説明

IL−17相同的ポリペプチドとその治療上の用途

【課題】インターロイキン-17及びインターロイキン-17レセプタータンパク質に対して配列同一性を有する新規なポリペプチドを組み換え法により生産する。
【解決手段】新規ポリペプチド及びこれらペプチドをコードする核酸分子の取得。これら核酸配列を含んでなるベクター及び宿主細胞、異種ポリペプチド配列に融合した該ポリペプチドを含んでなるキメラポリペプチド分子、該ポリペプチドと結合する抗体、並びに該ポリペプチドを製造する方法の提供。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)Fig2(配列番号:2)、Fig4(配列番号:4)、Fig6(配列番号:6)、Fig8(配列番号:8)、Fig12(配列番号:12)、Fig14(配列番号:14)、Fig16(配列番号:16)又はFig18(配列番号:18)に示すポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(b)その結合シグナルポリペプチドを欠くFig2(配列番号:2)、Fig4(配列番号:4)、Fig6(配列番号:6)、Fig8(配列番号:8)、Fig12(配列番号:12)、Fig14(配列番号:14)、Fig16(配列番号:16)又はFig18(配列番号:18)に示すポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(c)その結合するシグナルポリペプチドを有するFig2(配列番号:2)、Fig4(配列番号:4)、Fig6(配列番号:6)、Fig8(配列番号:8)、Fig12(配列番号:12)、Fig14(配列番号:14)、Fig16(配列番号:16)又はFig18(配列番号:18)に示すポリペプチドの細胞外ドメインをコードするヌクレオチド配列;或いは
(d)それに結合するシグナルポリペプチドを欠いているFig2(配列番号:2)、Fig4(配列番号:4)、Fig6(配列番号:6)、Fig8(配列番号:8)、Fig12(配列番号:12)、Fig14(配列番号:14)、Fig16(配列番号:16)又はFig18(配列番号:18)に示すポリペプチドの細胞外ドメインをコードするヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項2】
Fig1(配列番号:1)、Fig3(配列番号:3)、Fig5(配列番号:5)、Fig7(配列番号:7)、Fig11(配列番号:11)、Fig13(配列番号:13)、Fig15(配列番号:15)、及びFig17(配列番号:17)に示すヌクレオチド配列から成る群より選択されるヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項3】
Fig1(配列番号:1)、Fig3(配列番号:3)、Fig5(配列番号:5)、Fig7(配列番号:7)、Fig11(配列番号:11)、Fig13(配列番号:13)、Fig15(配列番号:15)、及びFig17(配列番号:17)に示すヌクレオチド配列の全長コード化配列から成る群より選択されたヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項4】
ATCC登録番号209866、203552、PTA-1185、PTA-2108、PTA-202、PTA-1535、PTA-1082又はPTA-2591で寄託したcDNAの全長コード化配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項5】
請求項1の核酸を含んでなるベクター。
【請求項6】
ベクターで形質転換された宿主細胞によって認識されるコントロール配列に作用可能に結合している請求項5のベクター。
【請求項7】
請求項5のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項8】
前記細胞がCHO細胞、大腸菌、酵母細胞又はバキュロウイルス感染昆虫細胞である、請求項7の宿主細胞。
【請求項9】
PROポリペプチドの発現、細胞培養から前記ポリペプチドの回収することに適した条件下で、請求項7の宿主細胞を培養することを含んでなる、PROポリペプチドを製造する方法。
【請求項10】
(a)Fig2(配列番号:2)、Fig4(配列番号:4)、Fig6(配列番号:6)、Fig8(配列番号:8)、Fig12(配列番号:12)、Fig14(配列番号:14)、Fig16(配列番号:16)又はFig18(配列番号:18)に示すポリペプチドのアミノ酸配列;
(b)その結合するシグナルペプチドを欠くFig2(配列番号:2)、Fig4(配列番号:4)、Fig6(配列番号:6)、Fig8(配列番号:8)、Fig12(配列番号:12)、Fig14(配列番号:14)、Fig16(配列番号:16)又はFig18(配列番号:18)に示すポリペプチドのアミノ酸配列;
