説明

インドール化合物を含有する医薬

【課題】 優れたLXR(Liver X receptors)調節剤の提供。
【解決手段】 一般式(I)


[式中、R1、R2、R3、R4:H、アルキル、アルコキシ、置換アミノ、ハロゲノ等;R5:H、アルキル、ハロゲノ;R6:−COR8(R8:アルコキシ、フェニルオキシ、置換アミノ等)、−SO29(R9:アルキル、フェニル、ヘテロシクリル等)等;X1:メチレン等;X2:単結合等;Y:フェニル、ヘテロシクリル等]で表される化合物等。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】


[式中、R1、R2、R3、および、R4は、同一または異なり、水素原子、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基(当該ハロゲノC1−C6アルキル基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルキル基を示す)、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C6アルコキシ基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルコキシ基を示す)、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、シアノ基、ニトロ基、ハロゲノ基、または、フェニル基を示し;
5は、水素原子、C1−C6アルキル基、または、ハロゲノ基を示し;
6は、式−COR8[式中、R8は、C1−C8アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C6アルコキシ基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルコキシ基を示す)、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルコキシ)基、フェニル−(C1−C6アルコキシ)基、置換フェニル−(C1−C6アルコキシ)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)、C3−C7アルケニルオキシ基、C3−C8シクロアルキルオキシ基、フェニルオキシ基、置換フェニルオキシ基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)、C1−C6アルキルアミノ基、または、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)を示す。]を有する基、
式−SO29[式中、R9は、C1−C6アルキル基、フェニル−(C1−C6アルキル)基、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)を示す。]を有する基、
フェニル−(C1−C6アルキル)基、置換フェニル−(C1−C6アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C6アルキル)基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C6アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)を示し;
7は、式−N(R10)Z111、−CSN(R10)R12、−SO2N(R10)R12、−CONR1314、−SO212、−NR1516、−X3N(R10)Z111、−X3N(R10)R12、−X32N(R10)R12、もしくは、−X3212を有する基、式(II)
【化2】


を有する基
[式中、R10は、水素原子、C1−C6アルキル基、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C6シクロアルキル基を示し、
11は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γより選択される1乃至3個の基である)、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)基、置換(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γより選択される1乃至3個の基である)、C3−C8シクロアルキル基、置換(C3−C8シクロアルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γより選択される1乃至3個の基である)、C2−C7アルケニル基、置換C2−C7アルケニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γより選択される1乃至3個の基である)、C1−C6アルコキシ基、C3−C7アルケニルオキシ基、C3−C8シクロアルキルオキシ基、C1−C6アルキルアミノ基、C3−C7アルケニルアミノ基、C3−C8シクロアルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ(C3−C7アルケニル)アミノ基(当該アルケニル基は、同一または異なる)、ジ(C3−C8シクロアルキル)アミノ基(当該シクロアルキル基は、同一または異なる)、N−(C1−C6アルキル)−N−(C3−C7アルケニル)アミノ基、N−(C1−C6アルキル)−N−(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、N−(C3−C7アルケニル)−N−(C3−C8シクロアルキル)アミノ基、フェニル基、または、4乃至10員ヘテロシクリル基を示し[ただし、−N(R10)Z111および−X3N(R10)Z111においてZ1が−SO2−であるとき、R11は水素原子ではなく、−N(R10)Z111においてR10が水素原子であり、Z1が−CO−であるとき、R11はC1−C4アルコキシ基ではない]、
12は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γより選択される1乃至3個の基である)、(C3−C8シクロアルキル)−(C1−C6アルキル)基、フェニル−(C1−C6アルキル)基、4乃至10員ヘテロシクリル−(C1−C6アルキル)基、C3−C8シクロアルキル基、置換(C3−C8シクロアルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γより選択される1乃至3個の基である)、C3−C7アルケニル基を示し(ただし、−SO212においてR12は水素原子ではなく、−X3212においてZ2が−SO2−であるとき、R12は水素原子ではない)、
13およびR14は、R13およびR14の結合する窒素原子と一緒となって、置換されてもよい5乃至7員飽和ヘテロシクリル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)を示し、
15は、R10と同意義を示し(ただし、R15は水素原子ではない)、
16は、C1−C6アルキル基またはC3−C7アルケニル基を示し、
