ERK2の複素環式インヒビターおよびその使用
【課題】プロテインキナーゼインヒビターとして有用な化合物を提供すること
【解決手段】4−(2−アミノ−5−フェニル−ピリミジン−4−イル)−1H−ピロール−2−カルボン酸ジメチルアミド;{4−[2−アミノ−5−(3−クロロ−フェニル)−ピリミジン−4−イル]−1H−ピロール−2−イル}−ピロリジン−1−イル−メタノン;{4−[2−アミノ−5−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ピリミジン−4−イル]−1H−ピロール−2−イル}−ピロリジン−1−イル−メタノンなどの、プロテインキナーゼインヒビターとして有用な化合物が提供される。本発明の化合物は、ERK2インヒビターとして、そしてプロテインキナーゼインヒビターによって軽減される哺乳動物における疾患、特に、癌、炎症性障害、再狭窄、糖尿病、および心臓血管疾患などの処置に有用である。
【解決手段】4−(2−アミノ−5−フェニル−ピリミジン−4−イル)−1H−ピロール−2−カルボン酸ジメチルアミド;{4−[2−アミノ−5−(3−クロロ−フェニル)−ピリミジン−4−イル]−1H−ピロール−2−イル}−ピロリジン−1−イル−メタノン;{4−[2−アミノ−5−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ピリミジン−4−イル]−1H−ピロール−2−イル}−ピロリジン−1−イル−メタノンなどの、プロテインキナーゼインヒビターとして有用な化合物が提供される。本発明の化合物は、ERK2インヒビターとして、そしてプロテインキナーゼインヒビターによって軽減される哺乳動物における疾患、特に、癌、炎症性障害、再狭窄、糖尿病、および心臓血管疾患などの処置に有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者においてERK−2活性を阻害するための組成物であって、該組成物は、式(I)の化合物:
【化148】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩を含み、ここで:
Spは、ピロールであって、ここで、環AおよびQR2は非近接位でSpと結合しており;
Z1は、CHであり;Z2は、CHであり;
Tは、−O−,−S−,−NH−,−CH2−,−CO−,あるいは必要に応じて置換される飽和または不飽和のCl〜6アルキリデン鎖であって、ここでこの鎖の2つまでの飽和炭素は、必要に応じて以下によって置き換えられる:
−C(O)−,−C(O)C(O)−,−CONR7−,−CONR7NR7−,−CO2−,−OC(O)−,−NR7CO2−,−O−,−NR7CONR7−,−OC(O)NR7−,−NR7NR7−,−NR7CO−,−S−,−SO−,−SO2−,−NR7−,−SO2NR7−,または−NR7SO2−;
Qは、−CO−または−CONR7−であり;
Uは、
【化149】
から選択され;
mおよびnは、0または1からそれぞれ独立に選択され;
R1は、
【化150】
から選択され;
R2は、
【化151】
から選択され;
yは、0〜6であり;
R3は、
【化152】
から選択され;
各Rは、C1−6脂肪族、C6−10アリール、5〜10環原子を有するヘテロアリール環、または3〜10環原子を有する複素環式環から選択される群から選択される、必要に応じて置換された基から独立に選択され;
各R4は、
【化153】
から独立に選択され;
各R5は、
【化154】
から独立に選択され;
各R7は、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−6脂肪族から独立に選択されるか、または、同じ窒素上の2つのR7は、窒素と一緒になって5〜8員環の複素環式環もしくはヘテロアリール環を形成し;
R8は、
【化156】
から選択され;そして、
各wは0〜4から独立に選択される、組成物。
【請求項2】
請求項1に記載の組成物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(d)R2が、
【化159】
であること;
(f)R4が、R、R7、または−(CH2)yCH(R5)2であること;および、
(g)R5が、C1−6脂肪族、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、組成物。
【請求項3】
請求項2に記載の組成物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(d)R2が、
【化161】
であり;
(f)R4が、
【化162】
であり;そして、
(g)R5が、C1−6脂肪族、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基、
である、組成物。
【請求項4】
請求項2に記載の組成物であって、ここで前記化合物が、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択されること;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、CH2OCH3、CH2OH、OH、NH2、NHCH3、NHAc、NHC(O)NHCH3、またはCH2NHCH3から選択されること;
(d)R2が、
【化164】
であり、ここで、R8が、OHまたはCH2OHであること;および
(e)R5が、−CH2OH、−(CH2)2OH、イソプロピルまたは、ピロリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル、4−フェニル−ピペラジン−1−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イミダゾリル、フラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロフラン−2−イル、シクロヘキシル、フェニル、またはベンジルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、組成物。
【請求項5】
請求項4に記載の組成物であって、ここで、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択され;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化165】
から選択され;
(d)R2が、
【化167】
であり、ここで、R8が、OHまたはCH2OHであり;そして、
