説明

クロックスキューコントローラ及びそれを備える集積回路

【課題】クロックスキューを補償することができるコントローラを備える集積回路を提供する。
【解決手段】第1クロックマッシュに入力される第1クロックと第2クロックマッシュに入力される第2クロックとの間のスキューを調節するためのクロックスキューコントローラを備える。クロックスキューコントローラは、第1出力クロックと第2出力クロックとの間の遅延時間に対応するパルス信号を発生するパルス発生器と、パルス信号のパルス幅に対応するデジタル信号を出力するパルス幅検出器と、デジタル信号に対応する時間だけ、第1及び第2クロックのうちのいずれか一つを遅延させるクロック遅延調節器と、を備えて、クロックマッシュの間のクロックスキューを検出し、該検出されたスキューに対応する遅延時間だけクロックマッシュに供給されるクロック等の遅延時間を調節することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クロックに同期して動作する集積回路に係り、さらに詳細には、クロックスキューを補償することができるコントローラを備える集積回路に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体集積回路は、多くの電子的構成(例えば、トランジスタ、ダイオード、インバータ等)を備える。このような電子的構成は、集積回路上に大規模回路構成(例えば、ゲート、セル、メモリユニット、演算ユニット、コントローラ、デコーダ等)を形成するために互いに接続される。また、集積回路は、電子そして回路構成を互いに接続するために、メタル及び/又はポリシリコン配線などのような複数の階層(layers)を備える。
【0003】
集積回路の正確な動作のために、電子及び回路構成とも、同期化された方式で動作しなければならない。クロック信号は、電子及び回路構成を同期化させるために用いられる。一般に、クロック信号は、発振信号(oscillating signal)であり、多様な回路構成間の同期化を維持するために、極めて小さなスキュー(skew)を持たなければならない。しかしながら、2つの互いに異なる回路が同じクロックソースと接続されたとしても、クロック分配ラインが互いに異なる長さを有する場合には、互いに異なるクロックラインの長さは、クロックスキューを引き起こす。
【0004】
最近、半導体技術の発達に伴い、マイクロプロセッサの動作周波数が高速化するにつれて、クロックスキューの問題がさらに重要となっている。クロックスキューを防止するために、ほとんどの集積回路は、特別なクロック分配ネットワークを採用する。クロック分配ネットワークの一つであるマッシュタイプクロックネットワークは、クロックスキューを減少させることはできるが、電力消費が大きいから、最近では、クロックマッシュを複数に分けて配列する構造が用いられる。
【0005】
クロックマッシュを複数に分ける構造では、各々のマッシュ内でのクロックスキューは極めて小さいが、複数のクロックマッシュ間のクロックスキューが発生するという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数のクロックマッシュ間のクロックスキューを最小化することができるクロックスキューコントローラ及びそれを備える集積回路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成すべく、本発明の特徴によると、第1クロックマッシュに入力される第1クロックと第2クロックマッシュに入力される第2クロックとの間のスキューを調節するためのクロックスキューコントローラは、前記第1出力クロックと前記第2出力クロックとの間の遅延時間に対応するパルス信号を発生するパルス発生器と、前記パルス信号のパルス幅に対応するデジタル信号を出力するパルス幅検出器と、前記デジタル信号に対応する時間だけ、前記第1及び第2クロックのうちのいずれか一つを遅延させるクロック遅延調節器と、を備える。
【0008】
この実施の形態において、前記パルス発生器は、前記第2出力クロックを反転させる第1インバータと、前記第1出力クロック及び前記第1インバータによって反転された第2出力クロックを受信し、前記パルス信号を出力するロジック回路と、を備える。
【0009】
この実施の形態において、前記パルス幅検出器は、直列に接続され、前記パルス信号を遅延させる複数の第1遅延器と、前記複数の第1遅延器に各々対応し、前記パルス信号に同期して対応する第1遅延器の出力をラッチすることによって、前記デジタル信号を出力する複数の第1フリップフロップと、を備える。
【0010】
この実施の形態において、前記第1出力クロックの位相が前記第2出力クロックの位相より先に進んでいるとき、検出信号をアクティブにする位相検出器をさらに備える。
この実施の形態において、前記パルス幅検出器は、前記検出信号に同期して、前記デジタル信号を格納するレジスタ回路を備える。
【0011】
この実施の形態において、前記パルス幅検出器は、前記検出信号に同期して、前記デジタル信号を前記クロック遅延調節器に出力する出力回路をさらに備える。
この実施の形態において、前記パルス幅検出器は、前記複数の第1フリップフロップに各々対応し、前記検出信号に同期して前記対応する第1フリップフロップの出力をラッチする複数の第2フリップフロップを備える。