(c)その結合するシグナルペプチドを有するFig2(配列番号:2)、Fig4(配列番号:4)、Fig6(配列番号:6)、Fig8(配列番号:8)、Fig12(配列番号:12)、Fig14(配列番号:14)、Fig16(配列番号:16)又はFig18(配列番号:18)に示すポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列;或いは
(d)その結合するシグナルペプチドを欠くFig2(配列番号:2)、Fig4(配列番号:4)、Fig6(配列番号:6)、Fig8(配列番号:8)、Fig12(配列番号:12)、Fig14(配列番号:14)、Fig16(配列番号:16)又はFig18(配列番号:18)に示すポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列に対して、少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項11】
ATCC登録番号209866、203552、PTA-1185、PTA-2108、PTA-202、PTA-1535、PTA-1082又はPTA-2591で寄託したcDNAの全長コード化配列によってコードされるアミノ酸配列に対して、少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項12】
異種アミノ酸配列と融合した請求項10に記載のポリペプチドを含んでなるキメラ分子。
【請求項13】
前記異種アミノ酸配列がエピトープタッグ又はイムノグロブリンのFc領域である、請求項12のキメラ分子。
【請求項14】
請求項10に記載のポリペプチドと特異的に結合する抗体。
【請求項15】
前記抗体がモノクローナル抗体、ヒト化抗体又は一本鎖抗体である、請求項14の抗体。
【請求項16】
(a)請求項10のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)担体との組み合わせによって、前記ポリペプチドと特異的に結合する抗体を含んでなる組成物。
【請求項17】
前記担体が製薬的に許容可能な担体である、請求項16の組成物。
【請求項18】
哺乳動物の免疫関連疾患の治療に有用な請求項16の組成物。
【請求項19】
(a)、(b)、(c)又は(d)が(i)哺乳動物のTリンパ球の増殖を増大させること,(ii)哺乳動物のTリンパ球の増殖を阻害すること、(iii)哺乳動物の組織への炎症細胞の浸潤を減少させることが可能である、請求項16の組成物。
【請求項20】
治療的有効量の(a)、(b)、(c)又は(d)を含んでなる、請求項16の組成物。
【請求項21】
容器;
前記容器上のラベル;並びに
(a)請求項10のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)容器に包含され、前記容器上のラベルが組成物が免疫関連疾患の治療に用いることが可能であることを示す、前記ポリペプチドと特異的に結合する抗体を含む組成物を含んでなる製造品。
【請求項22】
(a)請求項10のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)前記ポリペプチドと特異的に結合する抗体の治療的有効量を哺乳動物へ投与することを含んでなる、哺乳動物の免疫関連疾患を治療する方法。
【請求項23】
免疫関連疾患が、全身性エリテマトーデス、慢性関節リュウマチ、変形性関節症、若年性慢性関節炎、脊椎関節症、全身性硬化症、特発性炎症誘発性筋疾患、シェーグレン症候群、全身性血管炎、サルコイドーシス、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性血小板減少症、甲状腺炎、真性糖尿病、免疫性腎臓疾患、中枢及び抹消神経系の脱髄性疾患、特発性脱髄性多発神経障害、Guillain-Barre症候群、慢性炎症脱髄性多発神経障害、肝胆道疾患、感染性又は自己免疫慢性活性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肉芽腫性肝炎、硬化性胆管炎、炎症誘発性腸疾患、グルテン感受性腸疾患、フィップル疾患、自己免疫性又は免疫媒介性皮膚疾患、水泡性皮膚疾患、多形滲出性紅斑、接触皮膚炎、乾癬、アレルギー性疾患、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物過敏症、蕁麻疹、肺の免疫学的疾患、好酸球性肺炎、特発性肺線維症、高感受性間質性肺炎、移植関連疾患、移植片拒絶又は移植片対宿主疾患である請求項22の方法。
【請求項24】
PRO1031、PRO1122、PRO10272、PRO21175、PRO20110、PRO5801、PRO20040、PRO9877又はPRO20026ポリペプチドを含有すると思われる試料より前記ポリペプチドの存在を測定する方法であって、前記試料を抗-PRO1031、抗-PRO1122、抗-PRO10272、抗-PRO21175、抗-20110、抗-5801、抗-PRO20040、抗-PRO9877又は抗-PRO20026抗体へ曝露することを含んでなる前記方法。