(e)R5が、−CH2OH、−(CH2)2OH、イソプロピルまたは、ピロリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル、4−フェニル−ピペラジン−1−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イミダゾリル、フラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロフラン−2−イル、シクロヘキシル、フェニル、またはベンジルから選択される必要に応じて置換された基、
である、組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の組成物であって、ここで前記化合物は、式III−a:
【化168】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩である、組成物。
【請求項7】
請求項6に記載の組成物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、N(R4)2、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(d)R2が、
【化170】
であること;
(f)R4が、
【化171】
であること;および
(g)R5が、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、組成物。
【請求項8】
請求項7に記載の組成物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、N(R4)2、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(d)R2が、
【化173】
であり;
(f)R4が、
【化174】
であり;そして、
(g)R5が、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基、
である、組成物。
【請求項9】
生物学的サンプルにおいてERK−2活性を阻害する方法であって、該方法は、式(I)の化合物:
【化175】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩と該サンプルを接触する工程を含み、ここで:
Spは、ピロールであって、ここで、環AおよびQR2は非近接位でSpと結合しており;
Z1は、CHであり;Z2は、CHであり;
Tは、−O−,−S−,−NH−,−CH2−,−CO−,あるいは必要に応じて置換される飽和または不飽和のCl〜6アルキリデン鎖であって、ここでこの鎖の2つまでの飽和炭素は、必要に応じて以下によって置き換えられる:
−C(O)−,−C(O)C(O)−,−CONR7−,−CONR7NR7−,−CO2−,−OC(O)−,−NR7CO2−,−O−,−NR7CONR7−,−OC(O)NR7−,−NR7NR7−,−NR7CO−,−S−,−SO−,−SO2−,−NR7−,−SO2NR7−,または−NR7SO2−;
Qは、−CO−または−CONR7−であり;
Uは、
【化176】
から選択され;
mおよびnは、0または1からそれぞれ独立に選択され;
R1は、
【化177】
から選択され;
R2は、
【化178】
から選択され;
yは、0〜6であり;
R3は、
【化179】
から選択され;
各Rは、C1−6脂肪族、C6−10アリール、5〜10環原子を有するヘテロアリール環、または3〜10環原子を有する複素環式環から選択される群から選択される、必要に応じて置換された基から独立に選択され;
各R4は、
【化180】
から独立に選択され;
各R5は、
【化181】
から独立に選択され;
各R7は、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−6脂肪族から独立に選択されるか、または、同じ窒素上の2つのR7は、窒素と一緒になって5〜8員環の複素環式環もしくはヘテロアリール環を形成し;
R8は、
【化183】
から選択され;そして、
各wは0〜4から独立に選択される、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(d)R2が、
【化186】
であること;
(f)R4が、
【化187】
であること;および
(g)R5が、C1−6脂肪族、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(d)R2が、
【化189】
であり;
(f)R4が、
【化190】
であり;そして、
(g)R5が、C1−6脂肪族、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基、
である、方法。
【請求項12】
請求項10に記載の方法であって、ここで前記化合物が、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択されること;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化191】
から選択されること;
(d)R2が、
【化193】
であり、ここで、R8が、OHまたはCH2OHであること;および
(e)R5が、−CH2OH、−(CH2)2OH、イソプロピルまたは、ピロリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル、4−フェニル−ピペラジン−1−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イミダゾリル、フラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロフラン−2−イル、シクロヘキシル、フェニル、またはベンジルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、ここで、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択され;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化194】
から選択され;
(d)R2が、
【化196】
であり、ここで、R8が、OHまたはCH2OHであり;そして、
