説明

アミロイド関連疾患を診断および処置するためのペプチド、それに対する抗体、ならびにその使用方法

少なくとも2個で15個以下のアミノ酸を有するペプチドが提供される。ペプチドはアミノ酸配列X−YまたはY−Xを含み、式中、Xは芳香族アミノ酸であり、Yはグリシン以外のアミノ酸である。また、かかるペプチドを含む医薬組成物およびキット並びにアミロイド関連疾患を診断および処置するためのそれの使用方法も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アミノ酸配列X−YまたはY−Xを含むペプチドであって、Xが芳香族アミノ酸であり、Yがグリシン以外のアミノ酸であり、少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチド。
【請求項2】
前記少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの少なくとも1個のアミノ酸はD立体異性体である請求項1に記載のペプチド。
【請求項3】
前記少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの少なくとも1個のアミノ酸はL立体異性体である請求項1に記載のペプチド。
【請求項4】
Yはセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項1に記載のペプチド。
【請求項5】
Yはβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項1に記載のペプチド。
【請求項6】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は天然に存在するアミノ酸である請求項5に記載のペプチド。
【請求項7】
前記天然に存在するアミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項6に記載のペプチド。
【請求項8】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は合成アミノ酸である請求項5に記載のペプチド。
【請求項9】
前記合成アミノ酸はCα−メチル化アミノ酸である請求項8に記載のペプチド。
【請求項10】
前記Cα−メチル化アミノ酸はα−アミノイソブチル酸である請求項9に記載のペプチド。
【請求項11】
ペプチドは直鎖状または環状ペプチドである請求項1に記載のペプチド。
【請求項12】
ペプチドは配列番号4,12〜19,27〜45,112〜123,125,127,128〜149および150からなる群から選択される請求項1に記載のペプチド。
である。
【請求項13】
ペプチドは2個のアミノ酸の長さであり、Yはβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項1に記載のペプチド。
【請求項14】
ペプチドは配列番号145に述べられたようなものである請求項13に記載のペプチド。
【請求項15】
ペプチドは3個のアミノ酸の長さであり、Yは芳香族アミノ酸であり、前記アミノ酸配列X−YまたはY−Xに結合されたアミノ酸残基はβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項1に記載のペプチド。
【請求項16】
前記β−シート破壊剤アミノ酸はペプチドのC末端にある請求項15に記載のペプチド。
【請求項17】
ペプチドは少なくとも4個のアミノ酸の長さを有し、かつそのC末端に少なくとも2個のセリン残基を含む請求項1に記載のペプチド。
【請求項18】
ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、かつそのN末端でチオール化アミノ酸を含む請求項1に記載のペプチド。
【請求項19】
ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外のペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項1に記載のペプチド。
【請求項20】
ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外のペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項1に記載のペプチド。
【請求項21】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は天然に存在するアミノ酸である請求項20に記載のペプチド。
【請求項22】
前記天然に存在するアミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項21に記載のペプチド。
【請求項23】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は合成アミノ酸である請求項20に記載のペプチド。
【請求項24】
前記合成アミノ酸はCα−メチル化アミノ酸である請求項23に記載のペプチド。
【請求項25】
前記Cα−メチル化アミノ酸はα−アミノイソブチル酸である請求項24に記載のペプチド。
【請求項26】
前記β−シート破壊剤アミノ酸はペプチドにおける前記X−Yの下流に位置される請求項20に記載のペプチド。
【請求項27】
前記β−シート破壊剤アミノ酸はペプチドにおける前記X−Yの上流に位置される請求項20に記載のペプチド。
【請求項28】
ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は正電荷を有するアミノ酸であり、ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は負電荷を有するアミノ酸である請求項1に記載のペプチド。
【請求項29】
前記正荷電を有するアミノ酸はリジン、アルギニン、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項28に記載のペプチド。
【請求項30】
前記負荷電を有するアミノ酸はアスパラギン酸、グルタミン酸、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項28に記載のペプチド。
【請求項31】
配列番号4,12〜19,27〜45,112〜123,125,127,128〜149および150からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むペプチドであって、少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチド。
【請求項32】
ペプチドは生理学的条件下で自己凝集できる請求項31に記載のペプチド。
【請求項33】
ペプチドは少なくとも4個のアミノ酸の長さであり、かつそのC末端で少なくとも2個のセリン残基を含む請求項31に記載のペプチド。
【請求項34】
