説明

キナゾリン化合物

【課題】血管新生及び/又は増加した血管透過性に関連した疾患状態の治療に有効であり、医薬品としてヒトのような温血動物において抗血管新生及び/又は血管透過性低下効果を生じさせるために使用する医薬品の有効成分である化合物又はその塩を提供する。
【解決手段】7−ベンジルオキシ−4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン又はその塩、および、4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−7−ヒドロキシ−6−メトキシキナゾリン又はその塩。該化合物又はその製剤的に許容される塩を投与することによって血管新生に関連した疾患状態を治療することが可能である。該化合物は血管内皮増殖因子(VEGF)の作用を阻害し、これは、癌及び慢性関節リウマチを含むいくつかの疾患状態の治療において有用な特質である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中:
環Cは、8、9、10、12若しくは13員の二環式若しくは三環式部分であって、該
部分は、飽和でも不飽和でもよく、それは芳香族でも非芳香族でもよく、そしてそれは、
O、N及びSより独立して選択される1〜3のヘテロ原子を随意に含有してよく;
Zは、−O−、−NH−又は−S−であり;
nは、0、1、2、3、4又は5であり;
mは、0、1、2又は3であり;
は、水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1−
アルキル、C1−3アルコキシ、C1−3アルキルスルファニル、−NR(ここ
で、RとRは、同じでも異なってもよく、それぞれ水素又はC1−3アルキルを表す
)、又はR−を表し{ここで、Xは、直結合、−O−、−CH−、−OC(O
)−、−C(O)−、−S−、−SO−、−SO−、−NRC(O)−、−C(O)
NR−、−SONR−、−NRSO−又は−NR10−を表し(ここで、R
、R、R、R及びR10は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC
−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、Rは、以下の22の基:
1)水素、オキシラニルC1−4アルキル又はC1−5アルキル(未置換であっても、
ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ及びアミノより選択される1以上の基で置換され
てもよい);
2)C1−5アルキルXC(O)R11(ここで、Xは、−O−又は−NR12
を表し(ここでR12は、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アル
キルを表す)、R11は、C1−3アルキル、−NR1314又は−OR15を表す(
ここで、R13、R14及びR15は、同じでも異なってもよく、それぞれ水素、C1−
アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す));
3)C1−5アルキルX16(ここで、Xは、−O−、−S−、−SO−、−S
−、−OC(O)−、−NR17C(O)−、−C(O)NR18−、−SONR
19−、−NR20SO−又は−NR21−を表し(ここで、R17、R18、R19
、R20及びR21は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコ
キシC2−3アルキルを表す)、R16は、水素、C1−3アルキル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、又はO、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子がある5
〜6員の飽和複素環式基を表し、該C1−3アルキル基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲ
ノ及びC1−4アルコキシより選択される1又は2の置換基を担ってもよく、そして該環
式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1−4シアノアルキル、C1−4
ルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−
アルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−4アルキル、C1−4アルコキシカルボ
ニル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミ
ノ、C1−4アルキルアミノC1−4アルキル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4
アルキル、C1−4アルキルアミノC1−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキル)アミノ
1−4アルコキシ、及び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(ここで、f
は0又は1であり、gは0又は1であり、そして環Dは、O、S及びNより独立して選択
される1〜2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和複素環式基であり、該環式基は、C1−
アルキルより選択される1以上の置換基を担ってもよい)より選択される1又は2の置
換基を担ってもよい);
4)C1−5アルキルX1−5アルキルX22(ここで、XとXは、同じ
でも異なってもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR23C(
O)−、−C(O)NR24−、−SONR25−、−NR26SO−又は−NR
−であり(ここで、R23、R24、R25、R26及びR27は、それぞれ独立して
、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、R22
、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す);
5)R28(ここで、R28は、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ
原子がある5〜6員の飽和複素環式基(炭素又は窒素により連結する)であり、該複素環
式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1−4シアノアルキル、C1−4
ルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−
アルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−4アルキル、C1−4アルコキシカルボ
ニル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミ
ノ、C1−4アルキルアミノC1−4アルキル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4
アルキル、C1−4アルキルアミノC1−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキル)アミノ
1−4アルコキシ、及び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(ここで、f
は0又は1であり、gは0又は1であり、そして環Dは、O、S及びNより独立して選択
される1〜2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和複素環式基であり、該環式基は、C1−
アルキルより選択される1以上の置換基を担ってもよい)より選択される1又は2の置
換基を担ってもよい);
6)C1−5アルキルR28(ここで、R28は、上記に定義される通りである);
7)C2−5アルケニルR28(ここで、R28は、上記に定義される通りである);
8)C2−5アルキニルR28(ここで、R28は、上記に定義される通りである);
9)R29(ここで、R29は、ピリドン基、フェニル基、又はO、N及びSより選択
される1〜3のヘテロ原子がある5〜6員の芳香族複素環式基(炭素又は窒素により連結
する)を表し、該ピリドン、フェニル又は芳香族複素環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハ
ロゲノ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ヒドロキシアルキル
、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ヒドロキシアルコキシ、
カルボキシ、トリフルオロメチル、シアノ、−C(O)NR3031、−NR32C(
O)R33(ここで、R30、R31、R32及びR33は、同じでも異なってもよく、
それぞれ水素、C1−4アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、及
び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(ここで、fは0又は1であり、gは
0又は1であり、そして環Dは、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原
子がある5〜6員の飽和複素環式基であり、該環式基は、C1−4アルキルより選択され
る1以上の置換基を担ってもよい)より選択される5つまでの置換基を担ってもよい);
10)C1−5アルキルR29(ここで、R29は、上記に定義される通りである);
11)C2−5アルケニルR29(ここで、R29は、上記に定義される通りである)

12)C2−5アルキニルR29(ここで、R29は、上記に定義される通りである)