(e)R5が、−CH2OH、−(CH2)2OH、イソプロピルまたは、ピロリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル、4−フェニル−ピペラジン−1−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イミダゾリル、フラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロフラン−2−イル、シクロヘキシル、フェニル、またはベンジルから選択される必要に応じて置換された基、
である、方法。
【請求項14】
式I’の化合物:
【化204】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩であって、ここで:
Spは、ピロールであって、ここで、環AおよびQ’R2’は非近接位でSpと結合しており;
Z1は、CHであり;Z2は、CHであり;
Tは、−O−,−S−,−NH−,−CH2−,−CO−,あるいは必要に応じて置換される飽和または不飽和のCl〜6アルキリデン鎖であって、ここでこの鎖の2つまでの飽和炭素は、必要に応じて以下によって置き換えられる:
−C(O)−,−C(O)C(O)−,−CONR7−,−CONR7NR7−,−CO2−,−OC(O)−,−NR7CO2−,−O−,−NR7CONR7−,−OC(O)NR7−,−NR7NR7−,−NR7CO−,−S−,−SO−,−SO2−,−NR7−,−SO2NR7−,または−NR7SO2−;
Q’は、
【化205】
から選択され;
Uは、
【化206】
から選択され;
mおよびnは、0または1からそれぞれ独立に選択され;
R1は、
【化207】
から選択され;
R2’は、
【化208】
から選択され;
yは、0〜6であり;
R3は、
【化209】
から選択され;
各Rは、C1−6脂肪族、C6−10アリール、5〜10環原子を有するヘテロアリール環、または3〜10環原子を有する複素環式環から選択される群から選択される、必要に応じて置換された基から独立に選択され;
各R4は、
【化210】
から独立に選択され;
各R5は、
【化211】
から独立に選択され;
各R7は、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−6脂肪族から独立に選択されるか、または、同じ窒素上の2つのR7は、窒素と一緒になって5〜8員環の複素環式環もしくはヘテロアリール環を形成し;
R8は、
【化213】
から選択され;そして、
各wは0〜4から独立に選択される、化合物。
【請求項15】
請求項14に記載の化合物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリールもしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;および
(c)R5が、RもしくはOR7であって、ここで、Rが、カルボシクリルであるか、または、必要に応じて置換された5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、化合物。
【請求項16】
請求項15に記載の化合物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリールもしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(c)R5が、RもしくはOR7であって、ここで、Rが、カルボシクリルであるか、または、必要に応じて置換された5〜6員環のアリール環、もしくはヘテロアリール環、
である、化合物。
【請求項17】
請求項15に記載の化合物であって、ここで前記化合物が、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択されること
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化215】
から選択されること
(c)R5が、OH、CH2OH、カルボシクリル、または、必要に応じて置換されたフェニル環もしくはピリジル環であり、Q’が、−C(O)NH−であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、化合物。
【請求項18】
請求項17に記載の化合物であって、ここで、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択され;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化216】
から選択され;
(c)R5が、OH、CH2OH、カルボシクリル、または、必要に応じて置換されたフェニル環もしくはピリジル環、そしてQ’が、−C(O)NH−、
である、化合物。
【請求項19】
請求項14に記載の化合物であって、ここで前記化合物は、式I”:
【化217】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩である、化合物。
【請求項20】
請求項19に記載の化合物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、N(R4)2、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(c)R5が、必要に応じて置換された6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくは、カルボシクリル環であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、方法。
【請求項21】
請求項20に記載の化合物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、N(R4)2、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリールもしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(c)R5が、必要に応じて置換された6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくは、カルボシクリル環、
である、方法。
【請求項22】
請求項14に記載の化合物であって、ここで前記化合物は、式I゜:
【化218】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩である、化合物。
【請求項23】