Aは、2−オキソピロリジン−1−イル基、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル基、または、2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル基を示し、
3は、C1−C2アルキレン基を示し、
1は、式−CO−、−CS−もしくは−SO2−を有する基を示し、
2は、式−CO−もしくは−SO2−を有する基を示す。]、
ヒドロキシ(C1−C6アルキル)基、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される2乃至3個の原子を含有する)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される2乃至3個の原子を含有し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群αより選択される1乃至3個の基である)を示し;
1は、メチレン基または置換メチレン基(当該置換基は、1または2個の同一または異なるC1−C4アルキル基である)を示し;
2は、単結合、メチレン基、または、置換メチレン基(当該置換基は、1または2個の同一または異なるC1−C4アルキル基である)を示し、
Yは、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群βより選択される1乃至3個の基である)を示し;
置換基群αは、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基(当該ハロゲノC1−C6アルキル基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルキル基を示す)、C1−C6アルコキシ基、および、ハロゲノ基からなる群を示し;
置換基群βは、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基(当該ハロゲノC1−C6アルキル基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルキル基を示す)、C1−C6アルコキシ基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、シアノ基、ニトロ基、および、ハロゲノ基からなる群を示し;
置換基群γは、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C6アルコキシ基は、1乃至7個のハロゲノ基で置換されたC1−C6アルコキシ基を示す)、フェニル−(C1−C6アルコキシ)基、フェニルオキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、および、ハロゲノ基からなる群を示す。]で表される化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項2】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C4アルキル基、ハロゲノC1−C4アルキル基(当該ハロゲノC1−C4アルキル基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、C1−C4アルコキシ基、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、C1−C4アルキルスルホニル基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基である請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項3】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C3アルキル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基である請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項4】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、トリフルオロメチル基、メトキシ基、フルオロ基、または、クロロ基である請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項5】
5が、同一または異なり、水素原子、C1−C4アルキル基、トリフルオロメチル基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基である請求項1乃至4のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項6】
5が、水素原子である請求項1乃至4のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項7】
6が、式−COR8a[式中、R8aは、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC2−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC2−C6アルコキシ基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC2−C6アルコキシ基を示す)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C2アルコキシ)基、フェニル−(C1−C4アルコキシ)基、置換フェニル−(C1−C4アルコキシ)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)、C3−C6アルケニルオキシ基、C3−C6シクロアルキルオキシ基、フェニルオキシ基、置換フェニルオキシ基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)、C1−C4アルキルアミノ基、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)を示す。]を有する基、
式−SO29a[式中、R9aは、C1−C4アルキル基、フェニル−(C1−C2アルキル)基、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基、
フェニル−(C1−C2アルキル)基、置換フェニル−(C1−C2アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C2アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C2アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)であり;
置換基群α1は、C1−C4アルキル基、ハロゲノC1−C4アルキル基(当該ハロゲノC1−C4アルキル基は、1乃至5個のフルオロ、クロロもしくはブロモ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、フルオロ基、および、クロロ基からなる群であり、