ペプチドは直鎖状または環状ペプチドである請求項31に記載のペプチド。
【請求項35】
前記少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの少なくとも1個のアミノ酸はD立体異性体である請求項31に記載のペプチド。
【請求項36】
前記少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの少なくとも1個のアミノ酸はL立体異性体である請求項31に記載のペプチド。
【請求項37】
ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、かつそのN末端でチオール化アミノ酸を含む請求項31に記載のペプチド。
【請求項38】
配列番号4,12〜19,27〜45,112〜123,125,127,128〜149および150からなる群から選択されるペプチド。
【請求項39】
ペプチドは直鎖状または環状ペプチドである請求項38に記載のペプチド。
【請求項40】
個体におけるアミロイド関連疾患を処置または予防する方法であって、アミノ酸配列X−YまたはY−X(但し、Xは芳香族アミノ酸であり、Yはグリシン以外のアミノ酸である)を含むペプチドであって、少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの治療有効量を個体に与えることを含む方法。
【請求項41】
Yはセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項40に記載の方法。
【請求項42】
Yはβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は天然に存在するアミノ酸である請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記天然に存在するアミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は合成アミノ酸である請求項42に記載の方法。
【請求項46】
前記合成アミノ酸はCα−メチル化アミノ酸である請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記Cα−メチル化アミノ酸はα−アミノイソブチル酸である請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記ペプチドは直鎖状または環状ペプチドである請求項40に記載の方法。
【請求項49】
前記ペプチドは配列番号4,12〜19,27〜45,112〜123,125および127からなる群から選択される請求項40に記載の方法。
【請求項50】
前記ペプチドは少なくとも4個のアミノ酸の長さを有し、かつそのC末端で少なくとも2個のセリン残基を含む請求項40に記載の方法。
【請求項51】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項40に記載の方法。
【請求項52】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項40に記載の方法。
【請求項53】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は天然に存在するアミノ酸である請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記天然に存在するアミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は合成アミノ酸である請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記合成アミノ酸はCα−メチル化アミノ酸である請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記Cα−メチル化アミノ酸はα−アミノイソブチル酸である請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は前記ペプチドにおける前記X−Yの下流に位置される請求項52に記載の方法。
【請求項59】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は前記ペプチドにおける前記X−Yの上流に位置される請求項52に記載の方法。
【請求項60】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は正電荷を有するアミノ酸であり、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は負電荷を有するアミノ酸である請求項40に記載の方法。
【請求項61】
前記正荷電を有するアミノ酸はリジン、アルギニン、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記負荷電を有するアミノ酸はアスパラギン酸、グルタミン酸、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項60に記載の方法。
【請求項63】
前記ペプチドは生理学的に受容可能なキャリアもまた含む薬学的組成物の有効成分である請求項40に記載の方法。
【請求項64】
前記ペプチドは核酸構築物から発現される請求項40に記載の方法。
【請求項65】
前記少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの少なくとも1個のアミノ酸はD立体異性体である請求項40に記載の方法。
【請求項66】
前記少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの少なくとも1個のアミノ酸はL立体異性体である請求項40に記載の方法。
【請求項67】
ペプチドは2個のアミノ酸の長さであり、Yはβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項40に記載の方法。
【請求項68】
ペプチドは配列番号145に述べられたようなものである請求項67に記載の方法。
【請求項69】
ペプチドは3個のアミノ酸の長さであり、Yは芳香族アミノ酸であり、前記アミノ酸配列X−YまたはY−Xに結合されたアミノ酸残基はβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項40に記載の方法。
【請求項70】
前記β−シート破壊剤アミノ酸はペプチドのC末端にある請求項69に記載の方法。
【請求項71】
ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、かつそのN末端でチオール化アミノ酸を含む請求項40に記載の方法。
【請求項72】