【0012】
この実施の形態において、前記パルス幅検出器は、前記複数の第1フリップフロップに各々対応し、前記検出信号に同期して前記対応する第1フリップフロップの出力をラッチする複数の第2フリップフロップと、前記複数の第2フリップフロップに各々対応し、前記検出信号に同期して前記対応する第2フリップフロップの出力をラッチする複数の第3フリップフロップと、を備える。
【0013】
この実施の形態において、互いに対応する前記第2及び第3フリップフロップは一対をなし、前記第2及び第3フリップフロップ対にそれぞれ対応し、対応する第2フリップフロップの出力と対応する第3フリップフロップの出力とが同じであるか否かを比較し、比較信号を出力する複数の比較器と、前記複数の比較器に各々対応し、前記検出信号に同期して前記対応する比較器の出力をラッチする複数の第4フリップフロップと、を備える。
この実施の形態において、前記クロック遅延調節器は、前記デジタル信号に対応する時間だけ前記第1クロックを遅延させる。
【0014】
この実施の形態において、前記クロック遅延調節器は、前記複数の第4フリップフロップから出力される信号に対応する複数の選択信号を出力する選択信号発生器と、直列に接続され、基準クロックを遅延させる複数の第2遅延器と、前記基準クロック及び前記第2遅延器のそれぞれの出力を受信し、前記複数の選択信号に応答して、前記基準クロック及び前記第2遅延器のそれぞれの出力のうち、いずれか一つを前記第1クロックとして出力するクロック遅延選択器と、を備える。
この実施の形態において、前記第2遅延器のそれぞれの遅延時間は、前記第1遅延器のそれぞれの遅延時間に対応する。
【0015】
この実施の形態において、前記位相検出器は、電源電圧と第1ノードとの間に接続され、前記第1出力クロックによって制御されるPMOSトランジスタと、前記第2出力クロックを反転させる第2インバータと、前記第1ノードと第2ノードとの間に接続され、前記インバータの出力によって制御される第1NMOSトランジスタと、前記第2ノードと接地電圧との間に接続され、前記第1出力クロックによって制御される第2NMOSトランジスタと、前記インバータの出力を遅延させる遅延回路と、前記遅延回路の出力に同期して、前記第1ノードの出力の反転信号をラッチする第5フリップフロップと、前記フリップフロップの出力と前記第2出力クロックとを受信し、前記検出信号を出力するロジック回路と、を備える。
【0016】
また、本発明の他の特徴による集積回路は、第1クロックを受信する第1クロックマッシュと、第2クロックを受信する第2クロックマッシュと、前記第1クロックマッシュから出力される第1出力クロックと前記第2クロックマッシュから出力される第2出力クロックとの間の遅延時間に対応するパルス信号を発生するパルス発生器と、前記パルス信号のパルス幅に対応するデジタル信号を出力するパルス幅検出器と、前記デジタル信号に対応する時間だけ、前記第1及び第2クロックのうち、いずれか一つを遅延させるクロック遅延調節器と、を備える。
【0017】
この実施の形態において、前記パルス発生器は、前記第2出力クロックを反転させる第1インバータと、前記第1出力クロック及び前記第1インバータによって反転された第2出力クロックを受信し、前記パルス信号を出力するロジック回路と、を備える。
この実施の形態において、前記パルス幅検出器は、直列に接続され、前記パルス信号を遅延させる複数の第1遅延器と、前記複数の第1遅延器に各々対応し、前記パルス信号に同期して対応する第1遅延器の出力をラッチすることによって、前記デジタル信号を出力する複数の第1フリップフロップと、を備える。
【0018】
この実施の形態において、前記第1出力クロックの位相が前記第2出力クロックの位相より先に進んでいるとき、検出信号をアクティブにする位相検出器をさらに備える。
この実施の形態において、前記パルス幅検出器は、前記検出信号に同期して、前記デジタル信号を前記クロック遅延調節器に出力する出力回路をさらに備える。
【0019】
また、本発明のさらに他の集積回路は、第1クロックを受信する第1クロックマッシュと、第2クロックを受信する第2クロックマッシュと、前記第1クロックマッシュから出力される第1出力クロックと前記第2クロックマッシュから出力される第2出力クロックとの間の遅延時間に対応するデジタル信号を出力する遅延検出器と、前記デジタル信号に対応する時間だけ、前記第1及び第2クロックのうち、いずれか一つを遅延させるクロック遅延調節器と、を備える。
【0020】
この実施の形態において、前記遅延検出器は、前記第1出力クロックを受信し、直列に接続した複数の第1遅延器と、前記第2出力クロックを受信し、各々が前記第1遅延器に対応して直列に接続した複数の第2遅延器と、互いに対応する前記第1及び第2遅延器に各々対応し、対応する第1及び第2遅延器の出力を受信して遅延信号を出力する複数のロジックゲートと、前記ロジックゲートに各々対応し、前記第2出力クロックに応答して対応するロジックゲートから入力される信号をラッチする複数のフリップフロップと、を備える。
【0021】