置換基群β1は、C1−C4アルキル基、ハロゲノC1−C4アルキル基(当該ハロゲノC1−C4アルキル基は、1乃至5個のフルオロ、クロロもしくはブロモ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、C1−C4アルコキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フルオロ基、クロロ基、および、ブロモ基からなる群である請求項1乃至6のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項8】
6が、式−COR8b[式中、R8bは、C2−C6アルコキシ基、ハロゲノC2−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC2−C6アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロ、クロロもしくはブロモ基で置換されたC2−C6アルコキシ基を示す)、(C3−C4シクロアルキル)−(C1−C2アルコキシ)基、フェニル−(C1−C2アルコキシ)基、置換フェニル−(C1−C2アルコキシ)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)、C3−C6アルケニルオキシ基、または、C3−C4シクロアルキルオキシ基を示す。]を有する基、
式−SO29b[式中、R9bは、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)、チエニル基、ピリジル基、または、置換チエニル基もしくは置換ピリジル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基、
ベンジル基、置換ベンジル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)、ピリジルメチル基、または、置換ピリジルメチル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)であり;
置換基群α2は、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群であり、
置換基群β2は、メチル基、エチル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、メトキシ基、エトキシ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群である請求項1乃至6のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項9】
6が、式−COR8c[式中、R8cは、C3−C6アルコキシ基、または、ハロゲノC3−C5アルコキシ基(当該ハロゲノC3−C5アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロもしくはクロロ基で置換されたC3−C5アルコキシ基を示す)を示す。]を有する基である請求項1乃至6のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項10】
6が、式−COR8d(式中、R8dは、2−プロポキシ基または2−メチル−2−プロポキシ基を示す。)を有する基である請求項1乃至6のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項11】
7が、式−N(R10a)Z111a、−CSN(R10a)R12a、−SO2N(R10a)R12a、−CONR13a14a、−SO212a、−NR15a16a、−X3aN(R10a)Z111a、−X3aN(R10a)R12a、もしくは、−X3a2N(R10a)R12aを有する基
[式中、R10aは、水素原子、C1−C4アルキル基、(C3−C4シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C4シクロアルキル基を示し、
11aは、水素原子、C1−C4アルキル基、置換C1−C4アルキル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基、置換(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、C3−C6シクロアルキル基、置換(C3−C6シクロアルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、C2−C5アルケニル基、置換C2−C5アルケニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、C1−C4アルコキシ基、C3−C6シクロアルキルオキシ基、C3−C5アルケニルオキシ基、C1−C4アルキルアミノ基、C3−C6シクロアルキルアミノ基、C3−C5アルケニルアミノ基、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ(C3−C6シクロアルキル)アミノ基(当該シクロアルキル基は、同一または異なる)、ジ(C3−C5アルケニル)アミノ基(当該アルケニル基は、同一または異なる)、N−(C1−C4アルキル)−N−(C3−C6シクロアルキル)アミノ基、N−(C1−C4アルキル)−N−(C3−C5アルケニル)アミノ基、N−(C3−C5アルケニル)−N−(C3−C6シクロアルキル)アミノ基、フェニル基、または、5乃至7員ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至7員ヘテロシクリル基を示す)を示し[ただし、−N(R10a)Z111aおよび−X3aN(R10a)Z111aにおいてZ1が−SO2−であるとき、R11aは水素原子ではなく、−N(R10a)Z111aにおいてR10aが水素原子であり、Z1が−CO−であるとき、R11aはC1−C4アルコキシ基ではない]、
12aは、水素原子、C1−C4アルキル基、置換C1−C4アルキル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基、フェニル−(C1−C4アルキル)基、5乃至7員ヘテロシクリル−(C1−C4アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至7員ヘテロシクリル基を示す)、C3−C6シクロアルキル基、置換(C3−C6シクロアルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、または、C3−C5アルケニル基を示し(ただし、−SO212aにおいてR12aは水素原子ではない)、
13aおよびR14aは、R13aおよびR14aの結合する窒素原子と一緒となって、置換されてもよい5乃至6員飽和ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至6員飽和ヘテロシクリル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)を示し、