請求項22に記載の化合物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(c)R5が、RもしくはOR7であって、ここで、Rが、カルボシクリルであるか、または、必要に応じて置換された5〜6員環のアリール環もしくは、ヘテロアリール環であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、化合物。
【請求項24】
請求項23に記載の化合物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(c)R5が、RもしくはOR7であって、ここで、Rが、カルボシクリルであるか、または、必要に応じて置換された5〜6員環のアリール環、もしくは、ヘテロアリール環、
である、化合物。
【請求項25】
請求項14〜24のいずれかに記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含む、組成物。
【請求項26】
さらなる治療薬剤をさらに含む、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
患者において、ERK2、GSK−3、Aurora、CDK2、またはLck活性を阻害するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項28】
前記組成物が患者においてERK2活性を阻害する、請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
ERK2媒介性疾患の処置を必要とする患者において、ERK2媒介性疾患を処置するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項30】
さらなる治療薬剤を、さらに含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
請求項29に記載の組成物であって、前記疾患が、癌、発作、糖尿病、肝腫、心臓血管疾患、アルツハイマー病、嚢胞性線維症、ウイルス疾患、自己免疫疾患、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、乾癬、アレルギー障害、炎症、神経障害、ホルモン関連疾患、臓器移植に関連する状態、免疫不全障害、破壊的骨障害、増殖障害、感染症、細胞死に関連する状態、トロンビン誘導性血小板凝集、慢性骨髄性白血病(CML)、肝臓疾患、T細胞活性化を含む病的免疫状態、またはCNS障害から選択される、組成物。
【請求項32】
前記疾患が癌である、請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
請求項32に記載の組成物であって、前記疾患が、乳;卵巣;頸;前立腺;精巣、尿生殖路;食道;喉頭、神経膠芽細胞腫;神経芽細胞腫;胃;皮膚、角化棘細胞腫;肺、類表皮癌、大細胞癌、小細胞癌、肺腺癌;骨;結腸、腺腫;膵臓、腺癌;甲状腺、濾胞状癌、未分化癌、乳頭状癌;精上皮腫;黒色腫;肉腫;膀胱癌;肝臓癌および胆汁路;腎臓癌;骨髄障害;リンパ障害、ホジキンの毛様細胞;口腔前庭および咽頭(口内)、唇、舌、口、咽頭;小腸;結腸直腸、大腸、直腸;脳および中枢神経系;または白血病から選択される癌である、組成物。
【請求項34】
前記疾患が心臓血管疾患である、請求項29に記載の組成物。
【請求項35】
前記疾患が再狭窄、心臓肥大、動脈硬化、心筋梗塞、またはうっ血性心不全から選択される心臓血管疾患である、請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
GSK−3媒介性疾患の処置を必要とする患者において、GSK−3媒介性疾患を処置するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項37】
さらなる治療薬剤をさらに含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
前記疾患が糖尿病である、請求項36に記載の組成物。
【請求項39】
前記疾患がアルツハイマー病である、請求項36に記載の組成物。
【請求項40】
前記疾患が精神分裂病である、請求項36に記載の組成物。
【請求項41】
グリコーゲン合成の強化を必要とする患者において、グリコーゲン合成を強化するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項42】
血糖値の低下を必要とする患者において、血糖値を低下するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項43】
過リン酸化Tauタンパク質の産生の阻害を必要とする患者において、過リン酸化Tauタンパク質の産生を阻害するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項44】
β−カテニンのリン酸化を阻害する必要のある患者において、β−カテニンのリン酸化を阻害する組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項45】
Aurora−2媒介性疾患の処置を必要とする患者において、Aurora−2媒介性疾患を処置する組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項46】
さらなる治療薬剤をさらに含む、請求項45に記載の組成物。
【請求項47】
前記疾患が直腸癌、乳癌、胃癌、または卵巣癌から選択される、請求項45に記載の組成物。
【請求項48】
CDK−2媒介性疾患を処置するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項49】
前記疾患が癌、アルツハイマー病、再狭窄、新脈管形成、糸球体腎炎、サイトメガロウイルス、HIV,ヘルペス、乾癬、アテローム性動脈硬化症、脱毛症、または自己免疫疾患から選択される、請求項48に記載の組成物。
【請求項50】
Lck媒介性疾患を処置するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項51】
前記疾患が自己免疫疾患または移植拒絶から選択される、請求項50に記載の組成物。
【請求項52】
生物学的サンプルにおいて、ERK2、Aurora−2、GSK−3、CDK−2、またはLck活性を阻害する方法であって、該生物学的サンプルを請求項14〜24のいずれか1項に記載の化合物と接触する工程を含む、方法。
【請求項53】
移植可能なデバイスをコーティングするための組成物であって、請求項14に記載の化合物および該移植可能なデバイスをコーティングするのに適したキャリアを含む、組成物。
【請求項54】