本発明の他の特徴による集積回路は、第1クロックを受信する第1クロックマッシュと、第2クロックを受信する第2クロックマッシュと、前記第1クロックマッシュから出力される第1出力クロックと前記第2クロックマッシュから出力される第2出力クロックとを受信し、前記第1出力クロックが前記第2出力クロックより先に進んでいるとき、前記第1及び第2出力クロック間の遅延時間に対応する第1遅延調節信号を出力し、そして前記第2出力クロックが前記第1出力クロックより先に進んでいるとき、前記第1及び第2出力クロック間の遅延時間に対応する第2遅延調節信号を出力するスキュー検出器と、前記第1遅延調節信号に対応する時間だけ前記第1クロックを遅延させる第1クロック遅延調節器と、前記第2遅延調節信号に対応する時間だけ前記第2クロックを遅延させる第2クロック遅延調節器と、を備える。
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、複数のクロックマッシュ間のクロックスキューを検出し、該検出されたスキューに対応する遅延時間だけ、クロックマッシュに供給されるクロックの遅延時間を調節することができる。したがって、複数のクロックマッシュ間のクロックスキューを最小化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施の形態による集積回路の構成を示す図である。
図1に示すように、集積回路100は、遅延調節器110、クロック駆動器120、150、及びスキュー検出器140で構成されたクロックスキューコントローラとクロックマッシュ130、160とを備える。
【0024】
遅延調節器110は、スキュー検出器140から入力される遅延調節信号DLY_T[2:0]に応答して、基準クロックCLKの遅延を調節した後にクロックCLKA1を出力する。クロック駆動器120は、遅延調節器110からクロックCLKA1を受信し、クロックマッシュ130に第1クロックCLK1を提供する。クロック駆動器150は、基準クロックCLKを受信し、クロックマッシュ160に第2クロックCLK2を提供する。例えば、クロックマッシュ130は、周辺回路にクロックCLK1を供給するためのクロックネットワークであり、クロックマッシュ160は、プロセッサにクロックCLK2を供給するためのクロックネットワークである。スキュー検出器140は、クロックマッシュ130、160からそれぞれ出力される第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2間のスキューを検出し、該検出されたスキューに対応する遅延調節信号DLY_T[2:0]を出力する。
【0025】
このような構成を有する集積回路100は、クロックマッシュ130、160から出力される第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2間のスキューに対応する遅延調節信号DLY_T[2:0]に応じて、クロックマッシュ130に供給されるクロック信号CLKA1の遅延時間を調節する。したがって、クロックマッシュ130、160間のスキューを最小化することができる。
【0026】
図2は、図1に示すスキュー検出器140の具体的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、スキュー検出器140は、パルス発生器210、先頭信号検出器220、遅延チェーン230、パルス幅検出器240、サイクリックレジスタ250、及び遅延調節信号発生器260を備える。
【0027】
パルス発生器210は、クロックマッシュ130から出力される第1出力クロックCLKOUT1とクロックマッシュ160から出力される第2出力クロックCLKOUT2とを受信し、第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2間の遅延時間に対応するパルス信号P_DLYを発生する。
【0028】
遅延チェーン230は、パルス発生器210からのパルス信号P_DLYを受信し、パルス信号DLYを所定時間ずつ遅延させて、複数の遅延信号D[2:0]を出力する。パルス幅検出器240は、複数の遅延信号D[2:0]を受信し、パルス信号P_DLYに同期して第1信号DA[2:0]を出力する。第1信号DA[2:0]は、パルス信号P_DLYのパルス幅に対応するデジタル信号である。
【0029】
先頭信号検出器220は、クロックマッシュ130から出力される第1出力クロックCLKOUT1がクロックマッシュ160から出力される第2出力クロックCLKOUT2より先に進んでいるか否かを検出し、検出信号E_DETを出力する。第1出力クロックCLKOUT1が第2出力クロックCLKOUT2より先に進んでいるときに検出信号E_DETがアクティブになる。
【0030】
サイクリックレジスタ250は、検出信号E_DETに同期して第1信号DA[2:0]を1クロックサイクルの間にラッチした第2信号DB[2:0]、及び第2信号DB[2:0]を1クロックサイクルの間にラッチした第3信号DC[2:0]を出力する。
遅延制御信号発生器260は、第2信号DB[2:0]及び第3信号DC[2:0]を受信し、検出信号E_DETに同期して遅延制御信号DLY_T[2:0]を出力する。
【0031】