アミノ酸配列X−YまたはY−X(但し、Xは芳香族アミノ酸であり、Yはグリシン以外のアミノ酸である)を含むペプチドであって、少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドを有効成分として含み、かつ薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含むアミロイド関連疾患を処置または予防するための薬学的組成物。
【請求項73】
Yはセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項74】
Yはβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項75】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は天然に存在するアミノ酸である請求項74に記載の薬学的組成物。
【請求項76】
前記天然に存在するアミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項75に記載の薬学的組成物。
【請求項77】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は合成アミノ酸である請求項74に記載の薬学的組成物。
【請求項78】
前記合成アミノ酸はCα−メチル化アミノ酸である請求項77に記載の薬学的組成物。
【請求項79】
前記Cα−メチル化アミノ酸はα−アミノイソブチル酸である請求項78に記載の薬学的組成物。
【請求項80】
前記ペプチドは直鎖状または環状ペプチドである請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項81】
前記ペプチドは配列番号4,12〜19,27〜45,112〜123,125および127からなる群から選択される請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項82】
前記ペプチドは少なくとも4個のアミノ酸の長さを有し、かつそのC末端で少なくとも2個のセリン残基を含む請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項83】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項84】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項85】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は天然に存在するアミノ酸である請求項84に記載の薬学的組成物。
【請求項86】
前記天然に存在するアミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項85に記載の薬学的組成物。
【請求項87】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は合成アミノ酸である請求項84に記載の薬学的組成物。
【請求項88】
前記合成アミノ酸はCα−メチル化アミノ酸である請求項87に記載の薬学的組成物。
【請求項89】
前記Cα−メチル化アミノ酸はα−アミノイソブチル酸である請求項88に記載の薬学的組成物。
【請求項90】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は前記ペプチドにおける前記X−Yの下流に位置される請求項84に記載の薬学的組成物。
【請求項91】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は前記ペプチドにおける前記X−Yの上流に位置される請求項84に記載の薬学的組成物。
【請求項92】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は正電荷を有するアミノ酸であり、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は負電荷を有するアミノ酸である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項93】
前記正荷電を有するアミノ酸はリジン、アルギニン、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項92に記載の薬学的組成物。
【請求項94】
前記負荷電を有するアミノ酸はアスパラギン酸、グルタミン酸、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項92に記載の薬学的組成物。
【請求項95】
前記少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの少なくとも1個のアミノ酸はD立体異性体である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項96】
前記少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドの少なくとも1個のアミノ酸はL立体異性体である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項97】
ペプチドは2個のアミノ酸の長さであり、Yはβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項98】
ペプチドは配列番号145に述べられたようなものである請求項97に記載の薬学的組成物。
【請求項99】
ペプチドは3個のアミノ酸の長さであり、Yは芳香族アミノ酸であり、前記アミノ酸配列X−YまたはY−Xに結合されたアミノ酸残基はβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項100】
前記β−シート破壊剤アミノ酸はペプチドのC末端にある請求項99に記載の薬学的組成物ド。
【請求項101】
ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、かつそのN末端でチオール化アミノ酸を含む請求項72に記載の薬学的組成物。
【請求項102】
アミノ酸配列X−YまたはY−X(但し、Xは芳香族アミノ酸であり、Yはグリシン以外のアミノ酸である)を含むペプチドであって、少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドをコードするポリヌクレオチドセグメントを含む核酸構築物。
【請求項103】
Yはセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項104】
Yはβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項105】
前記β−シート破壊剤アミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項104に記載の核酸構築物。
【請求項106】