13)C1−5アルキルX29(ここで、Xは、−O−、−S−、−SO−、−
SO−、−NR34C(O)−、−C(O)NR35−、−SONR36−、−NR
37SO−又は−NR38−を表し(ここで、R34、R35、R36、R37及びR
38は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3
ルキルを表す)、R29は、上記に定義される通りである);
14)C2−5アルケニルX29(ここで、Xは、−O−、−S−、−SO−、
−SO−、−NR39C(O)−、−C(O)NR40−、−SONR41−、−N
42SO−又は−NR43−を表し(ここで、R39、R40、R41、R42及び
43は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3
アルキルを表す)、R29は、上記に定義される通りである);
15)C2−5アルキニルX29(ここで、Xは、−O−、−S−、−SO−、
−SO−、−NR44C(O)−、−C(O)NR45−、−SONR46−、−N
47SO−又は−NR48−を表し(ここで、R44、R45、R46、R47及び
48は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3
アルキルを表す)、R29は、上記に定義される通りである);
16)C1−4アルキルX1−4アルキルR29(ここで、Xは、−O−、−S
−、−SO−、−SO−、−NR49C(O)−、−C(O)NR50−、−SO
51−、−NR52SO−又は−NR53−を表し(ここで、R49、R50、R
、R52及びR53は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アル
コキシC2−3アルキルを表す)、R29は、上記に定義される通りである);
17)C1−4アルキルX1−4アルキルR28(ここで、XとR28は、上記
に定義される通りである);
18)C2−5アルケニル(未置換であっても、ヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C
−4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−
1−4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1−4アルキル)アミノスルホニ
ルより選択される1以上の基で置換されてもよい);
19)C2−5アルキニル(未置換であっても、ヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C
−4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−
1−4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1−4アルキル)アミノスルホニ
ルより選択される1以上の基で置換されてもよい);
20)C2−5アルケニルX1−4アルキルR28(ここで、XとR28は、上
記に定義される通りである);
21)C2−5アルキニルX1−4アルキルR28(ここで、XとR28は、上
記に定義される通りである);並びに
22)C1−4アルキルR54(C1−4アルキル)(X55(ここで、X
は、上記に定義される通りであり、qは0又は1であり、rは0又は1であり、そして
54とR55は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、及びO、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子がある5〜6
員の飽和複素環式基より選択され、該C1−3アルキル基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロ
ゲノ及びC1−4アルコキシより選択される1又は2の置換基を担ってもよく、該環式基
は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1−4シアノアルキル、C1−4アルキ
ル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−4
ルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−4アルキル、C1−4アルコキシカルボニル
、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、
1−4アルキルアミノC1−4アルキル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4アル
キル、C1−4アルキルアミノC1−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキル)アミノC
−4アルコキシ、及び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(ここで、fは0
又は1であり、gは0又は1であり、そして環Dは、O、S及びNより独立して選択され
る1〜2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和複素環式基であり、該環式基は、C1−4
ルキルより選択される1以上の置換基を担ってもよい)より選択される1又は2の置換基
を担ってもよいが、但し、R54は、水素であり得ない)
の1つより選択され;
そして更に、ここで、Xへ連結する、R−中のどのC1−5アルキル、C2−
アルケニル又はC2−5アルキニル基も、ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノより選択さ
れる1以上の置換基を担ってもよい};
は、水素、オキソ、ハロゲノ、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、C1−4アルキ
ル、C1−4アルコキシメチル、C1−4アルカノイル、C1−4ハロアルキル、シアノ
、アミノ、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−3アルカノイルオキシ、ニ
トロ、C1−4アルカノイルアミノ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アルキル
スルファニル、C1−4アルキルスルフィニル、C1−4アルキルスルホニル、カルバモ
イル、N−C1−4アルキルカルバモイル、N,N−ジ(C1−4アルキル)カルバモイ
ル、アミノスルホニル、N−C1−4アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C1−4
アルキル)アミノスルホニル、N−(C1−4アルキルスルホニル)アミノ、N−(C
−4アルキルスルホニル)−N−(C1−4アルキル)アミノ、N,N−ジ(C1−4
ルキルスルホニル)アミノ、2つの環C炭素原子へ結合するC3−7アルキレン鎖、C
−4アルカノイルアミノC1−4アルキル、カルボキシ、又はR5610基を表し{こ
こで、X10は、直結合、−O−、−CH−、−OC(O)−、−C(O)−、−S−
、−SO−、−SO−、−NR57C(O)−、−C(O)NR58−、−SONR
59−、−NR60SO−又は−NR61−を表し(ここで、R57、R58、R59
、R60及びR61は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコ
キシC2−3アルキルを表す)、R56は、以下の22の基:
1)水素、オキシラニルC1−4アルキル又はC1−5アルキル(未置換であっても、
ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ及びアミノより選択される1以上の基で置換され
てもよい);
2)C1−5アルキルX11C(O)R62(ここで、X11は、−O−又は−NR
−を表し(ここでR63は、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3
アルキルを表す)、R62は、C1−3アルキル、−NR6465又は−OR66を表
す(ここで、R64、R65及びR66は、同じでも異なってもよく、それぞれ水素、C
1−5アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す));
3)C1−5アルキルX1267(ここで、X12は、−O−、−S−、−SO−、
−SO−、−OC(O)−、−NR68C(O)−、−C(O)NR69−、−SO
NR70−、−NR71SO−又は−NR72−を表し(ここで、R68、R69、R
70、R71及びR72は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3
ルコキシC2−3アルキルを表す)、R67は、水素、C1−3アルキル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、又はO、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子があ
る5〜6員の飽和複素環式基を表し、該C1−3アルキル基は、オキソ、ヒドロキシ、ハ
ロゲノ及びC1−4アルコキシより選択される1又は2の置換基を担ってもよく、そして
該環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1−4シアノアルキル、C1−
アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC
1−4アルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−4アルキル、C1−4アルコキシカ
ルボニル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)
アミノ、C1−4アルキルアミノC1−4アルキル、ジ(C1−4アルキル)アミノC
−4アルキル、C1−4アルキルアミノC1−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキル)ア
ミノC1−4アルコキシ、及び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(ここで
、fは0又は1であり、gは0又は1であり、そして環Dは、O、S及びNより独立して
選択される1〜2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和複素環式基であり、該環式基は、C
1−4アルキルより選択される1以上の置換基を担ってもよい)より選択される1又は2
の置換基を担ってもよい);
4)C1−5アルキルX131−5アルキルX1473(ここで、X13とX14
は、同じでも異なってもよく、それぞれ−O−、−S−、−SO−、−SO−、−NR
74C(O)−、−C(O)NR75−、−SONR76−、−NR77SO−又は
−NR78−であり(ここで、R74、R75、R76、R77及びR78は、それぞれ
独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、
73は、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す);
5)R79(ここで、R79は、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ
原子がある5〜6員の飽和複素環式基(炭素又は窒素により連結する)であり、該複素環
式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1−4シアノアルキル、C1−4
ルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−
アルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−4アルキル、C1−4アルコキシカルボ
ニル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミ
ノ、C1−4アルキルアミノC1−4アルキル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4
アルキル、C1−4アルキルアミノC1−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキル)アミノ
1−4アルコキシ、及び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(ここで、f
は0又は1であり、gは0又は1であり、そして環Dは、O、S及びNより独立して選択
される1〜2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和複素環式基であり、該環式基は、C1−
アルキルより選択される1以上の置換基を担ってもよい)より選択される1又は2の置
換基を担ってもよい);
6)C1−5アルキルR79(ここで、R79は、上記に定義される通りである);
7)C2−5アルケニルR79(ここで、R79は、上記に定義される通りである);
8)C2−5アルキニルR79(ここで、R79は、上記に定義される通りである);
9)R80(ここで、R80は、ピリドン基、フェニル基、又はO、N及びSより選択
される1〜3のヘテロ原子がある5〜6員の芳香族複素環式基(炭素又は窒素により連結
する)を表し、該ピリドン、フェニル又は芳香族複素環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハ
ロゲノ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ヒドロキシアルキル
、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ヒドロキシアルコキシ、
カルボキシ、トリフルオロメチル、シアノ、−C(O)NR8182、−NR83C(
O)R84(ここで、R81、R82、R83及びR84は、同じでも異なってもよく、
それぞれ水素、C1−4アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、及
び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(ここで、fは0又は1であり、gは
0又は1であり、そして環Dは、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原
子がある5〜6員の飽和複素環式基であり、該環式基は、C1−4アルキルより選択され
る1以上の置換基を担ってもよい)より選択される5つまでの置換基を担ってもよい);
10)C1−5アルキルR80(ここで、R80は、上記に定義される通りである);
11)C2−5アルケニルR80(ここで、R80は、上記に定義される通りである)