請求項53に記載の組成物でコートされた、移植可能なデバイス。
【請求項1】
患者においてERK−2活性を阻害するための組成物であって、該組成物は、式(I)の化合物:
【化148】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩を含み、ここで:
Spは、ピロールであって、ここで、環AおよびQR2は非近接位でSpと結合しており;
Z1は、CHであり;Z2は、CHであり;
Tは、−O−,−S−,−NH−,−CH2−,−CO−,あるいは必要に応じて置換される飽和または不飽和のCl〜6アルキリデン鎖であって、ここでこの鎖の2つまでの飽和炭素は、必要に応じて以下によって置き換えられる:
−C(O)−,−C(O)C(O)−,−CONR7−,−CONR7NR7−,−CO2−,−OC(O)−,−NR7CO2−,−O−,−NR7CONR7−,−OC(O)NR7−,−NR7NR7−,−NR7CO−,−S−,−SO−,−SO2−,−NR7−,−SO2NR7−,または−NR7SO2−;
Qは、−CO−または−CONR7−であり;
Uは、
【化149】
から選択され;
mおよびnは、0または1からそれぞれ独立に選択され;
R1は、
【化150】
から選択され;
R2は、
【化151】
から選択され;
yは、0〜6であり;
R3は、
【化152】
から選択され;
各Rは、C1−6脂肪族、C6−10アリール、5〜10環原子を有するヘテロアリール環、または3〜10環原子を有する複素環式環から選択される群から選択される、必要に応じて置換された基から独立に選択され;
各R4は、
【化153】
から独立に選択され;
各R5は、
【化154】
から独立に選択され;
各R7は、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−6脂肪族から独立に選択されるか、または、同じ窒素上の2つのR7は、窒素と一緒になって5〜8員環の複素環式環もしくはヘテロアリール環を形成し;
R8は、
【化156】
から選択され;そして、
各wは0〜4から独立に選択される、組成物。
【請求項2】
請求項1に記載の組成物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(d)R2が、
【化159】
であること;
(f)R4が、R、R7、または−(CH2)yCH(R5)2であること;および、
(g)R5が、C1−6脂肪族、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、組成物。
【請求項3】
請求項2に記載の組成物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(d)R2が、
【化161】
であり;
(f)R4が、
【化162】
であり;そして、
(g)R5が、C1−6脂肪族、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基、
である、組成物。
【請求項4】
請求項2に記載の組成物であって、ここで前記化合物が、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択されること;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、CH2OCH3、CH2OH、OH、NH2、NHCH3、NHAc、NHC(O)NHCH3、またはCH2NHCH3から選択されること;
(d)R2が、
【化164】
であり、ここで、R8が、OHまたはCH2OHであること;および
(e)R5が、−CH2OH、−(CH2)2OH、イソプロピルまたは、ピロリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル、4−フェニル−ピペラジン−1−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イミダゾリル、フラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロフラン−2−イル、シクロヘキシル、フェニル、またはベンジルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、組成物。
【請求項5】
請求項4に記載の組成物であって、ここで、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択され;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化165】
から選択され;
(d)R2が、
【化167】
であり、ここで、R8が、OHまたはCH2OHであり;そして、
(e)R5が、−CH2OH、−(CH2)2OH、イソプロピルまたは、ピロリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル、4−フェニル−ピペラジン−1−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イミダゾリル、フラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロフラン−2−イル、シクロヘキシル、フェニル、またはベンジルから選択される必要に応じて置換された基、
である、組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の組成物であって、ここで前記化合物は、式III−a:
【化168】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩である、組成物。
【請求項7】
請求項6に記載の組成物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、N(R4)2、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(d)R2が、
【化170】
であること;
(f)R4が、
【化171】
であること;および
(g)R5が、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、組成物。
【請求項8】
請求項7に記載の組成物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、N(R4)2、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(d)R2が、