【請求項25】
哺乳動物の免疫関連疾患を診断する方法であって、コントロール試料に比べて試験試料におけるPRO1031、PRO1122、PRO10272、PRO21175、PRO20110、PRO5801、PRO20040、PRO9877又はPRO20026ポリペプチドをコードする遺伝子のより高い又はより低いレベルの発現が、試験組織細胞が得られた哺乳動物における免疫関連疾患の存在を示す(a)哺乳動物から得られた組織細胞の試験試料、並びに(b)同じ細胞型の既知の正常細胞のコントロール試料から前記ポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを検出することを含んでなる前記方法。
【請求項26】
哺乳動物の免疫関連疾患を診断する方法であって、抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成が、試験組織細胞が得られた哺乳動物における免疫関連疾患の存在を示す、(a)抗-PRO1031、抗-PRO1122、抗-PRO10272、抗-PRO21175、抗-PRO20110、抗-PRO5801、抗-PRO20040、抗-PRO9877又は抗-PRO20026抗体を前記哺乳動物から得られた組織細胞の試験試料と接触させ、及び(b)前記抗体と前記試験試料中の前記ポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなる前記方法。
【請求項27】
PRO1031、PRO1122、PRO10272、PRO21175、PRO20110、PRO5801、PRO20040、PRO9877又はPRO20026ポリペプチドの活性を阻害する化合物を同定する方法であって、通常は前記ポリペプチドへ応答する細胞を(a)前記ポリペプチド、及び(b)候補化合物と接触させ、そして前記細胞の(a)への応答性の欠乏を測定することを含んでなる前記方法。
【請求項28】
PRO1031、PRO1122、PRO10272、PRO21175、PRO20110、PRO5801、PRO20040、PRO9877又はPRO20026ポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害する化合物を同定する方法であって、通常は前記ポリペプチドを発現する細胞を候補化合物と接触させ、並びに前記遺伝子の発現の欠乏を測定する前記方法。
【請求項29】
前記候補化合物がアンチセンス核酸である、請求項28の方法。
【請求項30】
PRO1031、PRO1122、PRO10272、PRO21175、PRO20110、PRO5801、PRO20040、PRO9877又はPRO20026ポリペプチドの活性を模倣する化合物を同定する方法であって、通常は前記ポリペプチドへ応答する細胞を候補化合物と接触させ、前記細胞による前記候補化合物への応答性を測定することを含んでなる前記方法。
【請求項31】
Tリンパ球の増殖を刺激する方法であって、Tリンパ球の増殖が刺激される、(a)PRO1031又はPRO10272ポリペプチド又は(b)(a)のアゴニストの有効量とTリンパ球を接触させることを含んでなる前記方法。
【請求項32】
Tリンパ球の増殖を阻害する方法であって、Tリンパ球の増殖が阻害される、PRO1031又はPRO10272ポリペプチドのアンタゴニストの有効量とTリンパ球を接触させることを含んでなる前記方法。
【請求項33】
炎症細胞の哺乳動物の組織への浸潤を高める方法であって、前記浸潤が高まる、(a)PRO1031ポリペプチド又は(b)(a)のアゴニストの有効量を前記哺乳動物へ投与することを含んでなる前記方法。
【請求項34】
炎症細胞の哺乳動物の組織への浸潤を減少させる方法であって、前記浸潤が減少する、(a)PRO1031ポリペプチドの有効量を前記哺乳動物へ投与することを含んでなる前記方法。
【請求項35】
前記炎症細胞が単核細胞、好酸球又は多形核好中球(PMN)である、請求項33から34のいずれか一つの方法。
【請求項36】
PRO1031ポリペプチド又はそのアゴニストによって誘導される血管新生が阻害される、抗-PRO1031抗体の治療的有効量を哺乳動物へ投与することを含んでなる、前記哺乳動物の前記血管新生を阻害する方法。
【請求項37】
PRO1031ポリペプチド又はそのアゴニストによって誘導される血管新生が刺激される、前記ポリペプチドの治療的有効量を哺乳動物へ投与することを含んでなる、前記哺乳動物の前記血管新生を刺激する方法。
【請求項38】
PRO1031ポリペプチド又はそのアゴニストによって誘導される血管新生が阻害される、前記ポリペプチドのアンタゴニストの治療的有効量を哺乳動物へ投与することを含んでなる、前記哺乳動物の前記血管新生を阻害する方法。
【請求項39】