12)C2−5アルキニルR80(ここで、R80は、上記に定義される通りである)

13)C1−5アルキルX1580(ここで、X15は、−O−、−S−、−SO−
、−SO−、−NR85C(O)−、−C(O)NR86−、−SONR87−、−
NR88SO−又は−NR89−を表し(ここで、R85、R86、R87、R88
びR89は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−
アルキルを表す)、R80は、上記に定義される通りである);
14)C2−5アルケニルX1680(ここで、X16は、−O−、−S−、−SO
−、−SO−、−NR90C(O)−、−C(O)NR91−、−SONR92−、
−NR93SO−又は−NR94−を表し(ここで、R90、R91、R92、R93
及びR94は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC
−3アルキルを表す)、R80は、上記に定義される通りである);
15)C2−5アルキニルX1780(ここで、X17は、−O−、−S−、−SO
−、−SO−、−NR95C(O)−、−C(O)NR96−、−SONR97−、
−NR98SO−又は−NR99−を表し(ここで、R95、R96、R97、R98
及びR99は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC
−3アルキルを表す)、R80は、上記に定義される通りである);
16)C1−4アルキルX181−4アルキルR80(ここで、X18は、−O−、
−S−、−SO−、−SO−、−NR100C(O)−、−C(O)NR101−、−
SONR102−、−NR103SO−又は−NR104−を表し(ここで、R10
、R101、R102、R103及びR104は、それぞれ独立して、水素、C1−3
アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、R80は、上記に定義され
る通りである);
17)C1−4アルキルX181−4アルキルR79(ここで、X18とR79は、
上記に定義される通りである);
18)C2−5アルケニル(未置換であっても、ヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C
−4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−
1−4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1−4アルキル)アミノスルホニ
ルより選択される1以上の基で置換されてもよい);
19)C2−5アルキニル(未置換であっても、ヒドロキシ、フルオロ、アミノ、C
−4アルキルアミノ、N,N−ジ(C1−4アルキル)アミノ、アミノスルホニル、N−
1−4アルキルアミノスルホニル及びN,N−ジ(C1−4アルキル)アミノスルホニ
ルより選択される1以上の基で置換されてもよい);
20)C2−5アルケニルX181−4アルキルR79(ここで、X18とR79
、上記に定義される通りである);
21)C2−5アルキニルX181−4アルキルR79(ここで、X18とR79
、上記に定義される通りである);並びに
22)C1−4アルキルR105(C1−4アルキル)(X18106(ここ
で、X18は、上記に定義される通りであり、xは0又は1であり、yは0又は1であり
、そしてR105とR106は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、及びO、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子
がある5〜6員の飽和複素環式基より選択され、該C1−3アルキル基は、オキソ、ヒド
ロキシ、ハロゲノ及びC1−4アルコキシより選択される1又は2の置換基を担ってもよ
く、該環式基は、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1−4シアノアルキル、C
1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキ
シC1−4アルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−4アルキル、C1−4アルコキ
シカルボニル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキ
ル)アミノ、C1−4アルキルアミノC1−4アルキル、ジ(C1−4アルキル)アミノ
1−4アルキル、C1−4アルキルアミノC1−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキル
)アミノC1−4アルコキシ、及び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(こ
こで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、そして環Dは、O、S及びNより独立
して選択される1〜2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和複素環式基であり、該環式基は
、C1−4アルキルより選択される1以上の置換基を担ってもよい)より選択される1又
は2の置換基を担ってもよいが、但し、R105は、水素であり得ない)
の1つより選択され;
そして更に、ここで、X10へ連結する、R5610−中のどのC1−5アルキル、
2−5アルケニル又はC2−5アルキニル基も、ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノより
選択される1以上の置換基を担ってもよい};
但し、1以上のR及び/又は1以上のRは、以下の5つの基:
(i)Q
{ここで、Xは、上記に定義される通りであり、Qは、以下の10の基:
1)Q(ここで、Qは、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子
がある5〜6員の飽和若しくは部分不飽和複素環式基であり、該複素環式基は、C2−5
アルケニル、C2−5アルキニル、C1−6フルオロアルキル、C1−6アルカノイル、
アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノC1−6アルカノイル、ジ(C
−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−6フルオロアルカノイル、カルバモ
イル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイル、カルバモ
イルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC1−6アルキル、ジ(C1−4
アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル及びC1−6
ルオロアルキルスルホニルより選択される少なくとも1つの置換基を担い、そして該複素
環式基は、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−6フルオロアルキル、C
−6アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノC1−6アル
カノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−6フルオロアル
カノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アルキル)カル
バモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC1−6アル
キル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホ
ニル、C1−6フルオロアルキルスルホニル、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、
1−4シアノアルキル、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4
ルコキシ、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−4
アルキル、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキル
アミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルキルアミノC1−4アルキル、ジ
(C1−4アルキル)アミノC1−4アルキル、C1−4アルキルアミノC1−4アルコ
キシ、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4アルコキシ、及び基:−(−O−)(C
1−4アルキル)環D(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、そして環
Dは、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和若
しくは部分不飽和複素環式基であり、該環式基は、C1−4アルキルより選択される1以
上の置換基を担ってもよい)より選択されるさらに1又は2の置換基を随意に担ってよい
);
2)C1−5アルキルW(ここで、Wは、−O−、−S−、−SO−、−SO
−、−OC(O)−、−NQC(O)−、−C(O)NQ−、−SONQ−、
−NQSO−又は−NQ−を表し(ここで、Q、Q、Q、Q及びQは、
それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル、C1−3アルコキシC2−3アルキル、C
2−5アルケニル、C2−5アルキニル又はC1−4ハロアルキルを表す)、Qは、上
記に定義される通りである);
3)C1−5アルキルQ(ここで、Qは、上記に定義される通りである);
4)C2−5アルケニルQ(ここで、Qは、上記に定義される通りである);
5)C2−5アルキニルQ(ここで、Qは、上記に定義される通りである);
6)C1−4アルキルW1−4アルキルQ(ここで、Wは、−O−、−S−、
−SO−、−SO−、−NQC(O)−、−C(O)NQ−、−SONQ10
、−NQ11SO−又はNQ12−を表し(ここで、Q、Q、Q10、Q11及び
12は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル、C1−3アルコキシC2−3
ルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル又はC1−4ハロアルキルを表す)、
は、上記に定義される通りである);
7)C2−5アルケニルW1−4アルキルQ(ここで、WとQは、上記に定
義される通りである);
8)C2−5アルキニルW1−4アルキルQ(ここで、WとQは、上記に定
義される通りである);
9)C1−4アルキルQ13(C1−4アルキル)(W14(ここで、W
は、上記に定義される通りであり、jは0又は1であり、kは0又は1であり、そしてQ
13とQ14は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、及びO、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子がある5〜6員
の飽和若しくは部分不飽和複素環式基より選択され、該C1−3アルキル基は、オキソ、
ヒドロキシ、ハロゲノ及びC1−4アルコキシより選択される1又は2の置換基を担って
もよく、該環式基は、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−6フルオロアル
キル、C1−6アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノC
1−6アルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−6
ルオロアルカノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アル
キル)カルバモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC
1−6アルキル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−6アル
キルスルホニル、C1−6フルオロアルキルスルホニル、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ
、シアノ、C1−4シアノアルキル、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、
1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルスルホニ
ルC1−4アルキル、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アミノアルキル、C1−
アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルキルアミノC1−4
ルキル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4アルキル、C1−4アルキルアミノC
−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4アルコキシ、及び基:−(−O
−)(C1−4アルキル)環D(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり
、そして環Dは、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子がある5〜6
員の飽和若しくは部分不飽和複素環式基であり、該複素環式基は、C1−4アルキルより
選択される1以上の置換基を担ってもよい)より選択される1、2又は3の置換基を担っ
てもよい。但し、Q13は、水素であり得ず、Q13とQ14の一方又は両方は、上記に
定義されるような5〜6員の飽和若しくは部分不飽和複素環式基でなければならず、該複
素環式基は、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−6フルオロアルキル、C
1−6アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノC1−6
ルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−6フルオロア
ルカノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アルキル)カ
ルバモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC1−6
ルキル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−6アルキルスル
ホニル及びC1−6フルオロアルキルスルホニルより選択される少なくとも1つの置換基
を担い、そして該複素環式基は、上記に定義される置換基より選択される1又は2のさら
なる置換基を随意に担う);
10)C1−4アルキルQ131−4アルカノイルQ14n(ここで、Q13は、上
記に定義される通りであって、水素ではなく、Q14nは、少なくとも1つの窒素原子を
含有し、さらなる窒素原子を随意に含有する5〜6員の飽和若しくは部分不飽和複素環式
基であって、ここでQ14nは、窒素原子によりC1−6アルカノイルへ連結し、ここで
14nは、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−6フルオロアルキル、C
1−6アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノC1−6
ルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−6フルオロア
ルカノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アルキル)カ
ルバモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC1−6
ルキル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−6アルキルスル
ホニル、C1−6フルオロアルキルスルホニル、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ
、C1−4シアノアルキル、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4
アルコキシ、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−
アルキル、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキ
ルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルキルアミノC1−4アルキル、
ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4アルキル、C1−4アルキルアミノC1−4アル
コキシ、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4アルコキシ、及び基:−(−O−)
1−4アルキル)環D(ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、そして
環Dは、O、S及びNより独立して選択される1〜2のヘテロ原子がある5〜6員の飽和
若しくは部分不飽和複素環式基であり、該複素環式基は、C1−4アルキルより選択され
る1以上の置換基を担ってもよい)より選択される1、2又は3の置換基を随意に担う)
の1つより選択され;
そして更に、ここで、Xへ連結する、Q−基中のどのC1−5アルキル、C
−5アルケニル又はC2−5アルキニルも、ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノより選択さ
れる1以上の置換基を担ってもよい};
(ii)Q15
{ここで、Wは、−NQ16C(O)−、−C(O)NQ17−、−SONQ18
、−NQ19SO−又は−NQ20−を表し(ここで、Q16、Q17、Q18、Q
及びQ20は、それぞれ独立して、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−
ハロアルキルを表す)、Q15は、C1−6ハロアルキル、C2−5アルケニル又はC
2−5アルキニルである};
(iii)Q211−5アルキルX−{ここで、Wは、−NQ22C(O)
−、−C(O)NQ23−、−SONQ24−、−NQ25SO−又は−NQ26
を表し(ここで、Q22、Q23、Q24、Q25及びQ26は、それぞれ独立して、水
素、C1−3アルキル、C1−3アルコキシC2−3アルキル、C2−5アルケニル、C
2−5アルキニル又はC1−4ハロアルキルを表す)、Q21は、C1−6ハロアルキル
、C2−5アルケニル又はC2−5アルキニルを表し、そしてXは、上記に定義される
通りである};
(iv)Q281−5アルキルX−、Q282−5アルケニルX−又はQ28
2−5アルキニルX−{ここで、Xは、上記に定義される通りであり、Q28は、
2つのオキソ置換基と1つのC1−6アルキル又はC3−10シクロアルキル基を担うイ
ミダゾリジニル基であり、該C1−6アルキル又はC3−10シクロアルキル基は、イミ
ダゾリジニル基へ連結する炭素原子上にヒドロキシ置換基を担ってもよく、そしてここで
、Xへ連結するC1−5アルキル、C1−5アルケニル又はC1−5アルキニルは、ヒ
ドロキシ、ハロゲノ及びアミノより選択される1以上の置換基を担ってもよい};並びに
(v)Q291−5アルキルX−、Q292−5アルケニルX−又はQ29
2−5アルキニルX−{ここで、Xは、上記に定義される通りであり、Xへ連結す
るC1−5アルキル、C1−5アルケニル又はC1−5アルキニルは、ヒドロキシ、ハロ
ゲノ及びアミノより選択される1以上の置換基を担ってもよく、Q29は、1、4−ジオ
キサ−8−アザスピロ[4.5]デク−8−イルであって、以下のように表すことができ
る:
【化2】


