説明

キナーゼ阻害剤としてのリン誘導体

本発明は一般式(I)で示され、式中の各変動記号の意味は明細書中に記載した通りである化合物とその製造及び用途とに関する。
【化345】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式VIaで示される化合物。
【化342】

上記式中、
1はNRb1又はCRbであり、
3はNRd1又はCRdであり、
4はNRe1又はCReであり、
環A及び環Eはそれぞれ独立してアリール環又はヘテロアリール環から選ばれ、該ヘテロアリール環はN、O及びS(O)rから選ばれた1〜4個のヘテロ原子を含有する5若しくは6員環であり;
a、Rb、Rd、Re及びRgは、出てくる毎に独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、−R1、−OR2、−O−NR12、−NR12、−NR1−NR12、−NR1−OR2、−C(O)YR2、−OC(O)YR2、−NR1C(O)YR2、−SC(O)YR2、−NR1C(=S)YR2、−OC(=S)YR2、−C(=S)YR2、−YC(=NR1)YR2、−YC(=N−OR1)YR2、−YC(=N−NR12)YR2、−YP(=O)(YR3)(YR3)、−Si(R3a)3、−NR1SO22、−S(O)r2、−SO2NR12、及び−NR1SO2NR12よりなる群から選ばれ;又はRa及びRgは、それぞれ独立して選ばれた、−P(=O)(R3)2部分であるか、若しくは環の構成部分として−P(=O)(R3)−部分を含んだ環系であってもよく;
b1、Rd1及びRe1は存在せず;
或いは、Rd、Rd1、Re及びRe1から選ばれた2つの隣接する置換基又は2つの隣接するRa部分は、それらが結合している原子と共に、N、O及びS(O)rから選ばれた0〜4個のヘテロ原子を含有し、4個までの置換基を含有しうる、飽和、部分飽和若しくは不飽和環の縮合5、6若しくは7員環を形成していてもよく;
aとRの少なくとも一方は、−P(=O)(R3)2部分であるか又はそれを含んでいるか、或いは環の構成部分として−P(=O)(R3)−部分を含んだ環系であり;
LはO又はNHであり;
rは0、1又は2であり;
sは1、2、3、4又は5であり;
pは1、2、3又は4であり;
Yは出てくるごとに独立して、単結合、−O−,−S−又は−NR1−であり;
1及びR2は出てくるごとに独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロ環基及びヘテロアリール基から選ばれ;
3は出てくるごとに独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロ環基及びヘテロアリール基から選ばれるか、又は隣接する2つのR3部分が一緒になってリン原子を含有する環系を形成していてもよく、
3aは出てくるごとに独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロ環基及びヘテロアリールから選ばれ;
或いは、各NR12部分は、N、O及びS(O)rから選ばれた追加のヘテロ原子0〜2個を含有する、場合により置換されていてもよい、飽和、部分飽和又は不飽和の5、6又は7員環であってもよく;
上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロ環基は場合により置換されていてもよい。
【請求項2】
1がNである請求項1記載の化合物。
【請求項3】
3がNで、X4がCReである請求項2記載の化合物。
【請求項4】
3がCRdで、X4がCReである請求項2記載の化合物。
【請求項5】
1がCRbである請求項1記載の化合物。
【請求項6】
3がNで、X4がCReである請求項5記載の化合物。
【請求項7】
3がCRdで、X4がCReである請求項5記載の化合物。
【請求項8】
dがCl、F、C1〜C4アルキル、トリハロアルキル、シクロアルキル、C2〜C4アルケニル、及びアルキニルから選ばれる請求項1、2、4、5又は7記載の化合物。
【請求項9】
3がCRd、X4がCReであって、RdとReは、それらが結合している原子と共に、N、O及びS(O)rから選ばれた0〜4個のヘテロ原子を含有し、4個までの置換基を含有しうる、飽和、部分飽和若しくは不飽和の縮合5、6若しくは7員環を形成している、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
sが1、2、3又は4であり、置換基Raのそれぞれが、ハロゲン、−R1、−OR2、−NR12及び−P(=O)(R3)2から独立して選ばれ、ここで各R1及びR2部分はさらに置換されていてもよく、又は非置換でもよい、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
少なくとも1つのRa置換基が−OR2であり、R2がC1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル及びC2〜C6アルキニルから選ばれる、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
少なくとも1つのRa置換基が、直接又はエーテル結合を介して環Aに連結した5、6若しくは7員環ヘテロ環部分又は5若しくは6員環ヘテロアリール部分であって、それらはさらにハロゲン、−CN、−NO2、−R1、−OR2、−O−NR12、−NR12、−NR1−NR12、−NR1−OR2、−C(O)YR2、−OC(O)YR2、−NR1C(O)YR2、−SC(O)YR2、−NR1C(=S)YR2、−OC(=S)YR2、−C(=S)YR2、−YC(=NR1)YR2、−YC(=N−OR1)YR2、−YC(=N−NR12)YR2、−YP(=O)(YR3)(YR3)、−Si(R3a)3、−NR1SO22、−S(O)r2、−SO2NR12、及び−NR1SO2NR12から独立して選ばれた1〜3個の置換基で置換されていてもよく、各Yは、独立して単結合、−O−、−S−又は−NR1−である、請求項10又は11記載の化合物。
【請求項13】
ヘテロ環又はヘテロアリール置換基Raが下記から選ばれる請求項12記載の化合物。
【化343】

【化344】

【請求項14】
少なくとも1つの置換基Raが−P(=O)(R3)2部分を有し、ここで各R3は独立してC1〜C4アルキル基である請求項10〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
LがNHであり、環Eがアリールであり、そして各Rgが独立して、ハロゲン、−R1、−OR2、−S(O)r2及び−P(=O)(R3)2から選ばれる、請求項1〜14のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
環Eが、Lに結合している環原子に対してオルト位置に少なくとも1つのRg基を含んでいる、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
環Eが、Lに結合している環原子に対してメタ位置に少なくとも1つのRg基を含んでいる、請求項15記載の化合物。
【請求項18】
環Eが、Lに結合している環原子に対してパラ位置に少なくとも1つのRg基を含んでいる、請求項15記載の化合物。
【請求項19】
少なくとも1つのRg基が−P(=O)(R3)2であり、この−P(=O)(R3)2が−P(=O)(CH3)2又は−P(=O)(CH2CH3)2である、請求項15〜18のいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
LがNH、X1がN、X3がCRd、X4がCRe、環Aがアリールであって、場合により2個までのさらなるRa基を含有していてもよく、そして環Eはアリールであって、1〜3個のRg基を含有し、その1つはオルト、メタ又はパラ位置の−P(=O)(R3)2基である、請求項13記載の化合物。
【請求項21】
請求項1〜20のいずれかに記載の化合物又はその薬学的に許容される塩と薬学的に許容されるビヒクルとを含有する薬剤組成物。
【請求項22】
個体における細胞増殖を阻害する方法であって、該細胞増殖を阻害するのに有効な量の請求項1〜20のいずれかに記載の化合物を前記個体に投与することを含む方法。

【公表番号】特表2011−523646(P2011−523646A)
【公表日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−510716(P2011−510716)
【出願日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際出願番号】PCT/US2009/044918
【国際公開番号】WO2009/143389
【国際公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(500430383)アリアド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】