15aは、R10aと同意義を示し(ただし、R15aは水素原子ではない)、
16aは、C1−C4アルキル基またはC3−C5アルケニル基を示し、
3aは、メチレン基を示す。]、
2−オキソピロリジン−1−イル基、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル基、2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル基、
ヒドロキシ(C1−C4アルキル)基、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、トリアゾリル基、オキサジアゾリル基、または、チアジアゾリル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、トリアゾリル基、オキサジアゾリル基、または、チアジアゾリル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)であり;
置換基群γ1は、ヒドロキシル基、C1−C4アルコキシ基、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロ、クロロもしくはブロモ基で置換されたC1−C4アルコキシ基を示す)、フェニル−(C1−C4アルコキシ)基、フェニルオキシ基、アミノ基、C1−C4アルキルアミノ基、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ(C1−C4アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、フルオロ基、クロロ基、および、ブロモ基からなる群である請求項1乃至10のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項12】
7が、式−N(R10b)Z111b、−CSN(R10b)R12b、−SO2N(R10b)R12b、もしくは、−CONR13b14bを有する基
[式中、R10bは、C1−C4アルキル基、シクロプロピル−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C4シクロアルキル基を示し、
11bは、水素原子、C1−C4アルキル基、置換C1−C4アルキル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基である)、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、置換(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基である)、C3−C5シクロアルキル基、置換(C3−C5シクロアルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基である)、C2−C4アルケニル基、または、置換C2−C4アルケニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基である)を示し[ただし、−N(R10b)Z111bにおいてZ1が−SO2−であるとき、R11bは水素原子ではない]、
12bは、水素原子、メチル基、エチル基、(C3−C4シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、シクロプロピル基、シクロブチル基、または、C3−C4アルケニル基を示し、
13bおよびR14bは、R13bおよびR14bの結合する窒素原子と一緒となって、置換されてもよいピロリジニル基、ピペリジニル基、ピぺラジニル基、モルホリニル基もしくはチオモルホリニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)を示す。]、
イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、置換されたイミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基もしくはトリアゾリル基(当該置換基は、置換基群α2より選択される1個の基である)であり;
置換基群γ2は、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、ベンジルオキシ基、フェニルオキシ基、アミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジメチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基、フルオロ基、および、クロロ基からなる群である請求項1乃至10のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項13】
7が、式−N(R10c)Z111cを有する基
[式中、R10cは、メチル基、エチル基またはシクロプロピル基を示し、
11cは、C1−C4アルキル基、置換C1−C4アルキル基(当該置換基は、置換基群γ2より選択される1個の基である)、シクロプロピル−(C1−C2アルキル)基、C3−C4シクロアルキル基、または、C2−C4アルケニル基を示す。]である請求項1乃至10のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項14】
7が、式−N(R10d)COR11dもしくは−N(R10d)CSR11dを有する基
[式中、R10dは、メチル基またはエチル基を示し、
11dは、メチル基、エチル基、1−プロピル基、メトキシメチル基、シクロプロピルメチル基、または、シクロプロピル基を示す。]である請求項1乃至10のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項15】
1が、メチレン基である請求項1乃至14のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項16】
2が、単結合である請求項1乃至15のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項17】
Yが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)である請求項1乃至16のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項18】
Yが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)、ピリジル基、または、置換ピリジル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)である請求項1乃至16のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項19】