の1つより選択されるか、
又は、Rは、上記に定義される基のいずれから選択されてもよく、Rは、6,7−
メチレンジオキシ又は6,7−エチレンジオキシである]の化合物、又はその塩。
【請求項2】
請求項1に記載の式Ia:
【化3】

[式中:
環Cは、インドリル、インダゾリル又はアザインドリルであり;
1aは、オキソ、ヒドロキシ、C1−2アルコキシメチル、アミノ、ハロゲノ、C
−3アルキル、C1−3アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、C1−3
ルカノイル、
(i)Q(ここで、QとXは、請求項1に定義される通りである)、
(ii)Q15(ここで、Q15とWは、請求項1に定義される通りである)、
(iii)Q211−5アルキルX−(ここで、Q21、W及びXは、請
求項1に定義される通りである)より選択され;
は、請求項1に定義される通りであり;
maは、0、1、2又は3であり;
は、−O−又は−S−であり;
そしてnaは、0、1又は2である;
(但し、少なくとも1つのRは、Rの定義において請求項1に定義される(i)、(
ii)、(iii)、(iv)又は(v)より選択され、及び/又はR1aは、上記に定
義される(i)、(ii)及び(iii)より選択される)
又は、Rは、6,7−メチレンジオキシ又は6,7−エチレンジオキシである]の化
合物、又はその塩。
【請求項3】
maが2である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が以下の5つの基:
(i)Q(ここで、QとXは、請求項1に定義される通りである);
(ii)Q15(ここで、Q15とWは、請求項1に定義される通りである);
(iii)Q211−5アルキルX−(ここで、Q21、W及びXは、請
求項1に定義される通りである);
(iv)Q281−5アルキルX−、Q282−5アルケニルX−又はQ28
2−5アルキニルX−(ここで、Q28とXは、請求項1に定義される通りである
);並びに
(v)Q291−5アルキルX−、Q292−5アルケニルX−又はQ29
2−5アルキニルX−(ここで、Q29とXは、請求項1に定義される通りである)
の1つより選択される;
及び/又は、Rがメトキシを表すか、又はRが6,7−メチレンジオキシ又は6,
7−エチレンジオキシを表す、請求項1又は請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
請求項1に記載の式II:
【化4】