前記ペプチドは配列番号4,12〜19,27〜45,112〜123,125および127からなる群から選択される請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項107】
前記ペプチドは少なくとも4個のアミノ酸の長さを有し、かつそのC末端で少なくとも2個のセリン残基を含む請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項108】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はセリン、トレオニン、アスパラギンおよびグルタミンからなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項109】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項110】
前記β−シート破壊剤アミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項109に記載の核酸構築物。
【請求項111】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は前記ペプチドにおける前記X−Yの下流に位置される請求項109に記載の核酸構築物。
【請求項112】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は前記ペプチドにおける前記X−Yの上流に位置される請求項109に記載の核酸構築物。
【請求項113】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は正電荷を有するアミノ酸であり、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は負電荷を有するアミノ酸である請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項114】
前記正荷電を有するアミノ酸はリジンおよびアルギニンからなる群から選択される請求項113に記載の核酸構築物。
【請求項115】
前記負荷電を有するアミノ酸はアスパラギン酸およびグルタミン酸からなる群から選択される請求項113に記載の核酸構築物。
【請求項116】
プロモータをさらに含む請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項117】
ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、かつそのN末端でチオール化アミノ酸を含む請求項102に記載の核酸構築物。
【請求項118】
アミノ酸配列X−YまたはY−X(但し、Xは芳香族アミノ酸であり、Yはグリシン以外のアミノ酸である)を含むペプチドであって、少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドと結合することができる抗原認識領域を含む抗体または抗体フラグメント。
【請求項119】
Yはセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項118に記載の抗体。
【請求項120】
Yはβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項118に記載の抗体。
【請求項121】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は天然に存在するアミノ酸である請求項120に記載の抗体。
【請求項122】
前記天然に存在するアミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項121に記載の抗体。
【請求項123】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は合成アミノ酸である請求項120に記載の抗体。
【請求項124】
前記合成アミノ酸はCα−メチル化アミノ酸である請求項123に記載の抗体。
【請求項125】
前記Cα−メチル化アミノ酸はα−アミノイソブチル酸である請求項124に記載の抗体。
【請求項126】
前記ペプチドは直鎖状または環状ペプチドである請求項118に記載の抗体。
【請求項127】
前記ペプチドは配列番号4,12〜19,27〜45,112〜123,125および127からなる群から選択される請求項118に記載の抗体。
【請求項128】
前記ペプチドは少なくとも4個のアミノ酸の長さを有し、かつそのC末端で少なくとも2個のセリン残基を含む請求項118に記載の抗体。
【請求項129】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項118に記載の抗体。
【請求項130】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はβ−シート破壊剤アミノ酸である請求項118に記載の抗体。
【請求項131】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は天然に存在するアミノ酸である請求項130に記載の抗体。
【請求項132】
前記天然に存在するアミノ酸はプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、リジンおよびセリンからなる群から選択される請求項131に記載の抗体。
【請求項133】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は合成アミノ酸である請求項130に記載の抗体。
【請求項134】
前記合成アミノ酸はCα−メチル化アミノ酸である請求項133に記載の抗体。
【請求項135】
前記Cα−メチル化アミノ酸はα−アミノイソブチル酸である請求項134に記載の抗体。
【請求項136】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は前記ペプチドにおける前記X−Yの下流に位置される請求項130に記載の抗体。
【請求項137】
前記β−シート破壊剤アミノ酸は前記ペプチドにおける前記X−Yの上流に位置される請求項130に記載の抗体。
【請求項138】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は正電荷を有するアミノ酸であり、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は負電荷を有するアミノ酸である請求項118に記載の抗体。
【請求項139】
前記正荷電を有するアミノ酸はリジン、アルギニン、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項138に記載の抗体。
【請求項140】
前記負荷電を有するアミノ酸はアスパラギン酸、グルタミン酸、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項138に記載の抗体。
【請求項141】