このような構成を有するスキュー検出器140は、第1出力クロックCLKOUT1が第2出力クロックCLKOUT2より先に進んでいるときに、第1出力クロックCLKOUT1と第2出力クロックCLKOUT2との間の遅延時間に対応するデジタル信号である遅延制御信号DLY_T[2:0]を出力する。特に、サイクリックレジスタ250及び遅延制御信号発生器260は、検出信号E_DETに同期して動作するので、第1出力クロックCLKOUT1が第2出力クロックCLKOUT2より先に進んでいないと、サイクリックレジスタ250及び遅延制御信号発生器260からいかなる出力もない。したがって、スキュー検出器140の誤動作を最小化することができる。
【0032】
図3は、図2に示す先頭信号検出器220の具体的な構成を示す図である。
図3に示すように、先頭信号検出器220は、PMOSトランジスタ221、NMOSトランジスタ223、224、インバータ222、225、遅延器226、Dフリップフロップ227、及びANDゲート228を備える。PMOSトランジスタ221とNMOSトランジスタ223、224とは、電源電圧と接地電圧との間に直列に順次接続される。PMOSトランジスタ221とNMOSトランジスタ224とのゲートは、第1出力クロックCLKOUT1に接続される。インバータ222は、第2出力クロックCLKOUT2を反転させる。NMOSトランジスタ223は、インバータ222の出力によって制御される。
【0033】
インバータ225は、PMOSトランジスタ221とNMOSトランジスタ223との接続ノードの信号を反転させる。遅延器226は、直列に接続したインバータIV1−IV4で構成され、インバータ222の出力を所定時間遅延させる。Dフリップフロップ227は、インバータ222及び遅延器226によって反転及び遅延された第2出力クロックCLKOUT2に同期して、インバータ225の出力をラッチする。ANDゲート228は、Dフリップフロップ227の出力と第2出力クロックCLKOUT2とを受信し、検出信号E−DETを出力する。
先頭信号検出器220の具体的な動作は、詳細に後述する。
【0034】
図4〜図5は、図2に示すスキュー検出器140の構成を分けて具体的に示す図である。
まず、図4に示すように、パルス発生器210は、インバータ211とANDゲート212とを備える。インバータ211は、第2出力クロックCLKOUT2を反転させる。ANDゲート212は、第1出力クロックCLKOUT1とインバータ211とによって反転された第2出力出力クロックCLKOUT2の遅延時間に対応するパルス信号P_DLYを出力する。
【0035】
遅延チェーン230は、直列に接続した遅延器231〜233を備える。遅延器231は、パルス信号P_DLYを受信する。遅延器231〜233のそれぞれは、入力された信号を所定時間の間に遅延させて遅延信号D[2:0]を出力する。
パルス幅検出器240は、遅延器231〜233にそれぞれ対応するDフリップフロップ241〜243を備える。Dフリップフロップ241〜243は、対応する遅延器231〜233からの遅延信号D[02:0]を受信し、パルス信号P_DLYに応答して、第1信号DA[2:0]を出力する。
【0036】
サイクリックレジスタ250は、Dフリップフロップ251〜256を備える。Dフリップフロップ251〜253は、Dフリップフロップ241〜243から出力される第1信号DA[2:0]のうち、対応する信号をそれぞれ受信し、検出信号E_DETに同期して第2信号DB[2:0]を出力する。Dフリップフロップ254〜256は、Dフリップフロップ251〜253から出力される第2信号DB[2:0]のうち、対応する信号をそれぞれ受信し、検出信号E_DETに同期して第3信号DC[2:0]を出力する。Dフリップフロップ251〜256から出力される第2信号DB[2:0]及び第3信号DC[2:0]は、遅延制御信号発生器260に入力される。
【0037】
図5は、図2に示す遅延制御信号発生器260の具体的な構成を示す図である。
図5に示すように、遅延制御信号発生器260は、比較器261〜263、ANDゲート264〜266、及びDフリップフロップ267〜269を備える。比較器261は、互いに対応する一対のDフリップフロップ251、254の第1及び第2信号DB[0]、DC[0]が一致するか否かを比較する。比較器262は、互いに対応する一対のDフリップフロップ252、255の第1及び第2信号DB[1]、DC[1]が一致するか否かを比較する。比較器263は、互いに対応する一対のDフリップフロップ253、256の第1及び第2信号DB[2]、DC[2]が一致するか否かを比較する。
【0038】
ANDゲート264〜266は、比較器261〜263のうち、対応する比較器の出力と検出信号E_DETとを受信する。Dフリップフロップ267〜269は、ANDゲート264〜266のうち、対応するANDゲートの出力に同期して第3信号DC[2:0]を遅延制御信号DLY_T[2:0]として出力する。
【0039】
次に、図7に示すタイミング図を参照して、図3〜図5に示すスキュー検出器の動作を説明する。図7は、第1出力クロックCLKOUT1と第2出力クロックCLKOUT2との間の遅延時間に応じて、第1クロックマッシュ130に提供されるクロックCLKA1の位相が調節されることを示すタイミング図である。
【0040】