[式中:
環Cは、インドリル、インダゾリル又はアザインドリルであり;
1aは、オキソ、ヒドロキシ、C1−2アルコキシメチル、アミノ、ハロゲノ、C
−3アルキル、C1−3アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、C1−3
ルカノイル、
(i)Q(ここで、QとXは、請求項1に定義される通りである);
(ii)Q15(ここで、Q15とWは、請求項1に定義される通りである);
及び (iii)Q211−5アルキルX−(ここで、Q21、W及びX
、請求項1に定義される通りである)より選択され;
2aとR2bは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ
、トリフルオロメチル、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、C1−3アルキルスル
ファニル、−NR3a4a(ここで、R3aとR4aは、同じでも異なってもよく、そ
れぞれ水素又はC1−3アルキルを表す)
(i)Q(ここで、QとXは、請求項1に定義される通りである)、
(ii)Q15(ここで、Q15とWは、請求項1に定義される通りである)、
(iii)Q211−5アルキルX−(ここで、Q21、W及びXは、請
求項1に定義される通りである)、
(iv)Q281−5アルキルX−、Q282−5アルケニルX−又はQ28
2−5アルキニルX−(ここで、Q28とXは、請求項1に定義される通りである
)、又は
(v)Q291−5アルキルX−、Q292−5アルケニルX−又はQ29
2−5アルキニルX−(ここで、Q29とXは、請求項1に定義される通りである)
より選択されるか、
又はR2aとR2bは、6,7−メチレンジオキシ又は6,7−エチレンジオキシを一
緒に形成し;
は、−O−又は−S−であり;
そしてnaは、0、1又は2である;
但し、R2a及びR2bの少なくとも1つは上記に定義される(i)、(ii)、(i
ii)、(iv)又は(v)より選択され、及び/又は、R1aは上記に定義される(i
)、(ii)及び(iii)より選択されるか、又はR2aとR2bは、6,7−メチレ
ンジオキシ又は6,7−エチレンジオキシを一緒に形成する]の化合物、又はその塩。
【請求項6】
1aがフルオロ又はメチルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
が−O−である、請求項5又は請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
2aがメトキシであり、R2bが以下の5つの基:
(i)Q(ここで、QとXは、請求項1に定義される通りである);
(ii)Q15(ここで、Q15とWは、請求項1に定義される通りである);
(iii)Q211−5アルキルX−(ここで、Q21、W及びXは、請
求項1に定義される通りである);
(iv)Q281−5アルキルX−、Q282−5アルケニルX−又はQ28
2−5アルキニルX−(ここで、Q28とXは、請求項1に定義される通りである
);並びに
(v)Q291−5アルキルX−、Q292−5アルケニルX−又はQ29
2−5アルキニルX−(ここで、Q29とXは、請求項1に定義される通りである)
の1つより選択される、請求項5、6及び7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
2bがメトキシであり、R2aが以下の5つの基:
(i)Q(ここで、QとXは、請求項1に定義される通りである);
(ii)Q15(ここで、Q15とWは、請求項1に定義される通りである);
(iii)Q211−5アルキルX−(ここで、Q21、W及びXは、請
求項1に定義される通りである);
(iv)Q281−5アルキルX−、Q282−5アルケニルX−又はQ28
2−5アルキニルX−(ここで、Q28とXは、請求項1に定義される通りである
);並びに
(v)Q291−5アルキルX−、Q292−5アルケニルX−又はQ29
2−5アルキニルX−(ここで、Q29とXは、請求項1に定義される通りである)
の1つより選択される、請求項5、6及び7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
環Cが、インドール−5−イル、インドール−6−イル、7−アザインドール−5−
イル、インダゾール−5−イル又はインダゾール−6−イルである、請求項2〜8のいず
れか1項に記載の化合物。
【請求項11】
請求項5に記載の式IId:
【化5】

[式中:
Mは、−CH−又は−N−であり;
2cは、該5員環の炭素原子へ連結して、水素及びメチルより選択され;
2dは、該6員環の炭素原子へ連結して、水素及びフルオロより連結され;
2a及びR2bの一方はメトキシであり、他方はQであって、ここでXは請
求項1に定義される通りであり、Qは、以下の10の基:
1)Q{ここで、Qは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、
【化6】

より選択される複素環式基であり、該複素環式基は、C2−5アルケニル、C2−5アル
キニル、C1−4フルオロアルキル、C1−4アルカノイル、アミノC1−6アルカノイ
ル、C1−4アルキルアミノC1−6アルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC
−6アルカノイル、C1−4フルオロアルカノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカ
ルバモイル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C
1−4アルキルカルバモイルC1−6アルキル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC
1−6アルキル、C1−4アルキルスルホニル及びC1−4フルオロアルキルスルホニル
より選択される少なくとも1つの置換基を担い、そして該複素環式基は、C2−5アルケ
ニル、C2−5アルキニル、C1−4フルオロアルキル、C1−4アルカノイル、アミノ
1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノC1−6アルカノイル、ジ(C1−4
ルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−4フルオロアルカノイル、カルバモイル、
1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイル、カルバモイルC
1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC1−6アルキル、ジ(C1−4アルキ
ル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルスルホニル、C1−4フルオロア
ルキルスルホニル、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1−4シアノアルキル、
1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコ
キシC1−4アルキル、C1−4アルキルスルホニルC1−4アルキル、C1−4アルコ
キシカルボニル、C1−4アミノアルキル、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アル
キル)アミノ、C1−4アルキルアミノC1−4アルキル、ジ(C1−4アルキル)アミ
ノC1−4アルキル、C1−4アルキルアミノC1−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキ
ル)アミノC1−4アルコキシ、及び基:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(
ここで、fは0又は1であり、gは0又は1であり、そして環Dは、ピロリジニル、ピペ
リジニル、ピペラジニル、
【化7】