アミノ酸配列X−YまたはY−X(但し、Xは芳香族アミノ酸であり、Yはグリシン以外のアミノ酸である)を含むペプチドであって、少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドと結合できる抗原認識領域を有する抗体または抗体フラグメントを有効成分として含み、かつ薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含むアミロイド関連疾患を処置または予防するための薬学的組成物。
【請求項142】
Yはセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項141に記載の薬学的組成物。
【請求項143】
前記ペプチドは配列番号4,12〜19および27〜44からなる群から選択される請求項141に記載の薬学的組成物。
【請求項144】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項141に記載の薬学的組成物。
【請求項145】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は正電荷を有するアミノ酸であり、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は負電荷を有するアミノ酸である請求項141に記載の薬学的組成物。
【請求項146】
前記正荷電を有するアミノ酸はリジン、アルギニン、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項145に記載の薬学的組成物。
【請求項147】
前記負荷電を有するアミノ酸はアスパラギン酸、グルタミン酸、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項145に記載の薬学的組成物。
【請求項148】
個体におけるアミロイド関連疾患を処置または予防する方法であって、アミノ酸配列X−YまたはY−X(但し、Xは芳香族アミノ酸であり、Yはグリシン以外のアミノ酸である)を含むペプチドであって、少なくとも2個で15個以下のアミノ酸の長さを有するペプチドと結合できる抗原認識領域を有する抗体または抗体フラグメントの治療的に有効な量を個体に与えることを含む方法。
【請求項149】
Yはセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項148に記載の方法。
【請求項150】
前記ペプチドは配列番号4,12〜19および27〜44からなる群から選択される請求項148に記載の方法。
【請求項151】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、X−Y以外の前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸はセリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミンおよびそれらの天然の誘導体からなる群から選択される極性の電荷を有していないアミノ酸である請求項148に記載の方法。
【請求項152】
前記ペプチドは少なくとも3個のアミノ酸の長さを有し、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は正電荷を有するアミノ酸であり、前記ペプチドのうち少なくとも1個の前記アミノ酸は負電荷を有するアミノ酸である請求項148に記載の方法。
【請求項153】
前記正荷電を有するアミノ酸はリジン、アルギニン、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項152に記載の方法。
【請求項154】
前記負荷電を有するアミノ酸はアスパラギン酸、グルタミン酸、およびその天然および合成の誘導体からなる群から選択される請求項152に記載の方法。
【請求項155】
下記一般式を有するペプチド:

式中、CはD配置を有するキラルな炭素である。
およびRは各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、カルボキシ、C−チオカルブからなる群から選択され;
はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオヒドロキシ、チオアルコキシ、チオアリールオキシ、ハロおよびアミンからなる群から選択され;そして
はアルキルである。
【請求項156】
はメチルである請求項155に記載のペプチド。
【請求項157】
およびRは各々、水素であり、Rはヒドロキシである請求項155に記載のペプチド。
【請求項158】
環状ペプチドである請求項155に記載のペプチド。
【請求項159】
個体におけるアミロイド関連疾患を処置または予防する方法であって、下記一般式を有するペプチドの治療有効量を個体に与えることを含む方法:

式中、CはD配置を有するキラルな炭素である。
およびRは各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、カルボキシ、C−チオカルブからなる群から選択され;
はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオヒドロキシ、チオアルコキシ、チオアリールオキシ、ハロおよびアミンからなる群から選択され;そして
はアルキルである。
【請求項160】
はメチルである請求項159に記載の方法。
【請求項161】
およびRは各々、水素であり、Rはヒドロキシである請求項159に記載の方法。
【請求項162】
環状ペプチドである請求項159に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49a−c】
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【図49d】
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【図50】
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【図51】
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【公表番号】特表2007−537699(P2007−537699A)
【公表日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518484(P2006−518484)
【出願日】平成16年6月29日(2004.6.29)
【国際出願番号】PCT/IL2004/000577
【国際公開番号】WO2005/000193
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(504292015)テル アヴィヴ ユニヴァーシティ フューチャー テクノロジー ディヴェロップメント エル.ピー. (7)
【Fターム(参考)】