【化173】
であり;
(f)R4が、
【化174】
であり;そして、
(g)R5が、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基、
である、組成物。
【請求項9】
生物学的サンプルにおいてERK−2活性を阻害する方法であって、該方法は、式(I)の化合物:
【化175】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩と該サンプルを接触する工程を含み、ここで:
Spは、ピロールであって、ここで、環AおよびQR2は非近接位でSpと結合しており;
Z1は、CHであり;Z2は、CHであり;
Tは、−O−,−S−,−NH−,−CH2−,−CO−,あるいは必要に応じて置換される飽和または不飽和のCl〜6アルキリデン鎖であって、ここでこの鎖の2つまでの飽和炭素は、必要に応じて以下によって置き換えられる:
−C(O)−,−C(O)C(O)−,−CONR7−,−CONR7NR7−,−CO2−,−OC(O)−,−NR7CO2−,−O−,−NR7CONR7−,−OC(O)NR7−,−NR7NR7−,−NR7CO−,−S−,−SO−,−SO2−,−NR7−,−SO2NR7−,または−NR7SO2−;
Qは、−CO−または−CONR7−であり;
Uは、
【化176】
から選択され;
mおよびnは、0または1からそれぞれ独立に選択され;
R1は、
【化177】
から選択され;
R2は、
【化178】
から選択され;
yは、0〜6であり;
R3は、
【化179】
から選択され;
各Rは、C1−6脂肪族、C6−10アリール、5〜10環原子を有するヘテロアリール環、または3〜10環原子を有する複素環式環から選択される群から選択される、必要に応じて置換された基から独立に選択され;
各R4は、
【化180】
から独立に選択され;
各R5は、
【化181】
から独立に選択され;
各R7は、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−6脂肪族から独立に選択されるか、または、同じ窒素上の2つのR7は、窒素と一緒になって5〜8員環の複素環式環もしくはヘテロアリール環を形成し;
R8は、
【化183】
から選択され;そして、
各wは0〜4から独立に選択される、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(d)R2が、
【化186】
であること;
(f)R4が、
【化187】
であること;および
(g)R5が、C1−6脂肪族、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(d)R2が、
【化189】
であり;
(f)R4が、
【化190】
であり;そして、
(g)R5が、C1−6脂肪族、フェニル、5〜6員環のヘテロアリール、または5〜6員環のヘテロシクリルから選択される必要に応じて置換された基、
である、方法。
【請求項12】
請求項10に記載の方法であって、ここで前記化合物が、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択されること;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化191】
から選択されること;
(d)R2が、
【化193】
であり、ここで、R8が、OHまたはCH2OHであること;および
(e)R5が、−CH2OH、−(CH2)2OH、イソプロピルまたは、ピロリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル、4−フェニル−ピペラジン−1−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イミダゾリル、フラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロフラン−2−イル、シクロヘキシル、フェニル、またはベンジルから選択される必要に応じて置換された基であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、ここで、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択され;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化194】
から選択され;
(d)R2が、
【化196】
であり、ここで、R8が、OHまたはCH2OHであり;そして、
(e)R5が、−CH2OH、−(CH2)2OH、イソプロピルまたは、ピロリジン−1−イル、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル、4−フェニル−ピペラジン−1−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、イミダゾリル、フラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロフラン−2−イル、シクロヘキシル、フェニル、またはベンジルから選択される必要に応じて置換された基、
である、方法。
【請求項14】
式I’の化合物:
【化204】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩であって、ここで:
Spは、ピロールであって、ここで、環AおよびQ’R2’は非近接位でSpと結合しており;
Z1は、CHであり;Z2は、CHであり;
Tは、−O−,−S−,−NH−,−CH2−,−CO−,あるいは必要に応じて置換される飽和または不飽和のCl〜6アルキリデン鎖であって、ここでこの鎖の2つまでの飽和炭素は、必要に応じて以下によって置き換えられる:
−C(O)−,−C(O)C(O)−,−CONR7−,−CONR7NR7−,−CO2−,−OC(O)−,−NR7CO2−,−O−,−NR7CONR7−,−OC(O)NR7−,−NR7NR7−,−NR7CO−,−S−,−SO−,−SO2−,−NR7−,−SO2NR7−,または−NR7SO2−;
Q’は、
【化205】
から選択され;
Uは、
【化206】
から選択され;
mおよびnは、0または1からそれぞれ独立に選択され;
R1は、
【化207】
から選択され;
R2’は、
【化208】
から選択され;
yは、0〜6であり;
R3は、
【化209】
から選択され;
各Rは、C1−6脂肪族、C6−10アリール、5〜10環原子を有するヘテロアリール環、または3〜10環原子を有する複素環式環から選択される群から選択される、必要に応じて置換された基から独立に選択され;