より選択されるより選択されるさらに1又は2の置換基を随意に担ってもよく、該複素環
式基は、C1−4アルキルより選択される1以上の置換基を担ってもよい)};
2)C1−5アルキルW{ここで、Wは、−O−、−S−、−SO−、−SO
−、−OC(O)−、−NQC(O)−、−C(O)NQ−、−SONQ−、
−NQSO−又は−NQ−を表し(ここで、Q、Q、Q、Q及びQは、
それぞれ独立して、水素、C1−2アルキル、C1−2アルコキシC2−3アルキル、C
2−5アルケニル、C2−5アルキニル又はC1−4ハロアルキルを表す)、Qは、上
記に定義される通りである};
3)C1−5アルキルQ(ここで、Qは、上記に定義される通りである);
4)C2−5アルケニルQ(ここで、Qは、上記に定義される通りである);
5)C2−5アルキニルQ(ここで、Qは、上記に定義される通りである);
6)C1−4アルキルW1−4アルキルQ{ここで、Wは、−O−、−S−、
−SO−、−SO−、−NQC(O)−、−C(O)NQ−、−SONQ10
、−NQ11SO−又は−NQ12−を表し(ここで、Q、Q、Q10、Q11
びQ12は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル、C1−3アルコキシC2−3
アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル又はC1−4ハロアルキルを表す)
、Qは、上記に定義される通りである};
7)C2−5アルケニルW1−4アルキルQ(ここで、WとQは、上記に定
義される通りである);
8)C2−5アルキニルW1−4アルキルQ(ここで、WとQは、上記に定
義される通りである);
9)C1−4アルキルQ13(C1−4アルキル)(W14{ここで、W
は、上記に定義される通りであり、jは0又は1であり、kは0又は1であり、そしてQ
13とQ14は、それぞれ独立して、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、
【化8】

より選択され、該複素環式基は、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−4
ルオロアルキル、C1−4アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキ
ルアミノC1−6アルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、
1−4フルオロアルカノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C
1−4アルキル)カルバモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカル
バモイルC1−6アルキル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C
1−4アルキルスルホニル、C1−4フルオロアルキルスルホニル、オキソ、ヒドロキシ
、ハロゲノ、シアノ、C1−4シアノアルキル、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシ
アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキ
ルスルホニルC1−4アルキル、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アミノアルキ
ル、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C1−4アルキルアミノ
1−4アルキル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4アルキル、C1−4アルキル
アミノC1−4アルコキシ、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−4アルコキシ、及び基
:−(−O−)(C1−4アルキル)環D(ここで、fは0又は1であり、gは0又
は1であり、環Dは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、
【化9】

より選択され、該複素環式基は、C1−4アルキルより選択される1以上の置換基を担っ
てもよい)より選択される1、2又は3の置換基を担ってもよい。但し、Q13及びQ
の少なくとも1つは、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−4フルオロア
ルキル、C1−4アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノ
1−6アルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−4
フルオロアルカノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4
ルキル)カルバモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイル
、ジ(C1−4アルキル)カルバモイル、C1−4アルキルスルホニル及びC1−4フル
オロアルキルスルホニルより選択される少なくとも1つの置換基を担う};並びに
10)C1−4アルキルQ131−4アルカノイルQ14n(ここで、Q13は、上
記に定義される通りであり、Q14nは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、
【化10】

より選択され、ここで、Q14nは、窒素原子によりC1−6アルカノイルへ連結する)
の1つより選択され;
そして、更に、ここでXへ連結する、Q−中のどのC1−5アルキル、C2−
アルケニル又はC2−5アルキニル基も、ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノより選択さ
れる1以上の置換基を担ってもよい]の化合物、又はその塩。
【請求項12】
2a及びR2bの一方がメトキシであり、他方がQであって、ここでXは−
O−であり、Qは、以下の4つの基:
1)Q{ここで、Qは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、
【化11】

より選択される複素環式基であり、該複素環式基は、C2−5アルケニル、C2−5アル
キニル、C1−4アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノ
1−6アルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−6
フルオロアルカノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4
ルキル)カルバモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイル
1−6アルキル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−4
ルキルスルホニル及びC1−4フルオロアルキルスルホニルより選択される1つの置換基
を担う};
2)C1−5アルキルQ(ここで、Qは、上記に定義される通りである);
3)C1−4アルキルW1−4アルキルQ(ここで、Wは、請求項11に定義
される通りであり、Qは、上記に定義される通りである);
4)C1−4アルキルQ13(C1−4アルキル)(W14{ここで、W
は、請求項11に定義される通りであり、jは0又は1であり、kは0又は1であり、そ
してQ13とQ14は、それぞれ独立して、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル

【化12】

より選択され、該複素環式基は、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C1−4
ルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノC1−6アルカノイ
ル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−6フルオロアルカノイ
ル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイ
ル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC1−6アルキル、
ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルスルホニル、
1−4フルオロアルキルスルホニル、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、C1−
シアノアルキル、C1−4アルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキ
シ、C1−4アルコキシC1−4アルキルより選択される1、2又は3の置換基を担って
もよい;
但し、Q13及びQ14の少なくとも1つは、C2−5アルケニル、C2−5アルキニ
ル、C1−4アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−4アルキルアミノC
−6アルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカノイル、C1−6フル
オロアルカノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アルキ
ル)カルバモイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC
−6アルキル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキ
ルスルホニル及びC1−4フルオロアルキルスルホニル)より選択される少なくとも1つ
の置換基を担う}
の1つより選択され;
そして、さらに、ここでXへ連結する、Q−中のどのC1−5アルキル基も、
ヒドロキシ、ハロゲノ及びアミノより選択される1以上の置換基を担ってもよい、請求項
11に記載の化合物。
【請求項13】
請求項5に記載の式IIh:
【化13】