図7に示すように、第1出力クロックCLKOUT1が第2出力クロックCLKOUT2より先に進んでいる場合に、図4に示すパルス発生器210は、パルス信号P_DLYを出力する。例えば、図4に示す遅延器231〜233のそれぞれの遅延時間が30psである場合に、パルス信号P_DLYのパルス幅が30ps〜60psの間であると、遅延器231〜233から出力される遅延信号D[0]、D[1]、D[2]は、「1」、「0」、「0」である。パルス信号P_DLYのパルス幅が60ps〜90psの間であると、遅延器231〜233から出力される遅延信号D[0]、D[1]、D[2]は、「1」、「1」、「0」である。パルス信号P_DLYのパルス幅が90ps〜120psの間であると、遅延器231〜233から出力される遅延信号D[0]、D[1]、D[2]は、「1」、「1」、「1」である。但し、パルス信号P_DLYの最大パルス幅は、120psである。Dフリップフロップ241〜243は、パルス信号P_DLYに同期して第1信号DA[2:0]を出力する。
【0041】
図4及び図7に示すように、第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2が全てロウレベルであると、インバータ225の出力はロウレベルである。第1出力クロックCLKOUT1が第2出力クロックCLKOUT2より先に進んでいるから、第1出力クロックCLKOUT1がハイレバルであり、第2出力クロックCLKOUT2がロウレベルであると、インバータ225の出力は、ハイレバルに遷移する。したがって、遅延器226の出力がハイに遷移する時点で、Dフリップフロップ227がハイレバルの信号を出力する。第2出力クロックCLKOUT2がハイレバルに遷移するときに検出信号E_DETは、ハイレバルに遷移する。
【0042】
万一、第2出力クロックCLKOUT2が第1出力クロックCLKOUT1より先に進んでいると、第1出力クロックCLKOUT1がロウレベルであり、第2出力クロックCLKOUT2がハイレバルであると、検出信号E_DETは、ロウレベルに維持される。すなわち、検出信号E_DETは、第1出力クロックCLKOUT1が第2出力クロックCLKOUT2より先に進んでいる場合にのみハイレバルに遷移できる。
【0043】
図4を再度参照すると、検出信号E_DETに同期して、Dフリップフロップ251〜253は第2信号DB[2:0]を出力し、検出信号E_DETに同期して、Dフリップフロップ254〜256は第3信号DC[2:0]を出力する。万一、第2出力クロックCLKOUT2が第1出力クロックCLKOUT1より先に進んで検出信号E_DETがロウレベルに維持されると、Dフリップフロップ251〜256は動作しない。
【0044】
図5に示すように、遅延制御信号発生器260は、Dフリップフロップ251〜253から出力される第2信号DB[2:0]とDフリップフロップ254〜256から出力される第3信号DC[2:0]とが一致するとき、検出信号E_DETに同期して遅延制御信号DLY_T[2:0]を出力する。すなわち、パルス信号P_DLYのパルス幅が2サイクルの間に同じである場合にのみ、遅延制御信号DLY_T[2:0]が出力される。これは、クロックマッシュ130、160から出力される第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2間に発生する瞬間的なスキューによってクロック信号CLKA1を遅延させるエラーを防止するためである。サイクリックレジスタ250の遅延時間は、2サイクルに限定されずに多様に変更できる。
【0045】
図4に示すパルス幅検出器240で1サイクル、そしてサイクリックレジスタ250で2サイクルが遅延されるので、図7に示すように、第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2が出力されてから、3サイクル以後にクロック信号CLKA1の位相が調節される。
【0046】
図6は、図1に示す遅延調節器110の具体的な構成を示す図である。
図6に示すように、遅延調節器110は、インバータ601〜603、621、ANDゲート611〜614、遅延器622〜624、及び出力回路630〜660を備える。インバータ601〜603は、スキュー検出器140から出力される遅延制御信号DLY_T[2:0]をそれぞれ受信する。ANDゲート611〜614は、遅延制御信号DLY_T[2:0]が「000」、「001」、「011」及び「111」であるとき、それぞれハイレバルの信号を出力するように構成される。
【0047】
インバータ621は、基準クロックCLKを反転させる。遅延器622〜624は、直列に接続される。遅延器622は、インバータ621の出力を受信する。
出力回路630〜660は、インバータ621の出力と遅延器622〜624の出力とをそれぞれ受信する。出力回路630〜660のそれぞれは、インバータとトランスミッションゲートとを備える。出力回路630〜660のそれぞれは、対応するANDゲートの出力がハイレバルであるとき、インバータ621の出力と遅延器622〜624の出力とをクロック信号CLKA1として出力する。
【0048】
遅延器622〜624のそれぞれの遅延時間は、図4に示す遅延器231〜233の遅延時間に対応する。例えば、遅延制御信号DLY_T[2:0]が「000」であると、パルス信号P_DLYのパルス幅が30ps以下であるので、クロックスキューを補償する必要はない。この場合に、出力回路630は、クロック信号CLKがインバータ621によって反転されたクロック信号CLKA1を出力する。