各R4は、
【化210】
から独立に選択され;
各R5は、
【化211】
から独立に選択され;
各R7は、水素もしくは必要に応じて置換されたC1−6脂肪族から独立に選択されるか、または、同じ窒素上の2つのR7は、窒素と一緒になって5〜8員環の複素環式環もしくはヘテロアリール環を形成し;
R8は、
【化213】
から選択され;そして、
各wは0〜4から独立に選択される、化合物。
【請求項15】
請求項14に記載の化合物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリールもしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;および
(c)R5が、RもしくはOR7であって、ここで、Rが、カルボシクリルであるか、または、必要に応じて置換された5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、化合物。
【請求項16】
請求項15に記載の化合物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリールもしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(c)R5が、RもしくはOR7であって、ここで、Rが、カルボシクリルであるか、または、必要に応じて置換された5〜6員環のアリール環、もしくはヘテロアリール環、
である、化合物。
【請求項17】
請求項15に記載の化合物であって、ここで前記化合物が、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択されること
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化215】
から選択されること
(c)R5が、OH、CH2OH、カルボシクリル、または、必要に応じて置換されたフェニル環もしくはピリジル環であり、Q’が、−C(O)NH−であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、化合物。
【請求項18】
請求項17に記載の化合物であって、ここで、
(a)R3が、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、イソプロピル、−CH(CH2OH)フェニル、−CH(CH2OH)エチル、−CH(CH2OH)2、−CH(CH2OH)イソプロピル、−CH(CH2OH)CH2シクロプロピル、または必要に応じて置換されたフェニル、ベンジル、もしくはイソキサゾリル基から選択され;
(b)TmR1が、必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル、シクロヘキシル、
【化216】
から選択され;
(c)R5が、OH、CH2OH、カルボシクリル、または、必要に応じて置換されたフェニル環もしくはピリジル環、そしてQ’が、−C(O)NH−、
である、化合物。
【請求項19】
請求項14に記載の化合物であって、ここで前記化合物は、式I”:
【化217】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩である、化合物。
【請求項20】
請求項19に記載の化合物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、N(R4)2、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(c)R5が、必要に応じて置換された6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくは、カルボシクリル環であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、方法。
【請求項21】
請求項20に記載の化合物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、N(R4)2、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリールもしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(c)R5が、必要に応じて置換された6員環のアリール、ヘテロアリール、もしくは、カルボシクリル環、
である、方法。
【請求項22】
請求項14に記載の化合物であって、ここで前記化合物は、式I゜:
【化218】
またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、またはエステルの塩である、化合物。
【請求項23】
請求項22に記載の化合物であって、ここで前記化合物が:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であること;
(c)R5が、RもしくはOR7であって、ここで、Rが、カルボシクリルであるか、または、必要に応じて置換された5〜6員環のアリール環もしくは、ヘテロアリール環であること、
からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、化合物。
【請求項24】
請求項23に記載の化合物であって、ここで:
(a)R3が、水素、カルボシクリル、−CH(R8)R、あるいは、C1−4脂肪族、3〜6員環の複素環式環、または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(b)TmR1が、水素、アミノ、OH、3〜6員環のカルボシクリル、あるいは、C1−6脂肪族または5〜6員環のアリール環もしくはヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であり;
(c)R5が、RもしくはOR7であって、ここで、Rが、カルボシクリルであるか、または、必要に応じて置換された5〜6員環のアリール環、もしくは、ヘテロアリール環、
である、化合物。
【請求項25】
請求項14〜24のいずれかに記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含む、組成物。
【請求項26】
さらなる治療薬剤をさらに含む、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