[式中:
MとTは、それぞれ独立して、炭素原子又は窒素原子を表すが、但し、MとTがともに
窒素原子であることはなく;
2cは、該5員環の炭素原子へ連結して、水素及びメチルより選択され;
2dは、該6員環の炭素原子へ連結して、水素及びフルオロより選択され;
2aとR2bは、6,7−メチレンジオキシを形成するか、又は
2a及びR2bの一方がメトキシであり、他方が以下の4つの基:
(a)Q−{ここで、Xは−O−であり、Qは、以下の3つの基:
1)Q(ここで、Qは、ピロリジニル、ピペリジニル及びピペラジニルより選択さ
れる複素環式基であり、該複素環式基は、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C
1−6フルオロアルキル、C1−6アルカノイル、アミノC1−6アルカノイル、C1−
アルキルアミノC1−6アルカノイル、ジ(C1−4アルキル)アミノC1−6アルカ
ノイル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ(C1−4アルキル)カルバ
モイル、カルバモイルC1−6アルキル、C1−4アルキルカルバモイルC1−6アルキ
ル、ジ(C1−4アルキル)カルバモイルC1−6アルキル及びC1−6アルキルスルホ
ニルより選択される1つの置換基を担う);
2)C1−5アルキルQ(ここで、Qは、上記に定義される通りである);並びに
3)C1−4アルキルW1−4アルキルQ(ここで、Wは−O−を表し、Q
は、上記に定義される通りである)
の1つより選択され;
そして、さらに、ここでXへ連結する、Q−中のどのC1−5アルキル基も、
ヒドロキシより選択される1以上の置換基を担ってもよい};
(b)Q211−5アルキルX−{ここで、Xは−O−であり、WはNQ
26であり(ここで、Q26は、水素又はC1−3アルキルである)、Q21は、C2−
アルキニルである};
(c)Q281−5アルキルX−(ここで、Xは−O−であり、Q28は、2つ
のオキソ置換基と1つのC1−6アルキル基を担うイミダゾリジニル基であって、該C
−6アルキル基は、該イミダゾリジニル基へ連結する炭素原子上にヒドロキシ基を担う)
;並びに
(d)Q291−5アルキルX−(ここで、Xは−O−であり、Q29は、1,
4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デク−8−イル基である)
の1つより選択される]の化合物、又はその塩。
【請求項14】
4−(7−アザインドール−5−イルオキシ)−7−メトキシ−6−(3−(4−メチ
ルスルホニルピペラジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
6−(3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)−4−(7−アザイン
ドール−5−イルオキシ)−7−メトキシキナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−7−{
[(2S)−1−イソブチリルピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾ
リン、
4−(7−アザインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−[3−(4−カル
バモイルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン、
6−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−4−[(4−フルオロ
−1H−インドール−5−イル)オキシ]−7−メトキシキナゾリン、
6−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)メトキシ]−4−[(4−フルオロ−1
H−インドール−5−イル)オキシ]−7−メトキシキナゾリン、
7−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−4−(7−アザインド
ール−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
4−(7−アザインドール−5−イルオキシ)−7−[3−(4−カルバモイルメチル
)ピペラジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシキナゾリン、
4−(7−アザインドール−5−イルオキシ)−7−{2−[4−(2−フルオロエチ
ル)ピペラジン−1−イル]エトキシ}−6−メトキシキナゾリン、
4−(7−アザインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−[3−(4−プロ
プ−2−イン−1−イルピペラジン−1−イル)プロポキシ]キナゾリン、
7−[1−(N,N−ジメチルアミノアセチル)ピペリジン−4−イルメトキシ]−4
−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール)−5−イルオキシ]−6−メトキ
シキナゾリン
より選択される、請求項1に記載の化合物とその塩。
【請求項15】
6−(3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)−4−(4−フルオロ
−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−7−メトキシキナゾリン、
7−(3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)−4−(7−アザイン
ドール−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
4−(7−アザインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−(4−メチ
ルスルホニルピペラジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(7−アザインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−[2−(N−メチ
ル−N−プロプ−2−イン−1−イルアミノ)エトキシ]キナゾリン、
4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−7−メトキシ−6−
(3−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−
(3−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)プロポキシ)キナゾリン、
6−(3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)−4−(4−フルオロ
インドール−5−イルオキシ)−7−メトキシキナゾリン、
7−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)メトキシ]−4−[(4−フルオロ−2
−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナゾリン、
7−[(2S)−1−アセチルピロリジン−2−イルメトキシ]−4−[(4−フルオ
ロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナゾリン、
7−[(2R)−1−アセチルピロリジン−2−イルメトキシ]−4−[(4−フルオ
ロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メ
トキシ−7−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イルメトキシ
]キナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メ
トキシ−7−{3−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]
プロポキシ}キナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メ
トキシ−7−{3−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]
エトキシ}キナゾリン、
7−{2−[4−(2−フルオロエチル)ピペラジン−1−イル]エトキシ}−4−[
(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキ
ナゾリン、
7−{2−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]エトキシ}−4−
[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシ
キナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−7−[
(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)メトキシ]−6−メトキシキナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−7−{
[(2R)−1−イソブチリルピロリジン−2−イル]メトキシ}−6−メトキシキナゾ
リン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メ
トキシ−7−{[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]メトキシ}キナゾリ
ン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メ
トキシ−7−{[(2S)−1−(メチルスルホニル)ピロリジン−2−イル]メトキシ
}キナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メ
トキシ−7−{[(2R)−1−(メチルスルホニル)ピロリジン−2−イル]メトキシ
}キナゾリン、
7−[3−(4−アリルピペラジン−1−イル)プロポキシ]−4−(7−アザインド
ール−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシ−
7−{3−[4−(2−プロピニル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}キナゾリン、
7−{3−[4−(2−フルオロエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−4−
[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシ
キナゾリン、
7−[3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]−4−(1H−インド
ール−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリン、
7−[(2S)−1−カルバモイルピロリジン−2−イルメトキシ]−4−[(4−フ
ルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナゾリン
、 7−{3−[4−カルバモイルピペラジン−1−イル]プロポキシ}−4−[(4−
フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナゾリ
ン、
7−{3−[2,5−ジオキソ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)イミダゾ
リジン−1−イル]プロポキシ}−4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドー
ル−5−イルオキシ]−6−メトキシキナゾリン、
6−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)オキシ]−4−[(4−フルオロ−1H
−インドール−5−イル)オキシ]−7−メトキシキナゾリン、
4−[(4−フルオロ−1H−インドール−5−イル)オキシ]−7−メトキシ−6−
{[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]オキシ}キナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メ
トキシ−7−{2−[N−メチル−N−(2−プロピニル)アミノ]エトキシ}キナゾリ
ン、
7−[3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]−6−メトキシ−4−
[(2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]キナゾリン、
7−[3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]−4−[(4−フルオ
ロ−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナゾリン、
7−[3−(4−カルバモイルメチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]−4−[(
4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナ
ゾリン、
7−{3−[4−(2−フルオロエチル)ピペラジン−1−イル]プロポキシ}−6−
メトキシ−4−[(2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]キナゾリン、
4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−7−{
(2R)−2−ヒドロキシ−3−[4−プロプ−2−イン−1−イルピペラジン−1−イ
ル]プロポキシ}−6−メトキシキナゾリン、
7−{(2R)−3−[(1、4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デク−8−イ
ル)]−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−イン
ドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナゾリン、
7−{(2R)−3−[4−アセチルピペラジン−1−イル]−2−ヒドロキシプロポ
キシ}−4−[(4−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−
6−メトキシキナゾリン
より選択される、請求項1に記載の化合物とその塩。
【請求項16】
7−(3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)プロポキシ)−4−(4−フルオロ
−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシキナゾリンである、請求項1
に記載の化合物とその塩。
【請求項17】
7−[2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−4−[(4−フルオロ
−2−メチル−1H−インドール−5−イル)オキシ]−6−メトキシキナゾリンである
、請求項1に記載の化合物とその塩。
【請求項18】
製剤的に許容される塩の形態である請求項1、請求項2又は請求項5に記載の化合物。
【請求項19】
請求項1に記載の式Iの化合物又はその塩の製造の方法であって:
(a)式III:
【化14】

(式中、Rとmは、請求項1に定義される通りであり、Lは、置換可能部分である)
の化合物の式IV:
【化15】

(式中、環C、R、Z及びnは、請求項1に定義される通りである)の化合物との反応

(b)少なくとも1つのRが、R、Q、Q15又はQ21
−5アルキルXである{ここで、R、Q、Q15、W、Q21及びWは、請求
項1に定義される通りであり、Xは、−O−、−S−、−OC(O)−又は−NR10
−である(ここで、R10は、独立して、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキ
シC2−3アルキルを表す)}、式Iの化合物とその塩は、式V:
【化16】