【0049】
例えば、遅延制御信号DLY_T[2:0]が「001」であると、パルス信号P_DLYのパルス幅が30psから60psの間であるので、クロックスキューを補償しなければならない。この場合に、ANDゲート612は、ハイレバルの信号を出力し、出力回路630は、クロック信号CLKが遅延器622によって遅延されたクロック信号CLKA1を出力する。遅延器622の遅延時間は、第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2間の遅延時間30ps〜60psを補償するための時間に設定されなければならない。また、図4に示す遅延チェーン230内の遅延器231〜233の数と遅延調節器110内の遅延器622〜624の数とは、対応するように構成される。
【0050】
このような本発明によると、クロックマッシュ130から出力される第1出力クロックCLKOUT1がクロックマッシュ160から出力される第2出力クロックCLKOUT2より先に進むスキューが発生すると、クロックマッシュ130に供給されるクロックCLKA1の遅延時間を調節することにより、スキューを補償することができる。
【0051】
図8は、図2に示すパルス発生器210、遅延チェーン230、及びパルス幅検出器240の他の実施の形態を示す図である。
図8に示す遅延検出器830は、図2に示すパルス発生器210及び遅延チェーン230に対応し、ラッチ回路840は、図2に示すパルス幅検出器9240に対応する。
【0052】
遅延検出器830は、遅延器831〜836、排他的論理和ゲート837〜839を備える。遅延器831〜833は、直列に接続される。遅延器831は、第1出力クロックCLKOUT1を受信する。遅延器834〜836は、直列に接続される。遅延器834は、第2出力クロックCLKOUT2を受信する。排他的論理和ゲート837は、遅延器831、834の出力を受信し、遅延信号D[0]を出力する。排他的論理和ゲート838は、遅延器832、835の出力を受信し、遅延信号D[1]を出力する。排他的論理和ゲート838は、遅延器833、836の出力を受信し、遅延信号D[2]を出力する。
【0053】
ラッチ回路840は、Dフリップフロップ841〜843を備える。Dフリップフロップ841〜843のそれぞれは、第2出力クロックCLKOUT2に同期して、排他的論理和ゲート837〜839の出力をラッチし、第1信号DA[2:0]を出力する。
このような遅延検出器830及びラッチ回路840によると、第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2の遅延時間に対応するデジタル信号である第1信号DA[2:0]が出力される。
【0054】
図9は、本発明の他の実施の形態による集積回路を示す図である。
図9に示すように、集積回路900は、遅延調節器910、950、クロック駆動器920、960、及びスキュー検出器940で構成されたクロックスキューコントローラとクロックマッシュ930、970とを備える。
【0055】
スキュー検出器940は、クロックマッシュ930から出力される第1出力クロックCLKOUT1がクロックマッシュ970から出力される第2出力クロックCLKOUT2より先に進んでいると、第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2間の遅延に対応する第1遅延調節信号DLY_T1[2:0]を出力し、第2出力クロックCLKOUT2が第1出力クロックCLKOUT1より先に進んでいると、第1及び第2出力クロックCLKOUT1、CLKOUT2間の遅延に対応する第2遅延調節信号DLY_T2[2:0]を出力する。スキュー検出器940は、第1遅延調節信号DLY_T1[2:0]だけでなく、第2遅延調節信号DLY_T2[2:0]を出力するための構成を備える。
【0056】
遅延調節器910は、第1遅延調節信号DLY_T1[2:0]に応答して、クロック信号CLKA1の遅延を調節する。遅延調節器950は、第2遅延調節信号DLY_T2[2:0]に応答して、クロック信号CLKA2の遅延を調節する。
【0057】
上述した本発明の好ましい実施の形態は、例示の目的のために開示されたものであり、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形、及び変更が可能であり、このような置換、変更などは、特許請求の範囲に属するものである。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の好ましい実施の形態による集積回路の構成を示す図である。
【図2】図1に示すスキュー検出器の具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す先頭信号検出器の具体的な構成を示す図である。
【図4】図2に示すスキュー検出器の構成を具体的に示す図である。
【図5】図2に示すスキュー検出器の構成を具体的に示す図である。
【図6】図1に示す遅延調節器の具体的な構成を示す図である。
【図7】第1出力クロックと第2出力クロックとの間の遅延時間に応じて第1クロックマッシュに提供されるクロックの位相が調節されることを示すタイミング図である。