患者において、ERK2、GSK−3、Aurora、CDK2、またはLck活性を阻害するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項28】
前記組成物が患者においてERK2活性を阻害する、請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
ERK2媒介性疾患の処置を必要とする患者において、ERK2媒介性疾患を処置するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項30】
さらなる治療薬剤を、さらに含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
請求項29に記載の組成物であって、前記疾患が、癌、発作、糖尿病、肝腫、心臓血管疾患、アルツハイマー病、嚢胞性線維症、ウイルス疾患、自己免疫疾患、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、乾癬、アレルギー障害、炎症、神経障害、ホルモン関連疾患、臓器移植に関連する状態、免疫不全障害、破壊的骨障害、増殖障害、感染症、細胞死に関連する状態、トロンビン誘導性血小板凝集、慢性骨髄性白血病(CML)、肝臓疾患、T細胞活性化を含む病的免疫状態、またはCNS障害から選択される、組成物。
【請求項32】
前記疾患が癌である、請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
請求項32に記載の組成物であって、前記疾患が、乳;卵巣;頸;前立腺;精巣、尿生殖路;食道;喉頭、神経膠芽細胞腫;神経芽細胞腫;胃;皮膚、角化棘細胞腫;肺、類表皮癌、大細胞癌、小細胞癌、肺腺癌;骨;結腸、腺腫;膵臓、腺癌;甲状腺、濾胞状癌、未分化癌、乳頭状癌;精上皮腫;黒色腫;肉腫;膀胱癌;肝臓癌および胆汁路;腎臓癌;骨髄障害;リンパ障害、ホジキンの毛様細胞;口腔前庭および咽頭(口内)、唇、舌、口、咽頭;小腸;結腸直腸、大腸、直腸;脳および中枢神経系;または白血病から選択される癌である、組成物。
【請求項34】
前記疾患が心臓血管疾患である、請求項29に記載の組成物。
【請求項35】
前記疾患が再狭窄、心臓肥大、動脈硬化、心筋梗塞、またはうっ血性心不全から選択される心臓血管疾患である、請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
GSK−3媒介性疾患の処置を必要とする患者において、GSK−3媒介性疾患を処置するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項37】
さらなる治療薬剤をさらに含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
前記疾患が糖尿病である、請求項36に記載の組成物。
【請求項39】
前記疾患がアルツハイマー病である、請求項36に記載の組成物。
【請求項40】
前記疾患が精神分裂病である、請求項36に記載の組成物。
【請求項41】
グリコーゲン合成の強化を必要とする患者において、グリコーゲン合成を強化するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項42】
血糖値の低下を必要とする患者において、血糖値を低下するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項43】
過リン酸化Tauタンパク質の産生の阻害を必要とする患者において、過リン酸化Tauタンパク質の産生を阻害するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項44】
β−カテニンのリン酸化を阻害する必要のある患者において、β−カテニンのリン酸化を阻害する組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項45】
Aurora−2媒介性疾患の処置を必要とする患者において、Aurora−2媒介性疾患を処置する組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項46】
さらなる治療薬剤をさらに含む、請求項45に記載の組成物。
【請求項47】
前記疾患が直腸癌、乳癌、胃癌、または卵巣癌から選択される、請求項45に記載の組成物。
【請求項48】
CDK−2媒介性疾患を処置するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項49】
前記疾患が癌、アルツハイマー病、再狭窄、新脈管形成、糸球体腎炎、サイトメガロウイルス、HIV,ヘルペス、乾癬、アテローム性動脈硬化症、脱毛症、または自己免疫疾患から選択される、請求項48に記載の組成物。
【請求項50】
Lck媒介性疾患を処置するための組成物であって、治療的有効量の請求項25に記載の組成物を含む、組成物。
【請求項51】
前記疾患が自己免疫疾患または移植拒絶から選択される、請求項50に記載の組成物。
【請求項52】
生物学的サンプルにおいて、ERK2、Aurora−2、GSK−3、CDK−2、またはLck活性を阻害する方法であって、該生物学的サンプルを請求項14〜24のいずれか1項に記載の化合物と接触する工程を含む、方法。
【請求項53】
移植可能なデバイスをコーティングするための組成物であって、請求項14に記載の化合物および該移植可能なデバイスをコーティングするのに適したキャリアを含む、組成物。
【請求項54】
請求項53に記載の組成物でコートされた、移植可能なデバイス。
【公開番号】特開2008−163045(P2008−163045A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−70475(P2008−70475)
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【分割の表示】特願2002−564517(P2002−564517)の分割
【原出願日】平成14年2月8日(2002.2.8)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【分割の表示】特願2002−564517(P2002−564517)の分割
【原出願日】平成14年2月8日(2002.2.8)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】
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