの医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグの使用であって、
ここで
1、R2、R9、R10、R11、R12、R13およびR14は独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4S(O)j6、−S(O)jNR34、−S(O)jNR4C(O)R3、−C(O)NR4S(O)j6、−S(O)j6,−NR4C(O)R3、−C(O)NR34、−NR5C(O)NR34、−NR5C(NCN)NR34、−NR34、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR45m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR45m−アリール、−NR4(CR45m−アリール、−O(CR45m−ヘテロアリール、−NR4(CR45m−ヘテロアリール、−O(CR45m−ヘテロシクリル、−NR4(CR45m−ヘテロシクリル、および1〜5個のFにより置換された−S(C1〜C2アルキル)から選択され、前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
3は水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
4は水素またはC1〜C6アルキルから選択され、ここで前記アルキルは置換されても非置換であってもよく;
3とR4はそれらが結合している原子と一緒になって4員〜10員のヘテロアリール環またはヘテロシクリル環を形成することができ、前記環の各々は置換されているかまたは非置換であり;
5は水素またはC1〜C6アルキルから選択され、ここで前記アルキルは置換されているかまたは非置換であり;
4とR5はそれらが結合している原子と一緒になって4員から10員の炭素環、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環を形成することができ、前記環の各々は置換されているかまたは非置換であり;
6はトリフルオロメチル;並びにC1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで前記各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
Wは、1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロアリール、または1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロシクリルから選択され、その各々は非置換であるかまたは1〜5個の置換基−ZR15により置換されており;またはWは−C(O)OR15、−C(O)NR415、−C(O)NR4OR15、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C2〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、−S(O)jNR415、−S(O)jNR4OR15、−S(O)jNR4C(O)R15、−C(O)NR4S(O)j6、−C(O)NR4NR415、−C(O)C(O)R15、−C(O)CR′R″C(O)R15、−NR′R″、−NR′C(O)R′、−NR′S(O)jR′、−NRC(O)NR′R″、−NR′S(O)jNR′R″、または−C(O)NR4NR4C(O)R15であり;
Zは結合、NR16、O、NR16SO2またはSであり;
15は独立に水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
16は水素またはC1〜C10アルキルから選択されるか、あるいはR15とR16が一緒になって1個もしくは2個のN原子と場合により1個のO原子とを有する4〜10員の環を形成し、前記環は置換されているかまたは非置換であり;
XはNまたはN→Oであり;
mは0,1,2,3,4または5であり;そして
jは1または2である
ことを特徴とする使用。
【請求項9】
癌、炎症、膵炎もしくは腎臓病、疼痛、皮膚の良性過形成、再狭窄、前立腺疾患、脈管形性もしくは血管新生に関連した疾患、腫瘍性血管新生、または乾癬、湿疹および強皮症から選択される皮膚病、糖尿病、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、加齢に伴う黄斑変性症、血管腫、神経膠腫、黒色腫およびカポジ肉腫から成る群より選択された疾患の治療のための、請求項8に記載の使用。
【請求項10】
癌または炎症の治療のための、請求項8または9に記載の使用。
【請求項11】
卵巣癌、乳癌、肺癌、膵臓癌、前立腺癌、結腸癌および扁平上皮細胞癌から成る群より選択された癌腫;または慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患およびアテローム性動脈硬化症から成る群より選択された炎症の治療のための、請求項8〜10のいずれか一項に記載の使用。
【請求項12】
過剰増殖性疾患または癌腫を含む異常増殖により媒介される障害の治療薬の調製のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物または式(I)の化合物:
【化6】

、それの医薬上許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグの使用であって、
ここで
1、R2、R9、R10、R11、R12、R13およびR14は独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、−OR3、−C(O)R3、−C(O)OR3、−NR4C(O)OR6、−OC(O)R3、−NR4S(O)j6、−S(O)jNR34、−S(O)jNR4C(O)R3、−C(O)NR4S(O)j6、−S(O)j6,−NR4C(O)R3、−C(O)NR34、−NR5C(O)NR34、−NR5C(NCN)NR34、−NR34、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)j(C1〜C6アルキル)、−S(O)j(CR45m−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR45m−アリール、−NR4(CR45m−アリール、−O(CR45m−ヘテロアリール、−NR4(CR45m−ヘテロアリール、−O(CR45m−ヘテロシクリル、−NR4(CR45m−ヘテロシクリル、および1〜5個のFにより置換された−S(C1〜C2アルキル)から選択され、前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
3は水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
4は水素またはC1〜C6アルキルから選択され、ここで前記アルキルは置換されても非置換であってもよく;あるいは
3とR4はそれらが結合している原子と一緒になって4員〜10員のヘテロアリール環またはヘテロシクリル環を形成することができ、前記環の各々は置換されているかまたは非置換であり;
5は水素またはC1〜C6アルキルから選択され、ここで前記アルキルは置換されているかまたは非置換であり;あるいは
4とR5はそれらが結合している原子と一緒になって4員〜10員の炭素環、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環を形成することができ、前記環の各々は置換されているかまたは非置換であり;
6はトリフルオロメチル;並びにC1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで前記各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
Wは、1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロアリール、または1〜4個のヘテロ原子を含むヘテロシクリルから選択され、その各々は非置換であるかまたは1〜5個の置換基−ZR15により置換されており;またはWは−C(O)OR15、−C(O)NR415、−C(O)NR4OR15、−C(O)(C3〜C10シクロアルキル)、−C(O)(C2〜C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、−S(O)jNR415、−S(O)jNR4OR15、−S(O)jNR4C(O)R15、−C(O)NR4S(O)j6、−C(O)NR4NR415、−C(O)C(O)R15、−C(O)CR′R″C(O)R15、−NR′R″、−NR′C(O)R′、−NR′S(O)jR′、−NRC(O)NR′R″、−NR′S(O)jNR′R″、または−C(O)NR4NR4C(O)R15であり;
Zは結合、NR16、O、NR16SO2またはSであり;
15は独立に水素、トリフルオロメチル、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C3〜C10シクロアルキル、C3〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから選択され、ここで前記各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルは置換されているかまたは非置換であり;
16は水素またはC1〜C10アルキルから選択されるか、あるいはR15とR16が一緒になって1個もしくは2個のN原子と場合により1個のO原子とを有する4〜10員の環を形成し、前記環は置換されているかまたは非置換であり;
XはNまたはN→Oであり;
mは0,1,2,3,4または5であり;そして
jは1または2である
ことを特徴とする使用。
【請求項13】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物および医薬上許容される担体を含んで成る医薬組成物。
【請求項14】
式(I)の化合物の製造方法であって、中間体化合物を下記のカップリング反応:
【化7】

にかける段階を含んで成る方法。

【公表番号】特表2008−517024(P2008−517024A)
【公表日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−537205(P2007−537205)
【出願日】平成17年10月19日(2005.10.19)
【国際出願番号】PCT/EP2005/011257
【国際公開番号】WO2006/045514
【国際公開日】平成18年5月4日(2006.5.4)
【出願人】(599177396)アプライド リサーチ システムズ エーアールエス ホールディング ナームロゼ フェンノートシャップ (70)
【Fターム(参考)】