(式中、環C、Z、W、R、R及びnは、請求項1に定義される通りであり、X
は、本節において定義される通りであり、sは、0〜2の整数である)の化合物の式VI
a〜d:
【化17】

(ここで、R、Q、Q15、Q21及びWは、請求項1に定義される通りであり、
は、上記に定義される通りである)の化合物の1つとの反応によって製造することが
できること;
(c)少なくとも1つのRが、R、Q、Q15又はQ21
−5アルキルXである{ここで、R、Q、Q15、W、Q21及びWは、請求
項1に定義される通りであり、Xは、−O−、−S−、−OC(O)−又は−NR10
−である(ここで、R10は、水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3
アルキルを表す)}、式Iの化合物とその塩は、式VII:
【化18】

の化合物の式VIIIa〜d:
【化19】

(ここで、Lは、上記に定義される通りであり、R、R、R、Q、Q15、W
、Q21、W、環C、Z及びnは、請求項1に定義される通りであり、Xは、本節
において定義される通りである)の化合物の1つとの反応によって製造することができる
こと;
(d)少なくとも1つのRが、R、Q、Q211−5アルキルX
、Q281−5アルキルX又はQ291−5アルキルXである{ここで、X
は、請求項1に定義される通りであり、RはC1−5アルキルR113であって、ここ
でR113は、以下の9の基:
1)X191−3アルキル(ここで、X19は、−O−、−S−、−SO−、−N
114C(O)−又は−NR115SO−である(ここで、R114とR115は、
同じでも異なってもよく、それぞれ水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC
−3アルキルを表す));
2)NR116117(ここで、R116とR117は、同じでも異なってもよく、
それぞれ水素、C1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルである);
3)X201−5アルキルX22(ここで、X20は、−O−、−S−、−SO
−、−NR118C(O)−、−NR119SO−又は−NR120−を表し(ここ
で、R118、R119、及びR120は、同じでも異なってもよく、それぞれ水素、C
1−3アルキル又はC1−3アルコキシC2−3アルキルである)、XとR22は、請
求項1に定義される通りである);
4)R28(ここで、R28は、請求項1に定義される通りである);
5)X2129(ここで、X21は、−O−、−S−、−SO−、−NR121
(O)−、−NR122SO−、又は−NR123−を表し(ここで、R121、R
22、及びR123は、同じでも異なってもよく、それぞれ水素、C1−3アルキル又は
1−3アルコキシC2−3アルキルである)、R29は、請求項1に定義される通りで
ある);
6)X221−3アルキルR29(ここで、X22は、−O−、−S−、−SO
、−NR124C(O)−、−NR125SO−又は−NR126−を表し(ここで、
124、R125及びR126は、それぞれ独立して、水素、C1−3アルキル又はC
1−3アルコキシC2−3アルキルを表す)、R29は、請求項1に定義される通りであ
る);
7)R29(ここで、R29は、請求項1に定義される通りである);
8)X221−4アルキルR28(ここで、X22とR28は、請求項1に定義され
る通りである);並びに
9)R54(C1−4アルキル)(X55(ここで、q、r、X、R54
及びR55は、請求項1に定義される通りである)
の1つより選択され;
は、C1−5アルキルQ27であり、ここでQ27は:
10)W(ここで、WとQは、請求項1に定義される通りである);
11)Q(ここで、Qは、請求項1に定義される通りである);
12)W1−4アルキルQ(ここで、WとQは、請求項1に定義される通り
である);
13)Q13(C1−4アルキル)(W14(ここで、W、j、k、Q
及びQ14は、請求項1に定義される通りである);並びに
14)Q13(C1−4アルカノイル)Q14n(ここで、Q13とQ14nは、請求
項1に定義される通りである)
より選択され、
21、W、Q28及びQ29は、請求項1に定義される通りである}式Iの化合物
とその塩は、式IX:
【化20】

(ここで、Lとsは、上記に定義される通りであり、X、R、R、環C、Z及び
nは、請求項1に定義される通りである)の化合物を式Xa〜e:
【化21】

(式中、R113とQ27は、上記に定義される通りであり、Q21、W、Q28及び
29は、請求項1に定義される通りである)の化合物の1つと反応させることによって
製造することができること;
(e)置換基(Rの1以上が−NR127128により表される(ここでR
27とR128の一方(そして、他方は水素である)又はその両方がC1−3アルキルで
ある)式Iの化合物又はその塩は、置換基(Rがアミノ基である式Iの化合物とア
ルキル化剤との反応によってもたらすことができること;又は
(f)Xが−SO−又は−SO−である式Iの化合物又はその塩は、Xが−S−
又は−SO−である対応化合物からの酸化によって製造することができること;
そして、式Iの化合物の塩が必要とされるときは、得られた化合物の酸又は塩基との反
応によって所望の塩を得ること
を含む、前記方法。
【請求項20】
請求項1、請求項2又は請求項5に記載の式Iの化合物又はその製剤的に許容される塩
を有効成分として製剤的に許容される賦形剤又は担体とともに含む、医薬組成物。
【請求項21】
請求項1、請求項2又は請求項5に記載の式Iの化合物又はその製剤的に許容される塩
の、温血動物において抗血管新生及び/又は血管透過性低下効果を生じさせるために使用
する医薬品の製造における使用。
【請求項22】
抗血管新生及び/又は血管透過性低下効果を、そのような治療の必要なヒトのような温血
動物において生じさせる方法であって、請求項1、請求項2又は請求項5に記載の式Iの
化合物又はその製剤的に許容される塩の有効量を前記動物へ投与することを含む、前記方
法。
【請求項23】
化合物7−ベンジルオキシ−4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオ
キシ)−6−メトキシキナゾリン又はその塩。
【請求項24】
化合物4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−7−ヒドロキ
シ−6−メトキシキナゾリン又はその塩。
【請求項25】
5−ブロモ−7−アザインドールの製造法であって:
工程1: 7−アザインドールを還元して7−アザインドリンを得ること;それに続き
工程2: 7−アザインドリンを臭素化して5−ブロモ−7−アザインドリンを得るこ
と;それに続き
工程3: 5−ブロモ−7−アザインドリンを酸化して5−ブロモ−7−アザインドー
ルを得ることを含んでなる、前記方法。
【請求項26】
5−メトキシ−7−アザインドールの製造法であって、本明細書に示す量による相対量
において以下の材料:
「脱気」DMF(260ml)及びメタノール(175ml)の混合物中の5−ブロモ
−7−アザインドール(8.6g,44ミリモル)、臭化銅(I)(12.6g,88ミ
リモル)及びナトリウムメトキシド(100g,1.85モル)の溶液を混合すること;
生じた混合物を窒素雰囲気に周囲温度で撹拌すること;そして次いで、この混合物を還
流で加熱すること
を含んでなる、前記方法。

【公開番号】特開2010−100642(P2010−100642A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−297126(P2009−297126)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【分割の表示】特願2003−564036(P2003−564036)の分割
【原出願日】平成15年1月28日(2003.1.28)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】