PRO1031又はPRO1122ポリペプチド、アゴニスト、又はそのアンタゴニストの治療的有効量を変性軟骨性疾患で苦しむ哺乳動物へ投与することを含んでなる、哺乳動物の変性軟骨性疾患を治療する方法。
【請求項40】
(a)Fig2(配列番号:2)に示すアミノ酸配列を含んでなるPRO1031ポリペプチド、(b)Fig4(配列番号:4)に示すアミノ酸配列を含んでなるPRO1122ポリペプチド、或いは製薬的に許容可能な担体との混合物である(a)又は(b)のアゴニスト又はアンタゴニストを含んでなる組成物;前記組成物を含有する容器;並びに前記容器に添付したラベル、或いは変性軟骨性疾患の治療における前記組成物の用途に言及する前記容器に包含される添付文書を含んでなるキット。
【請求項41】
A、B、又はCと命名されたポリペプチドを含有すると思われる試料を、ここでD、E、又はFと命名されたポリペプチドと接触せしめて、前記試料中におけるA/D、B/D、C/E、又はC/Fポリペプチドコンジュゲートの形成を測定することを含んでなる、前記試料からA、B、又はCと命名されたポリペプチドを検出する方法であって、前記コンジュゲートの形成が前記試料中におけるA、B、又はCポリペプチドの存在を示し、AがPRO1031ポリペプチド(また、ここでIL-17Bと命名)、BがPRO10272ポリペプチド(また、ここでIL-17Eと命名)、CがPRO20110ポリペプチド(また,ここでIL-17Fと命名)、DがPRO5801ポリペプチド(また、ここでIL-17RH1と命名)、EがPRO1ポリペプチド(また,ここでIL-17Rと命名)、及びFがPRO20040ポリペプチド(また、ここでIL-17RH2と命名)である前記方法。
【請求項42】
前記試料が前記A、B、又はCポリペプチドを発現すると思われる細胞を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記D、E、又はFポリペプチドが検出可能なラベルで標識されている、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記D、E、又はFポリペプチドが固体支持体に付着している、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
D、E、又はFと命名されたポリペプチドを含有すると思われる試料をここでA、B、又はCと命名されたポリペプチドと接触せしめて、前記試料中におけるA/D、B/D、C/E、又はC/Fポリペプチドコンジュゲートの形成を測定することを含んでなる、前記試料からD、E、又はFと命名されたポリペプチドを検出する方法であって、前記コンジュゲートの形成が前記試料中におけるD、E、又はFポリペプチドの存在を示し、AがPRO1031ポリペプチド(また、ここでIL-17Bと命名)、BがPRO10272ポリペプチド(また、ここでIL-17Eと命名)、CがPRO20110ポリペプチド(また,ここでIL-17Fと命名)、DがPRO5801ポリペプチド(また、ここでIL-17RH1と命名)、EがPRO1ポリペプチド(また,ここでIL-17Rと命名)、及びFがPRO20040ポリペプチド(また、ここでIL-17RH2と命名)である前記方法。
【請求項46】
前記試料が前記D、E、又はFポリペプチドを発現すると思われる細胞を含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記A、B、又はCポリペプチドが検出可能なラベルで標識されている、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
前記A、B、又はCポリペプチドが固体支持体に付着している、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
A、B、又はCと命名されたポリペプチドを発現する細胞を生物活性分子と結合しているD、E、又はFと命名されたポリペプチドと接触せしめ、そして前記A、B、又はC及び前記D、E、Fポリペプチドが互いに結合するようにせしめ、それによって前記生物活性分子と前記細胞を結合せしめることを含んでなる、前記生物活性分子を前記細胞と結合させる方法であって、AがPRO1031ポリペプチド(また、ここでIL-17Bと命名)、BがPRO10272ポリペプチド(また、ここでIL-17Eと命名)、CがPRO20110ポリペプチド(また,ここでIL-17Fと命名)、DがPRO5801ポリペプチド(また、ここでIL-17RH1と命名)、EがPRO1ポリペプチド(また,ここでIL-17Rと命名)、そしてFがPRO20040ポリペプチド(また、ここでIL-17RH2と命名)である前記方法。
【請求項50】
前記生物活性分子がトキシン、放射線標識又は抗体である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記生物活性分子が前記細胞の死を引き起こす、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