Yが、フェニル基である請求項1乃至16のいずれかに記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項20】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C4アルキル基、ハロゲノC1−C4アルキル基(当該ハロゲノC1−C4アルキル基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、C1−C4アルコキシ基、ハロゲノC1−C4アルコキシ基(当該ハロゲノC1−C4アルコキシ基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC1−C4アルキル基を示す)、C1−C4アルキルスルホニル基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基であり、
5が、同一または異なり、水素原子、C1−C4アルキル基、トリフルオロメチル基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基であり、
6が、式−COR8a[式中、R8aは、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC2−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC2−C6アルコキシ基は、1乃至5個のハロゲノ基で置換されたC2−C6アルコキシ基を示す)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C2アルコキシ)基、フェニル−(C1−C4アルコキシ)基、置換フェニル−(C1−C4アルコキシ)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)、C3−C6アルケニルオキシ基、C3−C6シクロアルキルオキシ基、フェニルオキシ基、置換フェニルオキシ基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)、C1−C4アルキルアミノ基、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)を示す。]を有する基、
式−SO29a[式中、R9aは、C1−C4アルキル基、フェニル−(C1−C2アルキル)基、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基、
フェニル−(C1−C2アルキル)基、置換フェニル−(C1−C2アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C2アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル−(C1−C2アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)であり、
7が、式−N(R10a)Z111a、−CSN(R10a)R12a、−SO2N(R10a)R12a、−CONR13a14a、−SO212a、−NR15a16a、−X3aN(R10a)Z111a、−X3aN(R10a)R12a、もしくは、−X3a2N(R10a)R12aを有する基
[式中、R10aは、水素原子、C1−C4アルキル基、(C3−C4シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C4シクロアルキル基を示し、
11aは、水素原子、C1−C4アルキル基、置換C1−C4アルキル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基、置換(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、C3−C6シクロアルキル基、置換(C3−C6シクロアルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、C2−C5アルケニル基、置換C2−C5アルケニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、C1−C4アルコキシ基、C3−C6シクロアルキルオキシ基、C3−C5アルケニルオキシ基、C1−C4アルキルアミノ基、C3−C6シクロアルキルアミノ基、C3−C5アルケニルアミノ基、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なり、2つの当該アルキル基が当該アミノ基の窒素原子と一緒となって、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至7員飽和へテロシクリル基を形成してもよい)、ジ(C3−C6シクロアルキル)アミノ基(当該シクロアルキル基は、同一または異なる)、ジ(C3−C5アルケニル)アミノ基(当該アルケニル基は、同一または異なる)、N−(C1−C4アルキル)−N−(C3−C6シクロアルキル)アミノ基、N−(C1−C4アルキル)−N−(C3−C5アルケニル)アミノ基、N−(C3−C5アルケニル)−N−(C3−C6シクロアルキル)アミノ基、フェニル基、または、5乃至7員ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至7員ヘテロシクリル基を示す)を示し[ただし、−N(R10a)Z111aおよび−X3aN(R10a)Z111aにおいてZ1が−SO2−であるとき、R11aは水素原子ではなく、−N(R10a)Z111aにおいてR10aが水素原子であり、Z1が−CO−であるとき、R11aはC1−C4アルコキシ基ではない]、
12aは、水素原子、C1−C4アルキル基、置換C1−C4アルキル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、(C3−C6シクロアルキル)−(C1−C4アルキル)基、フェニル−(C1−C4アルキル)基、5乃至7員ヘテロシクリル−(C1−C4アルキル)基(当該ヘテロシクリル基は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至7員ヘテロシクリル基を示す)、C3−C6シクロアルキル基、置換(C3−C6シクロアルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ1より選択される1乃至2個の基である)、または、C3−C5アルケニル基を示し(ただし、−SO212aにおいてR12aは水素原子ではない)、
13aおよびR14aは、R13aおよびR14aの結合する窒素原子と一緒となって、置換されてもよい5乃至6員飽和ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より選択される1乃至2個の原子を含有する5乃至6員飽和ヘテロシクリル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)を示し、
15aは、R10aと同意義を示し(ただし、R15aは水素原子ではない)、
16aは、C1−C4アルキル基またはC3−C5アルケニル基を示し、
3aは、メチレン基を示す。]、
2−オキソピロリジン−1−イル基、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル基、2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル基、