【図8】図2に示すパルス発生器、遅延チェーン、及びパルス幅検出器の他の実施の形態を示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態による集積回路を示す図である。
【符号の説明】
【0059】
100 集積回路
110 遅延調節器
120、150 クロック駆動器
130、160 クロックマッシュ
140 スキュー検出器
210 パルス発生器
220 先頭信号検出器
230 遅延チェーン
240 パルス幅検出器
250 サイクリックレジスタ
260 遅延制御信号発生器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1クロックマッシュに入力される第1クロックと第2クロックマッシュに入力される第2クロックとの間のスキューを調節するためのクロックスキューコントローラであって、
前記第1クロックマッシュから出力される第1出力クロックと前記第2クロックマッシュから出力される第2出力クロックとの間の遅延時間に対応するパルス信号を発生するパルス発生器と、
前記パルス信号のパルス幅に対応するデジタル信号を出力するパルス幅検出器と、
前記デジタル信号に対応する時間だけ、前記第1及び第2クロックのうちのいずれか一つを遅延させるクロック遅延調節器と、を備えることを特徴とするクロックスキューコントローラ。
【請求項2】
前記パルス発生器は、
前記第2出力クロックを反転させる第1インバータと、
前記第1出力クロック及び前記第1インバータによって反転された第2出力クロックを受信し、前記パルス信号を出力するロジック回路と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項3】
前記パルス幅検出器は、
直列に接続され、前記パルス信号を遅延させる複数の第1遅延器と、
前記複数の第1遅延器に各々対応し、前記パルス信号に同期して対応する第1遅延器の出力をラッチすることによって、前記デジタル信号を出力する複数の第1フリップフロップと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項4】
前記第1出力クロックの位相が前記第2出力クロックの位相より先に進んでいるとき、検出信号をアクティブにする位相検出器をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項5】
前記パルス幅検出器は、
前記検出信号に同期して、前記デジタル信号を格納するレジスタ回路を備えることを特徴とする請求項4に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項6】
前記パルス幅検出器は、
前記検出信号に同期して、前記デジタル信号を前記クロック遅延調節器に出力する出力回路をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項7】
前記パルス幅検出器は、
前記複数の第1フリップフロップに各々対応し、前記検出信号に同期して前記対応する第1フリップフロップの出力をラッチする複数の第2フリップフロップをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項8】
前記パルス幅検出器は、
前記複数の第1フリップフロップに各々対応し、前記検出信号に同期して前記対応する第1フリップフロップの出力をラッチする複数の第2フリップフロップと、
前記複数の第2フリップフロップに各々対応し、前記検出信号に同期して前記対応する第2フリップフロップの出力をラッチする複数の第3フリップフロップと、を備えることを特徴とする請求項4に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項9】
互いに対応する前記第2及び第3フリップフロップは一対をなし、
前記第2及び第3フリップフロップ対にそれぞれ対応し、対応する第2フリップフロップの出力と対応する第3フリップフロップの出力とが同じであるか否かを比較し、比較信号を出力する複数の比較器と、
前記複数の比較器に各々対応し、前記検出信号に同期して前記対応する比較器の出力をラッチする複数の第4フリップフロップと、をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項10】
前記クロック遅延調節器は、前記デジタル信号に対応する時間だけ前記第1クロックを遅延させることを特徴とする請求項9に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項11】
前記クロック遅延調節器は、
複数の第4フリップフロップから出力される信号に対応する複数の選択信号を出力する選択信号発生器と、
直列に接続され、基準クロックを遅延させる複数の第2遅延器と、
前記基準クロック及び前記第2遅延器のそれぞれの出力を受信し、前記複数の選択信号に応答して、前記基準クロック及び前記第2遅延器のそれぞれの出力のうち、いずれか一つを前記第1クロックとして出力するクロック遅延選択器と、を備えることを特徴とする請求項10に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項12】