D、E、又はFと命名されたポリペプチドを発現する細胞を生物活性分子と結合しているA、B、又はCと命名されたポリペプチドと接触せしめ、そして前記A、B、又はC及び前記D、E、Fポリペプチドが互いに結合するようにせしめ、それによって前記生物活性分子と前記細胞を結合せしめることを含んでなる、前記生物活性分子を前記細胞と結合させる方法であって、AがPRO1031ポリペプチド(また、ここでIL-17Bと命名)、BがPRO10272ポリペプチド(また、ここでIL-17Eと命名)、CがPRO20110ポリペプチド(また,ここでIL-17Fと命名)、DがPRO5801ポリペプチド(また、ここでIL-17RH1と命名)、EがPRO1ポリペプチド(また、ここでIL-17Rと命名)、そしてFがPRO20040ポリペプチド(また、ここでIL-17RH2と命名)である前記方法。
【請求項53】
前記生物活性分子がトキシン、放射線標識又は抗体である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記生物活性分子が前記細胞の死を引き起こす、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
A、B、又はCと命名されたポリペプチドを発現する細胞をD、E、又はFと命名されたポリペプチド又は抗-A、B、又はCポリペプチド抗体と接触せしめ、それによって前記D、E、又はFポリペプチド又は抗-A、抗-B、又は抗-Cポリペプチド抗体が前記A、B、又はCポリペプチドと結合し、それによって前記細胞の少なくとも1つの生物活性分子を調節することを含んでなり、前記細胞の少なくとも1つの生物活性分子を調節する方法であって、AがPRO1031ポリペプチド(また、ここでIL-17Bと命名)、BがPRO10272ポリペプチド(また、ここでIL-17Eと命名)、CがPRO20110ポリペプチド(また,ここでIL-17Fと命名)、DがPRO5801ポリペプチド(また、ここでIL-17RH1と命名)、EがPRO1ポリペプチド(また、ここでIL-17Rと命名)、そしてFがPRO20040ポリペプチド(また、ここでIL-17RH2と命名)である前記方法。
【請求項56】
前記細胞が死滅している、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
D、E、又はFと命名されたポリペプチドを発現する細胞をA、B、又はCと命名されたポリペプチド又は抗-D、抗-E、又は抗-Fポリペプチド抗体と接触せしめ、それによって前記A、B、又はCポリペプチド又は抗-D、抗-E、又は抗-Fポリペプチド抗体が前記D、E、又はFポリペプチドと結合し、それによって前記細胞の少なくとも1つの生物活性分子を調節することを含んでなり、前記細胞の少なくとも1つの生物活性分子を調節する方法であって、AがPRO1031ポリペプチド(また、ここでIL-17Bと命名)、BがPRO10272ポリペプチド(また、ここでIL-17Eと命名)、CがPRO20110ポリペプチド(また,ここでIL-17Fと命名)、DがPRO5801ポリペプチド(また、ここでIL-17RH1と命名)、EがPRO1ポリペプチド(また、ここでIL-17Rと命名)、そしてFがPRO20040ポリペプチド(また、ここでIL-17RH2と命名)である前記方法。
【請求項58】
前記細胞が死滅している、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
哺乳動物における腫瘍の存在を検出する方法であって、コントロール試料と比べて試験試料中での表7に示す任意のPROポリペプチドのより高いレベルの発現が前記哺乳動物における腫瘍の存在を示す、(a)前記哺乳動物から取り出した細胞の試験試料、並びに(b)同じ細胞型の正常細胞のコントロール試料での前記PROポリペプチドの発現のレベルを比較することを含んでなる前記方法。
【請求項60】
前記腫瘍が肺腫瘍、結腸腫瘍、又は乳房腫瘍である、請求項59の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【公開番号】特開2009−278996(P2009−278996A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−171169(P2009−171169)
【出願日】平成21年7月22日(2009.7.22)
【分割の表示】特願2005−143079(P2005−143079)の分割
【原出願日】平成12年12月20日(2000.12.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.サランラップ
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】