ヒドロキシ(C1−C4アルキル)基、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、トリアゾリル基、オキサジアゾリル基、または、チアジアゾリル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、トリアゾリル基、オキサジアゾリル基、または、チアジアゾリル基を示し、当該置換基は、同一または異なり、置換基群α1より選択される1乃至2個の基である)であり
1が、メチレン基または置換メチレン基(当該置換基は、1または2個の同一または異なるC1−C4アルキル基である)であり、
2が、単結合、メチレン基、または、置換メチレン基(当該置換基は、1または2個の同一または異なるC1−C4アルキル基である)であり、
Yが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)、5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示す)、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基(当該ヘテロシクリル基は、チエニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、ピリジル基を示し、当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)である請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項21】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、C1−C3アルキル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基であり、
5が、水素原子であり、
6が、式−COR8b[式中、R8bは、C2−C6アルコキシ基、ハロゲノC2−C6アルコキシ基(当該ハロゲノC2−C6アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロ、クロロもしくはブロモ基で置換されたC2−C6アルコキシ基を示す)、(C3−C4シクロアルキル)−(C1−C2アルコキシ)基、フェニル−(C1−C2アルコキシ)基、置換フェニル−(C1−C2アルコキシ)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β1より選択される1乃至2個の基である)、C3−C6アルケニルオキシ基、または、C3−C4シクロアルキルオキシ基を示す。]を有する基、
式−SO29b[式中、R9bは、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)、チエニル基、ピリジル基、または、置換チエニル基もしくは置換ピリジル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群β2より選択される1乃至2個の基である)を示す。]を有する基、
ベンジル基、置換ベンジル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)、ピリジルメチル基、または、置換ピリジルメチル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)であり、
7が、式−N(R10b)Z111b、−CSN(R10b)R12b、−SO2N(R10b)R12b、もしくは、−CONR13b14bを有する基
[式中、R10bは、C1−C4アルキル基、シクロプロピル−(C1−C2アルキル)基、または、C3−C4シクロアルキル基を示し、
11bは、水素原子、C1−C4アルキル基、置換C1−C4アルキル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基である)、(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、置換(C3−C5シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基である)、C3−C5シクロアルキル基、置換(C3−C5シクロアルキル)基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基である)、C2−C4アルケニル基、または、置換C2−C4アルケニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群γ2より選択される1乃至2個の基である)を示し[ただし、−N(R10b)Z111bにおいてZ1が−SO2−であるとき、R11bは水素原子ではない]、
12bは、水素原子、メチル基、エチル基、(C3−C4シクロアルキル)−(C1−C2アルキル)基、シクロプロピル基、シクロブチル基、または、C3−C4アルケニル基を示し、
13bおよびR14bは、R13bおよびR14bの結合する窒素原子と一緒となって、置換されてもよいピロリジニル基、ピペリジニル基、ピぺラジニル基、モルホリニル基もしくはチオモルホリニル基(当該置換基は、同一または異なり、置換基群α2より選択される1乃至2個の基である)を示す。]、
イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアゾリル基、または、置換されたイミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基もしくはトリアゾリル基(当該置換基は、置換基群α2より選択される1個の基である)であり、
1が、メチレン基であり、
2が、単結合であり、
Yが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)、ピリジル基、または、置換ピリジル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)である請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項22】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、トリフルオロメチル基、メトキシ基、フルオロ基、または、クロロ基であり、
5が、水素原子であり、
6が、式−COR8c[式中、R8cは、C3−C6アルコキシ基、または、ハロゲノC3−C5アルコキシ基(当該ハロゲノC3−C5アルコキシ基は、1乃至5個のフルオロもしくはクロロ基で置換されたC3−C5アルコキシ基を示す)を示す。]を有する基であり、
7が、式−N(R10c)Z111cを有する基
[式中、R10cは、メチル基、エチル基またはシクロプロピル基を示し、
11cは、C1−C4アルキル基、置換C1−C4アルキル基(当該置換基は、置換基群γ2より選択される1個の基である)、シクロプロピル−(C1−C2アルキル)基、C3−C4シクロアルキル基、または、C2−C4アルケニル基を示す。]であり、