前記第2遅延器のそれぞれの遅延時間は、前記第1遅延器のそれぞれの遅延時間に対応することを特徴とする請求項10に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項13】
前記位相検出器は、
電源電圧と第1ノードとの間に接続され、前記第1出力クロックによって制御されるPMOSトランジスタと、
前記第2出力クロックを反転させる第2インバータと、
前記第1ノードと第2ノードとの間に接続され、前記第2インバータの出力によって制御される第1NMOSトランジスタと、
前記第2ノードと接地電圧との間に接続され、前記第1出力クロックによって制御される第2NMOSトランジスタと、
前記第2インバータの出力を遅延させる遅延回路と、
前記遅延回路の出力に同期して、前記第1ノードの出力の反転信号をラッチするフリップフロップと、
前記フリップフロップの出力と前記第2出力クロックとを受信し、前記検出信号を出力するロジック回路と、を備えることを特徴とする請求項4に記載のクロックスキューコントローラ。
【請求項14】
第1クロックを受信する第1クロックマッシュと、
第2クロックを受信する第2クロックマッシュと、
前記第1クロックマッシュから出力される第1出力クロックと前記第2クロックマッシュから出力される第2出力クロックとの間の遅延時間に対応するパルス信号を発生するパルス発生器と、
前記パルス信号のパルス幅に対応するデジタル信号を出力するパルス幅検出器と、
前記デジタル信号に対応する時間だけ、前記第1及び第2クロックのうち、いずれか一つを遅延させるクロック遅延調節器と、を備えることを特徴とする集積回路。
【請求項15】
前記パルス発生器は、
前記第2出力クロックを反転させる第1インバータと、
前記第1出力クロック及び前記第1インバータによって反転された第2出力クロックを受信し、前記パルス信号を出力するロジック回路と、を備えることを特徴とする請求項14に記載の集積回路。
【請求項16】
前記パルス幅検出器は、
直列に接続され、前記パルス信号を遅延させる複数の第1遅延器と、
前記複数の第1遅延器に各々対応し、前記パルス信号に同期して対応する第1遅延器の出力をラッチすることによって、前記デジタル信号を出力する複数の第1フリップフロップと、を備えることを特徴とする請求項14に記載の集積回路。
【請求項17】
前記第1出力クロックの位相が前記第2出力クロックの位相より先に進んでいるとき、検出信号をアクティブにする位相検出器をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の集積回路。
【請求項18】
前記パルス幅検出器は、
前記検出信号に同期して、前記デジタル信号を前記クロック遅延調節器に出力する出力回路をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の集積回路。
【請求項19】
第1クロックを受信する第1クロックマッシュと、
第2クロックを受信する第2クロックマッシュと、
前記第1クロックマッシュから出力される第1出力クロックと前記第2クロックマッシュから出力される第2出力クロックとの間の遅延時間に対応するデジタル信号を出力する遅延検出器と、
前記デジタル信号に対応する時間だけ、前記第1及び第2クロックのうち、いずれか一つを遅延させるクロック遅延調節器と、を備えることを特徴とする集積回路。
【請求項20】
前記遅延検出器は、
前記第1出力クロックを受信し、直列に接続した複数の第1遅延器と、
前記第2出力クロックを受信し、各々が前記第1遅延器に対応して直列に接続した複数の第2遅延器と、
互いに対応する前記第1及び第2遅延器に各々対応し、対応する第1及び第2遅延器の出力を受信して遅延信号を出力する複数のロジックゲートと、
前記ロジックゲートに各々対応し、前記第2出力クロックに応答して対応するロジックゲートから入力される信号をラッチする複数のフリップフロップと、を備えることを特徴とする請求項19に記載の集積回路。
【請求項21】
第1クロックを受信する第1クロックマッシュと、
第2クロックを受信する第2クロックマッシュと、
前記第1クロックマッシュから出力される第1出力クロックと前記第2クロックマッシュから出力される第2出力クロックとを受信し、前記第1出力クロックが前記第2出力クロックより先に進んでいるとき、前記第1及び第2出力クロック間の遅延時間に対応する第1遅延調節信号を出力し、そして前記第2出力クロックが前記第1出力クロックより先に進んでいるとき、前記第1及び第2出力クロック間の遅延時間に対応する第2遅延調節信号を出力するスキュー検出器と、
前記第1遅延調節信号に対応する時間だけ前記第1クロックを遅延させる第1クロック遅延調節器と、
前記第2遅延調節信号に対応する時間だけ前記第2クロックを遅延させる第2クロック遅延調節器と、を備えることを特徴とする集積回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−211799(P2008−211799A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−44740(P2008−44740)
【出願日】平成20年2月26日(2008.2.26)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】