1が、メチレン基であり、
2が、単結合であり、
Yが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)、ピリジル基、または、置換ピリジル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)である請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項23】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、トリフルオロメチル基、メトキシ基、フルオロ基、または、クロロ基であり、
5が、水素原子であり、
6が、式−COR8d(式中、R8dは、2−プロポキシ基または2−メチル−2−プロポキシ基を示す。)を有する基であり、
7が、式−N(R10d)COR11dもしくは−N(R10d)CSR11dを有する基
[式中、R10dは、メチル基またはエチル基を示し、
11dは、メチル基、エチル基、1−プロピル基、メトキシメチル基、シクロプロピルメチル基、または、シクロプロピル基を示す。]であり、
1が、メチレン基であり、
2が、単結合であり、
Yが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)、ピリジル基、または、置換ピリジル基(当該置換基は、置換基群β1より選択される1個の基である)である請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項24】
1、R2、R3、および、R4が、同一または異なり、水素原子、トリフルオロメチル基、メトキシ基、フルオロ基、または、クロロ基であり、
5が、水素原子であり、
6が、式−COR8d(式中、R8dは、2−プロポキシ基または2−メチル−2−プロポキシ基を示す。)を有する基であり、
7が、式−N(R10d)COR11dもしくは−N(R10d)CSR11dを有する基
[式中、R10dは、メチル基またはエチル基を示し、
11dは、メチル基、エチル基、1−プロピル基、メトキシメチル基、シクロプロピルメチル基、または、シクロプロピル基を示す。]であり、
1が、メチレン基であり、
2が、単結合であり、
Yが、フェニル基である請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項25】
tert−ブチル 2−({4−[(シクロプロピルカルボニル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−5−フルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 6−フルオロ−2−({4−[(メトキシアセチル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 6−フルオロ−2−({4−[メチル(プロピオニル)アミノ]フェノキシ}メチル)−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 2−({4−[ブチリル(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 2−({4−[(シクロプロピルカルボニル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 2−({4−[(シクロプロピルカルボノチオイル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 2−({4−[(シクロプロピルカルボニル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−4,6−ジフルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 2−({4−[(シクロプロピルカルボノチオイル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−4,6−ジフルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 2−({4−[(シクロプロピルカルボニル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−5,6−ジフルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 6−フルオロ−2−({4−[(2−メトキシエタンチオイル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−1H−インドール−1−カルボキシレート、
イソプロピル 2−({4−[(シクロプロピルカルボニル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 6−クロロ−2−({4−[(シクロプロピルカルボニル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−5−フルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、
tert−ブチル 5−クロロ−2−({4−[(シクロプロピルカルボニル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−6−フルオロ−1H−インドール−1−カルボキシレート、および、
tert−ブチル 2−({4−[(シクロプロピルカルボニル)(メチル)アミノ]フェノキシ}メチル)−5,6−ジクロロ−1H−インドール−1−カルボキシレート
からなる群より選択される請求項1に記載の化合物またはその薬理上許容される塩もしくはエステルを有効成分として含有する医薬。
【請求項26】
医薬が、動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、糖尿病に起因する動脈硬化症、高脂血症、高コレステロール血症、脂質関連疾患、炎症性サイトカインにより引き起こされる疾患である炎症性疾患、動脈硬化性心疾患、冠状動脈疾患、および、糖尿病からなる群より選択される疾患の治療または予防のための医薬である請求項1乃至25のいずれかに記載の医薬。
【請求項27】
医薬が、動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、および、動脈硬化性心疾患からなる群より選択される疾患の治療または予防のための医薬である請求項1乃至25のいずれかに記載の医薬。
【請求項28】
医薬が、動脈硬化症の治療または予防のための医薬である請求項1乃至25のいずれかに記載の医薬。

【公開番号】特開2007−137810(P2007−137810A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−332812(P2005−332812)
【出願日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(000001856)三共株式会社 (98)
【Fターム(参考)】